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ＮＯ．４７９

令和２年６月 発行 浜田市立三保公民館

浜田市三隅町湊浦１２０番地

ＴＥＬ ３２－０３１４

ＦＡＸ ３２－０６７８

三保公民館だより ＜１＞ ＮＯ．４７９

ホームページ ｈｔｔｐ：／／ｍａｔｉｚｕｋｕｒｉ．ｈｅｒｅｃａｌｌ．ｊｐ／ｍｉｈｏ／

Ｅメール ｍｉｈｏ－ｋ＠ｏｆｃ．ｈｅｒｅｃａｌｌ．ｊｐ

平成１２年４月３０日に自治

会青年部有志で針藻山に上

がって見ようと、ジャングル

状態の中を竹や草をかき分

け、山頂らしき薄暗い森の中

で記念写真を撮ったのが最

初でした。

一昔前まで畑が広がりと

ても眺めの良い山で、戦時中

は敵の航空機監視所として、

さらに中世の時代には三隅

城の出城「針藻城」があった

とされています。

その後、毎週日曜日の午前

中を活動日とし、先ずは海が

見えるように、景色を眺めら

れるように、花を楽しめるよ

うに、散策できるようにと作

業を進め、その年の暮れに地

元自治会を中心に、誰もが憩

える手づくりの公園をとい

うことで当委員会を発足し

時下益々ご健勝の事とお喜び申し上げます。

去る４月２０日付で，三保地区まちづくり推進委員６２名の皆様に初めて試みた総会の書面

決議をお願いしましたところ，役員の内過半数３２名の方々から回答を頂き，賛成多数で採

択されました。又，提出のない方々も「賛成意見」とみなす様処理させて頂き，可決された

ものと理解し処理致します。

しかし，組織の内容に一部ご意見がありましたので，今後三役会，役員会において協議を

重ねて改善するところは改善しつつ進めてまいりますので，ご理解下さいますようお願い申

し上げます。今回の書面決議についてご協力とご理解を頂きました方々に心から感謝申し上

げご報告と致します。

三保地区まちづくり推進委員会

会 長 浜崎 聖二

事務局 三保公民館

ました。

そして、地元の皆さんと一緒

にクリスマス会、年越しイベン

ト、春の自然を食う会、夏の夕

日神楽等の開催、また、田舎ツ

ーリズム参加者との交流会をす

るうちに、電気・水道の設置、

更には水洗トイレ・道路・展望

台の新設につながり、最近では

県の森づくり補助金により山頂

に東屋も建設されました。

振り返ると、いつの間にか

我々の地道な活動が認められ、

環境が整い、更に活動を後押し

していただいたのだと思いま

す。また、自然から教わること

も多く、様々な失敗をしながら、

「そうか」と気づかされること

も多々ありました。針藻山のよ

うな小さな森や草むらでもここ

に立つと、自然に抗うのではな

く、相手をよく知り、寄り添う

ことが大切であることを思い知

らされます。

今後は、これらの施設を利用

して、自然観察会や体験会など

を企画して総合学習の場となる

ように、また地域の皆さんに親

しまれ、楽しめるような公園に

していきたいと思います。

『活動２０周年に思う』

はりも山公園手づくり委員会

事務局

浜崎

聖二

チェーンソーアートのベンチ

「ライオンとねずみ」

三保公民館だより ＜２＞ ＮＯ．４７９

地域の皆さんの声を聞きながら，推進委員

さんと話し合い教室を開設。年々教室も増え、

多い時は１５のサークル団体が活動。教室終了

後は，次への学びとして「自主グループ」の設立

へとつなげていくことができました。

それぞれの団体の

学びの成果をお互い

に知ってもらう良い機会となっています。

紙漉体験をもとに，絵手紙作りや書道教室。

草木染めとのコラボでハンカチやスカーフ・ラン

チョンマットなどの物作り。大おろちやかずらを

使った灯り・灯ろう作り。「きらめき！子ども体

験教室」での大凧や雪だるま・クリスマスツリー

作りなど。これらの事業をもとに，推進委員さん

との話し合いから

今年度も公民館の運営や事業

の企画推進に関わって活動して

いただくと同時に、公民館と地

域の方々を結ぶ役割もお願いし

ています。皆さん声をかけて下

さい。

◎岡本

真司

さん（晴海台）

○三澤

清美

さん（門殿）

永見

孔

さん（古湊東）

森川ミチコ

さん（古湊東）

田中

照子

さん（古湊東）

西田

清久

さん（下古市）

浜崎

聖二

さん（下古市）

西田

誠吉

さん（下古市）

原田

宏子

さん（下古市）

新田

英子

さん（下古市）

久保田

綾

さん（門殿）

金本

晶

さん（中組）

寺井

尚美

さん（中組）

梅谷

伴子

さん（湊上町）

佐々木一夫

さん（湊セド町）

森下

桂子

さん（八曾）

冨金原美和子さん（谷）

（順不同）

三保公民館設立から２２年目を迎えました

三保公民館は，これまで地域の拠点として，地域と深く関わりあいながら，地域の

皆さんにとって，最も身近な学びの場や交流の場としての役割を果たしてきました。

～今日こんにち

までの歩みご紹介～

「地域の活性化につなげる事業はできないだろ

うか？」という意見から，上古市の一角に耕作地

『三保ファーム』を開拓。地産地消を目的に地域

の皆さんとの親睦交流を深める取り組みが平成

２７年から始まりました。

「公民館に子どもの居場所を作りたい！」

という強い思いから，平成１３年度

を立ち上げ

現在も続いています。学校支援事業も加わり

地域の方々にボランティアとしてお世話になり

ながら，地域ぐるみで地域の良さを伝え

地域の人から学ぶ活動を心がけています。

上記のように，学校ではできない体験活動や地域の幅広い世代の人たちとの交流など，多様な

体験を通じて社会性を育くむ活動に取り組んできました。今後はさらに，社会教育を基盤とした

人づくり・つながりづくり・地域づくりを担うため，まちづくり推進委員会生涯学習部会として

も地域課題についてより考えて進めていくことになります。

三保公民館だより ＜３＞ ＮＯ．４７９

新型コロナウイルスの感染拡大に

伴い、国の緊急事態宣言が４月７

日に発出された後、４月９日には

島根県でも感染が確認されました。

４月１６日の全国緊急事態宣言を受け、市

内の小中学校は４月２１日から５月６日ま

での期間一斉臨時休業となりました。そ

れに伴い市内の保育園はその間の登校自

粛を要請することになりました。その後

全国緊急事態宣言の５月３１日までの延長

に伴い、浜田市内小中学校は一斉臨時休

校が５月１０日まで延長されること、また

１１日から授業が再開されることが７日に

決定しました。４月に入学したばかりの

新一年生も例年とは違う時間を過ごしま

した。一方、保育園においては原則開園

の方針は維持し、５月３１日まで登園自粛

要請期間が延長されました。浜田市内の

保育園と同じく三保保育園もずっと開園

しています。手洗い、うがい、換気、手

指消毒、おもちゃ消毒などに配慮しなが

ら保育を行っています。４月に一つずつ

お兄さんお姉さんになったばかりの子ど

もたち。幼くして未曽有のパンデミック

の時間を過ごしています。大人になって、

自分たちが幼いころ大変な感染症感染拡

大の時代があったんだ。でも今は薬もあ

り、こんなに穏やかな良い時代になった

んだ、と思える日がきっと来ることを願

っています。

【投稿

三上園長先生】

民話とは、「民衆の生活の中から生まれ、民衆によ

って口承されてきた説話」のことです。江戸時代から

昭和３０年頃まで、じいちゃんばあちゃんが、孫が寝る

まで添い寝して聴かせていたとか。とは言え、現代の

子どもたちも民話が大好きで、面白くて笑える民話

も、おっかない化け物の話も、すごく興味があると聞

きます。子どもたちの心には、「うそだか

ほんとだ

か

わかんねばなし」を素直に楽しめる柔軟な感受性

があるのでしょうね。

ご紹介するのは、酒井董美氏の「ふるさとの

民話石見編Ⅱ」の中にある三保地域の民話７つ

の中の一つです。登場人物の気持ちの変化を想

像しながら読むと民話のおもしろさを見つけ

ることができるかも知れませんね。音読しなが

ら読んでみられてはいかがでしょうか。

小僧

こ

ぞ

う

の一

升

いっしょう

米 まい

和尚さんと小僧さんとおりました。

いつも和尚さんが、

「小僧ちゅうもんはのう、何でもわしの

言うことを聞いてするもんじゃ」と平生

から言っておりました。

そして、

「わしが指を一本出しゃ、ご飯を一升炊

け、二本出しゃ二升炊け」と教えてある

んです。

そのうち、和尚さんが便所へ行って落

ちなさったげな。

和尚さんは助け上げてもらおうと、

「小僧やーい」と手を両方挙げて呼びま

したげな。

小僧は急いで内へ入ったかと思うと、

ご飯を一斗炊きました。

和尚さんはやっとのことで上がってく

ると、小僧さんに向かって、

「まあ、こんな小僧は。わしゃ

便所に落ちたちゅうて騒いどる

のに何をすりゃ」と怒りました。

そうすると小僧さんは、

「そいでもあんた、いつでもわ

たしに言うとんさろうがな。『指

を一本出しゃ、ご飯を一升炊け、

二本出しゃ二升炊け』いうて。

じゃけえ、あんた両方の手を挙

げんさったけえ、一斗炊きまし

た」と答えました。

何にしても小僧さんはえらいもので、どうしても

和尚さんは負かされるものだそうだげな。

（語り手は古市場の西田ヨノさん（明治２３年生）

酒井氏が訪ねられたのは昭和３５年。数々の歌や話

の中の一つで、初対面の硬さを全然感じさせない

明朗な応対をしてくださり、非常に印象的な方で

あったと記されています。

【 三保地区人口推移 （４月末現在） 】 ■世帯数 ８０２（＋） ■人 口 １，６６７人（－）

<男７８８人（＋） 女８７９人（－）> ≪ 下記は 集 落 別 人 口 ≫

◆古湊西 ６８人（－） ◆上古市 １４１人（－） ◆駅 前 ６０人（＝） ●古市場計 ７６７人（－）

◆古湊東 １０４人（＝） ◆湊下町 ５１人（＝） ◆谷 １３６人（－） ●湊浦計 ３３０人（＋）

◆下古市 １４６人（－） ◆湊上町 １７３人（＋） ◆晴海台 １６９人（－） ●西河内計 ５７０人（－）

◆門 殿 １７７人（＋） ◆湊セドﾞ町 １０６人（＝） ◆福浦西 ６０人（－） ＋は（増） －は（減）

＝は（増減なし） ◆中 組 １３１人（＝） ◆八 曽 ７６人（－） ◆福浦東 ６９人（－）

日 月 火 水 木 金 土

１ 大正琴

詩吟

スポ少

２ Ｇゴルフ

舞踊教室

３ スポ少

４ ほほえみ

碁楽会

安来節

５ Ｇゴルフ

浜松の会

詩吟

スポ少

６ 職員不在日

７ 消防団

｛休館日｝

８ エコクラフト

箏の会

スポ少

９ Ｇゴルフ

舞踊教室

１０ スポ少

１１ ほほえみ

安来節

１２ Ｇゴルフ

つくし会

詩吟

スポ少

１３ 職員不在日

１４

｛休館日｝

１５ 大正琴

スポ少

１６ リフレッシュ

Ｇゴルフ

舞踊教室

１７ 生け花教室

移動図書

スポ少

１８ ほほえみ

碁楽会

安来節

１９ Ｇゴルフ

浜松の会

詩吟

スポ少

２０ 職員不在日 漢詩会

２１

｛休館日｝

２２ 箏の会

スポ少

２３ Ｇゴルフ

はりも句会

舞踊教室

計量器点検

２４ スポ少

２５ ほほえみ

安来節

２６ Ｇゴルフ

つくし会

詩吟

スポ少

２７ 職員不在日 星を観る会

２８

｛休館日｝

２９ スポ少

３０ Ｇゴルフ

舞踊教室

公民館事業と利用予定

◇季節の花だより（カタクリ）◇

ユリ科カタクリ属の多年草。地下茎は意外と深く，鱗茎のクリが片割れに似る

ことから「片栗」の意味で名付けられたといわれている。花茎を２０㎝ほど伸ば

し，ユリに似た花をうつむいて咲かせる可憐な花。くるりと反転した花びらが特

徴で，昔は片栗粉に利用されていた。

三保公民館だより ＜４＞ ＮＯ．４７９

※コロナウイルス拡大感染防止について引き続き対応

をお願いします。

（１）「手洗い」「マスク着用」「３密をさける」など

一人ひとりが徹底した感染症対策を行う。

（２）外出・県外等への移動の自粛。