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Post on 22-Jan-2021
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[印刷時に反転]と[ミラー化]を理解する
WHITE PAPER | ONYX 11.1
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ONYX 11.1では[印刷時に反転]と[ミラー化]オプションの改良が行われています。この改良は、テキスタイルなどの一部のワークフローの
ニーズに対応しています。またこの改良により、[印刷時に反転]の設定および異なる[ミラー化]に設定したジョブがRIP-Queueで処理
されるようになりました。このドキュメントではこの2つのオプションとその違いを説明します。
[印刷時に反転]を理解する[印刷時に反転]は[反転印刷]の新しい名前です。このオプ
ションはイメージのネストを反転するための、リップの後の方
法です。また[印刷時に反転]は、ONYXで生成したすべて
のマークとラベル印刷にも反映します。
[印刷時に反転]はQuick Set、ジョブプロパティ、Job Editor
を介して有効にすることができます。[印刷時に反転]を有効
にした場合、ジョブは有効となった[印刷時に反転]の他のジ
ョブとともにネストのみを行います。
印刷時に反転]を使用すると個々のジョブを反転しません
が、ジョブ全体をネストします。このオプションを使用している
ジョブが同じオプション使っている他のジョブとともにネストだけ
されるのは、このためです。例えば、ネストにジョブAとジョブB
の2つのイメージがあるとします。ネストプレビューでのジョブB
は、ジョブAの左にネストされます。この2つのイメージに対し
て[印刷時に反転]をオフにした場合、ネストプレビューはジョ
ブAの右にネストされたジョブBがあります。図2では、左側の
ネストは[印刷時に反転]を有効にしないイメージのグループ
を表示しています。右側のイメージは[印刷時に反転]を有
効にした場合の同じネストを表示しています。
図 1: RIP-QueueおよびJob EditorでのQuick Setオプション、 ジョブプロパティにある「印刷時に反転」
図 2: 「印刷時に反転」を使用する前のイメージのネスト(左)と、「印刷時に反転」を適用した同じイメージのネスト(右)
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[印刷時に反転]は、ジョブをリップした後にイメージを反転します。その
結果、RIP-Queueで個々のイメージをプレビューし、Job Editorでは
反転したイメージを表示しません。反転はネストプレビューでのみ見る
ことができます。また、[印刷時に反転]オプションを使ってジョブを識別
する別の方法があります。RIP-Queueに[反転]と呼ぶ新しい列があり
ます。デフォルトの位置は、[解像度]列の後になります。ジョブに有効と
なった[反転]が設定されている場合、列は[はい]を表示します。そうで
なければ、ジョブは[印刷時に反転]を使用していません。RIP-Queue
の[ジョブプロパティ]ウインドウは有効となったオプション、または[情報]タ
ブで表示し、ジョブが反転されることを示します。図 3: RIP-Queueの[反転]列
輪郭カットワークフローでは、[印刷時に反転]は出力カットファイルに反映されませ
ん。プリント出力はカットマークとラベル印刷を反転します。ワークフローによっては、
カットファイルのカットパスは反転する必要があります。CUT-Serverに[カットパスを
ミラー化]と呼ぶ新しいオプションがあります。このオプションは反転印刷と一致する
ようにカットパスを反転します。このオプションを使用するにはカットジョブをハイライト
し、[カットパスをミラー化]をクリックします。このオプションはCUT-Serverの[カットフ
ァイルツール]の右側にあります。
ミラー化を理解する
[ミラー化]は、[印刷時に反転]のようにジョブを反転します。これは
ONYXで生成したマークやラベルを反転しません。また、[ミラー化]
を設定しないジョブとともにネストもすることができます。このオプシ
ョンはリッピング段階でイメージを反転します。[ミラー化]を有効に
したジョブのプレビューは、RIP-Queueの[ジョブプロパティ]ウィンド
ウ、Job Editor、およびネストプレビューで反転したイメージを表示
します。
[ミラー化]はQuick Setのオプション、RIP-Queueの[ジョブプロパテ
ィ]、およびJob Editorにあります。
ミラー化したジョブはRIP-Queueでカットファイルを作成した場合、
カットパスに反映されません。ワークフローが反転するためにカットパ
スが必要な場合、これはCUT-Serverの[カットパスをミラー化]を
使って行うことができます。
[ミラー化]は他と独立して各イメージを反転するということを知って
おくことが重要です。これはネストに反映しません。 [ネストした1つ
のジョブがある場合は、[ミラー化]と[輪郭カット]を使用します。反
転が必要な複数のジョブがある場合は、[プリント時に反転]を使
用するのがベストな方法です。
図6は[ミラー化]を有効にしないイメージのネストを表示しています。右側のそれぞれのイメージはミラー化されています。ネストは同じで
すが、イメージは個々に反転されています。
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図 4: CUT-Serverの[カットパスをミラー化]
図 5: Quick Setオプション、RIP-Queueの[ジョブプロパティ]、およびJob Editor
図 6: [ミラー化]を有効にしないネストしたイメージ(左)と[ミラー化]を適用した同じイメージ(右)
要約
[印刷時に反転]と[ミラー化]は、とても似たことを行いますが、これらは同じではありません。下記はこの2つのオプションが何を行うかをま
とめた要約表です。
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表1: [印刷時に反転]と[ミラー化]の違い
ミラー化印刷時に反転ネストプレビューで反転
ジョブプロパティで反転
Job Editorで反転
ONYXで生成したマークを反転
ラベル印刷を反転
ONYXで生成したカッターマークを反転
輪郭カットパスを反転
反転していないジョブとともにネスト
「印刷時に反転」および「ミラー化」の詳細については、onyxgfx.com、onyxgfx.com/ja でご覧ください。
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