令和元年の犯罪情勢 - 警察庁webサイト › news › release › 2020 ›...

Post on 03-Jul-2020

0 Views

Category:

Documents

0 Downloads

Preview:

Click to see full reader

TRANSCRIPT

令和元年の犯罪情勢

長 官 官 房

- 1 -

令和元年の犯罪情勢

1 情勢

【刑法犯認知件数】

我が国の犯罪情勢を測る指標のうち、刑法犯認知件数の総数については、令和元年は

748,623件となり、前年に引き続き戦後最少を更新した。(刑法犯検挙件数の総数は294,

254件となり、引き続き減少しているものの、検挙率については39.3%と1.4ポイント上

昇した。)

認知件数減少の内訳を見ると、官民一体となった総合的な犯罪対策の推進や防犯機器

の普及、その他の様々な社会情勢の変化を背景に、総数に占める割合の大きい街頭犯罪

及び侵入犯罪については、平成15年以降一貫して減少している。(刑法犯認知件数が戦

後最多となった平成14年からの減少率は82.8%となっている。)また、罪種で見ると、

総数に占める割合の大きい窃盗犯及び器物損壊等については、平成15年以降一貫して減

少している。(平成14年からの減少率は76.5%となっている。)

【特殊詐欺】

刑法犯認知件数の総数が減少する一方で、特殊詐欺については、高い発信力を有する

著名な方々と連携した広報啓発の展開をはじめとする諸対策の推進により、前年比では

減少したものの、依然として高い水準にある。また、平成30年以降、キャッシュカード

詐欺盗が増加するなど、その犯行手口の多様化・巧妙化もみられ、さらに、令和元年に

は、高齢者から電話で資産状況を聞き出した上で犯行に及ぶ手口の強盗被害が発生する

など厳しい状況が続いている。

参考1 令和元年9月に警察庁が実施したアンケート調査(全国の15歳以上の男女1万人

を対象に、年代別・性別・都道府県別の回答者数の割合が平成27年国勢調査の結果に

準じたものとなるようインターネットを通じて実施したもの。)によれば、過去1年間

に特殊詐欺の被害に遭うおそれのある経験をしたと回答した人の割合は10.5%

(1,054人)であり、過去1年間に特殊詐欺の被害に遭ったと回答した人の割合は0.5%

(45人)であった。

【サイバー空間における脅威】

刑法犯認知件数以外の指標について見ると、サイバー犯罪の検挙件数が高い水準で推

移するとともに、警察庁が検知したサイバー空間における探索行為等とみられるアクセ

スの件数が増加傾向にある。また、インターネットバンキングに係る不正送金事犯につ

いては、平成28年以降、金融機関のセキュリティ対策の強化等により発生件数・被害額

ともに減少傾向が続いていたが、令和元年9月から急増しており、その被害の多くは金

融機関を装ったフィッシングによるものとみられている。このほか、SNSに起因する事犯

の被害児童数が増加するなど、サイバー空間を通じて他人と知り合うことなどを契機と

して犯罪被害に遭う事例もみられる。

これらの指標をもって事案の発生状況を正確に把握することは難しいものの、近年、

国内外で様々なサイバー攻撃が発生していることも踏まえると、サイバー空間における

脅威は深刻な情勢が続いている。

参考2 上記アンケート調査において、過去1年間にサイバー犯罪の被害に遭うおそれの

ある経験をしたと回答した人の割合は28.9%(2,888人)であり、過去1年間にサイバ

ー犯罪の被害に遭ったと回答した人の割合は13.7%(1,373人)であった。

- 2 -

【ストーカー、DV、児童虐待】

ストーカー事案については、前年比では減少したものの、引き続き相談等件数及び検

挙件数が高い水準で推移している。また、DV及び児童虐待については、DVの相談等

件数及び児童虐待の通告児童数が増加傾向にあり、その検挙件数もそれぞれ増加傾向に

ある。

これらの指標をもって事案の発生状況を正確に把握することは難しいものの、ストー

カー事案、DV及び児童虐待の情勢について引き続き留意すべきものといえる。

参考3 上記アンケート調査において、過去1年間につきまといやストーカーの被害に遭

ったと回答した人の割合は2.2%(218人)、DVの被害に遭ったと回答した人の割合は

1.1%(109人)であった。

【総括】

以上のとおり、様々な社会情勢を背景として、近年の犯罪情勢は、総数に占める割合

の大きい罪種・手口を中心に刑法犯認知件数の総数が継続的に減少しているものの、必

ずしも当該指標では捉えられない情勢もあり、依然として予断を許さない状況にある。

参考4 上記アンケート調査において、サイバー犯罪による被害をはじめとして犯罪被害

に遭う不安感を抱いている人の割合は依然として大きく(例えば、サイバー犯罪の被

害に遭う危険性について「不安を感じる」又は「ある程度不安を感じる」と回答した

人の割合は74.0%(7,400人)に上っている。)、また、最近の治安の状況について、「よ

くなっていない」又は「あまりよくなっていない」と回答した人の割合は61.4%

(6,138人)であり、「よくなっている」又は「ある程度よくなっている」と回答した

人の割合の28.9%(2,887人)よりも大きい。

2 今後の取組

近年増加傾向にある特殊詐欺やサイバー犯罪のように、被害者と対面することなく犯

行に及ぶ匿名性の高い非対面型犯罪については、対策に応じて絶えず犯行手口が変化す

るものも多く、さらに、科学技術の進展により痕跡が残りにくい形での大量反復的な犯

行が可能となり、被害が拡大する危険性も高くなっている。

また、ストーカーやDV、児童虐待のように家族等私的な関係の中で発生することが

多い犯罪に対しては、その性質上犯行が潜在化しやすい傾向にあることを踏まえて対策

に当たる必要がある。

警察としては、このような犯罪傾向や社会情勢も踏まえ、発生した事案に対して的確

な捜査を推進することはもとより、被害の発生や犯行手口等に関する情報を関係機関、

事業者等と共有し、緊密な連携を図るとともに、犯罪ツール対策等に取り組んでいくほ

か、被害が潜在している可能性があることも念頭に置きつつ、国民に対する迅速な注意

喚起をはじめとする効果的な広報啓発、早期の相談対応等によって、犯罪に至る前段階

での被害の防止を図るなど、きめ細かな対策を進めていく必要がある。

また、変化を続ける現代社会において今後とも効果的かつ効率的な犯罪対策を講ずる

ため、絶えず変化する犯罪情勢の分析の高度化に引き続き取り組み、そうした分析に基

づいた対策の立案・推進を図っていくことが求められている。

参考5 例えば、上記アンケート調査において、一人暮らし世帯はそれ以外の世帯に比べ

て特殊詐欺に係る電話等を受けた際に被害に遭う割合が大きいという結果や、パソコ

ン、スマートフォン等を使う頻度が高い人ほどサイバー犯罪の被害に遭う割合が大き

いという結果が認められ、今後の高齢者の独居率の上昇や、高齢世帯を含めたインタ

ーネットの利活用の更なる拡大等を見据えた諸対策の推進が求められる。

285.4

109.9 99.6

91.5 81.7

74.9

35.7

33.7

32.7

30.9

29.4

0

50

100

150

200

250

300

H元 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 R元

認知件数(万件)

検挙件数(万件)

※ 令和元年の数値は暫定値。以下同じ。

グラフ1 刑法犯認知件数・検挙件数

令和元年における刑法犯の認知件数は74万8,623件で、戦後最少であった平成30年を更に下回った。また、刑法犯の検挙件数は29万4,254件となり、平成30年を下回った。

暫定値

万件

22.4

8.6

7.8

7.2

6.5

5.9

0

5

10

15

20

25

H元 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 R元

グラフ2 人口千人当たりの刑法犯認知件数

令和元年における人口千人当たりの刑法犯の認知件数は5.9件で、戦後最少であった平成30年(6.5件)を更に下回った。

※ 人口は、総務省人口推計による各年10月1日現在の総人口。ただし、令和元年は平成30年の人口。以下同じ。

暫定値

19.8

32.5

33.8

35.7

37.9

39.3

0

10

20

30

40

50

60

70

80

90

100

H元 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 R元

グラフ3 刑法犯の検挙率

刑法犯の検挙件数は29万4,254件と、平成30年から4.9%減少したが、検挙率は、平成30年から1.4ポイント上昇し、39.3%となった。刑法犯の検挙率は、平成10年代半ば以降上昇傾向にある。

暫定値

0

50

100

150

200

250

300

H元 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 R元

街頭犯罪及び侵入犯罪以外 認知件数(万件)

侵入犯罪 認知件数(万件)

街頭犯罪 認知件数(万件)

グラフ4 街頭犯罪・侵入犯罪 認知件数

街頭犯罪・侵入犯罪の認知件数については、刑法犯認知件数が戦後最多となった平成14年からの減少率が82.8%となっている。(それら以外の認知件数の平成14年からの減少率は52.3%となっている。)令和元年の街頭犯罪認知件数は27万2,972件で、平成30年(30万8,375件)から11.5%減少した。また、侵入犯罪認知件数は7万1,152件で、平成30年(7万6,369件)から6.8%減少した。

84.937.5

163.1

43.37.6

30.8

40.47.1

27.3

万件

暫定値

0

50

100

150

200

250

300

H元 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 R元

窃盗犯及び器物損壊等以外 認知件数(万件)

器物損壊等 認知件数(万件)

窃盗犯 認知件数(万件)

グラフ5 罪種別 窃盗犯及び器物損壊等 認知件数

窃盗犯及び器物損壊等の認知件数については、刑法犯認知件数が戦後最多となった平成14年からの減少率が76.5%となっている。(それら以外の認知件数の平成14年からの減少率は48.5%となっている。)令和元年における窃盗犯の認知件数は53万2,596件で、平成30年(58万2,141件)から8.5%減少した。また、器物損壊等の認知件数は7万1,696件で、平成30年(7万8,371件)から8.5%減少した。

万件 28.019.6

237.7

15.77.8

58.2

14.47.2

53.3

暫定値

グラフ6 特殊詐欺 認知件数

令和元年における特殊詐欺の認知件数は16,836件であり、前年からは5.6%減少したものの、統計をとり始めた平成16年以降最少となった平成22年と比べ、約2.4倍に増加しているなど、引き続き高い水準にある。

暫定値

7,340 6,888 7,216

8,693

11,998

13,392 13,824

14,154

18,212 17,844

16,836

0

2,000

4,000

6,000

8,000

10,000

12,000

14,000

16,000

18,000

20,000

H21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 R元

6,6906,933

5,741

7,334

8,1137,905

8,0968,324

9,014 9,040

9,542

0

1,000

2,000

3,000

4,000

5,000

6,000

7,000

8,000

9,000

10,000

H21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 R元

グラフ7 サイバー犯罪 検挙件数

サイバー犯罪の検挙件数は、平成24年から増加傾向にあり、令和元年は9,542件と、前年比で5.6%、過去5年間で17.9%増加している。

暫定値

310.1491.6

729.3

1,692.0

1,893.0

2,752.8

4,192.0

0

500

1,000

1,500

2,000

2,500

3,000

3,500

4,000

4,500

H25 26 27 28 29 30 R元

グラフ8 サイバー空間における探索行為等とみられるアクセス件数

サイバー空間における探索行為等とみられるアクセス件数は、平成25年以降一貫して増加し、令和元年は、1つのセンサーに対する1日当たりの不審なアクセスの件数が4,192.0件となり、前年比で52.3%増加している。

暫定値

119.7 239.1356.3

1,075.5

1,054.91,034.0

1,325.9

180.5242.1

362.3606.4

826.9

1,702.8

2,844.8

0

500

1,000

1,500

2,000

2,500

3,000

H25 26 27 28 29 30 R元

~1023

1024~

グラフ9 サイバー空間における探索行為等とみられるアクセス件数(宛先ポート別)

サイバー空間における探索行為等とみられるアクセスについては、メールの送受信やウェブサイト閲覧等一般に広く利用されているポート(1023以下のポート)に対するものに比べ、IoT機器等に利用されているポート(1024以上のポート)に対するものの増加が顕著であり、令和元年における1つのセンサーに対する1日当たりの不審なアクセスの件数は、 過去5年間で約7.9倍の2,844.8件となっている。

暫定値

1,406

2,910

3,073

1,687

1,081

461

2,032

0

500

1,000

1,500

2,000

2,500

3,000

3,500

H25 26 27 28 29 30 R元

百万円

グラフ10 インターネットバンキングに係る不正送金事犯の被害額

インターネットバンキングに係る不正送金事犯の被害額は、平成28年から減少傾向にあったが、令和元年は前年比で約4.4倍に増加して約20億3,200万円となり、再び増加に転じた。

暫定値

10

1,136 1,239

1,085 1,076

1,293

1,421

1,652 1,736

1,813 1,811

2,095

0

500

1,000

1,500

2,000

2,500

H21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 R元

グラフ11 SNSに起因する事犯の被害児童数

SNSに起因する事犯の被害児童数は、平成25年以降増加傾向にあり、令和元年は前年比で15.7%、過去5年間で26.8%増加し、2,095人となった。

※ 「児童」とは、18歳に満たない者をいう。以下同じ。

暫定値

11

14,823

16,176 14,618

19,920

21,089

22,823 21,968

22,737 23,079

21,556 20,911

0

5,000

10,000

15,000

20,000

25,000

H21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 R元

グラフ12 ストーカー事案 相談等件数

ストーカー事案の相談等件数については前年比で3.0%減少したものの、平成25年以降、2万件を超える高い水準で推移している。

暫定値

12

759

877 786

1,504 1,574

1,917 1,872 1,919

1,699 1,594

1,492

263 229 205

351402

613677

769

926870 863

0

500

1,000

1,500

2,000

2,500

H21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 R元

刑法犯・他の特別法犯

ストーカー規制法違反

グラフ13 ストーカー事案 検挙件数

ストーカー規制法違反の検挙件数については、前年比で0.8%減少したものの、過去5年間で27.5%増加している。一方、刑法犯・他の特別法犯の検挙件数については、令和元年は1,492件となり、前年比で6.4%減少したものの、10年前と比べて96.6%増加しているなど、引き続き高い水準にある。

暫定値

13

28,158

33,85234,329

43,950

49,533

59,072

63,141

69,90872,455

77,482

82,201

0

10,000

20,000

30,000

40,000

50,000

60,000

70,000

80,000

90,000

H21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 R元

グラフ14 配偶者からの暴力事案等 相談等件数

配偶者からの暴力事案等の相談等件数は平成21年以降一貫して増加し、令和元年は82,201件となり、前年比で6.1%、過去5年間で30.2%増加している。

暫定値

14

6,277 9,03811,536

16,387

21,603

28,923

37,020

54,227

65,431

80,252

97,842

0

20,000

40,000

60,000

80,000

100,000

120,000

H21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 R元

身体的虐待 性的虐待

怠慢・拒否 心理的虐待

グラフ15 児童虐待 通告児童数

児童虐待の通告児童数は平成21年以降一貫して増加し、令和元年は97,842人となり、前年比で21.9%、過去5年間で2.6倍に増加している。

暫定値

15

1,658

2,346 2,424

4,103

4,300

6,875

7,914 8,291 8,342

9,017 9,083

92 86 72 121 110 120 106 104 80 71 69

0

1,000

2,000

3,000

4,000

5,000

6,000

7,000

8,000

9,000

10,000

H21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 R元

刑法犯・他の特別法犯

保護命令違反

グラフ16 配偶者からの暴力事案等 検挙件数

配偶者からの暴力事案等に関連する検挙件数については、その大半を占める刑法犯・他の特別法犯による検挙件数が、平成21年以降一貫して増加し、令和元年は9,083件となり、 前年比で0.7%、過去5年間で14.8%増加している。

暫定値

16

385 387 421521 514

740822

1,081 1,138

1,380

1,957

0

500

1,000

1,500

2,000

2,500

H21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 R元

身体的虐待 性的虐待

怠慢・拒否 心理的虐待

グラフ17 児童虐待 検挙件数

児童虐待の検挙件数は増加傾向にあり、令和元年は1,957件となり、前年比で41.8%、過去5年間で2.4倍に増加している。

暫定値

17

オレオレ詐欺などの詐欺被害のおそれ オレオレ詐欺などの詐欺被害

【設問】あなたは、"オレオレ詐欺"のような詐欺の被害にあうおそれに関

して、以下のような経験をしたことがありますか。当てはまるも

のをすべて選んでください。

10.5%7.7%8.1%

75.1%

0% 25% 50% 75% 100%

経験がある(過去1年以内)経験がある(過去2~5年以内)

経験がある(5年以上前)そのような経験をしたことはない

全体 (n=10,000)

【設問】左のような電話(またはハガキ・メール)を受けて、実際にお金

を払ったり、キャッシュカードを渡したりしましたか。当てはま

るものをすべて選んでください。

3.7%

94.8%

0% 25% 50% 75% 100%

実際にお金を払ってしまったキャッシュカードを渡してしまい、現金も引き出されてしまったキャッシュカードを渡してしまったが、現金を引き出されなかったお金を払ったり、キャッシュカードを渡したりすることはなかった

全体 (n=2,493)

【経験事例】・ あなたの家族のふりをした人間から、「お金が必要になった」、「電話番号が変わった」などの電話がかかってきた(または、ハガキ・メールが届いた)

・ 金融機関や公的機関のふりをした人間から、「キャッシュカードを交換する必要がある」などの電話がかかってきた(または、ハガキ・メールが届いた)

・ あなたが覚えのない未払い代金を要求する電話がかかってきた(または、ハガキ・メールが届いた)

・ 公的機関のふりをした人間から、「税金や医療費が還付される」などの電話がかかってきた(または、ハガキ・メールが届いた)

・ 好条件で融資をするので保証金が必要などと言って現金を要求する電話がかかってきた(または、ハガキ・メールが届いた)

・ 架空またはほとんど価値のない有価証券などを紹介し、必ず利益が得られると言って、購入料などの名目で現金を要求する電話がかかってきた(または、ハガキ・メールが届いた)

・ ギャンブルの必勝法を教えると持かけ、情報提供料などの名目で現金を要求する電話がかかってきた(または、ハガキ・メールが届いた)

・ 異性との交際を持ちかけ、会員登録料などの名目で現金を要求する電話がかかってきた(または、ハガキ・メールが届いた)

・ その他、面識のない人から、預貯金口座への振り込み等の方法により、現金等をだまし取る詐欺の電話がかかってきた(または、ハガキ・メールが届いた)

参考 アンケート調査結果

1.1%

0.8%

サイバー犯罪の被害のおそれ サイバー犯罪の被害(総計)

【設問】あなたは、インターネットなどを利用した犯罪やパソコン・

スマートフォンなどを対象とした犯罪などのサイバー犯罪の

被害にあうおそれに関して、以下のような経験をしたことが

ありますか。当てはまるものをすべて選んでください。

28.9%11.6%

7.2%55.3%

0% 25% 50% 75% 100%

経験がある(過去1年以内)経験がある(過去2~5年以内)経験がある(過去5年以上前)そのような経験をしたことはない

全体 (n=10,000)

13.7%

8.6%

8.6%

75.1%

0% 25% 50% 75% 100%

経験がある(過去1年以内)

経験がある(過去2~5年以内)

経験がある(過去5年以上前)

そのような経験をしたことはない

全体(n=10,000)

【設問】あなたは、サイバー犯罪の被害に関して、以下のような経験を

したことがありますか。当てはまるものをすべて選んでくださ

い。

【経験事例】・ 実在する企業から送信されたように装った偽のメール等が届き、ID・パスワード、クレジットカード情報等の入力を求められるウェブサイトに誘導された

・ 実在する企業から送信されたように装った偽のメール等が届き、アプリをダウンロードするよう求められた

・ 金銭や仮想通貨(暗号資産)を支払うよう脅迫するメール等が届いた・ インターネット閲覧中、身に覚えのない料金を請求する画面が表示された・ インターネット閲覧中、「あなたの端末はウイルスに感染しています」等の(あなたが利用しているウイルス対策ソフトによるものではない)警告画面が表示された

・ コンピュータ・ウイルスの可能性があるファイルが添付されたメール等が届いた・ SNSのダイレクトメッセージなどを通じ、あなた、あなたのお子さん又はお孫さんに対して見知らぬ人から直接連絡がきた

【経験事例】・ 不正アクセス禁止法違反の被害・ 不正指令電磁的記録に関する罪及びコンピュータ・電磁的記録対象犯罪の被害・ インターネット等を利用した児童買春・児童ポルノ法違反、青少年保護育成条例違反の被害

・ インターネット等を利用した詐欺・ 上記以外のサイバー犯罪

参考 アンケート調査結果

サイバー犯罪の被害(不正指令電磁的記録に関する罪及びコンピュータ・

電磁的記録対象犯罪の被害)

【設問】あなたは、サイバー犯罪の被害に関して、以下のような経験を

したことがありますか。当てはまるものをすべて選んでくださ

い。

【設問】あなたは、サイバー犯罪の被害に関して、以下のような経験を

したことがありますか。当てはまるものをすべて選んでくださ

い。

【経験事例】・ 実在する企業から送信されたように装った偽のメール等が届くなどして、ID・パスワード等の入力を不正に求めるウェブサイト(フィッシングサイト)に誘導され、あなたがインターネット上で提供されるサービス(以下「インターネットサービス」という。)にログインするために使っているID・パスワード等をだまし取られた

・ メール、SNS、メッセージアプリなどにおいて、第三者があなたのアカウントを乗っ取り、あなたになりすました情報発信(SNSへの投稿、友人・知人へのメッセージ送信等)をされた

・ インターネットショッピングにおいて、第三者があなたのアカウントに不正にログインし、勝手に商品を購入された

・ インターネット・オークションにおいて、第三者があなたのアカウントに不正にログインし、勝手に商品を出品・購入するなどされた

・ オンラインゲームにおいて、第三者があなたのアカウントに不正にログインし、不正な操作をされた

・ インターネットバンキングにおいて、第三者があなたのアカウントに不正にログインし、あなたの口座内の預金を勝手に他人の口座に送金された

・ 仮想通貨交換業者などにおいて、第三者があなたのアカウントに不正にログインし、あなたのウォレット内の仮想通貨(暗号資産)を勝手に他人のウォレットに送信された

・ そのほか、上記以外の方法で、あなたが利用するインターネットサービスのID・パスワード等を第三者にだまし取られる、不正に利用される、他人に提供されるといった被害にあった

【経験事例】・ あなたのクレジットカード情報等を第三者が勝手にインターネットサービスに登録し、商品を購入されたり、宿泊施設を予約されたりした

・ パソコン等に保存したデータが暗号化され、元に戻して欲しければ金銭や仮想通貨(暗号資産)を支払うよう要求された

・ ダウンロードした不正アプリによって、あなたの端末内の連絡先、位置情報などの情報を窃取されたり、録画やカメラなどの機能を不正に利用されたりした

・ そのほか、上記以外の方法で、コンピュータ・ウイルスや不正アプリなどによりあなたのパソコンやスマートフォンなどの機能が損なわれたり、第三者に勝手に機能を使用されたりした

参考 アンケート調査結果

9.6%

4.1%

2.9%

85.0%

0% 25% 50% 75% 100%

経験がある(過去1年以内)

経験がある(過去2~5年以内)

経験がある(過去5年以上前)

そのような経験をしたことはない

全体(n=10,000)

2.9%

2.2%

2.0%

93.4%

0% 25% 50% 75% 100%

経験がある(過去1年以内)

経験がある(過去2~5年以内)

経験がある(過去5年以上前)

そのような経験をしたことはない

全体(n=10,000)

サイバー犯罪の被害(不正アクセス禁止法違反の被害)

サイバー犯罪の被害(インターネット等を利用した児童買春・児童ポルノ法違反、青少年保護育成条例違反の被害)

サイバー犯罪の被害(インターネット等を利用した詐欺)

【設問】あなたは、サイバー犯罪の被害に関して、以下のような経験を

したことがありますか。当てはまるものをすべて選んでくださ

い。

【設問】あなたは、サイバー犯罪の被害に関して、以下のような経験を

したことがありますか。当てはまるものをすべて選んでくださ

い。

【経験事例】・ あなた(被害当時18歳未満)が、友達やSNS等を通じて知り合った面識のない人等に誘導されて、自分の裸の画像を送らされたり、その画像をSNS上にアップされたりするなどの被害にあった

・ そのほか、上記以外の方法により、インターネット等を利用した子供を対象とする犯罪の被害にあった

【経験事例】・ インターネットショッピングやインターネット・オークションで、商品を注文し、代金を支払ったにもかかわらず、商品が送られてこなかったり、違った商品が送られてきたりした

・ アダルトサイトを閲覧している姿を撮影した映像をばらまくと脅迫するメールや身に覚えのない有料サイトの未納料金などを請求するメールが届き、金銭や仮想通貨(暗号資産)の支払いを求められ、実際に支払ってしまった

・ インターネット閲覧中に、身に覚えのないアダルトサイト閲覧等利用料金未納の画面などが表示されるなどして、料金を請求され、実際に支払ってしまった

・ インターネット閲覧中に、突然「ウイルスに感染しています」などの警告画面が表示され、不要なソフトウェアやアプリをインストールするよう誘導されたり、サポート窓口を装って電話を掛けさせ、サポート契約を結ばせたりするなどして金銭をだまし取られた

・ そのほか、上記以外の方法で、インターネットなどのコンピュータ・ネットワークを利用した詐欺の被害にあった

参考 アンケート調査結果

0.8%

0.8%

0.9%

97.6%

0% 25% 50% 75% 100%

経験がある(過去1年以内)

経験がある(過去2~5年以内)

経験がある(過去5年以上前)

そのような経験をしたことはない

全体(n=10,000)

4.9%

3.8%

4.6%

87.5%

0% 25% 50% 75% 100%

経験がある(過去1年以内)

経験がある(過去2~5年以内)

経験がある(過去5年以上前)

そのような経験をしたことはない

全体(n=10,000)

サイバー犯罪の被害(上記以外のサイバー犯罪)

【設問】あなたは、サイバー犯罪の被害に関して、以下のような経験を

したことがありますか。当てはまるものをすべて選んでくださ

い。

【経験事例】・ SNS、掲示板、ブログなどのコミュニティサイトにおいて、あなたに対する名誉棄損・誹謗中傷や脅迫をされたり、あなたが所属する組織に対する爆破、放火等の予告をされたりした

・ あなたの著作物を第三者がインターネット上に無断でアップロードするなど、インターネット等のコンピュータ・ネットワークを利用した著作権侵害の被害にあった

・ そのほか、上記以外の方法で、インターネットなどのコンピュータ・ネットワークを利用した犯罪の被害にあった

参考 アンケート調査結果

1.3%

1.1%

1.6% 96.2%

0% 25% 50% 75% 100%

経験がある(過去1年以内)

経験がある(過去2~5年以内)

経験がある(過去5年以上前)

そのような経験をしたことはない

全体(n=10,000)

参考 アンケート調査結果

つきまといやストーカーの被害 DVの被害

【設問】あなたは、つきまといやストーカーの被害に関して、以下のよう

な経験をしたことがありますか。当てはまるものをすべて選んで

ください。(恋愛感情などの好意を満たす目的や、それが満たさ

れなかった事に対するうらみを晴らす目的で、同一人物から複数

回にわたって以下の行為を受けた場合に限ってお答えください。)

【設問】あなたは、配偶者からの暴力の被害を経験したことがあります

か。当てはまるものをすべて選んでください。なお、ここでの

「配偶者」には、婚姻届を出していない事実婚や別居中の夫

婦、元配偶者(離別・死別した相手、事実婚を解消した相手)

も含みます。

2.2%

2.1%

6.6%

89.5%

0% 25% 50% 75% 100%

経験がある(過去1年以内)

経験がある(過去2~5年以内)

経験がある(過去5年以上前)

そのような経験をしたことはない

全体(n=10,000)

1.6%

1.7%

4.2%

92.9%

0% 25% 50% 75% 100%

経験がある(過去1年以内)

経験がある(過去2~5年以内)

経験がある(過去5年以上前)

そのような経験をしたことはない

全体(n=6,654)

【経験事例】・ 配偶者からの身体に対する暴力・ 配偶者からの生命などに対する脅迫などの言動

【経験事例】・ つきまといや、待ち伏せ、進路に立ちふさがる行為・ あなたの住居や勤務先、学校などの、あなたが普段いる場所(以下「住居等」という)の付近において見張りをする行為

・ 住居等に押しかけ、または住居等の付近をみだりにうろつく行為・ 監視していると思わせるようなことを告げ、またはそのことを知り得る状態にする行為

・ 義務のない面会や交際などを行うことを要求する行為・ 著しく粗野または乱暴な言動・ 無言電話、連続した電話・ファックス・電子メールの送信・ 汚物などの不快な物などの送付・ 名誉を傷つける行為・ 性的羞恥心を害することを告げ、またはそのことを知り得る状態にする行為・ 性的羞恥心を害する文書、画像、電子データの入った記録媒体などを送付し、またはそのことを知り得る状態にする行為

・ 性的羞恥心を害する電子データなどを送信し、またはそのことを知り得る状態にする行為

参考 アンケート調査結果

犯罪被害への不安感

【設問】今までに質問した種類の犯罪の被害にあう危険性がある

ことについて、どのように感じますか。それぞれの犯罪

に対して、当てはまるものを1つ選んでください。

日本の治安状況

【設問】日本の治安はよくなっている(安全で安心して暮らせるように

なってきている)と思いますか。

3.6% 25.2% 38.3% 23.1% 9.8%

0% 25% 50% 75% 100%

全体 (n=10,000)

よくなっている ある程度よくなっている あまりよくなっていない

よくなっていない わからない

17.8%

6.5%

26.2%

42.0%

8.3%

15.1%

30.2%

14.7%

24.4%

9.6%

26.5%

21.9%

15.1%

21.9%

24.3%

20.6%

27.9%

33.1%

16.6%

10.4%

36.9%

26.9%

14.5%

26.2%

20.4%

40.9%

17.9%

12.8%

30.4%

25.3%

17.9%

26.6%

9.5%

10.0%

12.9%

12.8%

9.4%

10.8%

13.0%

11.9%

0% 25% 50% 75% 100%

オレオレ詐欺などの詐欺

サイバー犯罪

ストーカー

DV

窃盗(盗難)

暴行・傷害

性犯罪

殺人・強盗

不安を感じない あまり不安を感じない ある程度不安を感じる

不安を感じる わからない

(n=10,000)

参考 アンケート調査結果

一人暮らしと特殊詐欺被害率パソコン、スマートフォン及びタブレット型端末

の利用頻度とサイバー犯罪の被害

6.6%

4.9%

93.4%

95.1%

0% 25% 50% 75% 100%

人(一人暮らし)

(※2)

被害にあった 被害にあわなかった

※ 一人暮らしか否かに関する問の結果と、 “オレオレ詐欺”のよう

な詐欺の電話等を受けた際の実際の被害の有無に関する問の結果

をクロス集計

※ パソコン、スマートフォン及びタブレット型端末の、自宅を中

心とする個人の生活(仕事以外のプライベートな時間帯)におけ

る利用頻度に関する問の結果とサイバー犯罪の被害に遭った経験

に関する問の結果をクロス集計

25.3%

15.9%

14.1%

12.5%

74.7%

84.1%

85.9%

87.5%

100.0%

0% 25% 50% 75% 100%

いずれかを毎日使う

いずれかをときどき使う

いずれかをまれに使う

いずれもまったく使わない

いずれも持っていない

被害にあった 被害にあわなかった

(n=411)

(n=2082)

(n=9,657)

(n=208)

(n=99)

(n=16)

(n=20)

1人(一人暮らし)以外

1人(一人暮らし)

アンケート調査の回答者の属性

年代別 性別

48.4%

51.6%

女性

5.1%

11.5%

13.2%

16.9%

14.5%

15.9%

22.9%

10代 20代 30代 40代

50代 60代 70代以上

男性

アンケート調査の回答者の属性

都道府県別

4.24%

1.01%

0.99%

1.90%

0.79%

0.87%

1.43%

2.28%

1.54%

1.54%

5.80%

4.96%

11.05%

7.26%

1.79%

0.84%

0.90%

0.61%

0.65%

1.63%

1.57%

2.88%

5.88%

1.41%

0.0% 2.0% 4.0% 6.0% 8.0% 10.0% 12.0%

北海道

青森県

岩手県

宮城県

秋田県

山形県

福島県

茨城県

栃木県

群馬県

埼玉県

千葉県

東京都

神奈川県

新潟県

富山県

石川県

福井県

山梨県

長野県

岐阜県

静岡県

愛知県

三重県

1.09%

2.06%

6.98%

4.33%

1.06%

0.74%

0.44%

0.54%

1.49%

2.22%

1.10%

0.59%

0.76%

1.07%

0.57%

3.99%

0.64%

1.06%

1.37%

0.88%

0.86%

1.26%

1.08%

0.0% 1.0% 2.0% 3.0% 4.0% 5.0% 6.0% 7.0% 8.0%

滋賀県

京都府

大阪府

兵庫県

奈良県

和歌山県

鳥取県

島根県

岡山県

広島県

山口県

徳島県

香川県

愛媛県

高知県

福岡県

佐賀県

長崎県

熊本県

大分県

宮崎県

鹿児島県

沖縄県

全体(n=10,000)

10

top related