ツール導入のお話
Post on 31-Jul-2015
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自己紹介 その2
Atlassianユーザー会に来るのは、2回目。やさしくしてください。
前に参加したのは、5年ほど前
2010-02-17 #02 Atlassian ユーザーグループ @ISIDhttps://confluence.atlassian.co.jp/pages/viewpage.action?pageId=9076744
その時の自己紹介スライド↓http://www.slideshare.net/sasakipochi/20100729atlassian
Ubuntu生活はじめました。JIRAを使いはじめました。Confluenceって良いの?
自己紹介 その3
今の会社で11社目。いくつかの職場で私が使ってたチケットツール、Wikiを貼ってみた。
職場 チケットツール Wiki
A send-pr、自作
T 影舞、自作 yapw、FSWiki、Hiki
Y pukiwiki
S yapw
A RT、Redmine、trac pukiwiki
B RT MediaWiki
S JIRA、Redmine、backlog MediaWiki
DMM.comラボ JIRA、backlog Confluence、MediaWiki、FSWiki
自己紹介 その4
いくつかの参加コミュニティでもチケット、Wikiを使ってみた。
コミュニティ チケットツール Wiki
オーケストラD yapw、Hiki
LL event 謎のツール、GitHub pukiwiki
JANOG JIRA、redmine Confluence、yapw、pukiwiki
CONBU JIRA Confluence
※JANOGJApan Network Operators Grouphttp://www.janog.gr.jp/ネットワークオペレーターのコミュニティ
※CONBUCOnference Network BUildershttp://conbu.net/カンファレンス会場に無線LAN接続環境を提供するコミュニティ
私のツール導入時のスタンス
● 自分が便利になればとりあえずそれでOK● 誰かにありがとう、って言ってもらえればラッキー● 押しつけなくても良いものは浸透するさ● 時間がかかるのは仕方ない● 新しいものや流行ってるものはとりあえず使ってみよう
あんまり肩肘を張ると疲れるので、ゆるく行こう!!
ツールの導入
大きく2パターン
● トップダウンで導入● 偉い人を説得して全員で使うように指示してもらう● 勝手に導入して全員で使う(自分が偉い場合等)
● ボトムアップで導入● 最初は身の回りの仲間で利用開始、じわっと拡げる
ツール導入の壁
● トップダウンでの壁● 偉い人がわかってくれない。頭が固い。● 自分が偉くない。● 誰も言うことを聞いてくれない。
● ボトムアップでの壁● 仲間がいない● 拡がらない● 他の人に抵抗される● 偉い人に気付かれて止められる
どう突破するか??
突破方法3 欲求を満たす 具体例
欲求を満たしてやれば抵抗は減る
● 所属と愛の欲求● ツール上で自己紹介を書いてもらう● コミュニケーションツールとして活用
● 承認(尊重)の欲求● ツール利用の統計情報を見える化する。● 働いている人をねぎらえるような仕組みを作る
● 自己実現の欲求● マニュアルや作業記録を書いてもらうようにする。● どんどん仕事が効率的になっていく。
突破方法4 デメリットもちゃんと説明する
そうだね、そのとおりだよ。でもちょっとずつ前に進もうじゃないか。カオスからしかイノベーションは産まれないしね。
等々の、だまくらかす対話は必要
新しいツールを導入するとデメリットは必ずある。現場から以下のような声は必ず上がる。
●一時的にクオリティは下がる●一時的にコストも上がる● 現場も苦労する● ツールを変えただけじゃ駄目だ
突破方法5 やり方を変える
導入するコミュニティによって文化は違う。そのコミュニティによって最適なやり方で導入する。
●強力なトップダウンが効く現場ならトップダウンで。● 現場が強いところなら現場の意見を聞きながら。● コミュニティ自体が弱いところはまずは仲間作りから
Atlassian製品導入事例
職場、Community Atlassian製品
S社 JIRA
DMM.comラボ JIRA、Confluence、HipChat、Stash
JANOG JIRA、Confluence
CONBU JIRA、Confluence
事例1: S社
24時間365日運用監視する部署(MSP)に、インシデント管理、タスク管理ツールとしてJIRAを導入
効果● 全体の作業量を定量的に把握できるようになった。●過去事例を検索できることで、クオリティ向上。● 誰が沢山タスクを持っているか見えるようになった。
苦労したところ● 最初は誰も使ってくれなかった。● ツールの使い方に関する不満が結構あった。
事例2: DMM.comラボ
ネットワーク、サーバインフラを構築運用するチームにJIRA、Confluence、HipChatを導入
効果、良かったこと● ナレッジが効果的に溜まるようになった。● 効率的なミーティングができるようになった。● 他のチケット管理ツール、Wikiを使ってたので、スムーズに移
行できた。● 他のチームもJIRA、Confluenceを使いはじめたので、情報の連携ができそう。
苦労したところ● 「これ、いいね、明日からこれで」というトップダウンでのスター
トだったので導入前準備が満足にできなかった。
事例3: JANOG
イベントスタッフの情報共有用にJIRA、Confluenceを導入
効果、良かったこと● スタッフのリテラシーがわりと高かったので、Confluence
は、サポートなしで、すぐに活用できた。● pukiwikiに比べて、これいいね、という声が多かった。
苦労したところ、問題点● JIRAは、サポートなしでは使えなかった。
事例4: CONBU
イベントスタッフの情報共有用にJIRA、Confluenceを導入
効果、良かったこと● 情報の集積場所ができた。
苦労したところ、問題点● みんな勝手にうまく使えるよね、と放置したら、そんなこと
なかった。やっぱりちゃんとケアしないと駄目だ。
Tips
使ってて評判が良かった機能やカスタマイズの紹介
● JIRA Calendar Plugin● Confluenceのwiki記法、ショートカット● PowerUser権限グループ● Reporting Plugin● Poll Plugin
Confluence のwiki記法、ショートカット
「-」を入力後スペースキーを押す → 箇条書き「h2.」を入力後にスペースキー → 段落2シフト+tab を押してキャンセル
「{」からマクロ呼び出し
PowerUser権限グループ
Administrator権限がないと設定できないことも多い。でも、Administratorグループに所属すると、閲覧制限をかけたページも見れちゃう。閲覧制限をかけつつ、様々な管理権限を与えたい。
↓
新しいグループ(PowerUser)を作って、そのグループに全権限を与えればOK
Reporting Plugin
誰がどのぐらい編集したか、とかがわかって便利。
でも、使い方がいまいちわかりにくい。データ量が増えるととっても遅くなったりサーバ負荷が上がったり。
うまく使ってる人いる???→DBを直接見るのが今のベストプラクティスかも
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