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平成21年3月期 決算短信 平成21年4月28日 (百万円未満切捨て) 上場会社名 株式会社角川グループホールディングス 上場取引所 コード番号 9477 URL http://www.kadokawa - hd.co.jp/ 代表者 (役職名) 代表取締役社長兼COO (氏名) 佐藤 辰男 問合せ先責任者 (役職名) 取締役統括マネジャー (氏名) 谷口 常雄 TEL 03-3238-8710 定時株主総会開催予定日 平成21年6月21日 配当支払開始予定日 平成21年6月22日 有価証券報告書提出予定日 平成21年6月22日 1. 21年3月期の連結業績(平成20年4月1日~平成21年3月31日) (2) 連結財政状態 (3) 連結キャッシュ・フローの状況 (1) 連結経営成績 (%表示は対前期増減率) 売上高 営業利益 経常利益 当期純利益 百万円 百万円 百万円 百万円 21年3月期 141,611 △6.1 3,565 △30.5 4,062 △31.7 △5,205 20年3月期 150,789 0.6 5,133 △30.6 5,951 △23.4 △2,598 1株当たり当期純利益 潜在株式調整後1株当たり 当期純利益 自己資本当期純利 益率 総資産経常利益率 売上高営業利益率 円 銭 円 銭 21年3月期 △203.94 △7.3 3.1 2.5 20年3月期 △99.59 △3.2 4.1 3.4 (参考) 持分法投資損益 21年3月期 △509百万円 20年3月期 △196百万円 総資産 純資産 自己資本比率 1株当たり純資産 百万円 百万円 円 銭 21年3月期 123,176 67,510 54.2 2,649.06 20年3月期 138,316 78,280 55.3 2,971.31 (参考) 自己資本 21年3月期 66,810百万円 20年3月期 76,531百万円 営業活動によるキャッシュ・フロー 投資活動によるキャッシュ・フロー 財務活動によるキャッシュ・フロー 現金及び現金同等物期末残高 百万円 百万円 百万円 百万円 21年3月期 △36 167 △2,193 26,577 20年3月期 10,957 △16,130 △3,959 29,144 2. 配当の状況 1株当たり配当金 配当金総額 (年間) 配当性向 (連結) 純資産配当 率(連結) (基準日) 第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 年間 円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 百万円 20年3月期 0.00 31.00 31.00 798 1.0 21年3月期 0.00 30.00 30.00 756 1.1 22年3月期 (予想) 0.00 30.00 30.00 38.0 3. 22年3月期の連結業績予想(平成21年4月1日~平成22年3月31日) (%表示は通期は対前期、第2四半期連結累計期間は対前年同四半期増減率) 売上高 営業利益 経常利益 当期純利益 1株当たり当期 純利益 百万円 百万円 百万円 百万円 円 銭 第2四半期 連結累計期間 68,000 △2.3 2,000 99.7 2,000 34.5 700 27.00 通期 140,000 △1.1 5,000 40.2 5,000 23.1 2,000 79.00 - 1 -

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平成21年3月期 決算短信 平成21年4月28日

(百万円未満切捨て)

上場会社名 株式会社角川グループホールディングス 上場取引所 東 

コード番号 9477 URL http://www.kadokawa-hd.co.jp/代表者 (役職名) 代表取締役社長兼COO (氏名) 佐藤 辰男

問合せ先責任者 (役職名) 取締役統括マネジャー (氏名) 谷口 常雄 TEL 03-3238-8710定時株主総会開催予定日 平成21年6月21日 配当支払開始予定日 平成21年6月22日

有価証券報告書提出予定日 平成21年6月22日

1.  21年3月期の連結業績(平成20年4月1日~平成21年3月31日)

(2) 連結財政状態

(3) 連結キャッシュ・フローの状況

(1) 連結経営成績 (%表示は対前期増減率)

売上高 営業利益 経常利益 当期純利益百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %

21年3月期 141,611 △6.1 3,565 △30.5 4,062 △31.7 △5,205 ―

20年3月期 150,789 0.6 5,133 △30.6 5,951 △23.4 △2,598 ―

1株当たり当期純利益潜在株式調整後1株当たり

当期純利益自己資本当期純利

益率総資産経常利益率 売上高営業利益率

円 銭 円 銭 % % %

21年3月期 △203.94 ― △7.3 3.1 2.520年3月期 △99.59 ― △3.2 4.1 3.4

(参考) 持分法投資損益 21年3月期  △509百万円 20年3月期  △196百万円

総資産 純資産 自己資本比率 1株当たり純資産百万円 百万円 % 円 銭

21年3月期 123,176 67,510 54.2 2,649.0620年3月期 138,316 78,280 55.3 2,971.31

(参考) 自己資本   21年3月期  66,810百万円 20年3月期  76,531百万円

営業活動によるキャッシュ・フロー 投資活動によるキャッシュ・フロー 財務活動によるキャッシュ・フロー 現金及び現金同等物期末残高

百万円 百万円 百万円 百万円

21年3月期 △36 167 △2,193 26,57720年3月期 10,957 △16,130 △3,959 29,144

2.  配当の状況

1株当たり配当金 配当金総額(年間)

配当性向(連結)

純資産配当率(連結)(基準日) 第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 年間

円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 百万円 % %

20年3月期 ― 0.00 ― 31.00 31.00 798 ― 1.021年3月期 ― 0.00 ― 30.00 30.00 756 ― 1.1

22年3月期 (予想)

― 0.00 ― 30.00 30.00 38.0

3.  22年3月期の連結業績予想(平成21年4月1日~平成22年3月31日) (%表示は通期は対前期、第2四半期連結累計期間は対前年同四半期増減率)

売上高 営業利益 経常利益 当期純利益1株当たり当期

純利益百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 円 銭

第2四半期 連結累計期間 68,000 △2.3 2,000 99.7 2,000 34.5 700 ― 27.00

通期 140,000 △1.1 5,000 40.2 5,000 23.1 2,000 ― 79.00

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4.  その他

(1) 期中における重要な子会社の異動(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動)  無

(2) 連結財務諸表作成に係る会計処理の原則・手続、表示方法等の変更(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項の変更に記載されるもの)

(注)詳細は、16ページ「連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項の変更」及び17ページ「表示方法の変更」をご覧ください。

(3) 発行済株式数(普通株式)

(注)1株当たり当期純利益(連結)の算定の基礎となる株式数については、19ページ「1株当たり情報」をご覧ください。

① 会計基準等の改正に伴う変更 有

② ①以外の変更 有

① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 21年3月期 27,260,800株 20年3月期 27,260,800株

② 期末自己株式数 21年3月期  2,040,248株 20年3月期  1,504,002株

(参考)個別業績の概要

1.  21年3月期の個別業績(平成20年4月1日~平成21年3月31日)

(2) 個別財政状態

(1) 個別経営成績 (%表示は対前期増減率)

営業収益 営業利益 経常利益 当期純利益百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %

21年3月期 4,496 △7.2 1,281 △38.6 1,572 △36.0 △9,749 ―

20年3月期 4,845 19.5 2,086 △7.6 2,458 △8.3 2,805 △44.1

1株当たり当期純利益潜在株式調整後1株当たり当期純

利益円 銭 円 銭

21年3月期 △381.86 ―

20年3月期 107.52 98.46

総資産 純資産 自己資本比率 1株当たり純資産百万円 百万円 % 円 銭

21年3月期 91,985 62,074 67.5 2,460.0720年3月期 109,147 75,542 69.2 2,932.90

(参考) 自己資本 21年3月期  62,074百万円 20年3月期  75,542百万円

※業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項

業績予想につきましては、現時点で入手可能な情報に基づき作成したものであり、様々な不確定要素が内在しておりますので、実際の業績はこれらの数値と異なる場合があります。なお、上記予想に関する事項は、添付書類5ページを参照してください。

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(1)経営成績に関する分析

① 当期の概況

当期(平成20年4月~平成21年3月)における日本経済は、「景気は、急速な悪化が続いており、厳しい状況に

ある」と厳しい景況が相当期間続くものと判断されています。また、先行きについても「当面、悪化が続くとみら

れ、急速な減産の動きなどが雇用の大幅な調整につながることが懸念される」としています(政府月例経済報告よ

り)。

出版業界における当期の出版物推定販売金額は、前期に比べて、雑誌4.5%減、書籍1.8%減、全体で3.3%減とマ

イナス成長が続きました。また、原油高の影響による用紙代の高騰にも見舞われ、全体として厳しい経営環境が続

きました(社団法人出版科学研究所より)。

映画業界における当期の映画興行収入概算額は、邦画が「相棒-劇場版-」「花より男子ファイナル」「崖の上

のポニョ」「容疑者Xの献身」「20世紀少年」等のヒットもあり前期の125.1%と好調でしたが、洋画は大作が少な

く前期比80.5%に留まり、全体では前期比100.3%となりました(社団法人日本映画製作者連盟より)。

映像ソフト業界における当期のDVDソフト出荷額は、前期比84.8%となりました(社団法人日本映像ソフト協

会より)。

このような環境のもと、当社グループは、出版事業、映像事業に、ブロードバンド時代に対応するクロスメディ

ア事業を加えた「総合メディア企業」を標榜し、グループ会社それぞれが収益性の高い「オンリーワン企業」とな

ることを目指しています。また、グループ全体で事業構造改革を推進し、各事業会社の企業価値向上のため経営体

制を強化しています。

出版事業セグメントは、マルチメディア展開の源流となる優れたコンテンツの創出を努めるとともに、収益性向

上のための組織改編や新規ジャンルへの進出等の諸施策を推進しています。映像事業セグメントは、企画・制作、

配給、興行、DVD等パッケージ販売、テレビ等への権利販売といった、垂直展開する事業で、統合によるスケー

ルメリットやシナジー効果の 大化を図っています。クロスメディア事業セグメントは、紙媒体とインターネット

を組み合わせることで情報発信力と広告媒体力の強化を目指しています。

この結果、当期の連結業績は、売上高1,416億11百万円(前期比93.9%)、営業利益35億65百万円(前期比

69.5%)、経常利益40億62百万円(前期比68.3%)、投資有価証券評価損39億97百万円及び減損損失22億53百万円

を特別損失に計上した結果、当期純損失52億5百万円(前期は損失25億98百万円)となりました。

各事業セグメントの概況は次のとおりです。

 

出版事業セグメントは、売上高711億58百万円(前期比98.8%)、営業利益56億10百万円(前期比114.1%)とな

りました。

〈書籍部門〉

編集力及び営業力、またマーケティングの強化策が奏功することに加え、当社グループの特色であるメディアミ

ックスにより、書籍やコミックが映像、ゲームと連携することで数多くの話題作、ヒット作を生み出しています。

単行本は、「おそろし 三島屋変調百物語事始」(角川書店(以下「書店」と記す。)宮部みゆき著)「壷霊

(上・下)」(書店 内田康夫著)アニメ化人気シリーズ「別冊 図書館戦争(1)(2)」(アスキー・メディア

ワークス(以下「AMW」と記す。)有川浩著)等がヒット作品となりました。また、全世界で1,000万部を記録し

たベスト・セラー「ザ・シークレット」(書店 ロンダ・バーン著)がロングセラーを続けた他、本屋大賞候補作

「テンペスト(若夏の巻・花風の巻)」(書店 池上永一著)吉川英治文学新人賞と日本推理作家協会賞長編及び

連作短編編集部門を受賞した「ジョーカー・ゲーム」(書店 柳広司著)吉川英治文学賞受賞「オリンピックの身

代金」(書店 奥田英朗著)等が売上を伸ばしました。

アニメ関連では、人気シリーズ「F.S.S DESIGNS KALAMITY GODDERS:BOTH」(書

店 永野護著)が好成績を記録し、ゲーム業界の盛況を反映し好調を維持するゲーム攻略本では、「モンスターハ

ンターポータブル2nd G ザ・マスターガイド」(AMW)が大ヒット作品となりました。また、編著者70年にわた

る作業の末「江戸時代語辞典」(角川学芸出版 潁原退蔵著)を刊行し大きな評価をいただきました。

新書は「野村再生工場」(書店 野村克也著)「覚悟のすすめ」(書店 金本知憲)等がヒットした「角川Oneテ

ーマ21」(書店)、創刊1周年の「角川SSC新書」(角川SSコミュニケーションズ)では「頑固力」(岡田彰布

著)がヒットしました。

文庫は、角川文庫が創刊60周年キャンペーンを展開し大きく売上を伸ばしました。新刊では「霧笛荘夜話」(書

店 浅田次郎著)「さまよう刃」(書店 東野圭吾著)「螺鈿迷宮(上・下)」(書店 海堂尊著)「みぞれ」

(書店 重松清著)「パズル・パレス(上・下)」(書店 ダン・ブラウン著)等がヒット作品となり、既刊本で

は映画「ダイブ!!」に連動した「DIVE!!(上・下)」(書店 森絵都著)や平成21年5月映画公開の「天

1.経営成績

㈱角川グループホールディングス(9477) 平成21年3月期 決算短信

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使と悪魔(上・中・下)」(書店 ダン・ブラウン著)が大きく売上に貢献しています。また、創刊2年目となる

魔法のiらんど文庫からは、人気ケータイ小説「恋空~切ナイ恋物語~スペシャル・バージョン(上・中・下)」

(AMW 美嘉著)がヒット作となりました。

ライトノベルでは、「スニーカー文庫創刊20周年」(書店)、「ファンタジア文庫創刊20周年」(富士見書

房)、「電撃文庫創刊15周年」(AMW)、「ファミ通文庫創刊10周年」(エンターブレイン)の各周年記念フェ

アが開催されました。特にメディアミックス化作品を中心に「とらドラ!」シリーズ(AMW 竹宮ゆゆこ著)

「とある魔術の禁書目録」シリーズ(AMW 鎌池和馬著)「乃木坂春香の秘密」シリーズ(AMW 五十嵐雄策

著)「鋼殻のレギオス」シリーズ(富士見書房 雨木シュウスケ著)「生徒会の一存」シリーズ(富士見書房 葵

せきな著)「文学少女」シリーズ(エンターブレイン 野村美月著)等、多くのヒット作が業績に貢献し、引き続

き業界トップシェアを堅持しています。

コミックスは、人気シリーズとして多くのファンに支持される「よつばと!(8)」(AMW あずまきよひこ

著)「らき☆すた(6)」(書店 美水かがみ著)「機動戦士ガンダムTHE ORIGIN(17)(18)」

(書店 安彦良和著)「多重人格探偵サイコ(12)(13)」(書店 田島昭宇著)「ケロロ軍曹(17)」

(書店 吉崎観音著)「灼眼のシャナ(5)」(AMW 笹倉綾人著)等がヒット作品となりました。また、「仮

面のメイドガイ」(富士見書房 赤衣丸歩郎著)「学園黙示録 HIGHSCHOOL OF THE DEAD」

(富士見書房 佐藤ショウジ著)「とある科学の超電磁砲」(AMW 冬川基著)「くるねこ」(エンターブレイ

ン くるねこ大和著)「純情ロマンチカ」(書店 中村春菊著)等はTVアニメシリーズを中心としたメディアミ

ックス展開が引き続き好調で、関連出版物・グッズ等への商品展開を拡げています。

ムックでは「いいことずくめのレシピ」シリーズや「1分顔上げ 骨気メソット」(ともに角川SSコミュニケ

ーションズ)が売上を伸ばしました。

〈雑誌・広告部門〉

ここ数年来、雑誌ビジネスは厳しい環境が続き、当期さらに広告出稿が縮小するなか、アニメ情報誌「ニュータ

イプ」(書店)、ゲーム情報誌「週刊ファミ通」(エンターブレイン)「電撃PlayStation」(AM

W)、パソコン情報誌「週刊アスキー」(AMW)等のジャンルNo1誌が確固たるブランド力を背景に堅調に推

移しました。また幼児向けコミック誌「ケロケロエース」(書店)を本創刊し着実に部数を伸ばしました。

 

映像事業セグメントは、売上高339億19百万円(前期比81.3%)、営業損失11億8百万円(前期は損失11億67百万

円)となりました。

劇場映画は、角川映画の制作・配給で平成21年3月に公開いたしました「ドロップ」が大ヒット作品となり、マ

スコミでも大きく取り上げられました。また、ドリームワークス作品「カンフー・パンダ」(角川エンタテインメ

ント(以下「角川エンタ」と記す。))「イーグル・アイ」(角川映画 角川エンタ)や「旭山動物園物語」「超

劇場版ケロロ軍曹4」(ともに角川映画)がヒット作となりました。他にも配給受託作品を含め「禅」「次郎長三国

志」「幸せの1ページ」「カンフーくん」「光州5.18」「ダイブ!!」「空へ-救いの翼RESCUEWIN

GS-」(いずれも角川映画)「君のためなら千回でも」(角川映画 角川エンタ)等を公開しましたが、海外買付

作品を中心に興収目標に達しない作品が多く営業損失の要因となりました。

DVD販売は、ドリームワークス作品で「カンフー・パンダ」「ビー・ムービー」「ディスタービア」(ともに

販売角川エンタ)等を、他に海外作品では「マイ・ブルーベリー・ナイツ」「幸せの1ページ」(ともに販売角川

エンタ)等を発売しましたが、邦画のDVD作品でヒット作に恵まれませんでした。一方、海外テレビドラマの

「CSI:科学捜査班6」「CSI:NY2」等「CSI:」シリーズ(角川映画)がDVD販売に加え、テレビ

セールス及び権利ビジネスと合わせ大きく業績に貢献しております。また、国内アニメ作品では人気テレビシリー

ズ「ストライクウィッチーズ」「らき☆すた」「純情ロマンチカ」「超劇場版ケロロ軍曹3」(いずれも販売角川

エンタ)等がヒット作品となりました。また「時をかける少女 Blu-Ray」「フルメタル・パニック! Bl

u-Ray」等、今後市場の拡大が期待されるBlu-Ray商品の積極的な商品投入を図りました。

さらに、米国SPJA(Society for the Promotion of Japanese Animation 日本アニメーション振興会)主催

「2008 SPJA Award」21部門中、角川書店、TVアニメ作品「涼宮ハルヒの憂鬱」、アニメ映画作品「劇場版時をか

ける少女」が合計で8部門の 優秀賞を獲得する等、海外でのマーケットの認知度も高まっています。

 

クロスメディア事業セグメントは、売上高262億66百万円(前期比90.5%)、営業損失22百万円(前期は利益15億

66百万円)となりました。

情報誌が広告収入の急激な落ち込みで苦戦するなか、年末年始アイテムとして強くユーザーに支持される「週刊

ザテレビジョンお正月超特大号」「月刊ザテレビジョン新春特大号」(ともに角川マーケティング)が堅調な売上

となりました。加えて、9月に中部版を創刊した「月刊ザハイビジョン」(角川マーケティング)は前期に引き続

㈱角川グループホールディングス(9477) 平成21年3月期 決算短信

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き大きく売上を伸ばし、テレビ情報誌は順調に推移いたしました。また、テレビ情報誌から展開する「webザテ

レビジョン」、都市情報誌「Walker」「大人のウォーカー」から展開する「Walker plus」(ともに角川マー

ケティング)等、紙媒体以外の複数メディアへの情報展開により、読者・ユーザーへのリーチ力・リコメンド力を

高め、収益の拡大を目指しています。さらに、当期は「西宮ウォーカー」「仙台ウォーカー」「川崎ウォーカー」

(いずれも角川マーケティング)全国7大エリア同時発売「ラーメンウォーカー」(角川メディアマネジメント)

等の地域密着型ムック展開も堅調に推移しました。

コンテンツ配信ビジネスは、モバイルサイト「動く!!写真集」「モバイルウォーカー」(ともに角川マーケテ

ィング)「MelodyClip♪」「モバイルファミ通」「ダービースタリオンfor DoCoMo」(いずれ

もエンターブレイン)等で積極的な取組を行いました。前期末オープンのケータイ向け動画配信サイト「iムービ

ーゲート」(角川モバイル)、「ファミ通ゲームチャンネル」(エンターブレイン)に加え、インターネットにお

ける映画配信サイト「ムービーゲート」(ムービーゲート)や劇場当日券の販売サイト「TICKETS@TOKYO」(角川

マーケティング)のサービスを開始いたしました。

また、YouTube上に開設した公式チャンネル「角川アニメチャンネル」「ウォーカーチャンネル」(ともに角川デ

ジックス)等でアニメのプロモーションや広告事業を展開し、新たな収益モデルの確立に取組んでおります。

 

その他事業セグメントは、売上高102億67百万円(前期比128.2%)、営業利益1億18百万円(前期比14.9%)と

なりました。

ゲームソフトは、「ダービースタリオンDS」(エンターブレイン)が累計出荷30万本超の大ヒット作品となっ

た他、「PS2 咎狗の血 True Blood」「PS2 D.C.Ⅱ P.S.~ダ・カーポⅡ~プラスシチュエーシ

ョン」(ともに書店)「ニンテンドーDS 狼と香辛料 ボクとホロの一年」(AMW)「PS2 アマガミ」(エン

ターブレイン)が売上を伸ばしました。 

② 次期の見通し

今後も当社グループを取り巻く経営環境は急激に変化していくと考えられますが、グループをあげて、出版事

業、映像事業、クロスメディア事業の各分野で事業展開力の拡充を図り、顧客満足度の高い優良コンテンツの創出

と販売に邁進いたします。

また、継続的な原価低減及び間接コストの圧縮に取り組み、より一層の収益力向上、利益率向上に努めてまいり

ます。

好調が続く出版事業においては、厳しい市場環境が続くなかでも高い収益率を引き続き維持し、グループの収益

基盤を支えるべく、各種企画に取り組んでまいります。また、新たに㈱中経出版をグループに迎えることにより、

これまでにない実用書や歴史小説分野への進出が可能となりました。

当期赤字だった映像事業においては、作品プロデュース力の強化を第一の課題として捉え、出版事業とのより一

層の協業を進め、ヒット作の制作に努めます。10周年を迎えるシネコン事業については、不採算劇場の見極めを行

なう一方で、より快適な劇場を目指すリニューアルを実施し、 新のデジタル上映に対応することで明確な選択と

集中を行なってまいります。

当期広告収入が大きく落ち込んだクロスメディア事業においては、従来からの紙媒体の情報発信力、収益力を強

化するとともに、グループ全社プロジェクトとして紙媒体に代わる次世代の収益基盤開発に向けて努めてまいりま

す。

平成22年3月期(平成21年度)の連結業績予想は、売上高1,400億円、営業利益50億円、経常利益50億円、当期純利

益20億円といたします。

 

(2)財政状態に関する分析

 ① 資産、負債及び純資産の状況

資産は、期首に比べて151億40百万円減少し、1,231億76百万円となりました。時価総額の減少及び評価損の計上

等により投資有価証券が、売却及び減損損失の計上等により有形固定資産が、それぞれ減少しました。

負債は、期首に比べて43億70百万円減少し、556億65百万円となりました。支払手形及び買掛金並びに未払法人税

等が、それぞれ減少しました。なお、平成21年6月18日償還期限の「2009年満期円貨建転換社債型新株予約権付社

債」について、表示区分を固定負債から流動負債に振り替えています。

純資産は、期首に比べて107億69百万円減少し、675億10百万円となりました。当期純損失の計上及び配当金の支

払等により利益剰余金が、保有株式の時価総額減少等によりその他有価証券評価差額金が、それぞれ減少しまし

た。

  自己資本比率は、期首に比べて1.1ポイント下がり、54.2%となりました。 

 

㈱角川グループホールディングス(9477) 平成21年3月期 決算短信

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② キャッシュ・フローの状況

営業活動によるキャッシュ・フローは、仕入債務及び法人税等の支払額が多額となったこと等により、36百万円

の支出(前期は109億57百万円の収入)となりました。

投資活動によるキャッシュ・フローは、有価証券及び有形固定資産の取得があったものの、それを上回る有価証

券、有形固定資産及び投資有価証券の売却等により、1億67百万円の収入(前期は161億30百万円の支出)となりま

した。

財務活動によるキャッシュ・フローは、自己株式の取得及び配当金の支払等により、21億93百万円の支出(前期

は39億59百万円の支出)となりました。

為替換算差額を含めて合計25億66百万円の支出となり、現金及び現金同等物の期末残高は、265億77百万円となり

ました。 

  (参考)キャッシュ・フロー関連指標の推移

(注)1.各指標の算出は以下の算式を使用しております。

自己資本比率    :(自己資本)÷(総資産)

時価ベースの自己資本比率    :(株式時価総額)÷(総資産)

キャッシュ・フロー対有利子負債比率:(有利子負債)÷(営業キャッシュ・フロー)

インタレスト・カバレッジ・レシオ  :(営業キャッシュ・フロー)÷(利払い)

2.各指標は、いずれも連結ベースの財務数値により算出しております。

3.株式時価総額は、(期末株価終値)×(期末発行済株式数(自己株式控除後))により算出しております。

4.有利子負債は、連結貸借対照表に計上されている負債のうち、利子を支払っている全ての負債を対象として

おります。

5.営業キャッシュ・フローは、連結キャッシュ・フロー計算書の営業活動によるキャッシュ・フローを使用し

ております。また、利払いは、連結キャッシュ・フロー計算書の利息の支払額を使用しております。

6.平成21年3月期における「キャッシュ・フロー対有利子負債比率」「インタレスト・カバレッジ・レシオ」

については、営業キャッシュ・フローがマイナスのため、記載しておりません。

 

(3)利益配分に関する基本方針及び当期・次期の配当

当社は、株主に対する利益還元を経営の重要課題と位置付け、株主資本の充実と収益力の向上に努めるととも

に、業績見通し、将来の事業展開や投資等を総合的に勘案し、適正な利益配分を安定的に継続していくことを基本

方針としております。具体的には、安定配当の継続を基本に、配当性向25%を目標とし、業績及び財務体質の改善

状況等を総合的に勘案して決定していく方針であります。

内部留保につきましては、財務体質の強化と、企業基盤の一層の強化を目的とした戦略的な投資に充当し、業績

のさらなる向上に努めてまいります。

なお、当期の配当は、1株当たり30円として株主総会に議案上程する予定です。

また現時点では、次期の配当は、1株当たり30円を予定しております。

 

  平成17年3月期 平成18年3月期 平成19年3月期 平成20年3月期 平成21年3月期

自己資本比率 % 52.1 % 53.0 % 57.9 % 55.3 % 54.2

時価ベースの自己資本比率 % 67.5 % 64.4 % 68.8 % 44.9 % 42.8

キャッシュ・フロー対有利子

負債比率 年 1.3 年 1.2 年 1.8 年 0.5 -

インタレスト・カバレッジ・

レシオ 倍 268.7 倍 42.6 倍 26.7 倍 90.0 -

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2.企業集団の状況

㈱角川グループホールディングス(9477) 平成21年3月期 決算短信

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(1)会社の経営の基本方針

当社グループは、「メガ・コンテンツ・プロバイダー」を目指し、出版事業と映像事業を中心としたコンテン

ツ・プロデュース、及びクロスメディア事業によるコンテンツのマルチウィンドウ展開、この3つの事業を柱とし

た「総合メディアグループ」としての事業基盤を拡充してゆくとともに、日本のコンテンツビジネスの振興に努め

てまいります。

当社は持株会社としてグループ事業会社を統括し、グループ全体を俯瞰した戦略のもと、グループの事業展開力

及び収益力の強化、並びにコーポレート・ガバナンスの拡充を図ってまいります。各グループ事業会社は、個々の

専門性と特性をフルに発揮し、各々の事業領域において、独創性に富んだ付加価値の高いコンテンツとサービスの

提供に努めてまいります。

もって、当社グループの安定的な成長と、株主価値の向上に努めていく所存です。 

(2)目標とする経営指標

当社は、グループ事業会社の安定的な収益力の確保と継続的な成長に注力し、連結ベースの売上高、営業利益、

売上高営業利益率及びROEの向上並びに営業キャッシュ・フローの拡充を目標としております。

 

(3)中長期的な会社の経営戦略及び会社の対処すべき課題

当社グループの事業領域は、出版、映像及びクロスメディア事業に及んでおります。マーケットに目を移すと、

出版市場は平成8年(1996年)の2.65兆円をピークに減少傾向が続き、ここ数年は2兆円前後で推移しておりま

す。劇場映画市場は平成13年(2001年)以降2,000億円前後で推移し、DVDパッケージ市場も平成17年(2005年)

をピークに減少傾向にあり、今後はブルーレイ等次世代メディアへの移行も進むと見込まれるものの、依然として

厳しい状況が続くと見込まれます。広告市場におきましては、インターネット広告が近年急激な成長を続けており

ましたが、平成20年(2008年)後半に始まった世界的な不況のなかで、全体的な広告費の落ち込みが続いており、

特に雑誌広告を含む4大マスメディアへの広告費は縮小傾向にあります。

放送・通信の市場におきましては、平成23年(2011年)には地上デジタル放送の時代を迎え、光ファイバーが各

家庭に普及し、高速かつ大容量のコンテンツ配信が可能となる環境が整う見込みです。携帯電話では3.5世代のサー

ビスが始まり、インターネットはweb2.0の時代となり、ITは「T」(テクノロジー)から「I」(インフォメー

ション)が重視されるようになりました。

このようなメディアを取り巻く大きな環境の変化が進むなか、当社グループはコア事業である出版事業・映像事

業はもちろんのこと、そこから生まれるコンテンツをデジタル化し、様々なウィンドウで展開するクロスメディア

事業にも取り組み、将来的な新技術への対応をも視野に入れ、当社グループの強みを活かしながら変化を恐れずに

自ら改革を進め、「メガ・コンテンツ・プロバイダー」の実現へ向けて邁進してまいります。

① 出版事業の高収益率維持と成長 

当社グループの基盤を支える出版事業におきましては、60年以上の歴史を誇る角川文庫を中心に、雑誌、単行

本、新書、コミックス、ライトノベル、ゲーム攻略本など、各分野におけるナンバーワンを目指して事業を展開し

てまいります。特に当社グループの強みであるライトノベルの分野におきましては、引き続き市場での高いシェア

を維持拡大してまいります。平成21年(2009年)3月に児童向けとして創刊した「角川つばさ文庫」や、同4月に

連結対象となった㈱中経出版によるビジネス書、㈱新人物往来社による歴史関連書籍など、新規ジャンルの拡充に

も注力し、新たな顧客の開拓に努めてまいります。また、店頭営業力の強化、グループ内共通機能の一元化、制作

製造工程のデジタル化などコスト削減にも努め、より一層の収益力向上を目指してまいります。

 

② 映像事業の再建 

近年業績が低迷する映像事業におきましては、グループ内に出版事業があることのメリットを 大限活用した事

業の再構築を行ってまいります。具体的にはプロデュース力の強化を 大のテーマとし、出版事業からの優良なコ

ンテンツの投入、企画製作部門の強化による作品品質の向上及びグループ内外の事業パートナーとの連携を強化し

てまいります。パッケージ分野におきましては、ブルーレイの積極投入や、ポスト・パッケージを見据えた配信ウ

インドウの開発などに取り組んでまいります。シネコン分野におきましては、サイト毎の収益性を見極めつつ他社

との連携等も視野に入れた収益改善、デジタル投資による競争力の向上などに取り組んでまいります。

 

3.経営方針

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③ クロスメディア事業の収益改善と新たな取り組み

デジタル・ネット時代に対応したコンテンツの新たなウインドウ展開に取り組むクロスメディア事業におきまし

ては、情報コンテンツの紙媒体における収益性が低下しつつあることから、収益性の改善に向けた事業・組織の再

構築と、ネット時代に対応した広告・配信・通販ビジネスの強化を並行して取り組んでまいります。平成21年

(2009年)3月には主要子会社である角川ザテレビジョンと角川クロスメディアを合併し、角川マーケティングが

発足いたしました。コンテンツ製作能力の強化と、ネット事業開発力の強化を図るとともに、製造原価、間接費、

人員配置等の 適化を目指してまいります。広告分野におきましては、ターゲットを絞ったメディア戦略を展開

し、法人顧客の広告売上増大に取り組んでまいります。配信分野におきましては、全グループ横断プロジェクトに

よる映像配信ビジネスモデルの構築に取り組んでまいります。また、YouTube等動画共有サイトにおける新規ビジネ

スモデルの開拓にも引き続き取り組んでまいります。EC・通販分野におきましては、角川SSコミュニケーショ

ンズと㈱千趣会との提携を始めとした新たなサービスの提供に取り組んでまいります。このように、当社グループ

を通じて生み出される様々なコンテンツを、 新の技術や周辺の事業と結びつけ、付加価値の高い新たなサービス

として、ユーザーにトータルで提供していく取組みを進めてまいります。

 

④ 海外事業の拡大

出版事業におきましては、台湾の台湾國際角川書店が「台北ウォーカー」やライトノベルの翻訳出版などで順調

に業績を伸ばし、香港ではKadokawa Intercontinental Publishing (Asia)社が「香港ウォーカー」を展開しており

ます。今後は台湾で翻訳制作した繁体字版ライトノベルの香港への輸出、香港を経由した中国本土への進出などに

も取り組んでまいります。また、平成20年(2008年)9月に事業提携を行った広州漫友文化科技発展有限公司との

連携による、中国本土でのクリエイター発掘やコンテンツの開発にも注力してまいります。

映像事業におきましては、香港のKadokawa Intercontinental Group Holdings社が、映画の配給、DVD等パッ

ケージの販売、ゲームソフトの制作・販売及びシネコンの運営等を展開し、当社グループコンテンツのアジア全域

への供給拠点として着実に業容を拡大しております。

当社は、これらアジアの子会社における事業を足がかりとして、将来における中国大陸での本格的な事業展開を

睨みながら、海外事業の拡大を進めてまいります。  

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4.連結財務諸表 (1)連結貸借対照表

(単位:百万円)

前連結会計年度 (平成20年3月31日)

当連結会計年度 (平成21年3月31日)

資産の部

流動資産

現金及び預金 26,914 25,611

受取手形及び売掛金 33,448 33,118

有価証券 3,446 1,497

たな卸資産 9,214 9,181

繰延税金資産 2,183 1,654

その他 2,795 3,118

貸倒引当金 △101 △184

流動資産合計 77,901 73,998

固定資産

有形固定資産

建物及び構築物 17,481 15,349

減価償却累計額 △8,015 △8,285

建物及び構築物(純額) 9,466 7,064

工具、器具及び備品 4,304 4,410

減価償却累計額 △2,628 △2,879

工具、器具及び備品(純額) 1,676 1,530

土地 10,910 10,509

その他 1,693 1,641

減価償却累計額 △1,334 △1,220

その他(純額) 359 421

有形固定資産合計 22,413 19,524

無形固定資産

のれん 1,739 602

その他 2,431 2,446

無形固定資産合計 4,171 3,048

投資その他の資産

投資有価証券 21,114 14,016

繰延税金資産 911 931

その他 12,207 12,051

貸倒引当金 △401 △395

投資その他の資産合計 33,831 26,604

固定資産合計 60,415 49,177

資産合計 138,316 123,176

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(単位:百万円)

前連結会計年度 (平成20年3月31日)

当連結会計年度 (平成21年3月31日)

負債の部

流動負債

支払手形及び買掛金 22,325 19,284

短期借入金 4,399 4,410

1年内償還予定の社債 - 11,400

未払法人税等 3,113 2,230

賞与引当金 1,240 1,177

返品調整引当金 3,201 3,305

その他 9,601 9,234

流動負債合計 43,881 51,042

固定負債

社債 11,400 -

長期借入金 1,353 939

繰延税金負債 803 676

退職給付引当金 1,828 2,007

その他 769 999

固定負債合計 16,154 4,623

負債合計 60,036 55,665

純資産の部

株主資本

資本金 26,330 26,330

資本剰余金 27,704 27,704

利益剰余金 28,013 21,679

自己株式 △4,778 △5,879

株主資本合計 77,270 69,835

評価・換算差額等

その他有価証券評価差額金 268 △1,585

土地再評価差額金 △586 △256

為替換算調整勘定 △421 △1,182

評価・換算差額等合計 △739 △3,025

少数株主持分 1,748 699

純資産合計 78,280 67,510

負債純資産合計 138,316 123,176

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(2)連結損益計算書

(単位:百万円)

前連結会計年度 (自 平成19年4月1日 至 平成20年3月31日)

当連結会計年度 (自 平成20年4月1日 至 平成21年3月31日)

売上高 150,789 141,611

売上原価 112,929 106,618

売上総利益 37,859 34,993

返品調整引当金戻入額 3,181 3,189

返品調整引当金繰入額 3,190 3,298

差引売上総利益 37,851 34,884

販売費及び一般管理費 ※1 32,717 ※1 31,318

営業利益 5,133 3,565

営業外収益

受取利息 524 394

受取配当金 213 208

負ののれん償却額 - 89

投資事業組合運用益 71 44

受取保険金 28 218

古紙売却益 195 221

その他 116 131

営業外収益合計 1,150 1,309

営業外費用

支払利息 112 104

持分法による投資損失 196 509

投資有価証券評価損 - 111

その他 23 88

営業外費用合計 331 813

経常利益 5,951 4,062

特別利益

固定資産売却益 5 506

投資有価証券売却益 334 898

持分変動利益 108 15

関係会社株式売却益 132 -

収益受益権債権信託精算益 28 114

訴訟利益 87 -

特別利益合計 696 1,535

特別損失

固定資産売却損 0 90

固定資産除却損 105 131

減損損失 4,263 2,253

投資有価証券売却損 4 70

投資有価証券評価損 449 3,997

会員権評価損 3 1

訴訟関連損失 - 59

特別退職金 - 152

特別損失合計 4,826 6,756

税金等調整前当期純利益又は税金等調整前当期純損失(△)

1,821 △1,158

法人税、住民税及び事業税 4,242 3,464

法人税等調整額 △82 506

法人税等合計 4,159 3,971

少数株主利益 260 76

当期純損失(△) △2,598 △5,205

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(3)連結株主資本等変動計算書

(単位:百万円)

前連結会計年度 (自 平成19年4月1日 至 平成20年3月31日)

当連結会計年度 (自 平成20年4月1日 至 平成21年3月31日)

株主資本

資本金

前期末残高 26,330 26,330

当期変動額

当期変動額合計 - -

当期末残高 26,330 26,330

資本剰余金

前期末残高 27,747 27,704

当期変動額

自己株式の処分 △42 △0

当期変動額合計 △42 △0

当期末残高 27,704 27,704

利益剰余金

前期末残高 31,441 28,013

当期変動額

剰余金の配当 △829 △798

当期純損失(△) △2,598 △5,205

土地再評価差額金の取崩 - △329

当期変動額合計 △3,428 △6,333

当期末残高 28,013 21,679

自己株式

前期末残高 △1,869 △4,778

当期変動額

自己株式の取得 △3,006 △1,101

自己株式の処分 98 0

当期変動額合計 △2,908 △1,101

当期末残高 △4,778 △5,879

株主資本合計

前期末残高 83,649 77,270

当期変動額

剰余金の配当 △829 △798

当期純損失(△) △2,598 △5,205

自己株式の取得 △3,006 △1,101

自己株式の処分 56 0

土地再評価差額金の取崩 - △329

当期変動額合計 △6,379 △7,434

当期末残高 77,270 69,835

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(単位:百万円)

前連結会計年度 (自 平成19年4月1日 至 平成20年3月31日)

当連結会計年度 (自 平成20年4月1日 至 平成21年3月31日)

評価・換算差額等

その他有価証券評価差額金

前期末残高 2,732 268

当期変動額

株主資本以外の項目の当期変動額(純額) △2,463 △1,853

当期変動額合計 △2,463 △1,853

当期末残高 268 △1,585

土地再評価差額金

前期末残高 △586 △586

当期変動額

株主資本以外の項目の当期変動額(純額) - 329

当期変動額合計 - 329

当期末残高 △586 △256

為替換算調整勘定

前期末残高 918 △421

当期変動額

株主資本以外の項目の当期変動額(純額) △1,340 △761

当期変動額合計 △1,340 △761

当期末残高 △421 △1,182

評価・換算差額等合計

前期末残高 3,065 △739

当期変動額

株主資本以外の項目の当期変動額(純額) △3,804 △2,285

当期変動額合計 △3,804 △2,285

当期末残高 △739 △3,025

少数株主持分

前期末残高 1,576 1,748

当期変動額

株主資本以外の項目の当期変動額(純額) 171 △1,049

当期変動額合計 171 △1,049

当期末残高 1,748 699

純資産合計

前期末残高 88,291 78,280

当期変動額

剰余金の配当 △829 △798

当期純損失(△) △2,598 △5,205

自己株式の取得 △3,006 △1,101

自己株式の処分 56 0

土地再評価差額金の取崩 - △329

株主資本以外の項目の当期変動額(純額) △3,632 △3,335

当期変動額合計 △10,011 △10,769

当期末残高 78,280 67,510

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(4)連結キャッシュ・フロー計算書

(単位:百万円)

前連結会計年度 (自 平成19年4月1日 至 平成20年3月31日)

当連結会計年度 (自 平成20年4月1日 至 平成21年3月31日)

営業活動によるキャッシュ・フロー

税金等調整前当期純利益又は税金等調整前当期純損失(△)

1,821 △1,158

減価償却費 2,283 2,237

のれん償却額 2,489 1,102

退職給付引当金の増減額(△は減少) 167 179

受取利息及び受取配当金 △737 △603

支払利息 112 104

持分法による投資損益(△は益) 196 509

投資有価証券評価損益(△は益) 449 4,108

減損損失 4,263 2,253

売上債権の増減額(△は増加) 2,220 △225

たな卸資産の増減額(△は増加) 979 △77

仕入債務の増減額(△は減少) 831 △2,858

その他 △1,700 △1,646

小計 13,376 3,925

利息及び配当金の受取額 681 663

利息の支払額 △121 △94

法人税等の支払額 △2,978 △4,531

営業活動によるキャッシュ・フロー 10,957 △36

投資活動によるキャッシュ・フロー

定期預金の増減額(△は増加) △3,698 △55

有価証券の取得による支出 △1,992 △1,998

有価証券の売却による収入 1,000 2,500

有形固定資産の取得による支出 △1,524 △1,505

無形固定資産の取得による支出 △1,202 △926

有形固定資産の売却による収入 - 1,442

投資有価証券の取得による支出 △8,966 △265

投資有価証券の売却による収入 744 1,366

連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による収入

- 47

その他 △490 △437

投資活動によるキャッシュ・フロー △16,130 167

財務活動によるキャッシュ・フロー

短期借入金の増減額(△は減少) - 129

長期借入れによる収入 248 -

長期借入金の返済による支出 △563 △367

自己株式の取得による支出 △3,006 △1,075

自己株式の売却による収入 56 -

配当金の支払額 △829 △798

その他 134 △80

財務活動によるキャッシュ・フロー △3,959 △2,193

現金及び現金同等物に係る換算差額 △1,329 △503

現金及び現金同等物の増減額(△は減少) △10,461 △2,566

現金及び現金同等物の期首残高 39,606 29,144

現金及び現金同等物の期末残高 29,144 26,577

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該当事項はありません。

 

(会計処理基準に関する事項)

1.重要な資産の評価基準及び評価方法

たな卸資産

(1)評価基準

原価法(貸借対照表価額は収益性の低下に基づく簿価切下げの方法)

(2)評価方法 

①商品、材料

先入先出法

②製品、貯蔵品

総平均法

③制作品、仕掛品

個別法

なお、制作品については、法人税法に規定する方法と同一の基準による特別な償却率により原価配分してお

ります。  

2.重要な減価償却資産の減価償却の方法

リース資産

所有権移転外ファイナンス・リース取引に係るリース資産

リース期間を耐用年数とし、残存価額を零とする定額法 

 

なお、上記以外は、 近の有価証券報告書(平成20年6月23日提出)における記載から重要な変更がないため、開

示を省略します。

 

1.棚卸資産の評価に関する会計基準

通常の販売目的で保有するたな卸資産については、従来、原価法によっておりましたが、当連結会計年度より

「棚卸資産の評価に関する会計基準」(企業会計基準第9号 平成18年7月5日)が適用されたことに伴い、原

価法(貸借対照表価額については収益性の低下に基づく簿価切り下げの方法)により算定しております。

なお、この変更に伴う損益への影響はありません。

2.連結財務諸表作成における在外子会社の会計処理に関する当面の取扱い

当連結会計年度より、「連結財務諸表作成における在外子会社の会計処理に関する当面の取扱い」(実務対応

報告第18号 平成18年5月17日)を適用しております。

なお、この変更に伴う損益への影響はありません。

3.リース取引に関する会計基準

所有権移転外ファイナンス・リース取引については、従来、賃貸借取引に係る方法に準じた会計処理によって

おりましたが、当連結会計年度より「リース取引に関する会計基準」(企業会計基準第13号 平成5年6月17日

(企業会計審議会第一部会)、平成19年3月30日改正)及び「リース取引に関する会計基準の適用指針」(企業

会計基準適用指針第16号 平成6年1月18日(日本公認会計士協会 会計制度委員会)、平成19年3月30日改

正)が適用されたことに伴い、通常の売買取引に係る会計処理によっております。

また、所有権移転外ファイナンス・リース取引に係るリース資産の減価償却の方法については、リース期間を

耐用年数とし、残存価額を零とする定額法を採用しております。

この変更に伴う損益への影響は、軽微であります。

なお、平成20年3月31日以前に開始する所有権移転外ファイナンス・リース取引に係るリース資産について

は、通常の賃貸借取引に係る方法に準じた会計処理によっております。

(5)継続企業の前提に関する注記

(6)連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項

(7)連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項の変更

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(連結キャッシュ・フロー計算書関係) 

1.前連結会計年度において投資活動によるキャッシュ・フローの「その他」に含めて表示しておりました「有形固

定資産の売却による収入」は、当連結会計年度において重要性が増したため、区分掲記しております。

  なお、前連結会計年度における投資活動によるキャッシュ・フローの「その他」に含まれている有形固定資産の

売却による収入の金額は、4百万円であります。

2.前連結会計年度において区分掲記しておりました「自己株式の売却による収入」(当連結会計年度0百万円)

は、重要性がないため、当連結会計年度より財務活動によるキャッシュ・フローの「その他」に含めて表示してお

ります。

 

(固定資産の減価償却方法)

当社及び国内連結子会社は、法人税法の改正による機械装置等の法定耐用年数短縮に伴い、当連結会計年度よ

り、改正後の法人税法に基づく方法により減価償却費を計上しております。

なお、この変更に伴う損益への影響は、軽微であります。

 

【表示方法の変更】

【追加情報】

(8)連結財務諸表に関する注記事項

(連結損益計算書関係)

前連結会計年度 (自 平成19年4月1日 至 平成20年3月31日)

当連結会計年度 (自 平成20年4月1日 至 平成21年3月31日)

※1 販売費及び一般管理費の主な内訳は次のとおりで

あります。

※1 販売費及び一般管理費の主な内訳は次のとおりで

あります。

荷造発送費      3,567百万円

広告宣伝費  4,674百万円

販売促進費  4,504百万円

貸倒引当金繰入額     97百万円

役員報酬  1,850百万円

給与手当  5,375百万円

賞与    774百万円

賞与引当金繰入額    511百万円

退職給付費用    363百万円

福利厚生費  1,003百万円

のれん償却額  2,489百万円

荷造発送費      3,698百万円

広告宣伝費  4,112百万円

販売促進費  4,150百万円

貸倒引当金繰入額    234百万円

役員報酬  1,707百万円

給与手当  5,395百万円

賞与    740百万円

賞与引当金繰入額    520百万円

退職給付費用    469百万円

福利厚生費    958百万円

のれん償却額  1,192百万円

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前連結会計年度(自平成19年4月1日 至平成20年3月31日)

当連結会計年度(自平成20年4月1日 至平成21年3月31日)

(注)1.事業区分の方法

事業は、製品等の種類、性質及び販売方法の類似性を考慮して区分しております。

2.各区分に属する主要な製品及び役務

(1) 出版事業…書籍、ストーリー系雑誌、生活系雑誌、物流等

(2) 映像事業…映画、DVDソフト等

(3) クロスメディア事業…情報系雑誌、ウェブサイト、デジタルコンテンツ制作等

(4) その他事業…ゲームソフト、広告代理店、不動産賃貸等

3.営業費用のうち、消去又は全社の項目に含めた配賦不能営業費用の金額は、それぞれ前連結会計年度1,031

百万円及び当連結会計年度1,106百万円であり、その主なものは総務・経理部門等の管理部門に係る費用で

あります。

4.資産のうち、消去又は全社の項目に含めた全社資産の金額は、それぞれ前連結会計年度41,226百万円及び当

連結会計年度35,028百万円であり、その主なものは余資運用資金(現金及び預金等)及び管理部門に係る資

産等であります。 

(セグメント情報)

a.事業の種類別セグメント情報

  出版事業

(百万円) 映像事業

(百万円)

クロスメディア事業

(百万円)

その他事業(百万円) 計(百万円) 消去又は全社

(百万円) 連結

(百万円)

Ⅰ 売上高及び営業損益              

売上高              

(1)外部顧客に対する売上高 72,033 41,712 29,035 8,008 150,789 - 150,789

(2)セグメント間の内部売上高 984 280 1,044 2,898 5,206 (5,206) -

計 73,017 41,992 30,079 10,906 155,996 (5,206) 150,789

営業費用 68,098 43,160 28,512 10,109 149,880 (4,224) 145,656

営業利益又は営業損失(△) 4,919 △1,167 1,566 797 6,115 (982) 5,133

Ⅱ 資産、減価償却費、減損損失及び

資本的支出              

資産 43,769 37,997 13,218 3,679 98,665 39,651 138,316

減価償却費 656 956 282 124 2,021 245 2,266

減損損失 655 3,607 - - 4,263 - 4,263

資本的支出 751 768 315 128 1,963 833 2,797

  出版事業

(百万円) 映像事業

(百万円)

クロスメディア事業

(百万円)

その他事業(百万円) 計(百万円) 消去又は全社

(百万円) 連結

(百万円)

Ⅰ 売上高及び営業損益              

売上高              

(1)外部顧客に対する売上高 71,158 33,919 26,266 10,267 141,611 - 141,611

(2)セグメント間の内部売上高 1,073 307 689 2,470 4,541 (4,541) -

計 72,231 34,226 26,956 12,737 146,152 (4,541) 141,611

営業費用 66,620 35,334 26,979 12,619 141,554 (3,508) 138,045

営業利益又は営業損失(△) 5,610 △1,108 △22 118 4,598 (1,032) 3,565

Ⅱ 資産、減価償却費、減損損失及び

資本的支出              

資産 44,937 25,781 12,450 5,909 89,079 34,096 123,176

減価償却費 832 697 267 143 1,941 280 2,221

減損損失 - 2,202 50 - 2,253 - 2,253

資本的支出 696 869 523 111 2,201 163 2,365

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     前連結会計年度(自平成19年4月1日 至平成20年3月31日)及び当連結会計年度(自平成20年4月1日     

至平成21年3月31日)

本邦の売上高及び資産の金額は、全セグメントの売上高の合計額及び全セグメントの資産の金額の合計額に占め

る割合がいずれも90%超であるため、所在地別セグメント情報の記載を省略しております。

 

前連結会計年度(自平成19年4月1日 至平成20年3月31日)及び当連結会計年度(自平成20年4月1日 至平

成21年3月31日)

海外売上高は、連結売上高の10%未満であるため、海外売上高の記載を省略しております。

 

 

(注)1株当たり当期純損失の算定上の基礎は、以下のとおりであります。

b.所在地別セグメント情報

c.海外売上高

(1株当たり情報)

項目 前連結会計年度

(自 平成19年4月1日 至 平成20年3月31日)

当連結会計年度 (自 平成20年4月1日 至 平成21年3月31日)

1株当たり純資産額           2,971円  31銭              2,649円  6銭

1株当たり当期純損失(△)      △99円  59銭        △203円  94銭

潜在株式調整後1株当たり当期純利益 潜在株式調整後1株当たり当期

純利益については、潜在株式は存

在するものの当期純損失を計上し

ているため記載しておりません。

同左

  前連結会計年度

(自 平成19年4月1日 至 平成20年3月31日)

当連結会計年度 (自 平成20年4月1日 至 平成21年3月31日)

1株当たり当期純損失(△)    

当期純損失(△)(百万円) △2,598 △5,205

普通株主に帰属しない金額(百万円) - -

普通株式に係る当期純損失(△)

(百万円) △2,598 △5,205

期中平均株式数(株) 普通株式   26,095,922 普通株式    25,525,934 

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株式取得による会社等の買収

当社は、平成21年4月7日に、株式会社中経出版の発行済株式の100%を取得いたしました。

この結果、同社及び同社子会社3社は、当社の連結子会社となりました。

 1.株式取得の相手の名称

株式会社中経出版の全株主(10者)

2.買収する会社の名称、事業内容及び規模

①  名称       株式会社中経出版

②  事業内容         出版業

③  規模       資本金40百万円

なお、いずれも出版業を営む同社子会社3社の名称及び規模は以下のとおり

①  株式会社樂書舘 資本金10百万円

②  株式会社新人物往来社 資本金20百万円

③  株式会社荒地出版社 資本金10百万円

3.株式取得の目的

① 同社及び同社子会社が主力とするビジネス書、実用書、学習参考書、歴史小説関連は、当社グループが手薄に

する分野であり、グループのコンテンツ充実が実現できる。

② 同社グループは、財務体質に優れ、高い収益率を保ち、当社連結業績への貢献が期待できる。

③ 出版ノウハウの共有、コンテンツの交流・活用、スケールメリットによる資材調達力・営業力の強化等、各種

シナジー効果が期待できる。

4.株式取得の時期

平成21年4月7日

5.取得価額及び取得後の持分比率

①  取得価額 2,568百万円(付随費用含む)

②  取得後の持分比率   100%

6.支払資金の調達及び支払方法

自己資金  

 

リース取引、関連当事者情報、税効果会計、有価証券、デリバティブ取引、退職給付、ストック・オプション等及び

企業結合等に関する注記事項については、決算短信における開示の必要性が大きくないと考えられるため開示を省

略しております。

(重要な後発事象)

(開示の省略)

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5.個別財務諸表 (1)貸借対照表

(単位:百万円)

前事業年度 (平成20年3月31日)

当事業年度 (平成21年3月31日)

資産の部

流動資産

現金及び預金 11,094 10,997

売掛金 206 193

有価証券 3,446 1,497

貯蔵品 1 1

前払費用 7 12

短期貸付金 11,197 12,519

その他 596 524

流動資産合計 26,551 25,745

固定資産

有形固定資産

建物 5,809 4,834

減価償却累計額 △3,184 △2,978

建物(純額) 2,624 1,855

構築物 152 141

減価償却累計額 △111 △108

構築物(純額) 41 33

車両運搬具 16 16

減価償却累計額 △13 △14

車両運搬具(純額) 2 1

工具、器具及び備品 1,328 1,350

減価償却累計額 △425 △569

工具、器具及び備品(純額) 903 781

土地 5,301 4,934

建設仮勘定 0 0

有形固定資産合計 8,874 7,607

無形固定資産

ソフトウエア 986 896

その他 119 39

無形固定資産合計 1,105 935

投資その他の資産

投資有価証券 15,727 9,248

関係会社株式 49,884 41,444

出資金 32 10

破産更生債権等 4 -

長期前払費用 1 0

長期預金 3,500 3,700

保険積立金 3,205 3,027

その他 390 390

貸倒引当金 △130 △126

投資その他の資産合計 72,616 57,696

固定資産合計 82,596 66,239

資産合計 109,147 91,985

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(単位:百万円)

前事業年度 (平成20年3月31日)

当事業年度 (平成21年3月31日)

負債の部

流動負債

短期借入金 4,021 4,021

1年内償還予定の社債 - 11,400

未払金 230 77

未払費用 151 222

未払法人税等 38 26

前受金 15 15

預り金 17,213 13,673

賞与引当金 30 32

その他 - 62

流動負債合計 21,700 29,530

固定負債

社債 11,400 -

繰延税金負債 125 -

退職給付引当金 74 75

その他 304 304

固定負債合計 11,904 379

負債合計 33,604 29,910

純資産の部

株主資本

資本金 26,330 26,330

資本剰余金

資本準備金 27,375 27,375

資本剰余金合計 27,375 27,375

利益剰余金

利益準備金 567 567

その他利益剰余金

繰越利益剰余金 26,918 16,040

利益剰余金合計 27,485 16,608

自己株式 △4,779 △5,853

株主資本合計 76,411 64,459

評価・換算差額等

その他有価証券評価差額金 233 △1,611

土地再評価差額金 △1,102 △773

評価・換算差額等合計 △869 △2,385

純資産合計 75,542 62,074

負債純資産合計 109,147 91,985

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(2)損益計算書

(単位:百万円)

前事業年度 (自 平成19年4月1日 至 平成20年3月31日)

当事業年度 (自 平成20年4月1日 至 平成21年3月31日)

営業収益 4,845 4,496

営業費用 2,758 3,214

営業利益 2,086 1,281

営業外収益

受取利息 81 48

有価証券利息 68 100

受取配当金 206 204

受取保険金 0 127

投資事業組合運用益 71 44

その他 5 10

営業外収益合計 433 535

営業外費用

支払利息 42 46

投資有価証券評価損 - 111

貸与資産費用 10 8

自己株式取得費用 8 -

支払手数料 - 78

営業外費用合計 62 244

経常利益 2,458 1,572

特別利益

固定資産売却益 0 506

投資有価証券売却益 300 898

貸倒引当金戻入額 0 -

訴訟利益 87 -

特別利益合計 388 1,404

特別損失

固定資産売却損 - 88

固定資産除却損 15 0

投資有価証券評価損 15 3,938

関係会社株式評価損 - 8,695

特別損失合計 30 12,722

税引前当期純利益又は税引前当期純損失(△) 2,815 △9,745

法人税、住民税及び事業税 10 3

法人税等合計 10 3

当期純利益又は当期純損失(△) 2,805 △9,749

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(3)株主資本等変動計算書

(単位:百万円)

前事業年度 (自 平成19年4月1日 至 平成20年3月31日)

当事業年度 (自 平成20年4月1日 至 平成21年3月31日)

株主資本

資本金

前期末残高 26,330 26,330

当期変動額

当期変動額合計 - -

当期末残高 26,330 26,330

資本剰余金

資本準備金

前期末残高 27,375 27,375

当期変動額

当期変動額合計 - -

当期末残高 27,375 27,375

利益剰余金

利益準備金

前期末残高 567 567

当期変動額

当期変動額合計 - -

当期末残高 567 567

その他利益剰余金

繰越利益剰余金

前期末残高 24,984 26,918

当期変動額

剰余金の配当 △829 △798

当期純利益又は当期純損失(△) 2,805 △9,749

自己株式の処分 △42 △0

土地再評価差額金の取崩 - △329

当期変動額合計 1,933 △10,877

当期末残高 26,918 16,040

利益剰余金合計

前期末残高 25,551 27,485

当期変動額

剰余金の配当 △829 △798

当期純利益又は当期純損失(△) 2,805 △9,749

自己株式の処分 △42 △0

土地再評価差額金の取崩 - △329

当期変動額合計 1,933 △10,877

当期末残高 27,485 16,608

自己株式

前期末残高 △1,870 △4,779

当期変動額

自己株式の取得 △3,006 △1,075

自己株式の処分 98 0

当期変動額合計 △2,908 △1,074

当期末残高 △4,779 △5,853

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(単位:百万円)

前事業年度 (自 平成19年4月1日 至 平成20年3月31日)

当事業年度 (自 平成20年4月1日 至 平成21年3月31日)

株主資本合計

前期末残高 77,386 76,411

当期変動額

剰余金の配当 △829 △798

当期純利益又は当期純損失(△) 2,805 △9,749

自己株式の取得 △3,006 △1,075

自己株式の処分 56 0

土地再評価差額金の取崩 - △329

当期変動額合計 △974 △11,951

当期末残高 76,411 64,459

評価・換算差額等

その他有価証券評価差額金

前期末残高 2,691 233

当期変動額

株主資本以外の項目の当期変動額(純額) △2,458 △1,845

当期変動額合計 △2,458 △1,845

当期末残高 233 △1,611

土地再評価差額金

前期末残高 △1,102 △1,102

当期変動額

株主資本以外の項目の当期変動額(純額) - 329

当期変動額合計 - 329

当期末残高 △1,102 △773

評価・換算差額等合計

前期末残高 1,589 △869

当期変動額

株主資本以外の項目の当期変動額(純額) △2,458 △1,516

当期変動額合計 △2,458 △1,516

当期末残高 △869 △2,385

純資産合計

前期末残高 78,975 75,542

当期変動額

剰余金の配当 △829 △798

当期純利益又は当期純損失(△) 2,805 △9,749

自己株式の取得 △3,006 △1,075

自己株式の処分 56 0

土地再評価差額金の取崩 - △329

株主資本以外の項目の当期変動額(純額) △2,458 △1,516

当期変動額合計 △3,433 △13,467

当期末残高 75,542 62,074

㈱角川グループホールディングス(9477) 平成21年3月期 決算短信

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Page 26: 平成21年3月期 決算短信 - KADOKAWA · たベスト・セラー「ザ・シークレット」(書店 ロンダ・バーン著)がロングセラーを続けた他、本屋大賞候補作

該当事項はありません。

 

  役員の異動

本件は、平成21年6月21日開催の第55期定時株主総会の承認により正式決定いたします。

(1)新任取締役候補

(2)退任予定取締役

(3)新任監査役候補

(4)退任予定監査役

(4)継続企業の前提に関する注記

6.その他

取 締 役 関 谷  幸 一 現 ㈱角川グループパブリッシング代表取締役社長

取 締 役 髙 山 康 明 現 財務統括室長

社外取締役 船 津 康 次 現 トランスコスモス㈱代表取締役会長兼CEO

取 締 役 本 間  明 生  現 取締役相談役

社外取締役 鶴 田 尚 正 

社外取締役 増 田 宗 昭 

 

常勤監査役 本 間  明 生  現 取締役相談役

 

常勤監査役 小 林 富 夫   

 

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