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53運輸政策研究所 三輪英生

    2.国際航空の枠組みと自由化への流れ

本日の発表内容

    4.日本の対米航空政策の現状と課題

    1.アジアの航空情勢

    3.日本の航空の自由化への流れ

54運輸政策研究所 三輪英生

   3.日本の航空政策の流れ

    (2)航空政策の転換

    (1)枠組みの確立

    (3)規制緩和の方向へ

(1)枠組みの確立(45・47体制)

東亜国内航空

JAS全日本空輸

ANA日本航空

JAL 種別

●●ローカル線内

●●幹線国

●近距離チャーター際

●定期航空国

国内航空企業3社の棲み分け

航空業界の強化

56運輸政策研究所 三輪英生

●国際線の複数社化

●日本航空の完全民営化

「今後の航空企業の運営体制の在り方について」

(2)航空政策の転換

1986年 新航空政策

→全日空の国際線進出

→国内航空会社の成熟

●国内線の競争促進

→ダブルトリプルトラッキングの推進

57運輸政策研究所 三輪英生

1996年 幅運賃制の導入

(3)規制緩和の方向へ

1997年 需給調整規制の廃止

1998年 新規航空会社の参入

2000年 運賃の自由化

規制緩和へ

58運輸政策研究所 三輪英生

    2.国際航空の枠組みと自由化への流れ

本日の発表内容

    4.日本の対米航空政策の現状と課題

    1.アジアの航空情勢

    3.日本の航空の自由化への流れ

59運輸政策研究所 三輪英生

   4.日本の対米航空政策の現状と課題

    (2)オープンスカイ締結のメリットとデメリット

    (1)日米航空協定の現状

    (3)沖縄の展望

60運輸政策研究所 三輪英生

(1)日米航空協定の現状

同一国企業間は・・日米間28便 以遠区間21便第三国間 は・・原則自由

日米企業間 は・・ 自由

共同運航コードシェア

-600便/年600便/年チャーター便

CMI, DAL, AALUPS, PAC

UAL, NWAFDX

アメリカ

-二国認可方式運賃

日米間の路線運航既存便+週70便運航

JAA, JAS後発企業

7社

日米間・以遠区間の路線及び便数無制限

JAL, ANANCA

先発企業3社

路線・便数条件日本

1998年改定

61運輸政策研究所 三輪英生

運賃

路線

輸送力

  オープンスカイ協定はどこが違うのか?

     2001年より再協議中

・・・二国認可方式

→オープンスカイへ移行する可能性有り

先発企業

後発企業

・・・制限なし    →実質的なオープンスカイ

・・・路線・便数とも制限あり

62運輸政策研究所 三輪英生

    ★メリット       ・運賃の低価格化       ・路線ネットワークの拡大

 (2)オープンスカイ協定のメリットとデメリット

    ★デメリット       ・公平な競争環境の確保困難

63運輸政策研究所 三輪英生

     「運賃の低価格化」の可能性

オープンスカイ締結国は2割減

       非締結国は1割減

出典:2001/10/22 Financial Times

1996と1999年を比較すると・・・

メリット①

64運輸政策研究所 三輪英生

那覇空港

「国際路線の拡大」の可能性メリット②

65運輸政策研究所 三輪英生

    ★メリット       ・運賃の低価格化       ・路線ネットワークの拡大

 (2)オープンスカイ協定のメリットとデメリット

    ★デメリット       ・公平な競争環境の確保困難

66運輸政策研究所 三輪英生

    ① 米国内部補助によるダンピングと            日本の高コスト体質        ② 成田空港におけるアメリカの高い占有率

    ③ 米国の自国エアライン優遇政策

    公平な競争環境の確保困難

デメリット

67運輸政策研究所 三輪英生

0 500 1 , 000ニュージーランド

スカンジナビアマレーシア

タイ香港韓国

シンガポールカナダ

オランダオーストラリア

中国フランス

ドイツイギリス

日本アメリカ

国 内国 際

①-1 米国内部補助によるダンピング

アメリカ国内市場は世界の約3割(アメリカ国内市場は開放せず)

旅客人キロ(10億人キロ)

(出典:ICAO Annual Review of Civil Aviation 1999)

68運輸政策研究所 三輪英生

95 91

38 34 31 29

0

20

40

60

80

100

成 田 関 空 香 港 仁 川 JFK パ リ

  ①-2 日本の高コスト体質

出典:定期航空協会資料、NAAリポート

    ★空港使用料

    ★航空機燃料税      日本と米国のみ(米国は日本の1/20)

国際線B747-400(395㌧)

(万円)

69運輸政策研究所 三輪英生

46%

58% 4%

54% 6%

50% 5%

47% 6%

45% 4%

38% 33%

0% 20% 40% 60% 80% 100%

ニューヨーク

フランクフルト

香港

パリ

ロンドン

シンガポール

成田

②成田空港におけるアメリカの高い占有率

出典:日本航空の主張(JAL-HP)

自国企業 アメリカ企業 その他

既得権として維持し続ける

空港発着枠の配分率

70運輸政策研究所 三輪英生

  ③米国の自国エアライン優遇政策

  アメリカの公務員が航空利用する場合

米国エアラインを使用

  フライアメリカ政策

71運輸政策研究所 三輪英生

   4.日本の対米航空政策の現状と課題

    (2)USオープンスカイのメリットとデメリット

    (1)日米航空協定の現状

    (3)沖縄の展望

72運輸政策研究所 三輪英生

  (3)沖縄の展望

   ★観光地「沖縄」の魅力アピール     県外観光客 434万人     外国観光客 22万人(外国人割合が高い)

今後も自由化の方向へ進む可能性が高い

企業間・空港間での競争激化

出典:H11(度)全国観光動向

→海外からの更なる集客

→中国の観光客誘致?

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