3.10 10課のアイディアと工夫
Post on 05-Feb-2017
230 Views
Preview:
TRANSCRIPT
179
3.10 10 課のアイディアと工夫
2巻 第 10 課 「かぞく」
あきこ Can-do:
非常に基本的な表現を使って、家族構成について述べることができる。また、自分や
家族、周りの人の外見や好みなどについて、ごく基本的な情報を話すことができる。
もじ・ことば ぶんぽう れんしゅう
~人、何人、何人兄弟
兄、姉、弟、妹、お兄さん、お姉さん、
弟さん、妹さん、ひとりっこ
そふ、そぼ、おじいさん、おばあさん
ぶ1 ~人
ぶ2 兄弟の数
れ1
れ2
からだ、かお、かみ、かみのけ
あたま、くび、手、足、目、はな、は、口、
耳、せ、高い、ひくい、みじかい
赤ちゃん、やわらかい、いし、形、うすい、
かみ、みち、人形、
ぶ 4.1 N は N が Adj (形・
顔つき・性質)
れ3
れ4
大好き、上手、とくい、にがて ぶ 4.2 前半 N は N が Adj(好
み・得意分野・技巧)
れ6
れ7
れ8
むし、しゃしん、みんな
とる
ぶ3 V 辞書形
ぶ 4.2 後半 Vdic のが Adj
れ9
れ 12
できる、タイダンス、ピアノ、ひく、一人、
スキー、~メートル、ギター
ぶ5 N は N ができます。
Nは Vdicことができます。
れ5
れ 10
れ 11
180
◇導入(文法 1, 文法 2)
準備するもの:学習者がよく知っている人の兄弟の写真か絵
進め方
教師は写真を見せながら、紹介をする。
※例のように、できれば何人かの兄弟構成を紹介する。
◆練習 1.1
・知り合いの兄弟構成を言ったり、聞いたりできるようになる。
準備するもの:
a.教科書の絵(下図)を拡大コピーしたもの。 ※文字は消しておく。
b.数字のカード(1~20) ※4 課練習 1 と同じ。
例)
・・・
c.教科書(p.134)の絵カード ※文字は消しておく。
例)
例)ニッチャクンさんは、4 人兄弟です。
お兄さんが 1 人と 妹さんが 2 人います。
1 2 3
181
進め方
基本の練習 +時間があれば
①a の絵カードを使って家族の呼称を導入し、スムーズ
に言えるようになるまで練習する。(他人の家族の呼
称)
+②
人数の数え方を覚える歌。
Septimus Winne 作曲の“Ten
Little Indian Boys「10人の
インディアン」”の メロデ
ィーに合わせて歌う(JFBKK
ウェブサイトを参考に)。歌
詞は「ひとり、ふたり、さん
にんいます。よにん、ごにん、
ろくにんいます。ななにん、
はちにん、きゅうにんいま
す。じゅうにんいます。」
+②
人数の数え方を練習する
ゲーム。学習者は全員立つ。
教師が人数を言い、学習者は
言われた人数で集まり、集ま
ったグループから座る。集ま
れなかった人が次に人数を
言う。
②人数の数え方を導入する。教科書(p.154 の絵カード
を見せて「ともこさんの家族は 11 人です」と言い、
絵を指して「ひとり、ふたり…○人です。」と導入す
る。その後、数字のカードを使って「ひとり」から順
にリピートし練習する。その後、教師がカードをラン
ダムに見せ、学習者がその人数を言う練習をする。
③教科書(p.134)の絵カードを見せて、教師は「何人で
すか。」と聞き、学習者は何人か答える。
④教科書(p.134)の例 1 の絵カードを見せて、「ともこ
さんは 5 人兄弟です。お兄さんとお姉さんと…がいま
す。」と教科書の例 1 の文を言い、学習者はリピート
する。例 2 の絵を見せて、同様に言う。1 から 5 の絵
を見せて、教師が学習者に質問をして、学習者は答え
る練習をする。
T「あきこさんは何人兄弟ですか」
S「四人兄弟です。お兄さんと…」
⑤クラスを 2 グループに分ける。教師は絵カードを見せ
て、学習者グループ A が聞き、グループ B が答える。
その後、Q-A の担当を交代して行う。
◇導入(文法 1, 文法 2)
準備するもの:教師の家族の写真か絵
進め方
教師は写真を見せながら、自分の家族の紹介をする。写真を見せて「この人は誰ですか。
女の人ですか。」など質問をして、学習者の想像を膨らませる。
その後、例のように教師は自分の家族の紹介をする。
例)私の家族です。私の家族は 4 人です。
父と母と弟が 1 人います。私は 2 人兄弟です。
182
※日本人でも、自分の家族について話すときに、「父、母、姉…」を使わず、1.1 と同
じように「お父さん、お母さん、お姉さん…」を使って話す人もいる。しかし、自分
の家族を紹介する場合は、なるべくここで学ぶ呼称を使うように導入する。
◆練習 1.2
・自分の兄弟構成を言えるようになる。
準備するもの:
a.教科書の絵を拡大コピーしたもの。 ※練習 1.1 と同じ。
A
b.教師の自分の写真 ※a の絵の A の位置に貼れるサイズのもの。
c.教科書(p.134)の絵カード ※練習 1.1 と同じ。
進め方
基本の練習
①教科書(p.154)の絵を使って他人の家族の呼称を復習した後、絵の A の位置に教師
の自分の写真を貼り、自分の家族の呼称を導入する。その後、スムーズに言える
ようになるまで練習する。
②教科書(p.134)の絵カードを見せて、教師が例 1 と例 2 を言う。1~5 は教師が学習
者に質問し、学習者は絵カードを自分の兄弟と想定して、口頭練習する。
T「何人兄弟ですか」
S「○人兄弟です。~がいます」
③教科書(p.134)の絵カードを一人 1 枚配り、そのカードを自分の家族と想定して、
ペアで練習する。
A「B さん。B さんは何人兄弟ですか」
B「四人兄弟です。兄が二人と妹が一人います」
183
◆練習 2
・自分や知り合いの家族構成を言ったり、聞いたりできるようになる。
準備するもの:
a.教科書(p.154)の絵を拡大コピーしたもの。 ※練習 1.1 と同じ。
b.教科書の絵カード(p.134 練習 1.1)
c.インタビューシート
何人?
れい あきこ 6 1 1 2 1
わたし きょうだい
かぞく
さん
きょうだい
かぞく
さん
きょうだい
かぞく
d.自分の家族の写真。
もしくは、下の図(p.154 の図から顔をカットする)を配布し、顔を記入する。
2.1 進め方
基本の練習 +時間があれば
①教科書(p.154)の絵カードを見せて、兄弟の呼称を復習す
る。
+③
事前に家族の写真を
②あきこさんの絵カード(p.134 練習 1.1)を使って、学習者
をあきこさんとし、教師とあきこさんとでインタビュー例
をする。
184
T「あきこさんは何人兄弟ですか」
S「四人兄弟です。兄が二人と弟が一人います」
持ってくるか、準備す
るもの d の図に家族の
絵を描くように言い、
自分の家族の写真か絵
を見せながら言う。
③インタビューシートを配って、自分の兄弟の人数をシート
に記入する。その後、ペアで相手の兄弟についてインタビ
ューし、シートに人数を記入する。
2.2 進め方
基本の練習
①教師がインタビューした内容をもとに、発表例を示す。
例)あきこさんは四人兄弟です。お兄さんが二人と…。
②学習者は新たなペアを作り、2.1 でインタビューをした内容を伝え、聞いている人は
その人の名前と兄弟構成をシートに記入する。
2.3 進め方
基本の練習 +時間があれば
①教科書(p.154)の絵カードを見せて、家族の呼称を復習す
る。
+③
事前に家族の写真を持
ってくるように言って
おき、自分の家族写真
を見せながら言う。(準
備するもの d のような
絵でもよい。)
②教師の家族の写真を裏返して見せ、学習者に質問させる。
学習者に質問されたら、教師は写真を表にして見せながら
自分の家族について答え、インタビュー例を見せる。
S「先生の家族は何人ですか」→T「○人です。父と母と…
がいます」
③インタビューシートを配って、自分の兄弟を記入した欄に
家族の数も記入する。その後、ペアで相手の家族について
インタビューし、シートに人数を記入する。
2.4 進め方
基本の練習
①教師が発表例を示す。
例)ナッターさんは○人家族です。お母さんとお父さんと…。
②学習者は新たなペアを作り、2.3 でインタビューをした内容を伝え、聞いている人は
シートに名前とその人の家族構成を記入する。
185
◇導入(文法 4.1)
準備するもの:体に特徴がある動物の写真か、自慢のペットか家族の写真。
例)
進め方
例 1)絵カードを見せて、学習者に「どんな動物ですか。」と聞く。学習者はタイ語で
答えてもよい。その後、教師が日本語で説明する。
例 2)自慢のペットか家族(祖父母、娘、孫…)の写真を見せ
ながら、その自慢をする。
「うちの犬は目が大きいです。毛が長いです。足が長いです。
とってもかわいいですよ。大好きです!!!」
◆練習 3
・自分や家族、周りの人の外見について述べることができるようになる。
準備するもの:形容詞の絵カード(p.155)
例)
進め方
基本の練習 +時間があれば
①体の部分の語彙を導入する。教師が自分の
体を指差しながら導入し、学習者も自分の
体を指しながらリピートする。その後、教
+①
童謡「ロンドン橋落ちた:London Bridge is
Falling Down」のメロディを使った「あた
長い 長いまるい 大きい 小さい
例)きりんは首が長いです。
象は鼻が長いです。
うさぎは目が赤いです。…
186
師が単語を言い、学習者が体の部分を指
す、もしくは教師が体を指して学習者がそ
の部分の名前を答える練習をする。
まかたひざあし」(JFBKKウェブサイトを
参考)に合わせて、両手を歌詞の体の部
位に当てながら、「頭・肩・ひざ・あし、
ひざ・あし、ひざ・あし、(×2 回)、目・
耳・鼻・口」と歌って覚える。部位を変え
て替え歌で練習してもよい。
+③
自分の家族の写真を見せながら、家族の
外見の特徴を友だちに発表する。
②形容詞の絵カードを見せて、形容詞を復習
する。その後、「目が大きいです。」のよう
に、「体が形容詞です」で言う練習をする。
③教科書(p.136)の表を使い、教師と学習者
で復習も兼ねた Q-A を行う。
例)T「さとうさんはお兄さんがいますか」
→S「はい、います。」
→T「どんな人ですか。」
→S「さとうさんのお兄さんは、足が長
いです…」
※ときどき、「いいえ、いません」になるよ
うな質問も入れるとよい。
◆練習 4
準備するもの:
a.形容詞の絵カード(p.155) ※練習 3 と同じ。
b.教科書(p.137)の絵カード
例)
進め方
基本の練習 +時間があれば
①形容詞の絵カードを学習者に見せて形容詞
の復習をする。
+⑤
ペアかグループで、人物か動物につ
いてのクイズを作る。その後、クイ
ズを出し合う。
例)S1「毛が白いです。耳が長いで
す」
S2「うさぎですか」
S1「はい、そうです」
+⑤
②教科書の絵カードを見せて、教師が指示棒で
指した箇所を学習者は言う。
例)T(耳を指す)→S「耳が大きいです」
③教科書の絵カードを黒板に貼り、教師は教科
書の例文を読み、学習者はどの人形か当て
る。
④学習者をペアかグループにし、③のように一
187
人が人形を描写し、聞いている人がどの人形
か当てる。
※学習者がクラスの前で一人で発表できそ
うなら、一人を指名してもよい。
一人 1 枚(人数が多い場合はペアか
グループで 1 枚)自由に人か動物の
絵を描く(人に見られないように)。
教師は絵を集めてランダムに黒板に
貼る。描いた人が自分の絵の説明を
して、他のクラスメイトがどの絵か
当てる。
◇導入(文法 4.2「上手」)
進め方
教師はクラスの学習者や、学習者が知っている先生を例に挙げて、「~さんは~が上
手です。」の文をいくつか言い、学習者に「上手です」の意味を推測させる。
・ナットさんは、セパタクローが上手です。
・ファーイさんは、絵が上手です。
・オームさんは、タイダンスが上手です。
・パチャラポーン先生は、料理が上手です。
※「科目が上手です」は言わない。 ※自分のことには使わない。
◆練習 6
・ある人の上手なことを言うことができる。
準備するもの:教科書(p.138)の絵カード
例)人物の顔
例)「名詞が上手です」に使える名詞の絵カード
進め方
基本の練習 +時間があれば
①教科書の人の顔の絵カードを見せながら、教師は
学習者に「誰ですか」と聞き、名前の確認をする。
+③
ペアになって、以下のように友
だちが上手なことをほめあう。②教科書の名詞の絵カードを見せて、学習者に名詞
188
の確認をする。 謙遜の仕方を導入する。
A「B さんはテニスが上手です
ね」
B「いいえ、まだまだです」
A「いいえ、本当にすごいです
よ」
B「ありがとうございます」
③人の顔と名詞を同時に見せて、「あきこさんは絵が
上手です」と言い、リピートさせる。2~4 は絵カ
ードを見せて、学習者が文を言う。
◇導入(文法 4.2「得意」「苦手」)
準備するもの:
例 1)テストもしくは通知表(の見せかけでもよい。)
例 2)「苦手」な様子を表す絵(※先生は、自分の苦手なものの絵を用意してください)
進め方
例 1)教師は教室にテスト(もしくは通知表)を持っていき、学習者に見せる。そして、
以下のように言って、「得意」「苦手」の意味を推測させる。
T「これは私の昔のテストです。高校のテストです。見ましょう。英語のテストです。
90 点!!私は英語が得意です。日本語のテストもあります。85 点!日本語も得意
ですね。数学のテストもあります。35 点です…。私は数学が得意ではありません。
苦手です。…」
※クラスメイトの名前を使っても問題のない雰囲気ならば、実際にクラスにいる学習
者の名前を出しながら導入を行ってもよい。
例)A さんは数学が得意です。B さんは音楽が得意です。…
例 2)教師は、自分が苦手なことを絵や演技を使って見せる。(料理が苦手な場合)
T「私は料理が苦手です。(失敗した様子を見せながら)あ、たまごが!あ、お皿が!
(野菜を切る様子を見せながら)野菜が大きいですねえ…きれいではありません。料理
はおいしくなかったです。私は料理が苦手です。」など。
189
◆練習 7
・自分や友達の得意な科目を言うことができるようになる。
準備するもの:
a.科目の絵カード ※4 課練習 5 と同じ。
b.教科書(p.139)の絵カード
例)人物の顔 ※練習 6 と同じ。
進め方
基本の練習 +時間があれば
①教師は学習者に科目の絵カードを見せて、科目名の復習を
する。
+③
得意な科目や得意でな
い科目を発表する。
②教科書の人の顔の絵カードを見せながら、教師は学習者に
「誰ですか」と聞き、名前の確認をする。
③教師は人の顔と名詞を同時に見せ、「あきこさんは数学が
得意です」と言い、リピートさせる。2~4 は絵カードを見
せて、学習者が文を言う。
※「科目が得意です」で使う。
※自分のことも、他人のことも言うことができる。
◆練習 8
・友だちに得意なことを聞いたり、答えたりできるようになる。
準備するもの:
a.スポーツの絵カード (1 巻 p.108 より)
例)
b.×棒
190
c.インタビューシート
進め方
基本の練習 +時間があれば
①教師は学習者にスポーツの絵カード見せて、スポーツの名
前を復習する。
+③
何人かが、インタビュ
ー結果を発表する。
例)A さんと B さんと
C さんはサッカーが得
意ですが、D さんと E
さんはサッカーが苦手
です。
②スポーツの絵カードを 1 枚学習者に見せて、以下のように
聞く。
T「A さんはサッカーが得意ですか」
S「はい、得意です。/いいえ、得意ではありません」
何人かに聞き、「得意ではありません。」と答えた人がいた
ら、そこで「にがてです」を導入する。何度かリピート練
習をした後、スポーツの絵カードと×棒を使って、「~が
苦手です」のドリル練習をする。
③各自、自分の得意なスポーツを考える。インタビューシー
トを配って友達にどんなスポーツが得意かをインタビュ
ーし、シートに記入する。2 分以内に、得意なスポーツが
自分と同じ友だちを一番たくさん見つけた人の勝ち。
◇導入(文法 3, 文法 4.2「動詞辞書形+のが形容詞です」)
準備するもの:
a.教師が好きなことに使うもの、もしくはその絵カード。
例)写真、カメラ、本
b.ハート棒・×棒 ※4 課練習 7 と同じ。
なまえ とくい にがて
あきこ ○
191
進め方
「みなさんは、休みの日に何をしますか。何をするのが好きですか。」とハート棒を見
せながら学習者に問いかけた後、教師が好きなことを紹介する。
例 1)「私のかばんの中に、いつもカメラがあります。(鞄の中からカメラを出して見せ
る。)私はいつも色々な所へ写真を撮りに行きます。(写真をとるジェスチャーを見
せる)私は写真をとるのが好きです。」
例 2)「私は本が好きです(本を見せながら)。毎日、家で本を読みます。休みの日には
公園へ行きます。公園で本を読みます。私は本を読むのが好きです!」
◆練習 9
・動詞の辞書形が言えるようになる。
準備するもの:
a.動詞のフラッシュカード(大) ※表はます形、裏は辞書形。
例)表
裏
b.ひらがなの 50 音表
わ ら や ま は な た さ か あ A
を り み ひ に ち し き い I
ん る ゆ む ふ ぬ つ す く う U
れ め へ ね て せ け え E
ろ よ も ほ の と そ こ お O
c.動詞のフラッシュカード(a を小さくしたカード)
※c のような動詞のフラッシュカード(小)は今後の活用形の練習でも使うので、ぜひ
用意してください!!
よみます たべます します
よむ たべる する
〈10 課までの動詞リスト〉
1:買う 洗う 歌う 行く 書く 聞く 弾く 泳ぐ 出す 話す 遊ぶ 飲む 読む
作る 帰る 取る 送る 終わる 始まる 撮る ある かかる
2:あびる 起きる 借りる できる 食べる 生まれる 寝る 見る いる
3:する (洗濯 そうじ 勉強 紹介) 来る
192
進め方
基本の練習 +時間があれば
①動詞のフラッシュカード(大)を使って、2 グループ→3
グループ→1 グループの順で、以下のように辞書形の導入
をする。
1.動詞のフラッシュカードを学習者に見せて、学習者は
ます形を読む。
2.教師が辞書形を言い、カードを裏返す。学習者がリピ
ートする。
3.いろいろな動詞で行い、学習者にルールを推測させて
発言を促す。
4.繰り返し行った後、50 音表を使ってルールを黒板にま
とめる。
5.1~3 グループの動詞をランダムに見せて、学習者は何
グループの動詞か答える。
6.1~3 グループの動詞をまぜて、ます形から辞書形への
変換ドリルを行う。
+②
動詞かるたゲームを
する。動詞のフラッシュ
カードを、ます形を上に
向けて机の上に並べる。
教師は辞書形を言い、学
習者は言われた動詞の
カードを取る。最後に取
った枚数の多い人が勝
ち。(辞書形を表にして、
教師がます形を言って
も良い。)
②学習者を数人のグループにして、各グループに一つずつ動
詞のフラッシュカード(小)を渡す。そのカードを使って、
各グループで辞書形の口頭練習をする。
③クラス全体、あるいはグループでチェーンドリルを行う。
※学習者が自分で動詞を考えてキューを出していく。
S1「食べます」
S2「食べる。作ります」
S3「作る…」
1 のみます 2 たべます 3 します きます
i e ↓ ↓ ↓
のむ たべ る する くる
u
193
◆練習 12
・自分や友だちが好きなこと、好きではないことを言うことができるようになる。
準備するもの:
a.動詞のフラッシュカード(大) ※練習 9 と同じ。
b.動詞の絵カード ※練習 12(p.142)に出てくる表現のもの。
例)
c.ハート棒・×棒 ※文法 3、4 と同じ。
進め方
基本の練習 +時間があれば
①動詞のフラッシュカードを使って、ます形から辞書形への
変換ドリルをする。
+④
自分の好きなこと、嫌
いなことを発表する。
②動詞の絵カードを見せ、絵カードの動詞をます形で言う。
T(「聞きます」の絵カードを見せる)→S「聞きます」
③次は、同じ絵カードを見せ、辞書形を言う。
T(「聞きます」の絵カードを見せる)→S「聞く」
④絵カードを見せ、教科書の文になるよう、教師がキューを
出し拡大ドリルをする。
T「音楽」→S「音楽を聞く」
⑤ハート棒を絵カードと同時に見せて、「音楽を聞くのがす
きです」と言い、他の絵カードでも同様に口頭練習をする。
その後、×棒と絵カードを同時に見せて「~のが好きでは
ありません」の練習をする。
⑥ペアで教科書を見て、誰が何を好きか、好きではないのか
を言う練習をする。
194
◇導入(文法 5)
準備:教師ができること、できないことに使う物か写真。
例)剣玉、お手玉、フランス語や中国語の本、ギター、学校にある楽器…など
進め方
教師はまず自分のできるものをして見せ、「○○ができます」と言う。次に、できな
いものをして見せ、「△△ができません」と言う。他にもお手玉、タイダンス、盆踊り、
楽器などいろいろなことを少ししてみせて「○○ができます/できません」と言い、意
味を学習者に推測させる。また、学習者にしてもらって「A さんは○○ができます/で
きません」のように言っても良い。
◆練習 5
・友だちのできることについて言えるようになる。
準備:教科書(p.138)の絵カード
例)人物の顔 ※練習 6、7 と同じ。
例)「名詞ができます」に使える名詞の絵カード
進め方
基本の練習 +時間があれば
①人の顔の絵カードを見せて「誰ですか」と聞き、登場人物
の名前を確認する。
+③
有名人の写真を用意
して、その写真を見せ
て、何ができるか言って
もらう。
例)ニッチャクン:韓国
語ができます。
②名詞の絵カードを見せて、名詞を確認する。
③人の顔と名詞の絵カードを同時に見せて、「あきこさんは
スキーができます」といい、学習者はリピートする。2~4
は絵カードを見せ、学習者が文を作る。
195
◇導入(文法 5)
準備するもの:
a.教師ができること、できないことに使うイラストや写真。
例1) 日本料理(のりまき、お好み焼き、天ぷら…)の写真。
例2) 外国語を話しているイラスト。
b.○×棒
進め方
例 1)日本料理の写真を見せながら、「これは何ですか。好きですか。」などの質問をし
て、ウォーミングアップをする。料理の名前も確認したところで、教師のできること、
できないことの紹介をする。
T(写真を見せて)「これは私が作りました。私はのりまきを作ることができます(○棒
をあてる)。お好み焼きも作ることができますよ(○棒をあてる)。でも、天ぷらは
作ることができません(×棒をあてる)。天ぷらはとても難しいです。」
例 2)絵カードを見せながら、「私は日本語を話すことができます(○棒をあてる)。で
も、ドイツ語を話すことはできません(×棒をあてる)。」
※絵カードの内容は、自分のことに合わせて変えてください。
◆練習 10
・友だちのできること、できないことについて言えるようになる。
準備するもの:
a.動詞のフラッシュカード(大) ※練習 9 と同じ。
b.動詞の絵カード ※教科書 p.140 の練習 10 の表現に出ているもの。
例)
卒業
あいうえお
你好
196
c.○×棒
進め方
基本の練習 +時間があれば
①動詞のフラッシュカードを使って、ます形から辞書形への
変換ドリルをする。
+④
自分のできること、でき
ないことを発表する。
②動詞の絵カードを見せて、絵カードの動詞をます形で言
う。
T(「歌います」の絵カードを見せる)→S「歌います」
その後、教科書の文になるよう、教師がキューを出し拡大
ドリルをする。
T「タイ語の歌」→S「タイ語の歌を歌います」
最後に辞書形の練習をする。
T「タイ語の歌を歌います」→S「タイ語の歌を歌う」
③○棒を絵カードと同時に見せて、「タイ語の歌を歌うこと
ができます」と言い、他の絵カードでも同様に口頭練習を
する。その後、×棒と絵カードを同時に見せて「~ことが
できません」の口頭練習をする。
④ペアで教科書を見て、誰が何をできるか、できないのかを
言う練習をする。
◆練習 11
・友だちに、できることやできないことを聞いたり、答えたりできるようになる。
準備するもの:
a.動詞のフラッシュカード ※練習 9 と同じ。
b.タスクシート(p.141 を絵で表したもの)
กขค
197
わたし クラスメイト
1
400m
2
今天
你好
3
あいしてる~♪
4
5
学校
山
海
50ぐらい
6
7
198
進め方
基本の練習 +時間があれば
①動詞のフラッシュカードを使って、ます形から辞書形への
変換ドリルをする。
+④自分で質問文を書き
加える。
例)
・Girls Generation の歌を
歌うことができます
か。
・ドラえもんの絵をかく
ことができますか。
・のりまきを作ることが
できますか。
②教師は全員はできないであろう質問を何人かの学習者に
する。
T「タイ語の歌を歌うことができますか」
S「はい、できます」
T「英語(フランス語・日本語・韓国語)の歌を歌うこと
ができますか」
S「はい、できます/いいえ、できません」
③bのタスクシートを配り、の 1~7 の文(教科書 p.141)を
参考に、全員で質問文にして、口頭練習する。その後、「わ
たし」の欄にできることなら「○」できないことなら「×」
を記入する。
④クラスメイトにインタビューをして「はい」と答えた人の
名前を書くか、サインをもらう。ただし、1~7 まで、そ
れぞれ違う人の名前でなければいけない。全部の欄が埋ま
ったら、席に座る。
top related