平成28年度 横浜市立高校と横浜市立大学との 高大連携活動報告書 ·...
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目 次
1 金沢高等学校 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2
(1) 横浜市立大学への授業参加
(2) 高大連携自己形成プログラム
(3) 高大連携英語力育成プログラム
(4) 横浜市立大学卒業論文発表会への参加
2 横浜商業高等学校 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3
(1) 商業科(YBCクラス)の連携プログラム
ア 「総合実践」での特別講義
イ 様々なテーマによる出張講義
ウ 横浜市立大学授業見学会
(2) 国際学科の連携プログラム
ア 「Global Learning」学習成果発表会における講評及び指導・助言
イ 「Global Learning」での特別講義
3 横浜サイエンスフロンティア高等学校 ・・・・・・・・・・5
(1) サイエンスリテラシー、グローバルスタディーズ
ア サイエンスリテラシーⅠ(SLⅠ)における指導
イ サイエンスリテラシーⅡ(SLⅡ)及びグローバルスタディーズⅡ(GSⅡ)における指導
ウ サイエンスリテラシーⅢ(SLⅢ)における指導
エ グローバルスタディーズⅢ(GSⅢ)【28年度新規】における研究指導
(2) 理科教育を考える会
(3) サタデーサイエンス サタデーヒューマンスタディーズにおける連携
ア 横浜市立大学プレオープンキャンパス
イ サタデーヒューマンスタディーズ講演
(4) 横浜市立大学実習
(5) 横浜市立大学チャレンジプログラム
(6) 横浜市立大学卒業論文発表会への参加
4 南高等学校 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・8
(1) TRY&ACT 研究発表会・ポスターセッション
(2) 出張講義
(3) 分野別進路学習会
5 英語科教員研修 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・9
資料 平成 28年度横浜市立大学と横浜市立高等学校との高大連携協議会委員名簿
横浜市立大学と横浜市立高等学校との連携協議会設置要綱
※ 文中の役職等は、平成 28年度のものです。
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1 金沢高等学校
(1) 横浜市立大学への授業参加 ※横浜市立大学共通教養科目受講
○内容 横浜市立大学の科目を金沢高校の生徒が受講し、学校外の学修として単位認定した。
○成果 自分の興味・関心ある内容について大学生とともに学習することにより、大学教育に
ついて体験的に理解を深めることができ、日頃の学習に対して意欲的に取り組む姿勢
を育成することができた。
テーマ 担当教員 単位修得者数
前期 生命科学と環境 大関 泰裕 教授 5名
前期 現代社会とジェンダー 佐藤 響子 教授 1名
前期 病気を科学する 中澤 正年 准教授 1名
(2) 高大連携自己形成プログラム
各回テーマ設定をし、学び方やものの考え方を身に付け、探究力や論理的思考力を養うとと
もに、グローバル社会の中で生きていることを認識し、自己の在り方や生き方、将来の進路に
ついて考えることを目的とする。
○日程 平成 28年5月9日~平成 28年 10月7日
○内容 大学の学問について、横浜市立大学教員がリレー形式で講義を行った。
○成果 横浜市立大学教員と金沢高校教員が事前に打合せを実施したことにより、相互で情報
交換をすることができ、あわせて事前学習についても確認し、当日の講義につなげる
ことができた。その結果、生徒は大学への理解、学問への関心の喚起、進路決定の一
助とするなど、本プログラム実施の目標を高い割合で達成することができた。また、
28年度は 2グループが研究室訪問を実施し、学習の成果を報告しリフレクションする
ことによって、大学の学びへの理解をさらに深めることができた。
月日 テーマ 担当教員
5月9日 情報技術の経営への活用 永松 陽明 准教授
5月16日 沖縄をめぐる国際関係と地域問題 木村 琢郎 教授
6月27日 研究におけるものの見方・考え方 古久保 哲朗 教授
10月4日
尊厳死の合法化について 有馬 斉 准教授
国際法から見た日本周辺海域についての紛争 瀬田 真 准教授
ナノ世界の自然科学の魅力と期待 ~次世代材料“ナノカーボン”
の研究開発の最前線から眺めてみよう~ 橘 勝 教授
看護とは
―ナイチンゲールにみる科学性と看護職のキャリアパス― 大河内彩子 准教授
10月7日
西洋史において民衆運動の歴史を考える 山根 徹也 教授
経済学基礎概念の生き方への応用―比較優位と機会費用を中心に 鞠 重鎬 教授
光と色の科学 篠崎 一英 教授
世界に一つだけの花 田中 一朗 教授
1月5日 研究室訪問「尊厳死の合法化」に関する質問と研究報告 有馬 斉 准教授
1月20日 研究室訪問「西洋史において民衆運動の歴史を考える」に関する質
問と研究報告
山根 徹也 教授
*10月4日、10月7日は選択。1月5日、1月20日は希望者。
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(3) 高大連携英語力育成プログラム
横浜市立大学プラクティカルイングリッシュのインストラクターを活用したオール・イングリ
ッシュの授業
○日程 原則毎週火曜日 4コマ(1コマ 50分)/1日×25回
○内容 特進クラス2年生を対象に、横浜市立大学のプラクティカルイングリッシュのインス
トラクターと金沢高校の教員によるチームティーチングを中心とする授業を実施し
た。
○成果 教科書よりも難易度の高いまとまった長文を読み、自分の意見を述べたり書いたりす
る活動を通して読解力や表現力が高まった。オール・イングリッシュの授業のため、
リスニングの力が伸びた。また、コミュニケーション英語や英語表現の授業では実
施の難しいディスカッション、スピーチ、エッセイなどで評価することができた。
横浜市立大学教員の教授法を間近で学ぶことができた。
○講師 Burton Matthew, David Afshar
(4) 横浜市立大学卒業論文発表会への参加
○日程 平成 29 年1月 27日(金)、1月 28日(土)、2月 10日(金)
○内容 横浜市立大学から送付された日程表をもとに参加者を募り、合計5名が参加した。
○成果 発表会に参加することにより、大学での学び、研究への理解が深まり、参加者自身の
研究に対する意欲が高まった。
月日 コース 参加者数
1月 27日 社会関係論コース 佐藤ゼミ 1名
1月 28日 まちづくりコース・国際都市学系合同開催 1名
1月 28日 地域政策コース・国際都市学系合同開催 1名
2月 10日 生命環境コース合同開催 1名
2月 10日 物質科学コース合同開催 1名
2 横浜商業高等学校
(1) 商業科(YBCクラス)の連携プログラム
ア 「総合実践」での特別講義
○日程 ①平成 28年8月 30日(火)、②9月 27日(火)、③11月 28日(月)
○内容 ①日経STOCKリーグ参加に向けてSTOCKリーグとは何か、STOCKリーグ
の取組み方について解説をしていただいた。具体的には、どのようにテーマ決定を
行っていくか、どのような条件で企業を絞っていくかについて、実際に日経STO
CKリーグに参加した経験者からさまざまな助言をいただいた。
②経済活動の仕組みやさまざまな企業を理解する機会とするとともに、独創性や発想
力を育成することを目的とし、商業科YBCクラス3年生の「総合実践」において
行われている日経STOCKリーグ中間報告会で講評および指導・助言をいただい
た。
③自ら立てた課題に対する問題解決を行い、問題解決能力や自発的・創造的な学習態
度を育てるとともに、他者に伝えるプレゼンテーション技法を学び実践することを
目的としている。商業科YBCクラス3年生の「総合実践」において行われている
日経STOCKリーグの学習成果発表会で講評および指導・助言をいただいた。
○成果 参加生徒:40名
テーマ設定への助言、レポート作成の指導をして頂き、経済活動の仕組みや様々な企業
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を理解する機会となった。その結果、昨年度に引き続き1点が入選レポートとなった。
テーマ 担当講師
①日経STOCKリーグ基礎レクチャー 卒業生・丸山ゼミ生
②日経STOCKリーグ中間報告会 丸山 宏 教授
③日経STOCKリーグ学習成果発表会 丸山 宏 教授 丸山ゼミ生
イ 様々なテーマによる出張講義
○日程 ①平成 28年 10月 17日(月) ②平成 28年 11月7日(月)
○内容 ①商業科YBCクラス(1年生)の生徒を対象に、「高校、大学、企業におけるマー
ケティング」というテーマで高校での学びと大学での学びの違いや、企業で求めら
れる力についてなどを、コンビニという身近な例を用いてわかりやすく解説してい
ただいた。
②YBCクラスを除く商業科(1年生)の生徒を対象に講義をしていただいた。大学
では何を学ぶのか、また大学がどういうところかを丁寧に教えていただくとともに、
商業科目と大学の学問との繋がりの段では、具体的な大学・学部名や、横浜市立大
学における経営科学系の展開などを盛り込んで生徒の興味を喚起していただいた。
○成果 生徒は授業で学んだ知識や技術が、実際のビジネス活動の中でどのように関連してい
るかを学習し、商業分野への興味・関心を高め、積極的に学習しようとする姿勢を育
てることができた。また、大学の授業に実際に触れることにより、大学に対して興味・
関心を持つ機会となり、将来の進路選択の一助となった。
テーマ 担当講師
① テクノロジー・マネジメント・技術・イノベーションが企
業や経済に与える影響
岩佐 朋子 准教授
② なぜ経済学を学ぶのか?―方法論としての経済学― 中園 善行 准教授
ウ 横浜市立大学授業見学会
実際の授業に参加することで高校と大学の違いに気付かせるとともに、「大学の学びと生活」
を実体験することで、大学への興味・関心を高め、進学に向けて計画的な準備をさせる。また、
入試の具体的な方法や大学で学ぶ経営科学系の学問についての理解を深めることを目的とす
る。
○日程 平成 28年 10月5日(水)
○内容 商業科YBCクラス(1年生)の生徒全員を対象に、授業の見学、入試説明会、先輩
の話を聞く会を実施していただいた。
○成果 授業や卒業生の話を聞く機会を設けることにより、生徒は「大学の学びと生活」を実
体験し、大学に対して興味・関心を持つとともに、将来の進路選択の一助となった。
参加した授業 担当教員
① 金融論Ⅱ
② 国際税務戦略
随 清遠 教授
高橋 隆幸 准教授
(2) 国際学科の連携プログラム
ア 「Global Learning」学習成果発表会における講評及び指導・助言
○日程 平成 29年3月 10日(金)
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○内容 国際学科3年生の Global Learning論文の中から3つを選び、それぞれの研究内容に
ついて 15 分程でプレゼンテーション行い、その後、担当分野の先生から発表につい
ての感想や助言などを述べて頂いた。全体会終了後は別室で発表生徒と助言者の先生
方との懇談会を開いていただいた。
○成果 発表会に毎年1~2年生を参加させることで、3年生の発表時に受けた指導助言を次
年度の自身の研究発表に生かすことができるため、発表のレベルが毎年上がっている。
発表者は前年度より 1名増。
テーマ 担当教員
① 持続可能性と私たちの生活
② 性とアイデンティティへの思い込み ~固定観念と私らしさ~
③ 理想の企業のかたち -CSRを達成するために‐
④ 自信喪失の原因とその克服方法
平井 美佳 准教授
角田 隆一 准教授
青 正澄 教授
イ 「Global Learning」での特別講義
○日程 平成 29年1月 23日(月)
○内容 事前学習として、12月にクラスを6つのグループに分け、それぞれが冬休みを利用
して与えられたテーマについて調べを進め、パワーポイントにまとめた。当日は、各
グループが4分ほどで発表を行い、発表後には発表内容についてのコメントやアドバ
イス(生徒の発表内容、プレゼンテーションの手法など)をいただいた。
○成果 ①事前学習を通して、基礎的な知識を身に付けることができた。
②プレゼンテーションをする上で、引用先の提示や様々な視点から考察することの
重要性を指摘していただき、今後の論文作成や発表に向けて役に立てた。
③大学での専門分野についての研究内容の深さに触れることができた。
テーマ 担当教員
World Economic History GHIMIRE Kléber 教授
3 横浜サイエンスフロンティア高等学校
(1) サイエンスリテラシー、グローバルスタディーズ
研究活動の基本となる力を4つのステップで育てる、課題探究型の学習
○成果 本校授業科目を活かし、サイエンス分野だけでない基礎学力が研究に必要であるとい
う各科目との関連を意識付け、高等学校の学習活動全体を系統的にとらえ動機付ける
ことにつながった。大学での研究活動との関連を直接解説され指導を受けることによ
り、高等学校での学習や研究活動への動機付けができた。研究者の考え方・研究への
姿勢、説明や理論構成などに直接触れることにより、研究の発想・構想・目的・推論・
考察・ディスカッション・プレゼンテーション・報告書の作成など一連のリテラシー
を高めることができた。生徒自身の研究活動に直接指導を受け、研究の技術や手順の
組み方などをわかりやすく体験し学び身に付けることができた。
ア サイエンスリテラシーⅠ(SLⅠ)における指導(総合的な学習の時間)
○期間 平成 28年4月~平成 29年3月
○内容 1年次生のSLⅠにおける横浜市立大学の教員による講義、2クラス展開で各講義3
回実施。ほんものを見聞し、実習を通じて研究の基本的な手法を身につける。
多様な体験を通じて2年次の探究活動のテーマ設定や探究方法につながる考え方や
知識を持つことに役立てる。
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テーマ 担当教員
光のサイエンス 篠﨑 一英 教授
つながりのサイエンスⅠ 大関 泰裕 教授
つながりのサイエンスⅡ
発生のサイエンスⅠ 内山 英穂 教授
発生のサイエンスⅡ
情報のサイエンス 立川 仁典 教授
カーボンナノチューブとフラーレンⅠ 橘 勝 教授
カーボンナノチューブとフラーレンⅡ
身近な地震の揺れのサイエンス 吉本 和生 教授
植物のサイエンスⅠ 坂 智広 教授
植物のサイエンスⅡ
イ サイエンスリテラシーⅡ(SLⅡ)及びグローバルスタディーズⅡ(GSⅡ)における指導
(理数課題研究)
○期間 平成 28 年4月~平成 29 年3月
4~8月 研究活動のテーマ設定と実験による研究活動の実施
9月 分野別中間発表会(プレゼンテーション)
10月 マレーシア研修旅行での英語によるポスター発表(全生徒)
1月 分野別最終発表会
1~3月 研究報告書の作成
○内容 2年次生のSLⅡにおける「生命科学」「環境」「ナノテク材料・物理」「情報通信・
数理」「地球科学」及びGSⅡの「社会科学」の6分野に分かれて探究活動を行う生
徒のグループそれぞれに、横浜市立大学と横浜サイエンスフロンティア高校の教員が
連携して指導した。
○SLⅡ 講師
分野 担当教員
生命科学分野 内山 英穂 教授
環境分野 篠崎 一英 教授、大関 泰裕 教授、
坂 智広 教授、沓名 伸介 准教授
ナノテク材料・物理分野 橘 勝 教授、村田 秀信 助教
情報通信・数理分野 立川 仁典 教授、清見 礼 准教授
地球科学分野 吉本 和生 教授
社会科学分野 坪谷 美欧子 准教授、高橋 寛人 教授、
大島 誠 准教授
○発表会評価者
中間発表会 平成 28年8月 27日(土)~9月3日(土)
篠崎 一英 教授、内山 英穂 教授、大関 泰裕 教授、坂 智広 教授、
橘 勝 教授、立川 仁典 教授、吉本 和生 教授、沓名 伸介 准教授、
清見 礼 准教授、村田 秀信 助教、高橋 寛人 教授、大島 誠 准教授
最終発表会 平成 29年1月 21日(土)
篠崎 一英 教授、内山 英穂 教授、坂 智広 教授、橘 勝 教授、
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吉本 和生 教授、沓名 伸介 准教授、清見 礼 准教授、村田 秀信 助教、
高橋 寛人 教授、大島 誠 准教授
ウ サイエンスリテラシーⅢ(SLⅢ)における指導
○期間 平成 28年4月~平成 28年 12月
○内容 SLⅠ・Ⅱ、の学習を発展させ各自のテーマによる探究活動を深める。
○担当教員
篠崎 一英 教授、内山 英穂 教授、大関 泰裕 教授、坂 智広 教授、
橘 勝 教授、立川 仁典 教授、吉本 和生 教授、
清見 礼 准教授、村田 秀信 助教
エ グローバルスタディーズⅢ(GSⅢ)【28年度新規】における研究指導
テーマ 担当教員
ESDの一環としてのエコツーリズム 青 正澄 教授
伝統技能の継承方法についての考察 松本 郁代 准教授
(2) 理科教育を考える会
○実施日 平成 28年4月 22日(金)
○内容 横浜市立大学と横浜サイエンスフロンティア高校の教員により、サイエンス教育及び横
浜市立大学チャレンジプログラムに関する勉強会を行った。
○成果 SLⅠ、SLⅡ、SLⅢの具体的な取り組みについて協議し、改善をさらにすすめるこ
とができた。また、横浜市立大学チャレンジプログラムについては募集要項の確認を行
い、生徒の積極的な応募を促すことで合意した。
(3)サタデーサイエンス、サタデーヒューマンスタディーズにおける連携
ア 横浜市立大学プレオープンキャンパス(横浜市立大学キャンパスツアー)
横浜市立大学の多様な研究内容に触れ、研究への興味・関心を高めるとともに、研究者の研
究方法に触れ、リテラシーを高める機会とする。また、横浜市立大学に対しても興味・関心
を持つ機会とし、将来の進路選択の際に横浜市立大学の希望者を増やすことを目的とする。
○対象 1年次生
○日程 平成 28年6月18日(土)
○内容 概要説明会、国際総合科学部学系説明会、入試説明会、研究室見学等
○成果 YSFHのOBによるガイダンスを含め、理数GPの説明等、横浜市立大学への理
解が深まった。
イ サタデーヒューマンスタディーズ講演
年間を通して土曜日の数回、グローバルに活躍する人から「世界規模の課題」に関する解決
に向けた取組の実際や現状を学び、自己の使命を自覚し、課題研究への動機づけとする。平
成 28 年度は第2回のサタデーヒューマンスタディーズで国際総合科学部 准教授 柴田典
子先生にご講演をいただいた。
○対象 1年次生
○日程 平成 28年9月3日(土)10時~12時
○講演テーマ マーケティングと消費者行動 -「つい買っちゃったことありますか?」
○成果 売れるものを作るためのステップ「STP」や、4Pと呼ばれる要素「Product(製品)」
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「Price(価格)」「Place(流通)」「Promotion(販売促進)」など経済学の基本用語について学ん
だあと、話し合いを通して店舗で売り上げを伸ばすための工夫や法則について理解を深めた。
(4) 横浜市立大学実習
横浜市立大学の多様な研究内容に触れ、実際に指導を受けることにより2年次生でのSLⅡの
学びにつなげる。
○対象 1年次生
○日程 平成 28年7月28日(木)・7月 29日(金)
○内容 物質科学分野 篠崎 一英 教授
生命環境分野 内山 英穂 教授
○成果 1年次生全員が2日にわたり、大学での実験を体験し、大学での学びを考えるきっ
かけとなった。
(5) 横浜市立大学チャレンジプログラム
「先端科学技術の知識を活用して世界で幅広く活躍する人材」を横浜市立大学と連携して育
成するプログラム。横浜市立大学国際総合科学部へ進学を希望する横浜サイエンスフロンティ
ア高校の生徒を対象に、SLⅡ、SLⅢ、学習成績などの取組を総合的に評価し、将来のサイ
エンティストとしての資質が十分に認められる生徒を3年次6月から 12 月にかけて横浜市立
大学教員が「ベーシックサイエンス課題レポート」、「土曜実験講座」、「横浜市立大学講義の聴
講」を通して継続した指導を行った。平成 28年度は5名。
(6) 横浜市立大学卒業論文発表会への参加
○日程 平成 29年2月 10日(金)
○内容 横浜市立大学チャレンジプログラムにより入学が決まった生徒5名が参加した。
「生命環境コース」に3名、「生命医科学コース」に2名。
○成果 横浜市立大学チャレンジプログラム合格者の入学前教育となった。
4 南高等学校
(1) TRY&ACT 研究発表会・ポスターセッション
○日程 平成 29年1月 21日(土)
○TRYグローバル(1年生)・ACTグローバル(2年生)
研究成果発表会及びポスターセッション
○成果 課題への探究力や論理的思考力及び発表、交流の力を向上させることができた。2学
年に進級した際に行う「ACTグローバル」による探究活動のテーマ設定や探究方
法を考える素地を養うことができた。また、海外研修におけるフィールドワークを
効果的なものにする方法を学んだ。
日 程 対 象 内 容 講 師 会 場
平成 29年
1月 21日
(土)
1年生 ポスターセッションにおける
講評
本宮 一男 教授
鈴木 伸治 教授
滝田 祥子 准教授
渡會 知子 准教授
瀬田 真 准教授
南高校
(2) 出張講義
○日程 平成 28年 11月 29日(火)
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○内容 2年生を対象とし、大学の研究内容に触れ、研究への興味・関心を高めるキャリア教
育の一環として横浜市立大学教員が講義を行った。
○成果 大学の教育内容に触れることで、探究活動への興味・関心が喚起され、学ぶことの意
義を理解することができた。また、将来の進路に対する意識を高めるとともに、社会、
経済ついて考える機会となり、ものの見方が広がった。
日 程 対 象 内 容 講 師 会 場
平成 28年
11月 29日
(火)
2年生 なぜ経済学を学ぶのか?
-方法論としての経済学- 中園 善行 准教授 南高校
(3) 分野別進路学習会
○日程 平成 28年6月 16日(木)
○内容 1年生を対象とし、職業や学問を自己の問題として捉え、進路に対する意識や学習意
識を高めるキャリア教育を行った。
○成果 大学の学部等、各分野での研究内容について理解を深めることができた。今後の進路
選択にあたって、適切な判断ができる力を身に付け、進路実現の素地を養うことが
できた。
日 程 対 象 内 容 講 師 会 場
平成 28年
6月 16日
(木)
1年生 外国語・国際学分野 小野寺 淳 教授 南高校
5 英語科教員研修
○日程・参加者数
①平成28年6月24日(金)9名参加
②平成28年8月5日(金)10名参加
③平成28年11月30日(水)10名参加
○内容 ①③市立高校英語科教員を対象に、「英語の授業を英語で行う教授法や授業を進めてい
く際の教師の役割(生徒の言語活動を活発にするなど)を理解すること」を目的とし、
Practical EnglishのReading,Grammar,Listeningのそれぞれの授業の中で、大学生が英語
を使って表現活動をしている様子を参観した。また授業見学後、PEセンター長、PEセンタ
ー長補佐及び授業を担当するPEインストラクターとディスカッションを行った。
②「生徒の言語活動が中心となった英語での授業方法」というテーマで夏季研修を実施
し、マクガリー教授による講義、PEインストラクターによる模擬授業、グループでのデモ
ンストレーションや討議を行った。
○成果 PEセンター長のカール・マクガリー教授、PEセンター長補佐の加藤千博准教授、授業担
当者のPEインストラクターと意見交換をする中で、いわゆるアクティブ・ラーニング型の
授業の展開への理解も深まり、有意義な研修となった。
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平成 28年度 高大連携協議会委員
<横浜市立大学>
委員 窪田 吉信 学長
委員 重田 諭吉 副学長
委員 齋藤 知行 副学長
委員 中條 祐介 国際総合科学部長
委員 井上 登美夫 医学部長
委員 増住 敏彦 事務局長
事務 髙橋 寛 学務・教務部長
事務 田澤 紫乃 教育推進課長
事務 照井 和尋 アドミッション課長
事務局 奈良井 聡 教育推進課 学術企画担当係長
事務局 瀧野 顕子 教育推進課 学術企画担当
<横浜市教育委員会>
委員 岡田 優子 教育長
委員 小林 力 教育次長
委員 高倉 徹 教育委員会事務局総務部長
委員 奥田 裕之 指導部国際教育等担当部長
委員 冨地 正博 横浜市立横浜商業高等学校長
事務 西村 英純 高校教育課長
事務局 栗原 淳子 高校教育課担当係長
事務局 小出 文則 高校教育課指導主事
資料
11
「横浜市立大学と横浜市立高等学校との連携協議会」設置要綱
制定 平成 19 年7月 31 日
最近改正 平成 28 年4月1日
(設置の目的)
第1条 「横浜市立大学と横浜市立高等学校との教育連携に関する協定書」(平成19年1月締結)の趣旨に沿って、具
体的協議事項及び実施方法等を協議することを目的に、「横浜市立大学と横浜市立高等学校との連携協議会」(以下、
「協議会」という。)を設置する。
(協議事項)
第2条 協議会は、次の事項について協議する。
(1)大学と高校との接続を含めた教育連携に関すること
(2)大学の教育に通ずる教育内容、方法の研究に関すること
(3)高校教員の教育力向上に関すること
(4)大学の教員による高校生を対象とする講座の実施に関すること
(構成員及び運営)
第3条 協議会は、横浜市立大学(以下、「市大」という。)及び横浜市教育委員会(以下、「市教委」という。)の以下
の委員により構成する。
(1)市大 :学長、副学長(2名)、国際総合科学部長、医学部長、事務局長
(2)市教委:教育長、教育次長、総務部長、国際教育等担当部長、高等学校統括校長
2 協議会には委員の互選により、座長を1人置く。
3 座長は協議会を代表し、会議を統括する。
4 座長は協議会を招集する。
5 座長が必要と認めた場合、オブザーバーを参加させることができる。
(運営委員会)
第4条 協議事項に係る課題の整理等、具体的内容検討を行うため、協議会の下部組織として運営委員会(以下、「委員
会」という。)を設置する。
2 委員会の構成は以下のとおりとする。
(1)市大 :国際総合科学部長、医学部長、看護学科長、アドミッションズセンター長、共通教養長、学務・教務部
長
(2)市教委:国際教育等担当部長、高校教育課長、市立高等学校長
(3)その他:委員長が必要と認めた者
3 委員会には委員の互選により、委員長を1人置く。
4 委員長は委員会を代表し、会議を統括する。
5 委員長は委員会を招集する。
6 委員長は委員会での検討結果を協議会に報告する。
(部会)
第5条 委員会が必要と認めた場合、事業の運営を行うための部会を設置する。
2 部会の構成等は委員会において決定する。
(会議)
第6条 協議会は原則として毎年度当初1回開催する。なお、委員会及び部会は適宜開催する。
(意見の聴取)
資料
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