産学連携研究・技術シーズ集　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　石川工業高等専門学校

廃棄物と建設発生土の地盤工学的有効利用

専門分野

キーワード

重松　宏明（ SHIGEMATSU, 　 Hiroaki　)　環境都市工学科　　准教授

電話： 076-288-8168 E-mail:shigemat@ishikawa-nct.ac.jp

　石川県から毎年大量に排出される廃棄物（廃貝殻，廃石膏ボード，製紙スラッジ，木質チップなど）の特性を活かした混合地盤材料の環境負荷，および工学的性質を適切に評価し，新たな土質改良工法の開発を目指します．

地盤工学

廃棄物，石灰系固化材，強度発現性，タフネス，透水性

研究分野

協力可能分野

・種々の問題土（酸性硫酸塩土，珪藻土，泥炭など）の特性解明・建設発生土の安定処理・廃棄物の有効活用

研究実績と自己紹介

・酸性硫酸塩土の特性解明とその改良・廃貝殻を利用したグラウンドリニューアル工法の開発・製紙スラッジを利用した軟弱地盤の安定化

グラウンドの良し悪しを決める表層は，競技種目に応じた「硬さ」と「強度」，そして「透水性」を併せ持つ素材が要求されます．しかし，日照続きや降雨など，乾湿の繰り返しによって表層の土質特性は大きく変化し，ぱさついたり，ぬかるんだりして使用に耐えられなくなります．このような表層に細かく砕いたホタテ貝殻やカキ殻を混ぜ合わせることにより，どの程度の性能回復が見込めるのかを実験的に検証します．

ホタテ貝殻の表面

土粒子

貝殻の表面

各スポーツに応じた硬さと強度 透水性

【事例研究】

衝撃吸収