rancher meetup tokyo#3 storageについて

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Rancher のストレージ

株式会社スタイルズ矢野 哲朗

2017 年 1 月 11 日

自己紹介

経歴 : システム運用 10 年・ネットワーク 6 年・ SI 8 年                  近頃は ownCloud 営業、翻訳を担当 Rancher の好きな機能 : Convoy その他 : 全く上達しない Rubyist

                一番最初の PC は、 OKI if-800 でした…。

矢野 哲朗

tetsurow.yano

株式会社スタイルズ

2

普段はなにしてる人?

( 注:ビジネスで )

3

4

こんなことしてます。 ownCloud というオープンソースのプロダク

トで商売しています。サポートとか構築とか。

Dropbox みたいな機能を提供するオープンソースソフトウェアです。

ownCloud って?

https://owncloud.jp よろしくお願いします!

書籍出しました

Rancher でのストレージについて

今日のお題は?

5

株式会社スタイルズがRancher の国内第 1 号パートナーになりまし

その前にちょっと宣伝させて

6

よろしくお願いします。

Rancher のパートナーになった経緯について

というのも ... 。

7

Java の開発をメインにその他、運用保守をやって

きた会社です。

弊社がやっている事業

8

9

 会社名 株式会社スタイルズ

 所在地 東京都千代田区神田小川町1丁目2番地      

       TEL   03-5244-4111 (代表)

       URL   http://www.stylez.co.jp / 設  立 平成 27 年 11 月 1 日 代表者  代表取締役社長 梶原稔尚

 社員数  100 名(平成 29 年 1 月 1 日現在)

 資本金  3,000 万円

  IT ソリューションサービス提供  コンサルティング  システム開発・保守  インフラ設計・構築  システム運用・保守・管理  技術者派遣

官公庁 一般財団法人 日本建設情報総合センター    一般財団法人 建設業技術者センター    東京都  東京港埠頭株式会社   ほか

民  間 伊藤忠テクノソリューションズ株式会社    株式会社インターネットイニシアティブ    株式会社セック    ソニー株式会社    フリービット株式会社    株式会社昭文社    ownCloud, Inc           ほか

JQA-QM7536

   ISO9001   JQA-QM7536 (システム開発)

  プライバシーマーク  21000092  労働者派遣事業(般  13-305944 )

取得資格平成 23 年度 平成 24 年度 平成 25 年度 平成 26 年度

7.99 8.41 8.89 9.99 100.0% 105.3% 105.7% 112.4%

売上高推移(億円)

売上高 前年比

OSS (オープンソースシステム)を積極的に活用、コストメリットのあるシステム提案、 IT 技術の有効活用によるベスト・ソリューションの提供。

事業内容

ITソリューション

サービス

システム開発

システム運用保守

インフラ構築

技術者派遣

会社方針

業績(株式会社ビーグッド・テクノロジーを含む)

主要取引先(順不同)

会社概要

会社概要

システム開発・保守

30%

インフラ設計・構築

10%運用・保守サービス20%

システム運用・管理

24%

コンサルティング1%

技術者派遣15%

売上高

基本的にバキバキのJava屋さんです。

弊社がやっている事業

10

ということで、昨年様々なトライアルを実施

しました (実開発もやってます )

さすがに今の時代に Javaだけじゃね

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AWS でサーバーレス開発

12

・サーバーレスで、チャットボットを開発

FAQ

AWS Elasticsearch Service

AWS Machine Learning

AWS Lambda

AdministratorAWS Lambda AWS S3

AWS CloudTrail

AWS S3

AWS API Gateway

AWS で IoT とかサーバーレス開発

13

・サーバーレスな開発!・サーバーレスで IoT 用プラットフォームを開発

Trackrr.io | IoT/GPS トラッキングプラットフォーム https://trackrr.io/

サーバーレスカンファレンスで発表したり

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・ Serverless Conf Tokyo で登壇「 IoT/GPS トラッキングプラットフォームが サーバレスだからこそ 2ヶ月で構築できた話」

http://www.slideshare.net/ukitiyan/iotgps-2http://yoshidashingo.hatenablog.com/entry/2016/10/11/145643https://thinkit.co.jp/article/10049

ココ

マイクロサービスアーキテクチャな開発

サーバーレスで IoT プラットフォームを開発

FaaS で対応出来ない機能については、Docker+SpringBoot で構築

サーバーレスで実施したチャレンジ

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※注: FaaS=(Function as a Service)ここでは、 AWS Lambda のこと

さまざまな気づきがありました

そのチャレンジの経緯で

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・スケーラビリティ・ DevOps (アジャイル開発)・変化への対応

サーバーレス開発で得られた気づき (1)

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サーバーレスの良かったポイント

・言語 / ステートフルの問題で FaaS にできないものがある・できないところは、 Docker+SpringBoot で構築・しかし、 Build&Deploy&Ops に苦労した  特に Ops

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※FaaS は便利だが制約もある

サーバーレス開発で得られた気づき (2)サーバーレスの制約ポイント

コンテナに乗れず溺れる担当者そんなに簡単に乗せて

やらね。

Rancher は、・ Dev と Ops をシームレスにつなげることができる (特に Ops さんが楽に )

Rancher で解決できるのでは?

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そんなこんなで Meetup #1 から参加

Rancher で解決できるのでは?

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Rancher のパートナー契約させていただきました

DevOps でお困りの会社様や、 Rancher導入でお困りの会社様向けに 「開発会社だからこそできるコンサルティング」を提供したいと考えております。

弊社が Rancher のパートナーとなってやりたいこと

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コンサルティング提供内容:1. 既存の環境とコンテナ環境の接続2. スピーディーなビジネスの変化に対応可能な DevOps で効率化

3. マイクロサービスアーキテクチャでの開発を推進

弊社はインフラもやっているのでインフラ面でも対応いたします。

Rancher でのストレージについて

今日の本題は?

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インフラ的に Docker で困ること 2 つ

1. データストアであるストレージで困る2. ネットワークで困る

今日はストレージについて

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特にネットワークはカオス ... 。

Docker は気軽に作って壊してをするので、永続的なデータストレージが

必要です

なぜこのお題に?

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1. NFS サーバーを各ホストからマウントして、Volume コンテナを NFS に配置する。

2. DBだけは、オンプレにしています。3. Kubernetes の PersistentVolume を利用

皆さんいろいろ工夫されているようです

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しかし、これらを使うと Rancher の管理外に出てしまうので痛し痒しです。

Rancher でなんとかできないでしょうか

Rancher の考えるストレージとネットワーク

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ストレージ (=データストア ) ネットワーク

機会があれば、ネットワークについても話したいですね。

Rancher は個別機能を Docker コンテナにして提供

※他にもスケジューラーや、ヘルスチェックなどがあります。

Rancher のボリュームプラグイン

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現在、カタログから選択できるのは以下の 3 つ

Rancher から DockerVolume プラグイン経由で利用します

Rancher からだとどうなる?

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※注 :Docker v1.2 で実装 (Experimental)されているプラグインではないです。Legacy Plugin になります。

それぞれ以下のようなものです

Rancher のボリュームプラグイン

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プラグインの種類 利用用途 備考

Rancher EBS AWS の EBS をスタック / コンテナからマウントできるプラグイン

Ver.1.2 から GA になりました

Rancher EFS AWS の EFS をスタック / コンテナからマウントできるプラグイン

Ver.1.2 から GA になりましたAWS 東京リージョンに EFSがない… . 。

Rancher NFS NFS サーバーをスタック / コンテナからマウントできるプラグイン

Ver.1.2 から GA になりました

Convoy ボリュームを GlusterFS でレプリケーションして提供するプラグイン

Ver.1.2 からは廃止使えることは使えるがメインのメンテナンスからは外れた

Docker のストレージプラグインの仕組みについ

その前に

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Docker でのデータ永続化方法はいくつかあります

Docker のデータ管理方法

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保存場所 永続化の可否

Docker イメージ ホスト内 ✕Docker ボリューム ホスト内 or ドライ

バーで接続しているストレージ

△・ホスト内のディレクトリを NFS等で共有・ボリュームドライバーによる

Docker コンテナボリューム ホスト内 △( コンテナボリュームを NFS等で共有する事により可 )

Dockerホスト

Docker のデータ管理方法

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コンテナ

Docker イメージDocker イメージDocker イメージ

Dockerストレージドライバー

参照: Docker のボリュームプラグインとストレージドライバ http://knowledge.sakura.ad.jp/knowledge/5021/

Dockerホスト

コンテナ

ファイルシステム

プラグインボリュームプラグイン

Docker イメージ Dockerボリューム

・ Docker イメージは、ホストに紐付けられるのでコンテナを別ホストで起動しても共有されない。

内部ストレージ

外部ストレージ

・ Dockerボリュームは、内部ストレージに保存してしますとホスト内だけでの共有になる。・外部ストレージに共有すると外からも

DockerホストDocker

Data ボリュームプラグインの仕組み

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コンテナ

ファイルシステム

ボリューム

ボリュームプラグインの仕組みの詳細は以下のようになっています

外部ストレージ

Docker Daemon プラグイン Daemon

プラグイン Client

NFS S3 Flocker

RancherホストDocker

Rancher で使うのは、 Data ボリュームプラグイン

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コンテナ

ファイルシステム

ボリューム

Rancher から使う場合はこんな感じ

外部ストレージ

Docker Daemonプラグイン Daemonコンテナ

Rancher Client

Rancher サーバー

ボリューム

実データはこちらに書込み

Rancher のボリュームプラグイン (復習 )

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現在、カタログから選択できるのは以下の 3 つ

RancherホストDocker

①カタログからインフラコンテナをデプロイ

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Rancher ストレージコンテナをカタログからデプロイすると以下のように

外部ストレージ

プラグイン DaemonRancher ストレージ

コンテナ

Rancher サーバー

RancherホストDocker

プラグイン DaemonRancher ストレージ

コンテナ

Rancher NFS/EBS/

EFS

Rancher NFS/EBS/

EFS

RancherホストDocker

②ボリュームを作成

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ボリューム

volume-driver を指定して、rancher volume create NewVolume --driver rancher-nfsや UI からボリュームを作成します。

外部ストレージ

プラグイン DaemonRancher ストレージ

コンテナ

RancherホストDocker

ボリューム

プラグイン DaemonRancher ストレージ

コンテナ

RancherホストDocker

③コンテナを作成

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コンテナ

ボリューム

コンテナを作成します。-v でボリュームをオプションで指定するか、docker-compose に書きましょう。

外部ストレージ

プラグイン DaemonRancher ストレージ

コンテナ

RancherホストDocker

コンテナ

ボリューム

プラグイン DaemonRancher ストレージ

コンテナ

version: '2'services: foo: image: busybox volumes: - NewVolume:/var/lib/storagevolumes: NewVolume: driver: rancher-nfs

1. NFS などのインフラ側を準備2. Rancher のカタログの「ライブラリ」から必要

なサービスを起動 (例: Rancher NFS)3. ボリュームを作成

  Rancher コマンドでも、 UI からでも。4. コンテナからマウント

  -v オプションでも、 Compose でも。

Rancher でのボリューム作成手順

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Docker プラグイン機構を利用

Rancher でのボリューム管理は Rancher から可能

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Rancherボリュームはプラグイン管理

スタイルズは、 Rancher パートナー

まとめ

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サーバーレスでも Docker は有効Rancher からボリューム管理

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勉強会

Rancher もくもく勉強会 #2開催します

Rancher もくもく勉強会 #2   2017/1/31(火 )18:30 〜 https://rancherjp.connpass.com/event/47871/対象者:・インストールしたことない人・もちょっと詳細が聞きたい人

ご清聴ありがとうございました。

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