イケてるデザインをつくる第一歩

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イケてるデザインをつくる 第一歩 株式会社エレファンキューブ 支倉常明

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Page 1: イケてるデザインをつくる第一歩

イケてるデザインをつくる第一歩

株式会社エレファンキューブ 支倉常明

Page 2: イケてるデザインをつくる第一歩

はじめに

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前提「デザイナー」ではないけれど、業務としてよくデザインをつくっている立場の経験則で書いています。

この資料でいう「デザイン」は、「見栄えをつくること」と、あえて狭義にとらえています。(本来の「デザイン」ってそうじゃないよ!というご指摘ごもっともです。)

この資料の「イケてる」は、「かっこいい」「かわいい」など「よい」イメージを表すのにこの言葉を使っています。

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対象となる方これからデザインを学ぼうという方

デザインをする必要があるけど、どうもうまくいかない方

デザインを学んだけれど、どうも思ったとおりのデザインができないという方

Web・出版・服飾など、どんなジャンルの「デザイン」でも参考になるはずですが、資料内の例は、Webデザインっぽいイメージで書いている部分が多いです。(自分はWeb屋ではありませんが)

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なぜこの資料をつくったか自分が当然と思ってやっていたことが、意外と他の人がやっていないのかも?と気付いたので。

デザイン関連の書籍などを読むと、いきなり「配色」「レイアウト」など知識から入ってきます。それは非常に重要なのだけど、それを学ぶ前にやってみることがあるんじゃないか!?というのがこの資料の内容です。

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デザインの知識ゼロでも問題なし。(むしろないほうが先入観がなくてよいかも)

「デザインをつくりたい(つくらなきゃ)」という動機があれば問題なし。

さぁ、本題へ

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イケてるデザインをつくる5ステップ+1

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ステップ0自分にセンスがあるか?

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ステップ0:自分にセンスがあるか?「自分にデザインセンスがあるか?」これ、超重要。

センスがあるとは?

自分が「イケてる」と思うものと、他の人が「イケてる」と思うものが一致している

センスがないとは?

自分が「イケてる」と思うものと、他の人が「イケてる」と思うものがズレている

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ステップ0:自分にセンスがあるか?なるべく多くの人と意見交換をして「自分にセンスがあるか」を見極める

「センスがある」なら、あとは自分の感覚を信じる

「センスがない」なら、デザインは諦める・・・それでもデザインをする必要があるなら、徹底的に自分の感覚には頼らないでデザインをつくり、必ず「センスがある人」に見てもらう。

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ステップ1大量にデザインを見る

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ステップ1:大量にデザインをみる WebデザインをするならWebサイトを、出版物の紙面デザインをするなら書籍を、服飾デザインをするなら服のカタログや実店舗を、とにかく、今、世に出ている先人がつくったデザインを1つでも多く大量にみてみる。

その中で「イケてる」と思ったものを、どんどんピックアップしていく。「自分にセンスがない」なら、ピックアップは他人に頼む or ピックアップされている媒体(例えば、イケてるデザインのWebをあつめたサイト)をみる。

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ステップ1:大量にデザインをみる「イケてる」ものをピックアップしたら、その中で「自分がつくりたいもの」と一番イメージが合っていそうなもの、あるいは、単純に「一番イケてる」と思うものを1つ選ぶ。

「センスがない」人は、ここも「センスがある」人に頼ること。面倒なので以後「センスがない」人の注釈は省略します。

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ステップ2真似てつくってみる

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ステップ2:真似てつくってみるステップ1で1つ選んだ「イケてるデザイン」を完全に真似てデザインをつくってみる。Webのようにデザイン+中身(コンテンツ)があるものであれば、中身だけは自分のつくりたいものに差し替えてつくる。

ポイントとしては、デザイン面(色とかレイアウトとか)には手を加えずに完全に真似てつくること。

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ステップ3見比べる

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ステップ3:見比べる ステップ1で1つ選んだ「イケてるデザイン(以後、元デザイン)」とステップ2で「真似してつくったデザイン(以後、真似デザイン)」を見比べてみる。

「真似デザイン」が「元デザイン」と同じくらい「イケてる」ものができればOK。次のステップは飛ばす。

ただ、ほとんどの場合は「真似デザイン」は、なにか違和感があり「元デザイン」には勝てない。違和感があったら次のステップへ。

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ステップ4違いを見つけて改善

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ステップ4:違いをみつけて改善 ステップ3で違和感があったなら、「元デザイン」と「真似デザイン」を細かく・細かく・細かく・・・見比べて違いをみつける。

大事なことなのでもう一度「細かく見比べる」ことがポイント。

色が違う・余白が違う・文字サイズが違う、など…違和感を感じるということは、何かが違うのでそれを見つける。見つけたら同じになるように改善する。

改善したら、ステップ3に戻ってもう一度見比べる。まだ違和感があるなら、もう一度細かく見比べて改善する。これを違和感がなくなるまで(つまり、「元デザイン」とおなじくらい「イケてる!」となるまで)繰り返す。

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ステップ5最後に、独自性をだす

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ステップ5:最後に、独自性をだす ステップ4までで「イケてる真似デザイン」ができたら、ここでやっと独自性をだしてオリジナルデザインにする。このとき、ステップ4の状態は残しておくこと。

例えば、色を変えてみる、レイアウトを変えてみるなど、少しずつ変えてみる。

変えたら、ステップ3・4でやったのと同じように見比べてみる。変えたことによって「なんかイケてない」状態になってしまったら、どこを変えたらおかしくなったのかを見極めて、その変更を適用するかしないか決めていく。

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以上。これだけ。

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ポイントおさらい自分にデザインセンスがあるか見極めること

まずは、そのまま真似すること

違和感があるなら、細かく見比べて違いをみつけること

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さいごに この資料の方法でデザインをつくってみる過程で、どこがどう変わると違和感がうまれるか=デザインにおいてどこに気を付けるべきか、がわかってきます。

この資料の方法でデザインをつくってみた上で、デザインの基礎知識や業界なりのデザインセオリーなどを学ぶと、一気に腑に落ちます。

この方法は、デザインだけでなく他にも応用できると思いますよ~。

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@tsunet111

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