アイデアワークショップ~ppco編~ コア部分

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魅⼒的なアイデアの実現性を上げるワーク

「PPCO」

23

まず、全体像を、ざっくりお⾒せしますと・・・

24

3

1

2

1

2

3

PP C OPlus Potential Concern Overcome

PPCOプロセス25

PP=プラス、ポテンシャル━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

“褒めるブレスト”

… 潜在可能性を⽬いっぱい引き出す… (ヘドが出るまで褒める)

26

C=コンサーン(懸念点)━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

“批判ブレスト”

… あらん限りの懸念点を挙げる… 漠とした懸念は ⇒ 具体的な懸念点へ

27

O=オーバーカム(乗り越える)━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

“対策案ブレスト”

… 1つの懸念点打破に⼒を集中させる… (4位以下は、対策案ブレストをやらない)

懸念点

28

• なぜPP?– チームの⼼をパンパンにする。

不⼗分だと「C」で折れる。

• Cはどれくらい?– ⼤抵は、30個前後。多くても50〜60個に

• Oはなぜ上位3つ?– ⼀番⼤きな壁を穿つと⾃然と問題は⽡解する。– 解決策のあり⽅も、多様なようでいて、

実は40〜50で埋め尽くされる(傾向がある)。

コツ、QA

29

• 強化したい、優れたアイデアを⽤意。

• 良い⾯(PP)を、10分ほど、出しあいます。– これ⾃体もブレストですので、便乗したものもOK、⾃由なほめ⽅でOK、

質にこだわりません。

• 懸念点(C)を、10分ほど、出しあいます。– これもブレストです。ただし第⼀ルールの「判断遅延」だけを、機能停⽌にして。– ちょっとしたのもOK、あり得ないような⼼配事でもOK、質にこだわりません。

• 上位の懸念点をハイライト法で抽出。5分。– 皆がペンを持ち、「重要だと思う懸念事項」に☆をつける。いくつでも。– ☆の多い懸念点トップ3を決めます。

• 対策アイデアのブレスト(O)を20分ずつ。– トップの懸念事項を、無害化するにはどうすればいいか?をテーマにブレスト。– 出しつくしてなお不⼗分ならば、「あともう1ダース」といって

アイデアをさらに12、24、36個と出す。– 第2、第3についても、同様。

会議⽤の実施⼿順シート

30

やってみましょう

31

潜在可能性を引き出す

⻩のPost‐it

使う道具 ⇒

A3⽩紙1-2

32

ブレストで得られた【トップアイデア】に対して・・・

そのアイデアの「良いところ」「潜在可能性」を、列挙する

1⼈で列挙(5分)補助ツール「アイデア評価軸」リストか「6観点」リストを使う。・・・観点毎に良い所を探し、ポストイット■に書く

↓グループで共有(5分)⼈と同じようなものを持っていたら、寄せつつ。

↓「それらがあったなら、起こるかもしれない良い事」を各⾃で列挙(5分)・・・ポストイット■に書く()

↓グループで共有・発展(5分)⼈と同じようなものを持っていたら、寄せつつ。気づいたら追加。

33

グループで。さらに広げる。(7分)共有したポストイットを刺激剤にして。出ないときには、補助ツール。さっきと逆の⽅を使う

補助道具

(良い点を探す観点がどうも狭くなってしまう、という時に)

34

コスト の面では?

アイデア評価軸リスト (評価軸毎に、考える)

新規性 の面では?

収益性 の面では?

時間 の面では?

人手 の面では?

技術 の面では?

顧客満足 の面では?

準備や設備 の面では?

安全性 の面では?

エネルギーや資源 の面では?35

出典:「IDEAVote」

6観点リスト━━━━━━(観点毎に考える)

36

緑のPost‐it

使う道具 ⇒

A3⽩紙

懸念点を列挙する

1-3

37

ブレストで得られた【トップアイデア】に対して・・・

そのアイデアの「懸念点」「⼼配なところ」を列挙する

(⾔わば・・・)

批判ブレスト

1⼈で列挙(5分)「39のパラメータ」を使う。・・・軸毎に懸念点を探し、ポストイット■に書く

↓グループで共有(5分)⼈と同じようなものを持っていたら、寄せつつ。

↓1⼈で列挙(5分)

↓グループで共有・発展(5分)⼈と同じようなものを持っていたら、寄せつつ。気づいたら追加。

38

グループで。さらに出す。(7分)共有したポストイットを刺激剤にして。出ないときには、補助ツール。さっきと逆の⽅を使う

漠然とした懸念点は対策できない。まずはとにかく出してみて、そこに漠としたものがあれば、要素や状況を限定してみて、「具体的な懸念点」も出す。

補助道具

(技術テーマの場合は)

39

40

39のパラメータの詳細(詳しくは紙資料を)

41

使う道具 ⇒

-2

最重要課題を⾒出す

1-4

42

先の【批判ブレスト】で得られた懸念点のリストに対して…

そのポストイットを⾒て「これは重要な懸念点だ」と思うものに☆印を付けていく(各⾃の判断でOK)(☆はいくつでも)

時間:5分

懸念点トップ3

☆ ☆

☆☆

☆☆ ☆

☆☆☆☆

☆ ☆☆

☆☆☆ ☆

星が 特に多いものを取り出す 1

2

343

10分休憩 (再開= )

44

⻘のPost‐it

使う道具 ⇒ A3⽩紙

懸念点を打破する

1-5

45

先の作業で得られた【トップの懸念点】に対して・・・

「その懸念点を、打破するには( or 無害化するには)どうすればいいか?」

対策案を列挙する。

(研修ではトップ1だけですが、実務では→ 2,3も)

対策案ブレスト

1⼈で列挙(5分+α)道具なしで⾃由に発想し、ポストイット■に書く

↓共有・追加(5分+α)紹介しつつ、同じアイデアを持っていたら、寄せつつ。聞いて気づいたらポストイット■追加。

皆でTRIZブレインストーミング(15分+α)智慧カードをヒントに具体的な解決策をブレスト(発想する、その上にさらに出す)をする。いいながら、どんどん、ポストイット■に書く。(その前に、ミニレクチャ:有望な智慧カード10枚は、どのようにして選ぶか?)

46

あまり具体的じゃ無くてもOK。

とにかく出す。

補助道具

(技術テーマの場合)

47

智慧カード・リスト

1.分けよ2.離せ3.⼀部を変えよ4.バランスをくずさせよ5.2つをあわせよ6.他にも使えるようにせよ7.内部に⼊り込ませよ8.バランスを作り出せ9.反動を先につけよ

10.予測し仕掛けておけ

11.重要なところに保護を施せ12.同じ⾼さを利⽤せよ13.逆にせよ14.回転の動きを作り出せ15.環境に合わせて変えられるようにせよ16.⼤雑把に解決せよ17.活⽤している⽅向の垂直⽅向を利⽤せよ18.振動を加えよ19. 繰り返しを取り⼊れよ20.よい状況を続けさせよ

21.短時間で終えよ22.良くない状況から何かを引き出し利⽤せよ23.状況を⼊り⼝に知らしめよ24.接するところに強いものを使え25.⾃ら⾏うように仕向けよ26.同じものを作れ27.すぐ駄⽬になるものを⼤量に使え28.触らずに動かせ29.⽔と空気の圧を利⽤せよ30.望む形にできる強い覆いを使え

31.吸いつく素材を加えよ32.⾊を変えよ33.質をあわせよ34.出なくさせるか出たものを戻させよ35.温度や柔軟性を変えよ36.固体を気体・液体に変えよ37.熱で膨らませよ38.そこを満たしているもののずっと濃いものを使え39.反応の起きにくいものでそこを満たせ40.組み合わせたものを使え

http://triz.sblo.jp/

48

1パラメータ・メソッド

出典:智慧カード3 「セレクト・ガイド・シート」49

50

(ミニレクチャ:有望な智慧カード10枚は、どのようにして選ぶか?)

“〇〇(トップの懸念事項)を打破する”って、この39個の中のどれだろう?

あてはまるものを「改善ニーズ」の39個の中から選ぶ。複数当てはまりそうなら、複数選んでもOK。その場合は、最もあてはまるものから順次トライ。

・時間損失(25)・装置の複雑度(36)

も当てはまりそうだな・・・

(ユーザの操作が複雑になってしまう)

51

先頭(左)ほど、解決策となる可能性が⾼いブレークスルー・パターン

52

53

54

55

PPCO、まとめ

1-6

58

(実現性)

︵創造的︶

C

F

アイデアの実現性を上げる

創造

的な

アイ

デア

を捕

まえ

る備考1)芽があるのは「上回り」。備考2)強くできる技術があると、「新しい案」が出せるようになる

PPCOは「魅⼒的だが未成熟な案」の実現性を上げるプロセス

59

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