合同会社delta 代表 岡田 友輔 okada@deltagraphs.co...mlb球団は...
Post on 15-Sep-2020
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Bill James(ビル・ジェイムズ) 1977年 Baseball Abstractを発表 野球の構造をデータから迫っていく研究を 『SABRmetrics』と命名し体系化 現在はボストンレッドソックスのシニア・アドバイザー 2003年に就任してから11年で3度ワールドチャンピオン
チームが勝つために必要なこと ●野球に勝つことの構造的な理解
前提 勝敗は得点と失点の関係により成立 発見 得点/失点と勝率には強い相関がある チーム勝率=得点のn乗/(得点のn乗+失点のn乗)
統計手法の導入
◎チームが勝利を得るためには得失点を大きくするのが基本 ⇒得点・失点に関係が強い指標で選手を評価する
Break Through
☆目的 チームの勝利 ◎アプローチ 野球に勝つための仕組みを考察
B.ジェイムズ
得点の構造
B.ジェイムズ
出塁 進塁
得点
機会数
「出塁」と「進塁させる力」 この二つの要素が得点を挙げる原動力 得点モデル指標は幾度も改良されるが、 ビル・ジェイムズのコンセプト(出塁と進塁)は 継承され続け、得点の構造を説明する 最も一般的な考え方となっている。
得点が生み出されるモデル(Runs Created)
24.9%
26.0%
20.4%
22.3%
18.2%
2.2%
2.0%
2.3%
2.8%
3.4%
33.5%
31.7%
30.8%
43.3%
35.6%
18.2%
14.9%
21.4%
22.4%
26.1%
12.3%
16.6%
14.3%
4.3%
5.3%
4.8%
3.9%
7.6%
3.9%
8.5%
3.7%
2.8%
2.3%
0.7%
1.9%
0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%
2015 田中
2014 田中
MLB 平均
2013 田中
NPB 平均
三振% 内野F% ゴロ% 外野F% ライナー% 四球% 死球% HR%
リスク増減
■選手の能力評価 控えに比べてどれだけ失点を防ぐ
WAR(Wins Above Replacement) 田中投手の奪三振・与四死球・被本塁打・打球管理面から 失点を抑えた働きを評価。 控え(Replacement Level)に比べ2年で4.2勝チームに貢献
※7/10現在
18
控え選手に比べた勝利貢献(Wins Above Replacement) 現在は1WARあたり$5,500,000~ 2014~5年は4.2WAR×5.5M=23.1M
1年毎に4~5WARの貢献を見込んで $155,000,000~(Opt-out付)の契約を結ぶ
■選手の価値 改善した得失点から勝利への貢献を算出し、MLB1勝当たりのコストを掛け合わせる
■選手の能力評価 控えに比べてどれだけ失点を防ぐ
33.2%
26.1%
22.3%
18.2%
3.1%
2.5%
2.8%
3.4%
36.4%
37.6%
43.3%
35.6%
15.9%
22.5%
22.4%
26.1%
2.8%
4.5%
4.3%
5.3%
8.0%
5.5%
3.9%
8.5%
0.3%
0.9%
0.7%
1.9%
0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%
2015 大谷
2014 大谷
2013 田中
NPB 平均
三振% 内野F% ゴロ% 外野F% ライナー% 四球% 死球% HR%
リスク増減
勝利への貢献(WAR)による選手評価~2012年のMVP論争~
20 40 80 60 100
打撃 53.7
打撃 50.1 走塁 14.1
走塁 -7.3
守備 13.3
守備 -9.7
控え選手比較 18.9
控え選手比較 20.6
データ分析を現場に落とし込み運用できる人材の重要性(Pirates)
市場規模小/既存の戦略・戦術で競争力UPは困難→分析活用
監督(GM)が選手コーチと分析者の関係をサポート
守備の優れた選手の獲得や守備シフトの導入で失点抑止に成功
20年にも及ぶ低迷期から脱出 強豪チームに変化
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