山路を登りながら

■ジオパークプログラムについて考える連絡会を開催しました　8/21、8/28 に立山黒部ジオパークの活動に参加している関係者の方々に集まっていただき、連絡会を開催しました。この連絡会の目的は、自治体、企業、関連施設、ガイド等いろいろな立場でジオパークに関わる方々と話し合う中で、①ジオパークプログラムについて理解深めること、②日頃行っている活動の立山黒部ジオパークでの位置付けについて考えてもらうことです。元々は今年の２月末に計画していましたが、新型コロナウィルスの影響により延期になっていました。そこで少しでも“密” の状態を避けるため、１回だった予定を４回に分けるなど対策をとって開催することにしました。　最初に会の趣旨説明をした後、株式会社りとるの町野さんにファシリテーターを務めていただき、ワークショップを行いました。参加者の方々には 4～5人のグループに分かれてもらい、まず、自分の活動とジオパークの活動がどのようにつながっているか考えてもらいました。次に、「ユネスコが目指すジオパークについて」、「立山黒部ジオパークが目指す地域の姿」などについての説明を聞いた後、再度改めて自分の活動とジオパーク活動の関わりについて考えました。その後、各々の活動が「ジオパーク活動のどの部分に位置付けられるのか」、「目的達成にどのように寄与できるか」についてグループ内で共有し、最後に参加者全員で振り返りを行いました。残り２回は 9/4、9/10に開催予定です。少しでもジオパークについて、立山黒部の地域について、自分のできることについて、コミュニティを広げながら考えていくきっかけになればと思います。

発行：立山黒部ジオパーク協会 事務局

〒930-0856　富山市牛島新町５-５ タワー１１１ビル１階　　　076-431-2089　　　076-482-3204　　info@tatekuro.jp　　　　https://tatekuro.jp/　　　　https://facebook.com/tatekuro

たてくろジオパークたてくろジオパークだよりだより

2020 年 8月 31日2020 年 8月 31日

32第

号

■ ジオパーク散歩のお知らせ　現地集合現地解散型ツアー「ジオパーク散歩」の参加者を募集中です。ジオガイドと一緒に歩きながら、身近な「なぜ」について学んでみませんか？

◎ 参加費：300 円（保険料など）　　　　◎ 対象：どなたでも　※小学生以下は保護者同伴◎ 飲み物、雨具等を持参してください。また、自然観察のできる、動きやすい服装でご参加ください。◎ 事前の申し込みが必要です（申込順）　※開催日直前の営業日までにお申し込みください。◎ 新型コロナウィルス感染防止の観点から、マスクを着用してご参加ください。

浜黒崎海岸と古志の松原

浜黒崎海岸の砂浜の特徴を調べたり、古志の松原など浜黒崎周辺の歴史に触れたりします。担当ジオガイド：伊藤 恵子 ガイド時間：10:00～12:00（受付 9:30～）集合場所：浜黒崎キャンプ場駐車場見学場所：浜黒崎海岸～古志の松原定員：15名（申込順）

9/25（金）

滑川市旧宿場町周辺の歴史と文化を訪ねて

北陸街道の宿場町として、港町として大いに賑わった旧滑川町域の当時の面影をめぐります。担当ジオガイド：志村 幸光 ガイド時間：9:00～12:00（受付 8:30～）集合場所：滑川市役所駐車場見学場所：松尾芭蕉記念碑、旧宮崎酒造、廣野家住宅など定員：10名（申込順）

10/7（水）

立山川の魅力を探る～巨大サイフォンジオパーク～

昔、立山の地獄谷から上市へ硫黄を運んだ「立山川林道」を、菊石や巨大な導水管を見学しながら歩きます。担当ジオガイド：佐伯 克美 ガイド時間：9:00～12:00（受付 8:50～）集合場所：馬場島荘前見学場所：立山川林道、菊石、導水管定員：15名（申込順）

10/15（木）

【お申込み・お問合せ先】 立山黒部ジオパーク協会 TEL：076-431-2089　 E-mail：info@tatekuro.jp

幻のミズバショウ群生地を辿る

粟巣野のミズバショウ群生地をめぐりながら、粟巣野の自然について解説します。担当ジオガイド：栄 君子 ガイド時間：9:30～12:00（受付 9:00～）集合場所：あわすのスキー場ミレット駐車場見学場所：粟巣野周辺定員：15名（申込順）

10/24（土）

呉羽山丘陵の自然と名所めぐり

呉羽山丘陵の地形の観察や、周辺の史跡、富山市考古資料館を見学します。担当ジオガイド：志村 幸光 ガイド時間：10:00～12:00（受付 9:30～）集合場所：富山市民俗民芸村 東側駐車場見学場所：富山市考古資料館、五百羅漢、呉羽山展望台など定員：10名（申込順）

10/29（木）

岩峅雄山神社周辺のジオパーク探訪

雄山神社前立社壇周辺の地形や自然を観察しながら、立山信仰について学びます。担当ジオガイド：牧 静枝 ガイド、箆伊 昭雄 ガイド時間：9:30～12:00（受付 9:00～）集合場所：岩峅雄山神社駐車場見学場所：常願寺川川岸、雄山神社、右岸連絡橋など定員：15名（申込順）

10/31（土）

■ねこまた君のジオパーク講座　④ジ オ パ ー ク と SDGs今回のキーワード

ねこまた君

■ 共催イベントのお知らせ

フ ィ ー ル ド ウ ォ ッ チ ン グ

弥陀ヶ原とカルデラ展望

　立山の火山や山に降った大量の雪・雨などがつくった地質地形やその上に生育する動植物等について、立山カルデラ砂防博物館の学芸員やジオパーク協会専門員などと一緒に１日たっぷり回りながら見て学べるジオツアーです。 　

◎ 詳細については下記連絡先にお問い合わせください　（一社）地域・観光マネジメント　TEL：076-471-6103（10:00～18:00）

立山カルデラ砂防博物館

弥陀ヶ原周辺を散策しながら、弥陀ヶ原の大地の特徴や動植物、立山カルデラについて観察します。

秋の称名滝と常願寺川砂防治水探訪

常願寺川をたどりながら、動植物、大転石、砂防治水施設等を見学します。

※ 対象：小学３年生以上（小・中学生は保護者同伴）　　　※ 参加費あり※ 参加申し込みは、北陸探訪ホームページ（https://hokuriku-tour.com/）より 　（ページの準備が出来次第受付開始）

10/3（土）

10/18（日）

SDGs〔Sustainable Development Goals 持続可能な開発目標〕「持続可能な開発」の理念をもとに、誰一人取り残さずすべての人々が幸せに暮らす、持続可能でよりよい世界をつくるための国際目標。2015 年の国連サミットで決められ、2030 年までの達成を目指しています。

ジオパーク活動では「地球遺産」に関わる取り組みをとおして SDGs達成への貢献をめざしているニャ。立山黒部ジオパークではとくに、

地域（エリア）のあらゆる自然、文化遺産と関連した「地球遺産」を利用して、社会が直面する重大課題への意識と理解を高めることで、持続可能な社会発展に貢献することが目的です。

ユネスコ世界ジオパーク活動の目的

子どもから大人まで様々な活動を通して、SDGｓを達成するための貢献が求められています。ジオパークは SDGｓ達成に貢献する活動プログラムの一つと考えることができます。

の項目での貢献を目指して活動しているニャ。

ジオパーク

■協会会員企業の紹介

■たてくろ　見どころ紹介コーナー

　毎年８月第１金曜・土曜日の夜に、魚津市の海岸沿いの諏訪町に鎮座する諏訪神社で、豊漁と航海安全を祈願する「たてもん祭り」が行われます。祭りでは、車輪のないそり形の台の中央に高さ 15ｍ程度の柱を立て、そこに約 70～90 個の提灯を三角形に飾りつけた「たてもん」と呼ばれている７基の曳山が、神社前の海岸沿いの道路や神社の境内で威勢よく曳き廻され、奉納されます。現在、諏訪神社前の海岸沿いは道路になっていますが、かつては石ころと砂か

勇壮・華麗な「たてもん」曳き廻し ～豊漁と航海安全を祈願する祭り~

魚津のタテモン行事

らなる砂礫浜が続いていました。「たてもん」に車輪がないのはこの砂礫浜を曳いていたためといわれています。この祭りは「魚津のタテモン行事」として国の重要無形民俗文化財に指定され、「山・鉾・屋台行事」33件中の 1件として、ユネスコ無形文化遺産に登録されています。

立山黒部ジオパーク協会では、富山県東部地域の魅力を世界へ発信するために、民間活力を活かしたジオパーク活動を行っています。私たちの活動を支援してくださる方、手助けをして下さる方をお待ちしています。

会員を募集しています！

立山黒部ジオパーク協会の会員企業を、五十音順（昇順、降順）でご紹介していきます。

あなたと共に明日を拓く

事務所：富山県魚津市本江新町富山支店：富山県富山市粟島町

2-301-1-33

http://www.yurnex.co.jp