20130115 スクラム組織導入(ヤフー小野澤興平)配布用コメント付

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配布用コメント付き

メディアサービ

スカンパニー

マーケティング

ソリューションカ

ンパニー

コンシューマ事

業カンパニー

セントラル

サービスカン

パニー

システム統括

本部

事業戦略統括

本部

CFO管掌等

Yahoo! JAPAN 部署別構成比 (2012年第二四半期決算資料から)

社内4つのカンパニーに対

し、外部から支援する組織に居ります。

色々広く浅くやるのが好きです。

アジャイル・ファシリテーションは、長く興味を持って、現在も取り組んでいることの一つです。

なぜスクラムを組織導入するのか?

みなさんの中に“Why”をしっかりと持って 取り組んでおられますでしょうか?

アジャイル(スクラム)とは?

アジャイル(スクラム)とは何者で、なにをもたらしてくれると期待して取り組むか。 「やる事」を目的化してはいけない。

経験無いながらに、自分なりに調べてみました。

© 2001, 上記の著者たち この宣言は、この注意書きも含めた形で全文を含めることを条件に自由にコピーしてよい。

共感できた考え方の源流

自己組織化

自己組織化を促すものであり、成功要因でもある。

というのが、自分なりの解釈。

自身の志向、価値観とも合って、取り組みたいという熱意を持っ

た。

己を知る(導入検討期)

•複数部署経験 事情通 •開発プロセス策定部門 •ファシリテーション力

•非エンジニア •スクラム未経験 •予算無し

•旧組織の元同僚 •CTOと近距離 •第三者組織としての中立性

•変化を怖がる現場と上司 •統制、セキュリティ部門の 反対 •自身の組織変更・異動

S W

O T

「アジャイルの組織導入」というゴールを達成するために、 己を知る作業をやってみました。

足りないところを見つめ、無視したり無理して独力でせず、 人に頼るということをした方が良いです。

開発チーム と共に

(導入開始)

たのみこむ

同期、元上司のツテ、等、 最初は人間関係ができているところからやらせてもらう。

がっちりマーク

がっちりマーク 一旦導入を決めたら逃げない、逃がさない。

成果を出す

組織導入において最初の実績は重要。厳密な指標達成を事前に約束せず、行った結果からポジティブなものを拾い出して小さくてもよいので「こういう成果がでました」とアピールする。

基礎セミナー

基礎セミナー

成功事例紹介を元に、次の導入先を釣る。

「アジャイルについて より詳しく聞いてみたいですか?」

セミナーアンケートで、「YES」と答えてくれた人 に、次の導入支援を願い出ていく。

• スクラムやりましょうと言わない。

–勉強会、セミナー

1. 大人数へのシャワー型、基礎

2. 少人数のワークショップアドバンス編

→アジャャイルな状態を目指したい人

やりましょう

• 相手が相手自身を知らない場合がある

–状況の可視、共有化(診断、鏡)

孫語録

「世間が“麗しき誤解”をしているうちに事を進めよ」

銀の弾丸扱いでも、解釈、価値観の共有が完全でなくとも、やりたいという気持ちがあるところとは組んで

進めていけばよいと考える。

相手に合わせ 並走する

言葉をあわせる

組織、プロダクトの文脈を理解し、合わせていく事が重要。

やらない(やれない)理由を取り除く

抵抗する力

推進する力

(詳細は“フォースフィールド分析”でYahoo検索してくださいw)

推進者の変化を明示

• 管理的

• 計画を順守

• トップダウン

• 受動的

• コントロール

• 秩序

• 自主的

• 変化に対応

• ボトムアップ

• 能動的

• 自己判断

• カオスの縁 会社組織が変わり、求められる外部組織からの支援の形も変化が必要。 相手からの見え方も明確に変えたかったので、チーム名も変えました。

相手に合わせる

• 相手の言葉にあわせる

• やらない理由を潰す(フォースフィールド分析)

• 推進者の変化を明示

組織導入へ

スタンダード

• デジュリスタンダード

–標準化団体によって定められた標準規格

• デファクトスタンダード

–市場競争や協議の結果、需要者や供給者によって認められた事実上の業界標準

スクラム実践者で、成功体験を持っている方ほど、ボトムアップで自身のやりかたをどうデファクトにしていくかになりがちに思う。

ディジュリからのアプローチもブレンドしてやっていった方が、組織導入のゴールには早いと考える。そういった役割の人も仲間にして取り組んでいく。

相手は現場だけではない

• 内部統制

• 監査

• 情報セキュリティ

etc…

合わせていくべきは管理部門にもいる。 敵扱いしない。

(すくなくとも弊社では、じっくり話す事で理解を得て、協力関係を築くことができました)

価値観、組織、手法、こだわり、 いろんなものを「越」えていく覚悟、マインド、体現 が必要ではないかと、今一番感じています。

(宣伝)ファシリテーション協会(FAJ)

• ミッション:

多様性を認め合い、人の力を引き出し、組織と社会を協働創造します。

–多様な人々が協働しあう自律分散型社会の発展をめざす

知る、変わる、変えるヒント

越えていくことに苦戦する方へのお勧め。 私も多くのヒントを得ています。ご興味ある方は一緒に活動しましょう。

総まとめ

• なぜスクラムをやるんですか?

• 己を知り、自分だけでやろうとしない

• 相手を知り、可視共有化し、合わせる

• デファクトとディジュリのブレンド

自律分散、自己組織化を促すスクラム

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