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Post on 16-Apr-2017

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Technology

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第37回Creators MeetUpRaspberry Pi Zero+SORACOM+littleBitsで手で持てそうなデバイスのプロトタイプを3Dプリンタと連携してやってみるよ

ワンフットシーバス 田中正吾

私の話はスライドを後ほど共有します。話す内容に注力いただいて大丈夫です!

自己紹介

田中正吾(たなかせいご)屋号:ワンフットシーバス

2004年よりフリーランス。以後、FLASH制作を中心にインタラクティブコンテンツを主に行い現在に至る。最近は、JavaScriptやHTML5アニメーション、スマートフォン演出制作のワークフロー改善に関わったりしていました。デジタルサイネージやアプリ制作もやります。

あとウォンバットが好きで情報集めに自分のWEB力を全力で注いでいます

なぜ手に持てるデバイスにしたいか?

Internet of Things(インターネットのモノ化)

Internet of Things(インターネットのモノ化)

Things||

モノ(物体)

Things||

モノ(物体)・ものごと・考え

Internet of Things

デバイスというモノや物事(アクション)をインターネットとつなげて

見えないものが見えたり(=可視化)より便利になったりすること

デバイス WEB デバイス WEB

ということで

わたくし最近よくIoTネタをやる

すしインタラクティブデバイス1号ネタ

すしインタラクティブネタはLIGさんのブログで舞台裏を書いています

気軽にIoTのプロトタイプを作れるlittleBitsのMAKEY MAKEYモジュールを使ってみた | 株式会社LIGhttp://liginc.co.jp/203593

中身はこんな感じ

デバイス部分はlittleBitsというブロック的に電子工作するデバイスを使ってます

4つの機能を色で分かりやすくデザイン

Bits 製品情報 - littleBits よりhttp://jp.littlebits.com/bits/

カラーごとの役割を意識してつなげて磁石でパチパチつなげて設計できる

電源が流れてPOWER

スイッチを押すとINPUT

ライトがつくよOUTPUT

デバイス1号ネタもこんなかんじ

IoTなのでネットつながらないとツラい

Wifiつながりにくい問題(IoTなのに)

そこでSORACOM。LTE通信できるSIM。

クラウドで通信速度のコントロールができたり、データ通信量の情報を取得できる。IoT向き。

USBモデムに入れてPC(Raspberry Pi 2)にもつながる!

SORACOMはLTE通信。スマホが屋外でつながるように、

デバイスもつながる!

こんな風に据え置きデバイスもいいけど

スマホのように屋外でつながるなら手で持てるデバイスにして

いろいろなプロトタイプ(試作)をしたい!

そして、さらにやってみたくなる機運

IoTでデバイスと通信を橋渡しするPC(Raspberry Pi 2)は名刺サイズでちょい大きい

ついつい据え置きデバイスになりがち

Raspberry Pi Zero との出会い

昨年12月に登場したRaspberry Piの新型。5ドルでお安い・かわいい・小さい。

5ドルは、だいたい500円!

大きさも従来の半分。フリスクケースちょっとはみ出すくらい。

これは手で持てそう!

感動のあまり、いきおいあまってケースを作りたくなった

まずダミーRaspberry Pi Zeroを作ってケースの基礎にしてみます。

(3Dプリントダミー持ってきたのでZeroのちいささを触れてみてください)

ど根性で形状どりを、こんな感じで進めて

スキャン SVG

トレース 押し出し手トレース

RasPiZeroの形をとってスキャン、

IllustratorでトレースしてSVG化、

まずRasPiZeroだけのケースを作ってみる

ついでにウォンバットのレリーフも

いざ出力!

私が3Dプリンタを買うわけではなく、

お店に3Dデータを持って行くと3Dプリンタで出力してくれるところがある

中野ブロードウェイの「あッ3Dプリンター屋だ!!」さん!

エンジニアさん(店長さん)が適切なプリント方法で出してくれます

ということで

試行錯誤のすえに出来上がりまして

いいかんじにRasPiZeroのケースは出来上がって形のアテがついた

いざ、手持ちデバイスつくってみよう!

形状を決めるまでの試行錯誤

まず形のイメージつかないので地道に行くことにした

SORACOMの形状もとって

SORACOM込みの形状の感覚をつかむ

感覚をつかんだら設計!設計!(手書き)

トレースしてSVG(パスデータ)化

にぎり手部分でPC(RasPiZero)と通信(SORACOM)を担当し

通信PC

littleBitsでデバイスをあれこれするプロトタイプ部分を担当

SORACOM部分の支えも考える

読み込んで3Dデータで起こしてみた

いいかんじそう!?

littleBitsマウントボードもいいぐあいにはまりそうか!?

SORACOM支えが薄すぎて手で持ったらボッキリ・・・。

ここはプログラムと一緒で3Dプリントも設計したとおりに出来上がり、設計したとおりに強くも壊れやすくもなるね!

学び

折れたところを3Dプリンタやさんからもアドバイスをもらって補強!

できたー(今週火曜日)

早速組んでみる

つかんでみる!いいぞ!

いざプロトタイプをうごかす!

ざっくりデモを作ってみる

プロトタイプの余白を意識したあまり

羽子板っぽく大きくなったのはご愛嬌

センサーやボタン PC 通信

ともあれネットとやり取りできる

ネットとはどうやりとりするの?いろんなサービスとつなげると大変じゃない?

そこでIFTTTをつかって気軽にやってみる

IFTTTはWEBサービス同士のルール(API)を橋渡しして簡単につなげるサービス

IFTTTには自前のサーバーに命令できるMaker Channelという便利なものがあり

これでデバイスを動かせる

WEB(IFTTT)からデバイス、デバイスからWEB(IFTTT)両方動く。以下フローのように行き来する。

IFTTTスマホアプリから明かりが点灯

羽子板ボタンでチャット(slack)が反応

デモ

うまくいってほしい。

中継サーバー(Heroku)

ハードウェアプロトタイプ

WEBサービス連携 RasPi Zero(NodeRED)

Maker Channel

HTTP MQTT

HTTP

Maker Channel

全体のしくみ

ハードウェアプロトタイプ

WEBサービス連携 RasPi Zero(NodeRED)

HTTP

Maker Channel

チャットお知らせは、IFTTT指定のURLに出すだけでやりやすい

中継サーバー(Heroku)

ハードウェアプロトタイプ

WEBサービス連携 RasPi Zero(NodeRED)

Maker Channel

HTTP MQTT

WEB反応もリアルタイムにするための中継サーバーはあるがシンプル

ハードウェアプロトタイプ

RasPi Zero(NodeRED)

MQTT

PC内(RasPi)もNodeREDという楽しいツールを使っている

HTTP

RasPi Zero (NodeRED) ハードウェアプロトタイプ

MQTT

RasPi内のNodeREDも視覚的にサーバープログラムを書けて楽しい

RasPi Zero (NodeRED) ハードウェアプロトタイプ

プログラムは少なめでほぼNodeREDだけで視覚的に組めている

(ここもブロックぽい試行錯誤ができてる)

HTTP

ということで

littleBits側のセンサーや反応をあれこれ変えて、IFTTT側のつなげるWEBサービスをいろいろ変えると楽しそう!

そして、手元で何かが動いたり伝わったりするのは面白そうだ!

今後も改良していきたい。(ひとまず小型化とか)

➔まとめ(Thingsのほう)◆ IoTのThings(モノ)では、デバイスのより小型化の機運を感じる。

◆デバイスだけでなく周囲の形状もなんとかしたくなるときがある!そういうときに3Dプリンタで出力して自分の思い描く形を試してみるのも楽しい。

◆ 3Dプリンタの出力は、フリーの3Dソフトもあり身近なソフト(Illustrator)といったものでも連携できるので敷居が低くなってる。

◆ littleBitsやMESHのようにブロック的なコンセプトでプロトタイプを試行錯誤しやすくなってきている。

➔まとめ(Internetのほう)◆ IoTのInternetもIFTTT・Yahoo myThingsといった気軽にAPIをつなげるサービスがでてきてアイデアが具現化しやすくなった。

◆プログラムでの知見も整いだしたので、NodeREDのようなビジュアルプログラムもできるようになり試行錯誤がしやすくなってきている。

みなさんも自分好みのIoTをいろいろと試してみましょう!たのしいよ!

ご清聴いただきましてありがとうございました!

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