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TRANSCRIPT
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障害者の雇用の促進等に関する法律に基づく
障がい者活躍推進計画
令和2年4月
越谷市長
越谷市消防長
越谷市議会議長
越谷市代表監査委員
越谷市農業委員会
越谷市教育委員会
越谷・松伏水道企業団企業長
東埼玉資源環境組合管理者
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<目次>
Ⅰ 計画策定の趣旨 .......................................................................................................... - 1 -
Ⅱ 計画の基本的事項 ...................................................................................................... - 2 -
1 計画期間 ................................................................................................................................. - 2 -
2 計画の実施機関及び対象職員 ........................................................................................... - 2 -
3 計画の推進にあたって........................................................................................................ - 2 -
Ⅲ 本市における障がい者雇用の状況 ............................................................................ - 3 -
1 障がい者の採用選考の実施等 ........................................................................................... - 3 -
2 障がい者の雇用状況 ............................................................................................................ - 3 -
3 障がい者の定着率の状況 ................................................................................................... - 4 -
Ⅳ 障がい者の活躍推進に向けた目標 ............................................................................ - 5 -
1 障がい者の雇用率に関する事項 ....................................................................................... - 5 -
2 障がい者の定着率に関する事項 ....................................................................................... - 5 -
3 障がい者の理解促進に関する事項 ................................................................................... - 5 -
Ⅴ 障がい者の活躍推進に向けた取組 ............................................................................ - 6 -
1 障がい者の活躍を推進するための体制整備 .................................................................. - 6 -
2 障がい者の活躍を推進するための職場環境の整備 ..................................................... - 8 -
3 障がい者の活躍を推進するための人事管理 .................................................................. - 8 -
4 その他 ..................................................................................................................................... - 9 -
Ⅵ 参考 .......................................................................................................................... - 10 -
※「障害者」「障害」について
本計画では、漢字表記であった「障害者」「障害」の文字
について、法令等に基づくものや固有名詞などを除き、
原則として「障がい者」「障がい」と表記します。
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Ⅰ 計画策定の趣旨
越谷市では、障害者の雇用の促進等に関する法律※1(昭和35年法律第123号。以
下「障害者雇用促進法」という。)等に基づき、平成10年度から身体障がい者を対象
とした採用試験を実施するなど、障がい者の働く機会の創出に努めてきました。
しかしながら、平成30年に公務部門における対象障がい者の不適切な計上の実態が
全国的に判明し、本市においても改めて精査した結果、厚生労働省の定めるガイドライ
ンと異なる取扱いをし、誤った報告をしていた事実が判明しました。
本市では、再発防止策の検討を進めるとともに、職員によるワーキンググループを立
ち上げ、庁内における障がい者雇用のあり方について検討を重ねた結果、職場環境の整
備や業務の創出など、市の組織が一体となって取り組むための方策を策定することが必
要との認識に至りました。
また、令和元年6月には、障害者雇用促進法の改正により、国及び地方公共団体が率
先して障がい者を雇用する責務が明示されるとともに、厚生労働大臣が作成する指針に
即して、「障がい者である職員の職業生活における活躍の推進に関する取組に関する計
画(以下「障がい者活躍推進計画」という。)」を策定することが義務付けられました。
障がい者の活躍とは、障がい特性や個性に応じて、その能力を遺憾なく発揮できるこ
とであり、全ての障がいのある職員が活躍できるよう、市の組織を挙げて取り組んでい
くことが重要です。
これらのことを踏まえ、本市における障がい者雇用のさらなる推進を目的として、職
員の採用方法や職場環境の整備、相談体制の確立など、本市が取り組むべき方策をまと
めた「越谷市障がい者活躍推進計画」を策定しました。
本計画のもと、障がいのある職員を含む全ての職員が、いきいきと活躍できる職場環
境の実現を目指し、組織全体で取り組んでまいります。
令和2年4月
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Ⅱ 計画の基本的事項
1 計画期間
計画の期間は、令和2年度から令和6年度までの5年間とします。
なお、目標の達成状況等により、適宜、必要な見直しを行うこととします。
2 計画の実施機関及び対象職員
計画は、地方公共団体の任命権者ごとに作成することとされていますが、本市では、
計画の作成までに、下表の任命権者及び各実施機関の障がい者等が参画し、更には計画
に基づく目標の達成度や取組の実施状況を一つの実施機関(市長部局)で把握できるこ
とから、当該任命権者の連名による計画としています。
なお、この計画は、当該各実施機関の職員を対象とします(会計年度任用職員も含
む)。
実施機関(任命権者) 対象職員
市長 市長が任命する職員
消防長 消防長が任命する職員
議会の議長 議会の議長が任命する職員
代表監査委員 代表監査委員が任命する職員
農業委員会 農業委員会が任命する職員
教育委員会 教育委員会が任命する職員
越谷・松伏水道企業団企業長 越谷・松伏水道企業団企業長が任命する職員
東埼玉資源環境組合管理者 東埼玉資源環境組合管理者が任命する職員
3 計画の推進にあたって
計画の推進にあたっては、各部署において、職員一人ひとりがそれぞれの立場・役割に
応じた行動を心がけるとともに、計画の実現に向け、組織全体で取り組む必要がありま
す。
そのため、本計画に基づく取組の実施状況や課題の点検等を、適宜行うとともに、必要
に応じて、新たな取組の導入や計画の見直しを行うこととします。
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Ⅲ 本市における障がい者雇用の状況
1 障がい者の採用選考の実施等
〇 本市では、障がいのある人の働く場を確保するための取組として、平成10年度か
ら、身体障がい者を対象とした常勤職員の採用試験を実施しています。
〇 令和元年度の職員採用試験から、身体障がい者のみを対象としてきた受験資格の制
限を外し、知的障がい者や精神障がい者も受験できるよう対象を拡大しています。
〇 障がい者の就労支援及び雇用機会の拡大のため、臨時職員として、平成30年7月
から2人の知的障がい者を採用し、更には令和元年7月から身体障がい者と精神障が
い者の2人を採用するなど、いわゆる『チャレンジ雇用』としての取組を積極的に推進
しています。
2 障がい者の雇用状況
障害者雇用促進法により、職員が40人以上いる地方公共団体は、障がい者を雇用
する義務があり、毎年6月1日時点の障がい者の雇用状況を厚生労働大臣に障がい者の
任免状況として通報しています。
令和元年6月1日時点の実雇用率については、下表のとおりです。
【各実施機関の実雇用率】 令和元年6月1日時点
実施機関 法定雇用率 実雇用率 法定雇用障がい者数を達成す
るために必要な職員数(※)
法定雇用率
の達成状況
市長部局 2.5% 1.83% 13人 未達成
教育委員会 2.5% 1.90% 1人 未達成
越谷・松伏水道企業団 2.5% 1.96% 0人 達成
東埼玉資源環境組合 2.5% 2.33% 0人 達成
※ 障がい者雇用率制度では、対象障がい者である職員の数が、法定雇用障がい者数(職員
総数に法定雇用率を乗じて得た数(その数に一人未満の端数があるときは、その端数
は、切り捨てる。))以上である場合は、達成に必要な職員数を0人としている。
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3 障がい者の定着率の状況
障がい者を対象とした試験の採用者の定着率は、下表のとおりです。
【障がい者を対象とした試験の採用者(常勤職員)】
定着率
採用から6か月後 75%
採用から1年後 75%
※平成26年度~平成30年度の採用試験の採用者
【障がい者を対象とした試験の採用者(臨時職員)】
定着率
採用から6か月後 100%
採用から1年後 100%
※平成30年度における採用試験の採用者
定 着 率 ・・・採用された職員が、6か月後及び1年後に在職している割合
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Ⅳ 障がい者の活躍推進に向けた目標
1 障がい者の雇用率に関する事項
障がい者の雇用率を法定雇用率以上とする。
【対象機関】
①市長部局、②教育委員会、③越谷・松伏水道企業団、④東埼玉資源環境組合
【評価方法】
毎年の任免状況通報(厚生労働大臣への報告)により把握・進捗管理
2 障がい者の定着率に関する事項
本人の本意と反して離職する障がい者を生じさせない。
【対象機関】
障がい者である職員が在籍する実施機関
【評価方法】
毎年の任免状況通報(厚生労働大臣への報告)時を基準日とし、前年度採用者の定
着状況を把握・進捗管理
3 障がい者の理解促進に関する事項
障がい者理解を促進するための研修を毎年1回以上実施する。
【対象機関】
全実施機関
【評価方法】
各年度の研修実績により管理
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Ⅴ 障がい者の活躍推進に向けた取組
1 障がい者の活躍を推進するための体制整備
障害者雇用推進者※2の選任について
障がい者雇用の促進及び安定を図るためには、障がい者雇用に関する責任体制を確立し、
実効性のある雇用推進と適正な雇用管理を行う必要があります。そのため、本市では、障害
者雇用促進法第78条第1項に基づき、下表のとおり任命権者ごとに障害者雇用推進者を選
任します。
【各実施機関の障害者雇用推進者】
実施機関(任命権者) 障害者雇用推進者
市長 総務部人事課長
消防長 消防本部総務課長
議会の議長 議会事務局議事課長
代表監査委員 監査委員事務局監査課長
農業委員会 農業委員会事務局長
教育委員会 教育総務部教育総務課長
越谷・松伏水道企業団企業長 越谷・松伏水道企業団事務局総務課長
東埼玉資源環境組合管理者 東埼玉資源環境組合事務局総務課長
障がい者活躍推進委員会等の設置について
① 障がい者活躍推進委員会
計画の作成・変更及び点検・見直し等を行うことを目的として、年1回以上、越
谷市障がい者活躍推進委員会(以下「委員会」という。)を開催します。
② 障がい者活躍推進部会
計画の作成及び変更時に、委員会の議事に関する調査・研究を行う下部組織とし
て、必要に応じて、適宜開催します。
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障がい者理解の促進について
本市の全職員を対象として、障がい者理解を促進するための研修を行います。
〇 障がい者の雇用に関する特別研修を実施
〇 新採用職員や監督職員を対象とした階層別研修において、「越谷市における障
害を理由とする差別の解消の推進に関する対応要領」を周知
サポート体制について
障がい者である職員の相談先は①職場の同僚や上司、②庁内相談窓口、③庁外相談
窓口があります。また、④障がい者活躍推進委員会を加えた①~④が連携を図り、障
がい者である職員をサポートします。
①職場の同僚・上司
②庁内相談窓口
安全衛生課では健康やハラスメント
に関する相談を受け付けているほか、
人事課でも障害者職業生活相談員※3 や
社内ジョブコーチ※4を配置し、身近な相
談を受け付けています。
職業生活において、一番身
近な存在であり、業務内容や
些細なことについて、相談に
乗る存在です。
障がい者である職員が活躍できる
よう職場環境の整備等を通して、
職員をサポートします。
障害者就労支援センター、障害
者就業・生活支援センター、労働局
やハローワーク等では、障がい者
の就業面や生活面における相談・
支援を実施するなど、障がい者の
職業生活をサポートしています。
③庁外相談窓口
④障がい者活躍推進委員会
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2 障がい者の活躍を推進するための職場環境の整備
障がい者である職員に対し、毎年1回、職場における実態調査を実施し、その結果
を踏まえ、職場環境の整備に努めます。
3 障がい者の活躍を推進するための人事管理
募集・採用について
これまでと同様、身体障がい者、知的障がい者及び精神障がい者を対象とした採用
試験を実施し、障がい者の働く機会の創出に努めます。なお、採用選考にあたり、
受験者からの要望に対して、できる限りの合理的配慮※5を行います。
また、職員の募集・採用にあたって、次に掲げる不適切な取扱いは行いません。
① 特定の障がいを排除し、又は特定の障がいに限定する。
② 自力で通勤できることといった条件を設定する。
③ 介助者なしで業務遂行が可能といった条件を設定する。
④ 「就労支援機関に所属・登録しており、雇用期間中、支援が受けられること」
といった条件を設定する。
⑤ 特定の就労支援機関からのみ、受入れを実施する。
面談の実施について
新規に採用した障がい者である職員について、1年目は入庁2か月後を目安に面談
を行います。2年目以降は、毎年、職員から面談の希望の有無を確認し、必要に応じ
て、適宜面談を行います。
仕事における合理的配慮について
障がい者である職員との面談等を通じて、希望する合理的配慮の内容を把握し、で
きる限り本人の障がい特性や個性に応じた業務の選定に努めます。
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障がいのある会計年度任用職員の人事管理について
① 新規業務の創出
各課所から依頼された業務を整理し、既存業務の切出しや複数業務の組み合わせ
による新規業務の創出に努めます。
② 職員の人材育成
職員の障がい特性や個性に応じて、業務の習得状況等も踏まえ、従事する内容を
3段階(ステップA・B・C)に分類し、これを段階的に行います。
【段階的業務のイメージ】
ステップA 主に専用の事務スペースで、補助職員の指示を受けなが
ら業務を行う。
ステップB
ステップAの作業に加えて、作業依頼のあった庁内各課
所に職員が短期間(1週間~1か月)で出向き、基本的
には当該依頼先の指示を受け業務を行う。
ステップC ステップBにおける職員が出向く期間を中・長期(1か
月~3か月程度)に設定し、業務を行う。
③ 職員のキャリア形成と民間企業等への就労支援
日頃の業務を通じて、職員のスキル向上とキャリア形成を支援するとともに、本
人が民間企業等への就職を希望する際は、障害者就労支援センターやハローワーク
と連携・協力を図りながら、民間企業等で就労できるよう支援します。
4 その他
国等による障害者就労施設等からの物品等の調達の推進等に関する法律※6(平成24
年法律第50号)に基づく障害者就労施設等への発注等を通じて、障がい者の活躍の場
の拡大を推進します。
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Ⅵ 参考
越谷市障がい者活躍推進委員会設置要領
(令和2年3月2日市⾧決裁)
(設置)
第1条 障害者の雇用の促進等に関する法律(昭和35年法律第123号)第7条の3第
1項の規定に基づく障がい者活躍推進計画の作成及び当該計画の実施状況の点検、対
策、見直し等を行うため、越谷市障がい者活躍推進委員会(以下「委員会」という。)
を設置する。
(組織)
第2条 委員会の委員は、次に掲げる職にある者をもって充てる。
行財政部行政管理課⾧
総務部人事課⾧
総務部庁舎管理課⾧
福祉部障害福祉課⾧
消防本部総務課⾧
教育総務部教育総務課⾧
越谷・松伏水道企業団総務課⾧
東埼玉資源環境組合総務課⾧
2 委員会に、委員⾧及び副委員⾧を置く。
3 委員⾧は、総務部人事課⾧の職にある者をもって充てる。
4 副委員⾧は、行財政部行政管理課⾧の職にある者をもって充てる。
(委員⾧及び副委員⾧)
第3条 委員⾧は、委員会の会議を招集し、その議⾧となる。
2 副委員⾧は、委員⾧を補佐し、委員⾧に事故があるとき又は委員⾧が欠けたときは、
その職務を代理する。
(障がい者活躍推進部会)
第4条 委員会における協議検討事項に係る調査及び研究を行わせるため、委員会に障が
い者活躍推進部会(以下「部会」という。)を置く。
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2 部会の会員は、委員⾧が指名する者をもって充てる。
3 部会に部会⾧及び副部会⾧を置き、部会員の互選により定める。
4 部会⾧は、部会の会議を招集し、その議⾧となる。
5 副部会⾧は、部会⾧を補佐し、部会⾧に事故があるとき又は部会⾧が欠けたときは、
その職務を代理する。
(庶務)
第5条 委員会及び部会の庶務は、総務部人事課において処理する。
(その他)
第6条 この要領に定めるもののほか委員会及び部会の運営に関し必要な事項は、委員⾧
が別に定める。
附 則
この要領は、令和2年3月2日から施行する。
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越谷市こ し がや し
における障害しょうがい
を理由り ゆ う
とする差別さ べ つ
の解消かいしょう
の推進すいしん
に関かん
する対応たいおう
要領ようりょう
(平成へいせい
28年ねん
3月がつ
31日にち
市⾧しちょう
決裁けっさい
)
(目的もくてき
)
第だい
1 条じょう
この要よう
領りょう
は、 障 害しょうがい
を理由り ゆ う
とする差別さ べ つ
の 解 消かいしょう
の推進すいしん
に関かん
する法律ほうりつ
(平へい
成せい
25
年ねん
法律ほうりつ
第だい
65号ごう
。以下い か
「法ほう
」という。)第だい
10 条じょう
第だい
1項こう
の規定き て い
に基もと
づき、また、 障 害しょうがい
を理由り ゆ う
とする差別さ べ つ
の 解 消かいしょう
の推進すいしん
に関かん
する基本き ほ ん
方針ほうしん
(平成へいせい
27年ねん
2月がつ
24日にち
閣議か く ぎ
決定けってい
)
に即そく
して、法ほう
第だい
7 条じょう
に規定き て い
する事項じ こ う
に関かん
し、 職 員しょくいん
(非常勤ひじょうきん
職 員しょくいん
及およ
び臨時り ん じ
職 員しょくいん
を含ふく
む。以下い か
「 職 員しょくいん
」という。)が適切てきせつ
に対応たいおう
するために必要ひつよう
な事項じ こ う
を定さだ
めるものとす
る。
なお、越谷市こ し が や し
は、これまでも事務じ む
又また
は事業じぎょう
を 行おこな
うに当あ
たり、 障しょう
がい者しゃ
の尊厳そんげん
を
尊 重そんちょう
してきたところであり、法ほう
制定せいてい
を契機け い き
として、 職 員しょくいん
が、あらためて、 障しょう
がいを
理由り ゆ う
として不当ふ と う
な差別的さ べ つ て き
取 扱とりあつか
いを 行おこな
わないこと、社会的しゃかいてき
障 壁しょうへき
の除去じょきょ
の実施じ っ し
について
必要ひつよう
かつ合理的ご う り て き
な配慮はいりょ
(以下い か
「合理的ご う り て き
配慮はいりょ
」という。)を 提 供ていきょう
していくことについ
て、この 要 領ようりょう
において明あき
らかにする。
(定義て い ぎ
)
第だい
2 条じょう
この 要 領ようりょう
において、次つぎ
の各号かくごう
に掲かか
げる用語よ う ご
の意義い ぎ
は、当該とうがい
各号かくごう
に定さだ
めるところ
による。
障しょう
がい 身 体 障しんたいしょう
がい、知的ち て き
障しょう
がい、 精 神 障せいしんしょう
がい( 発 達 障はったつしょう
がい・高こう
次じ
脳のう
機き
能のう
障しょう
がいを含ふく
む。)その他た
の心身しんしん
の機能き の う
の 障しょう
がいをいう。
障しょう
がい者しゃ
障しょう
がい及およ
び社会的しゃかいてき
障 壁しょうへき
により継続的けいぞくてき
に 日 常にちじょう
生活せいかつ
又また
は社会しゃかい
生活せいかつ
に
相当そうとう
な制限せいげん
を受う
ける 状 態じょうたい
にあるものをいう。
監督者かんとくしゃ
職 員しょくいん
のうち、課⾧かちょう
相当そうとう
職しょく
以上いじょう
の地位ち い
にある者もの
をいう。
(不当ふ と う
な差別的さ べ つ て き
取 扱とりあつか
いの禁止き ん し
)
第だい
3 条じょう
職 員しょくいん
は、その事務じ む
又また
は事業じぎょう
を 行おこな
うに当あ
たり、 障しょう
がいを理由り ゆ う
として、 障しょう
がい
者しゃ
でない者もの
と不当ふ と う
な差別的さ べ つ て き
取 扱とりあつか
いをすることにより、 障しょう
がい者しゃ
の権利け ん り
利益り え き
を侵しん
害がい
して
はならない。これに当あ
たり、 職 員しょくいん
は、別紙べ っ し
に定さだ
める事項じ こ う
に留意りゅうい
するものとする。
(合理的ご う り て き
配慮はいりょ
の 提 供ていきょう
)
第だい
4 条じょう
職 員しょくいん
は、その事務じ む
又また
は事業じぎょう
を 行おこな
うに当あ
たり、 障しょう
がい者しゃ
から現げん
に社会的しゃかいてき
障 壁しょうへき
の
除去じょきょ
を必要ひつよう
としている旨むね
の意思い し
の 表 明ひょうめい
があった場合ば あ い
において、その実施じ っ し
に 伴ともな
う負ふ
担たん
が
過重かじゅう
でないときは、 障しょう
がい者しゃ
の権利け ん り
利益り え き
を侵害しんがい
することとならないよう、当該とうがい
障しょう
がい
- 13 -
者しゃ
の性別せいべつ
、年齢ねんれい
及およ
び 障しょう
がいの 状 態じょうたい
に応おう
じて、合理的ご う り て き
配慮はいりょ
の 提 供ていきょう
をしなければならな
い。これに当あ
たり、 職 員しょくいん
は、別紙べ っ し
に定さだ
める事項じ こ う
に留意りゅうい
するものとする。
(監督者かんとくしゃ
の責務せ き む
)
第だい
5 条じょう
監督者かんとくしゃ
は、 障しょう
がいを理由り ゆ う
とする差別さ べ つ
の 解 消かいしょう
を推進すいしん
するため、次つぎ
の各号かくごう
に掲かか
げる
事項じ こ う
に留意りゅうい
して 障しょう
がい者しゃ
に対たい
する不当ふ と う
な差別的さ べ つ て き
取 扱とりあつか
いが 行おこな
われないよう注意ちゅうい
し、ま
た、 障しょう
がい者しゃ
に対たい
して合理的ご う り て き
配慮はいりょ
の 提 供ていきょう
がなされるよう 環 境かんきょう
の整備せ い び
を図はか
らなければな
らない。
日 常にちじょう
の執務し つ む
を通つう
じた指導し ど う
等とう
により、 障しょう
がいを理由り ゆ う
とする差別さ べ つ
の 解 消かいしょう
に関かん
し、
職 員しょくいん
の注意ちゅうい
を喚起か ん き
し、認識にんしき
を深ふか
めること。
障しょう
がい者しゃ
等とう
から不当ふ と う
な差別的さ べ つ て き
取 扱とりあつか
い、合理的ご う り て き
配慮はいりょ
の不提供ふていきょう
に関かん
する相談そうだん
、苦情くじょう
の
申もう
し出で
等とう
(以下い か
「相談そうだん
等とう
」という。)があった場合ば あ い
は、迅速じんそく
に 状 況じょうきょう
を確認かくにん
するこ
と。
合理的ご う り て き
配慮はいりょ
の必要性ひつようせい
が確認かくにん
された場合ば あ い
、 職 員しょくいん
に対たい
して、合理的ご う り て き
配慮はいりょ
の 提 供ていきょう
を適てき
切せつ
に 行おこな
うよう指導し ど う
等とう
を実施じ っ し
すること。
2 監督者かんとくしゃ
は、 障しょう
がいを理由り ゆ う
とする差別さ べ つ
に関かん
する問題もんだい
が 生しょう
じた場合ば あ い
には、迅速じんそく
かつ適てき
切せつ
に対処たいしょ
しなければならない。
(相談そうだん
体制たいせい
)
第だい
6 条じょう
職 員しょくいん
による 障しょう
がいを理由り ゆ う
とする差別さ べ つ
に関かん
する 障しょう
がい者しゃ
及およ
びその家族か ぞ く
その他た
の
関係者かんけいしゃ
からの相談そうだん
等とう
に的確てきかく
に対応たいおう
するための相談そうだん
等とう
受付うけつけ
窓口まどぐち
を総務部そ う む ぶ
人事課じ ん じ か
に置お
く。
2 相談そうだん
等とう
の受付うけつけ
は、手紙て が み
、電話で ん わ
、FAX、メールなど任意に ん い
の方法ほうほう
を用もち
いて、相談そうだん
等とう
受うけ
付つけ
窓口まどぐち
において 行おこな
う。
3 人事じ ん じ
課⾧かちょう
は、相談そうだん
等とう
の内容ないよう
に応おう
じ関係課か ん け い か
等とう
の 職 員しょくいん
に前項ぜんこう
の処理し ょ り
を依頼い ら い
することができ
る。
4 相談そうだん
等とう
受付うけつけ
窓口まどぐち
に寄よ
せられた相談そうだん
等とう
については、相談者そうだんしゃ
のプライバシーに配慮はいりょ
しつつ
関係者間かんけいしゃかん
で 情 報じょうほう
共 有きょうゆう
を図はか
り、以後い ご
の相談そうだん
等とう
において活用かつよう
することとする。
( 研 修けんしゅう
等とう
)
第だい
7 条じょう
市⾧しちょう
は、 障しょう
がいを理由り ゆ う
とする差別さ べ つ
の 解 消かいしょう
の推進すいしん
を図はか
るため、 職 員しょくいん
に対たい
し必ひつ
要よう
な
研 修けんしゅう
の実施じ っ し
等とう
の措置そ ち
を継続的けいぞくてき
に 行おこな
うものとする。
- 14 -
別紙べ っ し
越谷市こ し が や し
における障害しょうがい
を理由り ゆ う
とする差別さ べ つ
の解消かいしょう
の推進すいしん
に関かん
する対応たいおう
要領ようりょう
に係かか
る留意りゅうい
事項じ こ う
第だい
1 不当ふ と う
な差別的さ べ つ て き
取 扱とりあつか
いの基本的き ほ ん て き
な 考かんが
え方かた
法ほう
は、 障しょう
がい者しゃ
に対たい
して、正当せいとう
な理由り ゆ う
なく、 障しょう
がいを理由り ゆ う
として、財ざい
・サービスや
各種かくしゅ
機会き か い
の 提 供ていきょう
を拒否き ょ ひ
する又また
は 提 供ていきょう
に当あ
たって場所ば し ょ
・時間帯じ か ん た い
などを制限せいげん
する、 障しょう
がい者しゃ
でない者もの
に対たい
しては付ふ
さない 条 件じょうけん
を付つ
けることなどにより、 障しょう
がい者しゃ
の権利け ん り
利益り え き
を侵害しんがい
することを禁止き ん し
している。
ただし、 障しょう
がい者しゃ
の事実上じじつじょう
の 平びょう
等どう
を促進そくしん
し、又また
は達成たっせい
するために必要ひつよう
な特別とくべつ
の措置そ ち
は、不当ふ と う
な差別的さ べ つ て き
取 扱とりあつか
いではない。したがって、 障しょう
がい者しゃ
を 障しょう
がい者しゃ
でない者もの
と比くら
べて
優ゆう
遇ぐう
する 取 扱とりあつか
い(積 極 的せっきょくてき
改善かいぜん
措置そ ち
)、法ほう
に規定き て い
された 障しょう
がい者しゃ
に対たい
する合理的ご う り て き
配はい
慮りょ
の
提 供ていきょう
による 障しょう
がい者しゃ
でない者もの
との異こと
なる 扱あつか
いや、合理的ご う り て き
配慮はいりょ
を提てい
供きょう
するために必ひつ
要よう
な
範囲は ん い
で、プライバシーに配慮はいりょ
しつつ 障しょう
がい者しゃ
に 障しょう
がいの 状 況じょうきょう
等とう
を確認かくにん
することは、
不当ふ と う
な差別的さ べ つ て き
扱あつか
いには当あ
たらない。
このように、不当ふ と う
な差別的さ べ つ て き
取 扱とりあつか
いとは、正当せいとう
な理由り ゆ う
なく、 障しょう
がい者しゃ
を、問題もんだい
となる
事務じ む
又また
は事業じぎょう
について、 障しょう
がい者しゃ
でない者もの
より不利ふ り
に 扱あつか
うことである点てん
に留意りゅうい
する必ひつ
要よう
がある。
第だい
2 正当せいとう
な理由り ゆ う
の判断はんだん
の視点し て ん
正当せいとう
な理由り ゆ う
に相当そうとう
するのは、 障しょう
がい者しゃ
に対たい
して、 障しょう
がいを理由り ゆ う
として、財ざい
・サービス
や各種かくしゅ
機会き か い
の 提 供ていきょう
を拒否き ょ ひ
するなどの 取 扱とりあつか
いが客 観 的きゃっかんてき
に見み
て正当せいとう
な目的もくてき
の下もと
に 行おこな
われたも
のであり、その目的もくてき
に照て
らしてやむを得え
ないと言い
える場合ば あ い
である。市し
においては、正当せいとう
な
理由り ゆ う
に相当そうとう
するか否いな
かについて、具体的ぐ た い て き
な検討けんとう
をせずに正当せいとう
な理由り ゆ う
を拡かく
大だい
解 釈かいしゃく
するなどし
て法ほう
の趣旨し ゅ し
を損そこ
なうことなく、個別こ べ つ
の事案じ あ ん
ごとに、 障しょう
がい者しゃ
、第三者だいさんしゃ
の権利け ん り
利益り え き
(例れい
:
安全あんぜん
の確保か く ほ
、財産ざいさん
の保全ほ ぜ ん
、損害そんがい
発生はっせい
の防止ぼ う し
等とう
)及およ
び市し
の事務じ む
又また
は事じ
業ぎょう
の目的もくてき
・内容ないよう
・機能き の う
の維持い じ
等とう
の観点かんてん
に 鑑かんが
み、具体的ぐ た い て き
場面ば め ん
や 状 況じょうきょう
に応おう
じて総合的そうごうてき
・ 客きゃっ
観的かんてき
に判断はんだん
することが
必要ひつよう
である。
職 員しょくいん
は、正当せいとう
な理由り ゆ う
があると判断はんだん
した場合ば あ い
には、 障しょう
がい者しゃ
にその理由り ゆ う
を説明せつめい
するもの
とし、理解り か い
を得え
るよう努つと
めるものとする。
第だい
3 不当ふ と う
な差別的さ べ つ て き
取 扱とりあつか
いの具体例ぐ た い れ い
不当ふ と う
な差別的さ べ つ て き
取 扱とりあつか
いに当あ
たり得う
る具体例ぐ た い れ い
は以下い か
のとおりである。なお、第だい
2で示しめ
したと
- 15 -
おり、不当ふ と う
な差別的さ べ つ て き
取 扱とりあつか
いに相当そうとう
するか否いな
かについては、個別こ べ つ
の事案じ あ ん
ごとに判断はんだん
されるこ
ととなる。また、以下い か
に記載き さ い
されている具体例ぐ た い れ い
については、正当せいとう
な理由り ゆ う
が存在そんざい
しないこと
を前提ぜんてい
としていること、さらに、それらはあくまでも例示れ い じ
であり、記載き さ い
されている具体例ぐ た い れ い
だけに限かぎ
られるものではないことに留意りゅうい
する必要ひつよう
がある。
(不当ふ と う
な差別的さ べ つ て き
取 扱とりあつか
いに当あ
たり得う
る具体例ぐ た い れ い
)
○ 障しょう
がいを理由り ゆ う
に窓口まどぐち
対応たいおう
を拒否き ょ ひ
する。
○ 障しょう
がいを理由り ゆ う
に対応たいおう
の 順 序じゅんじょ
を後回あとまわ
しにする。
○ 身体しんたい
障 害 者しょうがいしゃ
補助ほ じ ょ
犬けん
の同伴どうはん
を拒否き ょ ひ
する。
○ 障しょう
がいを理由り ゆ う
に書面しょめん
の交付こ う ふ
、資料しりょう
の送付そ う ふ
、パンフレットの 提 供ていきょう
等とう
を拒こば
む。
○ 障しょう
がいを理由り ゆ う
に説明会せつめいかい
、シンポジウム等とう
への 出 席しゅっせき
を拒こば
む。
○ 事務じ む
・事業じぎょう
の遂 行 上すいこうじょう
、特とく
に必要ひつよう
ではないにもかかわらず、 障しょう
がいを理由り ゆ う
に、来らい
庁ちょう
の際さい
に付つ
き添そ
い者しゃ
の同行どうこう
を求もと
めるなどの 条 件じょうけん
を付つ
けたり、特とく
に支障ししょう
がないにもかかわ
らず、付つ
き添そ
い者しゃ
の同行どうこう
を拒こば
んだりする。
○ 障しょう
がい者しゃ
本人ほんにん
ではなく、支援者し え ん し ゃ
、介助者かいじょしゃ
や付つ
き添そ
い者しゃ
のみに話はな
しかける。
第だい
4 合理的ご う り て き
配慮はいりょ
の基本的き ほ ん て き
な 考かんが
え方かた
1 障しょう
がい者しゃ
の権利け ん り
に関かん
する 条 約じょうやく
(以下い か
、「権利け ん り
条 約じょうやく
」という。)第だい
2 条じょう
において、
「合理的ご う り て き
配慮はいりょ
」は、「障 害 者しょうがいしゃ
が他た
の者もの
との 平 等びょうどう
を基礎き そ
として全すべ
ての人権じんけん
及およ
び基本的き ほ ん て き
自由じ ゆ う
を 享 有きょうゆう
し、又また
は行使こ う し
することを確保か く ほ
するための必要ひつよう
かつ適当てきとう
な変更へんこう
及およ
び 調 整ちょうせい
であ
って、特定とくてい
の場合ば あ い
において必要ひつよう
とされるものであり、かつ、均衡きんこう
を失しっ
した又また
は過度か ど
の
負担ふ た ん
を課か
さないもの」と定義て い ぎ
されている。
法ほう
は、この合理的ご う り て き
配慮はいりょ
の定義て い ぎ
を踏ふ
まえ、 行 政ぎょうせい
機関き か ん
等とう
に対たい
し、その事務じ む
又また
は事業じぎょう
を 行おこな
うに当あ
たり、個々こ こ
の場面ば め ん
において、 障しょう
がい者しゃ
から現げん
に社会的しゃかいてき
障 壁しょうへき
の除去じょきょ
を必要ひつよう
として
いる旨むね
の意思い し
の 表 明ひょうめい
があった場合ば あ い
において、その実施じ っ し
に 伴ともな
う負担ふ た ん
が過重かじゅう
でないとき
は、 障しょう
がい者しゃ
の権利け ん り
利益り え き
を侵害しんがい
することとならないよう、社会的しゃかいてき
障 壁しょうへき
の除去じょきょ
の実施じ っ し
に
ついて、合理的ご う り て き
配慮はいりょ
を 行おこな
うことを求もと
めている。これは、 障しょう
がい者しゃ
が受う
ける制限せいげん
は、 障しょう
がいのみに起因き い ん
するのではなく、社会しゃかい
における様々さまざま
な 障 壁しょうへき
と相あい
対たい
することによって 生しょう
ずるものとのいわゆる「社会的しゃかいてき
モデル」の 考かんが
え方かた
を踏ふ
まえたものである。
合理的ご う り て き
配慮はいりょ
は、市し
の事務じ む
又また
は事業じぎょう
の目的もくてき
・内容ないよう
・機能き の う
に照て
らし、必要ひつよう
とされる範囲は ん い
で
本来ほんらい
の業務ぎょうむ
に付随ふ ず い
するものに限かぎ
られること、 障しょう
がい者しゃ
でない者もの
との比較ひ か く
において同等どうとう
の
機会き か い
の 提 供ていきょう
を受う
けるためのものであること、事務じ む
又また
は事業じぎょう
の目的もくてき
・内容ないよう
・機能き の う
の本質的ほんしつてき
な変更へんこう
には及およ
ばないことに留意りゅうい
する必要ひつよう
がある。
- 16 -
2 合理的ご う り て き
配慮はいりょ
は、 障しょう
がいの 状 況じょうきょう
や社会的しゃかいてき
障 壁しょうへき
の除去じょきょ
が求もと
められる具体的ぐ た い て き
場面ば め ん
等とう
に応おう
じて異こと
なり、多様た よ う
かつ個別性こ べ つ せ い
の高たか
いものであり、当 該 障とうがいしょう
がい者しゃ
が現げん
に置お
かれている
状 況じょうきょう
を踏ふ
まえ、社会的しゃかいてき
障 壁しょうへき
の除去じょきょ
のための手段しゅだん
及およ
び方法ほうほう
について、「第だい
5過重かじゅう
な負担ふ た ん
の基本的き ほ ん て き
な 考かんが
え方かた
」に掲かか
げる要素よ う そ
を考慮こうりょ
し、代替だいたい
措置そ ち
の選択せんたく
を含ふく
め、双方そうほう
の相互そ う ご
理解り か い
を
通つう
じて、必要ひつよう
かつ合理的ご う り て き
な範囲は ん い
で、 柔 軟じゅうなん
に対応たいおう
がなされるものである。さらに、合理的ご う り て き
配慮はいりょ
の内容ないよう
は、技術ぎじゅつ
の進展しんてん
、社会しゃかい
情 勢じょうせい
の変化へ ん か
等とう
に応おう
じて変か
わり得う
るものである。合理的ご う り て き
配慮はいりょ
の 提 供ていきょう
に当あ
たっては、 障しょう
がい者しゃ
の性別せいべつ
、年齢ねんれい
、 状 態じょうたい
等とう
に配慮はいりょ
するものとする。
なお、合理的ご う り て き
配慮はいりょ
を必要ひつよう
とする 障しょう
がい者しゃ
が多数た す う
見込み こ
まれる場合ば あ い
、 障しょう
がい者しゃ
との
関係性かんけいせい
が⾧期ちょうき
にわたる場合ば あ い
等とう
には、その都度つ ど
の合理的ご う り て き
配慮はいりょ
とは別べつ
に、 後 述こうじゅつ
する 環 境かんきょう
の
整備せ い び
を考慮こうりょ
に入い
れることにより、 中ちゅう
・⾧期的ちょうきてき
なコストの削減さくげん
・効率化こ う り つ か
につながる点てん
は
重 要じゅうよう
である。
3 意思い し
の 表 明ひょうめい
に当あ
たっては、具体的ぐ た い て き
場面ば め ん
において、社会的しゃかいてき
障 壁しょうへき
の除去じょきょ
に関かん
する配慮はいりょ
を
必要ひつよう
としている 状 況じょうきょう
にあることを言語げ ん ご
(手話し ゅ わ
を含ふく
む。)のほか、点字て ん じ
、拡かく
大文字だ い も じ
、
筆談ひつだん
、実物じつぶつ
の掲示け い じ
や身振み ぶ
りサイン等とう
による合図あ い ず
、 触 覚しょっかく
による意思い し
伝達でんたつ
など、 障しょう
がい者しゃ
が他人た に ん
とコミュニケーションを図はか
る際さい
に必要ひつよう
な手段しゅだん
(通訳つうやく
を介かい
するものを含ふく
む。)によ
り伝つた
えられる。
また、 障しょう
がい者しゃ
からの意思い し
表 明ひょうめい
のみでなく、知的障ちてきしょう
がいや精 神 障せいしんしょう
がい(発達はったつ
障しょう
が
い、高こう
次じ
脳のう
機き
能のう
障しょう
がいを含ふく
む。)等とう
により本人ほんにん
の意思い し
表 明ひょうめい
が困難こんなん
な場合ば あ い
には、 障しょう
がい
者しゃ
の家族か ぞ く
、介助者かいじょしゃ
等とう
、コミュニケーションを支援し え ん
する者もの
が本人ほんにん
を補佐ほ さ
して 行おこな
う意思い し
の
表 明ひょうめい
も含ふく
む。
なお、意思い し
の 表 明ひょうめい
が困難こんなん
な 障しょう
がい者しゃ
が、家族か ぞ く
、介助者かいじょしゃ
等とう
を 伴ともな
っていない場合ば あ い
など、
意思い し
の 表 明ひょうめい
がない場合ば あ い
であっても、当 該 障とうがいしょう
がい者しゃ
が社会的しゃかいてき
障 壁しょうへき
の除去じょきょ
を必要ひつよう
としてい
ることが明白めいはく
である場合ば あ い
には、当 該 障とうがいしょう
がい者しゃ
に対たい
して適切てきせつ
と思おも
われる配はい
慮りょ
を提案ていあん
するな
ど、自主的じ し ゅ て き
な取組とりくみ
に努つと
めることが望のぞ
ましい。
4 合理的ご う り て き
配慮はいりょ
は、 障しょう
がい者しゃ
等とう
の利用り よ う
を想定そうてい
して事前じ ぜ ん
に 行おこな
われる建築物けんちくぶつ
のバリアフリー
化か
、介助者かいじょしゃ
等とう
の人的じんてき
支援し え ん
、 情 報じょうほう
アクセシビリティの 向 上こうじょう
等とう
の 環 境かんきょう
の整備せ い び
を基礎き そ
とし
て、個々こ こ
の 障しょう
がい者しゃ
に対たい
して、その 状 況じょうきょう
に応おう
じて個別こ べ つ
に実施じ っ し
される措そ
置ち
である。した
がって、各場面か く ば め ん
における 環 境かんきょう
の整備せ い び
の 状 況じょうきょう
により、合理的ご う り て き
配慮はいりょ
の内容ないよう
は異こと
なることと
なる。また、 障しょう
がいの 状 態じょうたい
等とう
が変化へ ん か
することもあるため、特とく
に 障しょう
がい者しゃ
との関係性かんけいせい
が
⾧期ちょうき
にわたる場合ば あ い
等とう
には、 提 供ていきょう
する合理的ご う り て き
配慮はいりょ
について、適宜て き ぎ
、見直み な お
しを 行おこな
うことが
重 要じゅうよう
である。
- 17 -
5 市し
がその事務じ む
又また
は事業じぎょう
を事じ
業 者ぎょうしゃ
に委託い た く
等とう
する場合ば あ い
は、 提 供ていきょう
される合理的ご う り て き
配慮はいりょ
の内容ないよう
に大おお
きな差異さ い
が 生しょう
ずることにより 障しょう
がい者しゃ
が不利益ふ り え き
を受う
けることのないよう、委託い た く
等とう
の 条 件じょうけん
に、越谷市職員こしがやししょくいん
の 障しょう
がいを理由り ゆ う
とする差別さ べ つ
の 解 消かいしょう
の推進すいしん
に関かん
する対応たいおう
要 領ようりょう
を踏ふ
まえた合理的ご う り て き
配慮はいりょ
の 提 供ていきょう
について盛も
り込こ
むよう努つと
めるものとする。
第だい
5 過重かじゅう
な負担ふ た ん
の基本的き ほ ん て き
な 考かんが
え方かた
過重かじゅう
な負担ふ た ん
については、個別こ べ つ
の事案じ あ ん
ごとに、以下い か
の要素よ う そ
等とう
を考慮こうりょ
し、具体的ぐ た い て き
場面ば め ん
や
状 況じょうきょう
に応おう
じて総合的そうごうてき
・客 観 的きゃっかんてき
に判断はんだん
することが必要ひつよう
である。
職 員しょくいん
は、過重かじゅう
な負担ふ た ん
に当あ
たると判断はんだん
した場合ば あ い
は、 障しょう
がい者しゃ
にその理由り ゆ う
を説明せつめい
するもの
とし、理解り か い
を得え
るよう努つと
めるものとする。
○ 事務じ む
又また
は事業じぎょう
への 影 響えいきょう
の程度て い ど
(事務じ む
又また
は事業じぎょう
の目的もくてき
、内容ないよう
、機能き の う
を損そこ
なうか否いな
か)
○ 実現じつげん
可能性か の う せ い
の程度て い ど
(物理的ぶ つ り て き
・技術的ぎじゅつてき
制約せいやく
、人的じんてき
・体 制 上たいせいじょう
の制約せいやく
)
○ 費用ひ よ う
・負担ふ た ん
の程度て い ど
第だい
6 合理的ご う り て き
配慮はいりょ
の具体例ぐ た い れ い
第だい
4で示しめ
したとおり、合理的ご う り て き
配慮はいりょ
は、 障しょう
がいの 状 況じょうきょう
や具体的ぐ た い て き
場面ば め ん
や 状 況じょうきょう
に応おう
じて異こと
なり、多様た よ う
かつ個別性こ べ つ せ い
の高たか
いものであるが、具体例ぐ た い れ い
としては、次つぎ
のようなものがある。
なお、記載き さ い
した具体例ぐ た い れ い
については、第だい
5で示しめ
した過重かじゅう
な負担ふ た ん
が存在そんざい
しないことを前ぜん
提てい
と
していること、また、これらはあくまでも例示れ い じ
であり、記載き さ い
されている具体例ぐ た い れ い
だけに限かぎ
ら
れるものではないことに留意りゅうい
する必要ひつよう
がある。
(合理的ご う り て き
配慮はいりょ
に当あ
たり得う
る物理的ぶ つ り て き
環 境かんきょう
への配慮はいりょ
の具体例ぐ た い れ い
)
○ 段差だ ん さ
がある場合ば あ い
に、車椅子く る ま い す
利用者り よ う し ゃ
にキャスター上あ
げ等とう
の補助ほ じ ょ
をする、簡かん
易い
スロープ
の設置せ っ ち
などをする。
○ 電動でんどう
車椅子く る ま い す
のバッテリーの 充 電 量じゅうでんりょう
が少すく
なくなった場合ば あ い
に 充 電じゅうでん
を 行おこな
う。
○ 配架は い か
棚だな
の高たか
い 所ところ
に置お
かれたパンフレット等とう
を取と
って渡わた
す。パンフレット等とう
の位い
置ち
を
分わ
かりやすく伝つた
える。
○ 目的もくてき
の場所ば し ょ
までの案内あんない
の際さい
に、 障しょう
がい者しゃ
の歩行ほ こ う
速度そ く ど
に合あ
わせた速度そ く ど
で歩ある
いたり、
前後ぜ ん ご
・左右さ ゆ う
・距離き ょ り
の位置い ち
取ど
りについて、 障しょう
がい者しゃ
の希望き ぼ う
を聞き
いたりする。
○ 障しょう
がいの 状 況じょうきょう
により、頻繁ひんぱん
に離席り せ き
の必要ひつよう
がある場合ば あ い
に、 会 場かいじょう
の座席ざ せ き
位置い ち
を 扉とびら
付近ふ き ん
にする。
○ 疲労ひ ろ う
を感かん
じやすい 障しょう
がい者しゃ
から別室べっしつ
での 休 憩きゅうけい
の申もう
し出で
があった際さい
、別室べっしつ
の確保か く ほ
が
困難こんなん
である場合ば あ い
、当 該 障とうがいしょう
がい者しゃ
に事情じじょう
を説明せつめい
し、対応たいおう
窓口まどぐち
の近ちか
くに⾧椅子な が い す
を移い
動どう
させ
- 18 -
て臨時り ん じ
の 休 憩きゅうけい
スペースを設もう
ける。その際さい
、パーテーション等とう
を設置せ っ ち
しプライバシーに
配慮はいりょ
する。
○ 不随意ふ ず い い
運動うんどう
等とう
により書類しょるい
等とう
を押お
さえることが 難むずか
しい 障しょう
がい者しゃ
に対たい
し、 職 員しょくいん
が書しょ
類るい
を押お
さえたり、バインダー等とう
の固定こ て い
器具き ぐ
を 提 供ていきょう
したりする。
○ 災害さいがい
や事故じ こ
が発生はっせい
した際さい
、館内かんない
放送ほうそう
で避難ひ な ん
情 報じょうほう
等とう
の 緊 急きんきゅう
情 報じょうほう
を聞き
くことが 難むずか
しい
聴 覚 障ちょうかくしょう
がい者しゃ
に対たい
し、手書て が
きのボード等とう
を用もち
いて分わ
かりやすく案内あんない
して誘導ゆうどう
する。
○ 手て
が不自由ふ じ ゆ う
等とう
の 障しょう
がい者しゃ
に対たい
し、エレベーターのボタンを押お
すなどの配慮はいりょ
を 行おこな
う。
(合理的ご う り て き
配慮はいりょ
に当あ
たり得う
る意思い し
疎通そ つ う
の配慮はいりょ
の具体例ぐ た い れ い
)
○ 筆談ひつだん
、読よ
み上あ
げ、手話し ゅ わ
、要約ようやく
筆記ひ っ き
、点字て ん じ
、拡かく
大文字だ い も じ
等とう
のコミュニケーション手しゅ
段だん
を
用もち
いる。
○ 不特定ふ と く て い
の人ひと
が集あつ
まるイベントや行事ぎょうじ
等とう
に手話通し ゅ わ つ う
訳者やくしゃ
や要約ようやく
筆ひっ
記者き し ゃ
を配置は い ち
する。その
際さい
、イベントや行事ぎょうじ
の周知しゅうち
と合あ
わせて、手話通し ゅ わ つ う
訳者やくしゃ
や要約ようやく
筆ひっ
記者き し ゃ
の配置は い ち
があることを
周知しゅうち
することに留意りゅうい
する。
○ 会議か い ぎ
資料しりょう
等とう
について、点字て ん じ
、拡かく
大文字だ い も じ
等とう
で作成さくせい
する際さい
に、各々おのおの
の媒体間ばいたいかん
でページ
番号ばんごう
等とう
が異こと
なりうることに留意りゅうい
する。
○ 視覚障しかくしょう
がいのある委員い い ん
に会議か い ぎ
資料しりょう
等とう
を事前じ ぜ ん
送付そ う ふ
する際さい
に、読よ
み上あ
げソフトに対たい
応おう
で
きるよう電子で ん し
データ(テキスト形式けいしき
)で 提 供ていきょう
する。
○ 意思い し
疎通そ つ う
が不得意ふ と く い
な 障しょう
がい者しゃ
に対たい
し、絵え
カード、コミュニケーション支援し え ん
ボード等とう
を活用かつよう
して意思い し
を確認かくにん
する。
○ 駐 車 場ちゅうしゃじょう
などで 通 常つうじょう
、口頭こうとう
で 行おこな
う案内あんない
を、紙かみ
にメモをして渡わた
す。
○ 書類しょるい
記入きにゅう
時じ
に、記入きにゅう
方法ほうほう
等とう
を本人ほんにん
の目め
の前まえ
で示しめ
したり、分わ
かりやすい記述きじゅつ
で伝でん
達たつ
し
たりする。本人ほんにん
の依頼い ら い
がある場合ば あ い
には、代読だいどく
や代筆だいひつ
といった配慮はいりょ
を 行おこな
う。
○ 障しょう
がい者しゃ
から申もう
し出で
があった際さい
に、ゆっくり、丁寧ていねい
に繰く
り返かえ
し説明せつめい
し、内容ないよう
が理解り か い
されたことを確認かくにん
しながら応対おうたい
する。また、なじみのない外来語が い ら い ご
は避さ
ける、漢数字か ん す う じ
は
用もち
いない、時刻じ こ く
は24時間じ か ん
表記ひょうき
ではなく午前ご ぜ ん
・午後ご ご
で表記ひょうき
するなどの配はい
慮りょ
をし、メモ
を必要ひつよう
に応おう
じて適時て き じ
に渡わた
す。
○ 会議か い ぎ
の進行しんこう
に当あ
たり、資料しりょう
を見み
ながら説明せつめい
を聞き
くことが困難こんなん
な視覚し か く
又また
は 聴 覚ちょうかく
に 障しょう
がいのある委員い い ん
や知的ち て き
障しょう
がいを持も
つ委員い い ん
に対たい
し、ゆっくり、丁寧ていねい
な進行しんこう
を 行おこな
う。
○ 会かい
議ぎ
の進行しんこう
に当あ
たっては、 職 員しょくいん
等とう
が委員い い ん
の 障しょう
がいの 状 況じょうきょう
に合あ
ったサポートを 行おこな
う。
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○ 順 番じゅんばん
を待ま
っている視覚障しかくしょう
がい者しゃ
に対たい
し、「あと何人なんにん
ですよ」あるいは「あと何分なんぷん
で
すよ」などの声こえ
かけを 行おこな
う。
○ 視覚障しかくしょう
がい者しゃ
の窓口まどぐち
対 応 中たいおうちゅう
に担当者たんとうしゃ
の交代こうたい
や書類しょるい
を取と
りに席せき
を外はず
す際さい
には、口頭こうとう
で
席せき
を外はず
す理由り ゆ う
を説明せつめい
する。
(ルール・慣行かんこう
の 柔 軟じゅうなん
な変更へんこう
の具体例ぐ た い れ い
)
○ 順 番じゅんばん
を待ま
つことが苦手に が て
な 障しょう
がい者しゃ
に対たい
し、周囲しゅうい
の者もの
の理解り か い
を得え
た上うえ
で、手続て つ づ
き 順じゅん
を入い
れ替か
える。
○ 立た
って列れつ
に並なら
んで 順 番じゅんばん
を待ま
っている場合ば あ い
に、周囲しゅうい
の者もの
の理解り か い
を得え
た上うえ
で、当該とうがい
障しょう
がい者しゃ
の 順 番じゅんばん
が来く
るまで別室べっしつ
や席せき
を用意よ う い
する。
○ スクリーン、手話通し ゅ わ つ う
訳者やくしゃ
、板書ばんしょ
等とう
がよく見み
えるように、スクリーン等とう
に近ちか
い席せき
を
確保か く ほ
する。
○ 車 両しゃりょう
乗 降じょうこう
場所ば し ょ
を施設し せ つ
出入口で い り ぐ ち
に近ちか
い場所ば し ょ
へ変更へんこう
する。
○ 市し
役所やくしょ
などの 公 共こうきょう
施設し せ つ
の敷地内し き ち な い
の 駐ちゅう
車 場しゃじょう
等とう
において、 障しょう
がい者しゃ
の来らい
庁ちょう
が多数た す う
見込み こ
まれる場合ば あ い
、 通 常つうじょう
、 障しょう
がい者しゃ
専用せんよう
とされていない区画く か く
を 障しょう
がい者しゃ
専用せんよう
の区画く か く
に
変更へんこう
する。
○ 他人た に ん
との 接 触せっしょく
、多人数た に ん ず う
の中なか
にいることによる 緊 張きんちょう
等とう
により、発作ほ っ さ
等とう
がある場合ば あ い
、
当 該 障とうがいしょう
がい者しゃ
に説明せつめい
の上うえ
、 障しょう
がいの 状 況じょうきょう
や施設し せ つ
の 状 況じょうきょう
に応おう
じて別室べっしつ
を準備じゅんび
する。
○ 非公表ひこうひょう
又また
は未公表みこうひょう
情 報じょうほう
を 扱あつか
う会議か い ぎ
等とう
において、 情 報じょうほう
管理か ん り
に係かか
る担保た ん ぽ
が得え
られるこ
とを前提ぜんてい
に、 障しょう
がいのある委員い い ん
の理解り か い
を援助えんじょ
する者もの
の同席どうせき
を認みと
める。
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障がい者活躍推進計画に関する問合せ
越谷市総務部人事課
〒343-8501
埼玉県越谷市越ヶ谷四丁目2番1号
TEL: (048)963-9132(直通)
FAX: (048)965-6433(共用)
e-mail : [email protected]