jpdu summer seminar 2014 ~私のラボでやること~

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JPDU SUMMER SEMINAR 2014 ~私のラボでやること~. 文責: 新倉 恒和 東京 大学公共政策大学院 2 年. ラボ 内容. 9 月 5 日 レクチャー x3 コンテクスト・ SQ&AP ・フィロ 9 月 6 日 レクチャー x2 ・ラウンド x1 OR レクチャー x3 BP( クロージング ) ・ジャッジの仕方・ ( 予備 Q&A) 9 月 7 日 ラウンド x 1・エレクティブ x3. ラボの進め方. 説明 & 実践の繰り返し 考え方解説 実際 のモーションでやってみる 発言重視 聞くは 一時の 恥 、聞かぬは一生の恥 - PowerPoint PPT Presentation

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JPDU SUMMER SEMINAR 2014~私のラボでやること~

文責:新倉恒和東京大学公共政策大学院 2年

ラボ内容• 9月 5日–レクチャー x3–コンテクスト・ SQ&AP ・フィロ

• 9月 6日–レクチャー x2 ・ラウンド x1  ORレクチャー

x3– BP(クロージング ) ・ジャッジの仕方・ (予備

Q&A)• 9月 7日–ラウンド x1・エレクティブ x3

ラボの進め方• 説明 &実践の繰り返し–考え方解説–実際のモーションでやってみる

• 発言重視–聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥–分からないのはしょうがない–教える側は「何が分からないか」が分からない

• 積極的な発言・参加を期待してます!

ディベートとは…?• ある論題に対して肯定・否定に分かれその是非を討議し、勝敗をつける知的競技

• 特定の争点に対する二つの異なる価値観の鬩ぎ合い

いずれにせよ…• 優劣をつける

ディベートの勝利=ジャッジを説得する

ジャッジを説得するには… ?

• とにかく分かりやすく!• 「ディベート」を理解しておくこと!–アーギュメントの内容–スピーチがディベート全体のどこに位置するのか

–チームとしてどこで勝つのか– POIにどう返すのか

You do not really understand something unless you can explain it to your grandmother.

-Albert Einstein

コンテクスト・スピリット・ケースセット・証明責任

~開始前から有利になる為にするべきこと~

モーションが発表されたら…

THBT developing countries should nationalise their

natural resources

THBT developing countries should nationalise their natural resources

何…?

国有化?(´ ・ ω ・ `)

どこ…?

コンテクスト  I

• モーションの背景–場所・アクター・…• どの様な所で、何をしようとしているのか

–モーションを具体的に肉付けする• そこでは何が起きているのか?

• ディベートのイメージをジャッジに植え付ける– E.g.)accountability v. speed, equality v. fairness

• 背景部分は definitionに採用する

コンテクスト  II

ディベートには「正解」は存在しない!!BUT…

「より正しい解」は存在する!!• E.g.) THW make people reveal their identity on the

internet–より正しい:「民主主義国家が実施。発言に対する責任を持たせよう!」

–より正しくない:「中国政府が実施。新疆ウイグル自治区の反乱分子を特定して処罰しよう!」

スピリット  I

• Spirit of Motionの略

• モーションを作った人が「こういうディベートをしてほしい」と思っているディベートの枠組み

• Average Reasonable Person(常識人 )が考えて到達するであろうモーションの解釈

スピリット  II

• より正しいSpirit of Motionに近づくには…• 時事をある程度理解しておく– 一件抽象的なモーションでも、具体的事例が背景になっていることが多い

– E.g.) THBT corporations should never abandon support for discontinued products that are deeply integrated in a nation's economy

(ICU Tournament 2014)

• 常識的に考える– 当たり前だけど意外と出来ない– 常に「これで意味通るか?」と問いかけること

スピリット  III

• スピリットを考えるのは何故大事なのか– ケースセットがしやすい

– アーギュメントが立てやすい

– アーギュメントの説得力が増す

勝ちやすい!!

コンテクスト・スピリット 練習

THW legalise child labour

THW introduce a tax on junk food

THBT national sporting teams should reflect the diversity of the national population

ケースセット  I

• ケースセットとは…

• コンテクストで作った世界でモーションを実施する方法

• コンテクスト≒ Where, Who, What

• ケースセット≒ How, (When)

ケースセット  II

• より正しいケースセットに近づくには…

• 世の中に精通しておく–類似事例に基づいていると受け入れやすい– E.g.)THW legalise marijuana

⇒タバコと同じ

• POIで聞かれそうな事態を想定し、備える

ケースセット 練習

THW legalise child labour

THW introduce a tax on junk food

THBT national sporting teams should reflect the diversity of the national population

ケースセット 練習 II

THW grant legal status to undocumented migrants who have been employed in the host

country for a fixed period of time

THBT the LGBT movement should oppose gay bars that ban entrance to straight customers

SQ ・ AP ・アナリシス・インパクト~アーギュメントを立てる際の注意~

ディベートの大まかな流れGovの場合• SQに大きな問題がある

• そこでモーションを導入する

• 問題が解決する

• 皆が幸せになる

• だからモーションを採ろう!!

Oppの場合• SQに何も問題がない

• だがモーションを導入する

• 事態が悪化する

• 皆が不幸になる

• だからモーションはやめよう!

スタンス• モーションに臨む姿勢

• どの様な立場でモーションを肯定・否定するか

スタンスの種類  (主流のみ )

Gov• SQ悪い⇒モーション導入

– 殆どのモーションはこれ

• SQ普通⇒放置しておくと悪くなる⇒なのでモーション– E.g.)THW raise consumption

tax– E.g.)THBT China should hold

multiparty elections

Opp• SQそもそも悪くない⇒モーションを導入する必要ない

• SQは悪いことは認める⇒しかし別の方法で対処出来る⇒しかもモーションを導入すると弊害が…

Burden of Proof

Govの Burden of Proof• Problemの存在• Benefitの存在• モーションで Problemを解決しなければならない理由

Oppの Burden of Proof• Harmの存在• Problemに対するスタンス– Problemの否定– Alternativeの提示

両サイドがそれぞれ負けない為に証明しなければならない最低限

やっても勝ちは保障されない、けどやらないと確実に負ける

常に意識してアーギュメントを作る

Status Quo  I

• 現状分析• コンテクストで作った世界の説明• コンテクストのおさらい– Where, Who, What

• Status Quoでは– Where, Who, Whatを深める– Whyを追求する• 何故この人たちは、ここで、こういうことをしているのか

Status Quo  II

• THBT national sporting teams should reflect the diversity of the national population–コンテクスト:多様な人種が共生している国家–人種と人種の間で racial tensionが想定される

• SQ–⇒何故 racial tensionが存在するのか?–⇒どの様な人が racial tensionを作っているのか?

Status Quo  II

イラク戦争後のイラクはどっち?

Status Quo  III答:両方

Status Quo  IV

• 現実は思ったよりだいぶ複雑– (´ ・ ω ・ `)

• 逆に言えば解釈&分析によって自分に有利な土台を築くことが可能

• どう分析すれば勝てるか、モーションにリンクするかを常に考えて現状を作る– Burden of Proofに戻るようにしよう!

Status Quo 練習

THW legalise child labour

THW introduce a tax on junk food

THBT national sporting teams should reflect the diversity of the national population

Status Quo 練習 II

THW grant legal status to undocumented migrants who have been employed in the host country for a fixed period of

time

THBT the LGBT movement should oppose gay bars that ban entrance to straight

customers

After Plan  I

• モーションを採用した後の世界• 採られた結果、 SQに変化がある– E.g.)ジャンクフードに課税したら、皆が買わなくなって生活習慣病になる人が減った!

– E.g.)死刑制度を廃止したら抑止力の低下で犯罪が増えた!

• 注)必ずモーション由来の変化を描くこと!– E.g.)死刑制度を廃止したら、誤審が減った!

・・・ (´ ・ ω ・ `)?

After Plan  II

• 変化は Benefit/Harmにならなければならない

• モーションは SQで分析した個所のどこかに影響を与える–与えない場合は SQを作り直す

• 影響の内容を分析する– E.g.)風が吹く⇒砂埃が起こる⇒砂が目に入る⇒失明⇒琵琶法師が増える⇒琵琶の需要↑⇒猫が殺されまくる⇒鼠が増える⇒鼠が桶の紐を切る⇒桶屋が儲かる

After Plan 練習

THW legalise child labour

THW introduce a tax on junk food

THBT national sporting teams should reflect the diversity of the national population

After Plan 練習 II

THW grant legal status to undocumented migrants who have been employed in the host country for a fixed period of

time

THBT the LGBT movement should oppose gay bars that ban entrance to straight

customers

AREA  I

• SQや APを説明する際、分かりやすく説明する為のガイドライン

• この順に説明すると、すんなり頭に入ってくる

• 実は日常でも使われてたりする

Assertion Reasoning Example Assertion

Assertion Reasoning

Example Assertion

AREA  II

• AREAは分かりやすい• 但し、内容による–そもそもだめなアーギュメントは何してもだめ

–ちゃんとアーギュメントの流れを考えた上でAREA

• AREAはあくまでツール–必ず使わなければいけないという訳ではない–むしろ使わない方が良い場合もある

おさらい• コンテクスト・ケースセット・ SQ/APを作る– (制限時間 10分)

THW introduce a female quota in parliament

Principle Arguments~皆で正義の話をしよう~

Principle Arguments  I

• 所謂「フィロ」– Philosophical argumentの略–海外でフィロと言っても通じません

• Benefit/Harm/Problemを Benefit/Harm/Problemたらしめるもの–世の中を見る「価値観」–価値観がなかったらただの事実に過ぎない!– E.g.)戦争で子供が犠牲になった

正当性とは…?

何故「間違ってる」と感じるのか…?

• 理想像を抱いているから– E.g.)政治家は○○であるべき! 子供は救われるべき!

• 現実がその理想からかけ離れているから– E.g.)政治家はこうであるべきなのに○瀬は…

Principle Arguments  II

• Principle Argumentsの作り方• ディベートの「テーマ」を理解する– E.g.)THW allow plea bargaining⇒法・罪・罰

• テーマに関する理想・原則を探す– E.g.)法とは… 罰とは…

• Govの場合: SQがどの様な点で理想と離れているか分析する

• Oppの場合:モーションがどの様な点で理想と離れているか分析する

Principle Arguments 練習

THW ban hate speech

THW abolish the jury system

THW allow plea bargaining

Principle Arguments  III

• 実際にやってみると…

• 絶対悪・絶対善は存在しない– E.g.)個人の自由は無制限ではない–存在したらそもそもディベートにならない–ある程度どちらも正しい

順位付け・線引きが大事

Principle Arguments  IV

• 線の引き方 (≒優先順位の付け方 )• 対立している理想を探す– E.g.)Individual freedom v. society– E.g.)Freedom to believe v. Freedom from belief

• モーションのコンテクストに照らし合わせ、コンテクストに限ればこちらが優先されると言う– E.g.)他人を傷つけない限り、個人の自由を優先しても良い (所謂 harm principle)

Principle Arguments  V

• 重要性を考える• 優先順位を付けるとき重要性は大事

• 必ず「何故その理想は重要なのか」を話す– E.g.)何故「法の下の平等」は重要なの?– E.g.)何故「個人の選択の自由」は重要なの?

• これは上級生もよく忘れる–これが出来れば上位ブレイクも狙える

Principle Arguments 練習 II

THBT doctors should tell the truth to their patients

THW legalise active euthanasia

THW let go of dying languages

一日目総括• 今までやった練習モーションの中から好きなのを一つ選択 (多数決 )

• PMをこちらで指名• PMスピーチ (4分 OR7分 )• LOをこちらで指名• LOスピーチ (4分 OR7分 )

• 続き OR新しいモーションでもう一度

BPをやってみよう!

BPとは…?North American/Asian/Austral British Parliamentary

GOV OPP

OPENING GOV

CLOSING GOV

OPENING OPP

CLOSING OPP

British Parliamentary styleのイメージ

CLOSING OPP

British Parliamentary styleのイメージ

• 自民党は…– 与党第一党のポジションを維持したい

• 公明党は…– 与党として自民党と協力する

– BUT:出来れば次の選挙で議席を伸ばしたい

– 自民党と賛成しながらも差別化を計る

• 民主党は…– 野党第一党として自民党に反対する

– あわよくば再び政権交代を狙っている

• 日本維新の会は…– 与党に反対するという意味で民主党と同じ

– BUT:出来れば次の選挙で議席を (ry

British Parliamentary styleのイメージ

• 肯定・否定の立場は同じ

• BUT:肯定・否定の理由が違う

• クロージング:差別化を計って 1位を狙う

• オープニング:差別化されても優位に立てる強いアーギュメントを用意しておく

Opening のやり方• NAと同じ–そもそも重要な議論は最初に出ているはず–最初に出てなかったら NAでも負ける

Closingのやり方  I

• Extensionを出す–クロージングが出す新しいマターの総称

• Extensionの種類 (一例 )–新しいアーギュメント–新しいインパクト–新しい Principle– OG ・ OOを補完するより深い分析・アーギュメント

Extensions  I

• 新しいアーギュメントを作るには– Openingの話を理解する– Openingが「何を言ったか」– Openingが「どこまで言えたか」– Openingでの反駁はどの程度有効だったか

• Openingが言ってないことの中から、重要なものをピックアップして、アーギュメントを作る–むしろ重要に見せることの方が大事

Extensions  II• アクターを増やす– Stakeholderは他にどの様な人がいるか–考えれば意外と沢山出てくる– THBT doctors should tell the truth to their patients

• 医者・患者・親族・…• 患者に成り得る人たち⇒真実を知るのが怖くて医者にかからないかも?

• そのアクターのフィロを探す–新しく登場させた人にとっての理想の世界とは?

– E.g.)誰でも気楽に医療を受けられる世界が最も望ましい

Extensions  III

• 分析を深める–特に OGが言いそびれたことがある時有効– Opening次第なのでこれ以上言えない (´ ・ ω ・ `)– Openingを理解することがとにかく大事

• Openingを補強してるだけじゃないの?–重要な分析であれば、 Closingの働きによって

Gov全体が有利になったと評価される

Whip Speaker  I

• Whipとは…– Closingの最後のスピーカー (=ディベート最後のスピーカー )

• 新しいアーギュメントは基本的に出ない–稀に GWが出すことも (推奨はされていない )

Whip Speaker  II

• アーギュメントが出ない中で何をするのか

• ディベートの総括–何が争点となったか (所謂 Clash)–一番重要な Issueは何か–それを出したのは Closing!と押すことも忘れずに

• メタディベートの力が要求される–ディベートについてディベートする

Whip Speaker  III

• クラッシュの見つけ方• フィロの場合– 異なる理想の優先順位が違っている場合が多い– E.g.)Freedom to believe v. Freedom from belief– 線を引く場所が異なっている場合も

• プラクティカルの場合– アクターの行動が異なる場合が多い– E.g.)THW introduce a facial quota in parliament– マイノリティを見たマジョリティの反応に対する違い

Whip Speaker  IV

• クラッシュを見つけたら…

• 分析・インパクトの大きさ等を使って比べる

• その上で何故自分たちが有利に立っているか説明する

• 理想:Whip speechがそのまま RFDになる– Whip speechが Biased adjudicationと呼ばれる所以

Closing House 練習

THW forbid religions from proselytising in

developing countries

Closing House 練習 II

THBT the increasing participation of women in violent sports is good for

women

はじめて の ジャッジ~イラジャと呼ばれない為には~

ジャッジの役割• ディベーターのスピーチをちゃんと聞くこと

• ディベートの勝敗を出すこと

• 勝敗の理由をディベーターに分かりやすく説明すること–どんなディベートでも 5分以内で説明する

ジャッジに求められる力• ディベーター当人よりもディベートを理解する–岡目八目

• ディベートの主な争点を見つける–昨日のWhipの項目参照

• きちんと公平に各スピーチを評価する

Average Reasonable Personとは…?

• 定義:不明 (´ ・ ω ・ `)–一般常識&世界情勢をある程度理解できる知識を兼ね備えている人

–どの位の「知識」が要求されているかは永遠の謎

• 大事なこと:ディベーターが言ったことを鵜呑みにしないこと–嘘・説得力に欠ける場合はそれを考慮すること

上手いジャッジになるには…• 練習あるのみ–ディベートと同じ

• ディベーターに理由を説明できるようになる– Govの分析の方が深いと思った⇒何故–説得力に欠けていると思った⇒何故–あまり考慮できなかった⇒何故

ジャッジの練習• ジャッジをやりたくないと言った 4人⇒ディベーター

• 残り⇒ジャッジ

• 普通の NA

モーション

THW ban political lobbying

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