「技術のインテリジェンスを創る」をどうやって実現するか

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技技技技技技技技技技技技技技技 「」 技技技技技技技技技技技 技技技技技技技技技技技技 技技 技技 1 2016/04/12

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Page 1: 「技術のインテリジェンスを創る」をどうやって実現するか

「技術のインテリジェンスを創

る」

をどうやって実現するか

株式会社インテリジェンス大谷 祐司

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2016/04/12

Page 2: 「技術のインテリジェンスを創る」をどうやって実現するか

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・インテリジェンス Technology Lab.技術責任者

・テンプホールディングス 技術戦略部 部長

・山口県下関出身の 35歳

・企画、開発、マネジメントまで幅広く担当

・ 2児の父親です

自己紹介

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そして、技術が大好きなエンジニアです。

自己紹介

Page 4: 「技術のインテリジェンスを創る」をどうやって実現するか

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これまでの経歴

- 大学生 -

ビジュアル系バンドでプロを目指して上京

ライブハウスで激しくギターを弾いてました。

普段はパチンコ屋でバイトしてました。

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これまでの経歴

22歳〜 26歳 (4年間)

Sierでシステム開発

製造業、金融系などのシステムを中心に担当。

スーツを着て、Windowsと Java言語で開発

していました。

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これまでの経歴

26歳〜 27歳 (1年間)

リクルートエージェントで事業企画

新規事業を立ち上げる専門チームにおいて、

Web業界の紹介サービスを立ち上げました。

システム開発は全くやっていません。

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これまでの経歴

27歳〜 32歳 (5年間)

サイバーエージェントでシステム開発

ネット広告部門のシステムチームを立ち上げ。

途中からは子会社の技術責任者として、

サービスと組織作りに取り組みました。

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これまでの経歴

33歳〜 35歳 (2年)

インテリジェンスで開発チームの立ち上げ

信頼できる仲間たちと挑戦を続けています。

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エンジニアのかたは

挙手をお願いします

質問①

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HR業界のかたは

挙手をお願いします

質問②

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インテリジェンスにエンジニア組織をつくり、

新規事業を立ち上げるまでの話です。

今日のテーマ

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従業員数 約 4000名

設立 1989年 6月 15日

人材紹介 , 求人メディア , 派遣事業など、

HR系のサービスを中心に展開しています。

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2013年 12月にインテリジェンス入社

社員数は 4000名近かったのですが、

エンジニアは 0人でした。

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エンジニア 0人・・・

ではサービス開発はどうやっていたのか?

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全てグループ会社やベンダーに

外注していました。

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そんな環境に、1人目のエンジニアとして

入社しました。

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入社を決めた 3つの理由

・ゼロから技術組織を作れることに魅力を感じた

・担当役員が「技術の重要性」を理解していた

・ HRはもっとテクノロジーを活用できると考え

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入社当初は、エンジニア向け制度もありません。

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私服 NG

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PCはウインドウズ (32bit / メモリ 2G)

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ソフトウェアの自由なインストール不可能

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入社してすぐに開発環境を「インストール申請」

するが、ほとんど通らない。。

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文句ばかり言ってもしょうがないので、

とにかく成果を出すために開発しました。

(半年くらい一人でした )

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・ DODA関連サービス開発

・新しいWebサービス開発

・社内業務改善

・エンジニア採用や組織作り

・社内制度の改善 (情シスとの調

整 )

入社当初のミッション

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それから 2年・・・

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現在のインテリジェンス

エンジニアが働きやすい環境になりました。

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・私服勤務 OK

・選べる高性能 PC(Mac / Windows)

・プロジェクトが責任のもとで技術選定

・開発ツールの自由なインストール

現在のインテリジェンス

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新規事業として始まったこれらサービスは、

社内のエンジニアチームが開発しています。

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dots.

エンジニア向けイベント情報サービス

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MIIDAS

スカウト型の転職サイト

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MyRefer

リファラルリクルーティングサービス

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ショコラ

家事シェアサービス

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meeta

働く価値観でマッチングする転職サイト

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・企画とエンジニア /デザイナーが同じ組織

・エンジニアがどんどんサービスに提案する

・スピード重視。とにかく早く作って出す

・サービス改善のサイクルがとても早い

新規事業チームの特徴

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私が開発責任者として、昨年 7月に

リリースした「MIIDAS」

開発にあたり、どのように技術チームを

作ってきたかご紹介します。

Page 36: 「技術のインテリジェンスを創る」をどうやって実現するか

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事業プランコンテストで決定

インテリジェンスで毎年行っている

事業プランコンテスト。

そこでMIIDASの事業化が決まりました。

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事業プランコンテストからのサービス

・顧問派遣サービスの i-common

・リファラルリクルーティングのMyRefer

・家事代行サービスのショコラ

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・スカウト型の転職サービス

・「面接確約オファー」を受けられる

・「年収診断」「転職実績」などのコンテンツ

・Web サービス / スマホアプリで展開

MIIDASの概要

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事業企画 : 4名

フロントエンド : 2名

サーバーサイド : 6名

スマホアプリ : 2名

合計: 14名

チームの人員構成

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2014年 11月 事業化決定

2015年 01月 カンパニー発足 /採用開

2015年 02月 エンジニア 7名を採用

完了

2015年 03月 本格的な開発開始

2015年 07月 リリース

リリースまでのフェーズ

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当初は外注開発も検討しましたが、

「事業と技術チームを両方つくる」

という意思を持って

内製で開発することにしました。

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技術チーム作りにおいて、

最も大切にしていること

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最も大切にしていること

組織成果 楽しく働く挑戦できる

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組織成果と技術者の自己実現を、

高いレベルでバランスをとる。

そのためのチーム作りだと考えています。

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チームのスローガンとして

技術のインテリジェンスを創る

こちらを打ち出すことにしました。

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技術選定

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技術選定はチームの方向性を示すもの

であり、意思をもって決めるものだと

考えています。

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技術選定

・チームにとって非常に大きな意思決定。

・どんな人を採用したいのか。

・どんなチームにしたいのか。

・誰が決定に責任を持つのか。

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8割の「普通に仕事ができる」エンジニアよりも、

2割の「技術に熱狂する」エンジニアを採用したい。

挑戦できる環境だということを打ち出したい。

ノウハウをどんどん発信する文化にしたい。

MIIDAS技術選定における軸

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MIIDASで採用している技術

OS : CentOS7

Webサーバ : nginx1.9

DB :

MariaDB10.0

インフラ管理 : Ansible

Web開発言語 : Hack(hhvm3.7)

フレームワーク : FuelPHP1.7

バッチ開発言語 : Go言語 1.4

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・ Go経験者が 1 →名 8名以上に

・社外で 7回の Go言語勉強会に登壇

・「挑戦して良い」という空気が作れた

・他部門も積極的に挑戦するようになった

選定して良かったこと

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・技術選定はきちんと意志をもって決める。

・人材採用においても大きなポイントになる。

・選定理由を明確にし、説明できるようにする。

・「開発ツール」以上の意味が技術にはある。

技術選定まとめ

→技術選定はとても重要!

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人材採用

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1月〜 2月でエンジニア 7名を採用しました。

その際の採用方法をご紹介します

採用について

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・露出を増やす

・チームの説明資料をつくる

・人材会社との接点を増やす

・経営と認識を合わせる

採用時に取り組んだ4つのこと

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露出を増やす

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チームの説明資料をつくる

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人材会社との接点を増やす

10社以上の人材会社を自分で訪問して、チームの

特徴や欲しい人材、チャレンジできる環境を説明

して回りました。

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経営と認識を合わせる

・必要な人材についてディスカッション

・採用したメンバーに自分が責任を持つと宣言

・面接 1回で内定を出す(その場で合格通知)

・やりたいことを聞いて、その仕事を任せる。

Page 62: 「技術のインテリジェンスを創る」をどうやって実現するか

・採用プロセスの簡略化で、1次で結果を出す。・ 1 ミリでも迷ったら採用しない。・「とりあえず」で会わない。 疲弊 + 人材会社に勘違いさせてしまう。・人材会社に FB をしてピントがずれた人が 上がってこないようにする。

採用において工夫したこと

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・採用の「常識」には囚われない。

・とにかく発信してチームを知ってもらう。

・泥臭い事に時間を割くことが成功につながる。

・採用の軸を、経営陣も含めて意識統一する。

「採用」まとめ

→採用はとても重要!

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様々な困難を乗り越えて無事にリリース。

企業と個人の出会いを生み出し続けています。

チームとして一丸となって、より良いサービス

を目指して改善を続けています。

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参考:よく聞かれること FAQ

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どうやって社内でMacが使えるようにしたの

か?

「 iOSアプリを作る」という、

Mac必須な理由を作りました。

FAQ

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何かに NGを出されたとき、徹底的に調査を行い、

「本当にそれが有用である」

ということを、きちんと証明しました。

SSLの比較や DBの調査など、

技術的な検証も多く実践しています。

FAQ

組織のルールを変えるためにやったこと

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メディア掲載の多くは、問い合わせフォームから

取材依頼のメッセージを行っています。

「どんな PR材料があるか」を常に意識して、

きちんと継続的に露出できるように心がけています。

どうしたらメディアに取り上げてもらえるのか

FAQ

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エンジニアが「サービスの価値」をきちんと理解し、

共通のゴールに向かって取り組んでいけるように、

何度もサービス説明を行いました。

徐々にエンジニアからの提案も増えていきました。

FAQ

なぜMIIDASのエンジニアは、多くの

サービス改善提案を出せるのか?

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マスタ作成に一番時間をかけました。

社内のキャリアコンサルタントも巻き込み、

「きちんとスキルを入力できる」「面接確約ができ

る」

マスタ作成を行っています。

FAQ

MIIDASの開発はどこに時間をかけたのか

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そしてこれから・・・

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1人から始まったエンジニアチームですが、

現在は 50人以上のエンジニアが活躍しています。

「技術のインテリジェンス」実現に向けて、

これからも挑戦し続けます。

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インテリジェンスでは一緒に

「技術のインテリジェンスを創る」を実現する

メンバーを募集しています。

興味あれば気軽にお声がけください!

Page 74: 「技術のインテリジェンスを創る」をどうやって実現するか

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ご静聴ありがとうございました。