商店建築のファサードにおける入りやすさから見た人間の評価構造に関する研究...
DESCRIPTION
2004年度,卒業論文,小坂麻有TRANSCRIPT
Department of Architecture,School of Science and Engineering, Waseda University
早稲田大学理工学部建築学科卒業論文
指導教授 渡辺仁史
商店建築ファサードにおける入りやすさから見た人間の評価構造に関する研究
A Study on the Evaluation Structure of Comfortableness in Entering a Shop by the Facade
U0408
小坂 麻有
「商店建築ファサードにおける入りやすさから見た人間の評価構造の研究」
早稲田大学 理工学部 建築学科 渡辺仁史研究室 2004年度 卒業論文
1
商店建築ファサードにおける入りやすさから見た人間の評価構造の研究
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「商店建築ファサードにおける入りやすさから見た人間の評価構造の研究」
早稲田大学 理工学部 建築学科 渡辺仁史研究室 2004年度 卒業論文
2
序文
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「商店建築ファサードにおける入りやすさから見た人間の評価構造の研究」
早稲田大学 理工学部 建築学科 渡辺仁史研究室 2004年度 卒業論文
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はじめに
私は、原宿みたいなこじんまりした店舗が立ち並ぶ街で買い物するのが嫌いである。
お店を見て、「なんだかはいりにくいな」と思うことは、誰にでもあることだと思う。そんなお店が、私には原宿に沢山あった。なぜあんなに人が多いのか不思議なくらいに。
そんなお店はなぜ入りにくいのか。なぜ入りやすい店との差が生まれるのか。好みだけで語れないものがあると思った。
いわば、入るか入らないかということはファサードと私との間の一瞬の戦いである。その瞬間に、店の顔であるファサードが、私たちに何を語りかけ、私たちは何を感じているのかを知ろうと思い、この研究をすることにした。
「商店建築ファサードにおける入りやすさから見た人間の評価構造の研究」
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目次
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「商店建築ファサードにおける入りやすさから見た人間の評価構造の研究」
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はじめに
目次
第一部 論文編
1 研究目的
1ー1 研究目的
1ー2 用語の定義
1ー3 研究の流れ
2 研究背景
2ー1 社会的研究背景
2ー2 既往研究との関連
3 調査方法
3ー1 実験素材
3-1-1 写真を用いること
3-1-2 撮影方法
3-1-3 写真の加工
3-1-4 店舗の選定
3-1-5 実験用紙
3ー2 手法
3-2-1 評価グリッド法
3-2-2 SD法
3-2-3 グラフィカルモデリング
3ー3 各調査方法
3-3-1 調査1
3-3-2 調査2
3-3-3 分析方法
4 結果
4ー1 調査1
4-1-2 要因の分類からみた評価構造
4-1-2-1 素材・テクスチャ要素から見た評価構造
4-1-2-2 色彩から見た評価構造
4-1-2-3 開口部要素から見た評価構造
4-1-2-4 内部の様子から見た評価構造
4-1-2-5 形態・デザイン要素から見た評価構造
4-1-2-6 店舗の状態要素から見た評価構造
4-1-2-7 あふれだし、ディスプレイから見た評価構造
4-1-2-8 ロゴ・看板から見た評価構造
4-1-3 評価構造全体
本論文の構成
1
2
6
9
10
17
20
24
25
「商店建築ファサードにおける入りやすさから見た人間の評価構造の研究」
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4ー2 調査2
4-2-1 評価要素の決定
4-2-2 相関係数について
4-2-3 各項目間の相関
5 分析
5-1 グラフィカルモデリング図の読み方
5-2 世代別グラフィカルモデリング
5-2-1 20代男性
5-2-2 20代女性
5-2-3 30代男性
5-2-4 30代女性
5-2-5 40代男性
5-2-6 50代男性
5-3 20代男女におけるGM図の比較と要素の考察
5-3-1 20代男女でのGM図比較
5-3-2 要素と評価項目の比較
5-3-2-1 形態と要素との関係
5-3-2-2 開口部の割合と要素との関係
5-3-2-3 ドアの開閉の状態と各評価との関
5-3-2-4 あふれだしの有無と各評価との関係
5-3-2-5 ファサードの素材と各評価との関係
6 まとめ
6-1 結論
6-2 今後の展望
謝辞
参考文献
第二部 資料編
38
52
53
54
73
95
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論文編
第一部
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「商店建築ファサードにおける入りやすさから見た人間の評価構造の研究」
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研究目的
Pu
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1 研究目的
1ー1 研究目的
1ー2 用語の定義
1ー3 研究の流れ
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1ー1 研究目的
「入りやすい」「開放感がある」などのイメージを実際のファサードの色彩や、
開口の割合などの物理的要因とのつながりを階層的に表し、明らかにすることを
目的とする。
それにより、店舗ファサード設計の際の施主と設計者のコミュニケーションに
役立てる。また、「入りやすい」という概念は商店の売り上げを大きく左右するも
のでありながら、これを満たす設計の基準がないので、今回は「入りやすさ」を
ひとつの例として、店主の思い描くイメージから「入りやすさ」をコントロールし、
表現できる設計の指針を作成する。
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1ー2 用語の定義
[入りやすさ]とは、初めて見た商店建築ファサードに対して、内部に入ることに
抵抗を感じないことを表す。
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調査1は口頭によるインタビュー調査、調査2は定量的なアンケート調査である。
調査1で結滞した項目について調査2でアンケートをおこなう。
また、調査1は定量的に測定できない部分も補う。
1ー3 研究の流れ
Figure:1-3ー1
研究フロー図
調査1
調査2
図式化
調査2項目の決定
予測
インタビュー調査
SD法調査
分析
分析
図式化
アンケート調査
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研究背景
2 研究背景
2ー1 社会的研究背景
2ー2 既往研究との関連
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消費者は、買い物の際、まず建築ファサードから情報を受け取り、印象
を作成し、それからの行動を決定する。建築と消費者の間を取り盛るファ
サードは、店舗の利益にとっても重要である。
しかしながら、ファサードの形態と受け取る印象についての明確な指標
が存在しない。
人間の評価は曖昧なものであるが、その印象評価と、ファサードとの関
係が明確になれば、現在問題となっている老朽化したビルストックのリ
ニューアルの際にも、ビルを活性化させる魅力的なファサードの設計の指
標として利用できると考える。
そこで、本研究では、感性工学的なアプローチにより、店舗の利益にお
関わる「入りやすさ」をひとつの例として、様々な商店に求められる印象
の関係を明らかにする。またファサードの入りやすさ、あるいはそれに関
連する印象の評価構造を明らかにする。
2ー1 研究背景
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2-2 既往研究との関連
■心理量と物理量の重回帰分析ーファサードの研究(その 18)ー
大金弘和、船越徹、積田洋、中村諭樹生、澤頭幸司
日本建築学会講演梗概集 1996 年
[概要]
ファサ - ドを構成する要素の重相関分析を用いることにより心理量と複数に渡
る物理量との相関関係を明らかにしようとした。建築のファサ - ドを表現する
のに必要な 21物理量と過去の研究で得られている 10心理因子軸との重回帰分
析を行った。その結果建築のファサードの持つ心理的・物理的要因を定性的・
定量的に捉え、心理量と物理量との相互関係を数量的に明らかにした。
[本研究との違い]
主に大規模で有名な施設(二条城、迎賓館など)のファサードについて物理量
を細分化し、SD法での因子化をおこなっているが、心理因子同士での関連づ
けは明らかにされていない。
また、有名な施設をとりあげていることから、ファサードの要素以外にも、被
験者の知識が印象に反映してしまうと考えられる。
本研究では、初めて見るファサードのみの評価をデータ化する。
■昼夜の遊歩道における店舗開口部の特徴と歩行者の注視行動との関係
ー原宿キャットストリートを対象にしたケーススタディーー
小林茂雄
計画系論文集 2004 年
[概要]
開口部をもつファサードが歩行者に与える影響として、店舗に目を向ける行動
(注視行動)に着目する。そして、注視行動の昼夜の店舗ファサードの特徴との
因果関係を探り、歩行者への影響を考慮した店舗ファサードのあり方にかかわ
る知見を示す。昼間の店舗に対する注視率は、店舗単位で見れば開口部の面積
が大きいほど、また接道距離単位で見れば規模の小さな店舗ほど高くなってい
る。夜間の注視率は、開口部の面積と同時に店舗内部から表れる光環境がかか
わっている。
[本研究との違い]
注視行動から人間のファサードの判断要素を探っているが、その人間の中でどの
ような心理量が関わっているかということには研究されていない。
本研究においては、ファサード要素から人間心理への流れを探っていく。
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調査方法
Met
hod
3 調査方法
3ー1 実験素材
3-1-1 写真を用いること
3-1-2 撮影方法
3-1-3 写真の加工
3-1-4 店舗の選定
3-1-5 実験用紙
3ー2 手法
3-2-1 評価グリッド法
3-2-2 SD法
3-2-3 グラフィカルモデリング
3ー3 各調査方法
3-3-1 調査1
3-3-2 調査2
3-3-3 分析方法
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3-1 実験素材
3-1-1 写真を用いること
画像を見てアンケートをとるということについて、なぜ CGではなく写真を用いた
か。CGは要素を決定すればそれを正確に反映した画像を作成でき、また実際には
ないようなファサードの形態も作成可能である。
しかし、今回の調査の場合、被験者の発言から「入りやすさ」から見た評価や表
現、要素を引き出すことが目的であるので、ファサードの要素は最初から完全に決
定してしまうのではなく、融通性をもったものでありたい。
よって、今回は加工を最小限に行い、現実味を持った写真で、被験者の言葉から
「入りやすさ」に関する要因を抽出する。
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3-1-2 撮影方法
店舗は、以下の条件を満たす店舗を渋谷区原宿で同じ日(9月 15日、晴れ、日中)
に 30店舗程度、デジタルカメラで撮影した。
・主な被験者である 20代男女をターゲットとしている
・道路幅4m程度の道路に面する路面店の1階部分
・洋服店、雑貨店であること*
機材:デジタルカメラ Ricoh Caplio R1
写真は、1店舗につき次の3枚を撮影する。
① 3メートル程度店舗から離れて、正面から撮影したもの
②店舗左からファサード面に対して、平行に2メートル、垂直に2メートル離れて
ファサード面と30度になるような角度で撮影したもの。
③店舗右からファサード面に対して、平行に2メートル、垂直に2メートル離れて
ファサード面と30度になるような角度で撮影したもの。
いずれも、目線の高さである、地面から150センチメートルの高さから撮影する。
①
② ③
Figure:3-1-2
店舗の撮影位置
*洋服店・雑貨店である理由
ほぼ同じ機能を持ったものでないと被験者が評価しずらいであろうとい
うこと。また、飲食店の場合には、形態によって食べ物の種類がわかっ
てしまい、また被験者の状況によって印象が変化すると考え、より多様
な形態をもつ洋服店・雑貨店に限定した。
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3-1-3 写真の加工
ファサードそのものの印象を正確に伝えるため、デジタル写真の加工を行う。
Adobe Photoshop 10 で加工の作業を行う。
■加工条件
・周囲の建物や歩道の手すりなど、店舗そのものに関連しないものは取り除く。
・正面の写真は、たて・横のラインが水平・垂直になるようにする。
・斜めからの写真は、たてのラインが垂直になるようにする。
・レンズのゆがみをできる限り取り除く。
・色彩が実際と同じ色彩になるよう、色調、レベルを補正する。
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Figure:3- 1- 4
実験素材 14店舗の位置
(番号は店舗番号)
3-1-4 店舗の選定
加工した写真の中から、主な要素と思われる色と開口部、素材、ロゴ、あふれ出
しに関して分類した。その中から、偏りがないようにして、実際にアンケート可
能な量として 14店舗を選定した。
N
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
表参道
明治通り
青山通り
1
0 100m50
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3-1-5 実験用紙
A4用紙高さ半分の大きさのスーパーファイン紙に、1店舗につき Photoshop
で加工した写真3枚と1から14の振り分けた番号を印刷し、実験用紙とした。
歩行者の左側通行の習性と左からものを見る習性を考慮して、左が通行で左から
店舗ファサードを見るシークエンスになるように、左から、
②→①→③の順に並べた。
次項に実験用紙の一覧を表示する。
①② ③
Figure:3-1-5
写真の並べる順番
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Figure:3-1- 6
実験用紙1
Figure:3-1-7
実験用紙2
Figure:3-1-8
実験用紙3
Figure:3-1-9
実験用紙4
Figure:3-1-10
実験用紙5
Figure:3-1-11
実験用紙6
Figure:3-1-12
実験用紙7
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Figure:3-1-13
実験用紙8
Figure:3-1-14
実験用紙9
Figure:3-1-15
実験用紙10
Figure:3-1-16
実験用紙11
Figure:3-1-17
実験用紙12
Figure:3-1-19
実験用紙14
Figure:3-1-18
実験用紙13
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3-2 手法
3ー2-1 評価グリッド法
人間が「何を知覚して」その知覚から「どのような理解をし」、そこに「どのよ
うな価値を見出して」いるのか、という人間が持つ評価構造を明らかにし、視覚
的に階層構造として表現することができる手法である。
評価グリッド法は個々の精神病患者の判断メカニズムの探るための面接手法(レ
パートリーグリッド法)を商品開発用に改良したものである。
レパートリーグリッド法は、エレメントの相互の類似点や相違点の全てを聞き
出すことが原則なので、この方法を環境評価に適用すると膨大な項目が抽出され
てしまう。そこで、まず、比較するエレメント間の優劣を判断させ、コンストラ
クト・システムのうち環境評価に関する部分だけを抽出し、さらに、評価項目間
の因果関係を明らかにするために、ラダーリングという手法を導入する工夫が考
案された。改良された手法はレパートリーグリッド発展手法と呼ばれたが、評価
グリッド法に改称された。
インタビュアーが主観や個人の判断を交えずに面接を進める手順を用いており、
自由回答形式でありながら、インタビュアーの能力に左右されにくく、調査員が
異なっても安定した回答を期待できる。住宅やオフィス環境に対する利用者側の
評価項目の抽出や、評価項目間の関係の把握に広く適用されている。
よって、調査1でファサードの評価項目の抽出と評価項目間の因果関係を明ら
かにするのにこの方法を用いる。
Figure:3-2-1
評価グリッド法手順
操作1:
エレメントの分類
操作2:
評価項目の抽出
操作3:
ラダーリング
あらかじめ用意した写真や施設の名称を記したカードを提示し、好ましさなどを
基準にいくつかのグループに分類させる。
各グループを下位のグループと比較させ、そのグループをより好ましいと判断し
た理由を被験者自身の言葉で述べさせ、これを評価項目として記録する。なお、
否定的理由が述べられた際には被験者に肯定的表現を尋ね、それを記録する。こ
れらの操作がオリジナルコンストラクトの抽出にあたる。
操作2で得られた各評価項目について、被験者にとってどういう意味があるのか
(上位項目)、どのような条件があるとその特徴となるのか(下位項目)を聞く
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3ー2-2 SD法
人間の感性は曖昧で漠然としたものであり、直接それを測定することはできな
いとされている。そこで、別の表現により間接的に測定する方法が必要であり、
そのひとつとしてイリノイ大学の心理学者 C.E.Osgood が言語の意味の研究を目的
に考案した SD法が挙げられる。
SD 法は両端に形容詞を用いた尺度を多数用いて、被験者に刺激物として提示さ
れた概念(ことばや写真が用いられることが多い)を、評定させる方法である。
意味尺度に使われる一組の形容詞を形容詞対と呼び、形容詞対の間に5段階、ま
たは7段階のめもりをつけ、適当な位置を選び、その評価の数値をデータとして
分析する。
この多くの刺激に対する意味尺度の評定結果データから、意味尺度間の相関係
数を算出し、主成分分析、因子分析などの多変量解析手法を適用して、同じ様に
反応する意味尺度をグルーピングし、各グループに含まれる意味尺度から、その
グループはどんなことを評価しようとするグループ(因子)であるかを解釈して
ゆく。
曖昧な人間の印象を測定する方法として、調査2のアンケート調査ではSD法
を用いる。
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3ー2-3 グラフィカルモデリング
グラフィカルモデリングとは複数の変数間の関係の「方向性」と「強さ」を視覚的・
数量的に表わすことができる多変量解析手法の一つである。この手法を用いて分析
を行う。
調査結果 y に対して,原因となる変数は1つとは限らない。変数 x が変動すること
によって y が変動しているように見えていても,x と y の間に因果関係が存在すると
は限らない。背後に第三の変数 z が存在して,z の変動によって x と y の変動が引き
起こされているのかもしれない。誤差が大きく,因果関係の再現性がはっきりしないこ
ともある。さらに,いくつかの変数が存在していて,それらが複雑に絡み合っているこ
ともある。
このように、事前にはっきりしていない因果関係や変数の絡み具合いをデータに基づ
いて探索的にモデル化して,その妥当性を検証することのできる方法が `グラフィカル
モデリングである.
一般的には、グラフィカルモデリングにより、計画者が操作することのできる変数(製
品仕様、広告、訴求ポイントなど)がどのような構造で目的変数(利益、売上、満足度、
好感度、信頼感など)に影響を与えているのかをデータから明らかにしていくことが
できる。この操作可能な変数と目的変数との関係の構造が明らかになれば目的を達成
するためにまず何をすればよいか、どのように資源を配分するべきか、何を訴求すべ
きかを考えていく上での大きな示唆を得ることができる。
また「探索的である」という点もグラフィカルモデリングの特徴として重要である。
他の因果関係を推論するための手法と違い、自分で仮説としてのモデルを組み立てる
のではなく、データを頼りに関係性を浮き彫りにしていくグラフィカルモデリングにお
いては、データから得られた結果と知見や経験を比較することにより、「意外な気づき」
が得られることもある。自分たちの今までの経験やつくり手側の視点から離れて人間
がどのように考えているのかをそのままモデル化しようとする場合などにおいても、グ
ラフィカルモデリングは強力な手法であるといえる。
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3-3 各調査方法
3-3-1 調査1
写真を印刷した実験用紙を用いて、1対1でインタビュー調査を行った。
■日時:10月7日~ 18日および 10月 27日
■人数:20代ー8名
30代ー1名
40代ー1名
50代ー1名
■時間:1回 40分程度
■機材:ICレコーダー
実験用紙
筆記具
■形式:評価グリッド法によるインタビュー形式
■評価グリッド法の手順
手順1:ファサードの写真を印刷した実験用紙を被験者に入りやすいと感じる順番
に並び替えさせる。
手順2:各順番のファサードについて下位のものと比較してより入りやすいと判断
した理由を被験者の言葉で述べさせる。
手順3:手順2で得られた各評価項目について、被験者にとってどういう意味があ
るのか(上位項目)、どのような条件があるとその特徴となるのか(下位項目)を聞く。
以上をICレコーダーで録音しながら、被験者の話す言葉を記録し、各項目を関連
付けた表としてまとめた。
調査1
「商店建築ファサードにおける入りやすさから見た人間の評価構造の研究」
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3-3-2 調査2
■日時:10月14日~ 18日および 10月 27日
■人数:20代ー35名(男性22名、女性13名)
30代ー11名(男性6名、女性5名)
40代ー9名(男性9名、女性0名)
50代ー7名(男性5名、女性2名)
■時間:1人 20分程度
■機材:実験用紙
アンケート用紙
筆記具
■形式:写真を見ながら行う選択記入式アンケート
■実験内容
アンケート用紙と実験用紙14枚を配布し、年齢、性別を記入。
「14枚の写真は雑貨屋/洋服店などの店舗ファサードです。中には普段自分
が買うような物が売っていると思って、よく見て、以下のアンケートを埋めてく
ださい。
アンケートの番号は、写真の番号に対応しています。それぞれの写真について、
表示されている形容について7段階で評価し、記入例にならって○をつけてくだ
さい。」
と教示して、ファサードの印象を7段階で評価させた。
また、最後に、ブランドイメージの関わる印象を排除するため、行ったことの
ある、または知っている店舗がある場合は番号を明記するよう教示した。
なお、データとして 50代女性と 40代女性のデータは十分な量といえないので、
結果として用いなかった。
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■アンケート用紙
調査1で得た結果から入りやすさと関連が強いと考えられる印象を表す言葉と
ファサードの物理的要素を階層構造として階層的にまとめ、それから SD法評価形
容詞を作成し、7段階のSD法のアンケートを作成した。
評価の階層的構造を見破られないよう、項目は階層構造の順ではなく、ランダムな
順で並べた。
高級感庶民的
明るい暗い
はいりやすいはいりにくい
開口が大きい開口が小さい
直線的曲線的
内部に入ったときに快適だと思う
内部に入ったときに不快だと思う
シンプル複雑
ナチュラル人工的
内部の様子が分かる・想像できる
内部の様子がわからない・想像できない
あたたかい冷たい
わかりやすい謎めいている
面白い平凡
新しい古い
安心感不安感
落ち着いている
開放感閉塞感
騒々しい
1 2 3 4 5 6 7
1 2 3 4 5 6 7
1 2 3 4 5 6 7
1 2 3 4 5 6 7
1 2 3 4 5 6 7
1 2 3 4 5 6 7
1 2 3 4 5 6 7
1 2 3 4 5 6 7
1 2 3 4 5 6 7
1 2 3 4 5 6 7
1 2 3 4 5 6 7
1 2 3 4 5 6 7
1 2 3 4 5 6 7
1 2 3 4 5 6 7
1 2 3 4 5 6 7
1 2 3 4 5 6 7
1 2 3 4 5 6 7
Figure:3-3-2
アンケート項目
Figure:3-3-2
アンケート記入例
記入例1 2 3 4 5 6 7
高級感庶民的
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3-3-3 分析方法
調査1で得られた結果をもとに、調査2で得られた定量的データを図式化し、分析
する。
分析方法としては、グラフィカルモデリングを用いる。
本研究では、書籍
「Excel で学ぶ共分散構造分析とグラフィカルモデリング」
小島 隆矢 ( 著 )
出版社 : オーム社 (2003/12)
に付属しているエクセルソフト「エクセル 97GM1.7」を用いた。
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結果
Result
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調査1
Investigation1
4ー1 調査1
4-1-2 要因の分類からみた評価構造
4-1-2-1 素材・テクスチャ要素から見た評価構造
4-1-2-2 色彩から見た評価構造
4-1-2-3 開口部要素から見た評価構造
4-1-2-4 内部の様子から見た評価構造
4-1-2-5 形態・デザイン要素から見た評価構造
4-1-2-6 店舗の状態要素から見た評価構造
4-1-2-7 あふれだし、ディスプレイから見た評価構造
4-1-2-8 ロゴ・看板から見た評価構造
4-1-3 評価構造全体
「商店建築ファサードにおける入りやすさから見た人間の評価構造の研究」
早稲田大学 理工学部 建築学科 渡辺仁史研究室 2004年度 卒業論文
26
4-1-1 発言うちわけ
インタビュー調査で得られた発言を、原因である発言回数から、分類した。
原因と関連づけられた上位項目、下位項目を1回の発言項目を1つと数え、すべ
ての被験者の発言(計 952 回)から発言回数の割合を出した。-
複数の原因による項目もあるので、重複はある。
分類方法は、原因のファサード要素から、
1、素材・テクスチャについて
例)「木」、「つるつる」など
2、色彩
例)「赤い」、「暗い色」など
3、開口部について
例)「開口が大きい」、「ガラス張り」など
4、ファサードの形態・デザイン的要素について
例)「直線的」、「奇抜」など
5、内部の様子について
例)「店員が見える」、「中の光が暖かい」など
6、ファサードの状態について
例)「ドアが開いている」、「汚れている」など
7、あふれだし・ディスプレイについて
例)「自転車」、「外の商品」など
8、看板・ロゴマークについて
例)「看板のフォント」、「ロゴが小さい」など
の 8種類。
「商店建築ファサードにおける入りやすさから見た人間の評価構造の研究」
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27
Figure:4-1-1
インタビュー発言の原因による分類の発言回数内訳
15%
22%24%
18%
26%
6%
9%
7%
0%
5%
10%
15%
20%
25%
30%
素材
色彩
開口
形態
内部
状態
あふれだし
ロゴ
被験者は、内部の様子、また、それに大きく影響すると思われる開口部について
の発言が多かったことがわかる。
その次に「色彩」「形態」「素材」についても発言が多かったことから、「入りやすさ」
は設計の段階での建築的要素にも大きく影響されている。
「商店建築ファサードにおける入りやすさから見た人間の評価構造の研究」
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28
4-1-2 要因の分類からみた評価構造図
インタビュー調査で得た各項目を、被験者の被験者の言葉によって、結びつけら
れた項目同志を線でつないでいく。
そのうち、3回以上語られた言葉を抜き出して構造図とした。
なお、調査により収集したデータを巻末の「第二部 データ編」に掲載した。
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Figure:4-1-2-1 素材・テクスチャによる評価構造図
素材がわかりやすい
ガラス
木
レンガ
鉄
ざらざら
素材が珍しい
古い
ごてごて
重厚
気持ち悪い
固定概念から外れる不安感
軽い
気持ち悪くない
あたたかい
ナチュラル
柔らかい
アースカラー
つるつる
清潔感
好奇心
古い
レトロ
安心感
昔からの店
シンプル
落ち着いている
要因「入りにくい」評価構造 「入りやすい」評価構造
下位上位 上位下位
4-1-2-1 素材・テクスチャ要素から見た評価構造
安心感から、なじみのある素材、木、レンガなどを好む傾向がでた。
しかし、レンガは木に比べると重厚であるというマイナスの意見も出た。
テクスチャとしては、なめらかなものの方が、好評価につながる。
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色のトーンが抑え目
白
ブルー
原色
黒
黒ずんでいる
目にうるさい
派手
暑苦しい
重厚感
暗い
目障りでない
シンプル
アースカラー
ナチュラル
明るい
奇抜でない
おしゃれ
清潔感
安心感
落ち着いている
安価
無難
茶系
色数が多い
色数が少ない
要因「入りにくい」評価構造 「入りやすい」評価構造
下位上位 上位下位
4-1-2-2 色彩から見た評価構造
原色などの視認性の高い色よりも、白や茶のアースカラーが好評価につながるよ
ようである。これは、素材の評価の木やレンガを好む傾向とも通じる。
Figure:4-1-2-2 色彩による評価構造図
「商店建築ファサードにおける入りやすさから見た人間の評価構造の研究」
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内部の様子が想像できない
すべて開口
開口が広い
開口が狭い、ない
内部の様子が理解できる
不快 開放感 売っている商品
客や店員の雰囲気
店内の雰囲気不安
内部の広さが理解できない
内部に入ったときに外から見られる
要因「入りにくい」評価構造 「入りやすい」評価構造
下位上位 上位下位
4-1-2-3 開口部要素から見た評価構造
開口部に関して、開口部は中の様子や、商品を知る上で、大きいほうが良いと
いう結果はでたが、また、あまり大きすぎると自分が内部に入った時に不快であ
るという結果がでた。開口部に関しては、自分が内部に入ったときのことも想像
しているようだ。
Figure:4-1-2-3 開口部要素による評価構造図
「商店建築ファサードにおける入りやすさから見た人間の評価構造の研究」
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高級感
内部が明るい
天井が高い
商品が整然と並んでいる
居心地が良い
開放感
内部が暗い 落ち着いている内部の様子がわからない不安
内部の暖かい光 安心感
要因「入りにくい」評価構造 「入りやすい」評価構造
下位上位 上位下位
4-1-2-4 内部の様子から見た評価構造
内部の照明に関して、内部が暗いと、「内部の様子がわからない」というマイナス
の発言と、と「落ち着いている」というプラスの発言の両方がでた。また、明るさや、
光の色など、照明に着目することは多いようである。
Figure:4-1-2-4 開口部要素による評価構造図
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目障り
水平、垂直のライン
面白い装飾
すっきり
奇抜な装飾
明確なドア 誘引
面白い商品がある
シンプル
幾何学的
直線的
わかりやすい
段差、屋根抵抗感
清潔感
要因「入りにくい」評価構造 「入りやすい」評価構造
下位上位 上位下位
4-1-2-5 形態・デザイン要素から見た評価構造
装飾のイメージと店舗のイメージは重なるようで、水平、垂直の幾何学的に美
しい形態のものは清潔感をうみだすようである。
Figure:4-1-2-5 形態・デザイン要素による評価構造図
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心構え
古びている
ドアが閉まっている
窓があいている
ドアがあいている
開放感
汚れている
汚れていない 清潔感
誘引
営業中かわかる
すぐ出られる 抵抗感の軽減
内部の様子が理解できる
要因「入りにくい」評価構造 「入りやすい」評価構造
下位上位 上位下位
4-1-2-6 店舗の状態要素から見た評価構造
デザイン以外の可変的な店舗の状態にも被験者は注目していた。
ドアや窓の開閉は、店舗の営業のサインや、店舗側の積極的提示を感じ取るよ
うであり、好評価を得た。
Figure:4-1-2-6 店舗の状態要素による評価構造図
潔癖感
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植木
自転車、バイク
清潔感
外のディスプレイ 売っている商品がわかる
入口のディスプレイが少ない シンプル
カジュアル
安心感
庶民的
他の客の存在 人気の店
インターホン、ポスト、メーターボックス
民家っぽい 抵抗感の軽減
要因「入りにくい」評価構造 「入りやすい」評価構造
下位上位 上位下位
4-1-2-7 あふれだし、ディスプレイから見た評価構造
あふれだしも、デザイン以外の可変的な店舗の行動を感じとるようであり、注
目する人は多かった。
インターホン、メーターボックスのようなあふれだしには、民家っぽいことで
あることから、嫌悪感を感じる人もいれば、またそれによって気軽に入りやすい
という人もいた。
Figure:4-1-2-7 あふれだし・ディスプレイ要素による評価構造図
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何を売っているのかわからない
ロゴが大きい
フォントが面白い
読めないロゴ
内部にも面白いものがある
ロゴが小さい 店の主張がない
威圧感
不安
看板 店の様子がわかりやすい
シンプル
安心感
要因「入りにくい」評価構造 「入りやすい」評価構造
下位上位 上位下位
4-1-2-8 ロゴ・看板から見た評価構造
ロゴマークは小さく控えめなものである方が、安心して入れるようである。
また、わかりにくいフォントやロゴマークがないと店なのかどうかもわからず、
入りにくくなる。
Figure:4-1-2-8 ロゴ・看板要素による評価構造図
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開口要素
店舗の状態
あふれだし
色彩要素
素材・テクスチャ要素
内部の様子
形態、デザイン要素
ロゴ、看板
明るい
わかりやすい
シンプル
新しい
ナチュラル
暖かい
面白い
直線的
清潔感
落ち着いている
内部の快適性
開放感
安心感
内部の理解
庶民的
入りやすい
4-1-3 評価構造全体
以上の結果から、「入りやすさ」に関する評価構造の全体像は、以下のようなも
のであると考えられる。
要素からの直接的印象があり、それが自分の好ましい状況を生み出し、「入りや
すさ」につながると考えられる。
Figure:4-1-3 評価構造全体図
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38
調査2
Investigation2
4ー2 調査2
4-2-1 評価要素の決定
4-2-2 相関係数について
4-2-3 各項目間の相関
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4-2-1 評価要素の決定
調査1の結果から、ファサードの入りやすさに関する人間の評価構造を、階層構
造として4段階に分けた。
level1 物理的要素
level2 具体的印象
level3 抽象的印象
level4 入りやすさ
開口要素
店舗の状態
あふれだし
色彩要素
素材・テクスチャ要素
内部の様子
形態、デザイン要素
ロゴ、看板
明るい
わかりやすい
シンプル
新しい
ナチュラル
暖かい
面白い
直線的
清潔感
落ち着いている
内部の快適性
開放感
安心感
内部の理解
庶民的
入りやすい
Figure:4-2-1(Figure:4-1-3再掲)
評価構造図
level1 物理的要素 level2 具体的印象 level3 抽象的印象 level4 入りやすさ
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40
各項目数値の抽出方法
level 1 物理的要素
開口部の割合
ロゴの割合、
外壁 L* 値
外壁 a* 値
外壁 b* 値
外壁明度
外壁彩度
外壁の素材
level 2 具体的印象
明るい
開口が大きい
ナチュラル
暖かい
シンプル
直線的
新しい
わかりやすい
面白い
level 3 抽象的印象
開放感
内部空間の理解
内部空間の快適性
高級感
清潔感
安心感
落ち着いている
level 4 入りやすさ
入りやすい
値の抽出方法
→写真から測定
→写真から測定
→写真から測定
→写真から測定
→写真から測定
→写真から測定
→写真から測定
→実地で判断
→アンケート「明るいー暗い」評価
→アンケート「開口が大きいー開口が小さい」評価
→アンケート「ナチュラルー人工的」評価
→アンケート「暖かいー冷たい」評価
→アンケート「シンプルー複雑」評価
→アンケート「直線的ー曲線的」評価
→アンケート「新しいー古い」評価
→アンケート「わかりやすいーなぞめいている」評価
→アンケート「面白いー平凡」評価
→アンケート「開放感ー閉塞感」評価
→アンケート「内部の様子がわかる・想像できる
ー内部の様子がわからない・想像できない」評価
→アンケート「内部に入った時に快適だと思う
ー内部に入ったときに不快だと思う」評価
→アンケート「高級感ー庶民的」評価
→アンケート「清潔ー不潔」評価
→アンケート「安心感ー不安感」評価
→アンケート「落ち着いているー騒々しい」評価
→アンケート「はいりやすいーはいりにくい」評価
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41
■物理的要素の測定方法
もっともよく調査1で発言された言葉のうちここでは定量化しやすいファサード
全体に占める開口部の割合とロゴの割合、また色彩を数値化する。
そのほかの素材などの要素については、調査1の結果を踏まえて、結果と比較する
方法をとる。
*開口部の割合とロゴの割合について
Photoshop で写真から測定する。
*色彩について
実際とほぼ同じ色彩に加工したデジタル写真で、photoshop で一番面積が大きい
テクスチャの部分から、ランダムに5箇所仔細の数値を採取し、平均した数値をそ
のファサードの色彩の数値とする。
色彩を表現する方法としては、心理的に同じ色違いに見える色同士の距離(心理的
な距離感)を均等に表現できるとされる L*a*b* 表色系を用いる。
L*:メトリック明度
a*:赤み(マイナスの場合は緑みが強くなる)
b*:黄み(マイナスの場合は青みが強くなる)
(a*a*+b*b*) ^ (1/2):メトリック彩度
注:L*a*b* 表色系
XYZ 表色系に基礎をおく表色系で、CIE(国際照明委員会)が1976年に
推奨して、知覚的にほぼ均等な歩度をもつ色空間(均等色空間)のひとつで、色差
を表すのにもっとも多く用いられている。L *値は明るさを表し、0から100ま
でで数値が大きいほど明るい。色味はa *b * で表し、a *b * ともに0の場合は
無彩色となる。
a *がプラスの方向にいくほど赤みは強くなり、マイナスの方向になるほど緑み
が強くなる。また b* がプラスの方向になるほど黄みが強くなり、マイナスの方向
になるほど青みが強くなる。
Figure:4-2-1-2
L*a*b* 表色系
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42
4-2-2 相関係数について
相関係数とは、量的な2変数間の相関の強さを示す係数であり、ある変数xと
yとの関係をグラフに示した場合、両者の関係が比例関係のように一直線上に並
ぶ程度を示すものである。
ただし、比例関係ではxの値が定まれば必ずyの値も定まるが、相関という考
え方はxとyとが一義対応関係にあるのではなく曖昧さがあることを前提として
いる。
xの値が高くなればyの値も高くなることを正の相関関係、xの値が高くなれ
ばyの値は低くなることを負の相関関係、xとyとが無関係、もしくはランダム
な関係にあれば無相関と呼ぶ。相関係数Rの値は完全な正の相関関係の場合には
+1.0、完全な負の相関関係の場合には -1.0 をとる。
相関係数をRとすると、
1.0 ≧ |R| ≧ 0.8:非常に強い相関
0.8 ≧ |R| ≧ 0.6 :かなり強い相関
0.6 ≧ |R| ≧ 0.4:やや強い相関
0.4 ≧ |R| ≧ 0.2 :やや弱い相関
0.2 ≧ |R| ≧ 0.0 :無相関
であると判断できる。
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43
4-2-3 各項目間の相関
調査で得られたデータから、世代ごとにSD法の項目同士、また物理的要素との
相関関係を求めた。
次項にその結果を示す。
「商店建築ファサードにおける入りやすさから見た人間の評価構造の研究」
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44
入りやすい
‑0.6�c禸�禹
‑0.4�c禸�禹
‑0.2�othi
0
0.2
0.4
0.6
0.8
高級感
明るい
開口大
直線的
内部快適
シンプル
開放感
内部理解
ナチュラル
暖かい
わかりやすい
面白い
新しい
安心感
落ち着いている
清潔感
開口割合
ロゴ割合
明度 a* b*
彩度
「入りやすい」との相関
「明るい」「開口が大きい」「内部が快適で
ある」「開放感」「内部の様子が理解でき
る」「安心感」などが相関がどの属性も相
関が強い。40代、50代男性では、「清潔感」
も相関が強い。
30 代男性では、赤み、黄みと弱い負の相
関が見られる。
「開放感」との相関
50 代男性では、「明るい」「開口大」「内部
理解」で非常に強い相関が見られる。「内
部理解」は、どの属性も、かなり強い相関
が見られる。
40代男性では、「内部快適」と「安心感}
で非常につよい相関が見られた。
「内部理解」との相関
ほぼどの属性も傾向は同じで、「明るい」「開
口大」「開放感」「わかりやすい」「安心感」
でかなり強い相関が見られる。
Figure:2-3-1 各項目と「入りやすい」との相関
Figure:2-3-2 各項目と「開放感」との相関
20 代男性 20 代女性 30 代男性 30 代女性 40m 代男性 50 代男性
20 代男性 20 代女性 30 代男性 30 代女性 40m 代男性 50 代男性
20 代男性 20 代女性 30 代男性 30 代女性 40m 代男性 50 代男性
開放感
‑0.�楨c��6
‑0.�楨c誑�4
‑0.�楨c��2
0
0.2
0.4
0.6
0.8
高級感
明るい
入りやすい
開口大
直線的
内部快適
シンプル
内部理解
ナチュラル
暖かい
わかりやすい
面白い
新しい
安心感
落ち着いている
清潔感
開口割合
ロゴ割合
明度 a* b*
彩度
内部理解
‑0.6�c���
‑0.4�c���
‑0.2�c���
0
0.2
0.4
0.6
0.8
高級
感
明るい
入りや
すい
開口
大
直線
的
内部
快適
シンプル
開放
感
ナチュラル
暖か
い
わか
りや
すい
面白
い
新しい
安心
感
落ち着
いている
清潔
感
開口
割合
ロゴ割
合
明度 a* b*
彩度
Figure:2-3-2 各項目と「内部理解」との相関
「商店建築ファサードにおける入りやすさから見た人間の評価構造の研究」
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45
「内部に入ったときに快適だと思う」との相関
「入りやすい」「わかりやすい」「安心感」
との相関は、どの属性でも強く見られる
が、「回広大」「開放感」{清潔感」は 40代、
50代男性が他よりも相関を示した。
また、20代女性、30代男性においては赤
みとの負の相関が弱く見られる。
「高級感」との相関
「新しい」についてすべての属性でやや弱
い相関が見られ、20代男性では「清潔感」
とのやや強い相関が見られる。
また、20代女性、40代男性において「ナ
チュラル」「暖かい」とやや弱い負の相関
が見られる。
高級感と暖かさはまったく相反するという
関係ではなさそうだ。
「清潔感」との相関
40 代、50男性で、「入りやすい」「開口大」
「内部快適」「開放感」「内部理解」「安心感」
でかなり強い相関が見られる。
おおまかに見て、女性の方は、「清潔感」
との相関がどの項目も小さい。
20 代男性 20 代女性 30 代男性 30 代女性 40m 代男性 50 代男性
20 代男性 20 代女性 30 代男性 30 代女性 40m 代男性 50 代男性
20 代男性 20 代女性 30 代男性 30 代女性 40m 代男性 50 代男性
内部快適
‑0.6�othi
‑0.4�othi
‑0.2�othi
0
0.2
0.4
0.6
0.8
高級感
明るい
入りやすい
開口大
直線的
シンプル
開放感
内部理解
ナチュラル
暖かい
わかりやすい
面白い
新しい
安心感
落ち着いている
清潔感
開口割合
ロゴ割合
明度 a* b*
彩度
高級感
‑0.6�c脱��
‑0.4�c���
‑0.2�c���
0
0.2
0.4
0.6
0.8
明るい
入りや
すい
開口
大
直線
的
内部
快適
シンプル
開放
感
内部
理解
ナチュラル
暖か
い
わか
りや
すい
面白
い
新しい
安心
感
落ち着
いている
清潔
感
開口
割合
ロゴ割
合
明度 a* b*
彩度
清潔感
‑0.�楨c��6
‑0.�楨c��4
‑0.�楨c��2
0
0.2
0.4
0.6
0.8
高級
感
明るい
入りや
すい
開口
大
直線
的
内部
快適
シンプル
開放
感
内部
理解
ナチュラル
暖か
い
わか
りや
すい
面白
い
新しい
安心
感
落ち着
いている
開口
割合
ロゴ割
合
明度 a* b*
彩度
Figure:2-3-2 各項目と「内部快適」との相関
Figure:2-3-2 各項目と「高級感」との相関
Figure:2-3-2 各項目と「清潔感」との相関
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46
「安心感」との相関
40 代、50代男性において「清潔感」との
強い相関が見られる。「シンプル」に関して、
20 代男女は他の属性よりもやや相関が弱
い。「入りやすい」「わかりやすい」「内部
快適」はどの属性もかなり強い相関を示す。
「落ち着いている」との相関
20 代から 40代男性において、「シンプル」
とやや強い相関を示す。「清潔感」はどの
属性もやや強い相関がある。
また、赤みについてやや強い負の相関が見
られる。
「明るい」との相関
20 代から 30 大の男女では「内部快適」
との相関はやや弱いが、40代、50代男性
では強い相関が見られる。
また、「開放感」「「内部理解」「わかりやす
い」「開口割合」との相関はいずれも強く
示されている。
20 代男性 20 代女性 30 代男性 30 代女性 40m 代男性 50 代男性
20 代男性 20 代女性 30 代男性 30 代女性 40m 代男性 50 代男性
20 代男性 20 代女性 30 代男性 30 代女性 40m 代男性 50 代男性
安心感
‑0.�Goth6
‑0.�Goth4
‑0.�Goth2
0
0.2
0.4
0.6
0.8
高級感
明るい
入りやすい
開口大
直線的
内部快適
シンプル
開放感
内部理解
ナチュラル
暖かい
わかりやすい
面白い
新しい
落ち着いている
清潔感
開口割合
ロゴ割合
明度 a* b*
彩度
落ち着いている
‑0.�Goth6
‑0.�Goth4
‑0.�Goth2
0
0.2
0.4
0.6
0.8
高級感
明るい
入りやすい
開口大
直線的
内部快適
シンプル
開放感
内部理解
ナチュラル
暖かい
わかりやすい
面白い
新しい
安心感
清潔感
開口割合
ロゴ割合
明度 a* b*
彩度
明るい
‑0. 6
‑0. 4
‑0. 2
0
0.2
0.4
0.6
0.8
高級感
入りやすい
開口大
直線的
内部快適
シンプル
開放感
内部理解
ナチュラル
暖かい
わかりやすい
面白い
新しい
安心感
落ち着いている
清潔感
開口割合
ロゴ割合
明度 a* b*
彩度
Figure:2-3-2 各項目と「安心感」との相関
Figure:2-3-2 各項目と「落ち着いている」との相関
Figure:2-3-2 各項目と「明るい」との相関
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47
「開口が大きい」との相関
すべての属性でほぼ同じ傾向。相関の高い
項目が多い。「明るい」 「入りやすい」「開
放感」「内部理解」「わかりやすい」「安心
感」「清潔感」「開口割合」と強い相関を示
す。また、彩度と弱い相関を示した。
「ナチュラル」との相関
「暖かい」との相関がいずれの属性でも高
い。「入りやすい」「内部快適」「安心感」「落
ち着いている」との相関もやや高い。
「シンプル」に関しては、30代女性、40代、
50 代男性においてやや高い相関を示した
が、20代男女、30代男性では相関がほと
んどなかった。
「暖かい」との相関
20代女性、30代、40代、、50代男性では「ナ
チュラル」との相関がかなり強く見られる。
また、「安心感」「明るい」「入りやすい」「開
放感」との相関はいずれの属性でも強い。
50代男性のみ、「清潔感」との相関がやや
強く見られた。
ナチュラル
‑0.�楨c-P6
‑0.�楨c繹�4
‑0.�楨c缿�2
0
0.2
0.4
0.6
0.8
高級
感
明るい
入りや
すい
開口
大
直線
的
内部
快適
シンプル
開放
感
内部
理解
暖か
い
わか
りや
すい
面白
い
新しい
安心
感
落ち着
いている
清潔
感
開口
割合
ロゴ割
合
明度 a* b*
彩度
暖かい
‑0.�Goth6
‑0.�Goth4
‑0.�Goth2
0
0.2
0.4
0.6
0.8
高級
感
明るい
入りや
すい
開口
大
直線
的
内部
快適
シンプル
開放
感
内部
理解
ナチュラル
わか
りや
すい
面白
い
新しい
安心
感
落ち着
いている
清潔
感
開口
割合
ロゴ割
合
明度 a* b*
彩度
20 代男性 20 代女性 30 代男性 30 代女性 40m 代男性 50 代男性
20 代男性 20 代女性 30 代男性 30 代女性 40m 代男性 50 代男性
20 代男性 20 代女性 30 代男性 30 代女性 40m 代男性 50 代男性
開口大
‑0.6�othi
‑0.4�othi
‑0.2�othi
0
0.2
0.4
0.6
0.8
高級
感
明るい
入りや
すい
直線
的
内部
快適
シンプル
開放
感
内部
理解
ナチュラル
暖か
い
わか
りや
すい
面白
い
新しい
安心
感
落ち着
いている
清潔
感
開口
割合
ロゴ割
合
明度 a* b*
彩度
暖かい
Figure:2-3-2 各項目と「開口が大きい」との相関
Figure:2-3-2 各項目と「ナチュラル」との相関
Figure:2-3-2 各項目と「暖かい」との相関
「商店建築ファサードにおける入りやすさから見た人間の評価構造の研究」
早稲田大学 理工学部 建築学科 渡辺仁史研究室 2004年度 卒業論文
48
「シンプル」との相関
属性ごとに若干バラツキがあり、50代男
性において、「内部快適」と「内部理解」、「わ
かりやすい」とのかなり強い相関が見られ
る。
また、30 代男女、40 代男性、50 代男性
では「安心感」との相関が見られる。
「面白い」とはやや弱い負の相関が見られ
る。
30 代男性では赤みとのやや強い相関が見
られる。
「直線的」との相関
属性ごとに若干バラツキがあり、50 代男
性において、「シンプル」との相関が若干
見られる。また、赤みとのやや強い負の相
関が 20代、30代女性で見られる。
「新しい」との相関
50 代男性においてとびぬけて「面白い」
とのかなり強い相関が見られる。
また、20代男性において、「清潔感」との
やや強い相関が見られる。
また、すべての属性で、「高級感」とのや
や弱い相関が見られた。
20 代男性 20 代女性 30 代男性 30 代女性 40m 代男性 50 代男性
20 代男性 20 代女性 30 代男性 30 代女性 40m 代男性 50 代男性
20 代男性 20 代女性 30 代男性 30 代女性 40m 代男性 50 代男性
新しい
‑0.6�othi
‑0.4�c���
‑0.2�othi
0
0.2
0.4
0.6
0.8
高級感
明るい
入りやすい
開口大
直線的
内部快適
シンプル
開放感
内部理解
ナチュラル
暖かい
わかりやすい
面白い
安心感
落ち着いている
清潔感
開口割合
ロゴ割合
明度 a* b*
彩度
シンプル
‑0.�Goth6
‑0.�Goth4
‑0.�Goth2
0
0.2
0.4
0.6
0.8
高級感
明るい
入りやすい
開口大
直線的
内部快適
開放感
内部理解
ナチュラル
暖かい
わかりやすい
面白い
新しい
安心感
落ち着いている
清潔感
開口割合
ロゴ割合
明度 a* b*
彩度
直線的
‑0.�Goth6
‑0.�Goth4
‑0.�Goth2
0
0.2
0.4
0.6
0.8
高級感
明るい
入りやすい
開口大
内部快適
シンプル
開放感
内部理解
ナチュラル
暖かい
わかりやすい
面白い
新しい
安心感
落ち着いている
清潔感
開口割合
ロゴ割合
明度 a* b*
彩度
Figure:2-3-2 各項目と「シンプル」との相関
Figure:2-3-2 各項目と「直線的」との相関
Figure:2-3-2 各項目と「新しい」との相関
「商店建築ファサードにおける入りやすさから見た人間の評価構造の研究」
早稲田大学 理工学部 建築学科 渡辺仁史研究室 2004年度 卒業論文
49
「わかりやすい」との相関
相関の強い項目が多い。
ほぼどの属性も同じ傾向を示しており、「明
るい」「入りやすい」「開口大」「内部快適」
「開放感」「内部理解」「安心感」「開口割合」
とかなり強い相関を示す。
また、「落ち着いている」「彩度」とはやや
弱い相関を示した。
「面白い」との相関
50代男性において、「新しい」とのかな
り強い相関が見られる。
他の属性においても、「新しい」ととやや
弱い相関が見られる。
他の項目については、相関がほとんどない。
開口割合との相関
どの属性においても、「高級感」「直線的」
との相関はない。
予想に反し、印象のしての「開口大」との
相関よりも、「開放感」「内部理解」との相
関の方がやや強かった。
開口の多さの印象は単なる物理的大きさだ
けではないと思われる。
20 代男性 20 代女性 30 代男性 30 代女性 40m 代男性 50 代男性
20 代男性 20 代女性 30 代男性 30 代女性 40m 代男性 50 代男性
20 代男性 20 代女性 30 代男性 30 代女性 40m 代男性 50 代男性
わかりやすい
‑0.�楨c��6
‑0.�楨cth4
‑0.�楨cth2
0
0.2
0.4
0.6
0.8
高級感
明るい
入りやすい
開口大
直線的
内部快適
シンプル
開放感
内部理解
ナチュラル
暖かい
面白い
新しい
安心感
落ち着いている
清潔感
開口割合
ロゴ割合
明度 a* b*
彩度
面白い
‑0.6�othi
‑0.4�cthi
‑0.2�othi
0
0.2
0.4
0.6
0.8
高級感
明るい
入りやすい
開口大
直線的
内部快適
シンプル
開放感
内部理解
ナチュラル
暖かい
わかりやすい
新しい
安心感
落ち着いている
清潔感
開口割合
ロゴ割合
明度 a* b*
彩度
開口割合
‑0.�Goth6
‑0.�Goth4
‑0.�Goth2
0
0.2
0.4
0.6
0.8
高級感
明るい
入りやすい
開口大
直線的
内部快適
シンプル
開放感
内部理解
ナチュラル
暖かい
わかりやすい
面白い
新しい
安心感
落ち着いている
清潔感
ロゴ割合
明度 a* b*
彩度
Figure:2-3-2 各項目と「わかりやすい」との相関
Figure:2-3-2 各項目と「面白い」との相関
Figure:2-3-2 各項目と「開口割合」との相関
「商店建築ファサードにおける入りやすさから見た人間の評価構造の研究」
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50
ロゴ割合との相関
いずれの項目とも相関があるとはいえな
い。
明度との相関
ほとんどの項目とも相関がないが、「明る
い」と弱い相関が見られた。
彩度との相関
すべての属性において、「明るい」「わかり
やすい」と相関がある。「清潔感」「安心感 」
「開口大」「入りやすい」ともやや弱い相関
をしめした。また、20 代 30 代女性にお
いて、「面白い」との負の相関が見られた。
40 代、50 代男性では、「内部快適」との
相関がやや弱く見られたが、他の属性では
相関があるとはいえない。
20 代男性 20 代女性 30 代男性 30 代女性 40m 代男性 50 代男性
20 代男性 20 代女性 30 代男性 30 代女性 40m 代男性 50 代男性
20 代男性 20 代女性 30 代男性 30 代女性 40m 代男性 50 代男性
ロゴ割合
‑0.�楨c��6
‑0.�楨c��4
‑0.�楨c!�2
0
0.2
0.4
0.6
0.8
高級感
明るい
入りやすい
開口大
直線的
内部快適
シンプル
開放感
内部理解
ナチュラル
暖かい
わかりやすい
面白い
新しい
安心感
落ち着いている
清潔感
開口割合
明度 a* b*
彩度
明度
‑0.�楨c!�6
‑0.�楨c皰�4
‑0.�楨c��2
0
0.2
0.4
0.6
0.8
高級感
明るい
入りやすい
開口大
直線的
内部快適
シンプル
開放感
内部理解
ナチュラル
暖かい
わかりやすい
面白い
新しい
安心感
落ち着いている
清潔感
開口割合
ロゴ割合 a* b*
彩度
彩度
‑0.�楨c��6
‑0.�楨cǛ�4
‑0.�楨c��2
0
0.2
0.4
0.6
0.8
高級
感
明るい
入りや
すい
開口
大
直線
的
内部
快適
シンプル
開放
感
内部
理解
ナチュラル
暖か
い
わか
りや
すい
面白
い
新しい
安心
感
落ち着
いている
清潔
感
開口
割合
ロゴ割
合
明度 a* b*
Figure:2-3-2 各項目と「ロゴ割合」との相関
Figure:2-3-2 各項目と「明度」との相関
Figure:2-3-2 各項目と「彩度」との相関
「商店建築ファサードにおける入りやすさから見た人間の評価構造の研究」
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51
a*(赤み)との相関
ほとんどの項目で相関が低いが、「明るい」
「新しい」でやや弱い相関が見られる。
また、「落ち着いている」とやや強い負の
相関を示した。
b*(黄み)との相関
ほとんどの項目で相関が低いが、30 代男
女で「面白い」との、20代男性で「暖かい」
との、30 代女性で「明るい」との弱い相
関が見られる。
また、赤み同様、すべての属性で、「落ち
着いている」とのやや弱い相関が示された。
20 代男性 20 代女性 30 代男性 30 代女性 40m 代男性 50 代男性
20 代男性 20 代女性 30 代男性 30 代女性 40m 代男性 50 代男性
a*
‑0.�楨c!�6
‑0.�楨c��4
‑0.�楨c颸�2
0
0.2
0.4
0.6
0.8
高級感
明るい
入りやすい
開口大
直線的
内部快適
シンプル
開放感
内部理解
ナチュラル
暖かい
わかりやすい
面白い
新しい
安心感
落ち着いている
清潔感
開口割合
ロゴ割合
明度 b*
彩度
b*
‑0.�楨c��6
‑0.�楨c��4
‑0.�楨c!�2
0
0.2
0.4
0.6
0.8
高級
感
明るい
入りや
すい
開口
大
直線
的
内部
快適
シンプル
開放
感
内部
理解
ナチュラル
暖か
い
わか
りや
すい
面白
い
新しい
安心
感
落ち着
いている
清潔
感
開口
割合
ロゴ割
合
明度 a*
彩度
Figure:2-3-2 各項目と「a*値」との相関
Figure:2-3-2 各項目と「b*値」との相関
「商店建築ファサードにおける入りやすさから見た人間の評価構造の研究」
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52
分析結果
Analysis
5 分析
5-1 グラフィカルモデリング図の読み方
5-2 世代別グラフィカルモデリング
5-2-1 20代男性
5-2-2 20代女性
5-2-3 30代男性
5-2-4 30代女性
5-2-5 40代男性
5-2-6 50代男性
5-3 20代男女におけるGM図の比較と要素の考察
5-3-1 20代男女でのGM図比較
5-3-2 要素と評価項目の比較
5-3-2-1 形態と要素との関係
5-3-2-2 開口部の割合と要素との関係
5-3-2-3 ドアの開閉の状態と各評価との関係
5-3-2-4 あふれだしの有無と各評価との関係
5-3-2-5 ファサードの素材と各評価との関係
「商店建築ファサードにおける入りやすさから見た人間の評価構造の研究」
早稲田大学 理工学部 建築学科 渡辺仁史研究室 2004年度 卒業論文
53
5-1 GM図の読み取り方
グラフィカルモデリング図には、大きく分けて次の2種類がある。
①同階層内での項目の関係
②複数の階層が組み合わさった中での項目の関係
両者とも、線の太さで関係の強さ(標準偏回帰係数の絶対値の大きさ)を色で
関係の種類(標準偏回帰係数の正負)を表していることは共通している。
今回は、黒:正、赤:負の偏相関を表すとする。
線の近くに小さく書かれている値は線がつなぐ2つの項目の標準偏回帰係数で
ある。
標準偏回帰係数の大きいほど、目的変量に与える影響が大きく、寄与の大きい変
量であるといえる。よって、グラフィカルモデリングで、線が太いということは
その項目の影響が大きいということである。
よって、①の図を見るときは単純に項目同士の線の太さと色を見ればよいのだ
が、②の場合は、右側の項目ほど上位概念であるので、心理的構造としては、時
系列で左の項目からはじまって、右の項目である判断に移るということになる。
今回はみやすさのため、②の図の中では、同階層内の関係は表示しないことと
開放感
内部理解
内部快適
高級感 清潔感
安心感
落ち着いている
.61
‑.�=楨c�06 .23
.18
.48
.21
.21
.47
‑.�=楨c!15
‑.�=楨c�20
.18
.26
.24
明るい
開口大
ナチュラル
暖かい
シンプル
直線的
新しい
わかりやすい
面白い
開放感
内部理解
内部快適
高級感
清潔感
安心感
落ち着いている
入りやすい
.20
.21
.17
.22
.30
.30
‑.�=楨c!20
‑.�=楨c�22
.36
.19‑.�=楨c�33
‑.�=楨c�15
.44
.32
‑.�=楨c�18
.29
‑.�=楨c�26
‑.�=楨c!30
.34
‑.�=楨c�26
.27
.30
‑.�=楨c�29
.23
‑.�=楨c�14
.19
.21
‑.�=楨c�18
.29
Figure:5-1-1
GM図①タイプ
Figure:5-1-2
GM図②タイプ
「商店建築ファサードにおける入りやすさから見た人間の評価構造の研究」
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54
5-2 属性別グラフィカルモデリング図
属性ごとのグラフィカルモデリング図(GM図)を作成し、比較する。
5-2-1 20代男性GM図
「入りやすいー安心感」の係数が高く、安心感を重視していることがわかる。
また、「入りやすいー落ち着いている」の係数はマイナスになっており、落ち着いている
と入りにくくなってしまうことがわかる。
また、level 3内で「安心感ー内部快適」「開放感ー内部理解」「高級感ー清潔感」の係数
が突出して高い。
Figure:5-2-1-1
グラフィカルモデリング図:20代男性 level 2~ level 3~ level 4
明るい
開口大
ナチュラル
暖かい
シンプル
直線的
新しい
わかりやすい
面白い
開放感
内部理解
内部快適
高級感
清潔感
安心感
落ち着いている
入りやすい
.18
.43
.15
.17
.15
‑.�=楨c�11
.40
.10
.11
.11
.13
.18
‑.�=楨c�27
‑.�=楨ct13
.13
.13
.22
.13
.11
.19
.39
.17
.18
‑.�=楨c�12
.27
‑.�=楨c�17
.32
‑.�=楨c�21
.22
.22
.14
.22
.33
‑.�=楨c�16
「商店建築ファサードにおける入りやすさから見た人間の評価構造の研究」
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55
開放感
内部理解
内部快適
高級感 清潔感
安心感
落ち着いている
.61
‑.��Got06 .23
.18
.48
.21
.21
.47
‑.��Got15
‑.��Got20
.18
.26
.24
明るい
開口大
ナチュラル
暖かい
シンプル 直線的
新しい
わかりやすい
面白い.23
‑.��Got10
.26
.51.16
.15
‑.��Got26
‑.��Got10
.11
.26
.35
.19
‑.��Got18
‑.��Got12
.23
.27
.28
.32
‑.��Got17
.18
‑.��Got12 ‑.��Got12
.34
‑.��Got18
Figure:5-2-1-2
グラフィカルモデリング図:20代男性 level 2
Figure:5-2-1-3
グラフィカルモデリング図:20代男性 level 3
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56
開口割合
ロゴ割合
明度
彩度
a*
b*
明るい
開口大
ナチュラル
暖かい
シンプル
直線的
新しい
わかりやすい
面白い
‑.��Got18
.14
.16
‑.��Got14
.39
.18
‑.��Got09
.12
‑.��Got30
.17
.10
.19
.27
‑.��Got21
.39
.13
‑.��Got37
.45
‑.��Got50
.21
.16
.11
.31
‑.��Got12
.19
開口割合
ロゴ割合
明度
彩度
a*
b*
開放感
内部理解
内部快適
高級感
清潔感
安心感
落ち着いている
入りやすい
.26
‑.��Got12
.20
.32
‑.��Got09
.12
.14
.17
‑.��Got12
.15
.18‑.��Got14
‑.��Got38
.19
‑.��Got11
.16
.09
.26
‑.��Got12
.38
‑.��Got12
Figure:5-2-1-4
グラフィカルモデリング図:20代男性 level 1~ level2
Figure:5-2-1-5
グラフィカルモデリング図:20代男性 level 1~ level 3~ level 4
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57
明るい
開口大
ナチュラル
暖かい
シンプル
直線的
新しい
わかりやすい
面白い
開放感
内部理解
内部快適
高級感
清潔感
安心感
落ち着いている
入りやすい
.17
.32
.15
‑.��楨cĢ19
.16
.48
.16
.14
.20
.21
.15
‑.��楨cĪ18
‑.��楨c�21
‑.��楨c�27
.22
.24
.21
.32
.15
.23
.17
‑.�=Got20
‑.�=Got18
‑.�=Got22
.15
.29
.14
.22
.19
.28
.26
Figure:5-2-2-1
グラフィカルモデリング図:20代女性 level 2~ level 3~ level 4
5-2-2 20代女性GM図
level 2内で「明るいーわかりやすい」の係数が 20 代男性よりも高く、また、
level 1~ level 2の図を見ると、「明るい」「わかりやすい」の両者ともに「彩度」
を求めていることがわかる。
また、入りやすさには、「開放感」「内部理解」が関わっていることがわかる。
「商店建築ファサードにおける入りやすさから見た人間の評価構造の研究」
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58
明るい
開口大
ナチュラル
暖かい
シンプル 直線的
新しい
わかりやすい
面白い.16
.64
‑.��楨c�13
‑.��楨cĺ24
.16
‑.��楨c�25
.23
.16
.18
‑.��楨c�27
.20
.48
.26
.39
.26
‑.��楨cĎ36 ‑.��楨c�19
.34
‑.��楨c�25
開放感
内部理解
内部快適
高級感 清潔感
安心感
落ち着いている
.68
.15
‑.��楨c�21
.17
.24
.33
.16
.16
.63
‑.��楨c�29
.19
.32
Figure:5-2-2-2
グラフィカルモデリング図:20代女性 level 2
Figure:5-2-2-3
グラフィカルモデリング図:20代女性 level 3
「商店建築ファサードにおける入りやすさから見た人間の評価構造の研究」
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59
開口割合
ロゴ割合
明度
彩度
a*
b*
明るい
開口大
ナチュラル
暖かい
シンプル
直線的
新しい
わかりやすい
面白い
.24
.24
.14
.28
.17
‑.��楨c�25
‑.��楨c�23
.12
‑.��楨c�19
‑.��楨c�19
.20
.15
.34
.17
‑.��楨c52
.51
‑.��楨c�61
.17
.08
‑.��楨c�09
.36
‑.��楨c�23
.27‑.��楨c�13
開口割合
ロゴ割合
明度
彩度
a*
b*
開放感
内部理解
内部快適
高級感
清潔感
安心感
落ち着いている
入りやすい
.33
.19
.14
.34
‑.�=Got14
‑.�=Got21
.22
‑.�=Got18
‑.�=Got18
‑.�=Got29
.18
‑.�=Got16
.15
.18
.16
‑.�=Got09
‑.�=Got19
‑.�=Got40
‑.�=Got10
‑.�=Got09
.30
.20
.27
‑.�=Got16
.28
Figure:5-2-2-4
グラフィカルモデリング図:20代女性 level 1~ level2
Figure:5-2-2-5
グラフィカルモデリング図:20代女性 level 1~ level 3~ level 4
「商店建築ファサードにおける入りやすさから見た人間の評価構造の研究」
早稲田大学 理工学部 建築学科 渡辺仁史研究室 2004年度 卒業論文
60
明るい
開口大
ナチュラル
暖かい
シンプル
直線的
新しい
わかりやすい
面白い
開放感
内部理解
内部快適
高級感
清潔感
安心感
落ち着いている
入りやすい
.30
.41
.16
.22
.29
‑.�=楨c!21
‑.�=楨c�25
.46
.34
.17
.19
‑.�=Got27
‑.�=Got30
‑.�=Got39
.31
.27
.24
.24
.24
‑.�=Got26
.35
.20
.37
.14
‑.�=Got19
.36
.17
‑.�=Got16
.43
Figure:5-2-3-1
グラフィカルモデリング図:30代男性 level 2~ level 3~ level 4
5-2-3 30代男性GM図
20 代男性に比べて、「入りやすいー内部理解」の係数の値が多角なっており、より
重要視されていることがわかる。
また、「明るいー入りやすい」の係数も高い。
「開放感ー入りやすい」の係数は、30代女性ではマイナスの値になっていたが、
30代男性ではプラスの有意な値となっている。
「商店建築ファサードにおける入りやすさから見た人間の評価構造の研究」
早稲田大学 理工学部 建築学科 渡辺仁史研究室 2004年度 卒業論文
61
明るい
開口大
ナチュラル
暖かい
シンプル 直線的
新しい
わかりやすい
面白い
‑.��Got23
.27
.66
.21
.30
‑.��Got21
‑.��Got11
.36
.34
‑.�=Got28
.42
.29
.31
.25
‑.�=楨c�25
.42
‑.�=楨c�24
開放感
内部理解
内部快適
高級感 清潔感
安心感
落ち着いている
.64
‑.�=楨c�23
.31
.17
‑.�=楨c�30
.39
.37
.42
.40
‑.�=楨c陒16
‑.�=楨c�24
.31
.41
.22
Figure:5-2-3-2
グラフィカルモデリング図:30代男性 level 2
Figure:5-2-3-3
グラフィカルモデリング図:30代男性 level 3
「商店建築ファサードにおける入りやすさから見た人間の評価構造の研究」
早稲田大学 理工学部 建築学科 渡辺仁史研究室 2004年度 卒業論文
62
開口割合
ロゴ割合
明度
彩度
a*
b*
明るい
開口大
ナチュラル
暖かい
シンプル
直線的
新しい
わかりやすい
面白い
.25
.36
‑.��Got17
.16
‑.��Got22
‑.��Got28
‑.��Got42
‑.��Got23
.29
.33
.23
.20
.25
.25
.19
‑.��Got22
.23
‑.��Got22
開口割合
ロゴ割合
明度
彩度
a*
b*
開放感
内部理解
内部快適
高級感
清潔感
安心感
落ち着いている
入りやすい
.23
.21
.27
.23
‑.��Got24
‑.��Got28
‑.��Got21
.29
‑.��Got60
‑.��Got17
‑.��Got22
.14
‑.��Got30
‑.��Got13
.26
.48
‑.��Got25
.22
‑.��Got11
Figure:5-2-3-4
グラフィカルモデリング図:30代男性 level 1~ level2
Figure:5-2-3-5
グラフィカルモデリング図:30代男性 level 1~ level 3~ level 4
「商店建築ファサードにおける入りやすさから見た人間の評価構造の研究」
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63
30 f
明るい
開口大
ナチュラル
暖かい
シンプル
直線的
新しい
わかりやすい
面白い
開放感
内部理解
内部快適
高級感
清潔感
安心感
落ち着いている
入りやすい
‑.��楨c�10
.18
.47
‑.��楨c�16
.25
‑.��楨c�17
.17
.24
.16
‑.��楨c�25
.34
‑.��楨c�17
.34
.19
.23
.32
‑.��Got19
.12
.18
‑.��Got39
.18
‑.��Got25
.30
‑.��Got30
.17
‑.��Got25
.23
.33
.19
Figure:5-2-4-1
グラフィカルモデリング図:30代女性 level 2~ level 3~ level 4
5-2-4 30代女性GM図
level 2内での図の中で、「暖かいーわかりやすい」の係数が突出して高い。また、
それに比べると「暖かいーナチュラル」の係数は小さく、これは 30代男性と比べ
ると逆の関係になっている。
また、「開放感ー入りやすい」の係数はマイナスになっていて、開放感があると
ころのは入りにくいと思っていることがわかる。これは、「開放感」を重視する 20
代男女との違いである。
逆に入りやすさに関して重視しているのは、「内部理解」や「内部快適」の項目
である。
なお、他の属性よりも線の本数が少ないのは、被験者数が他よりも少なかったた
め、相関があるものとないものに二極化したからだと考えられる。
「商店建築ファサードにおける入りやすさから見た人間の評価構造の研究」
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64
明るい
開口大
ナチュラル
暖かい
シンプル 直線的
新しい
わかりやすい
面白い.35
.21.25
.39
‑.��楨c!29
‑.��楨c�30
.31
.35
.22
.56
.27
.41
開放感
内部理解
内部快適
高級感 清潔感
安心感
落ち着いている
.79
.22
‑.��楨c�25
.23
.20
.15
‑.��楨c�14
.48
.69
‑.��楨c�22
.12 .49
Figure:5-2-4-2
グラフィカルモデリング図:30代女性 level 2
Figure:5-2-4-3
グラフィカルモデリング図:30代女性 level 3
「商店建築ファサードにおける入りやすさから見た人間の評価構造の研究」
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65
開口割合
ロゴ割合
明度
彩度
a*
b*
明るい
開口大
ナチュラル
暖かい
シンプル
直線的
新しい
わかりやすい
面白い
.23
.40
.45
.07
.35
‑.��楨c�21
.24
‑.��楨c�29
.31
.30
開口割合
ロゴ割合
明度
彩度
a*
b*
開放感
内部理解
内部快適
高級感
清潔感
安心感
落ち着いている
入りやすい
.32
.17
‑.�=Got26
‑.�=Got25
.36
‑.�=Got64
.14
‑.�=Got24
.29
.38
.17
Figure:5-2-4-4
グラフィカルモデリング図:30代女性 level 1~ level2
Figure:5-2-4-5
グラフィカルモデリング図:30代女性 level 1~ level 3~ level 4
「商店建築ファサードにおける入りやすさから見た人間の評価構造の研究」
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66
5-2-5 40代男性GM図
他の世代と異なっていたのは、level 3内での「安心感ー内部快適」の係数が小
さく、「開放感ー内部快適」「清潔感ー内部快適」の係数が大きくなっていること
である。「開放感ー内部快適」は、30代男性ではマイナスの係数になっていたので、
大きく異なる。
また、入りやすさには「内部快適」と「安心感」が大きく関わっている。
明るい
開口大
ナチュラル
暖かい
シンプル
直線的
新しい
わかりやすい
面白い
開放感
内部理解
内部快適
高級感
清潔感
安心感
落ち着いている
入りやすい
.20
.21
.17
.22
.30
.30
‑.�=Got20
‑.�=Got22
.36
.19‑.�=Got33
‑.�=Got15
.44
.32
‑.�=Got18
.29
‑.�=Got26
‑.�=Got30
.34
‑.�=Got26
.27
.30
‑.�=Got29
.23
‑.�=Got14
.19
.21
‑.�=Got18
.29
Figure:5-2-5-1
グラフィカルモデリング図:40代男性 level 2~ level 3~ level 4
「商店建築ファサードにおける入りやすさから見た人間の評価構造の研究」
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明るい
開口大
ナチュラル
暖かい
シンプル 直線的
新しい
わかりやすい
面白い.35
.18
.31
‑.��楨c-23
.56
.18
.22
.31
‑.��楨ct20
.28
.41
.16
.28
.15
‑.��楨ct25 ‑.��楨c-31
.37
開放感
内部理解
内部快適
高級感 清潔感
安心感
落ち着いている
.53
.44
‑.��楨c-23
‑.��楨ct15
.14
.41
.26
.33
.12
.17
.32
.24
Figure:5-2-5-2
グラフィカルモデリング図:40代男性 level 2
Figure:5-2-5-3
グラフィカルモデリング図:40代男性 level 3
「商店建築ファサードにおける入りやすさから見た人間の評価構造の研究」
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開口割合
ロゴ割合
明度
彩度
a*
b*
明るい
開口大
ナチュラル
暖かい
シンプル
直線的
新しい
わかりやすい
面白い
.20
‑.��Got26
.24
‑.��Got31
.32
‑.��Got23
.21
.19
‑.��Got15
.23
‑.��Got15
‑.��Got23
‑.��Got22
‑.��Got22
.30
‑.��Got40
.11
.13
‑.��Got13
‑.��Got13
‑.��Got14
開口割合
ロゴ割合
明度
彩度
a*
b*
開放感
内部理解
内部快適
高級感
清潔感
安心感
落ち着いている
入りやすい
.33
‑.��楨c�21
.27
.14
‑.��楨c�21
‑.�=Got18
‑.�=Got16
‑.�=Got15
‑.�=Got15
‑.�=Got14
.14
.24
.18
.17
‑.�=Got22
‑.�=Got07‑.�=Got45
‑.�=Got16
.20
.26
.16
Figure:5-2-5-4
グラフィカルモデリング図:40代男性 level 1~ level2
Figure:5-2-5-5
グラフィカルモデリング図:40代男性 level 1~ level 3~ level 4
「商店建築ファサードにおける入りやすさから見た人間の評価構造の研究」
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69
5-2-6 50代男性GM図
l evel 2内での図の中で、「新しいー面白い」「わかりやすいー直線的」の相関が
突出して高い。
また、入りやすさには「安心感」と「内部快適」が影響を与えている。
なお、他の属性よりも線の本数が少ないのは、被験者数が他よりも少なかったた
め、相関があるものとないものに二極化したからだと考えられる。
明るい
開口大
ナチュラル
暖かい
シンプル
直線的
新しい
わかりやすい
面白い
開放感
内部理解
内部快適
高級感
清潔感
安心感
落ち着いている
入りやすい
.43
.27
.22
.28
.31
.27
.17
‑.��Got18
‑.��Got19
.19
.33
.19
‑.��Got22
.29
.20
‑.��Got20
.26
.17
.30
Figure:5-2-6-1
グラフィカルモデリング図:50代男性 level 2~ level 3~ level 4
「商店建築ファサードにおける入りやすさから見た人間の評価構造の研究」
早稲田大学 理工学部 建築学科 渡辺仁史研究室 2004年度 卒業論文
70
明るい
開口大
ナチュラル
暖かい
シンプル 直線的
新しい
わかりやすい
面白い.47
.31
.32
‑.�=楨ct48
.25
.38
.22
.42
.35 .44
.72
開放感
内部理解
内部快適
高級感 清潔感
安心感
落ち着いている
.58
.41
‑.�=楨ct31
.19
.35
.30
.23
Figure:5-2-6-2
グラフィカルモデリング図:50代男性 level 2
Figure:5-2-6-3
グラフィカルモデリング図:50代男性 level 3
「商店建築ファサードにおける入りやすさから見た人間の評価構造の研究」
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71
開口割合
ロゴ割合
明度
彩度
a*
b*
明るい
開口大
ナチュラル
暖かい
シンプル
直線的
新しい
わかりやすい
面白い
.20
.18
.17
‑.�=Got19
‑.�=Got27
.28
‑.�=Got23
.23
.16
‑.�=Got27
Figure:5-2-6-4
グラフィカルモデリング図:50代男性 level 1~ level2
Figure:5-2-6-5
グラフィカルモデリング図:50代男性 level 1~ level 3~ level 4
開口割合
ロゴ割合
明度
彩度
a*
b*
開放感
内部理解
内部快適
高級感
清潔感
安心感
落ち着いている
入りやすい
.15
.28
.22
‑.��楨ct16
.19
.12
‑.��楨c�23
‑.��楨ct20
‑.��楨c�21
.26
‑.��楨c�50
‑.��楨ct25
.24
.29
.19
「商店建築ファサードにおける入りやすさから見た人間の評価構造の研究」
早稲田大学 理工学部 建築学科 渡辺仁史研究室 2004年度 卒業論文
72
5-3 20代男女におけるGM図の比較と要素の考察
主な被験者である20代男女の構造図を比較し、また要素と印象の関係を探る。
「商店建築ファサードにおける入りやすさから見た人間の評価構造の研究」
早稲田大学 理工学部 建築学科 渡辺仁史研究室 2004年度 卒業論文
73
5-3-1 20代男女でのGM図比較
相関の強い部分だけを取り出し、20代男女での全体の比較をすると、
・女性は開口部が大きいと清潔感を抱くが、男性にはそれがない。
・女性は彩度にとって「明るい」印象を受けるが、男性は開口部が大きいと感じる
と「明るい」と感じる。
・男性は「ナチュラル」と「暖かい」は同じように感じるが、女性にはそれがない。
・入りやすさに関して、男性の方が「安心感」が強く関わっている。
「商店建築ファサードにおける入りやすさから見た人間の評価構造の研究」
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74
Figure:5-3-1-2
20代女性全体 GM図
(数値は標準偏回帰
Level2 Level3 Level4Level1
ロゴ割合
明度
彩度
a*
b*
明るい
開口大
ナチュラル
暖かい
シンプル
直線的
新しい
わかりやすい
面白い
開放感
内部理解
内部快適
高級感
清潔感
安心感
落ち着いている
入りやすい.35
.36
.27
‑.��楨c�27
.38‑.��Got28
‑.��Got41
.34
.39
.47
‑.��Got31
‑.��楨ct33
‑.��楨c�27
.26
.31
.20
.43
.38
‑.�=Got19
.25
.14
‑.�=Got19.17
.26
.29
.31
.31
.19
.54
‑.�=楨ct25
‑.��Got30
‑.�=楨ct18
.27
.36
.14
.17
.22
.29
.22
開口割合
Figure:5-3-1-1
20代男性全体 GM図
(数値は標準偏回帰係数)
Level2 Level3 Level4Level1
開口割合
ロゴ割合
明度
彩度
a*
b*
明るい
開口大
ナチュラル
暖かい
シンプル
直線的
新しい
わかりやすい
面白い
開放感
内部理解
内部快適
高級感
清潔感
安心感
落ち着いている
入りやすい
.43
.29
.48
.28
.35
.16
.35
‑.�=楨c�22
.37
.29
.23
.26
.26
‑.�=楨c�22
.48
.40
.49
‑.�=楨c�21
.20
.23
.30
.28
.31
.29
.50‑.�=楨c�24
‑.�=楨c�24
‑.�=楨c�20
.28
.28
.32
.25
.19
.16
.35
「商店建築ファサードにおける入りやすさから見た人間の評価構造の研究」
早稲田大学 理工学部 建築学科 渡辺仁史研究室 2004年度 卒業論文
75
Figure:5-3-2-1-1
20代男性における写真ごとの「直線的」の平均値
直線的
‑2. 5
‑2
‑1. 5
‑1
‑0. 5
0
0.5
1
1.5
2
2.5
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14
5-3-2 要素と評価項目の比較
5-3-2-1 形態と要素との関係
「直線的」の評価と要素の関係を探るために、形態の要素を抽出する方法のひと
つとして、写真から視覚的に輪郭を検出する。
「直線的」の平均値のグラフと、輪郭検出加工したファサード写真を比較すると、
上位のものと下位のものとで明確な差が現れた。
写真番号
評価平均
直線的
‑3
‑2
‑1
0
1
2
3
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14
写真番号
評価平均
Figure:5-3-2-1-2
20女性における写真ごとの「直線的」の平均値
「商店建築ファサードにおける入りやすさから見た人間の評価構造の研究」
早稲田大学 理工学部 建築学科 渡辺仁史研究室 2004年度 卒業論文
76
上位のものは水平、垂直のラインがくっきりと表れるが、下位のものは輪郭がはっ
きりしない。
装飾のない壁や柱の面積が多いと、輪郭がくっきりと検出される。
また、同じレンガ素材でも、2番はテクスチャを変化させて水平のラインを際立た
せているが、8番は全体にレンガをしようしているため、輪郭が検出されない。
「直線的」に影響するのは、素材・テクスチャとその使い方であることがわかる。
Figure:5-3-2-1-4
輪郭検出加工写真:下位1・8
Figure:5-3-2-1-3
輪郭検出加工写真:上位6・2
「商店建築ファサードにおける入りやすさから見た人間の評価構造の研究」
早稲田大学 理工学部 建築学科 渡辺仁史研究室 2004年度 卒業論文
77
開口部の割合と「わかりやすい」の評価
x �=���+ 2.�����3032
R2 = 0.����������7564
0
1
2
3
4
5
6
7
0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80%
5-3-2-2 開口部の割合と要素との関係
■20代男性
GM図より、開口部の割合ともっとも相関が強かったのは、「開口大」、「わかりや
すい」であった。
これらについて、開口部の割合がどのくらいであると評価できるといえるのか調べ
る。
なお、ある印象について評価できるとみなすのは評価5以上とする。
近似式から、
「わかりやすい」と評価できる開口部の割合は 48.3 パーセント以上であることが
わかる。
Figure:5-3-2-2-1
20代男性:開口部の割合と「わかりやすい」の評価平均
「商店建築ファサードにおける入りやすさから見た人間の評価構造の研究」
早稲田大学 理工学部 建築学科 渡辺仁史研究室 2004年度 卒業論文
78
開口部の割合と「開口大」の評価
3x + 2.���!�����鬛319
R2 = 0.����������7647
0
1
2
3
4
5
6
7
0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80%
開口が「やや大きい」と評価するのが、評価5からであるので、近似式から、
「開口が大きい」と評価できる開口部の割合は 48.3 パーセント以上であることが
わかる。
Figure:5-3-2-2-2
20代男性:開口部の割合と「開口大」の評価平均
「商店建築ファサードにおける入りやすさから見た人間の評価構造の研究」
早稲田大学 理工学部 建築学科 渡辺仁史研究室 2004年度 卒業論文
79
■20代女性
GM図より、開口部の割合ともっとも相関が強かったのは、男性より項目が多くて、
「開口大」、「開放感」、「内部理解」、「わかりやすい」であった。
これらについて、開口部の割合がどのくらいであると評価できるといえるのか調べ
る。
なお、ある印象について評価できるとみなすのは評価5以上とする。
開口大
y = �=���3.6891x +�=��Ÿ 2�=���.843
R2 =�=��% 0�=���.4463
0
1
2
3
4
5
6
7
0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80%
Figure:5-3-2-2-3
20代女性:開口部の割合と「開口大」の評価平均
近似式 y = 3.6891x + 2.843 より、
開口割合 58.4 パーセント以上で「開口が大きい」とみなせる。
「商店建築ファサードにおける入りやすさから見た人間の評価構造の研究」
早稲田大学 理工学部 建築学科 渡辺仁史研究室 2004年度 卒業論文
80
開放感
y = �=5.5927x +�=��Ÿ 2�=���.343
R2 =�=�丂ˇ 0�=���.7331
01234567
0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80%
開口部割合
Figure:5-3-2-2-4
20代女性:開口部の割合と「開口大」の評価平均
近似式 y = 5.5927x + 2.343 より、
開口割合 47.5 パーセント以上で「開放感がある」とみなせる。
「商店建築ファサードにおける入りやすさから見た人間の評価構造の研究」
早稲田大学 理工学部 建築学科 渡辺仁史研究室 2004年度 卒業論文
81
内部理解
y = �=楨c�6.7423x +�=楨c� 2�=楨c�.7402
R2 =��Got 0��Got.6411
0
2
4
6
8
0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80%
開口部割合
Figure:5-3-2-2-5
20代女性:開口部の割合と「内部理解」の評価平均
近似式 y = 6.7423x + 2.7402 より、
開口割合 33.5 パーセント以上で「内部の様子が理解できる」とみなせる。
「商店建築ファサードにおける入りやすさから見た人間の評価構造の研究」
早稲田大学 理工学部 建築学科 渡辺仁史研究室 2004年度 卒業論文
82
わかりやすい
y = 5.4276x�������I�� +�=ic� 2�=楨c�.9688
R2 =�=ic� 0�=楨c�.532
0
1
2
3
4
5
6
7
8
0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80%
Figure:5-3-2-2-6
20代女性:開口部の割合と「わかりやすい」の評価平均
近似式 y = 5.4276x + 2.9688 より、
開口割合 37.4 パーセント以上で「わかりやすい」とみなせる。
「商店建築ファサードにおける入りやすさから見た人間の評価構造の研究」
早稲田大学 理工学部 建築学科 渡辺仁史研究室 2004年度 卒業論文
83
5-3-2-3 ドアの開閉の状態と各評価との関係
■20代男性
ドアの開閉の状態と各項目の評価については、ドアがあいていることによる高
評価への相関は見られなかったが、ドアが閉じていると必ず評価が平均より低く
なるものがあった。
それは、調査1でも傾向が出ていた「入りやすい」「安心感」、また「内部快適」
である。
「内部快適」については、調査1の結果も考慮すると、不安感と、中に入った
ときの閉塞感から評価が下がっているものと思われる。
内部快適
‑1
‑0. 5
0
0.5
1
1.5
2
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14
ドア開 ドア閉
Figure:5-3-2-3-1
20代男性:写真ごとの「内部快適」の評価平均とドアの開閉の関係
(評価平均からは中間値4を引いてある)
写真番号
評価平均
「商店建築ファサードにおける入りやすさから見た人間の評価構造の研究」
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84
入りやすい
‑2
‑1. 5
‑1
‑0. 5
0
0.5
1
1.5
2
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14
安心感
‑1. 5
‑1
‑0. 5
0
0.5
1
1.5
2
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14
Figure:5-3-2-3-2
20代男性:写真ごとの「入りやすい」の評価平均とドアの開閉の関係
(評価平均からは中間値4を引いてある)
Figure:5-3-2-3-3
20代男性:写真ごとの「安心感」の評価平均とドアの開閉の関係
(評価平均からは中間値4を引いてある)
写真番号
評価平均
ドア開 ドア閉
写真番号
評価平均
ドア開 ドア閉
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85
■20代女性
20 代男性と比較すると、内部快適については、20代男性はドアが閉まっている
と評価がマイナスであったのに対し、20代女性では多少評価が減る傾向はある
ものの、すべてマイナスの評価にはなっていない。
その他、「安心感」「入りやすい」についても明確な差は現れず、女性はドアの開
閉は気にしていないように感じられる。
内部快適
‑1. 5
‑1
‑0. 5
0
0.5
1
1.5
2
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14
Figure:5-3-2-3-4
20代女性:写真ごとの「内部快適」の評価平均とドアの開閉の関係
(評価平均からは中間値4を引いてある)
写真番号
評価平均
ドア開 ドア閉
「商店建築ファサードにおける入りやすさから見た人間の評価構造の研究」
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86
安心感
‑1. 5
‑1
‑0. 5
0
0.5
1
1.5
2
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14
入りやすい
‑2. 5
‑2
‑1. 5
‑1
‑0. 5
0
0.5
1
1.5
2
2.5
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14
Figure:5-3-2-3-5
20代女性:写真ごとの「入りやすい」の評価平均とドアの開閉の関係
(評価平均からは中間値4を引いてある)
Figure:5-3-2-3-6
20代女性:写真ごとの「安心感」の評価平均とドアの開閉の関係
(評価平均からは中間値4を引いてある)
写真番号
評価平均
ドア開 ドア閉
写真番号
評価平均
ドア開 ドア閉
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5-3-2-4 あふれだしの有無と各評価との関係
■20代男性
あふれだしや外のディスプレイの有無と各評価の平均との関係を調べた。
あふれ出しがあると、高級感は薄れ、庶民的に感じる傾向がある。
また、人の気配を感じるからか「暖かい」の評価はあがった。
また、調査1で関係があると思われた「安心感」には、影響が小さいようである
ことがわかった。
Figure:5-3-2-4-1
20代男性:写真ごとの「高級感」の評価平均とあふれだしの有無との関係
(評価平均からは中間値4を引いてある)
高級感
‑2. 5
‑2
‑1. 5
‑1
‑0. 5
0
0.5
1
1.5
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14
あふれだしなし あふれだしあり
評価平均
写真番号
「商店建築ファサードにおける入りやすさから見た人間の評価構造の研究」
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暖かい
‑1. 5
‑1
‑0. 5
0
0.5
1
1.5
2
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14
あふれだしなし あふれだしあり
評価平均
写真番号
安心感
‑1. 5
‑1
‑0. 5
0
0.5
1
1.5
2
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14
あふれだしなし あふれだしあり
評価平均
写真番号
Figure:5-3-2-4-2
20代男性:写真ごとの「暖かい」の評価平均とあふれだしの有無との関係
(評価平均からは中間値4を引いてある)
Figure:5-3-2-4-3
20代男性:写真ごとの「安心感」の評価平均とあふれだしの有無との関係
(評価平均からは中間値4を引いてある)
「商店建築ファサードにおける入りやすさから見た人間の評価構造の研究」
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■20代女性
あふれ出しがあると、高級感は薄れ、庶民的に感じる傾向がある。
また、人の気配を感じるからか「暖かい」の評価はあがった。
また、調査1で関係があると思われた「安心感」には、影響が小さいようであるこ
とがわかった。
ほぼ 20代男性と同じ傾向がでた。
高級感
‑2
‑1. 5
‑1
‑0. 5
0
0.5
1
1.5
2
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14
Figure:5-3-2-4-4
20代女性:写真ごとの「高級感」の評価平均とあふれだしの有無との関係
(評価平均からは中間値4を引いてある)
あふれだしなし あふれだしあり
評価平均
写真番号
「商店建築ファサードにおける入りやすさから見た人間の評価構造の研究」
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暖かい
‑2. 5
‑2
‑1. 5
‑1
‑0. 5
0
0.5
1
1.5
2
2.5
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14
安心感
‑1. 5
‑1
‑0. 5
0
0.5
1
1.5
2
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14
Figure:5-3-2-4-5
20代女性:写真ごとの「暖かい」の評価平均とあふれだしの有無との関係
(評価平均からは中間値4を引いてある)
Figure:5-3-2-4-6
20代女性:写真ごとの「安心感」の評価平均とあふれだしの有無との関係
(評価平均からは中間値4を引いてある)
あふれだしなし あふれだしあり
評価平均
写真番号
あふれだしなし あふれだしあり
評価平均
写真番号
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5-3-2-5 ファサードの素材と各評価との関係
■ 20 代男性
木をファサード表面に使用している店舗は、いずれも高評価をとる項目が多かった。
なじみのある素材だからか、「ナチュラル」「暖かい」「わかりやすい」などの評価
がレンガ、木材ともに高かった。
ナチュラル
‑3
‑2. 5
‑2
‑1. 5
‑1
‑0. 5
0
0.5
1
1.5
2
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14評価平均
写真番号
レンガ その他木材
Figure:5-3-2-5-1
20代男性:写真ごとの「安心感」の評価平均とあふれだしの有無との関係
(評価平均からは中間値4を引いてある)
「商店建築ファサードにおける入りやすさから見た人間の評価構造の研究」
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わかりやすい
‑2. 5
‑2
‑1. 5
‑1
‑0. 5
0
0.5
1
1.5
2
2.5
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14
評価平均
写真番号
レンガ その他木材
Figure:5-3-2-5-2
20代男性:写真ごとの「安心感」の評価平均とあふれだしの有無との関係
(評価平均からは中間値4を引いてある)
「商店建築ファサードにおける入りやすさから見た人間の評価構造の研究」
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93
ナチュラル
‑2. 5
‑2
‑1. 5
‑1
‑0. 5
0
0.5
1
1.5
2
2.5
3
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14
Figure:5-3-2-5-3
20代女性:写真ごとの「ナチュラル」の評価平均とあふれだしの有無との関係
(評価平均からは中間値4を引いてある)
■ 20 代女性
素材については、20代男性と同じように「ナチュラル」や「わかりやすい」で
評価が高かったが、20代女性のほうが、平均値が高かった。
よって、女性は男性よりもより素材に対して敏感に反応していることがわかる。
評価平均
写真番号
レンガ その他木材
「商店建築ファサードにおける入りやすさから見た人間の評価構造の研究」
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わかりやすい
‑2. 5
‑2
‑1. 5
‑1
‑0. 5
0
0.5
1
1.5
2
2.5
3
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14
Figure:5-3-2-5-4
20代女性:写真ごとの「わかりやすい」の評価平均とあふれだしの有無との関係
(評価平均からは中間値4を引いてある)
評価平均
写真番号
レンガ その他木材
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まとめ
Conclusion
6 まとめ
6-1 結論
6-2 今後の展望
謝辞
参考文献
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6-1 結論
・店舗の入りやすさは属性によって評価構造が異なる。
・「内部が快適である」ということが判断できるファサードはすべての世代にとっ
て入りやすいファサードである。
・20代男女の場合、「安心感」を感じさせるファサードがより男性を入りやすくさ
せる。
・30代男女の場合、「落ち着いている」ファサードであることは、女性を入りやす
くさせ、男性を入りにくくさせる。
・男性の場合、年齢が上がるにつれて、イメージだけでない「内部の様子が理解で
きる」ファサードが入りやすさに求められる。
・店舗ファサード設計の際、グラフィカルモデリング図を用いることによって、求
めている印象から要素へたどっていけばイメージと要素をつなげる店舗ファサード
設計の指標となる。
「商店建築ファサードにおける入りやすさから見た人間の評価構造の研究」
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97
6-2 今後の展望
今回の実験では、サンプルの選び方に不備あったようで、インタビュー調査から関
係があるとはいえないようなところ(例えばa*値と「曲線的」など)にも相関が
現れてしまった。
この研究を予測とし、今後実験素材である店舗の選び方に注意し、また多くのサン
プルで実験すれば、さらに正確なデータが集計できる。
また、今回の実験を基に要素を決定しCGで店舗を設計し、同じ調査で検証すれ
ば、より正確な図式化が試みられると考えられる。
「商店建築ファサードにおける入りやすさから見た人間の評価構造の研究」
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98
参考文献
魅力工学の実践―ヒット商品を生み出すアプローチ
朝野 煕彦 ( 編集 )
海文堂出版 (2001/08)
Excel で学ぶ共分散構造分析とグラフィカルモデリング
小島 隆矢 ( 著 )
オーム社 (2003/12)
感性工学―感性をデザインに活かすテクノロジー
長町 三生 ( 著 )
出版社 (1989/12)
なぜこの店で買ってしまうのか―ショッピングの科学
パコ アンダーヒル ( 著 ), 鈴木 主税 ( 翻訳 )
早川書房 (2001/02/22)
心理量と物理量の数量化理論・類分析 ファサードの研究(その 19)
中村諭樹生(東京電大 )・船越徹・積田洋・大金弘和・澤頭幸司
日本建築学会学術講演梗概集、1996 年,E-1 分冊,p.733
日本的感覚に関する心理量分析 ファサードの研究(その 20)
澤頭幸司(東京電大 )・船越徹・積田洋・中村諭樹生・大金弘和
日本建築学会学術講演梗概集、1996 年,E-1 分冊,p.735
心理量に対する物理量の影響度分析 ファサードの研究(その 21)
大金弘和(東京電大 )・船越徹・積田洋・中村諭樹生
日本建築学会学術講演梗概集、1997 年,E-1 分冊,p.757
街並の視覚的効果に関する研究
池田圭介(武蔵工業大大学院)・乾正雄
日本建築学会学術講演梗概集、2003 年,D-1 分冊,p.711
画像提示による街並心理量の分析
池田圭介(武蔵工業大大学院)・乾正雄
日本建築学会学術講演梗概集、2004 年,D-1 分冊,p.913
「商店建築ファサードにおける入りやすさから見た人間の評価構造の研究」
早稲田大学 理工学部 建築学科 渡辺仁史研究室 2004年度 卒業論文
99
謝辞
卒論を通じてお世話になった方々にお礼申し上げます。
平岡さん
大遅刻したりと色々ご迷惑をおかけしましたが、
こんな私を最後まで見捨てないでゼロから卒論完成へ導いてくれました。
本当にありがとうございました。
林田さん
分析方法など、色々アドバイスしていただきました。
お忙しい中、実験にも快く協力してくださってありがとうございました。
長沢さん
親身になって厳しく問題点を指摘してくださってありがとうございました。
加藤さん
被験者集めに協力してくださってありがとうございました。
遠田さん
物知りで、アドバイスをくれたり、文献を紹介してくださいました。
ありがとうございました。
歩行者ゼミの皆さん
歩行者ゼミは、いつも2時間3時間もかかっていたのですが、飽きずに卒論につき
あってくれて、ありがとうございました。
ゼミ楽しかったです。
コトブキ耕さん
実験の際には急なお願いにも関わらず、迅速に色々と手配してださいました。あり
がとうございました。
その他、研究室の皆さん、コトブキの皆さん、など、実験に協力してくれて、あり
がととうございました。
最後に、渡辺研究室という場卒論指導をしてくださった渡辺先生に感謝いたします。
皆さん本当にありがとうございました。
「商店建築における入りやすさから見た人間の認識に関する研究」
早稲田大学 理工学部 建築学科 渡辺仁史研究室 2004年度 卒業論文
1資料編
資料編
Data
序文
「商店建築における入りやすさから見た人間の認識に関する研究」
早稲田大学 理工学部 建築学科 渡辺仁史研究室 2004年度 卒業論文
2資料編
写真
番号
開口
割合
明度
a*
b*
彩度
ロゴ
割合
幅/高
さあ
ふれ
だし
入口
開閉
段差
屋根
素材
(壁
面)
素材
(ド
ア)
19%
74.8
10.0245
1.0003
0%
1.3353
自転車、バイク
開な
しな
し不
明(
布?
)木
220%
40
14.6
22.4
48.114
25%
1.4424
なし
閉あ
りあ
りレ
ンガ
木3
10%
30.4
0‑2.2
30.48
0%
4.0102
シャ
ッタ
ー開
なし
あり
塗装
鉄4
45%
54.4
‑13
‑37
67.062
2%
2.2191
なし
開あ
りあ
り木
、塗
装、
ガラ
ス木
515%
59.2
51.2
31.2
84.259
1%
1.8144
ディ
スプ
レイ
開あ
りあ
り金
属、
塗装
金属
670%
93.6
‑0.8
0.0071
93.603
3%
1.2574
なし
開あ
りな
しコ
ンク
リー
ト、
レン
ガガ
ラス
720%
66.4
‑3
‑3.4
66.555
46%
1.9099
なし
開あ
りあ
り樹
脂、
金属
なし
836%
65.4
612.8
66.91
1%
1.3923
ディ
スプ
レイ
開な
しな
しレ
ンガ
、ガ
ラス
ガラ
ス9
15%
70.4
‑2.8
15
72.035
9%
1.6429
メーターボックス
閉な
しな
し金
属、
塗装
ガラ
ス10
20%
98
‑1.4
2.8
98.05
0%
2.3231
木馬
、植
木鉢
開な
しあ
り塗装
ガラ
ス11
9%
38.8
‑2
0.033
38.852
4%
1.8101
なし
閉あ
りあ
り金
属、
塗装
ガラ
ス12
54%
66.4
29.4
7.8
73.035
0%
2.393
なし
閉な
しあ
りコ
ンク
リー
ト、
ガラ
スガ
ラス
13
12%
92.4
‑1.4
192.416
0%
2.0324
ディスプ
レイ、看
板、室外
機、灰皿
開あ
りあ
りし
っく
いガ
ラス
14
56%
75.2
4.4
19.4
77.787
2%
2.5253
看板
開な
しな
し木
、ガ
ラス
ガラ
ス
figure:使用画像の要素の分類
「商店建築における入りやすさから見た人間の認識に関する研究」
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3資料編
figure:調査1データ[素材1]下
位(
具体
的)
評
価項
目
上位
(抽
象)
素
材が
レン
ガじ
ゃな
い
ゴチ
ャゴ
チャ
して
いな
い
日頃
みな
れて
いる
木、
ガラ
ス、
しっ
くい
素材
がわ
かり
やす
い
落ち
着く
装
飾の
ない
壁や
ガラ
スが
ある
程度
の面
積セ
ンス
がよ
い
セン
スが
よい
外
壁が
焦げ
茶
居酒
屋、
うど
ん・
そば
店ぽ
い
<庶
民的
ゴ
ザ
長居
がで
きる
ボ
ロぞ
うき
んぽ
い
ナメ
たフ
ァサ
ード
高
級感
がな
い
商品
や看
板が
古い
時代
の形
式
レト
ロな
感じ
あ
った
かい
感じ
素
材が
木
柔ら
かい
感じ
抵
抗が
減る
少
し汚
れて
いる
場
違い
感が
ない
素
材が
安そ
う
チー
プな
つく
り
抵抗
感の
軽減
部
材が
ズレ
てそ
う
トタ
ン
親近
感
木
柔ら
かい
感じ
木
っぽ
い
<人
に優
しい
冷
たく
ない
レ
ンガ
レ
トロ
こ
った
つく
り
中の
商品
もこ
って
いる
ので
はな
いか
レ
ンガ
昔
から
やっ
てい
る店
安
心で
きる
質
感が
板一
枚
つく
りが
シン
プル
つ
るつ
るし
た感
じ
木の
素材
(レ
ンガ
など
ゴテ
ゴテ
して
いな
い)
ザ
ラザ
ラし
てい
ない
、つ
るつ
る
外壁
の材
質の
質感
がす
っき
り
清潔
感
単色
です
っき
り
レン
ガ
古っ
ぽい
売
って
いる
もの
のイ
メー
ジを
つか
める
質
感が
ザラ
ザラ
して
いな
い
外壁
がシ
ンプ
ル
シン
プル
なも
のが
売っ
てい
そう
つ
るつ
るし
た感
じ
外壁
の質
感が
シン
プル
ブ
ロッ
ク、
整然
外
壁が
すっ
きり
清
潔感
質
感に
ザラ
ツキ
がな
い
外壁
がシ
ンプ
ル
うさ
ん臭
いも
のが
なさ
そう
木
の感
じ
ナチ
ュラ
ル
安心
感
壁が
びろ
びろ
でな
い
壁が
得体
が知
れる
、見
たこ
との
ある
感じ
実態
を把
握で
きな
い
壁が
びろ
びろ
壁
が得
体が
知れ
ない
、見
た事
の無
い感
じ好
奇心
コ
ンク
リー
トと
木の
外装
目
障り
でな
い
きれ
い
ポス
トモ
ダン
今
っぽ
い建
築・
はや
って
いる
建築
鉄
・ア
ルミ
ニウ
ム・
コン
クリ
ート
レ
ンガ
ア
ース
カラ
ーに
なじ
んで
なじ
みの
ある
色
カン
トリ
ーな
感じ
壁
がフ
ラッ
トっ
ぽい
外
装が
シン
プル
であ
る
目障
りで
ない
ド
アが
木で
はな
い・
中が
見え
る
何を
売っ
てい
るの
かが
わか
る
素材
がわ
かる
外
装が
気持
ち悪
くな
い
テク
スチ
ャが
ざら
ざら
でな
い
体内
の中
みて
いで
ない
木
安
心感
変
なも
のは
売っ
てい
ない
だろ
う
危な
いよ
うな
人は
いな
そう
植
物、
白
清潔
感
床の
レン
ガ
色合
いが
きれ
い
「商店建築における入りやすさから見た人間の認識に関する研究」
早稲田大学 理工学部 建築学科 渡辺仁史研究室 2004年度 卒業論文
4資料編
figure:調査1データ[素材2]ガ
ラス
張り
変
なお
店じ
ゃな
さそ
う
木と
ガラ
ス
流行
っぽ
い雰
囲気
雑
誌と
かで
見慣
れて
いる
雰囲
気
ガラ
ス張
り・
鉄
シン
プル
単
色で
うま
くま
とめ
る
人工
的な
レン
ガが
規則
的
人工
的
安っ
ぽい
ど
うい
うお
みせ
だか
わか
る
木の
感じ
あ
った
かみ
中
の光
が赤
っぽ
い
レン
ガで
ない
重
工で
ない
レ
ンガ
がき
ちっ
とな
らん
でい
ない
/色
が重
厚さ
が和
らぐ
半
透明
だけ
どガ
ラス
内
部が
予測
でき
る
テク
スチ
ャが
中ま
で続
いて
いる
外
部と
の一
体感
素
材
珍し
い、
洞窟
っぽ
い
好奇
心
アプ
ロー
チに
タイ
ル
歩く
道筋
をテ
クス
チャ
が示
して
くれ
てい
る
素材
の色
が茶
系
暖色
自
然
素材
が木
自
然
テク
スチ
ャが
固い
、鉄
黒
だと
重厚
で固
い感
じ
段差
はな
いほ
うが
良い
店
に入
りま
すよ
とい
うバ
リア
外
と中
でテ
クス
チャ
がち
がう
レ
ンガ
の重
厚感
軽
快な
感じ
の方
が抵
抗が
あな
い
材質
感、
色(
⇔ガ
ラス
、金
属)
木
、石
(本
能的
にこ
のむ
)
あっ
たか
い
テク
スチ
ャ
洞穴
っぽ
い
固定
概念
から
外れ
てい
る
店っ
ぽく
ない
(マ
イナ
ス)
「商店建築における入りやすさから見た人間の認識に関する研究」
早稲田大学 理工学部 建築学科 渡辺仁史研究室 2004年度 卒業論文
5資料編
figure:調査1データ[色彩1]下位(具体的)
評価項目
上位(抽象)
原色でない
誰でも入れる
黒くない
一見さんお断りではない
白かベージュ/
柱・梁が白い
さわやか
抵抗感がない
外壁が焦げ茶
居酒屋、うどん・そば店ぽい
<庶民的
ゴザ
長居ができる
真っ青ではない
見慣れている
得体が知れる
ピンク色
女の子感がない
赤い色ではない
どぎつくない、中に入って精神的な苦し
こわくない
白くてアクがない
白さ
清潔感
店の中もきれいそう
外壁が白っぽい
綺麗な感じ
中の白い壁が見える
普通そう、店の中が奇抜じゃない
無難
外装が黄土色・黄色っぽい
攻撃的じゃない
控えめ
おちついている
原色じゃないほうがよい
ゴテゴテがついている
外装が赤
うるさい
外装がパンチがきいている
殆ど白だけ
明るい色使い
色がシンプル
ごてごてしているのは気持ち悪くて嫌い
色がシンプル
単色ブルー
清潔感
外壁が白い
清潔感
看板の色がかわいい
清潔感
うすめの色
外壁の質感がシンプル
清潔感
ビビッドな赤
面白そう
色が単色
開口が大きい
壁が白い
かわいらしい
床が茶色
色味ガナチュラル
安心感
壁がオフホワイト
壁が白い
好み
色味がナチュラル
黒だとクールすぎて拒絶されている感じだが、それがない
シンプル
おしゃれそう
中に面白そうなものが置いてありそう
色が黒
スタイリッシュ
色のトーンが抑え目
シンプル
目障りでない
白い
清潔感
色数少ない
シンプルな外装
清潔感
アースカラー
目障りでない
色味が良い・いやみではない
自分が中にいて落ち着く
組み合わせ
全体の色がサイバー・コズミックでない
石油製品ぽくない・ケミカルでない
近未来的でない・やんちゃでない
色使い
若い人向けでない
高校生むきではない
無彩色の面積が広い
色使いがうるさくない・よい
まじめな感じ
アースカラー
なじみのある色
青い色使い
さわやかそう
店員もさわやかそう
ロールカーテンが白で涼しげ
外装に使われる色が少ない
うるさくない装飾
目障りでない
「商店建築における入りやすさから見た人間の認識に関する研究」
早稲田大学 理工学部 建築学科 渡辺仁史研究室 2004年度 卒業論文
6資料編
figure:調査1データ[色彩2]外装に使われる色が少ない
うるさくない装飾
目障りでない
トーンがおさえめ
店外の看板が少ない
アースカラーこげ茶から白へのグラデー
色使いがうるさくない
色使いが少ない
目にうるさくない
装飾があまりない
ピンクではない
目障りでない
色が赤
派手・暑苦しい
見るのもいや
ぶつぶつのまるい装飾
全体的に暗い色
喫茶店ぽい
なじみがある
手すりが金色
看板の感じ・フォント
暗い・黒い色
男として入りやすい
普通な感じの色ーナチュラルカラー
茶・赤褐色・黄土色
ナチュラルカラー
安心感
ナチュラルカラー
色が白
白で変なお店はないような感じ
植物、白
清潔感
床のレンガ
色合いがきれい
彩度が高すぎない
色が男の人でも入れる
トーンおさえめ
ナチュラルカラー
木とガラス
流行っぽい雰囲気
雑誌とかで見慣れている雰囲気
ガラス張り・鉄
シンプル
単色でうまくまとめる
色あいが黒ずんでいる
暗い感じ
レンガの黒ずみ
古びている
さびている
ドアの古い木
看板がさびている
木の感じ
あったかみ
中の光が赤っぽい
床が茶色
自分が外から見られるのがいや
中の光があったかい
あったかい
茶色
あったかい色
中が黄色っぽい
あったかい
色が暖色
店の前のレンガの感じ
あったかい
素材の色が茶系
暖色
黒
テクスチャが固い、鉄
黒だと重厚で固い感じ
中が若干見えて、赤みのある中の色
あったかい
黒
暖かみに欠く
屋根っぽい
心構え
暗い/黒い
材質感、色(⇔ガラス、金属)
木、石(本能的にこのむ)
あったかい
スモークがかかっていない
安心感、明るい
白、青などのビビッドな色
きれい
クリーン、清潔感
色使い
価格帯が低そう
色数が多い
高いものは売ってなさそう
「商店建築における入りやすさから見た人間の認識に関する研究」
早稲田大学 理工学部 建築学科 渡辺仁史研究室 2004年度 卒業論文
7資料編
figure:調査1データ[色彩3]ヒカリものの装飾
単色
シンプル
色使いが白
シンプルな感じ
お見せの中も見やすくシンプルに死すプレイしてありそう
ビビッドな色でない
目にきつくない
黄・赤・ショッピングピンクなどでない
色が派手じゃない
目にやさしい
中も派手でない、目にキツイものがなさそう
ベージュ・茶
全面ガラス張り
中が見える
どういうものを行っているかわかる
色が原色
派手
圧迫感
奇抜なデザイン
目にきつい
「商店建築における入りやすさから見た人間の認識に関する研究」
早稲田大学 理工学部 建築学科 渡辺仁史研究室 2004年度 卒業論文
8資料編
figure:調査1データ[開口1]下位(具体的)
評価項目
上位(抽象)
ドアが透明
中が見える
ガラスがきれいに磨かれている
きれい
開口が多い
大音量の音楽がかかっていない、奇抜で
アクが強くない
誰でもはいれる
装飾のない壁やガラスがある程度の面積
センスがよい
センスがよい
くもりガラス
中がほどよく見える
開口が広い
商品がみえている
自分の期待を裏切らない
開口の割合
さわやか
商品の割合
開口部がある
中がある程度みえる
得体がしれる
商品の量と広さがちょうどよい
外壁の装飾にこっていない
奇抜さがない
一般に見られる店の感じ
<得体がしれる
店主の趣味にこっていない
想像できる
「開口/ファサード全体」が大きい
内部が見える
想像できる
開口がせまい
得体がしれない
中が暗い
トタン
親近感
メーターボックスがない
抵抗感がない
間口が開いている、ドアが開いている
入ってくれ、みたいな
中が見える
きれいそう
床が綺麗
中が暗い
中が見えずらい
いいものが見つかりそう
ガラスばりで中が見える
商品が見える
ショーウィンドー越しに店の雰囲気が分かる
中の白い壁が見える
普通そう、店の中が奇抜じゃない
無難
ガラスばりで中が見える
ガラスがなくて中が見えない
見えないと見たい、のぞいてみたい
窓が開いている
開放的
店の中の密閉感がなさそう
半透明
中のものがシルエットだけみえる
確かめにいきたい
中がガラスで見える
雰囲気がわかりやすい
開口が全部開いている
すっきり
開口が全部開いている
すっきり
開口部が広い
明るい
入る前に偵察ができる
開口部が広い
開口が下まで開いている
ドア的な開口
直線的、縦方向強調
開口部が広い
中をうかがえる
不安がない
開口が広く、明るい
開放感
不安がない
開口部が大きい
中が多く見える
入る前に行動を決められる
奥まで見える
偵察して不安をなくせる
開口部が大きい
中が見える
ドアが透けている
中が見える
色が単色
開口が大きい
中の様子が見える
どんな雰囲気の人がいるか、どんな人がいるか分かる。
明るい
ガラスから見えている範囲から
大きさ的に大きくもなく小さくもない
安心
開口部の大きさから店の大きさが予想できる
中がよく見える
「商店建築における入りやすさから見た人間の認識に関する研究」
早稲田大学 理工学部 建築学科 渡辺仁史研究室 2004年度 卒業論文
9資料編
figure:調査1データ[開口2]開
口部
がで
かい
店
全体
が外
がら
よく
見え
る
中に
どん
なも
のが
ある
か見
える
店
の中
に視
界を
遮る
もの
がな
い
店の
奥ま
で見
える
ど
んな
物が
あっ
てど
んな
雰囲
気か
外に
い安
心感
ガ
ラス
が半
透明
中
にお
いて
ある
もの
が外
から
見え
る
安心
感
横幅
と開
口部
の幅
が一
致
すぐ
把握
でき
る大
きさ
店
の奥
まで
見え
る、
把握
でき
る
安心
感
ファ
サー
ドに
対す
る開
口部
の割
合が
高い
中の
様子
が分
かり
やす
い
開口
部が
でか
い
中の
様子
がぱ
っと
見た
だけ
でわ
かる
奥
まで
見え
る
開口
部が
広い
中
の見
える
部分
が大
きく
なる
ので
中の
様安
心感
開
口部
の所
にデ
ィス
プレ
イが
置い
てあ
る中
に置
いて
ある
もの
があ
る程
度分
かり
やす
い
開口
部が
広い
明
るい
中
で売
って
いる
もの
がす
ぐ見
える
開
口部
が広
い
風通
しが
良さ
そう
開
口部
が広
い
中の
商品
が見
える
閉
塞感
がな
い
店員
と密
接に
なり
すぎ
ない
開
口部
が広
い
中の
様子
が伺
える
ど
んな
店員
や客
がい
るか
わか
る
開口
部が
広い
見
渡せ
る
開口
に比
べて
ドア
が小
さす
ぎな
い
入り
口が
わか
りや
すい
ド
アが
木で
はな
い・
中が
見え
る
何を
売っ
てい
るの
かが
わか
る
開口
の割
合が
ちょ
うど
良い
・程
よく
隠れ
安心
感・
見ら
れて
る感
がな
い
開口
部が
広い
入
りづ
らく
もあ
るが
、
中で
、何
を売
って
いる
か・
どう
いう
人が
いる
かわ
かる
開
口が
大き
い
ある
程度
中が
見え
る
どん
な様
子か
わか
る
安心
変
なも
のは
売っ
てい
ない
だろ
う
開口
が大
きい
何
やか
すぐ
特定
でき
る
前面
ガラ
スば
りじ
ゃな
いほ
うが
よい
開
口部
が広
い少
なす
ぎる
ど
んな
お店
かわ
から
ない
ガ
ラス
張り
変
なお
店じ
ゃな
さそ
う
木と
ガラ
ス
流行
っぽ
い雰
囲気
雑
誌と
かで
見慣
れて
いる
雰囲
気
ガラ
ス張
り・
鉄
シン
プル
単
色で
うま
くま
とめ
る
ガラ
ス張
りの
手前
に商
品が
手前
にお
いて
入れ
ばす
ぐ手
に入
る感
じ
中の
様子
が分
かり
やす
い
奥が
どう
いう
空間
にな
って
いる
かわ
かる
安心
感
全部
見え
きっ
てい
ない
全
部見
える
と店
員が
見え
て、
自分
の動
きも
見ら
れる
自
分が
中に
入っ
た時
に見
られ
るの
がい
や
ディ
スプ
レイ
が窓
際に
見え
る
手に
取る
ため
に入
りた
くな
る
開口
の割
合が
ちょ
うど
良い
見
えす
ぎず
見え
なす
ぎず
中
の明
るさ
がち
ょう
どよ
い
半透
明だ
けど
ガラ
ス
内部
が予
測で
きる
中
が見
える
安
心感
開
口部
中
が見
える
中
の様
子が
わか
る
中が
見え
てい
るの
は入
りや
すい
よう
では
ある
が、
みえ
すぎ
あ
けっ
ぴろ
げ
奥迄
見え
過ぎ
入
ると
ころ
を店
員に
見ら
れる
・外
に人
に見
られ
る
中が
若干
見え
て、
赤み
のあ
る中
の色
あ
った
かい
中
が若
干見
える
開
口部
中
が見
える
中
がほ
とん
ど見
えな
い
中の
広さ
を把
握し
たい
ガ
ラス
が透
けて
いる
中
に人
がい
るか
いな
いか
わか
る
オー
プン
にな
って
いる
感じ
店
員が
見え
やす
い
「商店建築における入りやすさから見た人間の認識に関する研究」
早稲田大学 理工学部 建築学科 渡辺仁史研究室 2004年度 卒業論文
10資料編
figure:調査1データ[開口3]外からも自分の行動が見られる
スモークがかかっていない
安心感、明るい
中がわからなそう
ディスプレイ、開口で何があるかよくわからないところには入りたくない
全面ガラス張り
何やさんかわかる
全面ガラス張り
何やさんかわかる
ベージュ・茶
全面ガラス張り
中が見える
どういうものを行っているかわかる
看板がない
まったく中が想像できない
近くまで行かないと中がわからない
窓がない
店の大きさ・広さがよくわからない
広いほうが色々探せそう
よく中がみえる
全面ガラス
見えすぎ
見えすぎ
どんなものがあるかと入る前にすべて見
興味わかない
窓がない
中がまったく見えない
何を売っているかがわからない
「商店建築における入りやすさから見た人間の認識に関する研究」
早稲田大学 理工学部 建築学科 渡辺仁史研究室 2004年度 卒業論文
11資料編
figure:調査1データ[内部1]下
位(
具体
的)
評
価項
目
上位
(抽
象)
ド
アが
透明
中
が見
える
ガ
ラス
がき
れい
に磨
かれ
てい
る
きれ
い
ディ
スプ
レイ
売
って
いる
いる
もの
が想
像で
きる
中
が暗
い
上品
内
部の
裸電
球
アッ
トホ
ーム
お
ちつ
いて
中を
見ら
れる
お
いて
ある
もの
の配
置が
乱雑
乱
雑
店員
が見
えな
い
店員
に話
しか
けら
れた
くな
い
柱・
梁が
白い
さ
わや
か
抵抗
感が
ない
く
もり
ガラ
ス
中が
ほど
よく
見え
る
店員
がう
つむ
いて
いる
店
員の
商魂
がな
い
買わ
ない
でok
商品
の量
と広
さが
ちょ
うど
よい
高
級感
がな
い
外壁
の雰
囲気
と中
のほ
どよ
く暗
い感
じが
自分
の想
像し
た内
部と
大き
くは
ずれ
ない
内
部の
マネ
キン
がコ
ミカ
ル
おも
しろ
いも
のが
みつ
かる
商
品が
ほど
よく
多い
商
品が
高く
なさ
そう
開
口が
広い
商
品が
みえ
てい
る
自分
の期
待を
裏切
らな
い
中が
明る
すぎ
ない
潔
癖で
ない
開
口の
割合
さ
わや
か
商品
の割
合
中に
人が
いる
安
心感
開
口部
があ
る
中が
ある
程度
みえ
る
得体
がし
れる
商
品の
量と
広さ
がち
ょう
どよ
い
「開
口/
ファ
サー
ド全
体」
が大
きい
内
部が
見え
る
想像
でき
る
開口
がせ
まい
得
体が
しれ
ない
中
が暗
い
中が
明る
い
中の
もの
が見
やす
い
中の
雰囲
気が
分か
りや
すい
白
くて
アク
がな
い
中が
見や
すい
中
が見
える
き
れい
そう
床
が綺
麗/
中
が暗
い
中が
見え
ずら
い
いい
もの
が見
つか
りそ
う
ガラ
スば
りで
中が
見え
る
<商
品が
見え
る
店の
中の
雰囲
気が
わか
る
ショ
ーウ
ィン
ドー
越し
に店
の雰
囲気
が分
かる
中
の白
い壁
が見
える
無
難
ガラ
スば
りで
中が
見え
る
ガラ
スが
なく
て中
が見
えな
い
見え
ない
と見
たい
、の
ぞい
てみ
たい
窓
が開
いて
いる
開
放的
店
の中
の密
閉感
がな
さそ
う
中が
ガラ
スで
見え
る
雰囲
気が
わか
りや
すい
正
面か
ら商
品が
みや
すい
ど
んな
もの
があ
るか
わか
る
開口
が全
部開
いて
いる
す
っき
り
開口
が全
部開
いて
いる
す
っき
り
人が
見え
る
明る
い感
じ
暗い
雰囲
気が
いや
直
線的
つ
くり
がシ
ンプ
ル
開口
部が
広い
明
るい
中
が見
える
入
る前
に偵
察が
でき
る
開口
が広
く、
明る
い
開放
感
不安
がな
い
中に
入っ
たと
き外
が見
えて
きも
ちよ
さそ
う
電気
がつ
いて
いる
明
るい
中
が見
える
「商店建築における入りやすさから見た人間の認識に関する研究」
早稲田大学 理工学部 建築学科 渡辺仁史研究室 2004年度 卒業論文
12資料編
figure:調査1データ[内部2]開
口部
が大
きい
中
が多
く見
える
入
る前
に行
動を
決め
られ
る
マネ
キン
のス
ケー
ル
天井
が高
そう
開
放感
があ
る
縦に
一本
のび
た柱
奥
まで
見え
る
偵察
して
不安
をな
くせ
る
中の
様子
が見
える
ど
んな
雰囲
気の
人が
いる
か、
どん
な人
がい
るか
分か
る。
ガ
ラス
から
見え
てい
る範
囲か
ら
大き
さ的
に大
きく
もな
く小
さく
もな
い
安心
開
口部
の大
きさか
ら店
の大
きさが
予想
できる 中
がよ
く見
える
開
口部
がで
かい
店
全体
が外
がら
よく
見え
る
中に
どん
なも
のが
ある
か見
える
店
の中
に視
界を
遮る
もの
がな
い
店の
奥ま
で見
える
ど
んな
物が
あっ
てど
んな
雰囲
気か
外に
い安
心感
こ
じん
まり
して
いる
大き
さ
壁に
飾っ
てあ
る絵
がす
ぐ見
える
。奥
の方
中が
見え
やす
いと
ころ
床
が茶
色
お店
の中
の色
色
味ガ
ナチ
ュラ
ル
安心
感
壁が
オフ
ホワ
イト
デ
ィス
プレ
イが
分か
りや
すい
中
にど
んな
もの
があ
るか
わか
る
安心
感
店の
大き
さが
小さ
く中
に物
がい
っぱ
い並
何か
あり
そう
、楽
しそ
う
ファ
サー
ドに
対す
る開
口部
の割
合が
高い
中の
様子
が分
かり
やす
い
幅が
狭い
店
の大
きさ
が小
さめ
小
さい
所に
つま
って
いる
何
かあ
りそ
う
奥行
きが
なさ
そう
開
口部
がで
かい
中
の様
子が
ぱっ
と見
ただ
けで
わか
る
奥ま
で見
える
大
きさ
的に
幅な
どが
大き
い
広々
して
いる
商
品を
つめ
こん
でい
ない
外
から
中に
階段
が見
える
全
部フ
ラッ
トよ
りも
面白
そう
壁
が薄
い
軽い
建築
閉
塞感
がな
い
柱細
い
天井
高い
開
口部
が広
い
中の
商品
が見
える
閉
塞感
がな
い
店員
と密
接に
なり
すぎ
ない
開
口部
が広
い
中の
様子
が伺
える
ど
んな
店員
や客
がい
るか
わか
る
開口
が大
きい
あ
る程
度中
が見
える
ど
んな
様子
かわ
かる
安
心
変な
もの
は売
って
いな
いだ
ろう
店
内明
るそ
う
中に
入っ
たと
きに
居心
地悪
そう
開
口部
が広
い少
なす
ぎる
ど
んな
お店
かわ
から
ない
外
に対
して
店内
が暗
い
治安
が悪
い
こわ
そう
な人
色
あい
が黒
ずん
でい
る
暗い
感じ
店
内が
暗い
ガ
ラス
張り
の手
前に
商品
が手
前に
おい
て入
れば
すぐ
手に
入る
感じ
中
の様
子が
分か
りや
すい
奥
がど
うい
う空
間に
なっ
てい
るか
わか
る安
心感
全
部見
えき
って
いな
い
全部
見え
ると
店員
が見
えて
、自
分の
動き
も見
られ
る
自分
が中
に入
った
時に
見ら
れる
のが
いや
木
の感
じ
あっ
たか
み
中の
光が
赤っ
ぽい
中
の電
気が
明る
すぎ
ない
奥
の感
じが
分か
りす
ぎな
い
全部
が見
渡せ
ると
良く
ない
床
が茶
色
自分
が外
から
見ら
れる
のが
いや
中
の光
があ
った
かい
あ
った
かい
中
の明
るさ
がち
ょう
どよ
い
ふさ
ぎす
ぎて
いな
い
中の
もの
が見
える
「商店建築における入りやすさから見た人間の認識に関する研究」
早稲田大学 理工学部 建築学科 渡辺仁史研究室 2004年度 卒業論文
13資料編
figure:調査1データ[内部3]安心感
段差の後が店内までフラット
段差は道の一部だから道と連続
テクスチャが中まで続いている
外部との一体感
中の電気があったかみのある感じ
明るい
適度な明るさ
中が見える
中に入ると変なものに包まれている感じ
安心感
開口部
中が見える
中の様子がわかる
中の電気があったかみのある感じ
中が若干見えて、赤みのある中の色
あったかい
店の看板がでかい
店の威圧感
黒
暖かみに欠く
入り口がセットバックしている
心構え
ドアがしまっている
中が暗くてよく見えない
中の広さなどが伺えない
屋根っぽい
心構え
暗い/黒い
中がほとんど見えない
中の広さを把握したい
ガラスが透けている
中に人がいるかいないかわかる
オープンになっている感じ
店員が見えやすい
外からも自分の行動が見られる
室内は明るい方がよい
整然としすぎている
高級っぽい
硬い感じ
汚い格好でいけない
中がわからなそう
全面ガラス張り
何やさんかわかる
前面に商品が見える
どういうものを行っているかわかる
窓のディスプレイ
面白そう
見えすぎ
どんなものがあるかと入る前にすべて見
興味わかない
窓がない
中がまったく見えない
何を売っているかがわからない
「商店建築における入りやすさから見た人間の認識に関する研究」
早稲田大学 理工学部 建築学科 渡辺仁史研究室 2004年度 卒業論文
14資料編
figure:調査1データ[形態1]下位(具体的)
評価項目
上位(抽象)
デパート風
行き慣れている
デザイン過多でない
おしゃれすぎない
インパクトありすぎない、どういう店か
はいているところを見られても恥ずかしくない
装飾のない壁やガラスがある程度の面積
センスがよい
センスがよい
少し汚れている
場違い感がない
ピンク色
女の子感がない
曲線に満ちた柱・壁
外壁の装飾にこっていない
奇抜さがない
一般に見られる店の感じ
<得体がしれる
店主の趣味にこっていない
想像できる
赤い色ではない
どぎつくない、中に入って精神的な苦し
こわくない
多くの丸い装飾がない
攻撃的
無駄な装飾
高級感がない
建物の大部分を入り口についやしている
入り口にこっていない
トビラが豪華
外観が丸い
おしゃれ
中のもののオシャレ
直線的でない
独特
なぞめいている
おもしろいものがおいてある
ドロドロ
怪しい
入り口が階段おりていく形式
高級な感じ
商品もちゃんとしたものがありそう
ゴテゴテがついている
外装が赤
うるさい
外装がパンチがきいている
直線的
つくりがシンプル
開口が下まで開いている
ドア的な開口
直線的、縦方向強調
窓とドアに飾りがない
外壁がシンプル
清潔感
直線的
マネキンのスケール
天井が高そう
開放感がある
縦に一本のびた柱
丸い突起がいっぱいある
装飾がおもしろそう
おもしろいものがありそう
開口の縦のライン
つくりがシンプル
横幅と開口部の幅が一致
入るところの幅が目一杯開いている
すぐ把握できる大きさ
店の奥まで見える、把握できる
安心感
壁がびろびろでない
壁が得体が知れる、見たことのある感じ
実態を把握できない
壁がびろびろ
壁が得体が知れない、見た事の無い感じ
好奇心
水平・垂直のラインがきれい
幾何学的
美的
整理整頓されている
清潔感
たてよこ比がよい
プロポーションが良い
幾何学的な美しさ
壁が薄い
軽い建築
閉塞感がない
柱細い
天井高い
壁がフラットっぽい
外装がシンプルである
目障りでない
エッジのきいている感じ
ドアがきちんと切れている・水平垂直
色使いが少ない
目にうるさくない
装飾があまりない
外装やロゴがでかくない
外装がシンプル
ぶつぶつのまるい装飾
「商店建築における入りやすさから見た人間の認識に関する研究」
早稲田大学 理工学部 建築学科 渡辺仁史研究室 2004年度 卒業論文
15資料編
figure:調査1データ[形態2]イタズラがきを書く人とはお友達にはな
近寄らない
一般的
本でみかけるような感じ
理解できないようなものは売っていない
スマート
ポップな感じ
おもちゃっぽい
透明な感じ
コンピュータっぽい
輪郭線がしっかり・ムラがない
段差はないほうが良い
段差の後が店内までフラット
段差は道の一部だから道と連続
ドアがついている
入ってください/誘因
前の道路とフラット
外部との一体感
素材
珍しい、洞窟っぽい
好奇心
壁の上の出っ張りはないほうが良い
屋根っぽい
ここが1個の店ですよ
1この建物に入りますよという心構えが必要
ガラスの角がまるい
内部と外部のつながりがゆるやか
段差があまりない
ドアがしまっているのはよくない
外の接している道路からの距離が長い
勇気が必要
やねがある
1つの建物に入る心構え
屋根の厚み
四角い感じ
重厚
固まり感
段差はないほうが良い
店に入りますよというバリア
外と中でテクスチャがちがう
入ったところのマットや段差
バリア
やねがある
1つの建物に入る心構え
入り口がセットバックしている
心構え
ドアがしまっている
屋根っぽい
心構え
入り口が階段で降りる
抵抗
屋根がある
心構え
洞穴っぽい
固定概念から外れている
店っぽくない(マイナス)
階段、スロープ
入り口の前に偵察でき、引き返せるスペ
躊躇できる(ドアがいちばん前にあると、早く入るか否か決定しなければならな
色が原色
派手
圧迫感
奇抜なデザイン
目にきつい
2ケ所のドア
出入り口感
入ったりでたりしやすい
「商店建築における入りやすさから見た人間の認識に関する研究」
早稲田大学 理工学部 建築学科 渡辺仁史研究室 2004年度 卒業論文
16資料編
figure:調査1データ[状態]下位(具体的)
評価項目
上位(抽象)
ガラスがきれいに磨かれている
きれい
ドアが開いている
ドアを開けなくてよい
営業しているかどうかがわかる
店員が見えない
店員に話しかけられたくない
店員がうつむいている
店員の商魂がない
買わないでok
間口が開いている、ドアが開いている
入ってくれ、みたいな
薄汚れている
治安が悪い
汚れていないほうが良い
きれい
すぐ出られそう
ドアが開いている
すぐ出られそう
開放的
窓が開いている
開放的
店の中の密閉感がなさそう
電気がついている
明るい
中が見える
特に変なものは売ってなさそう
開口の割合がちょうど良い・程よく隠れ
安心感・見られてる感がない
入る時にドアがない
抵抗が少なくなる
レンガの黒ずみ
古びている
さびている
ドアの古い木
看板がさびている
ドアがついている
入ってください/誘因
ドアが開いている
入ってください
ドアが開いている
入ってください
ドアがしまっているのはよくない
外の接している道路からの距離が長い
勇気が必要
ドアが自分の側に開いている
招いている
ドアがしまっている
ドアをあける心構え
ドアがしまっている
扉が開いている
入り口が大きい
入り口が小さいと不安
入り口がごちゃごちゃしていない
シンプルな感じ
「商店建築における入りやすさから見た人間の認識に関する研究」
早稲田大学 理工学部 建築学科 渡辺仁史研究室 2004年度 卒業論文
17資料編
figure:調査1データ[あふれ出し]下位(具体的)
評価項目
上位(抽象)
ディスプレイの仕方がよい
おしゃれ
ディスプレイ
売っているいるものが想像できる
外に商品がある
入ってからやっちゃった感がない
場違いじゃない
外の自転車とバイク
気軽さ
店員が気楽
客が近所からくる
商品や看板が古い時代の形式
レトロな感じ
あったかい感じ
インターホンがない
自宅っぽくない
個人が趣味で経営してそう
面倒臭いやりとり
ポストがない/
値段の設定がおかしそう
商品の量と広さがちょうどよい
メーターボックスがない
抵抗感がない
中が暗い
中が見えずらい
いいものが見つかりそう
商品が外にでている
ポスト
お店っぽくない感じ
発掘した感じ
室外機
何だろう
ライト
足踏み台がある
出入り口感
お店らしい
商品が外においてある
見ていく流れで入っていきやすい
外の自転車・バイク
他のお客さんも来ていそう
人気
メーターボックスが見えている
個人のお店っぽい
かわったものがおいてありそう
監視カメラがない
映りたくない
ディスプレイが分かりやすい
中にどんなものがあるかわかる
安心感
店の外のディスプレイ
なんとなくどんなものがおいてあるかわ
安心感
開口部の所にディスプレイが置いてある
中に置いてあるものがある程度分かりやすい
お店に置かれている植木の緑が映えている
開口部のディスプレイは少ない方が良い
内部も雑然としていない
外装に使われる色が少ない
うるさくない装飾
目障りでない
トーンがおさえめ
店外の看板が少ない
植物、白
清潔感
床のレンガ
色合いがきれい
ディスプレイが窓際に見える
手に取るために入りたくなる
植木が置いてある
あったかみ
ナチュラル
外にディスプレイがある
購買意欲をそそる
近づきやすい
ガラスのディスプレイが良い
窓際に商品が見えるから、中に入って手に取ってみたい
表に服をだしている
カジュアル
自転車、バイクのあふれだし
たいしたことなさそう
前面に商品が見える
どういうものを行っているかわかる
入り口がごちゃごちゃしていない
シンプルな感じ
ディスプレイがごちゃごちゃしていない 看
板がでている
どういう店かわかる
ディスプレイがない
何やさんかもわからない
「商店建築における入りやすさから見た人間の認識に関する研究」
早稲田大学 理工学部 建築学科 渡辺仁史研究室 2004年度 卒業論文
18資料編
figure:調査1データ[看板・ロゴ]下位(具体的)
評価項目
上位(抽象)
商品や看板が古い時代の形式
レトロな感じ
あったかい感じ
ラクガキがない
厳つい感じではない
抵抗感がない
落書き
店の雰囲気が分かりやすい
看板が古びている
看板の色がかわいい
清潔感
看板がおおきい
おもしろいものがありそう
フォントが面白い
中も面白そう
ロゴがおもしろい
中の物が見えず壁がシンプルな中に事体
壁のロゴマークが誇張し過ぎない
違う、自分は入る所ではない
ロゴがない、または小さくドアについて
好み
シンプル
看板のフォントが良い
売っているもののイメージがフォントのイメージと合っている
まじめな感じのフォント
フォントが良い
売っているもののイメージがフォントのイメージと合っている
ロゴのフォントがお堅い
ちゃらけてない・やんちゃでない
外装やロゴがでかくない
外装がシンプル
看板やドアが古い感じ
がらくたみたいなのはいや
自分の趣味にあわない
看板・外装
古めかしい
全体的に暗い色
喫茶店ぽい
なじみがある
手すりが金色
看板の感じ・フォント
レンガの黒ずみ
古びている
さびている
ドアの古い木
看板がさびている
店名/ロゴが小さい
お店の人の主張を感じない
ロゴマークが大きい
店の威圧感
店の看板がでかい
店の威圧感
字/店のマークが大きい
店の人の主張が強い
店の様子が表からわかりやすい
看板
認識できないロゴ(何)が書いてあるの
威圧感
看板がない
まったく中が想像できない
ロゴがよくわからない
何を売っているのかわからない
「商店建築における入りやすさから見た人間の認識に関する研究」
早稲田大学 理工学部 建築学科 渡辺仁史研究室 2004年度 卒業論文
19資料編
20代男性 高
級感 明
るい
入り
やす
い 開
口大 直
線的 内
部快
適 シ
ンプ
ル 開
放感 内
部理
解 ナ
チュ
ラル
暖
かい
わかりやすい 面
白い 新
しい 安
心感
落ち着いている 清
潔感 開
口割
合 ロ
ゴ割
合
明度
a*
b*
彩度
高級
感
10.1857
‑0.099
0.1454
‑0.041
0.0667
0.1609
0.1037
0.0075
‑0.239
‑0.281
‑0.014
0.1776
0.4305
‑0.065
0.1528
0.4569
0.1551
‑0.17
0.0175
‑0.009
‑0.168
0.0178
明る
い
0.1857
10.3706
0.4886
‑0.058
0.2884
0.1601
0.5597
0.5364
0.002
0.2986
0.4869
‑0.113
0.3948
0.367
‑0.031
0.398
0.4799
‑0.213
0.2946
0.2868
0.0723
0.4583
入りやすい ‑0.099
0.3706
10.4999
0.2215
0.5894
0.2613
0.5555
0.5312
0.4357
0.4984
0.5744
‑0.074
0.1057
0.7009
0.2196
0.2508
0.3937
‑0.129
0.1824
‑0.085
‑0.05
0.2856
開口
大
0.1454
0.4886
0.4999
10.1388
0.3836
0.3294
0.7259
0.6239
0.0507
0.1917
0.5048
‑0.087
0.315
0.3963
0.151
0.3747
0.6064
‑0.101
0.1054
0.0225
‑0.173
0.3451
直線
的
‑0.041
‑0.058
0.2215
0.1388
10.2546
0.3355
0.1159
0.0593
0.1791
‑0.023
0.1796
‑0.216
‑0.042
0.1997
0.3112
0.2274
0.0896
0.231
‑0.028
‑0.437
‑0.141
0.2482
内部
快適 0.0667
0.2884
0.5894
0.3836
0.2546
10.3031
0.4154
0.3884
0.3682
0.3935
0.404
0.0155
0.1968
0.6469
0.4382
0.4118
0.268
‑0.138
0.133
‑0.14
‑0.083
0.1851
シン
プル 0.1609
0.1601
0.2613
0.3294
0.3355
0.3031
10.3665
0.2858
0.1312
‑0.056
0.4338
‑0.297
0.099
0.2572
0.4683
0.3989
0.3457
0.0648
0.1805
‑0.242
‑0.171
0.4182
開放
感
0.1037
0.5597
0.5555
0.7259
0.1159
0.4154
0.3665
10.7399
0.1928
0.3672
0.6119
‑0.088
0.3052
0.5419
0.1143
0.3368
0.6333
‑0.087
0.1313
0.1159
‑0.032
0.4068
内部
理解 0.0075
0.5364
0.5312
0.6239
0.0593
0.3884
0.2858
0.7399
10.2265
0.3524
0.7058
‑0.115
0.237
0.53
0.0803
0.36
0.6138
‑0.109
0.0859
0.1489
‑0.084
0.3194
ナチュラル ‑0.239
0.002
0.4357
0.0507
0.1791
0.3682
0.1312
0.1928
0.2265
10.515
0.2435
‑0.071
‑0.263
0.4568
0.3019
0.0818
0.0814
‑0.118
0.0666
‑0.254
‑0.003
0.1132
暖か
い
‑0.281
0.2986
0.4984
0.1917
‑0.023
0.3935
‑0.056
0.3672
0.3524
0.515
10.3505
0.051
‑0.068
0.5256
0.0707
0.0815
0.2068
‑0.174
0.0976
0.1708
0.2566
0.1421
わかりやすい ‑0.014
0.4869
0.5744
0.5048
0.1796
0.404
0.4338
0.6119
0.7058
0.2435
0.3505
1‑0.272
0.1702
0.5994
0.2151
0.3542
0.6046
‑0.063
0.1805
‑0.001
‑0.053
0.3888
面白
い
0.1776
‑0.113
‑0.074
‑0.087
‑0.216
0.0155
‑0.297
‑0.088
‑0.115
‑0.071
0.051
‑0.272
10.2585
‑0.086
‑0.167
‑0.014
‑0.125
‑0.022
‑0.147
0.2685
0.103
‑0.236
新し
い
0.4305
0.3948
0.1057
0.315
‑0.042
0.1968
0.099
0.3052
0.237
‑0.263
‑0.068
0.1702
0.2585
10.0965
‑0.055
0.5283
0.3179
0.0337
0.0888
0.1928
0.0248
0.1541
安心
感
‑0.065
0.367
0.7009
0.3963
0.1997
0.6469
0.2572
0.5419
0.53
0.4568
0.5256
0.5994
‑0.086
0.0965
10.4023
0.3488
0.3408
‑0.166
0.1334
‑0.109
‑0.086
0.2252
落ち着いている 0.1528
‑0.031
0.2196
0.151
0.3112
0.4382
0.4683
0.1143
0.0803
0.3019
0.0707
0.2151
‑0.167
‑0.055
0.4023
10.3823
0.0806
‑0.164
0.0811
‑0.422
‑0.231
0.1119
清潔
感
0.4569
0.398
0.2508
0.3747
0.2274
0.4118
0.3989
0.3368
0.36
0.0818
0.0815
0.3542
‑0.014
0.5283
0.3488
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1
figure:調査2 相関係数表[20代男性]
「商店建築における入りやすさから見た人間の認識に関する研究」
早稲田大学 理工学部 建築学科 渡辺仁史研究室 2004年度 卒業論文
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級感
明
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入
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直
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内
部快
適 シ
ンプ
ル 開
放感
内
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解 ナ
チュ
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かい
わ
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い 面
白い
新し
い
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感
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開
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a*
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彩
度
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1
figure:調査2 相関係数表[20代女性]
「商店建築における入りやすさから見た人間の認識に関する研究」
早稲田大学 理工学部 建築学科 渡辺仁史研究室 2004年度 卒業論文
21資料編
30代男性 高
級感 明
るい
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口大 直
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部快
適 シ
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20.6
024
0.1513
0.1368
1
figure:調査2 相関係数表[30代男性]
「商店建築における入りやすさから見た人間の認識に関する研究」
早稲田大学 理工学部 建築学科 渡辺仁史研究室 2004年度 卒業論文
22資料編
30代女性 高
級感 明
るい
入り
やす
い 開
口大
直線
的 内
部快
適 シ
ンプ
ル 開
放感 内
部理
解 ナ
チュ
ラル 暖
かい
わか
りや
すい
面
白い 新
しい 安
心感
落ち着いている 清
潔感 開
口割
合 ロ
ゴ割
合
明度
a*
b*
彩度
高級
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0.1368
1
figure:調査2 相関係数表[30代女性]
「商店建築における入りやすさから見た人間の認識に関する研究」
早稲田大学 理工学部 建築学科 渡辺仁史研究室 2004年度 卒業論文
23資料編
40代
男性
高級
感
明る
い
入り
やす
い 開
口大
直線
的 内
部快
適 シ
ンプ
ル 開
放感 内
部理
解 ナ
チュ
ラル 暖
かい
わかりやすい 面
白い
新し
い
安心
感
落ち
着い
てい
る 清
潔感
開
口割
合 ロ
ゴ割
合
明度
a*
b*
彩
度
高級
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130.13
681
figure:調査2 相関係数表[40代男性]
「商店建築における入りやすさから見た人間の認識に関する研究」
早稲田大学 理工学部 建築学科 渡辺仁史研究室 2004年度 卒業論文
24資料編
50代
男性
高級
感 明
るい
入り
やす
い 開
口大
直線
的 内
部快
適 シ
ンプ
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部理
解 ナ
チュ
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暖
かい
わかりやすい 面
白い 新
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落ち
着い
てい
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口割
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合
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a*
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75‑0.024
0.15
21‑0.088
‑0.029
0.21
3‑0.106
‑0.143
0.09
17
安心
感
0.00
320.61
40.72
20.69
590.26
570.69
180.53
610.71
210.73
690.54
250.64
010.74
79‑0.034
0.07
751
0.30
820.78
890.47
65‑0.294
0.20
59‑0.062
‑0.134
0.38
13
落ち着いている 0.28
260.09
940.29
970.15
430.39
810.32
630.18
140.23
450.21
210.31
340.07
820.38
47‑0.029
‑0.024
0.30
821
0.52
770.28
32‑0.138
0.09
67‑0.455
‑0.309
0.18
36
清潔
感
0.24
440.58
570.64
060.61
530.24
890.64
330.47
540.66
60.60
040.57
630.538
0.70
920.00
450.15
210.78
890.52
771
0.37
13‑0.283
0.24
45‑0.154
‑0.092
0.38
3
開口
割合 ‑0.176
0.48
860.51
620.52
710.14
280.41
430.25
890.54
990.58
360.44
010.34
160.51
39‑0.165
‑0.088
0.47
650.28
320.37
131
‑0.139
0.31
970.00
9‑0.122
0.44
35
ロゴ
割合 0.07
07‑0.185
‑0.104
‑0.146
0.05
07‑0.192
‑0.171
‑0.222
‑0.258
‑0.138
‑0.274
‑0.146
0.09
29‑0.029
‑0.294
‑0.138
‑0.283
‑0.139
1‑0.174
‑0.119
0.01
92‑0.052
明度
0.19
430.37
010.26
420.18
43‑0.116
0.17
760.08
880.15
620.15
340.27
930.27
290.17
150.08
550.21
30.20
590.09
670.24
450.31
97‑0.174
1‑0.135
0.01
40.60
24
a*
‑0.327
0.22
54‑0.134
0.19
63‑0.161
0.04
820.13
050.22
510.25
490.01
370.18
330.09
‑0.029
‑0.106
‑0.062
‑0.455
‑0.154
0.00
9‑0.119
‑0.135
10.68
980.15
13
b*
‑0.163
0.05
61‑0.077
‑0.01
‑0.052
0.01
120.14
680.05
690.12
310.06
830.0674
0.06
36‑0.032
‑0.143
‑0.134
‑0.309
‑0.092
‑0.122
0.01
920.01
40.68
981
0.13
68
彩度
0.00
620.51
820.36
680.40
730.22
310.30
20.37
80.42
70.45
220.47
510.36
790.46
56‑0.063
0.09
170.38
130.18
360.38
30.44
35‑0.052
0.60
240.15
130.1368
1
figure:調査2 相関係数表[50代男性]
「商店建築における入りやすさから見た人間の認識に関する研究」
早稲田大学 理工学部 建築学科 渡辺仁史研究室 2004年度 卒業論文
25資料編
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輪郭検出加工した写真
figure:分析 各店舗写真の輪郭線処理