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目次

あいさつ 社会福祉法人 紀宝町社会福祉協議会 会長 田中 悟 ・・・P.3

お礼 紀宝町災害ボランティアセンター 本部長 濵田武利 ・・・P.4

1.台風被害の経過記録 ・・・P.5

2.災害ボランティアセンターの経過記録 ・・・P.7

3.1日のスケジュール ・・・P.12

4.組織図と役割分担の時系列 ・・・P.13

5.本部の役割 ・・・P.18

①予算組み

②災害従事車両申請

③生活福祉資金貸付

④テントサイト運営

⑤車両調整・ガソリン給油

⑥資機材の調達・確保

⑦支援金・支援物資の受付

⑧仮眠場所の提供

⑨マスコミ対応

⑩情報発信

⑪ボランティア団体予約・調整

⑫本部スタッフ事務分掌

6.浅里班・地区担当 ・・・P.24

7.災害ボランティアセンター図 ・・・P.26

8.紀宝町内地図 ・・・P.29

9.ボランティア派遣・ニーズ受付・マッチング数 統計表 ・・・P.30

10.ニーズ受付・県外ボランティア 分類表 ・・・P.34

目目 次次

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11.ボランティア活動 ・・・P.36

①足湯ボランティア

②炊き出し

③衣服等の整理

④施設(傾聴)ボランティア

⑤支援物資の配布

⑥チェーンソーボランティア

⑦ボランティア向けおにぎりづくり

⑧避難所マッサージボランティア

12.ボランティアへの提供 ・・・P.38

①シャワーの提供

②飲み物の提供

③おにぎりの提供

④消毒、うがいの推進

13.災害ボラセン閉所後の活動 ・・・P.39

①ゴミ出し・片付け等

②あったか炊き出し隊

③復興支援まつり

④被災者生活応援事業

⑤応援メッセージ「宮城県七ヶ浜町より」

⑥災害応援復興グッズ みかん型アクリルたわし

14.物資提供者・支援金提供者 ・・・P.42

①救援物資

②支援金

15.県内派遣社協、災害ボランティアコーディネーター ・・・P.43

16.ボランティアコーディネーター養成講座の取り組み ・・・P.44

①紀宝町災害見守り体制連絡協議会

②災害ボランティアコーディネーター養成講座

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あいさつ

3月に東日本大震災が発生し、紀宝町社会福祉協議会も職員派遣及びボラン

ティアパックで、岩手県大槌町、山田町へ支援を行ったところでしたが、9月

の台風12号により、東紀州全域が大災害にみまわれ、紀宝町においても約1,

000世帯が被災を受け、歴史上ない大被害となりました。

紀宝町社会福祉協議会は、近隣市町に先駆け紀宝町災害ボランティアセンタ

ーをスムーズに立ち上げ、運営体制がとれたことが、県内外から多くのボラン

ティアが駆け付けることに繋がることになりましたが、運営体制を作り上げる

ことに関して、災害ボランティアコーディネーターの存在が大きくありました。

平成20・22年と2ヶ年に渡り、養成講座を開催、受講していただいた方々

の知識が、今回のスムーズな体制づくりに結び付いたことと自負しております。

また、北は北海道から南は大分県まで全国津々浦々、大勢のボランティアが

駆け付けてくれたことで、他者の親切な心の強さがわかり、紀宝町の復興・復

旧に一日でも早く繋がることができました。また東日本大震災が起こった宮城

県からもボランティアに来てくれたことで、同じに人間として心の結びつきの

強さ、大きな絆を感じることができました。災害により、大きな物は失われま

したが、大きな心、強さ、つながりを感じ取るに至る結果となりました、今回

の教訓と経験の課題を次につなぎ、発信していくことが使命であると強く感じ、

ご支援ご協力いただいたみなさまに、お礼を申し上げます。

社会福祉法人 紀宝町社会福祉協議会

会長 田 中 悟

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台風12号を振り返って(お礼)

今、改めて振り返ってみますと、平成23年9月2日~4日にかけて上陸し、

停滞し、通り過ぎた台風12号の猛威は、後にも先にも、本町の歴史に残るも

のでありました。

いわゆる「未曽有」や「想定外」等のことばだけでは表現しきれない、精神

的にも肉体的にも、何とも言いようのない「非常」な事態でした。

私は、紀宝町社会福祉協議会の事務局長の立場上、今回、本センターの本部

長を仰せつかり、改めて、今までに経験したことのないことを、たくさん勉強

させて頂きました。

どれもこれも「人を思いやる気持ち」、「少しでも何とかしたいという気持ち」

を間近で、たくさん感じさせて頂きました。

今回、町内は、勿論のこと県内、県外からも5,314名という大勢の個人

ボランティアや各種ボランティア団体の皆さん、そして、何と言っても「災害

ボランティアコーディネーター」の皆さん、同業者でもある「県内外の社会福

祉協議会の職員」の皆さんにも多大なご支援、ご協力を賜わりました。

この紙面をお借りし、衷心より、御礼を申し上げます。ありがとうございま

した。

最後に、今後は、この経験を活かし、更にスキルアップし、近い将来やって

くるであろうと言われている東海・東南海・南海地震等の災害に備えて、体制

作りを強化して行こうと考えています。どうぞ、今後とも、ご支援・ご鞭撻の

ほど、よろしくお願い申し上げます。

紀宝町災害ボランティアセンター

本部長 濵 田 武 利

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8月25日(木)

9時頃、マリアナ諸島の西の海上で台風12号発生、ゆっくりとした速さで北上

8月31日(水)

17:15 紀宝町に波浪警報が発令

9月2日(金)

12:50 大雨・暴風警報が紀宝町に発令。災害対策本部設置。

14:19 紀宝町に洪水警報が発令

15:00 県道紀宝川瀬線(高岡~大里間)が冠水により通行止め

15:41 高岡第1陸閘が全閉。全閉に伴い相野口永田線の一部を通行止め

17:00 高岡地区向清水団地に避難勧告を発令

21:10 大里陸閘を全閉

22:50 大里地区と浅里地区に土砂災害注意情報が発令

23:35 高岡第2陸閘を全閉

9月3日(土)

00:42 弁慶橋陸閘を全閉

01:00 大里(深田)地区に避難勧告

02:40 大里(津本)地区、鮒田、成川(下地・中村・上地)地区、鵜殿(2・3組)地区に避難

勧告を発令

03:25 消防団全分団を招集

05:00 高岡(向清水団地・清水畑)、大里(津本)、鮒田全域に避難指示を発令

05:45 高岡全域と大里(永田・津本・大里西・大里東

06:30 県道熊野鵜殿線の一部(岡下商店~倉本橋)が通行止め

08:45 避難勧告が発令されていた成川(下地・中村・上地)、鵜殿(2・3組)の地域に避難指示

を発令

16:36 紀宝町に発令されていた暴風警報が解除され、強風注意報が発表。大雨・洪水・波浪警報

については引き続き発令中

16:50 高岡地区、相野谷川の水位が9.42mとなり輪中堤の天端高である9.4mに到達

17:00 紀宝町に土砂災害警報情報が発令

17:10 鮒田、高岡、大里地区に推移情報と避難指示について防災無線にて再周知。

高岡水位:9.4m超え(輪中堤に水が入ってきている箇所がある)

18:39 鵜殿地区全域に避難指示を発令

19:45 国道42号線(矢渕中学校前~新宮市速玉大社前交差点)が通行止め

9月4日(日)

03:00 成川(飯盛一部)、神内(一部)に避難指示を発令

04:00 自衛隊に災害派遣要請

10:15 自衛隊4中隊役場到着・活動開始

12:32 紀宝町に発令されていた波浪警報が解除

14:50 町内の水道が断水

11..台台風風被被害害のの経経過過記記録録

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16:00 災害救助法適用

22:00 国道42号線(矢渕中学校前~新宮市速玉大社前交差点)の通行止めが解除

23:30 町、自衛隊、警察、消防で今後の対応について4者会議

9月5日(月)

05:32 紀宝町に発令されていた洪水警報が解除。引き続き、紀宝町に大雨警報、洪水注意報、雷

注意報が発令中

09:19 紀宝町に発令されていた大雨警報が解除され大雨注意報が発令

17:00 避難指示から避難勧告へ(高岡・鮒田・大里)。避難指示解除(成川・神内一部・鵜殿)

9月7日(水)

14:30 避難勧告解除(高岡・鮒田・大里)

〖記録的な雨量〗

8月30日17時からの総降水量は、紀伊半島を中心に広い範囲で1,000㎜を超え、奈良県上北

山村上北山で総降水量は1,811.5㎜となるなど、総降水量が年管降水量平年値の6割に達したと

ころもあり、紀伊半島の一部の地域では解折雨量で2,000㎜を超えるなど、記録的な大雨となりま

した。

なお、奈良県上北山村上北山では、最大72時間降水量が1,652.5㎜と昭和51年からの統計

開始以来の国内の観測記録を上回ったのを始め、北海道かR四国地方にかけての多くの地点で観測史上

1位を更新しました。

また、紀宝町内では、1時間降水量(最大値)が、川原(鵜殿)で114㎜(4日4時まで)、役場

本庁舎で109㎜(4日4時まで)、平尾井で69㎜(4日3時まで)を記録しています。(注:桐原・

平尾井・相野谷・川原の各観測所では、停電や水没などにより途中より測定不能になりました。)

熊野川の水位は、国土交通省紀南河川国道事務所によると、和歌山県新宮市相賀の水位観測所で4日

2時50分に18.77mを観測、1959年9月の伊勢湾台風来襲時の16.4mを大幅に上回る過

去最高を記録しました。以降は観測不能となり、水位はさらに上昇した可能性が高いとのこと。

※精査により数値が更新される可能性があります。

※気象庁資料より

※広報きほう10月号災害臨時号より抜粋

92㎜

69㎜

114㎜ 109㎜

0

20

40

60

80

100

120 〖〖参参考考〗〗主主なな11時時間間降降水水量量

・・和和歌歌山山県県新新宮宮 113322..55 ㎜㎜

((44日日33時時5577分分ままでで))

・・三三重重県県熊熊野野新新鹿鹿 110011..55 ㎜㎜

((44日日55時時0022分分ままでで))

・・三三重重県県御御浜浜 9922..55 ㎜㎜

((44日日33時時2200分分ままでで))

〖〖参参考考〗〗主主なな期期間間降降水水量量

・・奈奈良良県県上上北北山山 11,,881111..55 ㎜㎜

・・三三重重県県宮宮川川 11,,663300..00 ㎜㎜

・・和和歌歌山山県県色色川川 11,,118866..00 ㎜㎜

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9月5日(月)

紀宝町福祉課より災害ボランティアセンターの設置依頼

被害者救援活動対策会議開催 16:00~ 会長、副会長、局長、次長、法人運営職員

災害ボランティアセンター設置 17:00

町内ボランティア募集・ニーズ募集

情報発信の為に、ホームページを立ち上げる

9月6日(火)

相野谷中体育館避難所へサテライト1名派遣

町外ボランティア募集 17:00~

災害用衛星携帯電話をロビーに設置(役場より)

日々の経過及び情報発信の為に、ブログを立ち上げる

9月7日(水)

三重県ボランティアパック募集

北越紀州製紙へボランティア募集

軽トラック1台リース(~10.16)

案内板の設置(20枚)

9月8日(木)

尾鷲市社協1名・紀北町社協1名職員派遣開始

県内のみ災害従事車両申請受付(県社協取扱分)

北越紀州製紙へボランティア受付開始

三重県共同募金会より災害支援金あり

水・パンを被災者に配布する

9月9日(金)

桑名市社協1名・松阪市社協1名職員派遣開始

特定非営利活動法人レスキューストックヤードより資機材が届く

大新石油にて災害ボラセンで給油可能

軽トラック1台リース(~10.16)全2台

通水開始(鮒田、成川、神内の一部のみ)

テントサイトの受付

9月10日(土)

県内のみ災害従事車両申請受付(町役場取扱分)

テントサイト一部変更

鮒田地区ローラー作戦開始

9月11日(日)

資材班へ水調達係(タンク)編成

フリー班(他の班のバックアップとして)を編成

喫煙場所を資材班の前に設置

9月12日(月)

22..災災害害ボボラランンテティィアアセセンンタターーのの経経過過記記録録

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三重県社協1名職員派遣開始

レスキューストックヤード1名応援(~16日まで)

県内のみ災害従事車両申請(町役場取扱分)を社協で受付

9月13日(火)

本部へ物資受付係と物資運搬係を編成

富士ゼロックス コピー機をリースして設置

災害従事車両申請を県社協ホームページとリンク

浅里地区ニーズ調査を鵜殿ふれあい会館で行う。

災害従事車両申請を東日本・本州四国連絡・首都・阪神高速道路を含む

軽トラック3台リース(~10.13)全5台

9月14日(水)

御浜町社協1名職員派遣開始

尾鷲市社協より仮眠場所を提供(140名程度まで)

軽トラック2台リース(~10.3)全7台

支援金の取扱開始

9月15日(木)

福祉センターをボランティア向けにシャワーのみ解放

災害従事車両申請の往復を発行開始

三重県共同募金会災害支援金から入金

9月16日(金)

大里西東地区ローラー作戦開始

9月17日(土)

マッチング班へ地区担当(団体ボラと各地区へ出向いて、地区内の状況を把握しながら、ニーズと

マッチングする)

津本地区・永田地区ローラー作戦開始

ボランティア名札を変更

物品購入希望表をカウンターに設置

三重県共同募金会より携帯電話8台届く

9月18日(日)

建設業組合が床はがしボランティアを行う(1日のみ)

鈴鹿医療科学大学針灸学部が針灸ボランティアを行う(1日のみ)

9月19日(月)

古い畳は井内のリサイクルセンターへ

9月20日(火)

被災者へ炊き出しを行う

紀宝町ボランティア市民活動センターへボランティア活動依頼文発送

神内福祉センターを被災者向けにお風呂解放(16:00~20:00)

9月21日(水)

台風15号接近の為、中止

9月22日(木)

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伊勢市社協1名職員派遣開始(4日間)

女性の会が避難所へ足湯ボランティア 紀宝町足湯隊を開始する

アプローチが鵜殿ふれあい会館へコーヒーサービスを開始する

ホテル浦島から畳200枚提供できるとの話がある

床板はがしは、一般ボランティアは行わない

9月23日(金)

菰野町社協1名職員派遣開始(4日間)

福祉センターをボランティア向けにお風呂を解放

ホテル浦島より畳60枚提供(鮒田50枚、福祉センター10枚)

鮒田地区ローラー作戦に職員・ボラコが入る

9月24日(土)

ニーズ受付班へニーズ調査係編成して、津本、高岡、成川のニーズ調査開始

9月25日(日)

井田石油にて災害ボラセンで給油開始

9月26日(月)

鳥羽市社協1名・度会町社協1名職員派遣開始(4日間)

ホテル浦島より布団提供

浅里地区へ現地調査(会長、職員2名)

石灰まきは行わない。

9月27日(火)

浅里地区へ浅里班を編成して、ボランティア活動を行う。

浅里地区拠点を浅里構造改善センターへ

9月28日(水)

店舗のみの作業場は受付しない(自宅兼用であれば受付する)

9月29日(木)

大槌町から支援物資が届く

三重県社協より市町社協へ平日のみボラバスを要請する

9月30日(金)

災害ボランティアセンター幹部会15:30~

①県外個人ボラ受付10月10日まで

②県外団体ボラ・町内ボラ受付、ニーズ受付10月23日まで

③単独の田畑整理のボランティアは受付しない。

10月1日(土)

軽トラック2台リース(~10.31)全9台

土のう袋の配布は行っていない。

10月2日(日)

鮒田地区ローラー作戦終了

マッチング班の地区担当係終了

10月3日(月)

ライオンズクラブ334Bキャビネット様より物品の購入して下さいとの申し入れあり。

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10月5日(水)

紀宝警察署刑事係より暴力団がボランティアとして来ていないか調べる為に、名簿を見せてほしい

との申し入れある。

浅里班が午後から雨の為、途中からボランティア活動を中止する。

10月6日(木)

被災者が物資を受け取りに来た時は、本部で受付をする。

災害ボラセン駐車場でマイクロバスと軽自動車の接触事故あり。

10月7日(金)

ボランティア活動の終了期間について10月20日頃を検討していく。

10月8日(土)

ボランティア活動をした先の住民より財布の盗難があったとの相談があり確認しに行く。

→後日、住民より自宅で見つかったとの連絡がある。

物資・布団等の問い合わせや取りに来る人が増えてきたので本部まで連絡する。

小鹿地区へ浅里班を編成して、ボランティア活動を行う。

10月9日(日)

川丈(小鹿・浅里・瀬原・北桧杖)方面、浅里班のボランティア活動終了

紀宝町災害ボラセンのブログ転記依頼があり了承する。

災害ボランティアセンター幹部会15:30~(最終決定)

①町外個人ボラ受付10月10日まで

②町外団体ボラ・町内ボラ受付10月16日まで

③ニーズ受付10月16日まで

※ホームページの変更、町内放送、地方新聞社掲載を行う。

10月10日(月)

浅里地区拠点の浅里構造改善センターから撤去終了。

ホテル浦島から布団24組搬入する。

借用資機材の返却準備(全社協・レスキューストックヤード・大槌町分)

町外個人ボランティア受付終了

10月11日(火)

紀宝町災害ボラセン体制の縮小(アプローチ邸前のみで行う)

浅里班一時休止

10月12日(水)

夕方ミーティングを午後5時開催から午後4時45分に変更する。

富士ゼロックス コピー機のリース設置を返却準備(10月16日以降)

資機材返却について(10月17日に積み込み、18日に佐川急便が配送する予定)

町内回覧「写真の取り扱いについての啓発チラシ」

三重県ボランティア基金の助成分は、三重県社協購入分と尾鷲市社協購入分に充当する。

10月13日(木)

レンタカー(軽トラック)3台を植村自動車へ返却

10月14日(金)

現地班編成 チェーンソーボランティアが鮒田区、大里区、北桧杖区で活動を行う。

-10-

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紀宝警察署警備係が、災害ボランティアセンターの状況を聞き取りに来る。

10月15日(土)

支援物資の一部を神内福祉センターへ搬送する。

浅里班編成 チェーンソーボランティアが午前中のみ飛雪の滝キャンプ場(浅里区)で活動を行う。

10月16日(日)

支援物資の一部を神内福祉センターへ搬送する。

三重県共同募金会より借用の携帯電話を返却する。

三重県社会福祉協議会職員派遣終了する。

紀宝町災害ボランティアセンター閉所。

9月4日~9月5日の記録写真

-11-

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8:30 ミーティング

①役割分担(応援社協職員の紹介含む)

②前日までの決定事項等

③当日の注意事項等

8:40 準備

8:50 放送(本部長よりボランティアの方へお礼の一言、受付時間の案内)

9:00 受付開始(ニーズ・ボランティア)、マッチング開始

13;00 受付終了(当日ボランティア活動)

16:00 受付終了(ニーズ)

活動終了(ボランティア現地活動)

16:30 活動報告(ボランティア)

17:00 報告会

①各班から端的に当日の報告(人数、件数、問題点等)

②改善点、保留事項(懸案事項)

17:15 災害ボランティアセンター終了

終了後の作成書類

①日報

②累計

③ボランティア団体の事前マッチング

④次日の役割分担

【本部日報】 【累 計】

33..一一日日ののススケケジジュューールル

-12-

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9月5日~

9月6日~

9月10日~

本部長

ボラ 受付

通信 資材 マッチング

会計

副本部長

本部 ニーズ 受付

本部長

ボラ 受付

通信 資材 マッチング

会計

副本部長

本部 ニーズ 受付

相野谷 サテライト

本部長

ボラ 受付

通信 資材 マッチング

会計

副本部長

本部 ニーズ 受付

水 タンク

水 調達

44..組組織織図図とと役役割割分分担担のの時時系系列列

-13-

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9月11日~

9月12日~

9月13日~

本部長

ボラ 受付

通信 資材 マッチング

会計

副本部長

本部 ニーズ 受付

水 タンク

フリー

物資 受付

物資 運搬

本部長

ボラ 受付

通信 資材 マッチング

会計

副本部長

本部 ニーズ 受付

水 タンク

フリー

本部長

ボラ 受付

通信 資材 マッチング

会計

副本部長

本部 ニーズ 受付

フリー

県社協 水 タンク

-14-

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9月17日~

9月18日~

9月24日~

本部長

ボラ 受付

通信 資材 マッチング

会計

副本部長

本部 ニーズ 受付

ニーズ 調査

物資 運搬

物資 受付

地区 担当

本部長

ボラ 受付

通信 資材 マッチング

会計

副本部長

本部 ニーズ 受付

地区 担当

物資 運搬

物資 受付

本部長

ボラ 受付

通信 資材 マッチング

会計

副本部長

本部 ニーズ 受付

水 タンク

地区 担当

物資 運搬

物資 受付

-15-

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9月26日~

※ニーズ調査班は流動的に設置する。

9月27日~

10月2日~

※布団運搬班は、10月10日のみ。

本部長

ボラ 受付

通信 資材 マッチング

会計

副本部長

本部 ニーズ 受付

物資 受付

地区 担当

浅里班

ニーズ 調査班

本部長

ボラ 受付

通信 資材 マッチング

会計

副本部長

本部 ニーズ 受付

物資 受付

地区 担当

ニーズ 調査班

本部長

ボラ 受付

通信 資材 マッチング

会計

副本部長

本部 ニーズ 受付

物資 受付

浅里班

ニーズ 調査班

-16-

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10月11日~

※現地班は、10月14日のみ。

10月15日~16日

本部長

ボラ 受付

通信 資材 マッチング

会計

副本部長

本部 ニーズ 受付

物資 受付

ニーズ 調査班

本部長

ボラ 受付

通信 資材 マッチング

会計

副本部長

本部 ニーズ 受付

物資 受付

ニーズ 調査班

浅里班

-17-

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発災当初は、特に予算組みについては会議の中では、議論に入らなかったが、自己負担で100万円

物品の購入費として充てられ、その後は三重県共同募金会から災害支援金が活用できる旨の連絡があり

ましたので運営費として活用させて頂きました。物資や災害ボランティアセンターの運営費(主に消耗

品等)については、寄付金や災害支援金、三重県ボランティア基金特別助成金、紀宝町役場福祉課の予

算で賄われるが、災害ボランティアセンターが閉所に向けて動き出した頃に、正規職員の超過勤務及び

臨時職員の賃金、災害ボランティアコーディネーターの諸謝金などの人件費について問題が近隣市町も

含めて、大きな問題点になってきました。

紀宝町災害ボランティアセンターについては、臨時職員の賃金及び災害ボランティアコーディネータ

ーの諸謝金については、役場の予算の中でセンター臨時職員として雇上げ、また災害ボランティアコー

ディネーターの諸謝金も計上されることになり、正規職員の超過勤務分は紀宝町社会福祉協議会の持ち

出し分と共同募金会災害支援金の一部で賄われることになりました。

【収入】

三重県共同募金会 5,500,000円

三重県ボランティア基金特別助成金 259,170円

紀宝町役場 1,540,000円

紀宝町役場(お風呂開設分) 130,000円

紀宝町社会福祉協議会 602,094円

【支出】

人件費 4,832,094円

災害ボランティアコーディネーター諸謝金 940,000円

消耗品費 2,259,170円

災害支援の為の、ボランティア活動をする為に、自家用車で現地に

向かう際に高速道路料金が無料となる。

災害ボランティアセンター開所2日目に町外ボランティアを募集し

たところ、県内外からも大勢のボランティア活動者が来所されました。

関東から自家用車で来所されたボランティアの方から、東日本大震災

で活動した際には災害従事車両申請があったとの話があり、紀宝町役

場へ問い合わせ、開所後4日目から実施するが、紀宝町で発行する分

は、三重県内の高速道路で紀宝町からの帰宅する為の限定で実施する

こととなった。その後、8日目で東日本高速道路・西日本高速道路の

四国・首都高速道路・阪神高速道路の使用許可がおり、開所10日目

で帰宅と再度来所される分の往復分の発行、使用範囲が広がった。しかし、窓口ごとに申請書が必要な

『1 予算組み』

『2 災害従事車両申請』

55..本本部部のの役役割割

-18-

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為に、遠方から来所された方々も、インターチェンジの名称がわからないなどの問題が発生し、昼食時

及び夕方は、発行手続きが混み合う場面もあった。

途中から三重県社会福祉協議会派遣職員が担当した。住所地から紀宝町に向かう場合は、紀宝町ボラン

ティアセンターに活動の申込をしてから、三重県社会福祉協議会へ申請書(インターネットでダウンロ

ードする)をファックスして、捺印して頂いた申請書を持って最寄りの県民センター又は市町村役場へ

提出すると災害派遣等従事車両証明書が発行されるという手続きが必要である。

■申請者数191件 ■発行枚数267枚

『災害派遣等従事車両証明書発行手続きの流れ』

申 請 者

①紀宝町災害ボランティアセンターへ活動登録

②活動確認書発行申請書

に必要事項を記入の上、三重県社会福祉協議会

に送付して下さい。

FAX:059-227-6618

E-mail:[email protected]

三重県社協災害対策本部

(三重県社会福祉協議会)

③活動内容の確認書送付

申請者がボランティア活動をする予定であるこ

とを活動先の災害ボランティアセンターに確認

した上で、活動確認書に押印し、FAX 又は Emeil

で申請者宛に返送します。

申 請 者

④証明書発行申請

押印された活動確認書を持参し、居住地の行政

担当窓口で「災害派遣等従事車両証明書」の発

行申請をお願いします。

※窓口…県庁、県民センター、市役所等

※印鑑が必要です。

居住地の都道府県庁・市町村役場等

⑤証明書の発行

「災害派遣等従事車両証明書」の発行郵送又は

手渡し

-19-

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発災直後は、自宅の片付けを行うのか、相談者がなかったが、5

日目からは、自宅が浸水して布団や衣服が水に浸かり無くなってし

まったので、購入したいという緊急小口資金の貸し出し相談が増え

てきた。また、10日目以降は片付けが済み、精神的に落ち着いて

きた頃に、住宅改修の為の資金貸付の相談が多くありました。

その間、紀宝町役場では住宅改修相談を行い、その際に生活福祉

資金の貸付申込者が紀宝町社会福祉協議会を紹介され、窓口へ来て

相談するが、被災者として相談すれば誰でも借りられるというよう

な雰囲気があり、その意識で来所される為に、住宅改修後や給与所

得が多い方や住民票が相違であるなどの理由で、利用対象外になら

れた際に、怒鳴られて帰られる方も少ないながらもおりました。

1件の相談に30分以上の時間がかかりました。三重県社会福祉協議会職員が派遣され担当していただ

いました。

【相談件数】

緊急小口資金 10件 災害援護資金15名

【申請件数】

緊急小口資金 5件 災害援護資金 1名

町外から来られたボランティア活動者が、数日に亘り宿

泊する際に、持参のテントを設置する場所を提供する。

テントサイトの使用に際しては、申込者順で使用していた

だき、テントの規模や利用者数を把握した上で、定期的に

見回りをする。

紀宝町との協議でテントを設置できる場所を模索して4

日目から3ヶ所(鵜殿ふれあい会館、飯盛保育所園庭、紀

宝町資料館の芝生地)としていたが、立地条件と交通の便

により5日目に2ヶ所(鵜殿ふれあい会館、町民グラウン

ド駐車場)へ変更となる。主に鵜殿ふれあい会館の芝生地を使用、鵜殿ふれあい会館は、浅里地区の避

難所となっていた為に、避難者が不愉快な思いをしないようにと注意を呼び掛けてきたが、特に問題な

く使用していただいた。

災害ボランティアセンター本部から活動地までは原則、自己責任で移動をしていただくが、普通乗用

車で大型機材や多くの資機材を積み込むのに(困難な場合が発生した場合)輸送する為の軽トラックを

リースする。また、ガソリンの給油については、平常時使用しているガソリンスタンド3ヶ所の内1ヶ

『3 生活福祉資金貸付』

『4 テントサイト運営』

『5 車両調整・ガソリン給油』

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所が被災したので、残り2ヶ所に連絡して、災害ボランティアセンター車両の給油をするように取り交

わした。

ライフラインは、被災当初、紀宝町内一部では停電し、電話回線の不通、全域で断水状態が続いた。

被災した家屋からのニーズは、熊野川・相野谷川から流れた泥水で浸水した為に、多量の水での清掃が

必要となったが、軽トラックの荷台にミカン農家が使用するポリタンクを乗せ、高圧洗浄機で家屋を清

掃する活動として使用された。また、物資の搬送、資機材の輸送に有効活用されました。

■レンタカー会社 3社、住民7件 ■軽トラック 15台、トラック1台

資機材は、ボランティア活動者が持参して頂くようにお願

いするのを基本として、活動内容などを考慮した中で、活動

に必要な資機材の貸し出しを行いました。

災害ボランティアセンター設置当初は、紀宝町役場へ資機

材を要望しておりましたが、資機材がまったくなく、ボラン

ティアの方が持参するように呼び掛けてきました。なお、隣

町の御浜町社会福祉協議会(御浜町も災害ボランティアセ

ンターが設置されていました)の、ご厚意で資機材を貸し出

して頂きました。また、全国社会福祉協議会より宮城県から

熊野市経由で資機材を届けていただける旨の連絡があり、尾鷲市社会福祉協議会からも尾鷲市内で資機

材を購入して届けていただけるとのことで、レスキューストックヤード、三重県社会福祉協議会、大槌

町、グッドネーバーズ、住民等、関係機関の協力で、必要な資機材が整備されました。

災害ボランティアセンターの運営費、主に消耗品やガソリ

ン代などに使用されました。

支援金としての多額の寄付を多くのの団体・個人の方から

頂き、災害ボランティアセンターとして貴重な財源ですので、

慎重に検討をして必要であると思われるものを購入いたしま

した。 ■支援金額 2,775,465円

支援物資は、ボランティアセンターに必要な物品や被災し

た方々へ配らせていただきました。

被災した当初は、停電、断水、電話が不通など、ライフラインが寸断された為に、通常の生活ができ

ず、困っていたところに、全国から個人・企業・団体から様々な物資を送っていただき、民生委員児童

委員にも協力を頂き、被災した住民の方々へ配布をいたしました。

『6 資機材の調達・確保』

『7 支援金・支援物資の受付』

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尾鷲市社会福祉協議会より尾鷲市福祉保健センターを仮眠場所として9月14日から約140名ま

で泊まれる場所を提供して頂ける旨の連絡を受け、実施しました。

ボランティア活動をする為に、遠方より頂き、仮眠をとることで、活動しやすくなるというメリット

があり、災害ボランティアセンターの後方支援としてご協力いただきました。

テレビ局や新聞社、ラジオ局が現地の情報を発信する為に、正確な情報を同様に伝えることに留意し、

マスコミ対応を行いました。

近隣では、最初に災害ボランティアセンターを立ち上げたこともあり、多くのテレビ局や新聞社の取

材が殺到しました。内容としては、事務所に来て災害ニーズやボランティア活動の現状聞き取りや、ボ

ランティアが活動している場面を放送させてほしい等が多くありました。それらの対応は、同じ情報を

統一して行うという観点から一貫して本部長が行いました。しかし、放送の中には、実際の現場と少し

ニュアンスが違った形での放送もあり、遠方の方から連絡を受けたことや、ホームページを間違って転

記した他団体のサイトを見たという連絡を頂くこともありました。また、電話取材で同じ内容を何度も

聞かれることもありました。

そういう中で、情報発信として一貫した内容を正確に伝えることがいかに難しいかが伺えるのと、マ

スコミの情報発信力の大きさは、災害時にかかわらず、大きな味方になるということがわかりました。

正確な情報をいち早く町内外の方にお知らせして、現状を伝える為

にホームページやブログ、チラシなどに掲載しました。

災害ボランティアセンターが設置されたことを9月5日の紀宝町社

会福祉協議会ホームページに掲載して、6日からはブログで日々の状

況を発信してきました。その為に、ホームページ及びブログ作成を中

心的に行う為、臨時職員を配置して、重点的に行うことができ、随時

情報発信を行うことができました。

複数人で構成された、ボランティア団体を事前連絡いただくことで、ニーズと調整をして、マッチン

グを事前に行いスムーズな対応を行いました。

熊野川支流の相野谷川の氾濫で大きな被害を受けた、鮒田区から災害直後、大勢のボランティアに来

てほしいとの打診があり、ボランティア団体の多くは自ら乗ってきたバスで移動をして頂き、対応をし

てきました。資機材は災害ボランティアセンターの軽トラックに乗せてスタッフが搬送しました。

『8 仮眠場所の提供』

『9 マスコミ対応』

『11 ボランティア団体予約・調整』

『10 情報発信』

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担当者 役割分担

本部長

○行政対策本部との連絡

○トラブル・苦情対応

○マスコミ対応

○災害ボランティアセンター全体の掌握

○事故への対応

副本部長

○けが人の応急手当

○被災状況の把握(マッチングとの調整)

○団体ボランティアの受付(副務者 山城)

○各リーダーへ指示、調整

○民生委員児童委員との連絡調整

○行政(福祉課担当)との連絡調整

○その他コーディネート

リーダー職員

○活動資材・車両の確保

○会計処理全般

○職員の割り振りについて

○物品購入

○スタッフ出欠確認

○他市町社会福祉協議会応援体制について

○地域班との連絡調整

○テントサイトの申し込みついて

スタッフ ○支援金・支援物資の受付(副務者 リーダー職員)

○スタッフ昼食準備について(副務者 副本部長)

県社協

○災害派遣等従事車両証明書発行に関すること

(副務者 副本部長、リーダー職員)

○生活福祉資金に貸付業務について

※必ず、各自実施する際には、本部長に最終確認を行う。

『12 本部スタッフ事務分掌』

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[注記]浅里班と言う名前であるが、実際は川丈方面(北桧杖、瀬原、浅里、小鹿)での活動をする班と

して示している。

概要:台風12号以来、土砂崩れ、道路陥没などで主要道路が寸断されていたことと、道路が危険状態

である為に、紀宝町役場より9月27日から普通車での車両立ち入りが了承されましたので、紀

宝町災害ボラセンから浅里までは自動車を利用して約30分かかる場所にまで移動しました。

まずは、拠点作りで浅里区長に了承を得て、浅里生活改善センターを片付け必要な資機材を運び

こみ、現地でのサテライト的役割を担う場所として設置しました。

固定電話は、まだ使えず、本部と現地班とは携帯電話で連絡を取り合い、状況や不足した物や昼

食配達のやり取りをしました。

活動対象ボランティア: 長靴か安全靴を履いた方を優先に活動をして頂きました。

資機材:ヘルメット・ゴーグル・マスク・手袋は、送迎車両に積み込みされており、持っていいない方

に対して貸し出しを行いました。(送迎班の運転手が毎日資材班から調達して、補充をしてお

く)

事前に、資機材を拠点(浅里生活改善センター)へ運び込みをしているので、現地で貸し出し

を行いました。しかし、瀬原・北桧杖での活動においては、災害ボラセン本部資材班から貸し

出しを行うという形を取りました。

66..浅浅里里班班・・地地区区担担当当

-24-

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送迎:一般車両での立ち入りは危険を伴う為に、災害ボラセンの車両で送迎を行いました。基本は、団

体ボランティアで事前に活動登録して頂いている方を中心に、前日マッチング作業を行い、もし

も、団体ボランティア数が少ない時に、個人ボランティアの方に声をかけ活動をしていただくよ

うな体制づくりをしておりました。

人数が多い時は、2便目設定してピストン運行を行いました。

現地:ニーズ先の説明を、事前に各車両の中で渡し事前学習をして、現地についてから活動説明を行う、

その際の二つの注意点としては、「こまめに休憩をとるように促す」「依頼者の方からお願いされ

ても、予定されていない活動については、スタッフに連絡をする」と伝え徹底して頂きました。

現地には必ず職員が待機しており、すぐに対応できる体制を整備しました。

1日のスケジュール

送迎が1便の時 送迎が2便の時

8:30 全体ミーティング

8:45 浅里班ミーティング

9:00 ボランティア受付開始

9:15 本日スケジュール説明

9:30 災害ボラセン出発

(ニーズ表・注意事項の説明)

10:10 現地到着

(活動の説明)

午前活動

(途中休憩あり)

11:50 昼食休憩

13:00 午後活動

(途中休憩あり)

15:00 活動終了

15:30 現地撤収

16:10 災害ボラセン到着

報告

16:30 終了

8:30 全体ミーティング

8:45 浅里班ミーティング

9:00 ボランティア受付開始

9:15 本日スケジュール説明

9:30 災害ボラセン(1便目)出発

(ニーズ表・注意事項の説明)

10:10 現地到着(1便目)

(活動の説明)

午前活動

(途中休憩あり)

11:10 災害ボラセン(2便目)出発

(ニーズ表・注意事項の説明)

11:50 現地到着(2便目)

(活動の説明)

昼食

13:00 午後活動

(途中休憩あり)

14:00 活動終了(1便目)

14:40 災害ボラセン到着(1便目)

15:30 活動終了(2便目)

現地撤収

16:10 災害ボラセン到着(2便目)

報告

16:30 終了

現地活動時間

3時間50分

現地活動時間

2時間50分

現地活動時間

2時間50分

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■各部署設置図(9月5日~10月10日)

①本部 ・・・別紙参照

②ニーズ受付 ・・・被災した住民から来所・電話で依頼を受付する。

③ボランティア受付 ・・・ボランティア活動をする方の受付場所。

④マッチング ・・・ボランティア活動をする方とニーズ依頼を合致させる場所。

⑤マッチング地図作成 ・・・活動場所の地図を詳細に作成する。

⑥資機材貸出 ・・・ボランティア活動に必要な資機材を貸出する場所。

⑦浅里班ボランティア送迎場・・・災害車両のみ交通できる浅里班(川丈地区)の送迎場所。

⑧報告 ・・・一日のボランティア活動が終わった後に活動報告をする場所。

⑨資機材清掃場 ・・・貸出した資機材の清掃場所

※喫煙場所 ・・・1ヶ所設置

※駐車場 ・・・センター前と町民グラウンドの駐車場を一部借用。

※トイレ ・・・センター内とセンター外、また簡易トイレ2ヶ所(行政設置)

② ③

⑤ ①

77..災災害害ボボラランンテティィアアセセンンタターー図図

-26-

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■各部署設置図 (10月11日~10月16日)

①本部 ・・・別紙参照

②ニーズ受付 ・・・被災した住民から来所・電話で依頼を受付する。

③ボランティア受付 ・・・ボランティア活動をする方の受付場所。

④マッチング ・・・ボランティア活動をする方とニーズ依頼を合致させる場所。

⑤マッチング地図作成 ・・・活動場所の地図を詳細に作成する。

⑥資機材貸出 ・・・ボランティア活動に必要な資機材を貸出する場所。

⑦浅里班ボランティア送迎場・・・災害車両のみ交通できる浅里班(川丈地区)の送迎場所。

⑧報告 ・・・一日のボランティア活動が終わった後に活動報告をする場所。

⑨資機材清掃場 ・・・貸出した資機材の清掃場所

※喫煙場所 ・・・1ヶ所設置

※駐車場 ・・・センター前と町民グラウンドの駐車場を一部借用。

※トイレ ・・・センター内とセンター外、また簡易トイレ2ヶ所(行政設置)

⑤ ①

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■紀宝町福祉センター内 略図(9月5日~10月16日)

本部事務所 地図 作成所

休憩所

シャワー室

男 女

トイレ

調理室

身障

従事車両受付

和室 就労支援 B

型作業室

休憩所

材料

保管室

男 女

支援物資倉庫

シルバー人材

センター 会議室

支援物資倉庫

トイレ

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livedoor 地図情報転記

紀宝町14地区

熊野川河口沿い:鵜殿

太平洋沿い:井田

神内川沿い:神内

熊野川沿い:成川、北桧杖、瀬原、浅里

相野谷川沿い:鮒田、高岡、大里、井内、平尾井、阪松原、桐原

災害ボランティアセンターがボランティアを派遣した11地区

熊野川河口沿い:鵜殿

太平洋沿い:井田

神内川沿い:神内

熊野川沿い:成川、北桧杖、瀬原、浅里

相野谷川沿い:鮒田、高岡、大里、井内

鵜殿

88..紀紀宝宝町町内内地地図図

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受付ニーズ数

週 9月(1週目)

日 5 6 7 8 9 10 11

ニーズ数

本 部 0 40 41 42 37 39 26

その他 0 49 7 4 0 0 0

合 計 0 89 48 44 37 39 26

ボランティア

個人 0 15 72 108 98 157 200

団体 0 0 7 26 53 161 89

(団体数) 0 0 2 2 1 10 4

合 計 0 15 77 134 151 318 289

マッチング数

終了数 0 3 6 6 8 23 32

継続数 0 1 8 15 20 32 31

キャンセル 0 0 3 4 8 18 11

その他 0 0 0 0 12 0 0

合 計 0 4 14 21 28 55 63

週 9月(2週目)

日 12 13 14 15 16 17 18

ニーズ数

本 部 20 25 12 17 16 11 26

その他 0 0 0 0 0 0 0

合 計 20 25 12 17 16 11 26

ボランティア

個人 94 99 65 125 66 117 171

団体 36 45 39 86 158 75 146

(団体数) 2 6 4 4 8 3 10

合 計 130 144 104 211 224 192 317

マッチング数

終了数 9 18 15 25 22 6 33

継続数 15 8 5 12 7 7 11

キャンセル 3 6 1 1 5 3 4

その他 18 1 5 9 3 1 0

合 計 24 26 20 37 29 13 44

99..ボボラランンテティィアア派派遣遣・・ニニーーズズ受受付付・・ママッッチチンンググ数数 統統計計表表

-30-

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週 9月(3週目)

日 19 20 21 22 23 24 25

ニーズ数

本 部 22 11

台風15号接近の為中止

14 10 11 12

その他 0 0 0 0 32 8

合 計 22 11 14 10 43 20

ボランティア

個人 157 31 40 86 111 66

団体 36 47 95 186 243 138

(団体数) 5 5 6 7 14 8

合 計 193 78 135 272 354 204

マッチング数

終了数 18 4 16 12 20 27

継続数 6 4 1 7 9 2

キャンセル 2 1 8 9 0 2

その他 1 2 1 4 1 0

合 計 24 8 17 19 29 29

週 9月(4週目)

日 26 27 28 29 30 ― ―

ニーズ数

本 部 6 15 6 5 7 ― ―

その他 2 0 0 0 0 ― ―

合 計 8 15 6 5 7 ― ―

ボランティア

個人 34 44 40 72 60 ― ―

団体 20 38 61 101 51 ― ―

(団体数) 3 5 6 6 4 ― ―

合 計 54 82 101 173 111 ― ―

マッチング数

終了数 12 10 9 10 7 ― ―

継続数 1 0 1 1 0 ― ―

キャンセル 2 2 3 2 2 ― ―

その他 3 5 2 3 1 ― ―

合 計 13 10 10 11 7 ― ―

0% 20% 40% 60% 80% 100%

マッチング数

ボランティア数

ニーズ数

終了数

個人ボラ

本部

継続数

団体ボラ

その他

キャンセル

団体数

その他

-31-

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週 10月(1週目)

日 1 2 3 4 5 6 7

ニーズ数

本 部 4 1 6 6 3 2 1

その他 0 0 0 0 0 0 0

合 計 4 1 6 6 3 2 1

ボランティア

個人 64 37 44 36 24 32 23

団体 181 97 9 19 43 21 16

(団体数) 11 7 1 2 4 2 2

合 計 245 134 53 55 67 53 39

マッチング数

終了数 5 4 4 3 3 8 5

継続数 4 2 0 3 0 1 0

キャンセル 3 1 2 0 1 0 0

その他 0 1 1 0 0 0 0

合 計 9 6 4 6 3 9 5

週 10月(2週目)

日 8 9 10 11 12 13 14

ニーズ数

本 部 0 6 4 7 3 5 6

その他 0 0 0 0 0 0 0

合 計 0 6 4 7 3 5 6

ボランティア

個人 44 70 41 7 3 0 5

団体 84 74 20 14 19 28 12

(団体数) 7 5 3 2 3 3 3

合 計 128 144 61 21 22 28 17

マッチング数

終了数 5 5 7 3 3 6 3

継続数 2 3 1 0 1 2 1

キャンセル 0 0 0 0 0 0 0

その他 0 0 0 0 0 0 0

合 計 7 8 8 3 4 8 4

-32-

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週 10月(3週目)

日 15 16 ― ― ― ― ―

ニーズ数

本 部 1 0 ― ― ― ― ―

その他 0 0 ― ― ― ― ―

合 計 1 0 ― ― ― ― ―

ボランティア

個人 1 7 ― ― ― ― ―

団体 111 63 ― ― ― ― ―

(団体数) 14 9 ― ― ― ― ―

合 計 112 70 ― ― ― ― ―

マッチング数

終了数 7 11 ― ― ― ― ―

継続数 6 1 ― ― ― ― ―

キャンセル 0 2 ― ― ― ― ―

その他 0 0 ― ― ― ― ―

合 計 13 12 ― ― ― ― ―

9月合計 10月合計 総合計

ニーズ数

本 部 471 55 526

その他 102 0 102

合 計 573 55 628

ボランティア

個人 2,128 438 2,566

団体 1,937 811 2,748

(団体数) 125 78 203

合 計 4,065 1,249 5,314

マッチング数

終了数 351 81 432

継続数 204 27 231

キャンセル 100 9 109

その他 72 2 74

合 計 555 84 639

0% 20% 40% 60% 80% 100%

マッチング数

ボランティア数

ニーズ数

終了数

個人ボラ

本部

継続数

団体ボラ

その他

キャンセル

団体数

その他

-33-

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9月(1週目) 5日~11日

①掃除

126件

②片付け

104件

③土砂撤去

19件

④ごみ処理

11件

⑤その他

2件

『県外ボランティア』

関東:群馬県、茨城県、東京都、神奈川県

北信越:長野県、富山県、福井県

東海:静岡県、愛知県、岐阜県

近畿:大阪府、滋賀県、兵庫県、京都府、奈良県、和歌山県

中国:広島県

四国:愛媛県

九州:大分県

9月(2週目) 12日~18日

①掃除

36件

②片付け

17件

③土砂撤去

17件

④ごみ処理

5件

⑤その他

6件

『県外ボランティア』

北海道

東北:宮城県、福島県

関東:東京都、神奈川県

北信越:石川県、富山県、福井県、長野県

東海:愛知県、岐阜県

近畿:兵庫県、奈良県、兵庫県、滋賀県、大阪府、京都府、奈良県、和歌山県

中国:山口県、鳥取県、広島県

四国:愛媛県

九州:大分県

9月(3週目) 19日~25日

①掃除

40件

②片付け

15件

③土砂撤去

14件

④ごみ処理

2件

⑤その他

6件

『県外ボランティア』

関東:埼玉県、東京都、千葉県、神奈川県

北信越:長野県、石川県、福井県

1100ニニーーズズ内内容容・・県県外外ボボラランンテティィアア 分分類類表表

-34-

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東海:愛知県、静岡県、岐阜県

近畿:大阪府、滋賀県、奈良県、京都府、和歌山県、兵庫県

中国:広島県、愛媛県

四国:香川県

九州:大分県

9月(4週目) 26日~30日

①掃除

15件

②片付け

8件

③土砂撤去

6件

④ごみ処理

1件

⑤その他

6件

『県外ボランティア』

関東:東京都、埼玉県、群馬県、千葉県

北信越:長野県、

東海:愛知県、静岡県、岐阜県、

近畿:大阪府、奈良県、兵庫県、滋賀県、京都府、和歌山県、

九州:大分県

10月(1週目) 1日~7日

①掃除

6件

②片付け

5件

③土砂撤去

9件

④ごみ処理

0件

⑤その他

6件

『県外ボランティア』

関東:東京都、神奈川県、山梨県、埼玉県

東海:静岡県、愛知県、岐阜県

近畿:大阪府、和歌山県、兵庫県、滋賀県、奈良県、

10月(2週目) 8日~14日

①掃除

5件

②片付け

3件

③土砂撤去

2件

④ごみ処理

0件

⑤その他

18件

『県外ボランティア』

関東:神奈川県、埼玉県

東海:愛知県、岐阜県、

近畿:和歌山県、大阪府、滋賀県、兵庫県

九州:福岡県

注記①ニーズについては、依頼者から複数の依頼が同時にありましたので、重複して掲載。

注記②県外ボランティアは、重複して来所あり。

-35-

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9月22日(木)より10月11(火)まで、定期的に鵜殿女性の会が、まなびの郷、ふれあい会館、

相野谷中学校の3ヶ所で避難所生活をしている被災者に、足湯を提供することでリラクゼーション効果

により、精神的ストレスの軽減と健康状態の向上を目的として開始しました。 ■利用者39名

『避難者の声』

・今日は、昨日より足の腫れがましや、手はもっとましや。足湯で足がぬくもって気持ちよかったわ。

(70代、男性)

・先日の台風で被災して何もない、衣服もヘルパーさんに買ってきてもらったこんなになるとは、思

わなかった。足湯したら足の指がよく動くようになった、気持ちよかった、どこか家ないか?水の

浸からないところで。(70代、男性)

・カラオケ好きやったけど歌う気にならんわ、服も全部流されて何もなくなったよ。(60代、女性)

・怖かった、もう戻りたない、涙出てくる、納屋は壊れて家も傾いた、自分らで片付けよっていわれ

たけど、ようせんよ。(80代、女性)

紀宝町役場と避難所管理人に事前連絡をして、炊き

出しをする旨の連絡をして許可を得る。被災当初は、

被災地での活動は、砂埃が立ち衛生環境が悪い為にボ

ランティアや NPO 法人からの申し出があっても、被

災地での調理は行わず、紀宝町福祉センターで調理を

したものを被災地へ配達し配膳をすることで、衛生面

には、十分に気を使いました。ただし、ボランティア

センターに連絡なく、直接避難所と連絡をして独自に

炊き出しを行う団体については、各団体の責任の中で

実施しておりました。

炊き出しをする際に気を付けることは、食事の材料・水・割りばし・皿・調理器具等は現地での調達

はできない旨を、炊き出しボランティア・NPO に連絡をして必ず用意していただきました。

住民からは、冷たい弁当より、温かい炊き出しの食事の方が好ました。

災害ボランティアセンター本部や避難所に届けられ、

提供してくれた衣服が大量でサイズや種類がさまざま

な為に、職員や避難所の方々だけでは、整理できない

為に、サイズ(大人用子ども用・男性用女性用など)

や種類(T シャツ・ズボン・スカートなど)に判別し

て、被災者が来てもわかりやすくしておきました。

『1 足湯ボランティア』

『2 炊き出し』

『3 衣服等の整理』

1111..ボボラランンテティィアア活活動動

-36-

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当初は、鮒田避難所に多量に届けられたが整理できてなかった為に、町民からボランティアを募り開

始しました。その後は災害ボランティアセンターへも衣服等届けられ、サイズごとに整理され、来所さ

れた被災者がスムーズに受け取ることができました。

自宅が水害で被災して、自宅や避難所での生活が困難な方が一時的に高齢者施設へ入所をした方を対

象に、慰問をして、直接お話しを聞き、急な生活環境の変化による精神的な支えを担うボランティア活

動を行いました。

避難所には、紀宝町役場から支援物資が届いているが、紀宝町役場から被災地の自宅で生活をしてい

る災害要援護者へは対応していない為に、自宅で生活している災害要援護者へは、現地の民生委員を通

して、他の地区の民生委員が支援物資、特に水や食料を中心として配布を行いました。

大雨により崖崩れが発生して、多くの木々が

流出して道路や公園、家屋や敷地内に入り込み、

住民では処分できない丸太を、チェーンソー取

扱いの講習会を受講したボランティアが丸太を

細かく切り、処分場へ配送を行いました。

チェーンソーと燃料、丸太を運ぶ車両は、ボ

ランティアが持参しました。

町内の配食サービスをしているボランティア

団体の会員が、災害活動をした町内外のボラン

ティア向けに、活動後に食べて頂くおにぎり

(目はりずしや各種おにぎり)を作り、活動を

した労をねぎらうことと、次の活動へつなげて

頂く為に行いました。

当初は、材料などは災害ボランティアセンタ

ーの予算から捻出していましたが、途中お米の

寄付があり、一部材料のみの負担となりました。

町内の鍼灸接骨院の先生が、毎週定期的に夕方、避難所を回り、無料で診療をして、心身ともに疲れ

ている方への軽減を図ることを目的に自主的及び継続的に実施しました。

鈴鹿医療科学大学の先生と生徒が、避難所や災害ボランティアセンターで、お灸によるマッサージを

被災者やボランティアの方々に行いました。

『4 施設(傾聴)ボランティア』

『6 チェーンソーボランティア』

『7 ボランティア向けおにぎりづくり』

『5 支援物資の配布』

『8 避難所マッサージボランティア』

-37-

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9月の暑い盛りの作業と言うことと、テントを持参して泊まりこみで来られたボランティアから、銭

湯を尋ねられることが多く、当初は、断水と言うこともありましたので、近隣市町の銭湯情報を発信し

ておりました。

しかし、断水が解除されたので、災害ボランティアセンター本部として、遠方から来られたボランテ

ィアの方々に対し、9月15日からボランティア活動をされた方々に対して、男女別室でそれぞれ整理

券を渡してシャワー室を開放しました。

基本、飲み物や食事は各自で用意をして頂くのですが、暑い盛りですので、熱中症の懸念もあり余分

に水分補給をして頂く為に、常に飲み物を用意しました。毎日の開所準備の時に、氷を購入して桶(大)

で飲み物を冷やしておきました。また、ボランティア活動をして頂く方には自由に持っていってもらう

ようにしました。

ボランティア活動後に、食べていただけるように、

飲み物の横におにぎり・目はり寿司をボランティア

活動して頂いた方に自由に食べられるように用意し

ました。

活動後、夕食までの間や、遠方から来た方、日帰

りで帰られる方やボランティアパックの方、車中泊

やテント泊の方など様々な条件で来ている中で、お

にぎりの提供は、各自の経済的負担の軽減につながるとして実施しました。

被災地でのボランティア活動は、ゴーグル(必要

時)やマスクを着用していただいておりましたが、

埃や雑菌が空気中を舞うので、災害ボランティアセ

ンター帰着後は、必ず消毒とうがい薬を使用してい

ただくように声かけをしてきました。

災害ボランティアセンター開所当初は、断水中で

したので、貴重なミネラルウォーターを使用してお

りました。

『1 シャワーの提供』

『2 飲み物の提供』

『3 おにぎりの提供』

1122..ボボラランンテティィアアへへのの提提供供

『4 消毒、うがいの推進』

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大規模のがけ崩れがあり、危険な為にボランティアや一般住民は立ち入り禁止になっていた高岡地

区で、被災した家族が自己責任の中で地道に清掃活動をしていたが、紀宝町役場との話し合いにより、

立ち入りが許可され、社協職員及び三重災害ボランティア支援センターと協力して敷地内及び家屋のゴ

ミ出しを実施しました。実際の活動では、屋外に散乱しているゴミを収集することと、家屋が傾いてい

る為、ボランティアが入ることは危険であると判断して、家族の方が家屋よりゴミを外にだし、ボラン

ティアがゴミ処理場まで運ぶといった手順で行うことができました。

また、神内地区でも同様に納屋内に河川からの多量の土砂が撤去されず、そのままになっており、持

ち主が地道に片付けを行っていましたが、ボランティアセンター閉所直前に依頼がありましたが、重機

が入れず手作業での撤去作業となった為、チームレスキュー(愛知県)協力を得て、数日にわたり活動

をして頂き、大量の土砂を撤去しました。

被災された地域では、まだ避難所生活をされている方

もおり、心身ともに復興への活力を見いだせるように、

炊き出しをすることで、まわりの方々に少しでも「ほっ」

と一息できる場を提供することを目的として、NPO 災害

ボランティアネットワーク鈴鹿と地元ボランティア、社

協職員で結成され、3日間町内5ヶ所(浅里、鮒田、大

里、成川、鵜殿地区)で実施しました。内容は、豚汁、

炊き込みご飯、たこ焼き、ぜんざい、阿部川もちなどの

炊き出しと、ホッカイロと伊賀米のプレゼント、もちつ

きと出張マッサージなどが行われ、子どもから大人までたくさんの方が参加されました。

『1 ゴミ出し・片付け等』

『2 あったか炊き出し隊』

1133..災災害害ボボララセセンン閉閉所所後後のの活活動動

〈高岡地区〉 〈神内地区〉

-39-

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2月26日に、第6回つれもて社協まつり「復興応援まつり」絆の力、紀宝を元気に!をテーマに行

いました。今年度は、災害があってまだ完全復興していないため、復興応援まつりにし、被災者の気持

ちに寄り添いながら紀宝町が元気になるように、隣近所のつながりが大事で一緒に集える場になれるよ

うに、「絆」を大切にしていきたいという目的から実施されました。

イベント当日は、災害ボランティアセンター開所時に様々な活動をしていただいた、NPO法人災害

ボランティアネットワーク鈴鹿、ローカルアクト、三重県社会福祉協議会職員に協力して頂き、「絆」

の大切さが全面に出た形になりました。内容としては、オープニングで「オカナリ演奏・鵜殿保育所の

踊り」で始まり、食のブース(有料)、バザー、防災啓発、災害時の写真展示等を行い、例年にない来

客数でした。J.A.T.Dにしゃんた氏による「いま私たちにできること」と題して講演会を開催し

ました。また、例年エコイベントということで、お皿と箸は貸し出し又は持ちこみということで、ゴミ

を出さない運動も実施しました。

なお、今イベントによる売上金は、すべて紀宝町役場へ災害見舞金として寄付させて頂きました。

1.うるうるパック2011お歳暮カタログギフトプロジェクト

NPO法人レスキューストックヤードから被災をされた高齢者を対象に生活に必要な物品をカ

タログギフトで配布して、お歳暮にしてお届けしました。直接配布は15件、286件郵送しま

した。

2.応援支援グッズ配布

NPO法人災害ボランティアネット鈴鹿から、の

しもち300個を届けていただき、川丈方面(北

桧杖地区、瀬原地区、浅里地区)へ配達させて頂

きました。

3.年末おせち料理の配布

NPO法人災害ボランティアネット鈴鹿から、年

末におせち料理を届けて頂き、災害時に各地区で

中心に活躍をして頂いた世話役の方々に対して、

配布させて頂きました。

『3 復興応援まつり』

『4 被災者生活応援事業』

〈おせち料理〉

-40-

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東日本大震災で被災された、宮城県七ヶ浜町の住民が、仮設住宅での生活を送られている中で、台風

12号で被災した紀宝町のことを新聞やテレビで知り、同じ天災により被災したことから、復興への道

を共に歩んで行こうと言う気持ちを込めてプレゼントして頂きました。

プレゼントして頂いた「カエルちゃんタオル人形」と「応援メッセージキーホルダー」には、それぞ

れ意味があり「必ず元のまちにカエル」と「津波で残った桜の木で作られており」、七ヶ浜町の住民の

方からひとつひとつメッセージが込められていました。そして、被災された方々へ配布いたしました。

紀宝町内のボランティアが協力し、みかん型

アクリルたわしを1,400個作製して、宮城

県七ヶ浜町の「七」に、ちなんで700個プレ

ゼントまた、復興応援まつり(社協つれもてま

つり実行委員会主催)と復興支援イベント~元

気やで!紀宝町~(紀宝町復興支援イベント実

行委員会主催)で被災された方へプレゼントい

たしました。

『5 応援メッセージ宮城県七ヶ浜町より』

『6 災害応援復興グッズ みかん型アクリルたわし』

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被災当初は町内全域が断水しており

飲み水もない状態で物資の多くは水で

した。また、食料、衣服、食器などの

生活用品から、マスク、手袋、ゴーグ

ルなどの作業用品、消毒液、ウエット

ティッシュなどの衛生用品等、様々な

物資が全国から送られてきました。

生活用品、衛生用品などはボランテ

ィア、民生委員児童委員を通じて、被

災された住民の方へ配られました。

必要な物資を購入して下さい、ボラン

ティアセンターの運営費使用して下さい

などの理由で支援金として送金して下さ

いました。中にはお米を買って下さいと

指定寄付して下さった方もおられました。

そのほとんどはボランティアセンター

の運営費としていただき、物品の購入に

充てさせて頂きました。また、残った支

援金は、災害ボランティアセンター運営

積立基金として、積立させて頂いており

いざという時、運営費として使用させて

頂く予定です。

また、県内外を通してご寄付いただきました。県外については次のとおりとなっています。

青森県、宮城県、岩手県、山形県、新潟県、福島県、埼玉県、茨城県、東京都、神奈川県、静岡県、愛

知県、岐阜県、滋賀県、大阪府、京都府、和歌山県、奈良県、兵庫県、愛媛県、広島県(順不同)

1144..救救援援物物資資・・支支援援金金のの寄寄付付

『1 救援物資』

『2 支援金』

ライオンズク

ラブ

50.2% 個人

26.6%

企業

9.3%

NPO・ボラン

ティア

4.5%

社会福

祉協議

3.8% 小学校

0.7%

行政

0.3%

その他

4.5%

個人

33%

企業

14% 社会福祉

協議会

14%

NPO・ボ

ランティ

11%

大学

3%

その他

25%

-42-

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9月7日付三重県社会福祉協議会が「被災地支援の職員派遣」を募集して、県内各市町社会福祉協議

会より職員を派遣して頂きました。また、職員派遣とは別に各市町でボランティアを募集して、ボラン

ティアパックで派遣していただきました、その際に各市町社会福祉協議会職員にも災害ボランティアセ

ンター運営にご協力いただきました。

〈職員が派遣された県市町社会福祉協議会〉

三重県社会福祉協議会、津市社会福祉協議会、伊勢市社会福祉協議会、松阪市社会福祉協議会、桑名市

社会福祉協議会、尾鷲市社会福祉協議会、亀山市社会福祉協議会、鳥羽市社会福祉協議会、志摩市社会

福祉協議会、木曽岬町社会福祉協議会、菰野町社会福祉協議会、朝日町社会福祉協議会、度会町社会福

祉協議会、紀北町社会福祉協議会、御浜町社会福祉協議会

平成20年度、平成22年度に紀宝町社会福祉協議会が、住民を対象に災害ボランティアコーディネ

ーター(以下、災害ボラコ)を養成しましたので、災害ボランティアセンター(以下、災害ボラセン)

の立ち上げがスムーズに進むことができ、運営上・活動上、様々な場面で率先して活動ができました。

やはり、地元を知っているスタッフが多くいるということは、町外から応援・支援に駆け付けて下さっ

た方々へ素早く対応ができるということで、復興・復旧への近道として繋がりました。しかし、災害は

住民だけではなく、災害ボラコの方々も被災され、スタッフとして加わった方は46名中18名でした

が、大地震による全町的なことを考える上で、災害ボラコの養成というのは欠かせない事業であると考

えられました。

〈災害ボランティアコーディネーター〉

久原章作、森 新一、小山益生、大野瑞穂、萩野繁美、萩野優子、門地秀味、上西光隆、蔵本一範

宇恵 悟、泉 みつ子、登立節雄、畠 良一、松尾起世子、荒巻三洋樹、花井郭代、東 智子、

有城安子〈敬称略・順不同)

災害ボランティアセンター(以下、災害ボラセン)の副本部長に、民生委員児童委員協議会長が就任

して、当初から民生委員児童委員との連携協力体制を樹立して、災害ボラセン運営にもスタッフとして

加わって頂き、被災地の要支援者への救援物資の配布など、様々な活動をしていただきました。また、

被災地の担当民生委員児童委員の中にも、本人や親族が被災者となられた方々もおり、被災地で要支援

者への援助支援活動は、難しい面もありましたが、避難所に移動できず自宅避難者となれている方、特

に高齢者や障害者の方へ食料・水の配布を行うなど、きめ細かな支援を行っていただきました。

1155..県県内内派派遣遣社社協協、、災災害害ボボラランンテティィアアココーーデディィネネーータターー

『1 県内職員派遣社協及び協力体制』

『2 災害ボランティアコーディネーター』

『3 民生委員児童委員協議会』

-43-

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養成講座は、紀宝町災害見守り体制連絡協議会(紀宝町、紀宝町社会福祉協議会、紀宝町民生委員児

童委員協議会)の災害見守り体制構築事業は、東南海地震・南海地震に備え、一人暮らし高齢者や高齢

者世帯、障がい者世帯等、災害要援護者の迅速な安否確認及び避難誘導、生活支援を行う為に実施する。

その一環として、大災害が発生した場合に、町内外から支援に駆け付ける救援ボランティアに迅速かつ

的確な判断のもとに指示できる町独自の災害ボランティアコーディネーターを育成する。

※紀宝町災害見守り体制連絡協議会について

(組織図)

(事業内容)

①組織構成…災害見守りに結集することで、きめ細かな支援活動が展開でき、町民に対する啓蒙、啓

発等についても実施する。

②災害要援護者の実態調査…地域包括支援センターと紀宝町民生委員児童委員協議会が把握してい

る要援護者リストを基に、モデル地区に福祉要援護者マップに記入して三者で共有することで災害

時に役立てる。また、災害要援護者登録をして頂くことにより、関係機関(民児協、社協、自主防、

町災対本部、消防署、消防団、警察署等)で情報を共有して、迅速な支援を行う。並びに、地域住

民へ支援者登録を呼びかけ、地域での見守り体制を強化する。

③災害ボランティアコーディネーター養成講座の開催

④地区別懇談会の開催(啓蒙活動)…モデル地区で懇談会やタウンウォッチングを開催することで自

主防災組織の立ち上げを支援する。

⑤災害設備等の整備…テントや折りたたみリヤカー、無線機等を購入しハード面での整備を図る。ま

た、迅速に避難行動が困難な方で住宅が老築等で災害により倒壊の恐れがあると思われる場合に、

本人等の申請により家屋倒壊防止工事を実施する為の標準工事費の一部を負担する。

1166..災災害害ボボラランンテティィアアココーーデディィネネーータターー養養成成講講座座

『1 紀宝町災害見守り体制連絡協議会』

連絡協議会3名

紀宝町防災担当理事、町社協会長、町民児協

会長

(会長、協議会員)

実務者連絡会11名

紀宝町担当理事・課長

町社協事務局長・担当

町民児協副会長・事務局

(座長、副座長)

ワーキンググループ12名

区長、自主防災、ボラ市民活動セン

ター・ボラコ、福祉団体、住民代表、

シルバー人材センター次長

(グループ長、副グループ長)

三者会議

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みなさんの力で災害に強いまちづくりをしませんか。

『「被災した時に、対処しなくてはいけないことを、スムーズに運ぶように活躍する人」具体的に、災

害時には、災害ボランティアセンターを開設することになっておりますが、そのセンターに、地域内外

から来ていただいたボランティアを必要に応じて地域へ派遣する、つまり効果的にコーディネートをす

るということがコーディネーターの大きな役割の一つです。また、平常時には地域の防災力を高めるた

め啓発活動も行っていきます。』というのが、受講生募集時の説明になっています。

『募集要件』①町内に在住する満18歳以上の方(学生は除く) ②普通自動車以上の運転免許資格を

有し、常に安全運転を励行している方 ③ボランティア活動に関心があり今後の活動に積極的に参加し

て頂ける方 ④目的を十分に理解し活動して頂ける方 ⑤カリキュラム日程の80%以上履修できる

〈平成20年度 養成講座内容〉

平成20年11月19日~平成21年4月19日(全9回)

第1回 開講式「基調講演 災害ボランティアの基礎とルール」三重大学准教授 川口 淳氏

視 察 被災地現地視察 輪島市社会福祉協議会門前支所(石川県輪島市)

第2回 講座・ワークショップ「災害ボランティアコーディネーターとは」

NPO 法人災害ボランティアネットワーク鈴鹿 代表 南部美智代氏

第3回 講座・ワークショップ「被災するとは?地図上で考える被災状況と必要とされる支援」

NPO 法人みえ防災市民会議 議長 山本康史氏

第4回 講座「災害ボランティア活動体験談」 NPO 法人みえ防災市民会議 端無徹也氏

第5回 防災講演会 「津波が来る、子どもを逃がせ!」

熊野市青少年育成市民会議会長 鈴木美文氏

第6回 講座・ワークショップ「災害ボランティアセンター立ち上げ訓練」

NPO 法人レスキューストックヤード 事務局長 浦野 愛氏

第7回 講座・ワークショップ「日頃からの地域防災活動とネットワーク」

NPO 法人災害ボランティアネットワーク鈴鹿 代表 南部美智代氏

第8回 閉講式「災害見守り体制連絡協議会との交流会・意見交換会」

(修了書、手帳、ベスト、名札交付)

※講師の所属・役職については、開講、当時のものとなっています。

〈平成22年度 養成講座内容〉

平成22年6月28日~平成22年9月17日(全7回)

第1回 開講式「基調講演 地震・津波災害に備える~地域で取り組む減災活動のすすめ~」

三重大学准教授 川口 淳氏

第2回 被災地現地視察 小千谷市社会福祉協議会・長岡市山古志語り部(新潟県)

第3回 講座・ワークショップ「日頃からの地域防災とネットワーク」

NPO 法人災害ボランティアネットワーク鈴鹿 代表 南部美智代氏

第4回 DIG「図上訓練」

NPO 法人災害ボランティアネットワーク鈴鹿 代表 南部美智代氏

『2 紀宝町災害ボランティアコーディネーター養成講座』

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第5回 訓練「災害ボランティアセンター立ち上げ訓練」

NPO 法人レスキューストックヤード 事務局長 浦野 愛氏

第6回 訓練「タウンウォッチング&図上訓練」

災害ボランティアコーディネーター1期生

第7回 訓練「災害ボランティアセンター設置訓練」

災害ボランティアコーディネーター1期生

閉講式 修了書、手帳、ベスト、名札交付

※講師の所属・役職については、開講、当時のものとなっています。

〈平常時の活動〉

①地域(自主坊)の防災訓練への参画…地区別に班割を行い、参加し内容を持ちかえり検討する。

②町総合防災訓練への参画…啓発活動

③災害ボラセンの設置訓練…様式の確認、グループ別の検討発表、実地訓練(H21.1.15)

④防災講演会の開催…住民への啓発活動、講演会の運営

⑤視察研修…被災地での研修(H20 年度実施 津波・高潮ステーション、人と防災未来センター、洲

本市社会福祉協議会、北淡震災記念公園)(H22 年度実施 小千谷市社会福祉協議会、長岡市山古

志語り部)

⑥備品の整備…帽子、ヘルメットの購入検討

⑦その他

〈災害時の活動〉

①災害ボランティアセンター運営スタッフ…紀宝町に集まったボランティアを効果的にコーディネ

ートして、地域へ派遣する。

②その他

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災災害害ボボララセセンン設設置置訓訓練練 HH2222..44..1188

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平成23年9月4日 台風12号災害

紀宝町災害ボランティアセンター記録報告書

発 行 日 2012年(平成24年)7月1日

編 者 紀宝町災害ボランティアセンター

発 行 所 社会福祉法人 紀宝町社会福祉協議会

〒519-5701

三重県南牟婁郡紀宝町鵜殿1074番地1

公式ブログ http://kiho-shakyo.or.jp/

E - m e i l [email protected]

T E L 0735-32-0957

F A X 0735-32-0958

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