315.docx)20 第2章 関数 step 6 “中途採用”クヴダを ェゾ゛ノにしましょう。...

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16 第2章 関数 TODAY 関数 関数 関数 関数NOW 関数 関数 関数 関数≫ TODAY 関数は、の内蔵時計利用して、現在の日付に対応す値返す関数です。関数入力す前に、 の表示形式が[標準]になってい場合は、計算結果は日付形式で表示さます。日付直接入力した場合と異な、後日 開くと現在の日付に更新して表示さます。NOW 関数も TODAY 関数と同様な使い方しますが、日付だけでなく時 刻の情報も表示すことができます。 【TODAY TODAY TODAY TODAY 関数 関数 関数 関数と NOW NOW NOW NOW 関数 関数 関数 関数の書式 書式 書式 書式】 【TODAY TODAY TODAY TODAY 関数 関数 関数 関数と NOW NOW NOW NOW 関数 関数 関数 関数の使用例 使用例 使用例 使用例】 DATE 関数 関数 関数 関数≫ DATE 関数は、年、月、日の値か指定さた日付に対応す値返す関数です。 【DATE DATE DATE DATE 関数 関数 関数 関数の書式 書式 書式 書式】 【DATE DATE DATE DATE 関数 関数 関数 関数の使用例 使用例 使用例 使用例】 この章では、日付と時刻扱う関数や複数の関数組み合せて非表示にす方法、 また検索条件に一致す取出す関数の使い方などについて学習します。 1 日付 日付 日付 日付と時刻 時刻 時刻 時刻の関数 関数 関数 関数 = = = = TODAY ( ) ( ) ( ) ( ) 引数は必要あませが、( ) は必要です。 関数名 関数名 関数名 関数名 引数 引数 引数 引数 = = = = NOW ( ) ( ) ( ) ( ) 引数は必要あませが、( ) は必要です。 関数名 関数名 関数名 関数名 引数 引数 引数 引数 = = = = DATE ( ( ( ( 年 , 月 , 日 ) ) ) ) 年:1900~9999 の範囲で年表す数値、または参照指定します。 月:1~12 の範囲で月表す数値、または参照指定します。 日:1~31 の範囲で日表す数値、または参照指定します。 ※範囲外の数値指定した場合、前後の月や日に換算さます。 関数名 関数名 関数名 関数名 引 数

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Page 1: 315.docx)20 第2章 関数 STEP 6 “中途採用”クヴダを ェゾ゛ノにしましょう。 STEP 7 コャE4 からE13 にDATE 関数を使用して、2006 年の“入社年月日”を求めましょう。

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第2章 関数

≪≪≪≪TODAY 関数関数関数関数・・・・NOW 関数関数関数関数≫≫≫≫

TODAY 関数は、パソコンの内蔵時計を利用して、現在の日付に対応するシリアル値を返す関数です。関数を入力する前に、

セルの表示形式が[標準]になっている場合は、計算結果は日付形式で表示されます。日付を直接入力した場合と異なり、後日

ブックを開くと現在の日付に更新して表示されます。NOW 関数も TODAY 関数と同様な使い方をしますが、日付だけでなく時

刻の情報も表示することができます。

【【【【TODAYTODAYTODAYTODAY 関数関数関数関数とととと NOWNOWNOWNOW 関数関数関数関数のののの書式書式書式書式】】】】

【【【【TODAYTODAYTODAYTODAY 関数関数関数関数とととと NOWNOWNOWNOW 関数関数関数関数のののの使用例使用例使用例使用例】】】】

≪≪≪≪DATE 関数関数関数関数≫≫≫≫

DATE 関数は、年、月、日の値から指定された日付に対応するシリアル値を返す関数です。

【【【【DATEDATEDATEDATE 関数関数関数関数のののの書式書式書式書式】】】】

【【【【DATEDATEDATEDATE 関数関数関数関数のののの使用例使用例使用例使用例】】】】

この章では、日付と時刻を扱う関数や複数の関数を組み合わせてエラーを非表示にする方法、

また検索条件に一致するデータを取り出す関数の使い方などについて学習します。

1111 日付日付日付日付とととと時刻時刻時刻時刻のののの関数関数関数関数

= = = = TODAY ( )( )( )( )

引数は必要ありませんが、( ) は必要です。

関数名関数名関数名関数名 引数引数引数引数

= = = = NOW ( )( )( )( )

引数は必要ありませんが、( ) は必要です。

関数名関数名関数名関数名 引数引数引数引数

= = = = DATE ( ( ( ( 年年年年 ,,,, 月月月月 ,,,, 日日日日 ) ) ) )

年年年年:1900~9999 の範囲で年を表す数値、またはセル参照を指定します。

月月月月:1~12 の範囲で月を表す数値、またはセル参照を指定します。

日日日日:1~31 の範囲で日を表す数値、またはセル参照を指定します。

※範囲外の数値を指定した場合、前後の月や日に換算されます。

関数名関数名関数名関数名 引引引引 数数数数

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第2章 関数

Excel では、日付や時刻と認識できる形式でデータを入力すると、1900/1/1 の 0 時 0 分から 9999/12/31 の 23 時 59 分

までのすべてのデータに“1”から“2958465”までの連続した番号(シリアル値)を割り当て、計算に利用することがで

きます。『シリアル値』とは、日付や時刻のデータを数値で表したもので、整数部分は日付を表し、小数部分は時刻を表

します。例えば、2007/5/15 の 18:00 は、シリアル値では“39217.75”となります。

日付や時刻の形式で表示されているデータをシリアル値で表示するには、表示形式を[標準]に設定します。

関数の引数には、数値や文字列、セル参照の他に関数を使用することができます。引数に関数を使用することを『ネスト』と

いい、これにより分岐処理を 3 つ以上にしたり、IF 関数や IFERROR 関数と他の関数を組み合わせてエラー値を非表示にするな

ど、1 つの関数ではできない複雑な処理を行うことができます。ネストは 1 つの関数の中で最大 7 階層まで指定することがで

きます。

≪≪≪≪IF 関数関数関数関数をををを使用使用使用使用したしたしたした 3 つつつつ以上以上以上以上のののの分岐分岐分岐分岐≫≫≫≫

IF 関数の中に IF 関数をネストすると、条件により分岐させる処理を 3 つ以上に分けることができます。

【【【【IFIFIFIF 関数関数関数関数ののののネストネストネストネストのののの例例例例】】】】

テストの点数が 85 点以上なら“合格”、70 点以上 85 点未満なら“補欠”、70 点未満なら“不合格”と表示する場合は、

IF 関数をネストし、“ =IF( C4>=85, "合格" , IF(C4>=70,"補欠","不合格") ) ”という数式になります。

論理式 真の場合 偽の場合

≪≪≪≪関数関数関数関数オートコンプリートオートコンプリートオートコンプリートオートコンプリートのののの利用利用利用利用≫≫≫≫

複数の関数をネストする場合でも、関数オートコンプリートを利用して数式を手入力することができます。関数オートコンプ

リートでは関数名と左カッコは自動入力されますが、引数を区切るカンマ“ , ”や右カッコ“ ) ”は関数ごとに入力する必

要があります。

≪≪≪≪[関数関数関数関数のののの引数引数引数引数]ダイアログダイアログダイアログダイアログボックスボックスボックスボックスのののの利用利用利用利用≫≫≫≫

[関数の引数]ダイアログボックスで数式を作成中に、[関数ボックス]から別の関数を選択し、別の関数の[関数の引数]ダイアロ

グボックスを表示して数式を作成することができます。

2222 関数関数関数関数ののののネストネストネストネスト

“合格”と表示

点数 85 点以上

点数 70 点以上

“補欠”と表示 “不合格”と表示

Yes

真の場合 偽の場合

No

Yes No

真の場合 偽の場合

シリアル値

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第2章 関数

<<<<操作手順操作手順操作手順操作手順>>>> 例例例例::::点数点数点数点数がががが 85858585点以上点以上点以上点以上ならならならなら““““合格合格合格合格””””、、、、70707070点以上点以上点以上点以上 85858585点未満点未満点未満点未満ならならならなら““““補欠補欠補欠補欠””””、、、、70707070点未満点未満点未満点未満ならならならなら““““不合格不合格不合格不合格””””とととと表示表示表示表示するするするする

1. 計算式を入力するセル(セル D4)を選択します。

2. [数式]タブの[論理]ボタンから[IF]を選択し、[関数の引数]

ダイアログボックスを表示します。

3. [論理式]ボックスに「C4>=85」、[真の場合]ボックスに「合格」

と入力します。

4. [偽の場合]ボックスにカーソルを移動し、[関数ボックス]の

下向き三角ボタンをクリックして、一覧から[IF]をクリックし、

2 つ目の IF の[関数の引数]ダイアログボックスを表示します。

5. [論理式]ボックスに「C4>=70」、[真の場合]ボックスに「補欠」、

[偽の場合]ボックスに「不合格」と入力します。

6. 数式バーで式を確認し、 OK ボタンをクリックします。

ここでは、日付の関数の入力と[関数の引数]ダイアログボックスと関数オートコンプリートを利用した関数のネストについて確認

しましょう。

STEP 1

Excel を起動し、ドキュメントフォルダから“2 章(1)関数.xlsx”ブックを開きましょう。

STEP 2

TODAY 関数を使用して、“株価速報”シートのセル B1 に“更新日”を表示しましょう。

STEP 3

NOW 関数を使用して、セル B2 に現在の日付と時刻を表示しましょう。

STEP 4

セル B2 の表示形式を[時刻]の[13:30]の形式に変更し、“更新時間”を表示しましょう。

STEP 5

現在と同じファイル名(“2 章(1)関数.xlsx”)で、ドキュメントフォルダ内の“保存用”フォルダに保存しましょう。

セル 数式

B1 =TODAY()

数式バーには、編集中の関数部分が太字で表示されます。

編集中以外の関数の[関数の引数]ダイアログボックスを

表示したい場合は、編集したい関数の関数名や引数部分

関数ボックス

2222章章章章――――1111

操作操作操作操作してみようしてみようしてみようしてみよう!!!!

完成例完成例完成例完成例

参照) 完成フォルダ内の“2 章(1)関数_完成.xlsx”ブック

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第2章 関数

B2 =NOW()

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第2章 関数

STEP 6

“中途採用”シートをアクティブにしましょう。

STEP 7

セル E4 から E13 に DATE 関数を使用して、2006 年の“入社年月日”を求めましょう。

① セル E4 に、セル C4 の“入社月”とセル D4 の“入社日”を使用して“入社年月日”を表示する数式を作成します。

② セル E4 の数式をセル E13 までコピーします。

STEP 8

上書き保存しましょう。

STEP 9

“選考テスト”シートをアクティブにしましょう。

STEP10

セル F6 に IFERROR 関数を使用して、“平均点”の計算結果がエラーの場合は、セルに“0”(ゼロ)を表示し、そうでなければ計算結

果を表示する数式を作成しましょう。[関数の引数]ダイアログボックスを利用した関数のネストを練習します。

① “#DIV/0!”エラーが表示されているセル F6 の数式を削除します。

② セル F6 を選択し、IFERROR 関数の[関数の引数]ダイアログボックスを表示します。

③ [値]ボックスにカーソルが点滅していることを確認し、[関数ボックス]から[AVERAGE]をクリックします。

(AVERAGE 関数の[関数の引数]ダイアログボックスが表示されます)

※ [関数ボックス]の一覧に目的の関数がない場合は、[その他の関数]をクリックして[関数の挿入]ダイアログボックスを

表示します。AVERAGE 関数は、[統計]に分類されます。

④ AVERAGE 関数の[数値 1]ボックスに自動入力されたセル参照を

セル C6 から D6 に変更します。

⑤ 数式バーの“IFERROR”の部分をクリックし、IFERROR 関数の

[関数の引数]ダイアログボックスを表示します。

([値]ボックスには、AVERAGE 関数が入力されています)

⑥ [エラーの場合の値]ボックスにカーソルを移動し、「0」と入力

します。

⑦ 数式バーで数式を確認します。

⑧ OK ボタンをクリックします。

STEP11

セル F7 に入力されている AVERAGE 関数の数式に、関数オートコンプリートを利用して、IFERROR 関数を追加し、エラーの場合は

セル 数式

E4 =DATE(2006,C4,D4)

E13 =DATE(2006,C13,D13)

完成例完成例完成例完成例

参照) 完成フォルダ内の“2 章(1)関数_完成.xlsx”ブック

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第2章 関数

“0”(ゼロ)を表示するように修正しましょう。

① セル F7 を選択し、数式バーの“=”と“AVERAGE”の間にカーソルを挿入して、

「i」と入力します。

※ セルをダブルクリックして、セル上で修正することもできます。

② 表示された関数オートコンプリートの一覧から[IFERROR]を選択します。

(“=IFERROR(AVERAGE(C7:D7)”と入力されます)

③ AVERAGE 関数の右カッコの右側にカーソルを移動し、「,0) 」と入力します。

④ 数式を確定します。

STEP12

セル F7 の数式をセル F8 から F16 にコピーしましょう。(書式を変更しないこと)

STEP13

IF 関数をネストして、“判定”(G 列)に“合計点”(E 列)がセル G2 の“合格点”以上なら「合格」、“合格点-10 点”以上なら“補欠”、

それ以外なら“不合格”と表示されるようにしましょう。

※ セル G2 は絶対参照にする必要があります。

① セル G6 を選択し、IF 関数の[関数の引数]ダイアログボックスを表示します。

② [論理式]ボックスに「E6>=$G$2」と入力します。

③ [真の場合]ボックスに「合格」と入力します。

④ [偽の場合]ボックスに、[関数ボックス]を使用して IF 関数を挿入します。

⑤ 2 つ目の IF 関数の[関数の引数]ダイアログボックスで引数を以下のように

入力します。

� 論理式:「E6>=$G$2-10」

� 真の場合:「補欠」

� 偽の場合:「不合格」

⑥ 数式バーで数式を確認します。

⑦ OK ボタンをクリックします。

⑧ セル G6 の数式をセル G7 から G16 にコピーします。

(書式を変更しないこと)

STEP14

上書き保存し、Excel を終了しましょう。

セル 数式

F6 =IFERROR(AVERAGE(C6:D6),0)

F16 =IFERROR(AVERAGE(C16:D16),0)

G6 =IF(E6>=$G$2,"合格",

IF(E6>=$G$2-10,"補欠","不合格"))

G16 =IF(E16>=$G$2,"合格",

IF(E16>=$G$2-10,"補欠","不合格"))

完成例完成例完成例完成例

参照) 完成フォルダ内の“2 章(1)関数_完成.xlsx”ブック

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第2章 関数

≪≪≪≪VLOOKUP 関数関数関数関数≫≫≫≫

VLOOKUP 関数(検索/行列関数)は、範囲の左端列の値を検索し、一致した値がある行と指定した列とが交差する位置のセルの

値を返す関数です。

【【【【VLOOKUPVLOOKUPVLOOKUPVLOOKUP 関数関数関数関数のののの書式書式書式書式】】】】

【【【【VLOOKUPVLOOKUPVLOOKUPVLOOKUP 関数関数関数関数のののの使用例使用例使用例使用例】】】】

≪≪≪≪IF 関数関数関数関数をををを使用使用使用使用したしたしたしたエラーエラーエラーエラー値値値値のののの非表示非表示非表示非表示≫≫≫≫

VLOOKUP 関数などで数式が空白セルを参照する可能性がある場合に、IF 関数を使用して表示されるエラー値を非表示にする

ことができます。

【【【【IFIFIFIF 関数関数関数関数とととと VLOOKUPVLOOKUPVLOOKUPVLOOKUP 関数関数関数関数ののののネストネストネストネストのののの例例例例】】】】

3333 VLOOKUPVLOOKUPVLOOKUPVLOOKUP関数関数関数関数

範囲

$H$13:$J$23

検索値

B13

列番号:1 列番号:2 列番号:3

= = = = VLOOKUP ( ( ( ( 検索値検索値検索値検索値 ,,,, 範囲範囲範囲範囲 ,,,, 列番号列番号列番号列番号 ,,,, 検索検索検索検索のののの型型型型 ) ) ) )

検検検検 索索索索 値値値値:範囲の左端列で検索する値を指定します。検索値には値、セル参照、または文字列を指定します。

範範範範 囲囲囲囲:目的のデータが含まれる表のセル範囲を絶対参照で指定します。

列列列列 番番番番 号号号号:目的のデータが入力されている列が、範囲の左端から何列目にあるかを番号で指定します。

範囲の左端の列から 1、2、3…と数えます。

検索検索検索検索のののの型型型型:論理値の FALSE または TRUE で指定します。

A) FALSE または 0(ゼロ)を指定した場合

検索値と完全に一致する値だけを検索し、見つからない場合はエラー値“#N/A”が表示されます。

一致する値が複数ある場合は、最初に検索した値を使用します。

B) TRUE または入力を省略した場合

検索値と一致する値がない場合は、近似値(検索値未満で最も大きい値)が検索値として使用されます。

※ 範囲の左端列のデータを昇順で並べ替えておく必要があります。

関数名関数名関数名関数名 引引引引 数数数数

正しい“商品 ID”が入力される

と該当する“商品名”が表示さ

れます。

入力ミスをした時のみエラー値

“#N/A”が表示されます。

(商品一覧に“DB009”という商

“商品 ID”が未入力

の場合は何も表示

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第2章 関数

IFERROR 関数を使用して、VLOOKUP 関数で表示されるエラーを非表示にすることができます。ただし、IFERROR 関数は

すべてのエラーに対しての処理を行うため、空白セルを参照した場合に表示されるエラー値“#N/A”だけでなく、該当

しない値を参照した場合に表示されるエラーも非表示になります。

ここでは、VLOOKUP 関数と IF 関数を使用したエラーの非表示について確認しましょう。

STEP 1

Excel を起動し、ドキュメントフォルダから“2 章(2)関数.xlsx”ブックを開きましょう。

STEP 2

“納品書”シートと“商品一覧”シートの内容を確認し、“納品書”シートをアクティブにしましょう。

STEP 3

TODAY 関数を使用して、セル F3 に“発行日”を表示しましょう。

STEP 4

VLOOKUP 関数を使用して、納品書に“商品 ID”を入力すると“商品一覧”シートの“ペット用品一覧”からその番号に該当する

“商品名”を表示する数式を作成しましょう。

① セル C13 を選択します。

② [数式]タブの[検索/行列]ボタンから[VLOOKUP]をクリックし、VLOOKUP 関数の[関数の引数]ダイアログボックスを表示します。

③ 次のように引数を指定します。

� [検索値]ボックス:「B13」

� [範囲]ボックス:「商品一覧!$A$4:$C$14」

※ 別のシートを参照する場合は、シート見出しを

クリックし、セル範囲を指定します。

※ セル参照は絶対参照にします。

� [列番号]ボックス:「2」

� [検索の型]ボックス:「FALSE」

④ 数式バーで数式を確認します。

⑤ OK ボタンをクリックします。

2222章章章章――――2222

操作操作操作操作してみようしてみようしてみようしてみよう!!!!

IFERROR 関数を使用したエラー値の非表示

小文字で入力すると数式を確定し

た際に、大文字に変換されます。

入力ミスした場合もエラー値

“#N/A”は表示されません。 “商品 ID”が未入力の場合は、何も表示されません。

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第2章 関数

(“歯磨きセット”と表示されます)

⑥ セル C13 の数式をセル C14 から C20 にコピーします。

※ “商品 ID”が空白の場合は、該当するデータがないことを意味するエラー値“#N/A”が表示されることを確認します。

⑦ 数式のコピーを元に戻します。

STEP 5

セル C13 から C20 に IF 関数と VLOOKUP 関数を使用して、“商品 ID”のセルが空白の場合は“商品名”のセルを空白にし、そうで

なければ“商品 ID”に該当する“商品名”を表示する数式を作成しましょう。

STEP 6

セル D13 から D20 に IF 関数と VLOOKUP 関数を使用して、“商品 ID”のセルが空白の場合は“単価”のセルを空白にし、そうでな

ければ“商品 ID”に該当する“単価”を表示する数式を作成しましょう。

STEP 7

セル E13 の“数量”に「1」と入力しましょう。

STEP 8

セル F13 から F20 に、各商品の“金額”(単価×数量)を求める数式を作成しましょう。

ただし、IF 関数を使用して“数量”のセルが空白の場合は、計算結果“0”(ゼロ)が表示されないようにします。

STEP 9

セル F22 に IF 関数を使用して、“小計”(セル F21)が 10,000 円を超えたら

0 円、5,000 円以上なら 300 円、5,000 円未満なら 500 円と“送料”を

表示する数式を作成しましょう。

STEP10

セル B14 に“商品一覧”シートの“ペット用品一覧”にない“商品 ID”

「PS003」を入力し、エラー値が表示されることを確認しましょう。

STEP11

セル B14 に「PS002」、セル E14 に「3」と入力し、正しい“商品名”と“単価”が表示され、“金額”や“送料”が再計算される

ことを確認しましょう。

STEP12

“2 章納品書.xlsx”というファイル名で、ドキュメントフォルダ内の“保存用”フォルダに保存しましょう。

“商品名”を取り出すので、VLOOKUP

関数の[列番号]は“2”となります。

“単価”を取り出すので、VLOOKUP

関数の[列番号]は“3”となります。

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第2章 関数

STEP13

Excel を終了しましょう。

セル 数式

F3 =TODAY()

C13 =IF(B13="","",VLOOKUP(B13,商品一覧!$A$4:$C$14,2,FALSE))

C20 =IF(B20="","",VLOOKUP(B20,商品一覧!$A$4:$C$14,2,FALSE))

D13 =IF(B13="","",VLOOKUP(B13,商品一覧!$A$4:$C$14,3,FALSE))

D20 =IF(B20="","",VLOOKUP(B20,商品一覧!$A$4:$C$14,3,FALSE))

F13 =IF(E13="","",D13*E13)

F20 =IF(E20="","",D20*E20)

F22 =IF(F21>10000,0,IF(F21>=5000,300,500))

完成例完成例完成例完成例

参照) 完成フォルダ内の“2 章納品書_完成.xlsx”ブック

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第2章 関数

ここでは、VLOOKUP 関数や日付/時刻の関数の作成方法、また IF 関数を使用したネストについて練習します。

STEP 1

Excel を起動し、ドキュメントフォルダから“2 章トレーニング.xlsx”ブックを開きましょう。

STEP 2

VLOOKUP 関数を使用して、入会名簿に“種別 No”を入力すると“会員種別表”からその番号に該当する“種別”を表示する数式

を作成しましょう。また“種別 No”を変更すると表示が変わることを確認します。

① セル F6 から F26 に、“会員種別表”(セル L6 から M9)から“種別 No”に該当する“種別”を表示する VLOOKUP 関数を作成し

ます。(検索範囲は絶対参照にします)

② セル E6 の“1”を「2」に変更し、セル F6 が“ファミリー会員”に変更されることを確認します。

③ セル E6 の“2”を“会員種別表”にはない「5」に変更し、エラー値“#N/A”が表示されることを確認します。

④ セル E6 の“5”を「1」に変更します。

STEP 3

セル H6 から H26 に、DATE 関数を使用して、2007 年 5 月の“入会年月日”を表示する

数式を作成しましょう。日にちは、“入会日”(G 列)のセルを使用します。

STEP 4

セル I3 に NOW 関数を使用して、現在の日付と時刻を表示しましょう。

STEP 5

セル I3 の数式を TODAY 関数に変更しましょう。

① セル I3 の数式を削除します。

② セル I3 に TODAY 関数を使用して、現在の日付を表示します。

③ セル I3 の表示形式を“○○○○年○月○日”と表示するように変更します。

第第第第 2222 章章章章ののののトレーニングトレーニングトレーニングトレーニング

セル I3 には、NOW 関数を入力したときに日付と時刻を表示

する表示形式が設定されていますが、TODAY 関数は日付の情

日付と時刻を表示する表示形式が

自動的に設定されます。

Page 12: 315.docx)20 第2章 関数 STEP 6 “中途採用”クヴダを ェゾ゛ノにしましょう。 STEP 7 コャE4 からE13 にDATE 関数を使用して、2006 年の“入社年月日”を求めましょう。

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第2章 関数

STEP 6

セル I6 から I26 に、“入会日”(G 列)のセルが 25 日以降なら“無料”、10 日以降なら“半月分”、それ以外なら“1 ヶ月分”と

“入会月会費”を表示する数式を作成しましょう。

STEP 7

セル J6 から J26 に、セル I3 の今日の日付から各会員の“入会年月日”(H 列)のセルを減算する数式を入力し、“継続日数”を求め

ましょう。(今日の日付は絶対参照にします)

STEP 8

セル I3 の数式を削除し、「2007/6/3」と入力して“継続日数”が再計算されることを

確認し、元に戻しましょう。

STEP 9

“2 章入会名簿.xlsx”というファイル名で、ドキュメントフォルダ内の“保存用”フォルダに保存しましょう。

STEP10

Excel を終了しましょう。

セル 数式 セル 数式

F6 =VLOOKUP(E6,$L$6:$M$9,2,FALSE) I6 =IF(G6>=25,"無料",IF(G6>=10,"半月分","1ヶ月分"))

F26 =VLOOKUP(E26,$L$6:$M$9,2,FALSE) I26 =IF(G26>=25,"無料",IF(G26>=10,"半月分","1ヶ月分"))

H6 =DATE(2007,5,G6) J6 =$I$3-H6

完成例完成例完成例完成例

参照) 完成フォルダ内の“2 章入会名簿_完成.xlsx”ブック

Page 13: 315.docx)20 第2章 関数 STEP 6 “中途採用”クヴダを ェゾ゛ノにしましょう。 STEP 7 コャE4 からE13 にDATE 関数を使用して、2006 年の“入社年月日”を求めましょう。

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第2章 関数

H26 =DATE(2007,5,G26) J26 =$I$3-H26