3m petrifilm plate · ペトリフィルム™acプレート上に現れた結果は簡単に判定...
TRANSCRIPT
保管
検体の調製培養
廃棄
判定
接種
カスタマーコールセンター製品についてのお問い合わせはナビダイヤルで
受付時間/8:45~17:15 月~金(土・日・祝・年末年始は除く)
0570-011-321市内通話料金でご利用いただけます。
Please Recycle. Printed in Japan© 3M 2010. All rights reservedMIC-120-D(000000)IT 58-8684T
〒158-8583東京都世田谷区玉川台2-33-1
3M、Petrifilm、ペトリフィルムは3M社の商標です。
食品衛生市場プロジェクト部
ホームページ http://www.mmm.co.jp/microbiology/index.html
仕様及び外観は、予告なく変更されることがありますのでご了承ください。本書に記載してある事項、技術上のデータ並びに推奨は、すべて当社の信頼している実験に基づいていますが、その正確性若しくは完全性について保証するものではありません。使用者は使用に先立って製品が自己の用途に適合するか否かを判断し、それに伴う危険と責任のすべてを負うものとします。売主及び製造者の義務は、不良であることが証明された製品を取り替えることに限定され、それ以外の責任は負いません。本書に記載されていない事項若しくは推奨は、売主及び製造者の役員が署名した契約書によらない限り、当社は責任を負いません。
培養済のペトリフィルム™プレートを廃棄する場合には、菌の有無に関わらず、必ずオートクレーブ(高圧蒸気滅菌器)などを用いて滅菌後、廃棄してください。
3M™ Petrifilm™ Plate3M™ ペトリフィルム™ 生菌数測定用プレート
この解説書はペトリフィルム™生菌数測定用プレート(ACプレート)に現れた結果を、良く理解していただく為のものです。詳しくは、お近くの特約販売店または弊社担当者までお問い合わせ下さい。
解説書
1 未開封のパッケージは8℃以下で保管してください。パッケージに記載してある有効期限内にご使用ください。結露が問題となるような湿度の高い区域内では、パッケージを室温に放置して戻してから開封してください。
2 開封したパッケージを閉じるには、開口部を折り曲げてテープでしっかりと止めます。
3 開封後に再び密封したパッケージは25℃以下相対湿度50%以下で保管してください。開封したパッケージは冷蔵しないでください。ペトリフィルム™プレートは開封後1ヶ月以内に使用ください。
4 食品検体の希釈を調製します。食品検体を適切な容器、たとえばストマッカーバックや希釈ボトル、またはその他の滅菌済み容器などに秤取またはピペットで採取します。
5 以下に示す滅菌希釈用液のうち1種類を適量加えます。
6 検体を攪拌またはホモジナイズします。希釈した検体のpHを6.6から7.2の間に調整します。●酸性検体には1NのNaOHを 使用してください。●アルカリ性検体には1NのHClを 使用してください。
7 プレートを平らな表面に置きます。上部フィルムを持ち上げます。
8 ピペットをペトリフィルム™プレートに対し垂直に保って、検体1mLを下部フィルムの中央に接種します。
9 上部フィルムから手を離し、フィルムを自然に落とします。
10 スプレッダーの凹面を下側にして、接種部分の上部フィルムの上に置きます。
11 スプレッダーを上から軽く押して、接種部分が円形に広がるようにします。スプレッダーはひねったり滑らせたりしないでください。
12 スプレッダーを取り除きます。1分間以上放置してゲル化させます。
13 上部フィルムを上側にしてプレートを重ねて培養します。20枚まで重ねて培養できます。培養器を加湿して湿度の損失を最小限に抑える必要がある場合もあります。
14 ペトリフィルム™プレートは標準的なコロニーカウンターまたはその他の拡大鏡で測定が可能です。
15 上部フィルムを持ち上げてゲルからコロニーを釣菌して、菌を同定することも可能です。
ペトリフィルム™生菌数測定用ACプレートは、標準培地で用いられる栄養成分や冷水可溶性ゲル化剤、およびコロニー数を測定しやすくする指示薬が含まれているできあがり培地です。ペトリフィルム™ACプレートは生菌数の測定に用いられます。
コロニー数 = 152コロニー
プレート中に含まれている赤い指示薬がコロニーを着色します。サイズや色の濃さに関係なく、赤いコロニーはすべて数えてください。
1
クエン酸、重亜硫酸塩、チオ硫酸塩を含む緩衝液は使用しないでください。菌の生育を阻害することがあります。
AOAC Official Method(OMA) 986.33 生乳、低温殺菌乳 :32±1℃、48±3時間 986.10 全乳製品 :32±1℃、48±3時間 990.12 全食品 :35±1℃、48±3時間
AFNOR Validated Method 3M 01/1-09/89 全食品:30±1℃、72±3時間
培養の時間や温度は方法によって異なります。もっとも一般的な方法を以下に示します。
3M™ ペトリフィルム™ ACプレート(生菌数測定用)使用上の注意事項
詳細な注意事項、保証制限および対応制限、3M社の保証責任範囲、保管や廃棄に関するお知らせ、および使用方法については、製品に添付の説明書をご参照ください。
凹面
平らな面
■バターフィールドリン酸緩衝液(IDFリン酸緩衝液、リン酸二水素カリウムの0.0425g/L溶液をpH7.2に調整)■0.1%ペプトン水■ペプトン塩希釈液(ISO法6887)■緩衝ペプトン水(ISO法6579)■生理食塩水(0.85-0.90%)■重硫酸塩無添加リージンブロス■蒸留水
ペトリフィルム™ACプレート上に現れた結果は簡単に判定できます。写真2はコロニーの現れなかったペトリフィルム™ACプレートです。
写真3はコロニーが数個生育した状態のペトリフィルム™ACプレートです。
コロニー数 = 0 コロニー数 = 16コロニー
ペトリフィルム™ACプレートの適正な測定範囲は25~250コロニーです。写真4参照。
写真5のようにコロニー数が250を超えるような場合には、コロニー数を推定します。格子(1cm2)の中のコロニー数の平均値を求め、これを20倍してプレート1枚あたりの総数を求めます。ペトリフィルム™ACプレートの接種面積はおよそ20cm2です。
コロニー数 = 143コロニー 推定コロニー数 = 560コロニー
写真6はコロニー数が測定不能多数(TNTC)となった場合のペトリフィルム™ACプレートです。
コロニー数が非常に多いと、写真7のように生育領域全体がピンク色に変わることもあります。個々のコロニーが生育領域の縁の部分でしか見えない場合もあります。このような場合には結果をTNTCとして測定します。(全体がピンク色に見えます。)
コロニー数 = TNTC (推定コロニー数 = 103) コロニー数 = TNTC (推定コロニー数 = 105)
写真8のようにコロニー分布が均等でないように見える場合もあります。この場合もまた測定結果はTNTCであることを示しています。 (生育領育の縁に小さいコロニーが多数見られます。)
ペトリフィルム™ACプレートではコロニーは赤色となるため、不透明で不規則な形状の食品残渣とは区別することができます。(◯1・◯2参照)
コロニー数 = TNTC (推定コロニー数 = 103)写真9に示すペトリフィルム™ACプレート上のコロニーは、一見測定可能であるように思われます。しかし生育領域の縁をよく見てみると、多くのコロニーが集中していることがわかります。この場合の測定結果はTNTCとして測定します。(生育領育の縁に小さいコロニーが多数見られます。)
コロニー数 = TNTC (推定コロニー数 = 107)
コロニー数 = 83コロニー
写真10に示すようにペトリフィルム™ACプレート内のゲルを液状化する菌種もあります。このような状態となった場合には、影響が及んでいない何個かの四方形の平均コロニー数を求め、これを20倍して推定コロニー数とします。(液状化した部分の赤い点は測定しません。)
推定コロニー数 = 160コロニー
1
2
3M™ ペトリフィルム™ ACプレート(生菌数測定用) TNTC(Too Numerous to Count:測定不能多数)より正確に測定するには、検体をさらに希釈します
ゲルの液状化および食品残渣
2 3
4 5
6 7
8 9
10
11
適正測定範囲:25~250コロニー
ペトリフィルム™ACプレート上に現れた結果は簡単に判定できます。写真2はコロニーの現れなかったペトリフィルム™ACプレートです。
写真3はコロニーが数個生育した状態のペトリフィルム™ACプレートです。
コロニー数 = 0 コロニー数 = 16コロニー
ペトリフィルム™ACプレートの適正な測定範囲は25~250コロニーです。写真4参照。
写真5のようにコロニー数が250を超えるような場合には、コロニー数を推定します。格子(1cm2)の中のコロニー数の平均値を求め、これを20倍してプレート1枚あたりの総数を求めます。ペトリフィルム™ACプレートの接種面積はおよそ20cm2です。
コロニー数 = 143コロニー 推定コロニー数 = 560コロニー
写真6はコロニー数が測定不能多数(TNTC)となった場合のペトリフィルム™ACプレートです。
コロニー数が非常に多いと、写真7のように生育領域全体がピンク色に変わることもあります。個々のコロニーが生育領域の縁の部分でしか見えない場合もあります。このような場合には結果をTNTCとして測定します。(全体がピンク色に見えます。)
コロニー数 = TNTC (推定コロニー数 = 103) コロニー数 = TNTC (推定コロニー数 = 105)
写真8のようにコロニー分布が均等でないように見える場合もあります。この場合もまた測定結果はTNTCであることを示しています。 (生育領育の縁に小さいコロニーが多数見られます。)
ペトリフィルム™ACプレートではコロニーは赤色となるため、不透明で不規則な形状の食品残渣とは区別することができます。(◯1・◯2参照)
コロニー数 = TNTC (推定コロニー数 = 103)写真9に示すペトリフィルム™ACプレート上のコロニーは、一見測定可能であるように思われます。しかし生育領域の縁をよく見てみると、多くのコロニーが集中していることがわかります。この場合の測定結果はTNTCとして測定します。(生育領育の縁に小さいコロニーが多数見られます。)
コロニー数 = TNTC (推定コロニー数 = 107)
コロニー数 = 83コロニー
写真10に示すようにペトリフィルム™ACプレート内のゲルを液状化する菌種もあります。このような状態となった場合には、影響が及んでいない何個かの四方形の平均コロニー数を求め、これを20倍して推定コロニー数とします。(液状化した部分の赤い点は測定しません。)
推定コロニー数 = 160コロニー
1
2
3M™ ペトリフィルム™ ACプレート(生菌数測定用) TNTC(Too Numerous to Count:測定不能多数)より正確に測定するには、検体をさらに希釈します
ゲルの液状化および食品残渣
2 3
4 5
6 7
8 9
10
11
適正測定範囲:25~250コロニー
ペトリフィルム™ACプレート上に現れた結果は簡単に判定できます。写真2はコロニーの現れなかったペトリフィルム™ACプレートです。
写真3はコロニーが数個生育した状態のペトリフィルム™ACプレートです。
コロニー数 = 0 コロニー数 = 16コロニー
ペトリフィルム™ACプレートの適正な測定範囲は25~250コロニーです。写真4参照。
写真5のようにコロニー数が250を超えるような場合には、コロニー数を推定します。格子(1cm2)の中のコロニー数の平均値を求め、これを20倍してプレート1枚あたりの総数を求めます。ペトリフィルム™ACプレートの接種面積はおよそ20cm2です。
コロニー数 = 143コロニー 推定コロニー数 = 560コロニー
写真6はコロニー数が測定不能多数(TNTC)となった場合のペトリフィルム™ACプレートです。
コロニー数が非常に多いと、写真7のように生育領域全体がピンク色に変わることもあります。個々のコロニーが生育領域の縁の部分でしか見えない場合もあります。このような場合には結果をTNTCとして測定します。(全体がピンク色に見えます。)
コロニー数 = TNTC (推定コロニー数 = 103) コロニー数 = TNTC (推定コロニー数 = 105)
写真8のようにコロニー分布が均等でないように見える場合もあります。この場合もまた測定結果はTNTCであることを示しています。 (生育領育の縁に小さいコロニーが多数見られます。)
ペトリフィルム™ACプレートではコロニーは赤色となるため、不透明で不規則な形状の食品残渣とは区別することができます。(◯1・◯2参照)
コロニー数 = TNTC (推定コロニー数 = 103)写真9に示すペトリフィルム™ACプレート上のコロニーは、一見測定可能であるように思われます。しかし生育領域の縁をよく見てみると、多くのコロニーが集中していることがわかります。この場合の測定結果はTNTCとして測定します。(生育領育の縁に小さいコロニーが多数見られます。)
コロニー数 = TNTC (推定コロニー数 = 107)
コロニー数 = 83コロニー
写真10に示すようにペトリフィルム™ACプレート内のゲルを液状化する菌種もあります。このような状態となった場合には、影響が及んでいない何個かの四方形の平均コロニー数を求め、これを20倍して推定コロニー数とします。(液状化した部分の赤い点は測定しません。)
推定コロニー数 = 160コロニー
1
2
3M™ ペトリフィルム™ ACプレート(生菌数測定用) TNTC(Too Numerous to Count:測定不能多数)より正確に測定するには、検体をさらに希釈します
ゲルの液状化および食品残渣
2 3
4 5
6 7
8 9
10
11
適正測定範囲:25~250コロニー
保管
検体の調製培養
廃棄
判定
接種
カスタマーコールセンター製品についてのお問い合わせはナビダイヤルで
受付時間/8:45~17:15 月~金(土・日・祝・年末年始は除く)
0570-011-321市内通話料金でご利用いただけます。
Please Recycle. Printed in Japan© 3M 2010. All rights reservedMIC-120-D(000000)IT 58-8684T
〒158-8583東京都世田谷区玉川台2-33-1
3M、Petrifilm、ペトリフィルムは3M社の商標です。
食品衛生市場プロジェクト部
ホームページ http://www.mmm.co.jp/microbiology/index.html
仕様及び外観は、予告なく変更されることがありますのでご了承ください。本書に記載してある事項、技術上のデータ並びに推奨は、すべて当社の信頼している実験に基づいていますが、その正確性若しくは完全性について保証するものではありません。使用者は使用に先立って製品が自己の用途に適合するか否かを判断し、それに伴う危険と責任のすべてを負うものとします。売主及び製造者の義務は、不良であることが証明された製品を取り替えることに限定され、それ以外の責任は負いません。本書に記載されていない事項若しくは推奨は、売主及び製造者の役員が署名した契約書によらない限り、当社は責任を負いません。
培養済のペトリフィルム™プレートを廃棄する場合には、菌の有無に関わらず、必ずオートクレーブ(高圧蒸気滅菌器)などを用いて滅菌後、廃棄してください。
3M™ Petrifilm™ Plate3M™ ペトリフィルム™ 生菌数測定用プレート
この解説書はペトリフィルム™生菌数測定用プレート(ACプレート)に現れた結果を、良く理解していただく為のものです。詳しくは、お近くの特約販売店または弊社担当者までお問い合わせ下さい。
解説書
1 未開封のパッケージは8℃以下で保管してください。パッケージに記載してある有効期限内にご使用ください。結露が問題となるような湿度の高い区域内では、パッケージを室温に放置して戻してから開封してください。
2 開封したパッケージを閉じるには、開口部を折り曲げてテープでしっかりと止めます。
3 開封後に再び密封したパッケージは25℃以下相対湿度50%以下で保管してください。開封したパッケージは冷蔵しないでください。ペトリフィルム™プレートは開封後1ヶ月以内に使用ください。
4 食品検体の希釈を調製します。食品検体を適切な容器、たとえばストマッカーバックや希釈ボトル、またはその他の滅菌済み容器などに秤取またはピペットで採取します。
5 以下に示す滅菌希釈用液のうち1種類を適量加えます。
6 検体を攪拌またはホモジナイズします。希釈した検体のpHを6.6から7.2の間に調整します。●酸性検体には1NのNaOHを 使用してください。●アルカリ性検体には1NのHClを 使用してください。
7 プレートを平らな表面に置きます。上部フィルムを持ち上げます。
8 ピペットをペトリフィルム™プレートに対し垂直に保って、検体1mLを下部フィルムの中央に接種します。
9 上部フィルムから手を離し、フィルムを自然に落とします。
10 スプレッダーの凹面を下側にして、接種部分の上部フィルムの上に置きます。
11 スプレッダーを上から軽く押して、接種部分が円形に広がるようにします。スプレッダーはひねったり滑らせたりしないでください。
12 スプレッダーを取り除きます。1分間以上放置してゲル化させます。
13 上部フィルムを上側にしてプレートを重ねて培養します。20枚まで重ねて培養できます。培養器を加湿して湿度の損失を最小限に抑える必要がある場合もあります。
14 ペトリフィルム™プレートは標準的なコロニーカウンターまたはその他の拡大鏡で測定が可能です。
15 上部フィルムを持ち上げてゲルからコロニーを釣菌して、菌を同定することも可能です。
ペトリフィルム™生菌数測定用ACプレートは、標準培地で用いられる栄養成分や冷水可溶性ゲル化剤、およびコロニー数を測定しやすくする指示薬が含まれているできあがり培地です。ペトリフィルム™ACプレートは生菌数の測定に用いられます。
コロニー数 = 152コロニー
プレート中に含まれている赤い指示薬がコロニーを着色します。サイズや色の濃さに関係なく、赤いコロニーはすべて数えてください。
1
クエン酸、重亜硫酸塩、チオ硫酸塩を含む緩衝液は使用しないでください。菌の生育を阻害することがあります。
AOAC Official Method(OMA) 986.33 生乳、低温殺菌乳 :32±1℃、48±3時間 986.10 全乳製品 :32±1℃、48±3時間 990.12 全食品 :35±1℃、48±3時間
AFNOR Validated Method 3M 01/1-09/89 全食品:30±1℃、72±3時間
培養の時間や温度は方法によって異なります。もっとも一般的な方法を以下に示します。
3M™ ペトリフィルム™ ACプレート(生菌数測定用)使用上の注意事項
詳細な注意事項、保証制限および対応制限、3M社の保証責任範囲、保管や廃棄に関するお知らせ、および使用方法については、製品に添付の説明書をご参照ください。
凹面
平らな面
■バターフィールドリン酸緩衝液(IDFリン酸緩衝液、リン酸二水素カリウムの0.0425g/L溶液をpH7.2に調整)■0.1%ペプトン水■ペプトン塩希釈液(ISO法6887)■緩衝ペプトン水(ISO法6579)■生理食塩水(0.85-0.90%)■重硫酸塩無添加リージンブロス■蒸留水
保管
検体の調製培養
廃棄
判定
接種
カスタマーコールセンター製品についてのお問い合わせはナビダイヤルで
受付時間/8:45~17:15 月~金(土・日・祝・年末年始は除く)
0570-011-321市内通話料金でご利用いただけます。
Please Recycle. Printed in Japan© 3M 2010. All rights reservedMIC-120-D(000000)IT 58-8684T
〒158-8583東京都世田谷区玉川台2-33-1
3M、Petrifilm、ペトリフィルムは3M社の商標です。
食品衛生市場プロジェクト部
ホームページ http://www.mmm.co.jp/microbiology/index.html
仕様及び外観は、予告なく変更されることがありますのでご了承ください。本書に記載してある事項、技術上のデータ並びに推奨は、すべて当社の信頼している実験に基づいていますが、その正確性若しくは完全性について保証するものではありません。使用者は使用に先立って製品が自己の用途に適合するか否かを判断し、それに伴う危険と責任のすべてを負うものとします。売主及び製造者の義務は、不良であることが証明された製品を取り替えることに限定され、それ以外の責任は負いません。本書に記載されていない事項若しくは推奨は、売主及び製造者の役員が署名した契約書によらない限り、当社は責任を負いません。
培養済のペトリフィルム™プレートを廃棄する場合には、菌の有無に関わらず、必ずオートクレーブ(高圧蒸気滅菌器)などを用いて滅菌後、廃棄してください。
3M™ Petrifilm™ Plate3M™ ペトリフィルム™ 生菌数測定用プレート
この解説書はペトリフィルム™生菌数測定用プレート(ACプレート)に現れた結果を、良く理解していただく為のものです。詳しくは、お近くの特約販売店または弊社担当者までお問い合わせ下さい。
解説書
1 未開封のパッケージは8℃以下で保管してください。パッケージに記載してある有効期限内にご使用ください。結露が問題となるような湿度の高い区域内では、パッケージを室温に放置して戻してから開封してください。
2 開封したパッケージを閉じるには、開口部を折り曲げてテープでしっかりと止めます。
3 開封後に再び密封したパッケージは25℃以下相対湿度50%以下で保管してください。開封したパッケージは冷蔵しないでください。ペトリフィルム™プレートは開封後1ヶ月以内に使用ください。
4 食品検体の希釈を調製します。食品検体を適切な容器、たとえばストマッカーバックや希釈ボトル、またはその他の滅菌済み容器などに秤取またはピペットで採取します。
5 以下に示す滅菌希釈用液のうち1種類を適量加えます。
6 検体を攪拌またはホモジナイズします。希釈した検体のpHを6.6から7.2の間に調整します。●酸性検体には1NのNaOHを 使用してください。●アルカリ性検体には1NのHClを 使用してください。
7 プレートを平らな表面に置きます。上部フィルムを持ち上げます。
8 ピペットをペトリフィルム™プレートに対し垂直に保って、検体1mLを下部フィルムの中央に接種します。
9 上部フィルムから手を離し、フィルムを自然に落とします。
10 スプレッダーの凹面を下側にして、接種部分の上部フィルムの上に置きます。
11 スプレッダーを上から軽く押して、接種部分が円形に広がるようにします。スプレッダーはひねったり滑らせたりしないでください。
12 スプレッダーを取り除きます。1分間以上放置してゲル化させます。
13 上部フィルムを上側にしてプレートを重ねて培養します。20枚まで重ねて培養できます。培養器を加湿して湿度の損失を最小限に抑える必要がある場合もあります。
14 ペトリフィルム™プレートは標準的なコロニーカウンターまたはその他の拡大鏡で測定が可能です。
15 上部フィルムを持ち上げてゲルからコロニーを釣菌して、菌を同定することも可能です。
ペトリフィルム™生菌数測定用ACプレートは、標準培地で用いられる栄養成分や冷水可溶性ゲル化剤、およびコロニー数を測定しやすくする指示薬が含まれているできあがり培地です。ペトリフィルム™ACプレートは生菌数の測定に用いられます。
コロニー数 = 152コロニー
プレート中に含まれている赤い指示薬がコロニーを着色します。サイズや色の濃さに関係なく、赤いコロニーはすべて数えてください。
1
クエン酸、重亜硫酸塩、チオ硫酸塩を含む緩衝液は使用しないでください。菌の生育を阻害することがあります。
AOAC Official Method(OMA) 986.33 生乳、低温殺菌乳 :32±1℃、48±3時間 986.10 全乳製品 :32±1℃、48±3時間 990.12 全食品 :35±1℃、48±3時間
AFNOR Validated Method 3M 01/1-09/89 全食品:30±1℃、72±3時間
培養の時間や温度は方法によって異なります。もっとも一般的な方法を以下に示します。
3M™ ペトリフィルム™ ACプレート(生菌数測定用)使用上の注意事項
詳細な注意事項、保証制限および対応制限、3M社の保証責任範囲、保管や廃棄に関するお知らせ、および使用方法については、製品に添付の説明書をご参照ください。
凹面
平らな面
■バターフィールドリン酸緩衝液(IDFリン酸緩衝液、リン酸二水素カリウムの0.0425g/L溶液をpH7.2に調整)■0.1%ペプトン水■ペプトン塩希釈液(ISO法6887)■緩衝ペプトン水(ISO法6579)■生理食塩水(0.85-0.90%)■重硫酸塩無添加リージンブロス■蒸留水