レポートの書き方ワンポイント講座 実験レポートの...

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レポートの書き方 ワンポイント講座

実験レポートの書き方①

ライティングラボ

多田 泰紘

実験レポートの書き方

① 文章の書き方

② 図・表の書き方

実験レポートの書き方

① 文章の書き方

② 図・表の書き方

文章の書き方

目的

考察

手法

結果

目的は考察と対応

目的

考察

手法

結果

「○○である。」

背景

原理・理論

★課題

「○○を明らかにする。」

良い例・悪い例

良い 悪い

目的

アサガオを観察した。

アサガオは日の出前に咲く。

アサガオの開花時間を調査する。

手法・結果

考察

目的

アサガオを観察した。

アサガオは日の出前に咲く。

植物の飼育・観察法を習得する。

手法・結果

考察

なぜこうなった?

良い 悪い

目的

アサガオを観察した。

アサガオは日の出前に咲く。

アサガオの開花時間を調査する。

手法・結果

考察

目的

アサガオを観察した。

アサガオは日の出前に咲く。

植物の飼育・観察法を習得する。

手法・結果

考察

テキストを書き写したのに

何も考えないコピペはNG

良い 悪い

目的

アサガオを観察した。

アサガオは日の出前に咲く。

アサガオの開花時間を調査する。

手法・結果

考察

目的

アサガオを観察した。

アサガオは日の出前に咲く。

植物の飼育・観察法を習得する。

手法・結果

考察

テキストを書き写したのに

学習内容と実験目的は違う

手法は過去の行動をトレース

目的

考察

手法

結果作業内容の変更もその通りに書く

材料・作業手順過去形で書く

☆結果を再現できる

取り扱い説明書ではない

計測器の電源をONにする。

計測器を使って○○の数値を測った。

結果は事実の記述

目的

考察

手法

結果第3者視点の客観性が必要!

手法を実行して起こったこと過去形で書く

☆ありのままを記述

良い例・悪い例

良い 悪い

目的

アサガオは、12日目に枯れた。

枯れた原因は水分不足と考えられる。

アサガオの開花時間を調査する。

手法・結果

考察

結果=事実考察=分析

良い例・悪い例

良い 悪い

目的

アサガオは、12日目に枯れた。

枯れた原因は水分不足と考えられる。

アサガオの開花時間を調査する。

手法・結果

考察

目的

観察は失敗した。

……………………… 。

アサガオの開花時間を調査する。

手法・結果

考察

考察が書けない結果=事実考察=分析

考察は目的と対応

目的

考察

手法

結果

結果の解釈と結論を書く

☆課題に対する答え

良い例・悪い例

良い 悪い

目的

アサガオは12日目に枯れた。

枯れた原因は水不足と考えられる。

アサガオの開花時間を調査する。

手法・結果

考察

完結してない

良い例・悪い例

良い 悪い

目的

アサガオは12日目に枯れた。

枯れた原因は水不足と考えられる。文献の情報から開花時間は…。

アサガオの開花時間を調査する。

手法・結果

考察

目的

アサガオは12日目に枯れた。

枯れた原因は水不足と考えられる。

アサガオの開花時間を調査する。

手法・結果

考察

完結してない完結

実験レポートの書き方

① 文章の書き方

② 図・表の書き方

どちらが図?表?

0

200

400

600

800

1000

1200

A学部 B学部 C学部 D学部

(人)

2017年 2018年 2019年

A学部 810 805 820

B学部 1030 1040 1040

C学部 530 535 515

D学部 770 790 810

どちらが図?表?

0

200

400

600

800

1000

1200

A学部 B学部 C学部 D学部

(人)

2017年 2018年 2019年

A学部 810 805 820

B学部 1030 1040 1040

C学部 530 535 515

D学部 770 790 810

図↓

図1. 2019年度の学生数(人)

表↓

表1. 学部別学生数の推移(人)

図と表の違いは?

0

200

400

600

800

1000

1200

A学部 B学部 C学部 D学部

(人)

2017年 2018年 2019年

A学部 810 805 820

B学部 1030 1040 1040

C学部 530 535 515

D学部 770 790 810

図↓

図1. 2019年度の学生数(人)

表↓

表1. 学部別学生数の推移(人)

図と表の違いは?

0

200

400

600

800

1000

1200

A学部 B学部 C学部 D学部

(人)

2017年 2018年 2019年

A学部 810 805 820

B学部 1030 1040 1040

C学部 530 535 515

D学部 770 790 810

表=数値の一覧

図1. 2019年度の学生数(人) 表1. 学部別学生数の推移(人)

図と表の違いは?

0

200

400

600

800

1000

1200

A学部 B学部 C学部 D学部

(人)

2017年 2018年 2019年

A学部 810 805 820

B学部 1030 1040 1040

C学部 530 535 515

D学部 770 790 810

図=表以外

図1. 2019年度の学生数(人) 表1. 学部別学生数の推移(人)

状況のイメージを伝える

図と表の使い分け

0

200

400

600

800

1000

1200

A学部 B学部 C学部 D学部

(人)

2017年 2018年 2019年

A学部 810 805 820

B学部 1030 1040 1040

C学部 530 535 515

D学部 770 790 810

図↓

図1. 2019年度の学生数(人)

表↓

表1. 学部別学生数の推移(人)

図と表の使い分け

0

200

400

600

800

1000

1200

A学部 B学部 C学部 D学部

(人)

2017年 2018年 2019年

A学部 810 805 820

B学部 1030 1040 1040

C学部 530 535 515

D学部 770 790 810

図↓

図1. 2019年度の学生数(人)

表↓

表1. 学部別学生数の推移(人)

文章 ⇒ 表 ⇒ 図

図と表の使い分け

0

200

400

600

800

1000

1200

A学部 B学部 C学部 D学部

(人)

2017年 2018年 2019年

A学部 810 805 820

B学部 1030 1040 1040

C学部 530 535 515

D学部 770 790 810

図↓

図1. 2019年度の学生数(人)

表↓

表1. 学部別学生数の推移(人)

文章 ⇒ 表 ⇒ 図

図と表の使い分け

0

200

400

600

800

1000

1200

A学部 B学部 C学部 D学部

(人)

2017年 2018年 2019年

A学部 810 805 820

B学部 1030 1040 1040

C学部 530 535 515

D学部 770 790 810

図↓

図1. 2019年度の学生数(人)

表↓

表1. 学部別学生数の推移(人)

文章 ⇒ 表 ⇒ 図

実験レポートの書き方

ありがちな間違い

グラフ用紙の使い方

間違いは?

正しくは…

数字が余白にあるのはNG

マス目の中に収める

ページ番号は余白でOK

-3-

どこが間違でしょうか?

0

200

400

600

800

1000

1200

A学部 B学部 C学部 D学部

(人)

2017年 2018年 2019年

A学部 810 805 820

B学部 1030 1040 1040

C学部 530 535 515

D学部 770 790 810

図1. 2019年度の学生数(人) 表1. 学部別学生数の推移(人)

正しくは…

0

200

400

600

800

1000

1200

A学部 B学部 C学部 D学部

(人)

2017年 2018年 2019年

A学部 810 805 820

B学部 1030 1040 1040

C学部 530 535 515

D学部 770 790 810

図1. 2019年度の学生数(人)

表1. 学部別学生数の推移(人)

図・表と本文の関係

0

200

400

600

800

1000

1200

A学部 B学部 C学部 D学部

(人)

2019年度はB学部の学生数が1040人で最多である。

図1. 2019年度の学生数(人)

図・表と本文の関係

0

200

400

600

800

1000

1200

A学部 B学部 C学部 D学部

(人)

2019年度はB学部の学生数が1040人で最多である。

図1. 2019年度の学生数(人)

出典:北海道大学ウェブサイト

図1. 2019年度の学生数(人)

0

200

400

600

800

1000

1200

A学部 B学部 C学部 D学部

(人)

2019年度はB学部の学生数が1040人で最多である(図1)。

図・表と本文の関係

0

200

400

600

800

1000

1200

A学部 B学部 C学部 D学部

(人)

2019年度はB学部の学生数が1040人で最多である。

図1. 2019年度の学生数(人)

出典:北海道大学ウェブサイト

図1. 2019年度の学生数(人)

0

200

400

600

800

1000

1200

A学部 B学部 C学部 D学部

(人)

2019年度はB学部の学生数が1040人で最多である(図1)。

本文で引用する

レポートの書き方 ワンポイント講座

実験レポートの書き方①

お疲れ様でした

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