桜木町意見書~市長への手紙~震災と住民不在の須磨多聞線 084 100...

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第 イ回艦月集会 」神戸市の都市計画道路説明会

1995年 7月 16日天理教兵神大教会地下食堂

出席者 住民 :約 70人神戸市 :都市計画局 1名

計画課街路係 2名用地課 2名工務課 1名

これまでの鶴 集会で出された意見をもとに、部計 画道路に関する湖 会を開催

した。市剣からは土記の 6名が出席し、昭和 27年も山ヂ幹線、申央幹線s浜手締

の東西各線 おゝよび東灘から猿騒までの 2・ 3本の南ヨヒ線道路が都市計画決定された

経緯および須磨多聞線につιlでの読現があり、その後住民からのFF・7を市のr_F当者に

"けた。

~~~~~~~~~

■市は道路計画遂行のかたくなな方針を示し、現段階では住民の意見や要望

を受け入れる姿勢でないことが分かった。

■環境アセスメント等も現時点では行う意志のないことがわかつた .

■「通過道路ではなく、地元住民のためのサービス道路である」との主張と

は裏腹に、桜木町から進入する具体的な経路が示されないなど、多くの矛

盾点をはらんだ計画であることが明らかになった。

須磨多聞線 に関す る市側の見解

1。 都市計画道路総延長 780キ ロの内、6割完成、2割施工中、

2割未着手。この未着手の内の中央幹線および多聞線を今回着手

する.須麿多聞線は北須磨・多井畑・垂水北部と神戸を結ぶため

の役割をもつ。通過車両のためだけではなく、近隣の人の利用通

路である.

2.道路の横には、停車帯、歩道、避難場所を作る。道路の地下を

利用して電気・水道・下水配管をする。

3.離宮道踏切は高架で通過、側道は山陽電車で行き止まりにす

る。

4。 都市計画道路は放射線状・網目状に作り市内の道路網を完成さ

せたい。

次ベージ以降にも約 2時FF7半 にわた って熱心に質疑応答を行つた結果をっビデオ お

よび録音テーノか らもできるだけ忠実に再現 した。重複 した り、市の説明者が脱線 じ

た一部は省略 した。

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Q 都市計画局長の考え|さどうか。

A 都研 画決定は局長―スで決め5ことでは

なιL市会議員や学識経験者が審議して確定

した。

Q 審議会の認可を得て決まつたというが、住

民の気持ち|さまつたく考えていない。

A 大都市神戸農 13んなスド集まつて町き形

成してι:5。 その中こ 今後この はヽどうな

5かと、朝劉c‐苦力、昭和40年代に1さ西神・

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Q この地域から|さ誰が審議会に入つていだか。

A 今、それだつι〕で|さ分からなιL

Q 都市計画|さ市が発展するために作3と言つ

ているが、市民住民のためと言わFJいことに

いうだちを感してい3。 桜木町に対する沿道

サービスがFJいのに沿道サービスを強調する

のは、北須磨や他の地域へのサービスという

こと静。

A ……。

Q 住民が知しノたいの|さ住環境がどうなる分で、

それが分からFJけれ|び測量してもらつわけに

はいかFJい。

A 規在の地形が分からなιlのこ と6/あ力ず

測量に入ιノ庖ιL

Q 50年 前に決まつたことだから、何を言つ

てもダメだといつことか.

A 結果としてはそつな5。 都耐 画決定|さιl

5んな角度で者力乙 市のため|こ必要だとιl

つことこ 皆亡特の合意き得て決定ごれ5。

それが第一段階.替工時期につι:には、市の

ぼつで意見き聞きながら、塞理、順番き決め

て事業認可きとつてιl(。

Q これまでのやし′としノで、西淀川や43号線

公審訴訟の結果を厳粛に受け止めたと言いな

がら、これまでとまつだく変わつだようには

受け取れない。

A 個々の地ダととしだ、全体として苦力なけ

れ|ぎならなιL須磨多聞線|さ放射線の一つと

し乙 中央幹線と同様な重要ごき0つ てι5。

30年前置 岡 計 画決定きし、川 躍 紀 |さりに

常だごつι曜権の制限きしてごたのこ 簡単

だ倒踊劉とは 市当局として|さ邑蒻発 L

Q 私は地権者であるが、公害を残すよじノtルート変更を願つ。私権を制限されたこと<らい|さ―向に構わない。あくまでも市案を強

行す3理由を聞きたい。

A 道路を作5土 乙 ごど 〔Jヒ須磨)とここ ζ西

須磨)ヒ結ふのが含理的と判断し召疑弼ノιl

たのが須騒多闘線

幡 .

Q この経路が含理的だと言つが、桜木町のコ

こユニテイーを分断してまで作るの

は、作3側の観点で、住民にとつて

は含理的で|さない.作 3側t住民側

七折しノ含つて|さじめて含理的といえ

3ので|さないか。今回の事業計画|さ

あくまでも一方的な強行策ではFJい

弁。

A ……。

市の説明者が返答に窮する場面がしばしば見 られた。

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Q 離宮道と計画道路の間の距離は。

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公害・地震対策

Q 夜間に大型車両が多くFJ3であБつ事を含

め、振動、大気汚染の文J策 |さ。

A 鰐鼠 六気汚染の調査地点は 須磨区役所の

屋上、地上′θメートル燿あり、そのデータぼ

あ5.

Q 現地の調査はしないのか。

A ごどではしてιlなιL

Q 調査なして事業を進めるのはおかしいで|さ

ないか。

A 環境アセスメン‖さ事業規摂(延長′ヰロ以

上の自動車専用道路)や譴定年だよつて義務

づけられ夜桜ノ、この道路|さ文J象91t。

Q 住宅地であるが、アセスを行う意思|さない

のか。

A や5意思|さなιL

Q 離宮前交差点付近は、非常な渋滞で排ガス

t多いが。

A 湾岸線 高速2号線、多聞線で交通が分散す

れぼt渋滞|ぶなくな5と者力てι15。

Q 環境調査|き、住民がやつて欲しいと要望す

れば、おこなつのか。

A 基本的日″ Jθθθ_A程度だ3つと難測しておιノ、呂翻さ13とんどの自動車道路と同じだか

ら、とLたてて必要だとぼ議 てιttι L

Q 活断層の調査はしているか。

A 市街地|さ調べ慇α L活断層の上でも褻れ

だ(ι l建物や、逃げ3日劃毎″■ )と層つて

ι5。 分がフ乙 :5活断雇は避け5。

Q 車の心配ばかしノで、住民への心配がまつだ

くない.西淀川・43号線裁判|き、住民の健康

き考えて道路を作しノなごいということで|さな

いのか。

A 'までどつιノの苦んで道路を作つてιlι ビ

|さ思つてιlなιL可能な限り環境|こ配慮す5設計きしてιlごたんL

住民への補償

Q 地権者に対する補償金の支払いはどついつ

内容か。

A r面買麟 式。■釧さ売買契約。建物|さ建物

移転補臓契約。麿地|さ僣地権の補償契約。暦

家人|さ移転補償契約。震災|こよじ′建物顔 編

が著しι腸含、 Qヽ調査結果で効用ド記ぬう

れなι)と判定したら、ぎの建物の移転鯖 ぼ

覆劃χ L住んでι15人の移転補償0しなιl

とιlつこと|こな5.用地課の調査結

果き参音rc‐ して決め5。 ■́擬 明と

|さ関係なιL〔用地課漱 めな嗽 ぼ

夕切

Q 震災で全体的になんらかの被害

がある。このような状態で道路工事

中に沿道の建物に被害があれ|ぎ補償

はこれるのか。

A 直患 接してιlれ|ご補償はあ5がtI夢 /c‐よ53のがどつかの因栗

関係が1さフごιバンなι〕と補償|さなιL

参加 した住民にとっては非常に不満の残る説明会であった。

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第 5回住民集会 」提案を出し合おう

19951年 8月 6日

天理教兵神大教会地下食堂

参加者 :約 40人神戸市による街路事業についての説明s質疑応答があった第 4回住民集会の内容

を、LDi席できなかった人などに改めて報告するた硼 艦した。内容の概略を報告した

あと、ワークショップを行ιl、 今後どラ鸞応すべきかにつtlてもδグループに分かれ

て意見を出し合った。

また。この計画につtlて全住民の意向を知るため、避難して61る人も含め、酪 力ゞ

とれるすべての人に対してアンタートを実施するとιlラ 提案が行われ、8月 に行うこ

とが承認された。

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■ 自治会 と して取 り組むべき方策 について、意見が出された。

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対応策

■住民、自治会のあじノ方

□桜木町の住民自身がもつと開由きもつべきだ□この道路計画のずせんごき皆ごんによ<知つ

てもらう

□自治会を強化して自治会でまとめるべき□tつと住民が集会に出席すべきだ□桜本町のまちづ<じノの住民案をみんなで作3つ

■具体的FJ歯止め策

□市が環境アセスメントを実施しなければ測量

に応しない

□独自に環境アセスメントをや3つ□行政訴訟き起こそつ

□対立的rJ行動|さ決してプラスではないので|さ

6つ のグループに分かれて、

出し合った。

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自治会の取 り組みなどについて提案を

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第 ε回艦屈集会 」まちの道 じらべ

1995年 10月 7日

天理教兵神大教会地下食堂

参加者 :33人これまで開ιlて議 集会で、猿磨多聞線は環境をはじめ、私たちの生活に大きな影

響を与えるのではなιlか、とιlラ 意月が多く出されてきた。そこで今回のワーク

シヨンプでは住民力ゞ層碩まちのなかで適勤や通学、買い物や散歩などで、どのような

道を通っているのかを調べ、猥藩多聞線力糧陳た場合,それらの日常の生活道力ゞどの

ような影響を受けるのかを明らかにすることにした。

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|■幹線だけでなく、買い物や子供の遊びなどに細街路がひんばんに使われ、|

生活に密着していることが分かつた。

日須磨多聞線ができるとこれ らの生活道が分断されることが実感できた。

国排気ガス、騒音などの現在の幹線の問題点、逆に、歩きや自転車で実感で

きる町の良さを共感できた。JL

プログラム

(2時間)

道 しらべの方法

1.プログラムの説明 (10分 )

2.よ <通る道じらべ (50分 )

3。 スライ ド、イメージ図 (10分 )

4.須磨多聞線に対する意見を出し合う (30分 )

5。 全体発表 (10分 )

6.ま とめ (10分 )

まず桜木町の住民が日常生活でどの道をよ<使っているのかを地

図に書き込んだ。またそうした道を通るときに感じる好きな点、嫌

いな点を出し合った。こうして桜木町の住民が日頃使っている道に

ついて、お互いに共通 しているところや違っているところを確認し

たり、新しく発見して、みんなで話し合った。

次に須磨多聞線の計画予定地のスライ ドや計画道路の想像図を見

たり、先にみんなで書き込んだ地図に須磨多聞線の図を重ね合わせ

るなどして、自分たちの生活が須磨多聞線の建設でどう変わるかを

考えて意見を出し合った.

また集会に参加できなかった人達や子供たちにも道しらベアン

ケー トを呼びかけ、多数の協力が得られた。

この第 6回集会および道しらベアンケー トの成果は、{1}よ く通る

道しらべ、{2}好きなところ・嫌いなところ、13}道路の影響シミュ

レーション、(4)道 じらベアンケー ト、の 4つ に分けて以下に示し

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桜木町とその周辺の道路の様子 (道路の幅 )

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結 果

1。 全ル ー トマ ップ 最も使用頻度が高くなつているのが、天理教会の東隣から須磨寺

駅と公設市場に至る道であることが分かり、この道が桜木町の住民

にとってのメイン・ス トリー トであるといえる.この通りは幅 2m前後の細い道であり、幹線道路よりも、このような細街路が住民の

暮らしにとって、いかに大切であるかが分かる。

また、次に使用頻度が高くなっているのが、西須磨幼稚園南や天

理教会南から離宮道を横断して、離宮前町、月見山方面へ向かう道

である。もしも須磨多聞線が建設された場合、これらの東西の人の

手段別ルー トマ ップ

ここでは全ての生活ルートを、その道を通る際の手段別に分類じ

た。各手段の頻度を比べてみると、徒歩によるものが圧倒的に多く

なつている。ここでは住民の暮らしのなかで、徒歩での行き来が非

常に重要な意味を持っていることが分かり、須磨多聞線を住民のた

めのサービス道路であるとする市側の主張とは大きく食い違う結果

となつている。

それぞれの「よく通るみち」をマジックで地図にかきこんだ。

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まとめ 須磨多聞線が建設された場合、住民のまちの行き来が完全に分断

されてしまうことが分かつた。

桜木町は歩きのまちであり、このような徒歩による買物や散歩な

どは、単に町内を移動するだけでなく、道の途中や馴染みの店で、

知り合いと会う、話をするといつた様々な意味を持つたものなので

ある。

須磨多聞線のような幹線道路は住民にとつてほとんど利益の無い

ものであり、住民のための街路事業を考えるならば、まちの暮らし

に密着した細街路の整備をこそ進めるべきであろう.

地図に描いた「よく通るみち」の横にはそ

のルー トの目的と手段を記入 した。

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