建築環境工学 結露の判定 温冷感

表面結露の判定

• 室の絶対湿度を求める

• 室温条件での露点温度の算出

– 温湿度をプロット

• 壁の表面温度の計算

– 熱貫流率

– 表面熱伝達率

• 室内表面温度＞露点温度なら結露しない

室内絶対湿度Absolute humidity of room

Q [m3/h]

外気 xo

W[kg/h]

xi

流入量

xi ・ ρQ

+ W

流出量

xo ・ ρQ

流入量 = 流出量

QxWQxio

Q

Wxx

oi

壁の表面温度Surface temperature of wall

• 定常状態では壁を流れる熱流はどこでも同じ

sii

ttq

oi

ttKq

siioi

ttttK

st

ot

q

K

o

i

it

oi

i

istt

Ktt

モルタル

コンク

リート

岩綿 軟

質繊維板

断熱材の前後では温度差が大きくな

る

外断熱と内断熱External insulation and Internal inslutation

断熱材

断熱材

室内

室外

室内

室外

外断熱 内断熱

外断熱と内断熱External insulation and Internal inslutation

断熱材

断熱材

室内

室外

室内

室外

温熱環境Thermal environment

• 快適な環境の実現

• 暑さ・寒さはどのように感じるのか

• 暑さ寒さをどのように表現するか

人体のメカニズム

代謝M

体温約37℃

放熱

熱伝達Heat transfer

発汗Perspiration

代謝：Metabolism

コア シェル

人体の伝熱モデル

コア

暖かい→放熱を多く

コア

寒い→放熱を少なく

代謝M対流

C

蒸発E

放射R

M = C+R+ E 熱平衡M > C+R+ E 暑いM < C+R+ E 寒い

代謝M対流

C

蒸発E

放射R

45%

35%

20%

軽作業時、26℃ 50%、中立

代謝M対流

C

蒸発E

放射R

放射温度

気温、気流速度

相対湿度、気流速度

温熱感の要素

• 気温

• 放射温度

• 相対湿度

• 気流速度

温熱感の4要素

温熱感の6要素

•着衣量

•代謝量

代謝 Metabolism

• 体内で発生したエネルギー→熱として放散

• 代謝量：ｍｅｔ（メット）

– 1met=58W/m2

– 椅子に腰掛けて安静

– 体表面積に比例

発熱M

代謝

着衣量Clothing insulation

• 着衣の断熱性 Clo(クロ)値

– 1Clo = 0.155 m2 K / W

– 気温21.2℃、湿度 50%、気流速度 0.1m/sで1met の時快適でいられる。

平均放射温度Mean Radiant Temperature(MRT)

• 在室者と周囲環境

• 放射交換熱量が等しい均一温度

＝等しい

放射交換熱量

不均一な放射環境 均一な放射環境