横浜・神奈川オープンデータフォーラム発表資料
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2014年6月16日開催 横浜・神奈川オープンデータフォーラムでの発表資料です。TRANSCRIPT
横浜・神奈川オープンデータフォーラム
オープンデータの思想と基本的な取組のあり方について
庄司昌彦 Masahiko SHOJI国際大学 GLOCOM 主任研究員
一般社団法人オープン・ナレッジ・ファウンデーション・ジャパン 代表理事
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自己紹介( と組織のミッションや活動紹介 )
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インターナショナル・オープンデータ・デイ 2013,2014
2012.07 設立
庄司昌彦
共同創設者
川島宏一 渡辺智暁
コミュニティ形成情報提供・創発
政策提言・支援
@OKFJ https://www.facebook.com/OKFjphttp://okfn.jp/
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日本政府は世界 30 位。加速が必要オープン・データ・センサス 2013
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• 日本は、政府支出、企業登記情報、交通時刻表、立法の分野で低評価• どの項目もオープンライセンスの採用については「 Yes 」の評価を得ず• 日本は G8 構成8カ国中6番目。• オープンライセンスの適用を本格的に広げることが必要。
Open Data Census 2013 by Open Knowledge Foundation
トーク・ハッカソン シリーズオープンデータ・トーク
1. データ公開ニーズを深堀りする2. オープンデータをめぐる最新動向の共有、
意見交換3. 「市民参画のためのオープンガバメント・
データに関するガイドライン」を読む4. 「ビッグデータ・オープンデータの活用アイ
デアコンテスト」にアイディアを出す文殊の知恵イベント
5. 政治、選挙、議会とオープンデータ6. 世界のオープンデータ最新事情7. オープンデータ自治体担当者サミット8. オープンデータ・デイ プレイベント9. オープンデータ・デイの振返りとこれから10. アジアのオープンガバメント戦略の最前線11. 世界のオープンデータ最新事情
オープンデータ・ハッカソン
1. 北海道2. 東京
Code for Japan 、オープンソースカンファレンス等と協力し、各地で開催予定
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データ Data政策 Policy国際International
国際大学 GLOCOM の取組み日時 内容
2009/10/20 GLOCOM フォーラム「 ICT 、社会変革、オープンなネット参加 ~オバマ政権の構想と日本の可能性~」
2012/03/10 震災復興支援サービス大賞【協賛】 GLOCOM 賞「自動車・通行実績情報マップ( Google)」
2012/03/22 コロキウム「オープンデータに関する欧州最新動向と日本における可能性」2012/05/31 シンポジウム「オープンデータが拓く未来 ~動き出した日本の公共データ活用
~」2012/06/09 オープンデータ活用アイディアソン ~ハッカーと起こす社会イノベーション2012/06/30 オープンデータ活用ハッカソン(~ 2012/07/01)2012/07/28 データジャーナリズム実践 データから社会問題を発見する(アイディアソン)2012/07/29 オープンデータのライセンス: ODbL の背景と内容 (勉強会)2012/09/01 データジャーナリズム実践第 2弾 データ発見ワークショップ2012/11/01 オープンデータ流通推進コンソーシアム(総務省系)に参画2012/12/01 気象データアイディアソン・ハッカソン【後援】2013/01/19 高齢社会アイディアソン2013/02/02 高齢社会ハッカソン
その他 • IT 企業、鉄道会社、中央省庁等からの受託研究の実施• 地方自治体や企業への情報提供や研修の実施• 欧米での調査・会議出席・情報交換• 新聞・雑誌等の解説記事執筆、テレビ・ラジオ、シンポジウム等での解説・発表• 複数の研究員が Open Knowledge Foundation Japan 等のコミュニティ活動
に参画
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国際大学 GLOCOM の取組み日時 内容
2013/03/13 オープンデータ流通推進コンソーシアム勝手表彰【協賛】 GLOCOM 賞「東日本大震災アーカイブ」(首都大学東京渡邉英徳研究室)
2013/04/ Open Knowledge Foundation Japan 共催「オープンデータ・トーク」シリーズを毎月開催 -データ公開ニーズを深堀りする -オープンデータをめぐる最新動向の共有、意見交換 -「市民参画のためのオープンガバメント・データに関するガイドライン」を読む -「ビッグデータ・オープンデータの活用アイデアコンテスト」にアイディアを出す -政治、選挙、議会とオープンデータ -世界のオープンデータ最新事情 ほか
2013/08/ 総務省 ICT超高齢社会づくり推進事業 受託(静岡県富士宮市における、写真を媒介とした多世代対話プロジェクト)
2013/09/13 Innovation Nippon(Google との共同プロジェクト ) シンポジウム「オープンデータのイノベーション・ポテンシャル」
2013/12/20 Innovation Nippon シンポジウム「オープン・データ・ポータルの成功とライセンシング:実務課題をどう 解くか」
2014/03/13 オープンデータ流通推進コンソーシアム勝手表彰【協賛】 GLOCOM 賞「 LinkData.org 」(理化学研究所豊田哲郎研究室)
政府委員等公的活動
渡辺:内閣官房 IT総合戦略本部 電子行政オープンデータ実務者会議 委員庄司:経済産業省 IT融合フォーラム 公共データ WG 委員庄司:経済産業省 オープンデータユースケースコンテスト 審査委員長庄司:オープンデータ流通推進コンソーシアム利活用普及委員会 委員庄司:独立行政法人情報処理推進機構 マーケット分析WG 委員
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写真を媒介とし、認知症の高齢者を含む多世代の交流の場を作り出す取組み(富士宮プロジェクト)総務省 ICT 超高齢社会づくり推進事業
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課題だと捉えていること
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地域社会はどうなるか?– 高齢化と人口減少(過疎化)の進展– 人のつながりが希薄化– 既存の自治会・町内会、業界団体も機能不全
• 「高齢者たちが寂しく暮らす社会」化が進む?
– 地域社会が直面するさまざまな課題を自ら解決するような能力や活力の低下
– 新しい物事への危険・不安感の増加
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地域社会に何が必要か?
• 協調行動・中間集団の再形成や活性化(人をつなぎなおす)– 地域における、さまざまなサークル、グループ、団体
の活動の活発な形成や発展を支援する– サークル・グループ間の相互協力や、
行政・地元企業との協力によって地域を運営
小集団活動の増加、活性化、影響力増大
ビジネス可能性 オープン化低価格化
小集団の活動が社会の力に
コンテンツサービス
プラットフォーム
インフラ
ソーシャルメディア
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歴史の中の小集団• 鎌倉~室町以降の(惣)村と都市
– 寄合から惣掟(インフラ管理等)、農業生産性向上、年中行事、芸能(田楽、茶の湯、連歌等)が発達
– 18 世紀後半には、 1500 の村で常設舞台による歌舞伎– 19 世紀半ば、村は全国に 64,000ヶ所存在
• 寺子屋・私塾から郷学( 17c ~ 19c)– 教育、娯楽、生活と社会運営に必要な知識インフラ– 地域の豪農を中心に、村の文明開化を目指して教師を招聘– 民権への芽生え→地域で集団討議や共同学習を重ねる– 1880年代、十‐数百人の結社・学習集団は全国に 2000以上 19
ハッカソン以外の方法• ニュース作成
– データジャーナリズムキャンプ
• データ発掘・登録– データ発掘キャンプ
• エディットソン– Wikipedia タウン
• アーカイブづくり– Historypin 写真を用いた世代間対話
• ユーザ参加による既存サービスの改善– イノベーションキャンプ(デンマーク政府)
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可視化による社会的インパクト
21「税金はどこへ行った?」横浜市版
税金はどこへ行った?
市民参加型予算編成へ
G CB Bto
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地元産業• 農林水産• 観光• 建築土木• 伝統工芸• エネルギー• 製造• 流通… etc<現場の課題>
ビジネス支援・
業界プラットフォーム
• コストの削減• 仕事が楽になる• 事業機会の発見• 市場の拡大 22