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Vol.274
毎月10日発行 安心会計ニュース
発 行 者
税理士法人橋本会計
電話(03)5442-2631 2020 年 6 月 10 日発行
今できること、これからできること集 新型コロナ感染対策から、With コロナ対策、After コロナ対策へ
できること チエックリスト
資金対策で
緊急コロナ対策
□診療収入4か月分の資金確保(半年分の資金確保のため)
□借入は緊急分(翌月入金)と安心分(3か月後入金)に区分して申込
□コロナ融資で既存融資の一本化、追加資金導入、返済期間延長で月額返済額
減額、金利減額、保証料減額、据置期間活用
アフターコロナ
を見据えて
患者対策
□予約延期の患者さんに次回予約確認の連絡
□既存患者さんへ自医院のアピールカード送付(リコール、感染対策、医療機
器、治療内容、継続治療の必要性を説明)
□新規患者さん向けにホームページ等でアピール内容を告知
今後の
スタッフ対策
□飛沫防止対策(フェイスシールド、アクリル板等)
□勤務時間見直し(通勤感染対策、小学校休校対策のため)
□社会保険加入確認(健保、年金、雇用保険、労災保険)
Withコロナ
滅菌対策
□ウイルス対策換気機器導入(受付、待合室、診療室)
□治療用滅菌体制整備(クラス B,ハンドピース追加、口腔外バキューム)
□清掃用品
IT補助金活用で
業務改善対策
□給与計算システム導入
□電カルテ対応レセコン導入
□予約・リコールシステム導入
ものづくり補助
金(事業再開枠 50
万円)を使って感
染防止対策
□消毒、マスク、清掃
□飛沫防止対策(アクリル板・透明ビニールシート等)
□換気設備
□その他衛生管理(クリーニング、体温計、サーモカメラ等)
□掲示・アナウンス(スタッフ、患者への感染防止を呼びかけるもの)
自費治療対策 □矯正治療(外部矯正医招へい、マウスピース矯正)
□CAD/CAM補綴
□自費PMTC
院長の
リスク対策
□生命保険見直し
□医療保険見直し
□介護保険見直し
□休業保障見直し
緊急事態宣言期間の診療時間の状況(4 月7日を 100%とした場合)
地域 4/7 4/14 4/21 4/28 5/5 5/12 5/19 5/26
岩手 100% 100% 100% 100% 100% 100% 96% 94%
茨城 100% 100% 100% 100% 100% 100% 100% 100%
埼玉 100% 100% 93% 91% 95% 95% 95% 79%
千葉 100% 97% 96% 95% 95% 95% 91% 87%
東京 100% 98% 95% 90% 88% 91% 94% 98%
神奈川 100% 100% 94% 92% 91% 92% 93% 92%
歯科会計 コロナ対策借入実行の注意点
コロナ感染対策融資は、金利軽減、保証料軽減、返済期間長期化、据置期間等、従来の融資条件と比
較すると借手にメリットがある対応がなされています。よって、このような有利が条件を活用して借入
の実行を検討することと、さらに既存借入も含めて財務改善するチャンスです。
1. 運転資金不足(余裕資金)をコロナ対策融資で改善
開業時 15年返済借入に加えて 1200万円新規借入し、既存融資とまとめて 10年返済
とし、月額返済額を同額にて運転資金 1200万円を準備できた。
項目 現状 改善後 増減
借入 月額返済 借入 月額返済 借入 月額返済
既存借入 1200 20 1200
20
0
0 新規借入 0 0 1200 1200
運転資金 100 0 1300 0 1200 0
2. 複数借入をまとめ
開業資金借入(15年)、CAD/CAM借入(10年)、運転資金借入(5年)を 840万円の
新規借入をまとめて 10年返済とし、月額返済額を 20万円減額できた。
項目 現状 改善後 増減
借入 月額返済 借入 月額返済 借入 月額返済
既存借入 1 1200 20 1200
25
0
-20
既存借入 2 600 10 600 0
既存借入 3 360 15 360 0
新規借入 0 0 840 840
運転資金 100 0 940 0 840 0
3. コロナ感染対策融資特別枠(要認定)を使って資金支出を減額
(1)別枠を使って既存借入全部と追加借入をして、その保証料を軽減
(2)別枠を使って既存借入全部と追加借入をし、据置期間を設けその期間の金利を軽減
ドクター会計
新型コロナによる納税猶予の特例
4月 30日の通常国会にて、新型コロナウイルス対策として国税・地方税の特例法が成立し、同日施
行されました。その中で、新型コロナ防止措置の影響により相当な収入の減少があり、一時に納税を
行うことが困難と認められた場合には、無担保・延滞税なしで 1 年間納税猶予できる納税猶予の特例
が定められました。国税だけでなく、地方税や社会保険料も対象となります。新型コロナの影響で収
入が減少し、手元資金に不安を抱えていらっしゃる場合には、この納税猶予の特例制度をご利用くだ
さい。
また、新型コロナウイルスの影響により、期限までに申告・納付ができない場合には、個別に申告
期限の延長が認められています。
納税の1年間猶予(特例猶予制度)
対象税目 (国税)所得税、法人税、消費税等ほぼ全ての税目が対象。
(地方税)市県民税、固定資産税、自動車税
(社会保険料)厚生年金保険料、労働保険
要件 2020年2月から納期限までの任意の期間(1ヶ月以上)において
事業収入が前年同月比20%以上減少し、一時の納税が困難と認めら
れる場合(6か月間の費用支出考慮)
効果 猶予期間中の延滞税全額免除、担保の提供不要
対象期間 令和2年2月1日から令和3年1月31日納期限到来分
猶予期間 原則1年間(中間申告、予定納税は確定申告期限まで)
必要手続 (税務署)納期限までに申請書の提出が必要。
ただし令和2年6月30日までは期限後申請可
(地方税・社会保険料)それぞれに申請が必要。
国税の猶予が許可されている場合には国税の申請書および
猶予許可通知書の写しを添付することで記載内容の省略可
申告・納税期限の延長
対象税目 申告所得税・法人税・消費税・贈与税・相続税・源泉所得税
申告・納付期限(個人)申告書作成が可能となった時点
(法人)申告・納付ができないやむを得ない理由がやんだ日から
2か月以内
必要手続 eTax添付書類送付書に「新型コロナウイルスによる申告・納付
期限延長申請」と記載(源泉所得税は摘要欄に記載)
医療承継 相続税の申告・納付期限の延長
新型コロナ感染症の影響に関連して、国税庁より相続税に関して、個別の手続による
申告・納税期限の延長の措置が公表されています。
<どのような場合に個別延長が認められるか>
相続人等が新型コロナウイルス感染症の影響により、期限までに申告・納付ができな
いやむを得ない理由がある場合には、個別申請をすることにより期限の個別延長が可能
です。
(やむを得ない理由の例)
・新型コロナウイルス感染症に感染した場合
・体調不良により外出を控えている場合
・平日の在宅勤務を要請している自治自体にお住まいの場合
・感染拡大により外出を控えている場合
なお、延長には事前の申請書等の提出の必要はなく、最終的な相続税申告書の余白に
「新型コロナウイルスによる申告・納付期限延長申請」と付記することで足ります。
やむを得ない理由がやんだ日から 2 カ月以内が延長の目安となります。ただし、申告
書を提出した日=納付期限となりますので、申告と納付を同日に行うことが重要です。
<準確定申告の申告納付期限>
亡くなったかたの所得税の申告を準確定申告といいますが、通常亡くなってから 4 ヵ
月以内が申告納付期限となっています。こちらも、新型コロナウイルス感染症の影響が
なくなった後まで申告・納付期限が延長されています。
<小規模宅地等の減額の保有期間要件について>
土地の評価に関する小規模宅地等の減額特例については申告期限まで土地を保有継続
する要件がついているものがあります。明確な国税庁からの発表はまだですが、申告期
限延長により土地の保有期間要件も長期延長化する可能性が高い点にも注意が必要で
す。
安心承継セミナー開催日延期のお知らせ
2020年 7月 5日に予定しておりました「安心承継セミナー」について、新型コロナ感染がいまだ終
息しておりませんので開催日を延期させていただき、改めて開催日を決定してお知らせいたします。
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