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IBM High IOPS モジュラー アダプター [WarpDrive]

導入ガイド(Windows Server 2012版)

ヒント集

<はじめに>

新しい IBM High IOPS モジュラー アダプターは、高性能ソリューションで、direct-attached storage

(DAS)を採用しています。ラインナップとして、300GB、600GB、800GB Multi Level Cell (MLC)アダプターと、

300GB Single Level Cell (SLC)アダプターがあります。高性能デザインにより、低レイテンシーと CPU負荷

軽減を実現し、Webサービング、データウェア ハウジング、データマイニング、オンライン トランザクション

処理等のアプリケーションを加速させます。PCIeホスト・インターフェースは標準的な PCI-Express フォー

ムファクターで柔軟でありながら、統合管理が容易です。これらのアダプターは読み取り/書き込みにかかわ

らずアプリケーションの性能を向上するよう設定されています。

IBM High IOPS モジュラー アダプターはソリッド・ステート・テクノロジーを含む最新のエンタープライズレベ

ルの先進的な技術を実装し、高性能、高耐久性、高信頼性を実現します。 また、メンテナンスを容易にする

モジュラー保守設計となっています。

また、アダプターの稼働部品が少なく、基本構成要素としての NAND型フラッシュ メモリーは、振動、騒音、

機械的な障害とは無縁です。又、ECCや N+1冗長によるエラー訂正やデータ冗長化が図られ高い信頼性

を発揮します。

ハイパフォーマンスのコンピューティングを可能にするか、あるいはストレージ フットプリントを減らすかにか

かわらず、 IBMはコンピュータ要求事項を満たすために 当 High IOPSアダプターを提供します。これらの

アダプターは多種多様な System x サーバーと互換性があります。当製品は限定保証ながら、IBM保証の

もとでカバーされています。

標準的な PCI-Express デザイン

高い信頼性

高容量のMLC NAND テクノロジー および SLC NAND テクノロジー設計

低ホスト負荷

安定した CPU とメモリー オーバーヘッド

ロースペース、低電力、冷却、管理費用の削減

HDD ソリューション

堅牢で容易な管理

RoHS指令準拠

300GB/600GB/800GB モジュラー アダプター

ハーフサイズ、 Low Profile

PCI-Express 2.0 x8標準的な

Windows Server 、Red Hat Enterprise Linux、SUSE Linux等の主要な 64bitOS をサポートしています。

(32bit OSはサポートしていません)

サポートされるシステムについては、システムガイドおよび ServerProvenにて確認してください。

システムガイド

http://www.ibm.com/systems/jp/x/system/guide.shtml

ServerProven

http://www.ibm.com/servers/eserver/serverproven/compat/us/

<本ガイドで使用した構成>

本書では、以下の構成を用いて検証しています。

IBM System x3650 M4 - Windows Server 2012 Datacenter

300GB High IOPS SLC モジュラー アダプター (90Y4373)

<導入手順>

以下の手順では、OS(Windows Server 2012)の導入は完了しているものとします。

1.アダプターの取り付け

取り付ける前にシステムを停止させ、電源コードを取り外しておきます。

アダプターを取り付ける際には、各種インストール・ガイドをご確認ください。

x3650M4 ライザー カードの水色のプラスチック ガイドには固定できません。

ガイドの位置をずらして装着して下さい。

2.システムの起動

電源コードを取り付け、システムを起動します。

3.デバイス・ドライバーの導入

1) 最新のデバイス・ドライバーは IBM Webサイトよりダウンロードします。

製品に付属の USB メディアには、ドキュメント類が含まれますが、ドライバーおよび管理ツールは含まれて

いません。公開されている最新のバージョンをご利用下さい。

High IOPS Modular Sub-Matrix

https://www.ibm.com/support/entry/myportal/docdisplay?lndocid=MIGR-5092803

Fix Central

http://www.ibm.com/support/fixcentral/

当ガイドでは、Windows Server 2012 を使用するため、ibm_dd_mptsss_2.10.60_windows_x86-64.exe

をダウンロードし、

任意のフォルダーにコピーしております。

2)ダウンロードした exe ファイルを実行します。「実行」を押して下さい。

「Next」を押して下さい。

「Update」を押して下さい。

アップデートが終了しました。

3)ドライバーのバージョンを確認します

「コンピュータの管理」→「システムツール」→「デバイスマネージャー」

デバイスマネージャーを開き、「LSI WarpDrive Solid State Storage」を右クリックし

プロパティーをクリックして下さい。

「Driver」タブをクリックするとドライバーのバージョンが表示されます。

4) デバイスの確認。

「コンピュータの管理」→「システムツール」→「デバイスマネージャー」

デバイスマネージャーに以下のデバイスが表示されます。

「コンピュータの管理」→「記憶域」→「ディスクの管理」

4.ファームウェアのアップデート

1) 最新のファームウェアは IBM Webサイトよりダウンロードします。

製品に付属の USB メディアには、ドキュメント類が含まれますが、ドライバーおよび管理ツールは含まれて

いません。公開されている最新のバージョンをご利用下さい。

High IOPS Modular Sub-Matrix

https://www.ibm.com/support/entry/myportal/docdisplay?lndocid=MIGR-5092803

Fix Central

http://www.ibm.com/support/fixcentral/

当ガイドでは、ibm_fw_mptsss_hiop-7.30.05.00_windows_x86-64.exe をダウンロードし、

任意のフォルダーにコピーしております。

2)ダウンロードした exe ファイルを実行します。「実行」を押して下さい。

「Next」を押して下さい。

「Update」を押して下さい。

アップデートが終了しました。

3) ファームウェア バージョンの確認

当ガイド 「6. 管理ユーティリティの利用 」の「コマンドの実行」をご参照下さい。

5. LED表示

IBM High IOPS モジュラー アダプター本体には、3つの LEDが付属しており、動作状況を確認することが

できます。

左から Life、Status、Activity

LED名 LED表示色 LED 内容

動作 緑 点灯/点滅 - データアクティビティーの表示

寿命

プログラミングおよびフラッシュメモリを消去するために、残

りの十分な寿命を持っています。

プログラミングおよびフラッシュメモリを消去するために、残

りの

寿命が 10パーセント以下になりました。 交換を計画して下さい。

寿命を超えました。

プログラミングおよびフラッシュメモリを消去する事ができま

せん

(注意: 読み込みは可能ですが、書き込みはできません。)

バックアップを取得し、すぐに新しいカードに交換して下さい。

状態

点灯 - 正常。

点滅 - カードのローケート表示

点灯 - 警告.

・温度警告:

この状態が続く場合は、カードが破損する場合があります。

カードの損傷を防ぐために、更なるカードの冷却を考慮する、又はシス

テムをシャットダウンして下さい。

・その他のコンポーネントの問題:

問題箇所を特定するために(ddcli ユーティリティー)リストコマンド、ヘル

スコマンドを実行して下さい。

赤:点滅 - ファームウェアー エラー

・問題箇所を特定するために(ddcli ユーティリティー)リストコマンド、ヘ

ルスコマンドを実行して下さい。

何も情報が表示されない·場合には、システムを再起動し、再試行してく

ださい。

それでも何も情報が表示されない場合は、IBM技術員に連絡してくださ

い。

赤:点灯 - 障害

*次のいずれかの状態の可能性があります。

・1つ又はそれ以上の SSDに障害が発生しています。

・少なくとも1本の SSDは、動作温度を超えています。

・RAIDボリューム障害。

・RAIDボリュームが構成されていません。

・バックアップ電源復旧が失敗しました。

・その他のコンポーネントの障害:問題箇所を特定するために(ddcli ユ

ーティリティー)リストコマンド、ヘルスコマンドを実行して下さい。

6. 管理ユーティリティの利用

IBM High IOPS モジュラー アダプターの管理ユーティリティは ddcli になります。

ddcli はコマンドライン・インターフェース・モード、もしくはテキストメニュー・インターフェース・モードで動作し

ます。

1)最新の管理ユーティリティは IBM Webサイトよりダウンロードします。

製品に付属のUSBメディアには、ドキュメント類が含まれますが、ドライバーおよび管理ツールは含まれてい

ません。公開されている最新のバージョンをご利用下さい。

High IOPS Modular Sub-Matrix

https://www.ibm.com/support/entry/myportal/docdisplay?lndocid=MIGR-5092803

Fix Central

http://www.ibm.com/support/fixcentral/

Documentation - High IOPS モジュラー アダプター( Command Line Interface Guide、Usrs Guide、Quick

Installation Guide

http://www.ibm.com/support/entry/myportal/docdisplay?lndocid=MIGR-5092804

当ガイドでは、ibm_utl_mpt2sas_ddcli-109.000.00.00_windows_x86-64.zip をダウンロードし使用しまし

た。

2) ダウンロードした zip ファイルを展開します。

解凍すると「ddcli_win_x86_rel」フォルダー配下に ddcli.exe が生成されますので

生成された ddcli.exe を任意のフォルダーに置きます。

ddcli.exe を置いたフォルダーに移動して下さい。

3)コマンドの実行

■WindowsShell より

.¥ddcli

搭載されている IBM High IOPS Moduler Adapter の一覧、及び各アダプターのファームウェアーレベルが

表示されます。ここの例では 1枚のみ搭載されております。画面左側の「ID」の列が、アダプター番号です。

アダプターの(ID)番号(ここでは1)を入力して Enterキーを押すとメニューが表示されます。

1~7のいずれかの番号を入力して Enterキーを押し各機能を実行します。0(ゼロ)で終了します。

*実行例:テキストメニューモードでの IBM High IOPS モジュラー アダプターのフォーマットの実行

(注:選択された IBM High IOPS Modular Adapter内すべてのデータが消去されます。)

・メニューより「5」を入力し、「Enter」を押す。

・「Perfome Over-provisioning?(Yes/No)」が表示されます。「yes」と入力して「Enter」を押す。。

・「2」を入力して「Enter」を押す。

・「WARNING:~」が表示されます。「yes」と入力して「Enter」を押す。

■コマンドライン・インターフェース・モード

.\ddcli –help

利用可能なコマンド・オプションの一覧が表示されます。

*実行例:寿命の確認

.\ddcli –c 1 -health

コマンド・オプションの詳細な使用方法などについては、製品に付属の USBに格納されているドキュメントも

しくは、下記サイトからダウンロードしたドキュメントを参照して下さい。

Documentation - High IOPS Modular Adapter(Command Line Interface Guide、Usrs Guide、Quick

Installation Guide)

http://www.ibm.com/support/entry/myportal/docdisplay?lndocid=MIGR-5092804

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