uec インキュ入居企業 学長プレゼン記録 · 2014-07-07 · uec...

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●UECインキュ入居企業 学長プレゼン記録

日 時 2014年 7月 4日(金)11:00~12:00

場 所 学長室

プレゼンの対象者 国立大学法人電気通信大学 福田喬学長

プレゼン担当者 ハートビーツ 藤崎正範 社長

対話型メディア技術研究所 佐藤俊樹 技術顧問

MTMソフトウエア(プレ) 城野遼太 代表

TEMANEKI(プレ) 脇田 英 代表

UECインキュ支援戦略 安部博文 特任教授 (兼,司会)

出席 産学官連携センター長 中嶋信生 特任教授

産学官連携センター 志茂武 特任教授

次 第

1 趣旨説明

2 3分プレゼン

(1)ハートビーツ 藤崎正範社長

ハートビーツのサーバー監視事業は業界で定評を得ている。このマネジメントは現メンバーに任せ

る,2014年 7月 1日にサーバーのセキュリティを安価でチェックできるサービス会社を設立した。株

式会社ウォルティ。電通大学生のアルバイトの場,就職先として両社を発展させる。

学長の Q サーバー監視事業について。他社との違いは何か?

藤崎 技術力。口コミで顧客が増えている。一度当社の顧客になると離れない。顧客から信頼される

技術力とサービスがポイントです。

(2)対話型メディア技術研究所 佐藤俊樹 技術顧問

研究室で生まれたアイディアや試作品に企業が着目。顧客が楽しめるサービスとして提供したいと

いう申し出があった。これに対応する形でベンチャーを設立した。研究室と企業やユーザーの橋渡し

を目指す。

学長コメント サンノゼの科学館には子供を引き

付ける展示がたくさんあった。これに匹敵するよ

うな技術なので,ぜひ発展させてください。

(3)MTMソフトウエア 城野遼太 代表

個人事業でスタート。現在,会社設立の準備中。

アクアリウムの水質モニタリングシステムで認知

されるよう頑張る。

学長 Q MTMとはどういう意味ですか?

城の 2つあります。ひとつはモア・ザン・ムーア。ムーアの法則を超えようという意気込みです。

もう一つはマシン・ツー・マシン。機械間の通信を支えようという意味です。

学長コメント 熱帯魚を飼ってみたいと思っているので,その時は MTM のシステムを使ってみよう

かな(笑い)。

(4)TEMANEKI 脇田英 代表

ビジネスの内容は検討中です。自分たちの技術とアイディアで社会に役立つものを作りたい。挑戦

するためプレインキュに入りました。

学長の Q どういうことをやろうとしているのですか?

脇田 自分のテーマとして,大学を中心にした町の活性化があります。そこで,大学と地域を結ぶス

マホ・アプリの開発を進めています。

(5)UECインキュ支援戦略 安部・志茂

2014 年度の支援ポリシー。3点ある。世界を視野に入れ自ら頑張るベンチャー経営者を深く支援す

ること。地道に頑張るインキュのベンチャー企業へプレゼン交流会・マッチング会などネットワーク・

人脈拡大を促すこと。新しいプレイヤーが出てくるよう教員・学生へ情報を伝えること。

本日はどうもありがとうございました。また次回よろしくお願いします。

正面右から福田学長,中嶋センター長。

後列右から志茂特任教授,城野代表,藤崎社長,脇田代表,佐藤技術顧問,安部。

以上。

1

UECインキュ施設

入居企業&チーム

福田学長プレゼン

2014年 7月 4日

●UECインキュ入居企業 学長プレゼン次第

日 時 2014年 7月 4日(金)11:00~12:00

場 所 学長室

プレゼンの対象者 国立大学法人電気通信大学 福田喬学長

プレゼン担当者 ハートビーツ 藤崎正範 社長

対話型メディア技術研究所 佐藤俊樹 技術顧問

MTMソフトウエア(プレ) 城野遼太 代表

TEMANEKI(プレ) 脇田 英 代表

UECインキュ支援戦略 安部博文 特任教授 (兼,司会)

次 第

1 趣旨説明

2 3分プレゼン

3 質疑応答,意見交換

4 福田学長のコメント

5 まとめ

以上。

●電気通信大学発ベンチャー認定企業(インキュベ―ション施設に入居していない企業) 2014/4/14

番号 企業名 代表者 連携教員 連絡先メールアドレス 設立 認定

1 株式会社キャンパスクリエイト 安田 耕平 角田稔(元学長)他多数 info@campuscreate.com 1999年 19.7.26

2 株式会社ナノテコ 森崎 弘 野崎教授・内田准教授 support@nanoteco.com 12.4.25 19.7.26

3 株式会社アーネット 岡田 安人 三木名誉教授 okada-yasuto@earnet.co.jp 12.11.28 19.7.26

4 株式会社アプライド・マイクロシステム 加藤 好志 青山教授 kato@applied-micro-systems.net 17.1.5 19.7.26

5 サイバーズ株式会社 中林 寿文 森崎名誉教授 toshi@media-wing.com 11.9 19.7.26

6 株式会社トリプル・アイ 遠藤 泰夫 田野教授 endo@iii-triplei.com 18.7.14 19.7.26

7 株式会社ビビアン 久池井 淳 竹内利明特任教授 kuchii@v-sys.jp 20.3.6 20.4.18

8 株式会社MNU 雪本修一 志茂武特任教授 yukimoto@usa-mimi.jp 2011(H23)年1月 2011(H23)年1月

●電気通信大学発ベンチャー認定企業(インキュベ―ション施設に入居している企業) 2014/7/1

番号 企業名 代表者 連携教員 連絡先メールアドレス 設立 認定

1 プラスワッチ株式会社 日下部正秋 一色秀夫教授 503 mkusakabe@plus-watch.com 2010(H22)年7月 2013(H25)年2月

2 株式会社Photonic System Solutions 小舘香椎子 渡邊恵理子特任助教 506 eriko@ee.uec.ac.jp 20.1.25 23.2.22

3 株式会社早川地震電磁気研究所 早川 正士 芳原容英教授 508 hayakawa@earthquakenet.com 2011(H23)年05月11日 2011(H23)年06月

4 株式会社ファーム・フロー 朴 炳湖 黒田名誉教授 505,507 piao@firmflow.jp 19.4.23 20.1.30

5 株式会社ハートビーツ 藤崎正範 桒田准教授 404 fujisaki@heartbeats.jp 17.4.15 21.11.13

6 マルチポート研究所有限責任事業組合 矢加部利幸他 矢加部利幸准教授 402 yakabe@ice.uec.ac.jp 18.9.15 19.7.26

7 株式会社ワイヤレスコミュニケーション研究所 尾崎 鋭一 中嶋信生教授 501,502 ei@j-wcl.com 14.1.21 19.7.26

8 株式会社スマートコミュニケーション 小林裕一郎 中嶋信生教授 504 kenny@j-wcl.com 22.1 23.2.22

9 株式会社インフォクラフト 荒川 淳平 太田和夫教授 406,408 arakawa@infocraft.co.jp 17.4.12 19.7.26

10 株式会社メルティンMMI 伊藤寿美夫 横井浩史教授 405,407 sumio@cwe.jp 2013年 2012(H24)年12月

11 対話型メディア技術研究所 佐藤 暖子 佐藤俊樹助教 401 2014(H26)年6月

●UECインキュベーション施設入居企業 状況 2014年7月

No. 企業名 事業内容 人数

1 対話型メディア技術研究所 デジタルサイネージ用画像処理ソフト,アプリの開発・販売。2

2 株式会社ハートビーツ DeNAなどIT企業向けWebサーバー24時間監視。 53

3 マルチポート研究所有限責任事業組合 (学生実験用)高周波測定装置の開発。 4

空室 21㎡

4 株式会社メルティンMMI ロボットハンド等,医用福祉機器の開発。 1

5 株式会社インフォクラフト ソフトウェア受託開発。 17

6 株式会社ワイヤレスコミュニケーション研究所 無線通信ネットワークシステム構築。 7

7 プラスワッチ株式会社 成膜実験装置製造。実験室の安全性確保。 1

8 株式会社スマートコミュニケーション 広域無線通信ネットワークシステム構築。 6

9 株式会社Photonic System Solutions 映画・音楽等コンテンツの海賊版を発見・報告。 8

10 株式会社ファーム・フロー 流体解析シミュレーション。 1

11 株式会社早川地震電磁気研究所 震度5以上の地震の場所を1週間前に予知。 3

プレインキュ MTMソフトウエア センサーネットワークを利用したアクアリウ管理システム。 2

プレインキュ TEMANEKI 地域情報をリソースとするWEBサービスの提供。 3

プレインキュ インスタクト 自己管理用アプリの提供。 1

合計 107

●株式会社ハートビーツ

日時 2014年7月4日(金)11:00~12:00

場所 学長室

(1) 企業データ 代表者 藤崎正範(ふじさき・まさのり)/連携教員 桑田正行

TEL 03-3356-1236/URL http://heartbeats.jp/資本金 1600万円

人数 53名(内訳:役員3・社員39・バイト11) 設立時期 2005年4月/電通大発ベンチャー承認時期 2010年3月

(2) 経営理念 「みんな仲良く」「プライドを持って」「変化を楽しむ」

(3)ビジネスモデル図 ■メイン事業:MSP(ManagedServiceProvider) メインサービス: フルマネージドサービス

内容: ITインフラの管理や24時間体制の監視、コンサルティングを継続的に提供

顧客:WEB系システム・サービス企業。

ITインフラの運用がサービス規模拡大に対する役割が

大きい中、そのノウハウを月額費用という形でサービス

化して提供している。

【ベストベンチャー100、4年連続受賞】

■新規事業(2014/7/1設立の子会社)

株式会社ウォルティ

WEBサイトなどサーバーサイドのセキュリティスキャンを無料で開始でき、

スキャン1回5円から利用できるSaaS「Walti.io」を提供していく。

「サーバーサイドのセキュリティスキャンをもっと身近に。」が事業目標。

(4) 2014-2015年の経営方針 MSP事業は引き続きニーズが多いので、既存メンバーで模索しながら成長させる

新規事業は市場の動向を見ながら契約数を多く取る

(5) UECインキュの効用,100周年キャンパスへの期待 【採用関連】ハートビーツは電通大卒業の学生が多く、かつ、インキュでご紹介頂いた学生がきっかけで、ここ5年間、連続して電通大生がアルバイトをしています。

【経営者育成】インキュの活動を通じて経験値を貯めさせて頂いています。産官学連携Dayではパネルディスカッションのモデラーをやらせて頂きました。

【後輩育成】学生のうちから起業した関係で、100周年キャンパスで大学に行きながら早い段階で社会に出る、ちゃんと仕事をしていくことを経験できる場をつくれるといいなと思っています。

藤崎正範

会社

サイクル

●株式会社 対話型メディア技術研究所

日時 2014年7月4日(金)11:00~12:00

場所 学長室

(1) 企業データ

• 代表者: 佐藤暖子 (IS・小池研’07博士前期課程修了) • 連携教員: 小池英樹・野嶋琢也・児玉幸子・佐藤俊樹

• 資本金(予定): 200万円 / 設立(予定): 2014年8月

• 電通大発ベンチャー承認時期: 2014年6月

(2) 経営理念

• 研究的側面

- 研究で生まれたアイディアの

早期実用化

- 研究室と社会との接点

• 教育的側面

- 学生にものづくり・研究の楽しさを伝える

- 社内制度としての講習会等の開催

- 研究・関連業界への進学・就職の後押し

(3)ビジネスモデル図

(4) 2014-2015年の経営方針

• 学生アルバイトの募集・育成

講習会等でアルバイト学生を募集・教育する。

• 美術館等での展示活動

美術館等での試験的なシステムの展示を行う。

• テーブル型システム「PacPac」の販売

株式会社スポーツレジャーシステムズと連携しデジタルサイネージ

として広く販売する。

(5) UECインキュの効用,100周年キャンパスへの期待 • UECインキュの効用: 様々な交流イベント・プレゼン機会の存在が新しいことを考え、学ぶ機会を

与えてくれる。

• キャンパスへの期待: インタラクティブ系研究のショールーム的な場所。

アイディア

創造 展示

プロトタイプ

実装

学会発表

論文執筆

研究室

サイクル

アプリ開発

ライセンス

価格設定

宣伝

システム

開発 販売会社

連携

CEO 佐藤暖子

当社の強み:: 様々な他には無い全く新しい対話型システム

「PacPac」体験者の様子

研究室 当社 連携

企業

一般

企業

ライセンス

ライセンス料

アプリ使用権利等

開発依頼・相談 イベント企画

システム販売

アプリ開発・販売 イベント実施

保守

・広告代理店

・イベント企画会社

・サイネージ販売会社

学生

アルバイト

講習会等

の実施

交流

研究との連携

CTO 佐藤俊樹

●MTMソフトウェア (プレインキュ)

日時 2014年7月4日(金)11:00~12:00

場所 学長室

(1) 企業データ

企業名 MTMソフトウェア

代表者 城野遼太(しろの・りょうた) 連携教員 佐藤証教授

電話番号 08050462804/URL (準備中) 資本金 200万円(予定) 人数 2(内訳:役員1・バイト1) 設立時期 20 14年4月 / 電通大発ベンチャー承認 申請準備中

(2) 経営理念

「毎日を便利に楽しく」

(3)ビジネスモデル

観賞魚用水槽の水質を遠隔にて管理できるシステム(下図参照)を開発します。このシステムにより、愛好家は水質維持作業に時間を取られず、観賞魚の飼育という本来の趣味に注力できるようになります。将来的には、これを発展させエビ養殖場のような野外水産管理への発展を目指します。

(4) 2014-2015年の経営方針

プロトタイプを完成させ、多摩地域で100ユーザに提供。

(5) UECインキュの効用,100周年キャンパスへの期待 UECインキュへ起業相談をした事で、卒業後スムーズに創業へ移行する事ができました。在学中に同部門を知らなければ、起業はしなかったと思います。

100周年記念キャンパスには、FabLabのような、中小企業を含めた地域の方々と大学関係者が共同して開発・実験ができる場所を希望します。

顔写真

城野遼太

●TEMANWKI (プレインキュ)

日時 2014年7月4日(月) 11:00~12:00

場所 学長室

(1) チームデータ

代表者 脇田 英(わきた・すぐる) 電話番号 080-1543-4242

人数 3人

設立時期2014年4月

(2) 経営理念

検討中。

(3)ビジネスモデル

検討中。

(4) 2014-2015年の経営方針

新規事業を社会に公開し、とにかく挑戦を繰り返す。

(5) UECインキュの効用,100周年キャンパスへの期待

私たちは本年度より、UECインキュベーションセンターの方に入居させて頂き、様々

なアドバイスやお話をさせて頂く機会を頂き、私たち自身を成長させる良い契機を頂い

ていると感じております。

また、学生の立場から100周年キャンパスへの期待としまして、学生主導の自由に自分

達の活動を広報しあったり、地域の人がお知らせができる掲示板などあるといいなと考

えております。現在はあらゆる掲示物に大学からの許可を取得する必要があり、学生

主体の活動広報はなかなか許可が得にくい状態にあります。また、地域の方々でも電

通大の学生に広報したいけれどもなかなかアプローチする手段がないという実情があ

るようです。したがって、このような問題を解決するプラットフォームが1つあると大学と

地域間の活性化も図れるのではと期待しております。

顔写真

脇田英

●2014UECインキュ企業支援戦略

日時 2014年7月4日(金)11:00~12:00

場所 学長室

担当 安部博文 特任教授

志茂 武 特任教授

1 UECインキュの現状 2014年現在,電通大発ベンチャー企業数は19社。

うちインキュベーション施設を使用する企業数は11社,雇用数は約100人,売上高の合計は6.3億円。

2 日本の大学発ベンチャーの状況 2001年3月の「平沼プラン」を契機に2001年時点で128社だった大学発ベンチャー企業数は2004年に1,000社を超え,2008年は1,809社。消滅・活動停止した大学発ベンチャー312社を加えた創出ベースでは2,121社。うちIPO企業は24社。

1社あたりの平均売上高(1億4,700万円)と平均雇用者数(9.5人)から算出した売上高合計額は約2,700

億円,雇用者数は1万7千人。

2014年の電通大の数字で比較すると売上高が0.2%,雇用者数が0.6%。

3 アメリカのベンチャーの状況 1980年代,シリコンバレーではオラクル,マイクロソフト,シスコ,クアルコム,アップル,グーグル,アマゾン,Facebook,Twitter等が続々と設立,上場し,時価総額10兆円以上の世界的企業が続出。

アップル54兆円,グーグル39兆円,マイクロソフト34兆円,GE27兆円,オラクル19兆円

これらの企業が高額買収を重ね,好循環を加速。IT・インターネット・プラットホーム分野で付加価値を創出するイノベーションが進行中。

一方,日本企業の時価総額はトヨタの19兆円,ソフトバンク9兆円,NTTドコモ7兆円など数兆円規模。

4 UECインキュの支援戦略 (1) 日本の国立大の中での大学発ベンチャー企業数のランキングを上げる「薄く広い」支援より,世界的ベンチャー企業を目指すヤル気のある起業家を「厚く深い」支援に注力する。

(2) 現在のUECインキュベーション企業が地道に継続的・自律的に発展する支援を講じる。

具体的には,プレゼン交流会,マッチング会,インキュHPを使った情報発信などにより,外部ネットワーク,人脈拡大を促進。

(3) 教員や学生がベンチャーという選択肢を選びやすくするため教育,イベント,懇親会などの方法を多様に講じる。

ベンチャービジネス概論(学部3年),ベンチャービジネス特論(博士前期&後期)。

グローバルアントレプレナー育成促進事業(総括責任者 田村教授) その他,電通大がリーダーシップを取る教育機会を探索中。

参考資料 赤羽雄二(2014)『ゼロ秒思考2 世界を視野に技術者戦略』電通大ベンチャービジネス特論2014第10回講義資料。

経済産業省(2009)『平成20年度産業技術調査 大学初ベンチャーに関する基礎調査実施報告書』株式会社日本経済研究所。

松田修一(2014)『大学発ベンチャーの可能性を引き出す その現状,課題,戦略』産学官連携ジャーナル「産学官の道しるべ」2014年4月号 特集1 科学技術振興機構。 http://goo.gl/1shmEV

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