2020年11⽉期第2四半期決算説明資料 -...

2020年7⽉15⽇

株式会社ノダ

証券コード 7879

2020年11⽉期第2四半期

決算説明資料

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⽬次


2

•グループの状況•2020年11⽉期通期

–連結業績予想及び配当予想の取り下げ

•2020年11⽉期第2四半期–連結業績概況–セグメント別業績概況

•下期の取り組み


3

グループの状況


4グループの会社概要（2020年5⽉末現在）

営業拠点50ヶ所

国内 4ヶ所海外 2ヶ所

マレーシアサンヤン社

インドネシア

スラインダー社

ショールーム7ヶ所

⽣産拠点6ヶ所


5グループの事業系統図

得

意

先

《連結⼦会社》㈱ナフィックス

《連結⼦会社》アドン㈱

《連結⼦会社》スラインダー社（インドネシア）

〈持分法適⽤関連会社〉サンヤン社（マレーシア）

《連結⼦会社》アイピーエムサービス㈱《連結⼦会社》

⽯巻合板⼯業㈱

建材製品

加⼯委託

建材製品

建材製品

建材製品

建材製品

繊維板製品、住宅⼯法製品

南洋材合板

針葉樹合板

外注加⼯

合板

合板

住宅関連⼯事

住宅建材事業

合板事業

㈱ノダ︵当社︶

グループの事業分野（住宅建材事業）


6

（⽣産拠点）㈱ノダ清⽔⼯場、アドン㈱

（静岡県静岡市）㈱ノダ富⼠川⼯場（静岡県富⼠市）

スラインダー社（インドネシア）

建材製品

住宅⼯法製品繊維板製品

グループの事業分野（合板事業）


7

（⽣産拠点）㈱ノダ富⼠川⼯場（静岡県富⼠市）

⽯巻合板⼯業㈱（宮城県⽯巻市）

サンヤン社（マレーシア）

国産針葉樹合板構造⽤ヒノキハイブリッド

オールヒノキ（無節）

輸⼊南洋材合板

構造⽤針葉樹合板

単板積層材（LVL）

塗装型枠⽤合板ラワン構造⽤合板


8

連結業績予想及び配当予想の取り下げ

2020年11⽉期通期

連結業績予想・配当予想の取り下げ理由


9

今年に⼊り新型コロナウイルスの感染拡⼤により、経済活動が停滞通期連結業績予想の前提とした事業環境から激変する⾒込み更に、現時点では新型コロナウイルス収束が⾒えず、先⾏きは「著し

く不確実な状況」と判断

1⽉15⽇に公表した通期連結業績予想・期末配当予想を⼀旦取り下げて未定とさせていただきます

⾒通しが可能となった段階であらためて公表いたします

消費増税による住宅需要の反動減は想定の範囲内

700

750

800

850

900

950

1,000

1,050

2016年度 2017年度 2018年度 2019年度 2020年度

（千⼾）新設住宅着⼯季調値

市場環境認識（新設住宅着⼯⼾数）


10

• 4⽉の緊急事態宣⾔発令もあって、住宅展⽰場等の集客⾃粛により持家を中⼼とする着⼯に向けた活動が停滞

• 今後、新型コロナウイルスの影響が顕在化すると予想される

資料）国⼟交通省「住宅着⼯統計」

※各年度の期間は、12⽉〜11⽉の12ヶ⽉間を⽰す

減少幅は予測困難

期初予想850千⼾を下回る状況

コロナ禍⼤幅減少

活動⾃粛による当社グループへの影響


11

6ヶ⽉間〜8ヶ⽉半の時間を要する

お施主様との打ち合わせ契約・申請着⼯

準備・⼯事竣⼯、引渡し

2〜3ヶ⽉ 1〜1ヶ⽉半 3〜4ヶ⽉

建築⼯事届の受理件数をもとに、「新設住宅着⼯⼾数」として国交省より公表

6⽉から経済活動が再開しても、当社製品の納材開始は半年先となる・・・

新型コロナ感染拡⼤により停滞(4〜5⽉)

4〜5⽉に活動停滞した影響が、第3Qから新築着⼯で顕在化する

リフォームは、4⽉前から既に需要減退・・・

市場環境認識（合板相場）


12

合板出荷量が新設住宅着⼯⼾数に影響されるため、合板相場も予想できない状況

400

500

600

700

800

900

1,000

1,100

1,200

1,300

800

900

1,000

1,100

1,200

1,300

1,400

1,500

2016年度 2017年度 2018年度 2019年度 2020年度

⼾数（千⼾）合板相場（円）輸⼊12㎜ｺﾝｸﾘｰﾄ型枠⽤合板 12㎜構造⽤針葉樹合板新設住宅着⼯季調値

下落幅は予測困難

資料）⽇本経済新聞社「主要相場」、国⼟交通省「住宅着⼯統計」

16円

22.5円25円 25円

2016年度 2017年度 2018年度 2019年度 2020年度

配当⾦の推移（直近5年間）


13

•中間配当期初予想通り1株当たり12.5円•期末配当未定（期初予想12.5円を取り下げ）

年間配当⾦

期末8.5円

中間7.5円

期末12.5円

中間10円

期末12.5円

中間12.5円中間

12.5円

期末12.5円

中間12.5円

11.4％ 12.3％ 12.7％ 17.5％(連結配当性向)

期末「未定」

「未定」


14

連結業績概況2020年11⽉期

第2四半期

2Q累計連結業績ハイライト（総括）


15

減収減益（⾦額単位︓百万円）前期実績当期実績前年同期⽐

売上⾼ 32,992 31,144 ▲1,847 （▲5.6％）

営業利益 1,572 1,425 ▲147（▲9.4％）

経常利益 1,610 1,465 ▲145（▲9.0％）

親会社株主に帰属する

四半期純利益 948 807 ▲140（▲14.9％）

2Q累計「減収減益」の主な要因


16

売上⾼・利益ともに前年同期を下回ったが、新型コロナウイルスの影響は2Qまでは限定的であり、概ね期初の予想通りとなった

〈減収要因〉• 消費増税後の需要反動減

• 新型コロナウイルスの影響⽔回り機器の供給トラブル

→ リフォーム⼯事の停滞販売先の流通在庫縮減

〈減益要因〉• 売上⾼の減少売上原価率はほぼ横ばい

• 活動⾃粛による固定費減少出張旅費や交際費、販促費

などが減少したが、売上減少の影響が⼤きく、減益となった

住宅業界の動向（新型コロナウイルス）業界動向政府(都道府県)の対応

1⽉ • 中国武漢で原因不明の肺炎発⽣• ⽇本の厚労省が注意喚起を図る

2⽉ • ⽔回り機器メーカーを中⼼に供給トラブル発⽣(受注停⽌)• ⾸都圏の住宅展⽰場でイベント休⽌

• イベントなどの⾃粛要請• 全国の⼩中⾼校に休校要請

3⽉ • マレーシアが外出禁⽌令(サラワクの合板・MDF⼯場は稼働)下旬にかけて国内で輸⼊合板の⼿当てが進む

• 国内合板メーカーが減産発表• 北⽶製材⼯場が相次ぎ減産• 欧州でコンテナ不⾜が台頭(ラミナや集成材に影響)• ニュージーランドが外出禁⽌令(MDF⼯場も1ヶ⽉稼働停⽌)

⽇本のMDFメーカー等で代替需要が増加• 建材業界でも感染者が⽬⽴ち始める

• 東京五輪・パラリンピック延期決定

4⽉ • ⼤⼿のゼネコン・ハウスメーカーなど、7都道府県の事業所閉鎖• インドネシア⾸都ジャカルタで14⽇間の社会制限• ゼネコンで感染者が相次ぎ現場⼯事が停⽌• プレカット⼯場で⼯務店向け加⼯の順延が⽬⽴ち始める• ニュージーランド都市閉鎖解除でMDF⼯場が稼働再開

• 7都道府県に緊急事態宣⾔• 全国緊急事態宣⾔

5⽉ • 4⽉の新設住宅着⼯が発表され、持家、貸家及び分譲住宅の減少により、全体で前年同⽉⽐12.9％の減少となる

• 8都道府県を除く県での緊急事態• 緊急事態宣⾔の全⾯解除• 各都道府県をまたぐ不要不急の

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当社グループの対応（新型コロナウイルス）


18

新型コロナウイルス感染防⽌対策を講じる⼀⽅、お客様に⼤きなご迷惑をかけることなく上期を終えることができた

社内での感染防⽌対策対外的な感染防⽌対策

⽇常•⼿洗いの徹底、マスク着⽤•オフィス内に間仕切り設置•ソーシャルディスタンスの確保働き⽅• 時差出勤、在宅勤務

(テレワーク・オンライン会議)• 国内外の出張禁⽌• イベント・会⾷は原則不参加

• ショールーム臨時休館• お客様主催展⽰会の中⽌• お客様への訪問頻度減少• オンライン会議の積極的な活⽤• ⼯場⾒学、ショールーム⾒学会の中⽌(⼜は延期)• 会合、会⾷など⾃粛


19

住宅建材事業2020年11⽉期

第2四半期

2019年11⽉期2Q累計

2020年11⽉期2Q累計

連結業績のポイント（売上⾼）


20

住宅建材事業〈要因〉前年同期⽐ ▲1,456 百万円

（▲7.0％）

•市場環境の悪化消費増税後の需要反動減

(新設住宅着⼯減)新型コロナウイルス感染症

(リフォーム⼯事停滞)•建具類の価格改定 4⽉に予定通り実施

（百万円）

19,25220,709

⼾建計201千⼾ 199 212 190

貸家200千⼾ 187 167 149

マンション他62千⼾ 58 65

58

総⼾数464千⼾

445千⼾ 445千⼾399千⼾

2017年度 2018年度 2019年度 2020年度


21新設住宅着⼯⼾数の状況（12⽉〜5⽉）

資料）国⼟交通省「住宅着⼯統計」

• 総⼾数は前年同期⽐▲10.5％（内訳︓持家▲12.2％、貸家▲10.5％、分譲⼀⼾建▲6.2％）

• 当社グループの販売に関係深い「持家＋分譲⼀⼾建」は同▲10.2％

（当期）（前期）

総⼾数前年同期⽐▲10.5％

貸家前年同期⽐▲10.5％

⼾建計前年同期⽐▲10.2％

※各年度の期間は、12⽉〜5⽉の6ヶ⽉間を⽰す

※⼾数は単位未満切り捨て

2019年11⽉期2Q累計

2020年11⽉期2Q累計

連結業績のポイント（セグメント利益）


22

1,1011,208

（百万円）住宅建材事業〈要因〉前年同期⽐ ▲106 百万円

（▲8.8％）

•販売量の減少殆どの建材製品が減少•建具類の内製化促進及び4⽉価格改定収益性はある程度改善したが、

販売減をカバーできず


23

合板事業2020年11⽉期

第2四半期

2019年11⽉期2Q累計

2020年11⽉期2Q累計

連結業績のポイント（売上⾼）


24

11,89212,283

（百万円）合板事業〈要因〉

前年同期⽐ ▲390 百万円（▲3.2％）

•市場環境の悪化による販売量の減少•販売価格は緩やかに下落(国産・輸⼊共に)

2019年11⽉期2Q累計

2020年11⽉期2Q累計

連結業績のポイント（セグメント利益）


25

1,0761,083

（百万円）合板事業〈要因〉

前年同期⽐ ▲7 百万円（▲0.7％）

•国産針葉樹合板販売量減による⽣産調整⽣産性改善によるコストダウン•輸⼊南洋材合板コストに⾒合った販売を

徹底し、収益悪化を抑制

243

267252

272252

264248

263

255

286

256

286280 254

216238 241259

241

283

258

271

253

290

252

294

263

238212

106

98

118128 141

163173

184197

183160

156133

135

143

133

141

137

140

137

129

119126

129157

175

174179

2018年度 2019年度 2020年度

（千㎥）⽣産量出荷量期末在庫量


26国産針葉樹合板⽣産・出荷・在庫推移

資料）農林⽔産省「合板統計」

（当期）

消費増税後と新型コロナウイルスの影響によって需要は急激に低迷

在庫増加に伴い相場は下落ぎみ

輸⼊合板⼊荷量（マレーシア、インドネシア）


27

今期、主要国からの合板⼊荷(供給)過剰が続いている※各年度の期間住宅着⼯︓12⽉〜5⽉の6ヶ⽉間の合計

⼊荷量︓12⽉〜11⽉の12ヶ⽉間(2020年度は12⽉〜4⽉の5ヶ⽉間)の⽉平均

資料）財務省「貿易統計」、国⼟交通省「住宅着⼯統計」

需要減退により相場は下落ぎみ


28

下期の取り組み2020年11⽉期

収益確保に向けた取り組み


29

下期のさらなる需要減退も想定し様々な施策を推進して参ります

売上⾼確保

⽣産性向上

経費削減• 固定費コントロール

• 原材料仕⼊の⾒直し• 適正在庫の促進• ⼯場無災害の推進

• 既存の抗菌製品のPR及び抗ウイルス性能を付加した製品の開発、提案

• 在宅勤務というライフスタイルの変化に合わせた製品の開発、提案

• 資本提携先のIFI社製MDFの更なる拡販

• 建具の内製化• 歩留り向上• 労働⽣産性向上

• 商材の新しいポジション獲得(リフォーム、リノベーション市場)

• 住宅以外の新たな市場の開拓• 適正価格での販売• リピーターの増加 (ファンを増やす)• Web受注システムの促進

新たな空間提案への取り組み


30

抗ウイルス性能を付加したフロアや、在宅勤務時に仕事に集中できる空間など、新たなライフスタイルに対応した製品を提案

お客様が安⼼して暮らせる空間の開発・提案に努めます

• 「新たな⽣活様式」に即した製品の開発・提案

〈ライフスタイル変化への取り組み〉

〈抗ウイルス製品開発への取り組み〉

• 当社の全てのフロアは「抗菌仕様」で衛⽣的• 今後さらに「抗ウイルス性能」を付加し、安全

な暮らしづくりを提案

IFI社製MDF 拡販への取り組み


31

2020年1⽉に提携先のIFI社(インドネシアファイバーボードインダストリー)に出資し、MDFの安定調達・供給体制を強化

構造⽤やフロア基材⽤を中⼼に、更なる拡販に努めます

×PT Indonesia

Fibreboard Industry Tbk（IFI社）

住宅建材事業（下期の取り組み）


32

収益性の改善、並びに市場シェア確保に取り組む

建具類価格改定浸透

国産針葉樹合板基材フロア拡販

⾮住宅分野市場開拓

(製品開発・販路拡⼤)

様々な販売施策によって収益確保に努めます

合板事業（下期の取り組み）


33

市況動向を注視し、採算確保に徹する

国産原⽊安定確保

コストダウン国産針葉樹合板輸⼊南洋材合板

適正在庫化国産針葉樹合板輸⼊南洋材合板

⽣産量(⼜は仕⼊量)と販売量の適正化に努めます

当社グループ全体（下期の取り組み）


34

アフターコロナに求められる体質強化を促進

固定費削減(無駄の排除)

新たな働き⽅(リモートワーク等)

IT活⽤・推進(⽣産性向上)

グループを挙げて収益性向上に努めます


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