オープンデータとSNSは地域の交通課題、地域活性化にどう活用できるか...

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Page 1: オープンデータとSNSは地域の交通課題、地域活性化にどう活用できるか

ITS チャレンジ 2015  第 2 回ワークショップ

オープンデータとSNSは地域の交通課題、地域活性化に

どう活用できるか?

庄司昌彦  Masahiko SHOJI国際大学 GLOCOM  准教授・主任研究員

一般社団法人オープン・ナレッジ・ファウンデーション・ジャパン 代表理事

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国際大学グローバル・コミュニケーション・センター准教授・主任研究員

(情報社会研究、受託調査)

一般社団法人オープン・ナレッジ・ファウンデーション・ジャパン代表理事

(コミュニティ形成、政策提言)

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- 情報社会学- 電子行政- オープンガバメント- 社会イノベーション- ソーシャルメディア- 地域情報化

地域資源を十分に活用し、

地域の課題を自分たちで解決していく社会

• 総務省(現在)• 地域情報化アドバイザー

/ ICT 地域マネージャー(岐阜県東白川村)• 行政機関等が保有するパーソナルデータに関す

る研究会 構成員• VLED  利活用普及委員会 委員

• 総務省• 行政イノベーション研究会 構成員• 地域情報化大賞 審査員

• 経済産業省• オープンデータビジネスコンペティション 審査委員長• オープンデータユースケースコンテスト 審査委員

長• IT 融合フォーラム 公共データ WG  構成員

• 内閣官房 IT 戦略本部• 電子行政に関するタスクフォース構成員

• 兵庫県 ひょうご ICT 戦略検討懇話会 構成員• 川崎市 公衆無線 LAN 環境整備検討委員会 副委員

長• 彩の国さいたま人づくり広域連合• その他、横浜市、千葉市など

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オープンデータ研究

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オープンナレッジhttp://okfn.jp/政策提言・支援、コミュニティ形成、情報提供・創発、国際交流

オープンデータ活用!Facebook グループ技術者、研究者、自治体関係者など 2564 名が参加

「特集:オープンデータ」国際大学 GLOCOM 『智場』(責任編集 庄司昌彦)社会科学的な観点から11 人の論者が議論

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地域 SNS 研究

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地域 SNS 研究会http://www.local-socio.net「ニュース( 2006 年 2月開始)」や、「研究成果」などを掲載

地域 SNS 研究会Facebook グループhttp://sns.local-socio.net運営者・開発者・研究者等 559 名が参加

『地域 SNS最前線 -Web2.0時代のまちおこし実践ガイド』庄司昌彦・三浦伸也・須子善彦・和崎宏 著アスキー( 2007 年)

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地域の資源

ヒト モノ・場所 カネ 情報

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財政の厳しい人口減少・縮小社会でも枯渇しない社会的な資源!

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オープンデータとは(確認)7

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誰もが、いかなる目的でも、自由に使用・編集・共有できるデータ• オープンなライセンス(著作権)

• オープンなアクセス(入手方法)• 複製のための適切な費用以上の価格が課されず、

インターネットを通じ無償ダウンロードできるとよい

• オープンな形式• 更新可能で簡便な形式、機械判読・一括利用が可能• 利用に制限や料金がかからず、自由に公開利用可能

※単に「公表されたデータ」ではなく、「開放資料」であること。Open Definition 2.0 by Open Knowledge CC-BY4.0Qiita で公開されている nyampire氏の翻訳を参照

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• 行政が作る情報 (→ 行政オープンデータ)• 市民が作る情報 (→ Wikipedia 、 OpenStreetMap 等 )• 企業が作る情報 (→ 企業オープンデータ )

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ビッグデータのことは忘れよ。スモールデータこそが真の革命だ。

Dr. Rufus Pollock   (President & Founder, Open Knowledge)Guardian Data Blog 2013/04/25

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誰もが、いかなる目的でも、自由に使用・編集・共有できるデータ誰もが、いかなる目的でも、自由に使用・編集・共有できないデータ

資格、目的、費用、入手方法、形式等の制限下で使えるデータ

オープンデータ非オープン(クローズド)データ匿名加工情報

企業ビッグデータIoT データ

インダストリー 4.0

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経団連が示した利用目的1. 消費者や顧客に対する新サービス創出

① 混雑回避に向け、道路工事や交通事故のリアルタイム情 報をスマホやカーナビに連動② 不動産取得・賃貸時の判断材料として、地域ごとに世帯構成・年収・ 大気汚染濃度・騒音測

定値などを提示③ 公共インフラ構造図・維持運営データ等を維持管理やリニュ ーアル提案に利用④ 避難場所や事故多発地域をスマートフォンで表示・警報 ⑤ 抗がん剤治療の臨床データや高齢者医療費データに基づき高齢者向け 保険商品を開発

2. 企業経営の意思決定への活用① 町丁目単位の要介護者情報をサービス必要地域の特定やサービス提供に利用② 都市計画や大規模商業施設・マンション等の開発申請・建築申請を鉄道や コンビニ等の事

業計画策定に利用3. 企業の業務の効率化

① 地質調査結果(ボーリングデータ)を建設工事の際に利用② 建設物の新設の際に、該当地域の規制内容(各種法令・条例等)を確認

12経団連:公共データの産業利用に関する調査結果【概要】( 2013 年 3 月)より

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企業によるオープンデータ

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出典:東急電鉄

出典:東京メトロ

出典:東京電力

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最新動向14

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政府サイトのオープンデータ化

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1.基本的なコンテンツの利用ルール  ホームページで公開しているコンテンツは、2.の別の理由ルールが適用されるコンテンツ

 を除き、1)~6)に従って、自由に利用(複製、翻案等)できる。1)出典の記載  ア 利用する際は、出典を記載すること イ コンテンツを編集・加工等して利用する場合は、出典とは別に、編集・加工等を行っ  たことを記載すること。ただし、編集・加工した情報を、あたかも国が作成したかのような  態様で公表・利用してはいけない。

2)第三者の権利を侵害しないようにすること   コンテンツの中に第三者(国以外の者)が著作権等の権利を有しているものがある  場合、利用者の責任で当該第三者から利用の許諾を得ること。

3)個別法令による利用の制約があるコンテンツについての注意4)本利用ルールが適用されないコンテンツについて ア 組織や特定の事業を表すシンボルマーク、ロゴ、キャラクターデザイン イ 具体的かつ合理的な根拠の説明とともに、別の利用ルールの適用を明示

している         コンテンツ(別紙に列挙)5)準拠法と合意管轄6)免責7)その他   ・今後変更される可能性の明示   ・政府標準利用規約 第 1.0版の掲示期間に利用者が入手したデータの扱いを明示

   ・ CC-BY4.0 国際ライセンスと互換性がある旨を明示

IT 総合戦略本部「政府標準利用規約(第 2.0版)の概要」より

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情報公開請求→オープンデータ化• 「 Web サイト等による行政情報の提供・利用促進に関する基本的指針」

– 各府省情報化統括責任者( CIO )連絡会議 決定– 2015 年 3 月 27 日– URL: http://www.soumu.go.jp/main_content/000348841.pdf

• 「行政機関の保有する情報の公開に関する法律 」に基づき開示した情報及び当該情報と同様の取扱いが可能と考えられる同種の情報で、反復継続的に開示請求が見込まれるものについては、原則として Webサイトによる提供を図る。

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つまり「公開請求されたものと同種の情報で、今後も反復継続的に請求されそうなものは Web 提供をしていく」 → オープンデータ化

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RESAS (地域経済分析システム)

17https://resas.go.jp/

• 官民の様々なデータを利用• OpenStreetMap を使用• 自治体職員以外も一部機能を利用可• 一般向け活用イベントも各地で開催

どの産業が域外から稼ぎ、どの産業が付加価値を多く生み、どの産業が雇用を多く生んでいるか、人はどの時間帯にどこに集積しているか、人口構成はどのように変化するか……等

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「使えるデータ」の増加• 全国で約 180 の自治体が提供

– 先進自治体の多様な取り組み・創意工夫• 鯖江市、会津若松市、須坂市、室蘭市、流山市、生駒市、橋本市…等

– 20 政令指定都市中 18 市(除:岡山市・広島市)• 合計人口は 2453万人• 先進自治体は競争状態(横浜、福岡、大阪、千葉、静岡等)• 東京都も開始

• しかし「まだ 1700自治体の 1割」– 自治体連携

• 県主導による緩やかな連携/標準化(静岡、福井等)• オープンガバメント推進協議会(千葉市・福岡市・奈良市など 9自治体)

– 政府• IT 総合戦略本部手引書「オープンデータをはじめよう」( 2015 年 3 月)• 全ての自治体を動かす方法(法律等)も必要ではないか

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使える都市データの「濃度」を上げる19

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社会インフラとしての都市データ

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Watch_Dogs WeareData (UBISOFT)

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社会インフラとしての都市データバルセロナ:スマートシティ ロンドン:ダッシュボード

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Wi-Fi アクセスポイント、公共センサー(街路灯・バス・バス停・駐車場・ゴミ箱)市民制作センサー(スマートシティズン・センサーキット)

画像: SMART CITIZEN https://smartcitizen.me/

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都市データの濃度を上げる

22Icons made by Freepik from www.flaticon.com / CC BY 3.0

Page 23: オープンデータとSNSは地域の交通課題、地域活性化にどう活用できるか

都市データの濃度を上げる

23Icons made by Freepik from www.flaticon.com / CC BY 3.0

Page 24: オープンデータとSNSは地域の交通課題、地域活性化にどう活用できるか

都市データの濃度を上げる

24Icons made by Freepik from www.flaticon.com / CC BY 3.0

Page 25: オープンデータとSNSは地域の交通課題、地域活性化にどう活用できるか

参考• データエクスチェンジコンソーシアム• 彩の国さいたま人づくり広域連合 平成

26 年度 政策課題研究報告書「ビッグデータ・オープンデータ活用戦略〜宝の山の活かし方〜 」

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ハイパーローカル × 分析・予測26

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活用企業の分析

データを組合せる OpenData500• ニューヨーク大学

GovLab

• 新ビジネスの生成、製品やサービス開発に政府データを活用する米国企業に関する包括的研究

• ロジック・アルゴリズムで勝負する企業が目立つ

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Open Open Open× ×

Open Closed×

Page 28: オープンデータとSNSは地域の交通課題、地域活性化にどう活用できるか

行政情報のカスタマイズ配信

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• 広報情報オープンデータ化• 大阪市、埼玉県、葛飾区、千代田区、厚木市ほか

• 活用事例• マイ広報誌• PUSH 大阪、 PUSH 広報

• 個人が選択的に情報を受信できるように

マイ広報誌(オープンコーポレイツジャパン)

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ブレーキが多く踏まれる危険箇所を特定• ホンダ ×埼玉県

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図:埼玉県庁 知事の部屋:「ビッグデータの活用 カーナビデータによる道路危険箇所の解消」https://www.pref.saitama.lg.jp/a0002/room-seisaku/seisaku-025.html参考:佐竹 三江「急ブレーキデータと格闘して事故 2割減、埼玉県 県土整備部道路政策課」http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20140304/541049/?ST=bigdata

急ブレーキの回数が月間 9 回が 0 回に減少

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あらゆる空間情報を用い、独自の計算で世界中の不動産価値を推定

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• GEEO (株式会社おたに)• 2015 年オープンデータ

アプリ総務大臣奨励賞

GEEO  株式会社おたに

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これから犯罪が起きる場所を予測PREDPOL (プレッドポル)

• 過去データと「予測モデル」に基づき地図に表示– 車上荒らし、住居への強盗、自動車窃盗、拳銃やナイフを使った犯罪、拳銃等を使わない暴行

– ベテラン刑事の予測より 2.3倍の確率で的中

• 米国中心に 60 都市で導入– 米国サンタクルズ市は 2 年で犯罪が 17%減

– 国際的に増加中31

参照:日経トレンディネット「ビッグデータで犯罪予測、治安を改善したサンタクルーズ市の挑戦」LA、アトランタ…米警察で犯罪予知技術を導入( 2015/2/19 7:00日本経済新聞 電子版)ほか

• 先入観を助長する危険性も

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SNS と地域社会32

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オープンガバメント・「大きな社会」へ

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行政企業

社会組織

企業

社会組織

行政

透明性・参加・協働 米国 オバマ大統領  2009 年 OpenGov覚書プラットフォームとしての政府

Do It Ourselves米国 ティム・オライリー 2009 年

大きな社会  英国 キャメロン首相 2009 年 演説市民が支えざるを得ない社会 日本 小林隆(東海大学)

行政

筆者作成

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平均世帯人員の減少「日本の世帯数の将来推計 (全国推計 )2013(平成 25) 年 1 月推計」国立社会保障・人口問題研究所

全世帯の 19.8%→ 37.2%へ

40 年で 0.9 人減少

今後も緩やかに減少

単独世帯の増加

家族の規模が小さくなり、一人暮らしが増加へ

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より「個人」を単位とする社会へ

年 単独世帯 「夫婦と子」世帯 備考1980 年 19.8% 42.1% 最多の分類は「夫婦と子」2015 年 33.3% 27.0% 05-10 年の間に逆転2035 年 37.2% 23.3%

2035 年には 65歳以上の 37.7% ( 762.2万世帯)が単独世帯。2035 年には 75歳以上の 39.7% ( 4,66万世帯)が単独世帯。

国立社会保障・人口問題研究所「日本の世帯数の将来推計(全国推計)」 2013 年 1 月推計35

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地域社会はどうなるか?– 単身世帯の増加– 高齢化の進展– 人口減少(過疎化)の進展– 町内会や地域の組織・団体も機能不全?

• 「高齢者たちが寂しく暮らす社会」化が進む?

– 地域社会の諸課題を自ら解決する能力や活力の低下– 新しい物事への危険・不安感の増加

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社会関係資本 Social Capital

• R. パットナム– イタリアと米国を研究

– 協調行動 (小集団活動 ) の創発がカギ

– 協調行動を活発にする社会的特徴• 信頼• 互酬性

• 市民参加のネットワーク

– 橋渡し型と結束型

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人のつながりと地域活性化のモデル

内部の一体感や安心・信頼の醸成

外部のコミュニティや人との連携

(つながりを深める)+(つながりを作る)

地域にさまざまな中間集団・協力行動が生まれ、活動が活発化し、安心、楽しさ、発見が生まれる

生活利便性向上、イベント、安全安心、まちづくり、顧客開拓・販売促進、観光客誘致等

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ここまでのまとめ:地域社会に何が必要か?

• 縮小社会では活発な小集団活動が地域社会の力に

• さまざまな協調行動・中間集団の再形成や活性化(人をつなぐ、つなぎ直すこと)が必要

– 情報の発信・拡散よりも人間関係構築が重要

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コミュニケーションの先40

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41三菱 UFJ ビジネススクエア「 SQUET」 2013 年 4 月号

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Uberification (ウーバリフィケーション)/シェア経済

• 近年、「シェア」を価値観とするサービスがいくつも登場

1. 従来は十分に活用されていなかったものをより細かく識別(区別)

2. 多様なニーズを持った消費者と提供者をマッチングする

3. 双方向に評価情報を付加する4. これまでになかった流通が生

まれる

• 例:Uber– スマホアプリによる予約システム

や事前登録によるクレジットカード決済などを利用したタクシー配車サービス

– uberX : 一般車・ドライバーの時間と空間を有効活用

– 運転者と乗客を識別し、マッチングし、双方向評価

• 例:Airbnb– 一般人の所有する空き部屋や空間を

活用した宿泊予約サービス

– 宿泊場所提供者と宿泊者を識別し、マッチングし、双方向評価をする