バージョン4.8

15
C/N 比比比比比比比比 比比比比比比比比比比 D比 比比比比 比比比 比比比比 比比比

Upload: teamdd

Post on 27-Jun-2015

266 views

Category:

Education


2 download

TRANSCRIPT

Page 1: バージョン4.8

C/N 比から推測されるこんぶくろ池の食物網

D 班 坂本優紀・清水愛  中村隆宏・横川諒

Page 2: バージョン4.8

目次1. はじめに2. 方法3. 結果4. 考察5. おわりに

Page 3: バージョン4.8

背景

C/N 比についてC/N 比とは?そこから一般的にわかることは? C/N 比を測定することで、その生物が生態 系においてどのニッチに属しているか推測 可能

Zz

C/N 比とは?

有機物に含まれる炭素含有率と窒素含有率の比そこから一般的にわかること

は?

炭素は外界に開放的窒素は生態系内部で閉鎖的

C/N 比

肉食動物(二次消費者)

植食動物(一次消費者)

植物体(生産者)

N (窒素)

C/N 比

C (炭素)

図 1  炭素循環図 2  窒素循環

C/N 比を測定することで、その生物が生態系においてどの生態的地位に属しているか推測可能

Page 4: バージョン4.8

1. はじめに

2. 方法3. 結果4. 考察5. おわりに

Page 5: バージョン4.8

対象地とサンプリング場所

★ ★★

★ :ナナフシ★ :かたつむり

★ :キノコ , 土壌 , ヨモギ,ハコベ★ :ザリガニ (A,B,C), リター , コブシ★ :ザリガニ , リター , 土壌 , コナ

こんぶくろ池

弁天池

東京大学

柏の葉公園

0 100(m)

採取日: 2011.6.3 2011.6.30場所:千葉県柏市柏の葉      こんぶくろ池

Page 6: バージョン4.8

サンプル

土壌,キノコヨモギ

弁天池リター(コナラ)

用水路リター(コブシ) ナナフシ

コブシ

アメリカザリガニ(未成熟サイズ)

アメリカザリガニ(成熟サイズ)

カタツムリ

よっ!

Page 7: バージョン4.8

分析フロー

1. サンプル2. 凍結乾燥

3. ホモジナイズ(粉末化・均一化)

4. 秤量

5. 元素分析計-質量分析計

Page 8: バージョン4.8

1. はじめに2. 方法

3. 結果4. 考察5. おわりに

Page 9: バージョン4.8

Table1. 弁天池と用水路における C/N 比    N(%) C(%) C/N

弁天池

コナラ 生葉 2.06 42.09 20.43 コナラ リター 1.00 42.46 42.50

ザリガニ 1 12.37 37.57 3.04 ザリガニ 2 12.14 37.85 3.12

ミミズ 7.64 39.34 5.15 空き地の土 1.43 28.72 20.09

池の土 1.27 27.89 21.96 きのこ 3.56 40.42 11.35 ヨモギ 3.13 40.55 12.96 ハコベ 3.73 35.17 9.44

用水路

コブシ 生葉 2.40 40.61 16.90 コブシ リター 2.00 37.97 18.95

ザリガニ(未成熟) 1 12.11 38.87 3.21 ザリガニ(未成熟) 2 12.17 38.49 3.16

ザリガニ A1 11.02 34.72 3.15 ザリガニ A2 11.03 34.15 3.10 ザリガニ B1 10.44 33.35 3.20 ザリガニ B2 11.31 34.60 3.06 ザリガニ C 11.04 35.27 3.19

その他ナナフシ 9.12 40.90 4.49

かたつむり1 10.13 38.61 3.81 かたつむり2 10.25 38.49 3.75

Page 10: バージョン4.8

1. はじめに2. 方法3. 結果

4. 考察5 . おわりに

Page 11: バージョン4.8

C/N 比から予測される , 弁天池と用水路の  生物の生態的地位

弁天池 C/N 比リター (42.50) >コナラ (20.43) >ヨモギ (12.96) >きのこ(11.35) >ハコベ (9.44) >ミミズ (5.15) >ザリガニ(3.12~3.04)

食性は・・・ミミズ:土壌中の微生物ザリガニ:リター

( 水生昆虫も )

用水路 C/N 比リター (18.95) >コブシ (16.90) >ザリガニ (3.20~3.06)

ナナフシ:植物の葉かたつむり:主に植物ザリガニ:リター ( 水生昆虫も )

高次のものほど C/N 比が低い

こんぶくろ池公園内の生物間の「食べる-食べられる」関係が

確かめられた

Page 12: バージョン4.8

一般的に知られている生物の C/N 比

・植物: 40・菌類・動物: 8 〜 10・土壌: 10( 水浸しの場所だと,分解が遅くなるため17 くらいになる )

Page 13: バージョン4.8

1. はじめに2. 方法3. 結果4. 考察

5. おわりに

Page 15: バージョン4.8

ご清聴ありがとうございました