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エンジニアのためのお金の話

Yamada Kazuya

株式会社マネーフォワード 社長室長

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2006年～ 大手監査法人

2011年～ ITベンチャーCFO

2013年～ ふらふら

2014年～ 株式会社マネーフォワード 社長室長

（主な業務）

- MFクラウドシリーズのあれこれ

- 経理やら労務やら人事やらのマネジメント

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お金とひとくちにいっても、

いろいろな切り口があります。

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会計キャッシュ

フロー 税務

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すべて同じお金のモノサシ

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TPOに応じてモノサシを持ち替えることが大切

テストに出ます

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会計 is なに ?

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会計とは、収益・費用というモノサシを用いて、

お金を測定する技法です（オレオレ定義

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ポイントは『収益・費用』

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収益とは？

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「会計期間中の資産の流入、増価、負債の減少の形をとる経

済的便益の増加であり、持分参加者からの出資に関連する

もの以外の持分の増加を生じさせるもの」（概フレより）

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事例 １

4/1 システム開発を受託する。受託額は 1,000,000 円

5/20 納品

5/31 検収

6/30 代金回収

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事例 １

4/1 システム開発を受託する。受託額は 1,000,000 円

5/20 納品

5/31 検収

6/30 代金回収

← ここで売上（収益）を認識する

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（資産）売掛金 1,000,000 （収益）売上 1,000,000

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（資産）売掛金 1,000,000 （収益）売上 1,000,000

これが複式簿記

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つまり、

収益 ≠ お金が増える

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コストも同じ話

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事例 2

4/1 システム開発を受託する。受託額は 1,000,000 円

4/2 外注に出す。外注額は 700,000円

5/31 検収

6/20 外注費払う

6/30 代金回収

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事例 2

4/1 システム開発を受託する。受託額は 1,000,000 円

4/2 外注に出す。外注額は 700,000円

5/31 検収

6/20 外注費払う

6/30 代金回収

← ここで外注費（費用）を認識する

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（費用）外注費 700,000 （負債）買掛金 700,000

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（費用）外注費 700,000 （負債）買掛金 700,000

これが複式簿記

大事なことなので2回（ry

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（資産）売掛金 1,000,000 （収益）売上 1,000,000

（費用）外注費 700,000 （負債）買掛金 700,000

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（資産）売掛金 1,000,000 （収益）売上 1,000,000

（費用）外注費 700,000 （負債）買掛金 700,000

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（資産）売掛金 1,000,000 （収益）売上 1,000,000

（費用）外注費 700,000 （負債）買掛金 700,000

BS（貸借対照表）

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（資産）売掛金 1,000,000 （収益）売上 1,000,000

（費用）外注費 700,000 （負債）買掛金 700,000

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（資産）売掛金 1,000,000 （収益）売上 1,000,000

（費用）外注費 700,000 （負債）買掛金 700,000

PL（損益計算書）

利益 = 300,000円

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ここまでお金の動き一切なし

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そこでもう１つのモノサシ

キャッシュフロー

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事例 １

4/1 システム開発を受託する。受託額は 1,000,000 円

5/20 納品

5/31 検収

6/30 代金回収

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事例 １

4/1 システム開発を受託する。受託額は 1,000,000 円

5/20 納品

5/31 検収

6/30 代金回収 ← ここでキャッシュインを認識

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（営業CF）売上代金の回収による増加 1,000,000円

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事例 2

4/1 システム開発を受託する。受託額は 1,000,000 円

4/2 外注に出す。外注額は 700,000円

5/31 検収

6/20 外注費払う

6/30 代金回収

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事例 2

4/1 システム開発を受託する。受託額は 1,000,000 円

4/2 外注に出す。外注額は 700,000円

5/31 検収

6/20 外注費払う

6/30 代金回収

← ここでキャッシュアウトを認識する

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（営業CF）外注費の支払いによる減少 700,000円

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（営業CF）外注費の支払いによる減少 700,000円

（営業CF）売上代金の回収による増加 1,000,000円

営業活動による資金の増加 300,000円

これがキャッシュフロー計算書

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6/20の外注費を支払うお金がない・・・

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これがいわゆる黒字倒産

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黒字倒産を避けるために

・利益とお金の動きは別物だということを肝に銘じる

・回収サイトは短く、支払サイトは長く

・運転資金を手許におく

POINT

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もう１つ

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＿人人人人人人人＿

＞ 突然の倒産 ＜

￣Y^Y^Y^Y^Y^Y￣

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事例 2

4/1 システム開発を受託する。受託額は 1,000,000 円

4/2 外注に出す。外注額は 700,000円

5/31 検収

6/20 外注費払う

6/30 代金回収 ← 取引先が倒産して回収できない

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これを貸倒れといいます。

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代金を回収するまでが商売です。

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まとめ

利益だけをみていてはダメ

キャッシュフローという視点も大事

POINT

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最後は、税務のお話

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（会計の世界） 利益 ＝ 収益 － 費用

（税務の世界） 所得 ＝ 益金 － 損金

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税金 ＝ 所得 × 税率

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6/30 代金回収 ← 取引先が倒産して回収できない

先ほどの、、、

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（費用）貸倒損失 1,000,000 （資産）売掛金 1,000,000

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貸倒損失否認 1,000,000円

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6/30 代金回収 ← 取引先が倒産して回収できない

（費用）貸倒損失 1,000,000 （負債）売掛金 1,000,000

費用がそのまま損金になるとは限らない

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（費用）貸倒損失 1,000,000 円

（収益）売上高 1,000,000 円

利益 0 円

貸倒損失否認 +1,000,000 円

課税所得 1,000,000 円

税率 35 %

税金 350,000 円

会計の世界

税務の世界

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今日のまとめ

・会計は企業活動の成果を図るためのモノサシ

・会計≠キャッシュフロー、お金の流れにも注意する

・会計≠税務、思わぬ納税負担に注意

POINT

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会計キャッシュ

フロー 税務

TPOに応じてモノサシを持ち替えよう！

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Q&A

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ご清聴ありがとうございました。