4 port copper gigabit switch - netgear · 図1-1. model gs504tスイッチのパッケージ内容...
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Copper Gigabit Switchインストール・ガイド
4 PORT
100/1000Mbps
GS 504TM O D E L
ii
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商標
NETGEARはNETGEAR, Inc.の商標です。その他、記載されている全ての商標および登録商標は、各社の所有物です。
ご注意
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NETGEAR は、本書に記載されている製品・回路設計を使用または応用することにより発生した損害に関して、一切の責任を負いかねますのでご了承ください。
情報処理装置等電波障害自主規制協議会(VCCI)の規制について
この装置は、クラス A 情報技術装置です。この装置を家庭環境で使用すると、電波妨害を引き起こすことがあります。その際は、使用者が適切な対策を講ずるよう要求されることがあります。
カスタマ・サポート
NETGEAR 製品のインストールおよび設定、またはインストール後の質問や問題については、お買い求めになった販売店へご相談ください。もしくは、下記の NETGEAR カスタマ・サポート受付窓口までご連絡ください。
NETGEAR カスタマ・サポート受付窓口フリーダイヤル 0120-66-5402受付時間:平日 9:00~17:00
introduction 1-1
第1章:はじめに
NETGEAR™ Model GS504T 4ポート Copper Gigabit スイッチは、低価格で高性能なネットワーク・ソリューションを提供し、100/1000 Mbps ワークグループをツイストペア Copper Gigabit リンクで相互接続することができます。
特長
Model GS504T スイッチには、次のような特長があります。
・ 標準の RJ-45 コネクタを装備した全二重 Copper Gigabit ポートを4ポート装備。
・ 自動アドレス学習機能により、パケット転送情報テーブルが作成されます。このテーブルには最大 8,000 個の MAC アドレスを登録できます。
・ 接続する機器が全二重モードをサポートしている場合は、ポート間で送受信が同時に可能になり、スループットが倍増します。
・ ワイヤ速度でのフィルタリングおよび転送機能により、ネットワーク速度を落とすことなく適切なルートに交通整理します。
・ ストア・アンド・フォアード転送で、ネットワーク上の不正パケットを最小限に抑えます。
・ ソフトウエアの設定が不要なプラグ&プレイ。短時間でインストールでき、設定ミスもありません。
introduction 1-2
パッケージ内容
図1-1はModel GS504Tスイッチのパッケージ内容です。
図1-1. Model GS504Tスイッチのパッケージ内容
パッケージに以下のものが含まれていることを確認してください。
・ Model GS504T スイッチ
・ デスクトップ・インストール用のゴム足
・ Installation Guide
・ ラックマウント・キット
・ サポートインフォメーション
・ 電源コード
9328FB
Installation Guide サポート・インフォメーション
電源コード ゴム足
ラックマウント・キット
GS504TMODEL
4PORTGigabit Switch100/1000 Mbps
Power
Green=FDX, Yellow=COL
Activity
1 2 3 4
Ethernet
1000M 100M
11000M 100M
21000M 100M
31000M 100M
4
physical description 2-1
第2章:各部の名称と説明
この章では、NETGEAR Model GS504T Copper Gigabit スイッチの各部の名称と機能について説明します。
前面パネル
Model GS504T スイッチの前面パネルには、各ネットワーク・ポートに対応した Activity(Rx/Tx)、および 全二重(FDX)/Collision(COL)LEDが装備されています。また、各ネットワーク・ポートの上部に Link LED が装備されています。
図2-1. Model GS504Tスイッチの前面パネル
Power LEDFDX/COL LED
9318FB
Link LED
GS504TMODEL
4PORTGigabit Switch100/1000 Mbps
Power
Green=FDX, Yellow=COL
Activity
1 2 3 4
Ethernet
1000M 100M
11000M 100M
21000M 100M
31000M 100M
4
ネットワークポート Activity LED
physical description 2-2
LED
表2-1は、LED とその機能の説明です。
表2-1. LEDの説明
ラベル 色 状態 説明
Power 緑 点灯 電源が入っている状態です。
消灯 電源が切れている状態です。
FDX/COL 緑 点灯 ポートは全二重で動作しています。
消灯 ポートは半二重で動作しています。
黄 点滅 ポートで衝突が発生しています。全二重では、衝突は発生しません。半二重では、正常な状態でも衝突は時々発生します。
Activity 緑 点滅 ポートでパケットの送信または受信が行われています。
1000M 緑 点灯 ポートで1000 Mリンクが確立されています。
消灯 ポートでリンクが確立されていません。
100M 緑 点灯 ポートで100 Mリンクが確立されています。
消灯 ポートでリンクが確立されていません。
installation 3-1
第3章:インストール
この章では、NETGEAR Model GS504T Copper Gigabit スイッチのインストール手順について説明します。
インストール場所の準備
スイッチのインストールを始める前に、インストール場所の準備をしてください。表3-1を参照し、動作環境がスイッチの動作環境要件に適合しているかを確認してください。
表3-1. 動作環境要件
特性 要件
温度 0℃~40℃直射日光、温風排気口、ヒーターなどの熱源の近くには設置しないでください。
湿度 最大相対湿度90%、結露しないこと。
換気 放熱のために、機器の周囲に最低5cmの空間を設けてください。部屋や 配線室は十分に換気を行ってください。
動作環境 最も近い電磁ノイズ発生源(コピー機やアーク溶接機など)から最低 1.8 m 離してください。
電源 1.8m以内の適切な電源を使用してください。
平らな場所にスイッチをインストールする
スイッチをデスクトップなどの平らな場所にインストールする場合は、スイッチの底面に同梱のゴム足を貼り付けてください。
ラックにスイッチをインストールする
スイッチを標準 19 インチ・ラックにインストールするには、図3-1 を参考にしてください。
図3-1 ラックマウント金具の取り付け
他の機器をスイッチに接続する
機器をスイッチに接続するには、次の手順に従ってください。
1. カテゴリ5 UTP ケーブルを使って、機器をスイッチのネットワーク・ポートに接続します。
注:Ethernet仕様では、PCまたはサーバーとスイッチ間のケーブルの最大長を100mに制限しています。
2. 電源コードの一方をスイッチの後面パネルにあるAC電源コード差し込み口に接続し、もう一方を電源コンセントに差込みます。
スイッチを接続するには、図3-2を参考にしてください。
installation 3-2
9378FB
GS504TMODEL
Copper Gigabit Switch
4PORT100/1000 Mbps
Power
Green=FDX, Yellow=Col
Activity1
23
4
Ethernet
installation 3-3
図3-2. Model GS504Tスイッチの接続
インストールの確認
スイッチに通電されると、以下の状態になります。
・前面パネルの緑の Power LED が点灯
・機器が接続されたポートの緑の Link LED が点灯
スイッチに機器が接続されて動作しているときの LED とその機能については、表2-1 「LEDの説明」を参照してください。
GS504T
MODEL
Fast Ethernet Switch
4PORT10/100Mbps
Ethernet
9330FB
1000 Mbps100 Mbps
凡例
第4章:トラブルシューティング
この章では、NETGEAR Model GS504T Copper Gigabit スイッチのトラブルシューティングについて説明します。表4-1は、発生する可能性のある問題の症状、原因、解決法を示しています。
表4-1. トラブルシューティング
troubleshooting 4-1
症状
Power LEDが点灯していない。
1000M、100MのLink LEDが点灯していない、または断続的に点灯する。
ファイル 転送速度が遅い、またはパフォーマンスが低下している。
セグメント、また は機器がネットワークの一部として認識されない。
黄色のFDX/COL LEDが過度に点滅する。
原因 解決法
スイッチに電力が 電源コードがスイッチと接続した機器に供給されていない。 つながっているか確認してください。
使用しているケーブルがすべて適正で、仕様に適合していることを確認してください。
ポートの接続が RJ-45コネクタのクリンプを調べ、プラグが 機能していない。 スイッチと接続機器の両方でポートに正しく
挿入・固定されているか確認してください。
使用しているケーブルがすべて適正で、Ethernet仕様に適合していることを確認してください。
全てが正常に機能している別の環境で、アダプタカード、ケーブル、ポートなどをテストし、不良がないか調べてください。
半二重/全二重設定が 接続している機器がオートネゴシエーションにスイッチと接続してい 設定されていることを確認してください。る機器で異なっている。
1台、または複数の ケーブルが正しく接続されていることを確認機器が正しく接続 してください。また、全てのケーブル・されていない。または、 コネクタが適切なポートに正しく接続されてケーブルがEthernet いることを確認してください。何らかの原因で仕様に適合していない。 機器が外れている場合があります。
接続されたセグメント 半二重で作動している場合は、多少の衝突はでデータの衝突が 正常です。発生している。
半二重/全二重モード リンクパラメータの設定を再確認してください。の設定が合っていない。
technical specifications A-1
付録A:技術仕様
この付録では、NETGEAR Model GS504T Copper Gigabitスイッチの技術仕様について説明します。
一般仕様
ネットワーク・プロトコル、および標準互換性IEEE 802.3ab 1000BASE-TIEEE 802.3u 100BASE-TXIEEE 802.3x フロー・コントロール
データ転送速度1000 Mbps (8B/10Bエンコーディング、1000BASE-T用PAM-5物理インタフェース)100 Mbps (4B/5Bエンコーディング、100BASE-TX用MLT-3物理インタフェース)
インターフェース100BASE-TX Fast Ethernet および 1000BASE-T Gigabit Ethernet 用RJ-45コネクタ
電気的仕様入力電圧: 100~240 V AC消費電力: 65W
物理的仕様寸法: 330×43×207 mm重量: 2.3kg
環境仕様動作温度: 0℃~4℃動作湿度: 90%以下、結露しないこと
technical specifications A-2
電磁放射CE mark, commercialFCC Part 15, Class AVCCI Class AEN 55 022 (CISPR 22), Class A, EN50082-1C-Tick
安全性に関する認定UL listed (UL 1950), cULTUV licensed (EN 60 950), IEC 95
性能フレームフィルタ速度: 148,000 フレーム/秒
100 Mbpsポートでの最高値
1,480,000 フレーム/秒1000 Mbpsポートでの最高値
フレーム転送速度: 148,000 フレーム/秒100 Mbpsポートでの最高値
1,480,000 フレーム/秒1000 Mbpsポートでの最高値
レイテンシ: 30μ秒以下(64 バイト・パケット)
アドレス・データベース・サイズ: 8,000 MAC アドレス/システム
アドレッシング: 48ビットMACアドレス
キュー・バッファ: 2MB/ポート
cabling guidelines B-1
付録 B: 1000BASE-T Gigabit Ethernet で使用するカテゴリ 5 ケーブル
概要
新しい1000BASE-T 標準では、ケーブル配線の制限、およびパフォーマンスを最大限に高めるために必要な手順について注意を払う必要があります。配線システムで最も重要なコンポーネントは、パッチパネル接続、コネクタの接続部におけるツイストペア・ケーブルの縒り、ツイストペア・ケーブルの被覆、フロア配線やパンチダウン・ブロックでのケーブルの束です。これらのコンポーネントがすべて正しく取り扱われないと、1000BASE-T のパフォーマンスに影響を与えます。以下に、1000BASE-T ケーブル配線のガイドラインを説明します。
ケーブル配線
1000BASE-T 製品は、カテゴリ5ケーブルで使用できるよう設計されています。しかし、さらに性能を高めるために、ケーブルの標準に修正が加えられています。最新の標準はカテゴリ5eと呼ばれ、従来のカテゴリ5 ケーブルよりも高い性能が規定されています。新しいケーブルを配線する場合、カテゴリ5eケーブルを使用することをお勧めします。ケーブルの費用はカテゴリ5とほぼ同じです。既設のケーブルを使用する場合は、ケーブルをテストし ANSI/EIA/TIA-568-A:1995 またはISO/IEC 11801:1995 カテゴリ5仕様に準拠していることを確認してください。
ケーブルの長さ
Ethernet仕様では、機器間の最大距離は 100 m と規定されています。エンド間のリンクはチャネルと呼ばれます。TSB-67 ではベーシック・リンクが定義されており、これはチャネルの中で建物の施設の一部と見なされる部分です。ただし、パッチと機器のコードはこれに含まれません。ベーシック・リンクの最大長は 90 mです。
cabling guidelines B-2
反射減衰量
反射減衰量は、ケーブルのインピーダンス変化によって発生する反射信号のエネルギー量です。1000BASE-T の特性上、この量は非常に重要です。受信端にあまりに大きなエネルギーが反射して戻ると、機器は性能を最大限に発揮できなくなります。
4対のカテゴリ5ケーブルの中で2対しか使用しない10BASE-Tや100BASE-TXと異なり、1000BASE-Tでは4対すべてを使用します。従って、ケーブルのすべてのワイヤがテストされていることが非常に重要となります。
以下は反射減衰量に影響を与える要因です。
・接続部の数: RJ-45を使った他のコネクタへの接続、パッチパネルへの接続、機器への接続などです。
・ツイストペア・ケーブルの被覆の除去: RJ-45コネクタの接続部において、被覆のない部分が32 mm以下になるようにします。
・ツイストペア・ケーブルの縒り: RJ-45コネクタの接続部において、縒りのない部分が10 mm以下になるようにします。
・カテゴリ5ケーブルの配線と束:これはANSI/EIA/TIA-568A-3で規定されており、正しく行われないとケーブルのすべてのパラメータに影響を与えます。
近端漏話 (Near End Cross Talk - NEXT)
これはケーブル内のワイヤ間、あるいはケーブルを束にした場合のケーブル間における信号カップリングの量です。NEXTは送信端の近くで検出される漏話エネルギー量です。NEXT に影響を与える要因は、反射減衰量の項で説明した要因と同じす。ケーブル配線の品質が、漏話状態に直接影響します。
cabling guidelines B-3
パッチケーブル
機器をインストールする際、カテゴリ5 仕様を満たさない古いパッチパネル・ケーブルは交換してください。NEXTの項で説明したように、ケーブルの末端近くの部分は、システムが正しく動作するために非常に重要なものです。
まとめ
1000BASE-T 製品のパフォーマンスが最大限に発揮されるためには、ケーブル配線を正しく行い、ANSI/EIA/TIA-568-A:1995 または ISO/IEC11801:1995 カテゴリ5 仕様を満たすことが重要です。パッチパネル・ケーブルも含め、できる限りカテゴリ5e ケーブルを使用してください。接続部の数を最小限にすること、被覆の除去、縒りの戻しなどにも注意を払ってください。ケーブルを束ねる場合は、ANSI/EIA/TIA-568A-3の規定に準拠するよう正しく行うことが必要です。