ciしてるかい？

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CIしてるかい？

バグ多いですか？

はい

自己紹介• 安西（やすにし）剛と申します（twitter:@tsuyok FB:本名）

• 2001年からFWとか見慣れない技術使った機能とか作ってました

• 今年からBIGLOBEでスクラムで開発しています

• 先日認定スクラムマスター（CSM）取りました

• 趣味はオーケストラで打楽器やってます

まずは

ウォーターフォールで人間が手動でテストとビルド

とか想像してみましょう

3ヶ月 1ヶ月 1ヶ月

実装・単体テスト結合テスト総合テスト

例１

実装3ヶ月後の結合評価環境向けビルド

コンパイルエラー！上手く動かんー！

要件定義

基本設計

詳細設計

実装・単体テスト

機能テスト

結合テスト

総合テスト

評価環境へビルド

テスト

例２

バグ出たらテストのやり直し

要件定義

基本設計

詳細設計

機能テスト

結合テスト

総合テスト

評価環境へビルド（コンパイルも）

やりなおし

バグ

しかも手作業で・・・・

総合テストでバグったら単体テストからやりなおします？

みんなホントやってます？

バグ多いですか？

はい

そこで

実装

commit

テスト

バグ

常にコードをcommitしたら自動ビルドと自動テスト

要件定義

基本設計

詳細設計

機能テスト

結合テスト

総合テスト

評価環境へビルド（コンパイルも）

やりなおし

バグ

今までのウォータフォール

要件定義

基本設計

詳細設計実装

commit

テスト

実装

commit

テスト

実装

commit

テスト

実装

commit

テスト

機能テスト

結合テスト

総合テスト

これからのウォータフォール

バグ

プランニング実装

commit

テスト

バグ

実装

commit

テスト

バグ

実装

commit

テスト

バグ

デモ

スプリント1

commit

テスト

バグ

実装

commit

テスト

バグ

実装

commit

テスト

バグ

デモ

スプリント2

commit

テスト

バグ

実装

commit

テスト

バグ

実装

commit

テスト

バグ

デモ

スプリント3 ....スクラムでやってみると・・・

継続的インテグレーション！CI：Continuous Integration

では、我々でやってることを紹介します

やっていること• テストコードの実行

1. 評価環境（本番サーバと同スペック）で15分に1回テストコード実行

• ブラウザテスト

1. Jenkinsをトリガーに、Seleniumを使ってJavaScriptのテストを1時間に1回

2. 同様に、機能（シナリオ）テストも行う

継続的インテグレーションサーバ（Windows）

評価環境（本番と同スペックのLinux）SVN

開発メンバー

checkout

Jenkins

checkout

export

Selenium

・JavaScriptテストコード実行・ブラウザのテストパターン実行　（IE、Chrome、Fx）

・テストコードの実行・コードカバレッジ作成

エラーメール

１．テストコード実行

やっていること• TDDでテストコードとプロダクトコードを記述

• 本番環境と同一の環境でテストを行いたかったので、評価環境で実行

• シェルでデプロイ(svnからexport)とPHPUnitでのテストを15分に1回起動

• DBは評価環境とは別にUT専用のDBを作成し使用

• エラーだった場合、開発メンバーのMLにメール送付

• エラーを出しちゃった人はコスプレ命令

開発メンバー

checkout

export

エラーメール

やっていること評価環境（本番と同スペックのLinux）

・テストコードの実行・コードカバレッジ作成

PHPUnit実行シェル

PHPUnit

テストコード

やっていることエラーはこんな感じで来ます2011/10/11 20:45:01Yukarin' Unit Test Error...(T.T)coverage: /norelease/coverage/

PHPUnit 3.5.10 by Sebastian Bergmann.

............................................................ 61 / 1382 ( 4%)

.........................................F.................. 732 / 1382 ( 52%)

............................................................ 1342 / 1382 ( 97%)

.......................................

Time: 08:37, Memory: 192.75Mb

There was 1 failure:

1) Application_Service_Comments_UnitTest::testGetCommentsList with data set "該当データあり（since）" ('1', '2011-05-29 00:00:00', array(array(array('1', '00', '1', '1', '1', 'ヤサイマシマシ', '308367568', 'ゆかり01', 'yukaritest01', ', '0', '2011-04-29 00:00:00', '2011-05-29 00:00:00'))))--- Expected+++ Actual@@ @@

良かったこと• おかしなコードをcommitするとすぐにバレる→中途半端なコードをcommitしなくなる

• 修正の影響があった別のコードのテストがエラーに→修正後の影響範囲がわかる

• テストがあることで、修正の安心感がある→TDDの話しかな。これはこの後のセッションで

• リファクタリングをする勇気が出る

• コスプレは笑いのネタになる

実はカバレッジ率9割超え！

やりすぎ？

いや、品質は高い、と思います

２．ブラウザテスト

やっていること• Jenkinsで1時間に1回ビルドとテスト実行

• テスト実行はPHP版antであるphingを使用

• Selenium＋PHPUnitでテストコードを記述

• Jasmine（JavaScriptのBDDテストFW）＋Selenium＋PHPUnitでテスト自動実行

• ついでに静的ソース解析もしている（CPD：重複コード、PMD：バグが潜んでいそうな部分をチェック）

Jenkinsの6つのメリット

Jenkins実践入門（技術評論者）より

Jenkinsは継続的インテグレーションサーバの基本的な機能となる、継続的にビルドを実行する機能を備えています。特に優れているのが以下の6点です。

1.インストールが簡単2.Webブラウザだけで操作ができる3.大規模でも複数環境でも対応できる4.プラグインで好みの機能を追加できる5.オープンソースで公開されている6.さまざまな言語で利用できる

継続的インテグレーションサーバ

開発メンバー

checkout

Jenkins

checkout

Selenium

・JavaScriptテストコード実行・ブラウザのテストパターン実行　（IE、Chrome、Fx）

エラーメール

やっていること

CPD＋PMD

実行実行

JavaScriptのテスト• SeleniumとJasmineの組み合わせのテストフレームワークは無い

• IEとFireFoxとChromeでテスト

• しょうがないので、PHPUnitを使って自作

1. Jasmineのテスト結果のHTMLをPHPでパース

2. エラーメッセージ部分を抽出

3. Jenkinsエラーメールに含めるよう整形

JavaScriptのテストエラーはこんな感じに来ます

■service.transferListメソッドは(error:1)

1)item要素(2)のダブルクォートがエスケープされている

Expected '<script language="javascript">alert('test');</script> !<>&#@"'' to equal '<script language="javascript">alert('test');</script> !<>&#@"''.

サービスの機能テスト• PHPUnitでSeleniumのコードを作成する

• IEとFireFoxとChromeでテスト

• コンセプトは、詳細をテストするのではなく、正常系のパスを通す→HTMLの内容までチェックするとテストコードのメンテナンスが追いつかないため

• 主に登録、検索など画面遷移をテストする

• サービスの実行環境はlocalhostとして構築→評価環境だと動作が安定せず、エラーになる場合があるため

• Twitter連携はモックで→上記と同様に、twitter本家に問い合わせると不安定なため

サービスの機能テスト

前画像現画像差分画像

画面キャプチャを取って、ImageMagickで画像比較

良かったこと• JavaScriptのテストコードが複数のブラウザで実行できた。V8エンジンを使って自動実行するなど方法は出てきているが、あくまでV8エンジンでしか動作確認ができないため、不十分。

• サービスの機能テストは、PHPのUTにエラーが無くても、実機能に修正が影響することがあり、それをすぐに検知できた。何度もリリース前にこれで救われた。

３．まとめ

CIの5つのメリット1. 手戻りの削減および品質の維持ができる

2. いつでも、誰でも、実行可能なソフトウェアが作成できる

3. ビルド、テスト、結果フィードバック当の作業コストを削減できる

4. 機械による実行で、作業の正確さ・緻密さ、曖昧性の排除、が可能となる

5. 品質・生産性を継続的に分析およびカイゼンできるJenkins実践入門（技術評論者）より

ビルドとテストは最後に行うのではない

常に行うものなのだ！

これからやること1. Jenkinsの分散ビルドをやって、評価環境のUT実行結果もJenkinsで集中管理する

2. Selenium2のWebdriverを使ってテストコードを書く（PHP版は公式には無いが、別PJとして作られている）http://code.google.com/p/php-webdriver-bindings/

3. スマートフォンでの自動テスト

4. JavaScriptのカバレッジ出力

おわり

ciしてるかい？

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