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平成30年度 事 業 計 画

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平成30年度

事 業 計 画

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事 業 計 画 項 目

Ⅰ 事業の基本方針 ······················ 7

Ⅱ 具体の事業 ························ 8

1 公益目的事業1 ................................................................. 9

(1)中小企業取引振興事業

(2)国際ビジネス支援事業

(3)よろず支援拠点事業

(4)プッシュ型事業承継支援高度化事業

(5)中小企業創業等振興基金事業

(6)中小企業等金融新戦略事業

(7)ベンチャー企業支援事業

2 公益目的事業2..................................................... 17

設備貸与事業

3 収益事業1 ........................................................ 18

「マイドームおおさか」の運営・管理に関する事業

4 その他の事業1..................................................... 19

大阪府出資法人キャッシュ・マネジメント・システム(CMS)事業

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Ⅰ 事業の基本方針

当機構は、平成13年4月の設立以来、府内中小企業に対する様々な支援策の実施を通

じて、大阪産業、地域経済の発展に努めている。

平成29年度は、国内外への販路開拓支援において、新たにタイ・上海の海外展示会に

出展した他、設備貸与やよろず支援拠点事業などの公益目的事業を推進し、府内中小企

業の支援、大阪産業の振興に取り組んできた。

平成30年度は28年度に策定した中期経営計画の最終年度であり、引き続きその方針に

従い、国内外への販路開拓に関する支援の充実を図ることをはじめ、新たにプッシュ型

事業承継支援高度化事業を開始するとともに、おおさか地域創造ファンドの後継となる

事業を展開する。

また、都市型展示場「マイドームおおさか」においては、リピーター顧客の維持確

保、閑散期等における催事誘致とともに、新規催事・小規模催事の誘致活動に向け

首都圏営業活動、イベント企画会社や旅行代理店等への営業強化を進めることによ

り、事業収益の維持安定及び公益目的事業の実施に必要な財源の確保を目指す。

引き続き、公益財団法人として、公益目的事業を行うことを主たる目的とすることは

もとより、法令の規定を遵守し、適切な情報開示、地域における社会貢献活動に取り組

むなど、公益法人としての使命を果たしていく。

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Ⅱ 具体の事業

事業を「公益目的事業」「収益事業等(「収益事業」及び「その他の事業」)」に区分し、

実施する。

公益目的事業

公益目的事業 1

中小企業取引振興事業

国際ビジネス支援事業

よろず支援拠点事業

プッシュ型事業承継支援高度化事業

中小企業創業等振興基金事業

中小企業等金融新戦略事業

ベンチャー企業支援事業

公益目的事業 2

設備貸与事業

収益事業等

収益事業

「マイドームおおさか」の運営・管理に関する事業

その他の事業

大阪府出資法人キャッシュ・マネジメント・システム(CMS)事業

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1 公益目的事業1

(1) 中小企業取引振興事業

① 取引あっせん事業

下請・ものづくり企業の受注確保・販路拡大のため、府内はもとより広域的な発

注開拓に努めるとともに、府内中小企業者の自社の得意分野や製品・技術等を効果

的に情報発信する等、各種の受発注・取引情報を関係企業に積極的に提供すること

により取引のあっせん紹介を行う。

さらには、多彩な取引案件対応と各種事業メニューの活用促進を図るため、引き

続き登録勧奨を強化し、新規登録増加を推進する。

❏ 引合・商談件数 6,400 件以上

❏ 新規登録企業件数 185 件以上

② 展示商談会事業

立地、集客に優れた「マイドームおおさか」を活かし、府内中小企業の製品・技

術をPRし、ビジネスマッチング機会の提供、販路開拓を支援するための商談会を

開催する。

❏ 開催回数 2 回

③ 大規模企業商談会事業

大企業が有する技術課題に対して、府内中小企業の持つ優れた技術・工法とのマ

ッチングを行うための商談会等を開催するとともに、高いマーケティングスキルや

専門知識を持つ専門家を配置して、販路開拓、新たなイノベーションの創造を支援

する。

❏ 開催回数 1 回

④ 広域個別商談会事業

下請・ものづくり企業の受注確保・販路拡大のため、全国から発注ニーズを持つ

発注企業が参加し、府内中小企業がそのニーズに応募する個別面談方式の商談会を

開催する。

❏ 開催回数 2 回

⑤ 事業化交流マッチング事業

府内中小企業の活性化を図るため、「大阪府異業種交流促進協議会」等と連携し、

自社の強みを活かして新領域に進出する企業の販路開拓や業務提携などを促進する

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異業種の交流の場を提供する。

⑥ オープンイノベーション支援事業

新事業・新製品開発等に取り組む企業の技術課題に対して、専用のウェブサイト、

コーディネーター、連携支援機関を通じて解決策を募集し、府内の優れた技術を持

つ中小企業の探索を行い、マッチングを創出する。

❏ マッチング件数 65 件

⑦ 経営基盤向上講習会

経営基盤・技術向上・新分野進出・海外展開等、府内中小企業者が直面している

様々な問題について講習会を開催する。

❏ 開催回数 2 回

⑧ 下請取引適正化事業

下請取引の適正化の推進を図るため、「下請かけこみ寺」と連携して下請取引に関

する苦情等の相談を受け付け、法的解釈を必要とする課題に対して法律相談を実施

するとともに、親企業や下請企業等を対象に取引適正化講習会を開催する。

❏ 開催回数 1 回

⑨ 中小企業外国出願支援事業

経済のグローバル化による国際的な事業展開や知的財産権侵害品に対応するため、

戦略的な外国への特許出願・商標登録出願等を行う府内中小企業に対して支援・補

助を行う。

⑩ MOBIO管理事業

クリエイション・コア東大阪「MOBIO(ものづくりビジネスセンター大阪)」の

適正かつ効率的な管理の観点から、(独法)中小企業基盤整備機構との契約関係や各

種設備の保守点検、清掃業務委託など運営に関する後方支援業務について、大阪府

との協定に基づき実施する。

⑪ ものづくりB2Bネットワーク事業

大阪府と共同で「ものづくりB2B ネットワーク事務局」を設置し、金融機関と

のネットワークを通じて、各種の受発注・取引情報を関係企業に提供することによ

り取引のあっせん紹介を行う。

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(2) 国際ビジネス支援事業

本機構内に設置の「国際ビジネスサポートセンター」を中核にして、府内中小企業

の海外進出や海外取引等の国際ビジネスを支援する。

①国際ビジネスサポートセンターの運営

国際ビジネスサポートセンターにおいて、府内中小企業の海外ビジネスに対する

アドバイスやパートナー企業の紹介、海外ビジネス情報の提供等を行う。

ア 相談業務

常駐する 2 名のコーディネーターと、新たに国際ビジネスサポートセンターの

機能と連携した事業のために増員したコーディネーター1名を合わせた 3名が、

府内中小企業の相談に応じて、適切なアドバイスやパートナー企業の紹介、海外

ビジネス情報の提供等を行う。

極めて専門的な分野や特定の国・地域に関する相談については、コーディネー

ターが必要に応じて専門アドバイザーと連携して対応する。

❏ 支援件数 1,500 件

イ 国際ビジネスセミナー及び出張相談会の開催

府内中小企業が必要とする国際ビジネス情報を提供するためにセミナーを開

催する。開催予定件数は 4 件、そのうちの 2 件は地域の商工会議所等と連携して

開催するとともに、出張相談会を併催し、当該地域の中小企業の国際ビジネス相

談に応じる。

❏ セミナー開催回数 4 回

ウ ウェブサービス「OSAKA EXPORTERS GUIDE(大阪企業輸出製品案内)」

の運営

府内中小企業が海外に輸出することを希望している製品、技術、サービス等を

ウェブサービス「OSAKA EXPORTERS GUIDE(大阪企業輸出製品案内)」で世

界に向けて発信する。

必要に応じて国際ビジネスサポートセンターにおいて製品案内文を英語に翻

訳をする等、府内中小企業に対しビジネス支援を行う。

②国際ビジネスサポートセンターの機能と連携する各種支援事業

国際ビジネスサポートセンターの機能と連携し、府内中小企業に対する支援をさ

らに強化するために、新たにコーディネーター1 名を増員し、次の事業を行う。

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ア 最重点地域に対する取組みの強化

国際ビジネスサポートセンターに寄せられる相談件数が最も多いのは東南ア

ジアと中国になっている。こうした府内中小企業のニーズに対応するため、この

両地域を最重点地域として支援を強化する。

(ア) 東南アジア地域

a 海外展示会への出展及び商談会の開催

東南アジアの中で国際ビジネスサポートセンターへの相談件数が最も多い

ベトナムを最重点地域のひとつに選定し、平成 24 年度から、現地で開催さ

れる展示会に参加する他、平成 27 年度からは現地個別商談会を実施するな

ど、府内中小企業のベトナムでのビジネス展開を積極的に支援してきた。

平成 30 年度においても、ベトナムに対する府内中小企業のニーズが依然

として高いことから、引き続き同国で開催される展示会に参加するとともに、

昨年同様、別途、現地にて個別商談会を実施する。

また、アセアンの中心で販路開拓先としてますます有望になると思われる

タイにおいても、昨年に引き続き、同国での販路拡大・事業連携等を希望す

る府内ものづくり製造業を対象に、現地展示会への出展・商談を行う展示商

談会、及び現地個別商談会を実施する。

❏ 開催予定地 ベトナム、タイ

❏ 参加企業 10 社程度(ベトナム、タイとも)

b 東南アジアおよび周辺地域関連セミナーの開催

企業ニーズの高い東南アジアを中心とした最新ビジネス情報を提供する。

❏ 開催回数 年 1 回

(イ) 中国

a 中国(上海)ビジネスサポート

ベトナムと並んで国際ビジネスサポートセンターへの相談件数が最も多い

のは中国である。特に、上海を中心とする華東地域(上海市、江蘇省、浙江省)

は、中国において経済が最も発展した地域のひとつであり、この地域におい

てビジネス支援を求める府内中小企業の声は大きく、企業の相談内容も市場

調査、販路開拓支援等多岐にわたっている。

こうした府内中小企業の要望に応えて、上海事務所と連携して府内中小企

業に対して積極的にビジネス支援を行う。

❏ 支援件数 700 件

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b 上海で行われる展示会への出展

国際ビジネスサポートセンターへの相談件数が依然として多く、世界の市

場として重要視される中国に対し、進出及び現地企業とのビジネス等を検討

している府内中小企業に対して、上海で行われる展示会に、上海事務所と連

携して出展することにより、企業の販路開拓等の支援を行う。

❏ 開催予定地 上海

❏ 参加企業 8 社程度

イ 国内商談会(海外企業×府内中小企業)の開催・参画

海外貿易関係機関等と連携して海外企業との商談会の開催や、各商談会の広報

等、開催への協力により参画するとともに、海外からの出展企業を府内中小企業

に紹介する等情報提供し、海外企業との商談の場を提供、商談のサポートを行う。

ウ その他セミナーの実施

他の貿易関係機関等と連携して、海外の国・地域の経済事情や貿易・投資環境

など、国際ビジネスに関するセミナーを開催する。

❏ 開催回数 年 2 回

③海外拠点の運営(上海事務所の運営)

中国における府内中小企業に対するビジネス支援の拠点となる上海事務所の運営

を行う。

(3) よろず支援拠点事業

府内中小企業・小規模企業者の事業計画の策定及び経営課題の克服等を支援するた

め、よろず支援拠点としてチーフコーディネーターとコーディネーターを配置すると

ともに、支援機関・専門家等とネットワークを構築し、次の業務を実施する。4 年間

の実績をもとにさらに拠点としての機能の充実・強化を図る。

① 総合的・先進的経営アドバイス

府内中小企業・小規模企業者の課題を分析し、売上拡大・経営改善のための解決

策を提案するとともに、取組み状況をフォローアップする。

❏ 目標延べ来訪者数 2,300 件/年

❏ 目標相談対応件数 3,500 件/年

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② チーム編成支援

チーフコーディネーター等を中心に、事業者の課題に応じて複数の支援機関・専

門家とチームを組んで支援する。

❏ 行政(市町村)・支援機関・金融機関等での出張相談会(サテライト対応)

❏ ミラサポ専門家派遣 等

③ ワンストップサービス

チーフコーディネーター等を中心に、事業者の課題に応じてより専門的な支援機

関・専門家を紹介する等、適切な支援が可能な者につなぐ。

④ 支援機関等連携強化業務

地域プラットフォームの構成機関や大学、企業、公設試験研究機関等の支援機関

との連携を強化し、事業者・支援機関双方の役に立つイベントやセミナー等を開催

する。

❏ よろず塾 年 8 回程度

❏ 事例発表会等 年 2 回程度

❏ 各種支援機関との連携イベント・セミナー 等

(4) プッシュ型事業承継支援高度化事業(新規)

中小企業経営者の高齢化が進む中、後継者未定の中小企業が多く、早期・計画的な

事業承継に対する支援ニーズの掘り起こしをする事業及び掘り起こされた支援ニーズ

に対するきめ細やかな支援事業を行い、円滑な世代交代及び後継者による事業活動の

活性化を図る。

① 事業承継ネットワーク構築事業

当事業の地域事務局として、大阪府及び府内地域の支援機関等により構成する事

業承継ネットワークを組成、ネットワーク構成員と連携して府内中小企業経営者の

「気づき」を促し、支援ニーズの掘り起こしをする事業を実施することにより、事

業承継に対するきめ細やかな支援につなげる。

ア 事業承継診断

ネットワーク構成員と連携し、事業承継へ向けた準備の必要性を認識できてい

ない中小企業経営者の注意喚起や、適切な相談先がわからない経営者への適切な

相談先の紹介・取り次ぎ等を通じて、府内中小企業の事業承継ニーズを掘り起こ

すため、府内中小企業に対する事業承継診断を実施する。

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イ 普及・広報活動

当事業のウェブサイトを開設し、ネットワークとしての活動内容や支援機関に

関する情報を集約・発信する等、事業承継に向けた準備の重要性等を府内中小企

業へ効果的に伝達する。

② プッシュ型事業承継支援強化事業

ネットワーク構築事業により掘り起こされた支援ニーズに対し、当機構(地域事務

局)に承継CDを、連携する地域ネットワーク事務局にブロックCDを配置、これら

のCDと地域支援機関・専門家と連携したきめ細やかな支援を行うことにより、事

業承継の課題解決を図る。

なお、承継CDは、事業承継ネットワーク構築事業責任者の役割も担い、事業方

針・実施計画の作成、通常業務(事業承継診断の同行等)・進捗管理及び事業の広報・

支援の業務を行う。

ア セミナー開催

大阪府及び府内支援機関との連携によりセミナーを開催し、府内中小企業に事

業承継支援の施策及びネットワーク活動の普及を図る。

イ 相談・助言

承継CD及びブロックCDが府内支援機関と連携し、中小企業の事業承継に関す

る相談に対応する。必要に応じて、ブロック内の事業承継ネットワーク構成員及

び専門家リストの中からチームを編成して支援を行うとともに、専門家を中小企

業に派遣する。

(5) 中小企業創業等振興基金事業(新規)

中小企業創業等振興基金を活用し、府内中小企業の振興及び創業等の支援を目的と

する事業を実施する。

① おおさか地域産業資源活用サポート事業

従来の「おおさか地域創造ファンド事業」の地域支援事業のスキームを踏襲し、

ファンド事業で組成され府内8地域に設置した「地域活性化協議会」の継続活用を

前提に、技術・人材・歴史・伝統などの地域産業資源を活用した地域活性化に資す

る新たな事業を支援する。

❏ 平成 30 年度助成予算額 60,000 千円

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② 大阪商品計画プロジェクト

従来の「おおさか地域創造ファンド事業 おおさか製品直販支援プロジェクト」の

スキームを踏襲し、中小製造業者等が取り組む消費財の商品開発・改良を支援する

とともに、展示会などへの出展を通じて百貨店やインターネット等による消費者へ

の直接販売を支援する。

❏ 平成 30 年度事業予算額 15,000 千円

③ おおさかベンチャーチャレンジ Fund&Fan事業

創業ベンチャー企業の事業成長をめざし、その資金調達とプロモーションを支援

するため、事業者がウェブ上で行う事業PRをサポートするとともに、助成金を交付

する。

❏ 平成 30 年度助成予算額 10,000 千円

④ 展示会(World Robot Summit 2018)出展事業

大阪府・大阪市・大阪市都市型産業振興センター等と共に、経済産業省が提唱す

る「ロボット新戦略」に基づく2020年のロボット国際競技大会開催に先立ち平成30

年10月に開催される「World Robot Summit 2018」における地域展示に出展する。

⑤ セミナー開催

大阪府商工労働部・政策企画部と連携し、いのち輝く未来社会ビジョンに掲げる

3 つのビジョンのうち、「活躍できる社会」、「未来を創る産業・イノベーション」に

焦点を当て、大阪から発信すべき「これからの中小企業のあるべき姿」を探る「万

博誘致推進フォーラム」を開催する。

❏テーマ:いのち輝く未来社会の実現へ

~大阪万博開催がもたらす新たな社会の創出~(仮題)

❏開催日:平成 30 年 5 月 14 日(月)

❏会 場:マイドームおおさか 2 階B・C ホール

(6) 中小企業等金融新戦略事業

挑戦する中小企業等への新たな資金供給策として、大阪府が公民協調で推進してき

た「中小企業等金融新戦略事業」(平成 17 年度~19 年度)において、当機構は総合的

な金融支援機関の役割を担ってきた。

平成 30 年度においては、成長性評価融資事業について、取得した求償債権につい

ての債権管理業務を行うとともに、最後の 1 件の代位弁済を行う。

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(7) ベンチャー企業支援事業

① ベンチャー投融資支援事業

保有する株式について、投資先の経営状況に配慮しつつ買い戻しの交渉を行うと

ともに、引き受けた社債の償還、取得した求償権について、適切な債権管理・回収

業務を行う。

② 大阪バイオファンド

平成 22 年度に組成した「大阪バイオファンド」に対して、大阪バイオファンド

投資事業有限責任組合員として参画し、バイオベンチャーの成長を促進する。

2 公益目的事業2

設備貸与事業

平成 27年度より開始した独立行政法人中小企業基盤整備機構法第15条第 1項第 3

号イを根拠規定とする新設備貸与制度を実施する。

これは資金調達力の弱い創業者又は小規模企業者等の経営革新に必要な設備を、当

機構が購入し、長期かつ低利で設備貸与(割賦又はリース)する制度である。

なお、制度の実施にあたっては、府内の商工会・商工会議所との連携を強化すると

ともに、新たに、経営革新計画承認制度や大阪府ものづくり優良企業顕彰制度、大阪

府 IoT 推進ラボ事業など大阪府の商工施策と連携することで、制度の効果的な実施と

利用拡大を図る。

❏ 事業規模 2,000,000 千円

(内訳)割賦 1,600,000 千円

リース 400,000 千円

また、引き続き債権の適切な管理に努めるとともに、延滞・倒産の債権については、

債務者と綿密、かつ、粘り強い交渉を行い、円滑な回収を実施する。さらに、不良債

権発生の未然防止策として、毎年、設備の利用状況調査を実施するとともに、定期的

に利用先企業を訪問し、設備の稼働状況や利用先企業の経営状況を把握するとともに、

必要に応じ、経営面・技術面の助言を行う。

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3 収益事業1

「マイドームおおさか」の運営・管理に関する事業

(1) 展示場等施設運営事業

① 展示会、会議等催事の誘致

展示会・商談会などの多種多様な催事の誘致を図り、企業間の交流・販路の開拓

を促進することにより、大阪の産業振興、地域社会への貢献を図る。

平成 30 年度は、昨年度に引き続きリピーター顧客の維持確保、閑散期等におけ

る催事誘致とともに、新規催事・小規模催事の誘致活動に向け首都圏営業活動、斡

旋契約先(イベント企画会社や旅行代理店等)の営業強化を進めることにより稼働率

向上に取り組んで行く。

❏ 施設事業収益(施設管理事業収益を除く)予算額 815,544 千円

② 公的機関等の展示会、セミナーの開催支援

中小企業等の支援・育成や取引振興の促進を図るため、地場産業組合や中小企業

団体、大阪府をはじめとする地方公共団体等並びに海外公的機関などが主催する展

示会、セミナー等への支援を引き続き実施する。

③ 展示場等施設・催事情報の発信

マイドームおおさかのウェブサイトのリニューアル、ランディングページの他、

Facebook 等の活用も進め、施設の紹介や催事内容をはじめとする展示場情報を広

くPR し、新規顧客の獲得をめざす。

また、エリアMICE として大阪観光局の協力をいただき、大阪商工会議所、シテ

ィプラザホテルとの連携を進め、本町橋界隈のPR 活動を図る。

日本展示会協会・全国展示場連絡協議会等との連携を図るとともに、広報活動(駅

貼り広告・ゆりかもめ車内広告・展示場等広告)等により、認知度向上に努める。

④ 飲食サービスの提供と宿泊施設との連携

「レストランマイドーム」による催事主催者や来館者向けの飲食サービス、ケー

タリングサービスの提供や、オープンカフェの運営を充実し、一層の顧客満足の向

上に努める。また、催事主催者等の宿泊ニーズに対応するため、周辺ホテルとの提

携による利便性の向上に努める。

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(2) 施設管理事業

主催者、出展者、来場者のニーズに対応するとともに安全・快適な展示場・会議室

とするため、施設の充実を図る。

昨年度に引続き展示場(2・3 階)東側系統空調機器関係、荷物用エレベーター6 号機

の更新、ロビーカーペット(1 階)の張替えを実施予定。

❏ 展示場 4,843 ㎡、2・3 階別室 各 42 ㎡

❏ 会議室 8 室・689 ㎡

4 その他の事業1

大阪府出資法人キャッシュ・マネジメント・システム(CMS)事業

大阪府の指定出資法人をグループ化し、府の信用補完の下にグループ内でファイナ

ンスを行うことにより、各法人の資金調達コスト低減と資金運用の効率化を図る事業

の実施主体となる「統括法人」業務を実施する。

❏ 事業規模 10,500,000 千円

❏ 参加法人 12 法人