ハードウェア設定

EasyBuilder Pro V6.04.02

4-1

ハードウェア設定 4.本章では、ハードウェアの関連設定について説明します。

4.1. 概要 ............................................................................................................................................ 4-2

4.2. I/O ポート .................................................................................................................................. 4-2

4.3. LED インジケーター ................................................................................................................. 4-2

4.4. システム設定 ............................................................................................................................ 4-3

4.5. システムツールバー ................................................................................................................ 4-4

ハードウェア設定

EasyBuilder Pro V6.04.02

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概要 4.1.

本章は各シリーズのハードウェア関連設定を主として説明します。

このアイコンをクリックし、cMT-SVR シリーズに関する情報をダウンロードしてください。

ダウンロードする前、既にインターネットケーブルを接続しているのを確認してください。

I/O ポート 4.2.

HMI がサポートするインターフェースは機種によって異なります。詳細な仕様は各機種の仕様

書をご参照ください。

SD カードスロット：SD カードがレシピデータ、イベントログ、データログなどを含める

プロジェクトのアップロード・ダウンロード機能を提供します。履歴データのコピーや記

録もできます。

COM ポート：PLC または他の装置に接続します。RS-232/RS-4852W/RS-4854W/CAN Bus があ

ります。

イーサネット：レシピデータ、イベントログ、データログなどを含めるプロジェクトのア

ップロード・ダウンロード機能を提供します。また、イーサネット通信機能を有する装置：

PLC、PC などにも接続できます。

USB ホスト(Host)：各種の USB インターフェース装置をサポートします。例えば：マウス、

キーボード、USB ディスク、プリンター、バーコードスキャナーなどです。

USB クライアント(Client)：レシピデータ、イベントログ、データログなどを含めるプロジ

ェクトのアップロード・ダウンロード機能を提供します。履歴データのバックアップまた

は記録もできます。

初めて HMI を操作する時、HMI に下記のシステム設定を完成する必要があります。設定完了後、

EasyBuilder Pro HMI 編集ソフトウェアでプロジェクトを作成できます。

LED インジケーター 4.3.

LED インジケーターが HMI の操作状態を表示します：

機種:MT8121XE, MT8150XE, MT8121iE, MT8150iE

LED 記述

PWR(オレンジ) パワー状態を表示します。

CPU(緑) フラッシュメモリーを読み取る/書き込む時には点滅しま

す。

COM(青) COM ポート通信状態を表示します。毎回通信時には点滅し

ます。通信状況が良好の場合、LED ランプが点灯を維持す

る可能性もあります。(ネットワーク通信を含めない)

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他の機種：

LED 記述

PWR(オレンジ) パワー状態を表示します。

CPU(緑) CPU 状態を表示します。点滅や消灯になったら、CPU 異常

と示します。

COM(青/赤) 通信状態を表示します。毎回通信時には点滅します。通信

状況が良好の場合、LED ランプが点灯を維持する可能性も

あります。

システム設定 4.4.

一部の HMI の背面にはリセットボタンとディップスイッチがあります。モード切替の時に使用

されます。HMI のシステム設定パスワードを紛失した場合、ディップスイッチで工場出荷時の

設定に復元できます。詳細な設定手順は以下のとおりです：

1. DIP Switch1 を ON にし、残りのディップスイッチを OFF のままにしてから、HMI を再起動

します。その場合、HMI がタッチ精度補正モードに入ります。

2. モニターに“+”カーソルが表示されます。タッチペンまたは指で“+”カーソルの中心点をタ

ッチし、5 点補正をします。全ての“+”が正確にタッチされたら、“+”が消えます。タッチ精

度パラメータがシステムに保存されます。

3. 補正完了後、システムはユーザーに「HMI のシステム設定パスワードを工場出荷時の設定

に復元しますか」を聞きます。[Yes]を選択してください。

4. HMI のシステム設定パスワードを工場出荷時の設定に復元するのかを再度確認します。

[yes]を入力して[OK]を押すと、HMI 内全てのシステムデータと履歴資料が削除されます。

(工場出荷時の[Local Password]初期設定パスワードは 111111；しかし、ダウンロードとアッ

プロードに使用するパスワードを含め、他のパスワードについて、工場出荷時の初期設定

に復元したら、改めて設定する必要があります)。

以下は各機種のディップスイッチ設置です。詳細は関連インストール説明書をご参照ください。

cMT/eMT/iE

Note

各 HMI の Dip Switch4 スイッチの位置が違う可能性があります。Dip Switch4 スイッチが工場

出荷時既にカットされた場合、この HMI の Dip Switch4 は ON に設定する必要があると示し

ます。Dip Switch4 スイッチが予約された場合、この HMI の Dip Switch4 は OFF に設定する

必要があると示します。

SW1 SW2 SW3 SW4 モード

ON OFF OFF OFF タッチ精度補正

OFF ON OFF OFF ツールバーを隠す

OFF OFF ON OFF ブートローダー

OFF OFF OFF ON 予約済み

OFF OFF OFF OFF ノーマル

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mTV

cMT-SVR

システムツールバー 4.5.

HMI を起動後、モニター下部の[ツールバー]でシステムを設定することが可能です。一般の状況

ではこのツールバーが自動的に隠されているが、ユーザーがモニター右下隅の矢印アイコンを

押すと、ツールバーが下記図示のようにポップアップします。左から右は：システム設定、シ

ステム情報、文字キーボード、数字キーボードです。

HMI システム設定ツールバーを隠す方法：

Dip Switch2 を ON にすることで、システム設定ツールバーを隠します。OFF にすると、シ

ステム設定ツールバーが表示され、コントロールできます。HMI を再起動することで、本

機能を有効/無効にします。

mTVシリーズの場合、Dip Switch1をONにすることでシステム設定ツールバーを隠します。

また、システムレジスタ[LB-9020]でシステム設定ツールバーを表示/隠蔽できます。

[LB-9020]を ON にする場合、当ツールバーが表示され、OFF にしたら、隠蔽されます。

システム設定 4.5.1.

cMT シリーズ

HMI の各システムパラメータを設定・変更したい場合、セキュリティのため、パスワードの確

認が必要です。デフォルトパスワードは 111111 です。

SW1 SW2 モード

ON ON 工場出荷時の設定に復元する

ON OFF システムツールバーを隠す

OFF ON ブートローダー

OFF OFF ノーマル

SW1 SW2 モード

ON ON 工場出荷時の設定に復元する

ON OFF イーサネット IP 設定を復元する

OFF ON ブートローダー

OFF OFF ノーマル

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CODESYS

CODESYS をアクティベートするには、ア

クティベーションコードを入力してく

ださい。

一般

ここで FTP 設定及び他の一般設定を設

定します。

[表示方向]

0 度、90 度、180 度或いは 270 度が選べ

ます。

[明るさ]

モニターの明るさを調整します。

[ダウンロードウインドウをポップアッ

プ]

有効にした後、ダウンロードウインドウ

をポップアックできます。

[Start button を表示]

Start ボタンを表示するには、本項を有

効にする必要があります。

ネットワーク

イーサネットでプロジェクトを HMI に

ダウンロードするには、正確に操作対象

(HMI)の IP アドレスを設定しなければな

りません。自動的に IP アドレスを取得

するか、または自分で IP アドレスを入

力することができます。Email 及び

EasyAccess2.0 を使用したい場合、正確に

DNS address を設定する必要がありま

す。

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4-6

時刻/日付

HMI が表示する現地の日付、時刻を設定

します。

HMI 名

プロジェクトをダウンロード/アップ

ロードする時に判別用で、HMI 名を設

定します。

履歴を消去する

HMI に保存した履歴データを消去しま

す。

プロジェクト管理

再起動ボタンをクリックすれば、HMI

を再起動することができます。

ハードウェア設定

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4-7

システムパスワード

HMI のパスワードです。初期設定パスワ

ードは 111111 で、自分用のパスワ

ードを設定してください。完成した

ら、自主設定のパスワードが使用で

きます。

高度セキュリティコード

ユーザーアカウントを新規追加・削除

し、異なるユーザーの権限を管理できま

す。

EasyAccess 2.0

EasyAccess 2.0 をアクティベートします。

このアイコンをクリックし、サンプ

ルプロジェクトをダウンロードしてく

ださい。サンプルプロジェクトをダウン

ロードする前、インターネットケーブル

が接続しているのを確認してください。

プリンター

設定の詳細は CH 23.3 をご参照くださ

い。

ハードウェア設定

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4-8

OS を更新する

SD カードまたは USB ディスク内の OS

ファイルでシステムのファームウェア

を更新します。更新している時、電源を

切らないでください。詳細な更新ステッ

プ及び注意事項に関しては、各モデルの

OS 更新説明をご参照ください。

リセットオプション HMI を工場出荷時の設定にリセットします。

非 cMT シリーズ

HMI の各システムパラメータを設定・変更したい場合、セキュリティのため、パスワードの確

認が必要です。工場出荷時のデフォルトパスワードは 111111 です。

Network

イーサネットでプロジェクトを HMI に

ダウンロードするには、正確に操作対象

(HMI)の IP アドレスを設定しなければな

りません。自動的に IP アドレスを取得

するか、または自分で IP アドレスを入

力することができます。Email 及び

EasyAccess2.0 を使用したい場合、正確に

DNS address を設定する必要がありま

す。

ハードウェア設定

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4-9

時刻/日付

HMI が表示する現地の日付、時刻を設定

します。

セキュリティ

HMI のパスワード保護です。デフォルト

パスワードは 111111 で、下記ボタンを

押し自分用のパスワードを設定してく

ださい。完成したら、自主設定のパスワ

ードが使用できます。

[システム設定に入るパスワード]

[プロジェクトアップロードパスワード]

[プロジェクトダウンロードパスワード]

[履歴データアップロードパスワード]

History

HMI に保存した履歴データをクリア：

[レシピデータをクリア]

[操作ログをクリア]

[イベントログをクリア]

[データログをクリア]

HMI 名

プロジェクトをダウンロード/アップロ

ードする時に判別用で、HMI 名を設定し

ます。

ハードウェア設定

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4-10

OS 設定

[OS をアップグレードする]でシステム

のファームウェアを更新します。更新す

る時、電源を切らないでください。詳細

な更新ステップ及び注意事項に関して

は、各モデルの OS 更新説明をご参照く

ださい。

[ポートレートモード]で表示モードを調

整します。表示モードを調整した後、

HMI のプラグを一度抜き、そして再度に

プラグを挿して改めて電源を入れてか

ら有効になります。垂直な表示モードを

選択すれば(90 度と 270 度)、プロジェク

トも垂直なプロジェクトでなければな

りません。さもないと、正確に表示でき

ません。

VNC サーバー設定 起動すると、VNC を用いてイーサネットを通して HMI を遠隔操作することができます。 [VNC シングル接続を開始する] 一台の VNC クライアント装置に接続することを許可します。 [VNC マルチ接続を開始する] 複数の VNC クライアント装置に接続することを許可します。 同時に多くの VNC クライアントに接続すると、HMI の通信速度に影響が出る可能性があります。 設定手順は次のページをご参照ください。

このアイコンをクリックし、チュー

トリアルビデオを閲覧してください。閲

覧する前に、インターネットケーブルが

接続しているのを確認してください。

Miscellaneous

ロータリースイッチで LCD 画面の明る

さを調整します。

[ダウンロードウインドウをポップアッ

プする]

起動して USB ディスクまたは SD カード

を接続後、アップロード/ダウンロード

ウインドウを表示します。

[ダウンロード/アップロードした後、再

起動する]

起動し、プロジェクトをアップロード/

ダウンロード完了後、HMI を再起動しま

す。

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4-11

Misc2

[マウスカーソルを隠す]

マウスカーソルを隠します。

[精度補正モードに[工場出荷時の設定に

復元]ボタンを有効にする]

有効にすると、HMI 起動時にモニターを

長く押せば、精度補正モードに入ること

ができます。補正し終えると、[工場出

荷時の設定に復元]が表示されます。

[FTP クライアントは USB/SD データを修

正可能]

有効にすると、FTP サーバーを通じて

USB/SD カード内のデータを修正できま

す。

EasyAccess2.0

EasyAccess2.0 をアクティベーションし

ます。

このアイコンをクリックし、サン

プルプロジェクトをダウンロードし

てください。サンプルプロジェクトを

ダウンロードする前、インターネット

ケーブルが接続しているのを確認し

てください。

以下は VNC サーバーを設定する手順です。

1. HMI の VNC サーバーをオープンし、ログインパスワードを設定します。

2. Java IE または VNC viewer を PC にインストールします。

3. Java IE をインストール完了したら、ウェブサーバーを通して遠隔地にある HMI の IP アドレ

スを入力できます。

もしくはVNC viewerを通じて遠隔地にあるHMIの IPアドレスとパスワードを入力します。

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システム情報 4.5.2.

ネットワーク:ネットワークの情報を表示します。

(HMI の IP アドレスなどを含む)。

Version:HMI のファームウェアバージョン及び機種情報を表示します。