東日本大震災・電力不足等による生産機能の影響について...

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東東東東東東 東東東東東東東東東東東東東東東東東 東東 東東東東東東東 東東東東東東東東東東東東東東 6000 東東 東東 東東 東 東 23623 財財財財 財財財財財財財財 財財財財財財財財財財財財 JILC Japan Industrial location Center

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JILC Japan Industrial location Center. 東日本大震災・電力不足等による生産機能の影響について 全国主要製造業6000社への緊急アンケート調査結果 平成23年6月23日. 財団法人 日本立地センター 東日本大震災復興支援本部. アンケート調査企業の特性(調査の目的、内容、対象企業、調査時期)と回収率. 回収率 ・回答数は 943 社、回収率は 15.8 %。 - PowerPoint PPT Presentation

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Page 1: 東日本大震災・電力不足等による生産機能の影響について 全国主要製造業6000社への緊急アンケート調査結果 平成23年6月23日

東日本大震災・電力不足等による生産機能の影響について

全国主要製造業6000社への緊急アンケート調査結果

平成23年6月23日

財団法人 日本立地センター東日本大震災復興支援本部

JILC Japan Industrial location Center

Page 2: 東日本大震災・電力不足等による生産機能の影響について 全国主要製造業6000社への緊急アンケート調査結果 平成23年6月23日

アンケート調査企業の特性(調査の目的、内容、対象企業、調査時期)と回収率

都道府県別の回収率

1

回収率・回答数は 943 社、回収率は 15.8 %。・都道府県別の回収率をみると、岩手県が 42.2 %と最も高く、宮城県も 23.4 %、福島県も 19.8 %と全体平均を上回る。総じて東日本の道府県の回収率が高く、被災地の関心の高さがうかがわれる。また、新潟県 32.2 %、石川県 25.4 %など、北陸地域の回収率も高い。

調査目的・東日本大震災後に我が国主要企業の生産活動に何が起きているのか。今後の生産活動の方向性は、などを早急に把握することが必要となっている。本調査は、今後の東北地域における産業復興及び我が国の産業が競争力を高めるための工場適正再配置施策に資する目的で実施した。

調査内容下記の3項目を中心に調査。 1.震災における影響 2.電力の供給不足 3.生産のリスク分散

調査対象企業・従業員150名以上・民間調査機関の業績評点  50 点以上・資本金による選別はしない・全国の製造業  5,956 社 調査時期・発  送 :平成23年5月 16日

・締め切り:同年6月3日

都道府県名 回答数 構成比 発送数 回収率北海道 13 1.4 68 19.1青森県 3 0.3 30 10.0岩手県 19 2.0 45 42.2宮城県 15 1.6 64 23.4秋田県 7 0.7 32 21.9山形県 14 1.5 69 20.3福島県 18 1.9 91 19.8茨城県 8 0.8 65 12.3栃木県 17 1.8 71 23.9群馬県 13 1.4 66 19.7埼玉県 13 1.4 168 7.7千葉県 14 1.5 69 20.3東京都 151 16.0 1,478 10.2神奈川県 33 3.5 317 10.4新潟県 37 3.9 115 32.2富山県 23 2.4 97 23.7石川県 16 1.7 63 25.4福井県 9 1.0 48 18.8山梨県 6 0.6 29 20.7長野県 22 2.3 135 16.3岐阜県 24 2.5 112 21.4静岡県 35 3.7 200 17.5愛知県 84 8.9 514 16.3三重県 12 1.3 81 14.8

都道府県名 回答数 構成比 発送数 回収率滋賀県 7 0.7 58 12.1京都府 17 1.8 126 13.5大阪府 97 10.3 654 14.8兵庫県 44 4.7 261 16.9奈良県 7 0.7 28 25.0和歌山県 3 0.3 22 13.6鳥取県 2 0.2 21 9.5島根県 4 0.4 19 21.1岡山県 19 2.0 84 22.6広島県 36 3.8 130 27.7山口県 10 1.1 42 23.8徳島県 4 0.4 28 14.3香川県 9 1.0 49 18.4愛媛県 9 1.0 54 16.7高知県 2 0.2 14 14.3福岡県 26 2.8 140 18.6佐賀県 5 0.5 35 14.3長崎県 5 0.5 26 19.2熊本県 6 0.6 39 15.4大分県 9 1.0 32 28.1宮崎県 7 0.7 28 25.0鹿児島県 7 0.7 34 20.6沖縄県 0 0.0 5 0.0無回答 2 0.2 - - 合 計 943 100.0 5,956 15.8

Page 3: 東日本大震災・電力不足等による生産機能の影響について 全国主要製造業6000社への緊急アンケート調査結果 平成23年6月23日

アンケート回答企業の特性(資本金、従業員、業種、被災地の工場有無)

2

資本金規模別

従業員規模別

業種別

 項 目 回答数 回答率300人未満 468 49.6300 500人以上~ 人未満 194 20.6500 1,000人以上~ 人未満 127 13.51,000 3,000人以上~ 人未満 92 9.83,000 10,000人以上~ 人未満 25 2.710,000人以上 10 1.1無回答 27 2.9

計 943 100.0

回答数 回答率5千万円未満 187 19.85千万円以上~1億円未満 215 22.8

101億円以上~ 億円未満 307 32.610 30億円以上~ 億円未満 94 10.030 100億円以上~ 億円未満 77 8.2100億円以上 61 6.5無回答 2 0.2

計 943 100.0

業種項目 回答数 回答率食料品 99 10.5飲料・飼料 17 1.8繊維鋼業 34 3.6木材・木製品 10 1.1家具・装備品 17 1.8パルプ・紙 23 2.4印刷関連 37 3.9化学 84 8.9石油・石炭 3 0.3プラスチック 35 3.7ゴム製品 17 1.8窯業・土石 35 3.7鉄鋼業 32 3.4非鉄金属 31 3.3金属製品 51 5.4一般機械 122 12.9電子部品・デバイス 66 7.0電気機械 50 5.3情報通信機械 20 2.1輸送用機械 122 12.9精密機械 23 2.4その他 14 1.5無回答 1 0.1

計 943 100.0

東北・北関東地域の工場の有無

資本金規模別の特性:中堅企業が 55.4 %・ 「 5千万円以上~ 10億円未満」の中堅企業が 522社、 55.4 %。従業員規模別: 500 人未満の企業が 70 %超•  300 人未満の企業が 468 社 49.6 %と約半数を占めている。業種別:食料品、一般機械、輸送用機械が 36.3 %占める・一般機械、輸送用機械が各 122 社 12.9 %、食料品 99 社10.5 % 、化学 84 社 8.9 %と今回の被災業種が多かった。東北・北関東地域の工場・被災地域の工場は 287 社 30.4 %

   項 目 回答数 回答率東北・北関東地域に工場が有る 287 30.4東北・北関東地域に工場が無い 643 68.2無回答 13 1.4

計 943 100.0

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被災・原発事故の影響を受けた工場の有無と所在地「震災により被災した工場」は宮城県、福島県が最多。工場集積地の茨城県も多い。

・震災・原発・取引先の被災工場の所在地をみると、「震災により被災した工場」は、福島県、宮城県が 52社、茨城県が 47 社、岩手県が 35 社、栃木県が 27 社である。「震災により影響を受けた取引先」は福島県が 137 社、宮城県が 103 社と多く、茨城県が 64 社、岩手県が 52 社と続く。「原子力発電事故により影響を受けた工場」は福島県が 19 社と 73.1%を占める。

5 割超の工場が震災、原発事故の影響を受ける・回答企業 943 社の内、「震災により被災した工場がある」とした企業は 232 社( 24.6 %)、「取引先が震災により影響を受けた」は 271 社( 28.7%)「原子力発電事故により影響を受けた工場がある」は 26 社( 2.8 %)で、被災した工場は半数以上となる。

被災した工場、原発事故の影響を受けた工場の所在地(複数回答)

被災した工場、原発事故の影響を受けた工場の有無(複数回答)

3

N=943回答数 回答率

震災により被災工場がある 232 24.6原発電事故により影響を受けた工場がある 26 2.8取引先が震災して影響を受けた 271 28.7被災、影響を受けた工場はない 483 51.2その他 11 1.2無回答 34 3.6

計 1057 112.1

回答数 回答率 回答数 回答率 回答数 回答率北海道 1 0.4 0 0.0 0 0.0青森県 4 1.7 0 0.0 7 2.6岩手県 35 15.1 1 3.8 52 19.2宮城県 52 22.4 1 3.8 103 38.0秋田県 1 0.4 0 0.0 1 0.4山形県 11 4.7 0 0.0 6 2.2福島県 52 22.4 19 73.1 137 50.6茨城県 47 20.3 2 7.7 64 23.6栃木県 27 11.6 0 0.0 15 5.5群馬県 7 3.0 1 3.8 3 1.1埼玉県 9 3.9 1 3.8 2 0.7千葉県 16 6.9 0 0.0 15 5.5東京都 1 0.4 0 0.0 0 0.0神奈川県 6 2.6 0 0.0 1 0.4新潟県 1 0.4 0 0.0 0 0.0山梨県 1 0.4 0 0.0 0 0.0長野県 1 0.4 0 0.0 1 0.4無回答 13 5.6 1 3.8 24 8.9回答計 285 122.8 26 100.0 431 159.0

震災により被災した(N=232)工場がある

原発事故の影響を受けた工場がある(N=26)

取引先が被災し影(N=271)響を受けた

34

11

483

271

26

232

0 100 200 300 400 500 600

無回答

その他

被災、影響を受けた工場はない

取引先が震災して影響を受けた

原子力発電事故の影響を受けた工場がある

震災により被災した工場がある

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5

8

1

23

278

0 50 100 150 200 250 300

無回答

その他

生産を断念

他の場所へ移転・移管し生産再開する

現在地で生産再開する(予定含む)

被災工場の内、 4 割超の工場が全面停止・震災・原発事故、取引先被災した415社から工場の操業状況の回答を得た。その結果、「全部が停止した」とする企業は 170 社( 41.0 %)、「一部が停止した」は 151 社( 36.4 %)である。一方、「停止していない」は 101 社( 24.3 %)に留まる。

被災、原発事故の影響による工場の生産停止(複数回答)

4

7

101

151

170

0 20 40 60 80 100 120 140 160 180

無回答

その他

停止していない

一部が停止した

全部が停止した

今後の生産開始について(複数回答)

現在地での生産再開が 9 割超・全部又は一部停止した 303 社のうち「現在地で生産再開する(再開予定を含む)」とした企業が 278社( 91.7 %)で大半を占める。「他の場所へ移転・移管して生産再開する」は 23 社( 7.6 %)と少ない。・生産再開の移転・移管先は、福島県、埼玉県が2社ずつのほか、山形県、宮城県、新潟県など、東北、関東が多いが、北海道、愛知県、岡山県、香川県、宮崎県など全国に広がっている。海外も2社ある(うち中国が1社)。

被災工場の状況と今後の生産開始について

4

(N=415)回答数 回答率

全部が停止した 170 41.0一部が停止した 151 36.4停止していない 101 24.3その他 7 1.7無回答 4 1.0

計 433 104.3

(N=303)   項 目 回答数 回答率

現在地で生産再開する(再開予定を含む) 278 91.7他の場所へ移転・移管して生産再開する 23 7.6生産を断念 1 0.3その他 8 2.6無回答 5 1.7

計 315 104.0

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被災工場の生産を再開状況

5

6

1

30

67

208

0 50 100 150 200 250

無回答

その他

再開できていない

一部の生産を再開した

すべての生産を再開した

生産再開の状況(複数回答)

工場生産の完全復旧は 71 %、一部復旧 23 %・生産再開(一部を含む)企業 290 社の内、「すべての生産を再開した」とした企業が 208 社と 71.7%を占め、「一部の生産を再開した」も 67 社( 23.1 %)ある。 94.8 %の工場が生産を再開しており、「再開できていない」は 30 社( 10.3 %)に留まる。ただし、生産再開どころかアンケート調査に回答すらできない企業もあると推測され、楽観はできない。

回答数 構成比 回答数 構成比 回答数 構成比3月 95 57.6 29 50.9 - -4月 45 27.3 12 21.1 - -5月 13 7.9 9 15.8 1 4.26月 1 0.6 1 1.8 2 8.37月 - - - - 2 8.38月 - - - - 0 0.09月 - - - - 2 8.310月 - - - - 3 12.511月 - - - - 0 0.012月 - - - - 1 4.2未定 - - - - 11 45.8無回答 11 6.7 6 10.5 2 8.3回答計 165 100.0 57 100.0 24 100.0

月\項目 すべての生産を再開 一部の生産を再開 再開見込み

被災工場の生産再開は 5 割超が 3 月に再開・生産再開の時期は、「すべての生産を再開」「一部の生産を再開」ともにおよそ半数の企業が3月中に生産を再開している。また、「(再開できていない)再開の見込み」はすべて年内であり、夏から秋にかけてが多い。一方、再開の見込みが立っておらず未定とした企業も 11 社ある。

生産再開の時期

(N=290)   項 目 回答数 回答率

すべての生産を再開した 208 71.7一部の生産を再開した 67 23.1再開できていない 30 10.3その他 1 0.3無回答 6 2.1

計 312 107.6

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電力供給不足の影響電力供給不足の影響は計画停電・影響を受けた 410 社の影響内容をみると、「計画停電による影響」が 302 社( 73.7 %)と多く、「震災による停電の影響」は 170 社( 41.5 %)である。生産拠点のみならず、関東地方に立地する本社、営業所等が影響を受けたようである。

電力供給不足は 42.3%の工場が影響を受ける ・電力供給不足の影響は「影響はない」が 520社( 55.1%)と過半を占めるものの、「影響があった」も 410社( 43.5%)と、ほぼ拮抗。

6

電力供給不足の影響

影響があった41043.5%影響はない

52055.1%

その他7

0.7%

無回答6

0.6%

2

10

302

170

0 50 100 150 200 250 300 350

無回答

その他

計画停電による影響

震災による停電の影響

電力不足の影響の内容(複数回答)

(N=410)   項 目 回答数 回答率

震災による停電の影響 170 41.5計画停電による影響 302 73.7その他 10 2.4無回答 2 0.5

484 118.0

N=943( )   項 目 回答数 構成比

影響があった 410 43.5影響はない 520 55.1その他 7 0.7無回答 6 0.6

943 100.0

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材料・部品・製品の調達や出荷の影響とリスク分散による工場配置の見直し

部材調達の影響はサプライチェーンの被災が 67 %と物流の影響が 51.4 %・回答企業 943社の内、「自社工場が被災したことにより調達・出荷に影響が あった」とした企業が 152社( 16.1%)であるのに対し、「取引先工場が被災したことにより調達・出荷に影響があった」が 632社( 67.0%)、「物流が止まったことで調達・出荷に影響があった」も 485社( 51.4%)と多い。高速道路等の物流インフラの崩壊と復興支援のための通行規制などで輸送できない面のあったと思われる。

工場配置の見直し、検討は 6.1 %・「工場の配置は見直さない」とした企業が 842 社と、 89.3%を占める。「工場の配置を見直す」は 17 社( 1.8 %)、「工場の配置を見直すことを検討する」は41 社( 4.3 %)に留まる。

 ただし、工場配置を見直す又は検討する企業 58 社への対応も必要であり、数字で評価できない面もある。

7

60

72

485

632

152

0 200 400 600 800

無回答

その他

物流が止まり調達・出荷に影響あり

取引先工場が被災し調達・出荷に影響あり

自社工場が被災し調達・出荷に影響あり

材料・部品・製品の調達や出荷への影響(複数回答)

工場配置を見直す171.8%

工場配置を見直すことを検討する

414.3%

工場配置は見直さない

84289.3%

その他252.7%

無回答181.9%

リスク分散に向けた工場の配置の見直し

(N=943)   項 目 回答数 回答率

自社工場が被災したことにより調達・出荷に影響があった 152 16.1

取引先工場が被災したことにより調達・出荷に影響があった 632 67.0物流が止まったことで調達・出荷に影響があった 485 51.4その他 72 7.6無回答 60 6.4

計 1401 148.6

N=943( )   項 目 回答数 構成比

工場配置を見直す 17 1.8工場配置を見直すことを検討する 41 4.3工場配置は見直さない 842 89.3その他 25 2.7無回答 18 1.9

計 943 100.0

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これまでは国内だけだったが、今後は生産拠点を海外に設ける予定

2034.5%

これまで1ヵ所であったが、

国内に複数の生産拠点を設

ける予定2339.7%

国内生産を閉鎖して、海外に移転・移管

する00.0%

その他15

25.9%

工場配置の見直し方策国内に複数の拠点配置は約4割弱。海外展開も拮抗 

・見直しをする 58社は、「これまで1ヵ所であったが、国内に複数の生産拠点を設ける予定」とした企業が 23社( 39.7%)、「これまでは国内だけだったが、今後は生産拠点を海外に設ける予定」は 20社( 34.5%)である。海外への分散は、タイ3工場、アメリカ、中国が 2工場その他はイギリス、シンガポールなどであるが、まだ、「未定」とする工場が 9工場あった。 「国内生産を閉鎖して、海外に移転・移管する」企業はない。

国内拠点は既存工場への移管が半数・「国内に複数の生産拠点を設ける予定」とした企業 23 社の生産拠点の開設方法・形態は、「既存工場に移管する」とした企業が 11 社 (47.8 % ) と最も多く、「工場を新設する」8社、「関連会社に生産を委託(OEM)する」は 7社である。

国内生産拠点の開設方法・形態(複数回答)工場の配置の見直し方策

8

1

7

11

8

0 2 4 6 8 10 12

その他

関連会社に生産を委託(OEM)する

既存工場に移管する

工場を新設する

(N=23)   項 目 回答数 回答率

工場を新設する 8 34.8既存工場に移管する 11 47.8関連会社に生産を委託(OEM)する 7 30.4その他 1 4.3

計 27 117.4

N=( 58)   項 目 回答数 構成比

これまで1ヵ所であったが、国内に複数の生産拠点を設ける予定 23 39.7

これまでは国内だけだったが、今後は生産拠点を海外に設ける予定 20 34.5

国内生産を閉鎖して、海外に移転・移管する 0 0.0その他 15 25.9

計 58 100.0

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部材・部品の調達先の見直しとその方策部材調達先は36%超が見直しと検討・「調達先の見直しはしない」とした企業が 522社( 55.4%)と過半以上を占める。一方、「調達先を見直す」は 61社( 6.5%)、「調達先を見直すことを検討する」は 287社( 30.4%)あり、「工場の配置の見直し」を考える企業より多く、今後の検討によっては、東北地域から他地域への調達見直しが懸念される。

調達先は分散、海外調達も拡大傾向・見直し及び検討する企業 348社の内「国内の調達先を1ヵ所から複数にする」とした企業が 161社( 46.3%)、「国内の調達先を複数ヵ所からさらに拡大する」も 167社( 48.0%)、国内において調達先を見直す動きが主流である。           

  一方、「国内のみの調達であったが、今後は海外に広げる」が 84社( 24.1%)、「既に海外からの調達があったが、今後はさらに拡大する」も 66社( 19.0%)あり、海外からの調達もある程度拡大する。

調達先の見直し方策(複数回答)材料・部品の調達先の見直し

9

調達先を見直す616.5%

調達先の見直しを検討する

28730.4%

調達先の見直しはしない52255.4%

その他181.9%

無回答555.8%

N=943( )   項 目 回答数 構成比

調達先を見直す 61 6.5調達先の見直しを検討する 287 30.4調達先の見直しはしない 522 55.4その他 18 1.9無回答 55 5.8

計 943 100.0

(N=348)   項 目 回答数 回答率

国内の調達先を1ヵ所から複数にする 161 46.3国内の調達先を複数ヵ所からさらに拡大する 167 48.0国内のみの調達であったが、今後は海外に広げる 84 24.1既に海外からの調達があったが、今後はさらに拡大する 66 19.0

その他 17 4.9無回答 1 0.3

計 496 142.5

1

17

66

84

167

161

0 20 40 60 80 100 120 140 160 180

無回答

その他

既に海外調達をしていたが、今後はさらに拡大

国内のみの調達であったが今後は海外に広げる

国内の調達先を複数ヵ所からさらに拡大

国内の調達先を1ヵ所から複数にする

Page 11: 東日本大震災・電力不足等による生産機能の影響について 全国主要製造業6000社への緊急アンケート調査結果 平成23年6月23日

多くの企業が国内産業の空洞化が懸念

国内産業の空洞化が懸念・国内産業の空洞化について、「ある程度懸念される」とした企業が 544社( 57.7%)と過半を占める。また、「非常に懸念される」も 189社( 20.0%)あり、空洞化を懸念する企業は 8 割弱を占める。また、「あまり心配していない」は 142社( 15.1%)あるものの、「まったく心配していない」は 16社( 1.7%)に過ぎない。

・国内の空洞化は、大企業の海外進出の加速が中堅企業の懸念材料と推測される。

10

5

4

43

16

142

544

189

0 100 200 300 400 500 600

無回答

その他

わからない

まったく心配していない

あまり心配していない

ある程度懸念される

非常に懸念される 国内産業空洞化の懸念

非常に懸念される18920.0%

ある程度懸念される

54457.7%

あまり心配していない

14215.1%

まったく心配していない

161.7%

わからない434.6%

その他4

0.4%

無回答5

0.5%

N=943( )   項 目 回答数 構成比

非常に懸念される 189 20.0ある程度懸念される 544 57.7あまり心配していない 142 15.1まったく心配していない 16 1.7わからない 43 4.6その他 4 0.4無回答 5 0.5

計 943 100.0

Page 12: 東日本大震災・電力不足等による生産機能の影響について 全国主要製造業6000社への緊急アンケート調査結果 平成23年6月23日

空洞化懸念企業の本社所在地、業種、資本金等の区分

・空洞化を懸念する企業は全国に広がり、地域的な違いは少ない。四国、九州の企業はやや危機感が薄いようである。業種別では、グローバル化の進む電子部品・デバイス、空洞化で仕事の減少が懸念される金属製品、非鉄金属の比率が高い。一方、国内市場を中心とする食料品、飲料・飼料では危機感が薄い。また、資本金別では、資本金規模小さな企業の方が、空洞化を懸念している。

11

資本金規模別空洞化懸念率(%)

業種別空洞化懸念率(%)

非常に懸念

ある程度懸念

あまり心配ない

まったく心配な

わからない その他 無回答

工場あり 20.2 60.3 13.9 2.1 3.1 0.0 0.3工場なし 20.2 56.0 15.9 1.6 5.3 0.5 0.6無回答 7.7 84.6 0.0 0.0 0.0 7.7 0.0

回答計 20.0 57.7 15.1 1.7 4.6 0.4 0.5

東北・北関東工場の有無別空洞化懸念率(%)

非常に懸念

ある程度懸念

あまり心配ない

まったく心配な

わからない その他 無回答

北海道 15.4 53.8 7.7 0.0 23.1 0.0 0.0東北 21.1 55.3 19.7 2.6 1.3 0.0 0.0関東 20.2 55.5 15.4 3.2 4.0 0.8 0.8中部 23.1 56.9 15.7 1.6 2.7 0.0 0.0近畿 19.3 63.6 10.7 0.5 3.7 1.1 1.1中国 23.6 50.0 13.9 0.0 11.1 0.0 1.4四国 12.0 60.0 20.0 0.0 8.0 0.0 0.0九州 9.1 63.6 19.7 1.5 6.1 0.0 0.0無回答 0.0 50.0 0.0 0.0 50.0 0.0 0.0

回答計 20.0 57.7 15.1 1.7 4.6 0.4 0.5

地域別空洞化懸念率(%)

非常に懸念

ある程度懸念

あまり心配ない

まったく心配な

わからない その他 無回答

食料品 11.1 46.5 32.3 7.1 2.0 0.0 1.0飲料・飼料 0.0 64.7 23.5 5.9 5.9 0.0 0.0繊維鋼業 23.5 52.9 8.8 5.9 2.9 5.9 0.0木材・木製品 20.0 50.0 0.0 10.0 20.0 0.0 0.0家具・装備品 23.5 52.9 17.6 0.0 5.9 0.0 0.0パルプ・紙 17.4 69.6 4.3 0.0 8.7 0.0 0.0印刷関連 21.6 48.6 21.6 0.0 5.4 2.7 0.0化学 16.7 69.0 9.5 0.0 3.6 0.0 1.2石油・石炭 33.3 66.7 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0プラスチック 28.6 65.7 2.9 2.9 0.0 0.0 0.0ゴム製品 23.5 76.5 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0窯業・土石 20.0 57.1 8.6 2.9 11.4 0.0 0.0鉄鋼業 9.4 62.5 21.9 0.0 6.3 0.0 0.0非鉄金属 29.0 61.3 9.7 0.0 0.0 0.0 0.0金属製品 29.4 60.8 7.8 0.0 2.0 0.0 0.0一般機械 13.9 63.1 18.9 0.8 3.3 0.0 0.0電子部品・デバイス 37.9 50.0 6.1 0.0 6.1 0.0 0.0電気機械 14.0 68.0 14.0 0.0 2.0 2.0 0.0情報通信機械 20.0 50.0 20.0 0.0 5.0 0.0 5.0輸送用機械 24.6 49.2 16.4 0.8 7.4 0.0 1.6精密機械 8.7 56.5 17.4 4.3 13.0 0.0 0.0その他 28.6 50.0 21.4 0.0 0.0 0.0 0.0

回答計 20.0 57.7 15.1 1.7 4.6 0.4 0.5

非常に懸念

ある程度懸念

あまり心配ない

まったく心配ない

わからない その他 無回答

5000万円未満 25.1 49.2 17.6 2.1 4.8 0.5 0.55000万円以上~1億円未満 22.3 55.3 14.4 2.3 4.7 0.9 0.0

101億円以上~ 億円未満 19.5 59.0 13.7 1.6 5.2 0.0 1.010 30億円以上~ 億円未満 18.1 63.8 12.8 1.1 4.3 0.0 0.030 100億円以上~ 億円未満 13.0 67.5 16.9 1.3 1.3 0.0 0.0100億円以上 11.5 62.3 18.0 0.0 4.9 1.6 1.6

回答計 20.0 57.7 15.1 1.7 4.6 0.4 0.5

Page 13: 東日本大震災・電力不足等による生産機能の影響について 全国主要製造業6000社への緊急アンケート調査結果 平成23年6月23日

震災復興と電力供給不足対策に必要な支援策

震災復興は法人税の減税と設備投資補助支援電力供給不足には自家発電設備の補助支援 ・回答企業 943 社の内、「法人税をはじめとする減税措置」とした企業が 594 社( 63.0 %)、「設備投資に対する補助金」が 565 社( 59.9 %)と多く、「低利融資等の金融支援」は 459 社( 48.7 %)、「自家発電設備への補助金」も 437 社( 46.3 %)と、経済的な支援が求められている。また、「特区制度等で規制緩和の実施」とした企業が 205 社( 21.7 %)ある点は注目される。

12

31

42

36

46

36

205

437

48

565

594

459

0 100 200 300 400 500 600 700

無回答

その他

工場跡地、空き工場の情報提供

長期に利用できる貸し工場の整備

工場団地の整備

特区制度等で規制緩和の実施

自家発電設備への補助金

機械等の設備の貸与

設備投資に対する補助金

法人税をはじめとする減税措置

低利融資等の金融支援

震災復興、電力不足対策に必要な支援策(複数回答)

(N=943)   項 目 回答数 回答率

低利融資等の金融支援 459 48.7法人税をはじめとする減税措置 594 63.0設備投資に対する補助金 565 59.9機械等の設備の貸与 48 5.1自家発電設備への補助金 437 46.3特区制度等で規制緩和の実施 205 21.7工場団地の整備 36 3.8長期に利用できる貸し工場の整備 46 4.9工場跡地、空き工場の情報提供 36 3.8その他 42 4.5無回答 31 3.3

計 2499 265.0