3年前の僕へ-a piece of cake-
TRANSCRIPT
3年前の僕へ
今日お話しする内容
働く環境の大きな変化で!気づいた事がある
大きく変わった事
大きく変わった事3年前
ベンチャー勤務
プログラマー
自社サービスの作成
大きく変わった事3年前
ベンチャー勤務
プログラマー
自社サービスの作成
現在
フリーランス
プログラマー兼CTO
サービスの作成!コンサル、受託
自社サービス
企画・営業
開発・運営
企画・営業チーム
開発チーム
調整
あの時の僕へ!伝えたい事
気づき != 新しい解決策
当時の状況と課題!と!
既知の解決策!の!
結びつき
気づき = 結びつき
3年前の僕へ!a piece of cake
@garden_tree
1. 創 技術で現場をリードする!
2. 団 プロセスと組織を変革する!
3. 守 チームを堅牢に護る
3つのテーマ
[公開用追記]!発表は、以下の4トラックで構成されていて、!本発表は考トラックで行われました。!・技術で現場をリードする創!・プロセスと組織を変革する団!・チームを堅牢に護る守!・未知の世界を切り開く考
1.創!技術で現場をリードする
3年前の僕
自社サービス
企画・営業
開発・運営
企画・営業チーム
開発チーム
調整
システムイメージ
システムイメージアンバランスな構成
システムイメージアンバランスな構成
穴だらけ
システムイメージ
運用対策がされていない
アンバランスな構成
穴だらけ
3年前意識していた目標•リリーススケジュールを守る!
•サービスを安定稼働させる!
•運用の手間を減らす
システムイメージ
システムイメージ変更に強くする為にバランスを整える
システムイメージ変更に強くする為にバランスを整える
安定稼働させる為に穴をうめる
システムイメージ変更に強くする為にバランスを整える
安定稼働させる為に穴をうめる
運用の為の機能を追加
目標を達成する為の手段•アジャイル開発!
•テスト駆動開発!
• CI等など・・・
その結果
使われない機能が!増えていく・・・
なぜか?
当時のサービスは!ビジネスモデルを模索している!
最中だった
ビジネスモデルを!模索する為に!
仮説検証をするべきだった
サービスの拡大
サービスの拡大
ピボット
ピボット
なぜ気づかなかったのか?
3年前意識していた目標•サービスを安定稼働!
•運用の手間を減らす!
•リリーススケジュールを守る
3年前意識していた目標•サービスを安定稼働!
•運用の手間を減らす!
•リリーススケジュールを守る
目標を履き違えていた
ではあるべき目標は?
ケント・ベックがあるセミナーで紹介した!NASAでのエピソード
トイレで掃除をしている一人の男に、!「あなたの仕事は何ですか?」と聞いた!
彼は答えた!「私の仕事は人を月に運ぶことだ」
目標はビジネスの成功
ビジネスに興味を持つ事から!スタート
なぜ目標を履き違えたのか
3年前!! あるべき姿
目標サービスの安定稼働!スケジュールを守る!運用コストの軽減
ビジネスの成功
手段アジャイル開発!テスト駆動開発!
CI!等など・・・
仮説の検証!システム開発!等など・・・
3年前!! あるべき姿
目標サービスの安定稼働!スケジュールを守る!運用コストの軽減
ビジネスの成功
手段アジャイル開発!テスト駆動開発!
CI!等など・・・
仮説の検証!システム開発!等など・・・
システムを作る事が目標になっている
3年前!! あるべき姿
目標サービスの安定稼働!スケジュールを守る!運用コストの軽減
ビジネスの成功
手段アジャイル開発!テスト駆動開発!
CI!等など・・・
仮説の検証!システム開発!等など・・・
システムを作る事が目標になっている
あるべき目標
3年前!! あるべき姿
目標サービスの安定稼働!スケジュールを守る!運用コストの軽減
ビジネスの成功
手段アジャイル開発!テスト駆動開発!
CI!等など・・・
仮説の検証!システム開発!等など・・・
システムを作る事が目標になっている
システム開発はビジネスを成功させる為の!手段にすぎない
あるべき目標
まとめ
システムを作る事を!目標にすると!
使われないシステムになる
目標はビジネスの成功
!
現場はビジネスの中にある!
技術でビジネスを!リードしよう!
補足
ビジネスという言葉の変化
経営 営業 開発
当時の認識
経営 営業 開発
当時の認識ビジネス側 開発側
ビジネス
既知の解決策
~アジャイルサムライ 第6章 より~
~アジャイルサムライ 第6章 より~
経営
営業
開発
ケーキで例えた当時の認識
経営
営業
開発
ケーキで例えた当時の認識
ビジネス側
開発側
ケーキを食べるときにスポンジだけ食べたいと思う人はあまりいないだろう。!お客さんだって同じだ。解決策を土台から3分の1とか半分だけ渡されたって嬉しくなんかない。!(略)!アーキテクチャのすべてのレイヤを貫いて、お客さんにとって価値のある成果を届けるようにするんだ。
~アジャイルサムライ 第6章 より~
経営
営業
開発
お客さんに価値のある成果を届ける
アーキテクチャのすべてのレイヤを貫いて
経営
営業
開発
ビジネス
アーキテクチャのすべてのレイヤを貫いて!お客さんに価値のある成果を届ける!
=!ビジネス
2.団!プロセスと組織を変革する
3年前の僕
自社サービス
企画・営業
開発・運営
企画・営業チーム
開発チーム
調整
当時イメージしてたプロセス
プロセスのイメージ図
Aさん Bさん Cさん Dさん
Aさん Bさん Cさん Dさん
当時の目標
工程α 工程β 工程γ 工程δ
Aさん Bさん Cさん Dさん
当時の目標
1.各工程の質の向上
工程α 工程β 工程γ 工程δ
Aさん Bさん Cさん Dさん
当時の目標
1.各工程の質の向上 2.各工程間の最適化
工程α 工程β 工程γ 工程δ
Aさん Bさん Cさん Dさん
当時の目標3.リードタイムの高速化
1.各工程の質の向上 2.各工程間の最適化
工程α 工程β 工程γ 工程δ
その結果
成果が”想定範囲内”のものになってしまった
なぜか?
Aさん Bさん Cさん Dさん
想定内の結果
A×B×C×D=Q!(1×1.2×0.8×1.1=1.056)
想定範囲を超えたものを!作るには?
高速化より可能性
工程α 工程β 工程γ 工程δ
(A+B+C+D)x(A+B+C+D)x(A+B+C+D)x(A+B+C+D)=Q(1.2+1+0.8+1.1)x(1.1+1.2+1+0.8)x(0.8+1.1+1.2+1)x(0.8+1.2+1+1.1)=282
可能性の計算式
コラボレーション
コレボレーションとは
共通の目標を触媒に!特定の成果に対して!
それぞれのやり方で貢献する
コレボレーションとは
共通の目標を触媒に!特定の成果に対して!
それぞれのやり方で貢献する
例えば、ビジネスの成功
なぜ気づかなかったのか?
組織のフロー
Aさん Bさん Cさん Dさん
組織のフロー
Aさん Bさん Cさん Dさん
組織のフロー
企画部 営業部 開発部 開発部
当時イメージしていたプロセスは!組織によって決められた!
フローだった
当時イメージしていたプロセスは!組織によって決められた!
フローだったものづくりのプロセスではない
まとめ
組織のフローでは!想定内ものしか作れない
目指すのは最適化より可能性
コラボレーションは!可能性のプロセス
コラボレーションで!変革を起こそう!
補足
コラボレーションの一例
チョコレート職人クリーム職人スポンジ職人
チク
チ
サイコーの!チョコレート
ク
サイコーの!クリーム
サイコーの!スポンジ
サイコーの!ケーキ(?)
チ作る
サイコーの!チョコレート
チ作る
クリームと!スポンジに!
合うチョコレート
チ作る
ク味見 味見
クリームと!スポンジに!
合うチョコレート
チ作る
ク味見 味見
クリームと!スポンジに!
合うチョコレート
調和のとれた!美味しい!ケーキ!
クリームと!スポンジに!
合うチョコレート
チョコレートと!スポンジに!合うクリーム
チョコレートと!クリームに!合うスポンジ
チ
ク作る
味見
作る
味見
ク
チ作る
味見
クチ
3.守!チームを堅牢に護る
3年前の僕
自社サービス
企画・営業
開発・運営
企画・営業チーム
開発チーム
調整
プロジェクトを!メンバーに任せた
好きにやって良いよ
ラジャー!
その結果
チームを壊しかけた...
なぜか?
認識の違いがあった
好きにやって良いよ
ラジャー!
好きにやって良いよ
ラジャー!
いつも通り成果を期待
好きにやって良いよ
ラジャー!
いつも通り成果を期待
俺達のやり方でいつもとは違う最高の成果を!
好きにやって良いよ
ラジャー!
いつも通り成果を期待
俺達のやり方でいつもとは違う最高の成果を!
認識の違い
そして、その事に!気づいていなかった
なぜ気づかなかったのか?
好きにやって良いよ
ラジャー!
いつも通り成果を期待
俺達のやり方でいつもとは違う最高の成果を!
好きにやって良いよ
ラジャー!
いつも通り成果を期待
俺達のやり方でいつもとは違う最高の成果を!
既存の文化
好きにやって良いよ
ラジャー!
いつも通り成果を期待
俺達のやり方でいつもとは違う最高の成果を!
既存の文化 新しい文化
好きにやって良いよ
ラジャー!
いつも通り成果を期待
俺達のやり方でいつもとは違う最高の成果を!
文化(暗黙知)の違い既存の文化 新しい文化
“いつも通り”だと!思いこんでいた
では文化の違いを埋めるには?
目標を共有し!共に新しい文化を作る
コラボレーション!
まとめ
認識の違いがチームを壊す
認識は文化に依存する
文化はチームで作る
文化を育て!チームを堅牢に護る
補足
共に作る新しい文化の例
美味しいケーキ作ろう!
作ろう!
美味しいケーキ?
美味しいケーキ作ろう!
作ろう!
美味しいケーキ?
美味しいケーキ?
クリームとスポンジの!ケーキが食べたい
イチゴの!ケーキが食べたい
美味しいケーキ?
クリームとスポンジの!ケーキが食べたい
イチゴの!ケーキが食べたい
2人で作ったケーキ!=!
共に作った新しい文化
総括
3年前の僕は何を見ていたのか?!!
現在の僕は何を見ているのか?
3年前 現在
現場 システム開発 ビジネスの成功
プロセス 組織のフロー コラボレーション
護る 自分の文化 チームの文化
3年前 現在
現場 システム開発 ビジネスの成功
プロセス 組織のフロー コラボレーション
護る 自分の文化 チームの文化
目の前の業務
3年前 現在
現場 システム開発 ビジネスの成功
プロセス 組織のフロー コラボレーション
護る 自分の文化 チームの文化
目の前の業務
与えられた環境
3年前 現在
現場 システム開発 ビジネスの成功
プロセス 組織のフロー コラボレーション
護る 自分の文化 チームの文化
目の前の業務
与えられた環境
自分自身
目の前にあるたった1つの!ものしか見ていなかった
目の前にあるたった1つのもの!=!
閉じた世界
3年前 現在
現場 システム開発 ビジネスの成功
プロセス 組織のフロー コラボレーション
護る 自分の文化 チームの文化
3年前 現在
現場 システム開発 ビジネスの成功
プロセス 組織のフロー コラボレーション
護る 自分の文化 チームの文化
本当の目標
3年前 現在
現場 システム開発 ビジネスの成功
プロセス 組織のフロー コラボレーション
護る 自分の文化 チームの文化
本当の目標
可能性の挑戦
3年前 現在
現場 システム開発 ビジネスの成功
プロセス 組織のフロー コラボレーション
護る 自分の文化 チームの文化
本当の目標
可能性の挑戦
チーム
自ら見つけたもの
自ら見つけたもの!=!
開かれた世界
開かれた世界とは!未知の世界
未知の世界へ
閉じられた世界!=!地図
つまり地図を見て歩いていた
地図を見ていては!開かれた世界は見えない
地図からコンパスに!持ちかえた
地図を捨てコンパスを頼りに進め!伊藤穣一
コンパスを持ち!自身がより良いと思える方向へ
でも・・・
より良い方向を見続けるのは疲れる・・・!先が見えない・・・!不安・・・!
そもそもどこに行きたかったんだっけ?
地図よりもコンパスよりも!以前に人類にあったもの
星
星とは?
自身の中にある絶対的なもの
体験
僕があの時あの場所で受けた!体験は!
誰にも否定出来ない
暗闇の荒野を照らすような!体験とは?
憧れ
自らが体験した憧れを!目指し進む
それが
憧れ駆動
3年前の僕に伝えたい!たった1つのこと
憧れ駆動で
未知の世界を切り開け!