リーンキャンバス
DESCRIPTION
Agile Japan 2013 仙台サテライト2日目「リーンキャンバス」ワークショップTRANSCRIPT
リーンキャンバス
2013年5月25日(土)
9つの視点で製品アイデアを発想~検証する方法
<アジャイルUCD研究会>
仙台サテライト Day2
◎川口恭伸(アジャイルUCD研究会)
楽天株式会社情報技術部勤務。社内研修やコーチングを通じて、アジャイルの組織導入を支援中。認定スクラムプロフェッショナル。Twitter: @kawaguti
◎樽本徹也(アジャイルUCD研究会)
利用品質ラボ代表。ユーザビリティ工学が専門で特にユーザ調査とユーザビリティ評価の実務経験が豊富。現在はプロのコンサルタントとして、組込みシステムからウェブアプリケーションまで幅広い製品のUX/UI開発に携わっている。http://www.usablog.jp/about‐me.html
◎柴山洋徳株式会社エヌ・ティ・ティ・データR&Dスペシャリスト/プロジェクトマネージャ。Scrumの全社的な組織導入、グローバルグループ会社への展開およびScrum導入プロジェクトのコーチングなども行っている。
Specialguest!
今、仮に
IT勉強会向け「簡易レジ・アプリ」を作ろう!と思い立ったとする…
多くのIT勉強会は参加無料です。しかし実際にはスタッフの交通費
やワークショップで使う文房具など様々な経費が発生しています。それらは事実上スタッフの自腹という勉強会は少なくないように思います。
そういった 低限の運営費をまかなう方法の1つは参加費を徴収することです。また、会場で物品販売を行ってその収益を運営費に回すという方法もあります。
いずれにしても、会場で現金のやり取りとその管理が発生しますが、それが意外と煩雑です。・まず釣り銭を含め、現金を置いておく場所に困ります。
・それから、イベントが終了して売上げを集計するまでは、現金がいくらあれば合っているか全く分かりません。・さらに、家に帰ってから会計報告を作成しないといけません。
そこで、私は勉強会スタッフをサポートするようなスマホ用アプリを開発したいと思っています。特にイベント会場での現金の管理をサポートする「簡易レジ・アプリ」のようなものを考えています。
一見、理路整然とした製品ビジョン?
製品を作り始める前に「キャンバス」を描こう!
BMC?
課題
既存の代替品
ソリューション 独自の価値提案
圧倒的な優位性
顧客セグメント
アーリーアダプター
主要指標 チャネル
コスト構造 収益の流れ
Lean canvas!
課題:
・現金管理は気を使う
・丼勘定になってしまう
・会計報告を作成するのは手間がかかる
既存の代替品:・紙と鉛筆(¥0)・Excel(¥0)・ユビレジ(¥5000/月)
ソリューション:
・手軽な商品登録機能
・迅速なレジ機能
・迅速な販売管理機能
独自の価値提案:<コンセプト>
片手で使えるiPhone向け簡易レジ・アプリ
<コピー>
「現金管理の煩わしさとサヨウナラ!」
圧倒的な優位性:IT勉強会コミュニティの推薦
顧客セグメント:
アマチュア小売業者
アーリーアダプター:
コミュニティの会計担当
主要指標:
・商品ページ訪問数・購入率
チャネル:・コミュニティ・勉強会・カンファレンス
コスト構造:・開発:10人日(=50万円)・保守:1人日/月(=60万円/年)
収益の流れ:単価:300円*3700本=110万円
課題:
・現金管理は気を使う
・丼勘定になってしまう
・会計報告を作成するのは手間がかかる
既存の代替品:・紙と鉛筆(¥0)・Excel(¥0)・ユビレジ(¥5000/月)
ソリューション:
・手軽な商品登録機能
・迅速なレジ機能
・迅速な販売管理機能
独自の価値提案:<コンセプト>
片手で使えるiPhone向け簡易レジ・アプリ
<コピー>
「現金管理の煩わしさとサヨウナラ!」
圧倒的な優位性:IT勉強会コミュニティの推薦
顧客セグメント:
アマチュア小売業者
アーリーアダプター:
コミュニティの会計担当
主要指標:
・商品ページ訪問数・購入率
チャネル:・コミュニティ・勉強会・カンファレンス
コスト構造:・開発:10人日(=50万円)・保守:1人日/月(=60万円/年)
収益の流れ:単価:300円*3700本=110万円
仮 仮 仮 仮 仮
仮 仮
仮 仮
課題
既存の代替品
ソリューション 独自の価値提案
圧倒的な優位性
顧客セグメント
アーリーアダプター
主要指標 チャネル
コスト構造 収益の流れ
1 4 3 9 2
7
8 5
6出典:「Running Lean」
課題
既存の代替品
ソリューション 独自の価値提案
圧倒的な優位性
顧客セグメント
アーリーアダプター
主要指標 チャネル
コスト構造 収益の流れ
済
済仮
済 済
済
仮
仮 仮
P‐S Fit
課題
既存の代替品
ソリューション 独自の価値提案
圧倒的な優位性
顧客セグメント
アーリーアダプター
主要指標 チャネル
コスト構造 収益の流れ
済 済済 済
済済
済
済 済
P‐M Fit
「あなたの『製品』は製品ではない。あなたの『ビジネスモデル』が製品です。ソリューションの⾯積は、リーンキャンバス全体の1/9もありません。これは意図的にそうしています。起業家たちはソリューションに時間を使いすぎていて、ビジネスモデルの他の部分に時間を費やしていないということです。」
『Running Lean』著者アッシュ・マウリヤ
リーンキャンバス試作WS
• 鉄道ファン• ラーメン通• バンド活動• スポーツ好き(マラソン、草野球・・・)• ギャンブル好き(競馬、パチンコ・・・)• etc…
今日のお題:
自分の趣味に関係したアプリ/サービスを発想~検証する
補⾜
オフィスを飛び出せ!━━キャンバスは「仮説」に過ぎない
Get out of the building!GOB
七転⼋起
チューニング/ピボットを繰り返しながら、キャンバスを何度も描き直す
いっこうにP‐S Fitしない・・・奇跡を祈るか、決断するか
おわり
アジャイルUCD研究会http://groups.google.co.jp/group/agileucdja
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