sharepoint アプリ開発ツールの比較

Post on 22-Jun-2015

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Technology

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SharePointアプリ

開発ツールの比較

瀬尾佳隆 (@seosoft)Microsoft MVP for Visual C#技術ひろば.net

MVP Community Camp

自己紹介

瀬尾 佳隆 (せお よしたか)MVP for Visual C# (Jan 2009 – Dec 2014)

LightSwitch と SharePoint と組み込みが好き

技術ひろば.net やってますhttp://hiroba-tech.net/

ブログやってますhttp://yseosoft.wordpress.com/

アジェンダ

SharePoint 開発ツール

各ツールの比較

目的による使い分け

SharePoint 開発ツール

今日お話しする開発ツール

LightSwitch (クラウドビジネスアプリ)

AccessSharePoint 用アプリ (データは SQL データベース上)

SharePoint サイト (データはカスタムリスト)

Project Siena

LightSwitch Access Project Siena

LightSwitch

SharePoint 用アプリを簡単に開発できるSharePoint 用アプリ=Apps for SharePoint

業務アプリを簡単にクラウド化できる

タッチ前提の UI=マルチデバイス対応

SharePoint / Office 365 との連携が簡単

サーバー側/クライアント側それぞれにカスタマイズ可能

LightSwitch の開発画面

LightSwitch アプリの実行画面

Access (Access アプリ)

簡単に SharePoint 用アプリを簡単に開発できる対象のデータが SQL データベース上

カスタムリストを使わないアプリデータアクセスのパフォーマンス

“カスタムリスト件数 実質 5,000件まで” の上限を超えられる

Access アプリの開発画面

Access アプリの実行画面

Access (SharePoint サイト)

SharePoint カスタムリストを参照・更新するアプリ対象のデータが SharePoint のカスタムリスト

SharePoint 用アプリではない

カスタムリストをローカル管理に変更する場合にも利用できるサーバーの容量を空けるため

更新頻度は高くないがリスト件数が多い

Access (SP サイト) の開発画面

Project Siena

Windows ストアアプリで SharePoint クライアント

情報のダッシュボードに向いている

記述できる範囲はExcel ライクな関数のみ

現在ベータ版Office 365 には今後対応(・・・されるはず?)

機能的にもまだまだ

Project Siena の開発画面

各ツールの比較

データの格納先で比較

パフォーマンス、データ量の都合でカスタムリスト不可ならば LightSwitch か Access アプリSharePoint カスタムリストが対象ならば

Access アプリは使えない (Access の SP サイトを使う)

LightSwitch が汎用性が高い

LightSwitch Access(Access アプリ)

Access(SP サイト)

Project Siena

カスタムリスト ○ × ○ ○

SQLデータベース

○ ○ × ×

ターゲットデバイスで比較

LightSwitch はレスポンシブデザインなので、PC ブラウザーでもその他のデバイスでも利用しやすいWindows 8 だからと言って、必ずしも Project Siena で

ある必要はない

Windows ストアアプリでなければならない場合はProject Siena 一択

LightSwitch Access(Access アプリ)

Access(SP サイト)

Project Siena

PCブラウザー ○ ○ ○ ×

マルチデバイス

○ × × ×

Windowsストアアプリ

× × × ○

データ更新で比較

現時点では Project Siena はデータ更新機能がない

複雑なリレーションは Access では少し面倒Access でも不可能ではない

LightSwitch Access(Access アプリ)

Access(SP サイト)

Project Siena

更新可能 ○ ○ ○ ×

参照のみ - - - ○

他システムとの連携で比較

LightSwitch はサーバー側/クライアント側のコードを明示的に記述することができる

LightSwitch, Access SP サイトは SharePoint のユーザー情報との連携が可能

他の開発ツールは基本的に対象のデータを限定して参照/更新する用途に使う

LightSwitch Access(Access アプリ)

Access(SP サイト)

Project Siena

他システムとの連携必要

○ × × ×

ユーザー情報との連携必要

○ (×) ○ ×

目的による使い分け

目的 1: データ量が少なく PC 中心

データ量が 5,000件程度以下

社内で PC ブラウザーでの利用が前提

データの構造がシンプル

Access (SP サイト)Project Siena

目的 2: データ量が多く PC 中心

データ量が 5,000件を超えるカスタムリストでは 5,000件を超えるとパフォーマンスが落ちる

社内で PC での利用が前提のアプリ

データの構造がシンプル

LightSwitchAccess (Access アプリ)

目的 3: マルチデバイス対応が必要

時と場所を選ばず、スマホ、タブレットでも利用する

PC でも利用しやすい UI (レスポンシブデザイン)

UI のカスタマイズが必要

LightSwitch

目的 4: 他システムとの連携が必要

データのリレーションが複雑

他システムとの連携が必要

ユーザー情報との連携が必要

LightSwitch

まとめ

まとめ

汎用性、拡張性を考えるとLightSwitch がお勧めマルチデバイス対応

UI のカスタマイズ

他システムとの連携

Access は対象のテーブルを限定できれば手軽に開発レスポンシブではないので、マルチデバイス対応は難しい

PC 限定のダッシュボードとしては Project Siena の今後に期待現状では不足している機能が多いため今後が未知数

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