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2010 Winter  IMF JC 24 2 0 0 9 8 22 19 39 20 2 0 0 8 7 姿調N H K 使N H K 便4 6 10 3 使60 1 特集 5 -2 NEC コンピュータテクノ見学

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Page 1: 5 -2 山梨での初めての親子ものづくり教室を、山梨金属部門連絡会では始めての、 19組 39名 (内 子ども 20名 ) の参加で開催しました。

  2010 Winter IMF JC 24

 

2009年8月22日(土)に、連合

山梨金属部門連絡会では始めての、

親子ものづくり教室を、19組39名(内

子ども20名)の参加で開催しました。

ようやく実施

 

各県で開催されている「ものづく

り教室」を山梨でも開催したいと数

年前から検討はしていたのですが、

なかなか実施に至りませんでした。

そんな中、2008年7月に連合長

野の金属部門連絡会で開催した「も

のづくり教室」を見学し、子どもた

ちの生き生きとした姿を見て、来年

は必ず実施したいと固く心に誓った

のでした。

 

さて、今回の実施にあたり何を作

ろうかと検討し、音のでるラジオが

いいのではないかということになり

ました。インターネットで調べて

みると、NHKでペットボトルを使

ったゲルマニウムラジオの工作教室

の記事があり、NHK甲府放送局に

問い合わせたところ、技術部の方が

快く指導を引き受けてくださいまし

た。

 

部品はインターネットで手配(便

利な時代になりました)、対象の子

どもは、小学校4~6年生と限定し

たため人数が集まるか心配していま

したが、定員となり一安心しました。

スーパーコンピューター

を作る工場の見学

 

第一部は、午前10時からNECコ

ンピュータテクノ(株)にて実際のも

のづくりを見学しました。同社は、

スーパーコンピューターやサーバー

を作っており、最先端の技術や、カ

ンバン方式の生産に感心していまし

山梨での初めての

親子ものづくり教室の開催

連合山梨金属部門連絡会

事務局長

(電機連合山梨地方協議会

事務局長)渡辺

良一

た。質疑では、子どもより親からの

質問の方が多く出され、子どもには

ちょっと難しかったかもしれません

が、昼食も社員食堂で食べさせてい

ただくなど貴重な経験ができました。

ラジオの製作スタート

 

午後からは、NECコンピュータ

テクノ(株)の隣にある県中小企業人

材開発センターに移動し、いよいよ

メインのものづくり教室です。

 

NHK甲府放送局技術部の方3名

の指導によりスタート。ゲルマニウ

ムラジオは、電池を使わない簡単な

構造ですが、ペットボトルにエナメ

ル線を60回巻く作業が大変で、見る

と親が一生懸命巻いています、「子ど

もたちに作らせてください」と言っ

たもののついつい手が出てしまいま

す。巻き直しをして苦労した親子も

いましたが、作業は1時間程度で完

了しました。

 

さて、いよいよ実際に聞こえるか

です。アンテナを外部に設置し、線

特集5-2

NECコンピュータテクノ見学

Page 2: 5 -2 山梨での初めての親子ものづくり教室を、山梨金属部門連絡会では始めての、 19組 39名 (内 子ども 20名 ) の参加で開催しました。

「ものづくり大国」日本~ものづくりの魅力を伝えるために~

25   IMF JC 2010 Winter

特集

を部屋に引き込み接続するコーナー

を設置しました。完成品をアンテナ

に繋げてドキドキしならがイヤホン

を耳にあて、音が聞こえた時の子ど

もの笑顔と輝いた目が印象的でし

た。全員のラジオから音が聞こえま

した。

 

今回のラジオは、簡単な構造です

が、ペットボトルを使った手作り感

と、適度な難しさがあって良かった

と思います。また、NHK甲府放送

局の技術部の皆さんには、「私たち

も社会貢献の一部ですから」と丁寧

なご指導をいただき助かりました。

子どもの笑顔を楽しみ

に、恒例の行事にしてい

きたい

 

最後にアンケートを実施しまし

た、親からは「完成したラジオの声

が聞こえると“にやっと”笑い、と

てもうれしそうでした」「子どもとの

コミュニケーションがとれました」

など、子どもからは、「はじめは苦労

したけどラジオの音が聞こえたとき

はうれしかった」「電池もないのに音

が聞こえてびっくりした」「次はロボ

ットが作りたい」など多くの感想を

いただき、ものづくりの楽しさを知

ってもらえたかなと感じました。

 

夏休みの工作として学校に提出し

た子どももいたと聞き、夏休みの良

い思い出にもなったと思います。子

どもの笑顔を楽しみに、恒例の行事

となるよう来年も開催していきたい

と考えています。

完成したペットボトルのラジオ全員で記念撮影

ちゃんと聞こえるかな?

親子で共同作業

みんな真剣です

完成が 楽しみ!