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2014 CMO-CIO Alignment Survey - Japan 浮き彫りとなったCMO CIOのマインドギャップ ~ 押し寄せるデジタル化の波に乗れ!マーケティングの新潮流~ Accenture Interactive

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2014 CMO-CIO Alignment Survey - Japan

浮き彫りとなったCMOとCIOのマインドギャップ~ 押し寄せるデジタル化の波に乗れ!マーケティングの新潮流~

Accenture Interactive

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はじめに押し寄せるデジタル化の波

2013年の時点で国内普及台数1,009万台だったスマートフォンは、2018年には1,738万台に、タブレットは218万台から384万台に拡大する見通しだ。さらにウェアラブルデバイスの新たな市場が立ち上がり、112万台がそこに加わる。そして、これらのスマートデバイスによってやりとりされるデータ通信量(月間トラフィック)は、1.5エクサバイトから15.9エクサバイトへ爆発的に増大すると予測されている。

そうした中で進んでいる、IoT(Internet of Things)やIoE(Internet of Everything)と 呼ばれる動向にも注目したい。スマート フォンやタブレットはもとより、各種セン サーやスマートメーターなど、2012年の時点で世界中の90億個に近いデバイスがすでにインターネットに接続されていると見られる。その数は今この瞬間も増え続けて

おり、2020年には750億個に達する見込みだ。こうした無数のインターネットデバイスから時々刻々と生成される膨大なデータに対して高度なアナリティクスを適用し、ビジネスに活用していくというのがIoTやIoEの取り組みだ。

一方で顧客に注目してみると、PCはもとより、スマートフォンやタブレット、ウェアラブルデバイスなど、さまざまなスマートデバイスを通じて、いつでもどこでもネットワークにアクセスできるようになった。結果、顧客体験を得るための手段は、従来のリアル店舗だけに限らず、多様な選択肢の中から選べるようになった。

例えば、個と個をダイレクトにつなぐインターネット上のオープンコミュニティが、より多くの顧客接点を形成し、Twitterや

1997年5月、IBMのスーパー コンピューター「Deep Blue」が、 当時チェスの世界王者だった ゲイリー・カスパロフ氏を打ち 負かし、世界を驚かせた。 実はこのスーパーコンピューターをも 上回る処理能力が、現在のスマート デバイスには搭載されている。 どこにでも持ち歩ける高度な コンピューターを、誰もが所有する時代となり、人々の生活やビジネスのあり方を大きく変えている。

2013年 2018年

[出典] IDC社の資料を基にアクセンチュアが作成• Worldwide Mobile Phone 2014–2018 Forecast and Analysis• Worldwide and U.S. Tablet Plus 2-in-1 2014–2018 Forecast• Worldwide Wearable Computing Device 2014–2018 Forecast and Analysis• Worldwide Internet of Things (IoT) 2013–2020 Forecast

1,009万台(年間出荷台数)

218万台(年間出荷台数)

6万台(年間出荷台数)

1.5エクサバイト(月間トラフィック)

488.6兆円 782.2兆円

112万台

15.9エクサバイト

384万台

1,738万台スマートフォン

タブレット端末

ウェアラブル・デバイス

モバイルデータ通信料

IoT市場規模

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Facebook、LINEなどのソーシャルメディアでの交流を通じてやりとりされる口コミ、あるいはブログに掲載された他者からの評価が、顧客の購買行動や意思決定に大きな影響を与える重要な要素となっている。

こうしたオンラインとオフラインの往来は自由自在に行われており、顧客はバーチャ ルとリアル双方の体験を通じて、商品や サービスの選択を行うのである。

「ショールーミング化」と呼ばれる消費者の行動は、その象徴的な変化だ。リアル店舗で説明を受けたり、実物を確認したりした商品をその場では買わず、ソーシャルメディアで評判を確かめ、スマートフォンから価格比較サイトやネット通販サイトにアクセスして、リアル店舗よりも安い価格で購入するのである。

このようにインターネット、ソーシャルメディア、そしてスマートデバイスの普及によって 浸透する“デジタル”は、すべての顧客をオン ラインへと導き、新たなつながりを生み出 した。また、デジタルの恩恵を受けた顧客 は自らが信頼する情報、好む手段をもっ て意思決定を行うようになった。

顧客がビジネスの主導権を握るという、かつてないパワーシフトが起こっていることを、企業は強く認識しなければならない。

「Every Customer is a Digital Customer (すべての顧客はデジタル顧客へ)」と呼ばれる、ここ数十年のITの歴史における最大の変容が、今まさに起きているのである。

テクノロジーの進化がすべての顧客をオンラインへと導いている

個と個をつなぐオープンコミュニティはより多くの顧客接点を形成

オンラインとオフラインの行き来は自由自在に行われる

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デジタル・マーケティングの 重要性と必然性アクセンチュアが提唱するデジタル・ マーケティングの概念

顧客の立場からも、オンラインからオフ ラインにまたがるあらゆるチャネルでの 一貫した情報提供が、企業との信頼関係を構築する重要な鍵となっている。したがって、デジタル・マーケティングとは広告配信やキャンペーンメールといった販売促進の ための単なる手段や戦術レベルで考える ものではなく、企業自体のあり方そのものに直結する経営戦略上の最重要テーマの一つである。

企業から顧客へのパワーシフトに対応し、 デジタル化されたマーケティングモデルに 変化できない企業は、もはや選ばれなく なり、存続できない時代を迎えていると いっても過言ではない。

では、企業は、どのような変化を目指すべきなのか。

従来の顧客体験は、「認知→選択→評価→購入→利用」という線形の行動モデルに より成り立っており、そこに対して企業側が 働きかけ、購買に誘引することが、マーケ ティングの役割とされてきた。

しかしながら、先に述べたようなデジタル化の波によって主導権を獲得した顧客は、常 に自らの意思に基づいて行動する。顧客の 行動範囲は、企業がコントロールする既 存チャネルだけにとどまらず、企業のコントロールが及ばないソーシャルなどのオープ ンコミュニティへ広がっているのである。 自らが選択したルートをたどり、情報収集と 評価を繰り返しながら最終的な意思決定を 行うというように、デジタル顧客の行動は より循環的なものになっている。こうした デジタル化時代の顧客行動モデルを、アクセンチュアでは「ノンストップ・カスタマー」と呼んでいる。

企業側からの発信を頼りに行動していた 旧来の線形の行動モデルは意味を持たなくなり、よりダイナミックな行動モデルへと変革を遂げている。企業にとって「販売」はゴールではなく、顧客体験のあくまでも一部ととらえ、その後も魅力的な顧客体験を継続提供し続けることが、マーケティングの新たなミッションとなっているのである。

顧客はデジタル世界の情報やオープンコミュニティと常につながりを持ち、行動するようになった。そして 企業には、こうした顧客の変容に いかに追随し、期待に応えられる 商品やサービス、エクスペリエンスを提供できるかが求められている。

従来の顧客行動モデル デジタル化時代の顧客行動モデル=ノンストップ・カスタマー

オープンアクセス コンテンツ&チャネル (Twitter/LinkedIn/Pinterest/Facebook/YouTube)

ブランドコントロール コンテンツ&チャネル (テレビ・ラジオ・ネット広告/自社サイト/メールマガジン)

認知

選択

評価

購入

利用

期待

認知

選択

購入

利用

評価 体験

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こうした新たな顧客行動に対応するためには、企業から顧客への一方通行の働きかけのみにとどまらず、顧客とのインタラクティ ブな関係を構築していく「デジタル・マーケティング」が必要となる。

デジタル・マーケティングとは、狭義には Web、ソーシャル、モバイルといったデジ タル・テクノロジーやデジタル・チャネルを 通じたマーケティングを意味するが、顧客にとって真に意味のある価値を提供するため

には、個別の顧客行動に脈絡なく対応するのではなく、チャネルやカスタマーライフサイクルを通じて一貫性ある「体験」の提供が求められる。

具体的には、実店舗や営業所などのリアル・チャネルとデジタル・チャネルをシームレスに連携させ、認知・関心から購買に至る販促 にとどまらずに購買後の利用まで含めた カスタマーライフサイクルを通じて、顧客ニーズを深く理解し、十人十色でありかつ

当意即妙な商品・サービスの「体験」を提供していくのである。

こうした価値提供を、デジタルの特性を 活かして実現することが真に求められている

「デジタル・マーケティング」であり、それ自体が企業と顧客の新たな関係性となることでデジタル化時代のビジネスの土台となるのである。

デジタル・マーケティングの全体像

“十人十色”で当意即妙の カスタマー・エクスペリエンス実現

お客様ニーズの理解・深耕による カスタマー・インサイト獲得直接的な

価値提供

マーケティング 用途

認知・関心 情報収集/検索・評価 購買 体験利用 経験の共有

顧客の 捉え方 “大衆”

マス・メディア実店舗/営業所/

サービスセンター

お得意様=“個客”

カスタマー・エクスペリエンス・プラットフォーム

企業IT

デジタル・コンテンツ管理 デジタル・マーケティング管理 アナリティクス&最適化 デジタル・コマース

基幹システム 経営管理系 ITオペレーション ITインフラ

Data Management Platform

経営企画 マーケティング・営業 商品企画・ デザイン IT

新たなテクノロジーにより創出されたデジタル接点

自社サイト/ポータル オンラインストア

メール モバイル

顧客

カスタマー ライフサイクル

顧客接点

顧客 フロント

基幹バック エンド

組織・人

IT

ソーシャルメディア

facebook

twitter

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こうしたデジタル・マーケティングの実現には、企業における顧客接点、IT、組織・人の大きな転換が求められるが、その基礎とし てマーケティング部門とIT部門が緊密に連携 していくことが必要不可欠である。その際、それぞれの部門を統括するCMO(最高マー ケティング責任者)とCIO(最高情報責任者)の両者がどれだけ有機的に協調・協働して いくかが成功に向けて重要な鍵を握って いる。

そうした連携において、CMOの主たる役割は、顧客との長きにわたるパートナーシップ を形成することである。マーケティングと セールスの垣根を越えて、顧客の喜びにつながる場を提供し、常に顧客の声に耳を傾け、きめ細かく応えていくことで、顧客との長く強い絆を構築していくのである。

一方でCIOには、顧客体験価値を支えるプ ラットフォーム・テクノロジーをビジネス現場で実装していくITソリューション・リーダーとしての役割が課せられる。顧客の声の収 集や応答を支える機能を提供するなど、 あらゆる顧客接点におけるデジタル・テクノロジーの活用を促し、その成果を確実なものとしていくのである。

顧客との長きにわたる パートナーシップの形成

CMOの役割 CIOの役割

• マーケティングとセールスの垣根を越えて、顧客の喜びにつながる場を提供

• 顧客の声に耳をすまし、応えることで、顧客との長く強い絆を構築

顧客との長きにわたる パートナーシップの形成

• すべての顧客接点におけるデジタル・テクノロジーの活用

• 顧客の声の収集や、応答を支える機能の提供

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調査概要

このような状況下において、実際のビジ ネス現場で活動するCMOとCIOは現状を どのように認識しているのか。アクセンチュアは日本を含めた11カ国においてグローバルにビジネスを展開している企業のマーケ ティング部門およびIT部門の上級幹部を 対象に「CMO-CIO調査2014」を実施した。本調査は、2012年に続き2度目の実施になるが、日本が対象になるのは今回が初めてである。

概要は下記の通りである。

• 調査対象者はグローバル企業のマーケ ティングおよびITの上級幹部1,147名

- マーケティング部門主なタイトル CMO, VP, Head of Brand, Head of

Communications, Head of Digital 等

- IT部門主なタイトル CIO, Director of IT, CTO, Top IT

Executive, Vice President 等

- 対象国(全11カ国) アメリカ、カナダ、イギリス、ドイツ、

フランス、イタリア、ブラジル、オースト ラリア、中国、シンガポール、日本

- 業種 (全12業種) 自動車、銀行、消費財、エレクトロニクス/

ハイテク、生命保険、損害保険、医療 機器、製薬/バイオ、メディア/エンター テイメント、小売り、通信、交通/旅行

• 日本の回答者は全体の8.8% (101名)

• 回答企業の年間売上高は1,000億円以上

CMOはマーケティングへの テクノロジー活用をより積極的に 行い、CIOは社内のいわゆる基幹 システムを構築するだけでなく、 顧客接点強化のための新たな機能やサービス提供の比重を上げて いく必要がある。CMOとCIOの双方が問題意識を共有し、両輪となって ビジネスを牽引していくことで、 初めて企業はデジタル・ マーケティングを体現する企業へ変化することができる。 581 566

マーケティングの上級幹部

ITの上級幹部

ドイツカナダアメリカ

業種:

交通/旅行

銀行自動車 消費財 エレクトロニクス/ハイテク 生命保険 損害保険

医療機器 製薬/バイオ 小売り 通信メディア/エンターテイメント

対象地域の分布: 対象国:

33%北米

35%

32%アジア(APAC) ブラジル オーストラリア 中国

イギリス フランス

日本

欧州、アフリカ、中南米(EALA)

イタリア

シンガポール

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調査結果ダイジェスト浮き彫りとなったCMOとCIOのマインドギャップ

Q: マーケティングとITの情報共有・連携の必要性を感じていますか?(回答:「はい」)

56%

69%

77%83%

0%

20%

40%

60%

80%

100%

2012 2014

Global CMO

Global CIO

Japan CIO

90%

Japan CMO80%

※日本は2012年の調査実施せず

Q: デジタル・マーケティングチャネルによって生まれた機会を有効活用するために、組織がどれだけ準備しているかを評価してください (回答:「準備/かなり準備できている」)

CMO

CIO

Japan28%

Japan33%

準備状況にギャップ

準備状況にギャップ

Global 53%

Global 63%

Q: ITはマーケティングの戦略的パートナーですか?(回答:「同意/強く同意」以外」)

CMO

CIO

Japan82%

Japan45%

Global 46%

Global 32%

36%の意識ギャップ

2014 CMO-CIO Alignment Surveyの リサーチ結果によれば、CMOとCIOの双方に

「相互に連携・協働していくことの必要性」 に対する意識が着実に高まってきている。特に日本企業のCIOはグローバル平均と比較しても高いレベルにある。

その反面、大きな問題として明らかになっ たのが、協業意識は高まりながらもその実態が伴っていないことだ。日本企業のCMO の実に8割以上が、IT部門を戦略的パート ナーとみなしていないという厳しい現実が 示されたのである。また、5割近くのCIOが、マーケティング部門との踏み込んだ連携・協働は不要と考えている。

グローバル企業のCMOと日本企業のCMOの間には、依然としてITに対する大きなマインドギャップが存在しているのである。

日本企業のCMOやCIOの課題認識は、 グローバルと比べて遅れていると言わざる を得ない状況だ。ただ、そうした中にあってもCMO/CIOともに、デジタル・マーケティングチャネルへの対応がグローバルと比較して遅れているという危機意識は高い。

グローバル平均ではCMO/CIOともに50% 以上が「デジタル・マーケティングチャネル への対応準備が進んでいる」と回答したの に対し、日本企業ではほとんどCMO/CIOが

「対応は不十分」という自己評価を下しているのである。

82%

45%

日本企業のCMOの8割以上がIT部門を戦略的パートナーと

みなしていない

CMO CIO

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では、何がデジタル・マーケティングチャネルへの対応準備の足かせになっているのかというと、端的には人材・ケイパビリティの不足である。日本企業のCMO/CIOはともに「スキルのあるリソースの欠如」を最大課題ととらえている。

デジタル・マーケティングに関する知識や経験を持った人材を社内に育成できていないことから、何をどこから始めればよいのかわからず、変革が進んでいない現状が見てとれる。

グローバル平均においても、CMOレベルでは「スキルのあるリソースの欠如」を最大の課題として挙げている点は同じである。ただし、「デジタル・マーケティングチャネルの不十分な財源」や「社内IT部門の不十分なサポート」など、デジタル・マーケティングを推進する上で直面する、より具体的な課題にも高い意識を示している点が、日本企業の傾向とは異なっている。

CIOレベルでの課題意識を比べてみると、 グローバル平均と日本の間にはさらに大 きなマインドギャップが浮き彫りになって くる。

日本企業のCIOはCMOと同様に、「スキルのあるリソースの欠如」を最大の課題ととらえている。これに対し、グローバル企業の CIOは「ソリューションの複雑性」「マーケ ティングのビジョンの欠如」など、実際にデジタル・マーケティングプロジェクトを推進するにあたって直面する現実的な課題をすでに抱えていることが見てとれる。

Q: (デジタル・マーケティングチャネル対応の準備が不十分ととらえている人に対して)その理由は何ですか?(CMO)

スキルのあるリソースの欠如

デジタル・マーケティングチャネルの不十分な財源

社内IT部門の不十分なサポート

顧客行動の変化に対応すること

ソリューションの複雑性と統合の難しさ

新たなデジタルチャネルのビジョンを構想する力を欠いている

ソーシングソリューションに対するIT部門の抵抗と反対

シニアマネジメントのサポートの欠如

物理的チャネルでのチェンジマネジメントの複雑性

マーケティングがニーズやウォンツを頻繁に変えること

外部マーケティングエージェンシーの不十分なサポート

33% 31%

31% 17%

25% 22%

23% 17%

23% 8%

20% 19%

20% 11%

20% 8%

16% 11%

12% 14%

9% 6%

Global CMO Japan CMO

1 1

2

3 2

3

ソリューションの複雑性と統合の難しさ

顧客行動の変化に対応すること

新たなデジタルチャネルのビジョンを構想する力を欠いている

デジタル・マーケティングチャネルの不十分な財源

物理的チャネルでのチェンジマネジメントの複雑性

ソーシングソリューションに対するIT部門の抵抗と反対

スキルのあるリソースの欠如

マーケティングがニーズやウォンツを頻繁に変えること

シニアマネジメントのサポートの欠如

外部マーケティングエージェンシーの不十分なサポート

社内IT部門の不十分なサポート

32% 15%

27% 3%

25% 18%

25% 15%

25% 9%

24% 15%

23% 29%

22% 6%

21% 21%

19% 24%

18% 12%

Global CIO Japan CIO

Q: (デジタル・マーケティングチャネル対応の準備が不十分ととらえている人に対して)その理由は何ですか?(CIO)

1

2

3

1

3

2

3

3

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デジタル化の波に乗るために 準備すべきことは何かデジタル・マーケティング実践に向けた 課題解決の方向性

調査結果から見えてくる課題解決の方向性は、具体的に下記の3点に集約される。

第1は、「デジタル・マーケティングに関わる ゴール/KPI/予算のアラインメント」である。

一般的にマーケティング予算はあらかじめ年間の“枠”が決められており、それを消化することが、マーケティング部門の目的と化しているケースも少なくない。また、マーケティングへの投資に対する効果が見えていない、あるいは見ようとしていないこと もしばしばある。こうした課題に対応するため、CMO/CIO、マーケティング部門/IT部門 のゴールや目的、KPIや予算を明確にし、 最適化を図るなど、「マーケティング投資・ 予算(カネ)の見直し」が必要である。

第2は、「デジタル化推進体制・リーダーシップの見直し」である。

そもそも日本企業にはCMOという役職そのものに対する認識が浸透しておらず、数も非常に少ないのが実情だ。グローバル企業のCMOは、全社を統括したマーケティング戦略立案や予算配分など、非常に重要なミッションを担っている。これに対して日本企業のマーケティング機能は、製品カテゴリや事業部といった単位で分散配置されていることが多く、全社横断でリーダーシップを

発揮しづらい構造となっている。また、伝統的に広告代理店に依存する傾向があることも、マーケティング・ケイパビリティを備えた 社内人材が不足する一因となっている。 業界や個社、日本独自の商習慣などの特性を踏まえつつ、組織機能や役割の相互乗り入れや組織見直しを行うなど、「組織・機能・人材(ヒト)の見直し」が求められる。

第3は、「ソリューションの複雑性を解決するテクノロジー・IT構造の見直し」である。

多くの企業はキャンペーンメールや通販 サイトでのリコメンデーションなど、個々の マーケティング機能ごとにポイント・ソ リューションを導入しているが、複数のソ リューション間で整合性が取れているわけではない。また、どういったソリューションを選択するのが最適なのか、マーケティング部門は判断に苦しんでいるにもかかわらず、IT部門はそこに向けた的確なアドバイ スやサポートを提供できる状態には未だ 至っていない。チャネル/カスタマーライフサイクル横断のサービス・エクスペリエンス提供のためには、シンプルなシステム構造 への変革など、「テクノロジー・ITソリュー ション(モノ/情報)の見直し」が必要不可欠である。

デジタル化の波は避けて通れる ものではなく、今後の企業活動 の土台の一つとなるデジタル・ マーケティングへの準備を加速 させるべきである。そのためには、 解消すべき日本企業ならではの 課題に対し、早急に対策を講じる 必要がある。

テクノロジー・ITソリューション

[モノ/情報]

組織・機能人材 [ヒト]

マーケティング 投資・予算

[カネ]

デジタル・ マーケティング

の目的・狙い

KPIコスト

ソリューション現行IT

組織人材

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デジタル・マーケティング強化に向けた アクセンチュアの提言着実なデジタル変革を進めていくための 基本的アプローチ

「自社にとってのデジタル・ マーケティングのあり方を再定義」

まずは自社にとってのデジタル・マーケティ ングの目的・狙いを定義することから始め たい。顧客にとって本当に意味のあることなのか、誰がイニシアティブを取るのかなど、自社にとってのデジタル・マーケティングの意義や進め方をCMO/CIOを含めた関係者で真剣に再考し、向かうべき方向を明確にするとともに、部門を越えた協働を実現する素地を作ることが必要である。

「マーケティング投資・予算(カネ)の 見直し」に対する直近の施策

まずは現状のマーケティング費用の可視化・ 最適化と、新たなデジタル・マーケティング 施策の投資対効果の可視化から始めたい。

マーケティング予算の配分先であるメディ アは、一般的にテレビCMや新聞広告、ネット広告などの「ペイド・メディア(買うメディア)」、自社運営の「オウンド・メディア(所有するメディア)」、ブログやソーシャルメディアなどの

「アーンド・メディア(信頼や評判を得るメディア)」の3つに分類される。ペイド・メディアでリーチする消費者はいわゆる「マス」の消

費者であり、オウンド・メディアやアーンド・メディアを通じてリーチする消費者は、自社コミュニティの会員であったり、ブログを愛読しているファンであったり、すでに直接的なつながりを持っている「個客」である。

マーケティング費用の効果を最大化する ためには、これらのメディアおよび消費者の特性を踏まえながら、各メディアへの費用 配分を最適化していく必要がある。その第一歩として、まずは現状のマーケティング 費用を可視化した上で、投資対効果の観点 で最適であるか見つめ直すことから着手し たい。その上で、デジタル広告を含めた全 体配分の最適化を推進するのである。

一方で、オウンド・メディアやアーンド・メディアに対するデジタル・マーケティング施策については相対的に新たな手法であることから、予算確保に向けては経営陣へ費用対効果を明確に説明できることが肝要である。そのために、まずは現行実施している施策 を可視化するとともに、新たに取り込むべき施策の棚卸しにも着手したい。効果が高い施策については、現行のマーケティング費用からの再配分や新たな予算の確保を検討するのである。

一足飛びの変革は困難でも、着実に変革を進めていくことが肝要だ。先に挙げた3つの課題解決に あたり、直近まず取り組むべき ポイントを挙げる。

OWNED MEDIA(所有するメディア)

EARNED MEDIA(信頼や評判を得るメディア)

• 会員組織• 自社店舗• 従業員

• ブランドサイト• コーポレートサイト• 自社コミュニティ• メールマガジン

• ブログ• SNS• 掲示板

• 動画共有サイト• ソーシャルブックマーク• テレビ番組• 新聞記事

PAID MEDIA(買うメディア)

• テレビ広告• 新聞広告• 雑誌広告• ラジオ広告

• 交通・屋外広告• 折込チラシ• ネット広告

マス

顧客 ファン消費者

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「組織・機能・人材(ヒト)の見直し」に 対する直近の施策

まずはマーケティング部門とIT部門間で人材交流を図ることから始めたい。具体的に、特定のデジタル・マーケティングプログラムをパイロットとしてマーケティング部門とIT部門が協働して進める、仮想的なデジタル・マーケティングチームを編成する、などが考えられる。さらに、データサイエンティストなど、現状は社内に存在しない、もしくは育成に時間を要する新たなケイパビリティについては、まずは外部人材を活用し、内製化すべきスキル・ノウハウを識別することから始めたい。

デジタル・マーケティングを推進する体制のバリエーションにも言及しておきたい。類型としては、大きく「協業型」「マーケティング主導型」「一体化型」の3つのタイプがある。

日本企業がデジタル化の波に乗るために

日本企業ならではの課題解決の方向性 アクセンチュアが提言する、直近まず取り組むべきポイント

デジタル・マーケティングに関わるゴール/KPI/予算のアラインメント

デジタル化推進体制・リーダーシップの見直し

ソリューションの複雑性を解決するテクノロジー・IT構造の見直し

自社にとってのデジタル・マーケティングのあり方を再定義

現行のマーケティング施策の棚卸しと、デジタル・マーケティング施策のROI可視化

マーケティング/IT部門での人材交流や、外部人材の活用によるニーズ棚卸し

マーケティング/IT部門協働でのパイロット・プロジェクトの立ち上げと、経営層の意識醸成

一般的な組織構造 類型

コーポレート

本社IT協業型

一体化型

マーケティング主導型

事業営業マーケ

事業IT

事業営業マーケ

事業IT

事業

マーケデジタル担当

事業IT

事業

マーケデジタル担当

事業IT

事業営業

マーケティングIT

事業 デジタル営業マーケ事業IT

事業営業

営業 営業

デジタル・マーケティングの推進体制

デジタル・マーケティング

マーケティングとITにおける機能配置の考え方

協業型は、マーケティングとITの機能を事業横断で配置するものだ。膨大な顧客情報など、事業間で共有できる情報を保持する企業などに適した配置となる。CIOとCMOは協働でデジタル・マーケティング施策を推進する。CIOはシステム基盤を提供し、顧客情報の分析・活用をCMOが担当するというのが基本的な役割分担だ。

マーケティング主導型では、デジタル・マーケティング機能を各事業のマーケティング部門内に配置する。事業ごとにビジネス特 性が大きく異なり、固有のマーケティング 施策を必要とする企業に適している。このモデルを採用した米国のある企業は、事業ごとにビジネスCMOとテクノロジーCMOを配置するという体制を構築した。CIOは引き続き基幹システムの整備に注力する。

一体化型は、新たにデジタル化推進の体制を立ち上げて、CDO(最高デジタル責任者)を配置する。デジタル・マーケティング施策を通じて一般消費者の動向をとらえ、タイムリーに手を打つ必要があるビジネスに 適した配置といえる。モバイルデバイスや ソーシャルメディアなどを活用したデジ タル・マーケティング施策や会員向けサー ビス、さらにはマーケティング以外のデジタル化施策についてもCDOが推進し、CIOは引き続き基幹システムの整備に注力する。また、CMOは従来どおりデジタルを除いたマーケティング機能全般を担っていく。

いずれにしても、自社のビジネス形態に 適した機能配置を考慮することが重要で ある。

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ユーザーエクスペリエンス

Webクリエーター

コンテンツ・ クリエーター

デジタル・マーケッター

データ分析者 ECサイト管理者

パーソナライズド コンテンツ

モバイル クロスチャネルショッピング

コンシューマーサービス

フレキシブルな 配達サービス

ゲーミフィケーション

ソーシャルコミュニケーション

自社サイト / ポータル

デジタルコンテンツ管理 デジタル・マーケティング アナリティクス&最適化 デジタル・コマース

オンラインストア / 実店舗

デジタル・マーケティング・プラットフォームの全体像

UX

プロダクト マネージャ

顧客

企業

カスタマー・エクスペリエンス

プラットフォーム

企業 IT

基幹システム 経営管理系 ITオペレーション インフラストラクチャ

ターゲティング(A/B & MV Test)

Web-CMS

パーソナライズ

DAM

キャンペーンマネジメント

パイプライン管理

人事管理

財務会計

給与計算

実績管理

予約管理

商品管理

サポート

在庫管理

ジョブ管理

アイデンティティ&アクセス管理

バックアップ/復元

モニタリング

プライベートクラウド

パブリッククラウド

CRM メディア最適化

ソーシャル解析

ウェブ解析

レコメンデーション

eコマース

受注管理

外部連携

外部データ(消費者動向等)

外部サービス

統合顧客情報

販売情報

在庫情報

仕入情報

エリア情報

コンテンツ情報

ソーシャルメディアデータ

精算情報

売上情報

予測需要販売・仕入操配計画

サイトアクセス解析データ

マス広告データ

デジタル広告配信データ

サードパーティ・データ

リアルプロモーションデータ

行動履歴

サービス連携基盤Data Management Platform

「テクノロジー・ITソリューション(モノ/ 情報)の見直し」に対する直近の施策

まずはマーケティング部門とIT部門の協働 でデジタル・マーケティングのパイロット・ プロジェクトを立ち上げることから着手し たい。パイロットの実践を通じてテクノロ ジー・ITソリューションの有効性を検証するとともに、経営層の意識を醸成していくことが肝要である。

ここで、将来像としてあるべきデジタル・ マーケティング・プラットフォームに言及しておきたい。主なポイントは3つである。

1点目のポイントは、「スピーディーな施策を実現する、軽くてアジャイルなフロントエンド」である。チャネルや事業部門/販売促進部門ごとに個別導入されていたソリューションを全社で再評価、位置づけなおし、アジャイルに開発・提供可能とする。そうすることで変遷する顧客嗜好・行動に追従し、効

果に応じた施策をスピーディーに展開するとともに、チャネルやカスタマーライフサイクルを通じて一貫した価値を提供していくのである。

2つ目のポイントは、「一元化/標準化されたデータ」である。既存の企業ITと連携し、顧客データなどをチャネルや業務プロセス横断で活用していくのである。具体的には、商品やサービス購入後の顧客を管理しているCRMをはじめとする既存のマーケティング・販売系機能と、デジタル・マーケティング・プラットフォームを連携する。これにより、潜在顧客からリードを獲得し、顧客への育成・醸成を進め、さらにアフターフォローを通じて魅力的な顧客価値を継続提供することで、優良顧客(お得意様)として長く強い絆を構築することが可能となる。

3つ目のポイントは、「フロントエンドのニーズに応じた基幹システムの変革」である。顧客への一貫した価値を提供するにあたり、

これまでは組織やシステムといった単位の サイロ環流していたデータを、デジタル・ マーケティング・プラットフォーム上で開放し、カスタマーライフサイクルの全段階に おいて有効活用することが求められる。 その中では、これまでより細かい粒度でのデータ生成やリアルタイムでのデータ取得が求められるようになるため、そうしたニーズに合わせて既存の企業ITにおいても統合 化やリアルタイム化などの変革が必要と なる。

フロントエンドでのカスタマーサービスの変化が、最終的に当該企業の基幹システムにも変化を促すので、従来から同領域を開発維持してきたIT部門の力の見せどころでもある。

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14

アクセンチュア・インタラクティブが デジタル変革を支援先進的なデジタル変革を実現する マーケティング・ソリューションを提供

これまで言及してきたように、デジタル・ マーケティングを体現する企業へ変化するためには、越えるべき多くのハードルが存在し、とりわけデジタル・マーケティングのスキルを持った人材が不足している日本においては、どこから/何を/どのように進めるかを見定める“目利き力”が非常に重要と なる。デジタル・トランスフォーメーション 推進の勘所を押さえた専門家集団として、

「アクセンチュア・インタラクティブ(Accenture Interactive)」がその取り組みを支援する。

アクセンチュア・インタラクティブは、世界有 数のブランド・企業に向けて、あらゆるチャ ネルを通じた顧客体験において効果的な マーケティングを実現する支援を行って いる。マーケティングを専門とするアクセンチュアの専門家4,000名とともに、アクセンチュア・インタラクティブは業界に特化した 先進的なマーケティング・ソリューション、 分析に基づいたコンサルティングやテクノロジー、アウトソーシングなどのサービスを提供する。

アクセンチュア・インタラクティブが提供する価値は、下記に示す4つである。

第1は、デジタル・マーケティング戦略と変革 を実現するための「Digital Transformation Strategy」だ。デジタル化時代における 顧客および接点のあり方を定義し、ビジネスの土台となるオペレーションモデル、組織/人材、テクノロジーを整備していく。

第2は、顧客との新しい関係性を構築する ための「Customer Engagement」だ。商品、 サービスにまつわるあらゆる「体験」をデジタルの特性を活かしてインタラクティブに提供する。

第3は、デジタル・マーケティング活動を可視化するための「Digital & Marketing Performance」だ。オペレーションモデルとPDCAサイクルの確立により、マーケティン グ費用の最適化とROIの最大化を実現 する。

そして第4が、統合データ・テクノロジー基盤 を確立する「Marketing Operations & Technology Platform」である。統合化され たデータモデルと分析オペレーションを ベースとした、先端テクノロジーによるグ ローバルプラットフォームを確立する。

これら4つの価値を複合的に適用することで、デジタル・マーケティング施策の着手から推進、高度化までの取り組みを一貫して支援していく。

例えば、「マーケティング投資・予算(カネ)の 見直し」に関しては、トライアル施策を識別 したスモールスタートにより、ROI評価の

“仕組み化”にトライする。そして、最終的にリアルタイムなマーケティングROI評価を継続する体制を構築する。

「組織・機能・人材(ヒト)の見直し」という テーマに関しては、仮想的なデジタル推進体制やリーダーシップの立ち上げ段階からプロジェクトに参加し、外部リソースの確保やケイパビリティの獲得を支援する。そして、最終的に自社特性に最適化されたデジタル組織体制の確立までを牽引していく。

同様に「テクノロジー・ITソリューション(モノ/情報)の見直し」に関しては、特定事業を対象としたプラットフォームの青図を描くことから始まり、パイロットモデルの立ち上げから段階的な機能拡充を図っていく。さら には、デジタル・マーケティング・プラット フォームを確立するまでのプロセスを一貫して支援する。

また、このように、アクセンチュア・インタラクティブはマーケティングサービスのプロバイダーとして、あらゆる業界業種の企業の要望に応え、消費者、ブランド、マーケッ ト、そしてデータをシームレスに統合した 戦略的なデジタル・マーケティング施策を具現化していく。

デジタル・マーケティング戦略と変革。デジタル化時代における顧客および接点のあり方を定義し、ビジネスの土台となるオペレーションモデル、組織/人材、テクノロジーを整備。

顧客との新しい関係性の構築。商品、サービスにまつわるあらゆる「体験」をデジタルの特性を活かしてインタラクティブに提供。

デジタル・マーケティング活動の可視化。オペレーションモデルとPDCAサイクルの確立により、マーケティング費用の最適化とROIの最大化を実現。

統合データ・テクノロジー基盤の確立。統合化されたデータモデルと分析オペレーションをベースとした、先端テクノロジーによるグローバルプラットフォームを確立。

Digital Transformation Strategy

Customer Engagement Digital & MarketingPerformance

Marketing Operations & Technology Platform

アクセンチュア・インタラクティブの提供サービス

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15

付録

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1616

マーケティングとITの連携に関し、グローバルと日本のCMO/CIOの意識について調査結果を提示する。

今回は、北米/欧州/アジア太平洋地域の10カ国1,046名に日本国内の101名を加えた全11カ国1,147名のマーケティングおよびIT部門の上級幹部を対象に調査を行った。なお、グローバルでは2012年以来2度目の実施だが、日本は今回が初実施である。

フランスブラジルカナダ オーストラリア 中国アメリカ イタリアイギリス日本 シンガポールドイツ

調査概要: 調査対象国・人数世界11カ国、売上高1,000億円以上、12業種を対象に、約1,100人に対して調査を実施、 その結果からグローバルと日本の特徴の違いなどを識別した。

274

110 109 101 98 86 82 76 76 70 65

計:11カ国1,147人

調査概要: 回答者のタイトル本調査は、12業種のマーケティング部門およびIT部門の上級幹部を対象に、両者の意識ギャップや、 それぞれが抱える課題認識の違いを明らかにしたものである。

アンケート回答CMOのタイトル アンケート回答CIOのタイトル

最高マーケティング責任者(CMO)

マーケティング部門長/統括責任者

ブランド部門責任者

広報・コミュニケーション部門責任者

デジタル部門責任者

最高情報責任者(CIO)

IT部門長

最高技術責任者(CTO)

IT部門担当役員(CIO以外)

IT部門統括責任者

23% 21%

5%

31%

13%

6%3%

6%

10%

2%

4%

6%

16%

21%

6%12%

3%

10%

3%

1%Global Japan Global Japan

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17

調査概要: 業態・業種本調査は、12業種におけるCMO/CIOを対象として実施した。

業態 業種

23%

16%

Global Japan

Global

Japan

21%

37%

35%

15%

50%

35%

28%

BtoC

BtoC

BtoBtoC

BtoBtoC

BtoB

BtoB

自動車

銀行

消費財

エレクトロニクス/ハイテク

生命保険

損害保険

医療機器

製薬/バイオ

メディア/エンターテイメント

小売り

通信

交通/旅行

6%10%

14%16%

13%13%

7%19%

8%

9%

5%

3%

3%2%

9%5%

6%5%

9%6%

9%8%

7%9%

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1818

Q: マーケティングとITの連携と交流の必要性のために、何が推進要素になると考えていますか?

Global(2014年) CIO

ITはもはやプラットフォームではなく、むしろ戦略になっている

31%

29%

31%

29%

31%

34%

22%

29%

31%

24%

28%

26%

CMO

30%

26%

25%

25%

23%

23%

22%

22%

22%

21%

21%

20%

マーケティングはよりデジタルと関連性を深めており、よりテクノロジーを必要としている

顧客の洞察と知性に訴えることは、競争上の優位性に不可欠である

今やテクノロジーはカスタマー・エクスペリエンス全体を支え、形成している

自社における業務のデジタル化は、部門間協力のニーズを促進している

膨大な量のデータの活用は、ますます重要となっている

テクノロジーの利用範囲はさらに広まり、新たな方法でマーケティングに適用できる

マーケティング予算は、オフラインから、ITとのさらなる連携が必要なオンラインへと移行している

市場にリーチし、市場を魅了するためには、テクノロジーによるところが大きくなった

マーケティング・プログラムやチャネルのグローバルな複雑性はIT革新を必要とする

マーケティングオートメーションは最優先事項の1つであり、プロセス向上に不可欠である

顧客データに関するプライバシー、セキュリティについての検討事項、およびブランド保護のためには連携が必要

Global CMO: Top3 Global CIO: Top3

調査結果: 整合確保に向けた推進要素

Japan(2014年) CMO CIO

マーケティングにおけるレレバンス(関連付け)はアナリティクスが原動力となり実現されている

47%44%

32%

32%

32%

30%

28%

26%

26%

26%

26%

22%

20%

20%

33%

47%

22%

31%

33%

37%

33%

41%

20%

27%

ITはもはやプラットフォームではなく、むしろ戦略になっている

顧客の洞察と知性に訴えることは、競争上の優位性に不可欠である

マーケティング・プログラムやチャネルのグローバルな複雑性はIT革新を必要とする

膨大な量のデータの活用は、ますます重要となっている

マーケティングオートメーションは最優先事項の1つであり、プロセス向上に不可欠である

顧客データに関するプライバシー、セキュリティについての検討事項、およびブランド保護のためには連携が必要

自社における業務のデジタル化は、部門間協力のニーズを促進している

マーケティングはよりデジタルと関連性を深めており、よりテクノロジーを必要としている

市場にリーチし、市場を魅了するためには、テクノロジーによるところが大きくなった

テクノロジーの利用範囲はさらに広まり、新たな方法でマーケティングに適用できる

今やテクノロジーはカスタマー・エクスペリエンス全体を支え、形成している

Japan CMO: Top3 Japan CIO: Top3

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19

25%

Q: マーケティングのインパクトと効果創出に向けて、これまで最も投資をしてきた分野はどこですか?(選択肢抜粋)

Global(2014年) CMO CIO

コンテンツ製作

33%

34%

カスタマー・エクスペリエンス

ソーシャル・メディア

顧客アナリティクス

会社のウェブサイト

ウェブ開発

キャンペーン管理

統合型マーケティング・サービスのプラットフォーム

マーケティング・プログラム管理

検索エンジン

コンテンツ管理

eコマースのプラットフォーム実装とコンサルティング・サービス

モバイル

マーケティング・リソース管理(MRM)

営業担当者にとって有効なツールとなるモバイル

マルチチャネルのインサイト/デジタル・アナリティクス

Global CMO: Top3 Global CIO: Top3

19%

19%

19%

19%

19%

22%

21%

20%

22%

22%

22%

27%

26%

29%

25%

32%

22%

23%

24%

20%

27%

20%

14%

21%

24%

13%

25%

25%

22%

調査結果: マーケティングITの投資分野

Japan(2014年) CMO CIO

マーケティング・プログラム管理

顧客アナリティクス

デジタル資産管理

マルチチャネルのアトリビューション(寄与分析)

CMOダッシュボード

コンテンツ管理

会社のウェブサイト

電子メール

統合型マーケティング・サービスのプラットフォーム

検索エンジン

コンテンツ製作

カスタマー・エクスペリエンス

MROI (マーケティング投資利益率)

ソーシャル・メディア

メディア購入/配置に関する監査

ウェブ開発

28%

26%

26%

24%

24%

22%

22%

22%

22%

20%

31%

29%

35%

37%

12%

12%

18%

16%

12%

27%

24%

31%

16%

10%

14%

18%

20%

20%

20%

20%

20%

20%

Japan CMO: Top3 Japan CIO: Top3

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2020

IT部門は、市場の状況に対処するために新しいデータソースを統合する必要があるとの緊急性を理解していない

40%

40%

38%

42%

41%

40%

45%

43%

42%

50%

49%

54%

51%

46%

40%

IT部門はマーケティング部門の戦略的パートナーである

CEOは積極的にCMOとCIOの連携を促進している

CIOはマーケティングの目標と要件を理解している

マーケティング部門はカスタマー・エクスペリエンスを自部門の管轄としてとらえている

マーケティング部門の従業員はテクノロジーを理解している

IT部門の従業員はマーケティング・プログラムや目標を理解している

開発速度が遅く、デジタル・マーケティングのスピード感と不整合

テクノロジーがサイロ化し、チャネル横断の体験を生むのが非常に困難

IT部門が選択したテクノロジーへのコントロールが効かない気がする

IT部門を介在させず、自部門にてコンテンツやデータ、テクノロジーのオペレーションをする必要がある

マーケティング部門はIT部門の同意抜きでビジネスを推進したい

IT部門に要件を提供すると、常に期待に達していないものが返ってくる

IT部門は最高のテクノロジーを統合するよりも構築することを好む

IT部門に頼らずに、サービスとしてテクノロジーを買いたい 23% 14%

19%

19%

35%

33%

18%32%

18%31%

13%34%

14%31%

14%29%

13%29%

13%29%

11%30%

12%28%

14%26%

13%27%

11%29%

Q: (CMOに対して)マーケティング・IT部門に関する以下の記述のうち、同意するものを示してください

Global(2014年)CMO

IT部門が選択したテクノロジーへのコントロールが効かない気がする

16%

14%

20%

22%

22%

22%

12%

マーケティング部門の従業員はテクノロジーを理解している

IT部門を介在させず、自部門にてコンテンツやデータ、テクノロジーのオペレーションをする必要がある

IT部門は最高のテクノロジーを統合するよりも構築することを好む

CIOはマーケティングの目標と要件を理解している

テクノロジーがサイロ化し、チャネル横断の体験を生むのが非常に困難

CEOは積極的にCMOとCIOの連携を促進している

IT部門はマーケティング部門の戦略的パートナーである

マーケティング部門はIT部門の同意抜きでビジネスを推進したい

マーケティング部門はカスタマー・エクスペリエンスを自部門の管轄としてとらえている

IT部門の従業員はマーケティング・プログラムや目標を理解している

開発速度が遅く、デジタル・マーケティングのスピード感と不整合

IT部門は市場の状況に対処するために新しいデータソースを統合する必要があるとの緊急性を理解していない

IT部門に要件を提供すると、常に期待に達していないものが返ってくる

IT部門に頼らずに、サービスとしてテクノロジーを買いたい

26%

22%

20%

20%

16%

14%16%

18%

18%

16%

11%14%

12%

8% 14%

Japan(2014年) CMO

強く同意 同意

強く同意 同意

調査結果: CMOの課題認識

10%

8%

12%

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21

マーケティング部門はIT部門からの同意なくビジネスを推進したがる

IT部門はマーケティング部門の戦略的パートナーである

マーケティング部門は適切なレベルでのビジネス要件を提供しない

SaaSには企業基準の遵守を徹底するために慎重な計画が必要である

マーケティング部門の従業員はテクノロジーを理解している

マーケティング部門はカスタマー・エクスペリエンスを自部門の管轄としてとらえている

IT部門の従業員はマーケティング・プログラムや目標を理解している

CEOは積極的にCMOとCIOの連携を促進している

マーケティング部門は、しばしばIT標準やアーキテクチャについて適切な検討をせずにテクノロジーを導入する

CMOは自社のテクノロジー・インフラおよび開発プロセスを理解している

マーケティング部門はスキルを持っていないためにテクノロジーをオペレーションすることに関して信頼されていない

チャネル固有体験の扱いは難しく、クロスチャネル体験を管理するためのプラットフォームの提供は難しい

マーケティング部門は新しいデータセットを統合することの難しさを理解していない

マーケティング部門の要件や優先順位が頻繁に変わりすぎるのでついていけない

Q: (CIOに対して)マーケティング・IT部門に関する以下の記述のうち、同意するものを示してください

Global(2014年) CIO

チャネル固有体験の扱いは難しく、クロスチャネル体験を管理するためのプラットフォームの提供は難しい

IT部門はマーケティング部門の戦略的パートナーである

Japan(2014年)

SaaSには企業基準の遵守を徹底するために慎重な計画が必要である

CEOは積極的にCMOとCIOの連携を促進している

マーケティング部門はカスタマー・エクスペリエンスを自部門の管轄としてとらえている

CMOは自社のテクノロジー・インフラおよび開発プロセスを理解している

IT部門の従業員はマーケティング・プログラムや目標を理解している

マーケティング部門の従業員はテクノロジーを理解している

マーケティング部門は、しばしばIT標準やアーキテクチャについて適切な検討をせずにテクノロジーを導入する

マーケティング部門は新しいデータセットを統合することの難しさを理解していない

マーケティング部門はIT部門からの同意なくビジネスを推進したがる

マーケティング部門の要件や優先順位が頻繁に変わりすぎるのでついていけない

68%39% 29%

CIO

67%40% 28%

33% 27% 61%

56%39% 16%

54%39%

53%33%

51%35%

50%32%

49%32%

48%31% 17%

45%32% 13%

43%31% 13%

強く同意 同意

強く同意 同意

55%35% 20%

55%37% 18%

49%39% 10%

47%31% 16%

41%26% 12%

39%27% 12%

35%27% 8%

33%27% 6%

31%25%

27%18% 9%

22%16%

20%12% 8%

27%22% 5%

35%24% 12%

6%

6%

16%

20%

16%

17%

16%

調査結果: CIOの課題認識

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2222

28%

Q: (マーケティングの効果向上のために行ったマーケティングソリューションやITプロジェクトの実行の際に、これまで問題や困難があった人に対して)何が最も大きな課題や障壁となっていましたか?(複数回答)

Global(2014年) CMO CIO

ソーシングソリューションに対するITの抵抗と反対

35%

40%

プロジェクトでの不十分な予算・資金調達

IT組織における専門性と知見の欠如

ソリューションの複雑性と統合の難しさ

IT部門にとってマーケティングが優先事項ではないこと

時間とテクニカルなリソースの欠如

IT部門がマーケティング部門を蚊帳の外に置くこと

ユーザーに受け入れられない誤ったソリューション

マーケティング部門がIT部門を飛び越えて、直にベンダーと仕事を進めること

マネジメントがプロジェクトを前に進めるよう命じないこと

マーケティング部門にとってテクノロジーが優先事項ではないこと

マーケティングリソースの統制とITの分離

Global CMO: Top3 Global CIO: Top3

18%

21%

21%

21%

23%

21%

23%

33%

28%

34%

28%

37%

21%

34%

23%

32%

26%

26%

30%

33%

21%

調査結果: マーケティングITの投資に関する障壁

47%

Japan(2014年) CMO CIO

時間とテクニカルなリソースの欠如

26%

11%

IT組織における専門性と知見の欠如

ソリューションの複雑性と統合の難しさ

IT部門にとってマーケティングが優先事項ではないこと

マーケティング部門にとってテクノロジーが優先事項ではないこと

IT部門がマーケティング部門を蚊帳の外に置くこと

マネジメントがプロジェクトを前に進めるよう命じないこと

マーケティングリソースの統制とITの分離

プロジェクトでの不十分な予算・資金調達

マーケティング部門がIT部門を飛び越えて、直にベンダーと仕事を進めること

ソーシングソリューションに対するITの抵抗と反対

ユーザーに受け入れられない誤ったソリューション

Japan CMO: Top3 Japan CIO: Top3

0%

10%

5%

5%

15%

10%

15%

25%

20%

30%

15%

35%

5%

68%

16%

5%

5%

16%

32%

26%

21%

日本のCMOは、IT組織の専門性を課題として挙げているが、CIO目線ではマーケティングIT関連の導入予算が不十分であることに頭を悩ませており、投資が積極的に行われていないことが推察される。

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23

Global(2014年)

CMO CIO

新組織主導

自部門主導

連携

その他

IT・マーケティング・セールス・カスタマーサービスの統合チームの責任を持つチーフ・エクスペリエンス・オフィサーを設置する

ITとマーケティング部門のリソースからなるデジタルマーケティングファンクションを設置する

単一リーダーシップのもとでマーケティングとITを統合する

マーケティング部門内にIT責任者、IT部門内にマーケティング責任者を作る

強固なCEO機能とガバナンス構造を設置する

マーケティング部門とIT部門を同一場所に配置する

外部業者にITをアウトソースする

外部業者にマーケティングをアウトソースする

新興のマーケティングテクノロジーとプラットフォームについて、マーケティング部門とIT部門で一緒にトレーニングを行う

ITを、長期間プロジェクトだけでなくアジャイルソリューションの業務遂行にも能力を持つサービスセンター化する

CMOとCIOのゴール・目的・KPI・予算をアラインする

33% 31%

32% 33%

24%22%

32%34%

27%

23%

33%

37%

21%

34%

31%32%

27% 36%

14%

12%

19%

15%

調査結果: 結果に向けたアプローチのあり方Q: どのように企業はマーケティングとITの協働・統合に向けてアプローチしていくべきですか? ‒どんな組織機能や構造、サポートが協働・統合に役立ちますか?(複数回答)

Japan(2014年)

CMO CIO

新組織主導

自部門主導

連携

その他

IT・マーケティング・セールス・カスタマーサービスの統合チームの責任を持つチーフ・エクスペリエンス・オフィサーを設置する

IT部門とマーケティング部門のリソースからなるデジタルマーケティングファンクションを設置する

単一リーダーシップのもとでマーケティングとITを統合する

マーケティング部門内にIT責任者、IT部門内にマーケティング責任者を作る

強固なCEO機能とガバナンス構造を設置する

マーケティング部門とIT部門を同一場所に配置する

外部業者にITをアウトソースする

外部業者にマーケティングをアウトソースする

新興のマーケティングテクノロジーとプラットフォームについて、マーケティング部門とIT部門で一緒にトレーニングを行う

ITを、長期間プロジェクトだけでなくアジャイルソリューションの業務遂行にも能力を持つサービスセンター化する

CMOとCIOのゴール・目的・KPI・予算をアラインする

28% 39%

26% 41%

10%26%

31%

25%

22%

30%

43%

28%

26%

20%22%

28% 39%

16%

14%

24%

12%

Global CMO: Top3 Global CIO: Top3

Japan CMO: Top3 Japan CIO: Top3

50%

Page 24: Accenture Interactive...• Worldwide Mobile Phone 2014–2018 Forecast and Analysis • Worldwide and U.S. Tablet Plus 2-in-1 2014–2018 Forecast • Worldwide Wearable Computing

アクセンチュア・インタラクティブについてアクセンチュア・インタラクティブは、世界 有数のブランド企業が、あらゆるマルチチャネル上での顧客体験において効果的なマーケティングを実現する支援を行っています。マーケティングを専門とするアクセンチュアの専門家4000人とともに、アクセンチュア・インタラクティブは、業界に特化した先進的 なマーケティング・ソリューション、分析に基 づいたコンサルティングやテクノロジー、アウ トソーシングなどのサービスを提供します。

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アクセンチュアについてアクセンチュアは、経営コンサルティング、 テクノロジー・サービス、アウトソーシング・ サービスを提供するグローバル企業です。 30万5千人以上の社員を擁し、世界120カ国以上のお客様にサービスを提供しています。豊富な経験、あらゆる業界や業務に対応で きる能力、世界で最も成功を収めている 企業に関する広範囲に及ぶリサーチなどの強みを活かし、民間企業や官公庁のお客様がより高いビジネス・パフォーマンスを達成できるよう、その実現に向けてお客様とともに取り組んでいます。2014年8月31日を期末 とする2014年会計年度の売上高は、300億 USドルでした(2001年7月19日NYSE上場、 略号:ACN)。

アクセンチュアの詳細は www.accenture.comを、 アクセンチュア株式会社の詳細は www.accenture.com/jpをご覧ください。

アクセンチュアのWebサイトでは、本レポートで紹介したグローバル調査「2014 CMO-CIO Alignment Survey」の結果を掲載しています。 このページには、データ可視化/分析ツール

「Tableau」を埋め込んでおり、Web上で直 接、今回の調査結果のデータを操作していただくことが可能です。例えば、特定の業界・業種に絞った結果や、企業規模ごとの結果をインタラクティブにご覧いただけます。

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