コミュニティサイトの横展開を迅速・低コストで可能に · お客様事例...

Post on 06-Apr-2020

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お客様事例

www.servicenow.co.jp/

このお客様事例は、ウイングアーク1st株式会社 技術本部 カスタマーサービス統括部 製品品質管理責任者の加藤大受氏へのインタビューによるものです。

サービスマネジメントの考え方をデータ活用コンテストの参加者にも適用コミュニティサイトをわずか3週間で構築

データを活用した未来を創るコンテスト「Datalympic 2018」を開催

帳票基盤ソリューション「SVF」や文書データ活用ソリューション「SPA」、集計・分析プラットフォーム「Dr.Sum」、BIダッシュボード「MotionBoard」など、データの活用を中心とするITソリューションで知られるウイングアーク1st株式会社(以下、ウイングアーク)。同社では今、「The Data Empowerment Company」という新たな企業理念を掲げ、産業構造や企業組織、さらには働き方の変化に対応したソリューションを提供していこうとしています。背景にあるのは、「データの価値を最大化し、ビジネスにイノ

ベーションを起こすことで世の中を変革させ、新しい未来を作っていく」という考え方です。

そして、この理念を体現するアクションの一環として、同社が実施している施策の1つが、データを活用した未来を創るコンテスト「Datalympic 2018」です。これはデータに価値を与えて世の中を豊かにするアイデアを、ウイングアーク製品を利用して具現化し、完成したデータ活用作品を競い合うコンテストで、

企業、組織、学生を含む個人などさまざまな参加者を募っています。現在参加者は2018年11月中旬に開催予定の決勝大会を目指し、作品づくりを進めている過程にあります。

ウイングアークはこれらの参加者から寄せられる技術面でのさまざまな問い合わせに一元的に回答し、

情報を参加者全員で共有する場としてWeb上にコミュニティサイトを立ち上げ、円滑な作品づくりをサポートしています。

既存のコミュニティサイトの機能を再利用して構築

しかし、このコミュニティサイトは用意周到に提供されたわけではありません。Datalympic 2018は初めての取り組みであり、さまざまな想定をしていく中で必要とされたのです。ウイングアーク 技術本部 カスタマーサービス統括部で製品品質管理責任者を務める加藤大受氏は、「私のところに依頼がきたのは

Datalympic 2018の告知および募集開始とほぼ同時期のことで、構築スケジュールにまったく余裕はありませんでした」と振り返ります。

そこで加藤氏が目を付けたのが、ServiceNowを基盤にコミュニティサイトを構築するという方法です。「弊社は2018年1月に『Dr.Sumではじめる業務データ分析入門』という書籍を上梓しましたが、これにあわせて読者の皆様からの問い合わせにお答えするコミュニティサイトをServiceNowで構築し、すでにサービスを行っています。このコミュニティサイトで作成したユーザー登録や問い合わせ用掲示板、コン

テンツ配信(ファイルのダウンロード機能)、コラムなどの機能パーツを再利用してアレンジすれば、

Datalympic 2018のコミュニティサイトにも短期間で横展開できると考えました」と話します。さらに、「本来ServiceNowはITサービスマネジメントのソリューションですが、書籍の読者やコンテストの参加者

コミュニティサイトの横展開を迅速・低コストで可能に

組織

ウイングアーク1st株式会社

本社

東京都、日本

業種

ソフトウェアサービス

課題

「The Data Empowerment Company」の企業理念を体現すべく、データを活用したアイデアコンテスト「Datalympic 2018」の開催を決定したウイングアーク。これに伴い、コンテンスト参加者から寄せられる技術面のさまざまな問い合わせに一元的に回答し、参加者全員の情報共有基盤となるコミュニティサイトを迅速に立ち上げる必要がありました。

ソリューション

ServiceNow IT Service Management

成果

• ユーザー登録、掲示板、コンテンツ配信、コラムなど既存のコミュニティサイトの機能をパーツとして再利用

• 社内(カスタマーサービス統括部)から2名、協力SIベンダーから1名の計3名のメンバーでDatalympic 2018のコミュニティサイトを3週間でリリース

といったユーザーも『サービスの受益者である』という考え方に立てば、その基本的な機能はそのまま

コミュニティサイトにも応用できるのです」と強調します。

加えて、ServiceNow選定上の重要ポイントとなったのが運用コストの抑制です。コミュニティサイトを構築する手段として、他にグループウェアを活用するケースもありましたが、不特定多数が利用することは想定

しておらず、ユーザーが増加するに伴ってライセンス費が高騰してしまいます。そうした他の選択肢も検討

しながら、投資対効果も踏まえ、ウイングアークはServiceNowを導入することとなったのです。

コミュニティサイト構築の実作業はわずか5日間

グループウェアなどを利用してコミュニティサイトを構築する場合、まず画面遷移を固めてから各プロセス

の機能を作り込んでいくことになります。これに対してServiceNowでは先述したようなユーザー登録、掲

示板、コンテンツ配信、コラムなど、すでにカスタマイズ済みであるソフトウェア部品を取捨選択して柔軟

に組み合わせ、あとから画面遷移を定義することが可能です。デザイン機能を活用すれば、各画面のレイ

アウトや背景、文字フォントの変更などGUIのカスタマイズも容易に行えるため、画面遷移を固めてからデ

ザインの質を上げていくことも可能です。

「ServiceNowならではのメリットを活かすことで、私を含む3名のメンバーでDatalympic 2018の

コミュニティサイトを3週間でリリースすることができました。さらに言えば、その3週間のなかで最も時間

を要したのは、掲示板に書き込まれた問い合わせ内容をどこまで公開するのか、万が一書き込みが“炎上”し

た場合にどう対処するかといったポリシーの検討です。サイト構築の実作業は、ほぼ5営業日で完了してい

ます」と加藤氏は話します。

こうしてサービスを開始したDatalympic 2018のコミュニティサイトは安定した稼働を続け、データ活用作

品づくりに励む各参加者の活動をサポートしています。

そしてウイングアークは今回の成果を踏まえ、より広範な活動に同様のコミュニティサイトの横展開を図って

いく考えです。「ウイングアークでは現在、さまざまな大学との共同研究を進めており、そこでの情報共有

基盤となるコミュニティサイトを立ち上げたいと考えています。ServiceNowを活用すればメーリングリスト

のような一過性のものではなく情報を体系的に蓄積し、同時にそれらの情報に対するアクセス権をきめ細

かく設定してコントロールすることができます」と加藤氏は語り、社外とのコラボレーションをさらに前進さ

せるべく、次のステップに向けた構想を固めつつあります。

www.servicenow.co.jp/

©2018 ServiceNow, Inc. All right reserved.ServiceNowは、本資料に記載されている情報が本資料の発行日時点において正確であると考えていますが、本資料には技術的に不正確な記述または誤植が含まれている可能性があります。本資料の情報は予告なく変更することがあります。本資料中の情報には定期的に変更が加えられ、当該変更は本資料の新版において反映されます。ServiceNowは、いつでも本資料に記載される製品またはプログラムを変更または改善することがあります。本資料を事前の許可なしに複製することを禁じます。本資料の情報は「現状のままで」提供され、ServiceNowは本資料に記載されている情報に関して、いかなる表明や保証も行わず、特に、商品性や特定目的への適合性に関する黙示的保証を否認します。

ServiceNow及び ServiceNowロゴはServiceNowの登録商標です。その他のブランド及び製品名は、それぞれの保有者の商標または登録商標です。

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ServiceNow及び ServiceNowロゴはServiceNowの登録商標です。その他のブランド及び製品名は、それぞれの保有者の商標または登録商標です。

お客様事例

データを活用した未来を創るコンテスト「Datalympic 2018」を開催

帳票基盤ソリューション「SVF」や文書データ活用ソリューション「SPA」、集計・分析プラットフォーム「Dr.Sum」、BIダッシュボード「MotionBoard」など、データの活用を中心とするITソリューションで知られるウイングアーク1st株式会社(以下、ウイングアーク)。同社では今、「The Data Empowerment Company」という新たな企業理念を掲げ、産業構造や企業組織、さらには働き方の変化に対応したソリューションを提供していこうとしています。背景にあるのは、「データの価値を最大化し、ビジネスにイノ

ベーションを起こすことで世の中を変革させ、新しい未来を作っていく」という考え方です。

そして、この理念を体現するアクションの一環として、同社が実施している施策の1つが、データを活用した未来を創るコンテスト「Datalympic 2018」です。これはデータに価値を与えて世の中を豊かにするアイデアを、ウイングアーク製品を利用して具現化し、完成したデータ活用作品を競い合うコンテストで、

企業、組織、学生を含む個人などさまざまな参加者を募っています。現在参加者は2018年11月中旬に開催予定の決勝大会を目指し、作品づくりを進めている過程にあります。

ウイングアークはこれらの参加者から寄せられる技術面でのさまざまな問い合わせに一元的に回答し、

情報を参加者全員で共有する場としてWeb上にコミュニティサイトを立ち上げ、円滑な作品づくりをサポートしています。

既存のコミュニティサイトの機能を再利用して構築

しかし、このコミュニティサイトは用意周到に提供されたわけではありません。Datalympic 2018は初めての取り組みであり、さまざまな想定をしていく中で必要とされたのです。ウイングアーク 技術本部 カスタマーサービス統括部で製品品質管理責任者を務める加藤大受氏は、「私のところに依頼がきたのは

Datalympic 2018の告知および募集開始とほぼ同時期のことで、構築スケジュールにまったく余裕はありませんでした」と振り返ります。

そこで加藤氏が目を付けたのが、ServiceNowを基盤にコミュニティサイトを構築するという方法です。「弊社は2018年1月に『Dr.Sumではじめる業務データ分析入門』という書籍を上梓しましたが、これにあわせて読者の皆様からの問い合わせにお答えするコミュニティサイトをServiceNowで構築し、すでにサービスを行っています。このコミュニティサイトで作成したユーザー登録や問い合わせ用掲示板、コン

テンツ配信(ファイルのダウンロード機能)、コラムなどの機能パーツを再利用してアレンジすれば、

Datalympic 2018のコミュニティサイトにも短期間で横展開できると考えました」と話します。さらに、「本来ServiceNowはITサービスマネジメントのソリューションですが、書籍の読者やコンテストの参加者

「書籍の読者やコンテストの参加者といったユーザーも『サービスの受益者である』という考え方に立てば、ServiceNowによるITサービスマネジメントの基本機能はそのままコミュニティサイトにも応用できます」

ウイングアーク1st株式会社技術本部カスタマーサービス統括部製品品質管理責任者加藤 大受 氏

といったユーザーも『サービスの受益者である』という考え方に立てば、その基本的な機能はそのまま

コミュニティサイトにも応用できるのです」と強調します。

加えて、ServiceNow選定上の重要ポイントとなったのが運用コストの抑制です。コミュニティサイトを構築する手段として、他にグループウェアを活用するケースもありましたが、不特定多数が利用することは想定

しておらず、ユーザーが増加するに伴ってライセンス費が高騰してしまいます。そうした他の選択肢も検討

しながら、投資対効果も踏まえ、ウイングアークはServiceNowを導入することとなったのです。

コミュニティサイト構築の実作業はわずか5日間

グループウェアなどを利用してコミュニティサイトを構築する場合、まず画面遷移を固めてから各プロセス

の機能を作り込んでいくことになります。これに対してServiceNowでは先述したようなユーザー登録、掲

示板、コンテンツ配信、コラムなど、すでにカスタマイズ済みであるソフトウェア部品を取捨選択して柔軟

に組み合わせ、あとから画面遷移を定義することが可能です。デザイン機能を活用すれば、各画面のレイ

アウトや背景、文字フォントの変更などGUIのカスタマイズも容易に行えるため、画面遷移を固めてからデ

ザインの質を上げていくことも可能です。

「ServiceNowならではのメリットを活かすことで、私を含む3名のメンバーでDatalympic 2018の

コミュニティサイトを3週間でリリースすることができました。さらに言えば、その3週間のなかで最も時間

を要したのは、掲示板に書き込まれた問い合わせ内容をどこまで公開するのか、万が一書き込みが“炎上”し

た場合にどう対処するかといったポリシーの検討です。サイト構築の実作業は、ほぼ5営業日で完了してい

ます」と加藤氏は話します。

こうしてサービスを開始したDatalympic 2018のコミュニティサイトは安定した稼働を続け、データ活用作

品づくりに励む各参加者の活動をサポートしています。

そしてウイングアークは今回の成果を踏まえ、より広範な活動に同様のコミュニティサイトの横展開を図って

いく考えです。「ウイングアークでは現在、さまざまな大学との共同研究を進めており、そこでの情報共有

基盤となるコミュニティサイトを立ち上げたいと考えています。ServiceNowを活用すればメーリングリスト

のような一過性のものではなく情報を体系的に蓄積し、同時にそれらの情報に対するアクセス権をきめ細

かく設定してコントロールすることができます」と加藤氏は語り、社外とのコラボレーションをさらに前進さ

せるべく、次のステップに向けた構想を固めつつあります。

ServiceNowを用いて構築したコミュニティサイトの画面例。2018年7月現在では、掲示板機能が主に活用されているが、今後もさまざまな機能を追加していくという

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