websphere application server v6.1 was v6.1...
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WebSphere Application Server V6.1
WAS V6.1WAS V6.1WAS V6.1WAS V6.1WAS V6.1WAS V6.1WAS V6.1WAS V6.1 概要概要概要概要概要概要概要概要
ISE Webインフラストラクチャー大石 貴之
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Disclaimer
� この資料は日本アイ・ビー・エム株式会社ならびに日本アイ・ビー・エムシステムズ・エンジニアリング株式会社の正式なレビューを受けておりません。� 当資料は、資料内で説明されている製品の使用を保証するものではありません。� 資料の内容には正確を期するよう注意しておりますが、この資料の内容は2006年7月現在の情報であり、製品の新しいリリース、PTFなどによって動作、仕様が変わる可能性があるのでご注意下さい。� 今後国内で提供されるリリース情報は、対応する発表レターなどでご確認ください。また、当資料に記載された製品名または会社名はそれぞれの各社の商標または登録商標です。
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アジェンダアジェンダアジェンダアジェンダ
� 製品構成
� WAS V6.1ハイライト
� 新機能概要
� まとめ
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製品構成製品構成製品構成製品構成
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製品製品製品製品パッケージングパッケージングパッケージングパッケージング
� 製品パッケージングはV6.0.X と同様- WebSphere Application
Server V6.1 Express (注)- WebSphere Application Server V6.1- WebSphere Application Server V6.1 for Developers- WebSphere Application Server V6.1 Network Deployment- WebSphere Application Server for z/OS, V6.1
� 分散系プラットフォーム向け製品のイメージは DVD, CD またはダウンロードにて配布� z/OS プラットフォーム向け製品はテープ上の SMPE イメージにて配布- z/OS のお客様には、分散系プラットフォーム向けユーティリティーとツールのCDも配布される W
eb
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Dep
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t(クラスタークラスタークラスタークラスター構成構成構成構成, 複
数複数複数複数マシンマシンマシンマシン)E
xp
ress
(注注注注) / Base(シングルシングルシングルシングル・・・・サーバーサーバーサーバーサーバー
)
Webベースベースベースベースのののの管理管理管理管理, Webサービスサービスサービスサービスデプロイメントデプロイメントデプロイメントデプロイメント・・・・マネージャーマネージャーマネージャーマネージャー, ノードノードノードノード・・・・エージェントエージェントエージェントエージェント, クラスタリングクラスタリングクラスタリングクラスタリングワークワークワークワーク・・・・マネージャーマネージャーマネージャーマネージャー, アプリケーションアプリケーションアプリケーションアプリケーション・・・・プロファイルプロファイルプロファイルプロファイル, などなどなどなど
JDK
EJB コンテナーコンテナーコンテナーコンテナー, メッセージングメッセージングメッセージングメッセージングWebコンテナーコンテナーコンテナーコンテナー (サーブレットサーブレットサーブレットサーブレット, JSP, XML)
High Availability マネージャーマネージャーマネージャーマネージャー, EdgeコンポーネントコンポーネントコンポーネントコンポーネントService Data Objects
(注) WAS V6.1 Expressは開発意向表明WAS V6.1の製品パッケージはWAS V6.0と同じになります。WAS V6.1では以下のエディションを提供します。・WAS Express V6.1 ※開発意向表明中小規模の環境での使用を目的としたパッケージです。サーバーあたりにCPU数は2つに制限されています。・WAS (Base) V6.1WASのシングルサーバー構成をサポートします。・ WAS for Developers V6.1Baseと同等の機能を提供します。開発・テスト環境に限定して使用可能です。開発者単位のライセンスとなります。・WAS Network Deployment (ND) V6.1WASの複数台構成をサポートします。高可用性、拡張の容易性、管理の容易性に優れた環境を提供します。・WAS for z/OS V6.1z9及びz/OS用のパッケージです。OS固有の機能が利用可能になっています。メディアはCD、またはDVDでプラットフォーム毎に提供されます。
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WASととととJ2EEのののの対応対応対応対応
� WASのバージョンと、対応するJ2EE、J2SEのバージョン
2.42.42.32.32.2Servlet
1.41.41.31.31.2J2EE
2.02.01.21.21.1JSP
2.12.12.02.01.1EJB
1.4
WAS 6.0
5.01.41.31.2J2SE
WAS 6.1WAS 5.1WAS 5.0WAS 4.0
WAS V6.1がサポートしているJ2EEのバージョンはJ2EE1.4です。これはWAS V6.0がサポートしていたJ2EEのバージョンと同じです。WAS V6.1はサポートしているJ2SEのバージョンがJ2SE5.0になりました。WAS V6.0がサポートしていたJ2SEのバージョンはJ2SE1.4です。WAS V6.1はサポートしているJ2SEのバージョンがWAS V6.0に比べて進化しました。
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機能機能機能機能サポートサポートサポートサポート
V5.0
4Q2003
V5.1
2Q2004
V6.0.X
4Q2004
V6.1
2Q2006V4.0.X
2001
…
•J2EE 1.2 サポート•データベース内の構成データ•Webサービスのサポート
•J2EE 1.2, 1.3 サポート•JDK 1.3 サポート•ApacheエンジンベースのWebサービス•XMLファイル内の構成データ•パッケージングの簡単化•クラスタリングとスケーラビリティのためのNetwork Deployment セル•WebSphere MQ ベースの組み込みメッセージング・エンジン•z/OS と分散系のコードベース統一
•J2EE 1.2, 1.3 サポート•JDK 1.4 サポート•IBMエンジン上のJSR 101/109によるWebサービスのサポート•JSFのサポート •J2EE 1.2, 1.3, 1.4 サポート
•J2EE 1.4ベースのWebサービス•WS-Security と Basic profile のサポート•共通データモデル、SDO
•すべてのパッケージでのプログラミングモデル拡張のサポート•High Availability (高可用性) マネージャー•Java ベースのメッセージング・エンジン•V5.0.X と V6 の混合バージョン・セルのサポート
•J2EE 1.2, 1.3, 1.4 サポート•JDK 5.0 サポート•ポートレットのサポート•Session Initiation Protocol (SIP) のサポート•WS-Notification, WS-Business Activity とWS-Resource Framework, WS-I BSP のサポート•仮想メンバー・マネージャー•OSGi ベースのアーキテクチャー•"Consumability" と使いやすさの拡張•統合ソリューション・コンソール
[将来プラン]
•Service Component Architecture, Business Objects と CEI サポートを含む SOA コア•Java EE 5.0
WAS V6.1で新しくサポートされた主な機能です。J2EEやWebサービスの仕様が継続的に拡張されてきています。さらに最近ではSOA機能の拡充が行われています。
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稼働環境稼働環境稼働環境稼働環境
� 最新の情報は以下のサイトを参照- http://www-
1.ibm.com/support/docview.wss?rs=180&uid=swg27007651
z/OS and z/OS.e V1.6z/OS
i5/OS and OS/400 V5R3, i5/OS V5R4i5/OS, OS/400
Solaris V9, Solaris V10Solaris
Red Hat Enterprise V3, Red Hat Enterprise
V4, SUSE Linux Enterprise V9
Linux/x86, Linux/x86-64
Linux/Power, Linux/z
HP-UX 11iv2HP-UX/PA-RISC
HP-UX/Itanium
Windows2000, Windows2003, Windows2003
x64, Windows XP(開発・テスト環境をサポート)
Windows
AIX5.2, AIX5.3AIX
バージョンOS
WebSphere Application ServerはWindowsから各種Unix系OS、iSeries、zSeriesまで、多くのプラットフォームで稼動します。稼働環境は、随時更新されますので、最新の情報は、Webサイトで確認してください。
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WAS V6.1 トライアルトライアルトライアルトライアル版版版版
� WAS V6.1 トライアル版を提供- 60日間期間限定- WindowsとLinuxのみ- IHSとPluginは未提供- Webからダウンロード� http://www-
128.ibm.com/developerworks/downloads/ws/was/?S_TACT=105AGX28&S_
CMP=WCBDD
WAS V6.1ではトライアル版を提供しています。トライアル版なのでいくつかの使用上の制限があります。・使用できる期間は60日間です。・稼動するOSはWindowsとLinuxのみです。・IHSとPluginはトライアル版では提供していません。・Webからのダウンロードのみでの提供です。
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新機能概要新機能概要新機能概要新機能概要
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WAS V6.1新機能新機能新機能新機能(1)
� J2SE5.0- 新しいAPIのサポート� EoDの推進- 新しいJVMのサポート
� 管理機能の拡張- インストレーション・ファクトリー- 管理コンソールの機能拡張� Integrated Solutions Console (ISC)
� wsadminコマンド・アシスタンス� セキュリティー機能の拡張- 管理セキュリティの分離- 証明書管理ツール
WAS V6.1の新機能で中心となるのはJ2SE5サポートです。その他にも管理機能の拡張やセキュリティ機能の拡張など、重要な機能拡張が行われています。なお、ここでは新しい機能のリストアップを行い、各機能の説明は後のページで行います。さらに詳細な説明を後のセッションで行います。
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WAS V6.1新機能新機能新機能新機能(2)
� SIPサポート- JSR116 SIPサーブレットのサポート� Proxy Serverサポート- HTTPとSIPに対応した、 プロキシー・サーバーのサポート� ポートレット・サポート- JSR168 ポートレットのサポート� Webサービス- 新しい仕様のサポート
� WS-Notification, WS-Business Activity, WS-Resource Framework, WS-I
BSP, WS-Addressing
� メッセージング- ファイル・ストアー・サポートその他のWAS V6.1における主な新しい機能をリストアップしています。リアルタイム通信を実現するSIPのサポート、ODC (OnDemand構成)が可能なプロキシー・サーバー、ポートレットのサポート、Webサービスの新しい仕様のサポート、メッセージングの機能拡張などが、主な新機能になります。これらの機能についても後のページで説明します。また詳細な説明を後のセッションで行います。
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WAS V6.1WAS V6.1WAS V6.1WAS V6.1新機能新機能新機能新機能
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J2SE5.0(API)
� J2SE5.0(JSR176)のサポート- EoD実現のための新しいAPIサポート- アノテーション(JSR175)- Generics(JSR14)- 新しい言語仕様(JSR201)
� staticインポート、拡張forループ、Autoboxing、Enum型、可変長引数List list = new ArrayList();
//リストにInteger型の要素を追加list.add(new Integer(100));
//リストからInteger型の要素を取得Integer i1 = (Integer)list.get(0);
List list = new ArrayList();
//リストにInteger型の要素を追加list.add(new Integer(100));
//リストからInteger型の要素を取得Integer i1 = (Integer)list.get(0);
問題点①毎回キャストするのは面倒問題点②実行時にClassCastExceptionが発生する危険がある(リストには本当にIntegerが入っている??)
//ListがIntegerしか格納できないことを宣言List<Integer> intList = new ArrayList<Integer>();
//Integer以外の値を追加するとコンパイルエラーintList.add(new Integer(100));
//キャストが不要Integer i1 = intList.get(0);
//ListがIntegerしか格納できないことを宣言List<Integer> intList = new ArrayList<Integer>();
//Integer以外の値を追加するとコンパイルエラーintList.add(new Integer(100));
//キャストが不要Integer i1 = intList.get(0);
J2SE5.0J2SE1.4
Genericsサンプル
J2SE5.0では大変大きな言語仕様の変更が行われました。EoD(Ease of Development)を目標としており、printfなどC/C++の開発者に馴染みが深いAPIが新規にサポートされました。その他にGenericsやアノテーションなど新しい言語仕様が採用されています。
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J2SE5.0(JVM)
� 新規に開発されたJVM(J9)を提供- パフォーマンスの向上- 世代別GCのサポート- JITコンパイラーの改良- ヒープ構造の改良� ヒープ領域断片化の改善
WAS6.0:Classic VM
WAS6.1:J9 VM
WAS V6.1ではJVMも変更されています。WAS V6.0まではClassic VMが使用されていましたが、WAS V6.1から新規に開発されたJ9 VMが採用されています。J9 VMの採用により、・パフォーマンスの向上・世代別GCのサポート・JITコンパイラーの改良・ヒープ領域の改良などのメリットが享受できます。
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管理機能管理機能管理機能管理機能のののの拡張拡張拡張拡張 プロファイルプロファイルプロファイルプロファイルInstallation Factoryリソースリソースリソースリソース設定設定設定設定クラスタークラスタークラスタークラスター
Webサーバーサーバーサーバーサーバーマイタスクマイタスクマイタスクマイタスク編集編集編集編集コマンドアシスタンスコマンドアシスタンスコマンドアシスタンスコマンドアシスタンス
ファストパスファストパスファストパスファストパス・・・・インストールインストールインストールインストールクラスクラスクラスクラス・・・・ローダーローダーローダーローダーIBMサポートアシスタントサポートアシスタントサポートアシスタントサポートアシスタント診断診断診断診断プロバイダープロバイダープロバイダープロバイダー
1....インストールインストールインストールインストール製品のインストールFixの適用環境・トポロジーの構成2....リソースリソースリソースリソース設定管理設定管理設定管理設定管理リソース・プロパティなどの構成情報の設定管理3....アプリケーションアプリケーションアプリケーションアプリケーション管理管理管理管理J2EEアプリケーションのインストール・構成管理
4....監視監視監視監視・・・・定常運用定常運用定常運用定常運用プロセス・アプリケーション・サービスの起動終了 5....パフォーマンスチューニングパフォーマンスチューニングパフォーマンスチューニングパフォーマンスチューニング・・・・問題判別問題判別問題判別問題判別ツールを使用した問題判別パフォーマンス関連パラメータの調整WAS V6.1ではシステム運用に関係した項目において、様々な新機能がサポートされました。システム運用はWASの導入、設定からアプリケーションの管理、システムの監視、問題判別まで広範囲に及びます。これらの各項目について追加された新機能を上の図で示しました。
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管理機能管理機能管理機能管理機能のののの拡張拡張拡張拡張((((インストレーションインストレーションインストレーションインストレーション・・・・ファクトリーファクトリーファクトリーファクトリー))))
� WAS6.0.2/WAS6.1からの新機能- Fixも含めたインストール・イメージの作成Command Line
Invocation Tool
V6.0
V6.0.2 V6.0.2.5 JDK 1.4.2 SR3 単体単体単体単体Fix “A”&”B”
AB
構成構成構成構成アーカイブアーカイブアーカイブアーカイブファイルファイルファイルファイル スクリプトスクリプトスクリプトスクリプト・・・・アプリケーションアプリケーションアプリケーションアプリケーションC:¥>ifcli
Composition
Tool (GUI)
製品バイナリ RefreshPack・FixPack・iFix・SDKFixPack++++++++ ファイル・スクリプトCustom Install PackageCustom Install Package(CIP)(CIP)
Installation Factoryビルド定義ファイルビルド定義ファイル((XMLXML))
インストレーション・ファクトリーでは、Fixも含めたインストール・イメージを作成することが可能です。通常のインストールでは、1.製品バイナリーの導入(WAS6.0)2.Refresh Packの適用(WAS6.0.2)3.Fix Packの適用(WAS6.0.2.9)4.Interim Fixの適用(WAS6.0.2.9+PK27109)5.SDK Cumulative Fixの適用(Java SDK SR5)など、導入後に多数のFixを適用する必要があります。これはインストールを実施するサーバーの台数が多くなると、担当者の工数が増大する問題がありました。インストレーション・ファクトリーを使用することで、1回の導入作業で複数のFixの適用したモジュールを導入することが可能になります。
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管理機能管理機能管理機能管理機能のののの拡張拡張拡張拡張(管理管理管理管理コンソールコンソールコンソールコンソールのののの機能拡張機能拡張機能拡張機能拡張)
� Integrated Solutions Console (ISC)- 統一された管理コンソール� 他のミドルウェアも採用予定- マイタスクによる編集が可能
� wsadminコマンド・アシスタンス- 管理コンソールの操作をコマンド形式で表示- 運用シェルの作成が容易マイ・タスク設定 マイ・タスク設定後のリスト
管理コンソールにはISCが採用されました。これはWAS以外のIBMミドルウェアでも採用が予定されている管理コンソールであり、統一的なミドルウェアの管理が可能になります。ISCではマイタスクの編集が可能になっています。よく使用する項目をマイタスクに登録することで、簡単に登録された項目にアクセスすることが可能になります。wsadminコマンド・アシスタンス機能も新規に追加された機能です。wsadminコマンドは運用を自動化するシェルを作成する際に使用されるコマンドですが、シェルの開発ではコマンドは独自に作成する必要がありました。WAS V6.1では管理コンソールで操作を行うと、行った操作をwsadminのコマンドとして保管することが可能になりました。これによりwsadminコマンドを使用したシェルの開発が容易になります。
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セキュリティセキュリティセキュリティセキュリティ機能機能機能機能のののの拡張拡張拡張拡張(管理管理管理管理セキュリティセキュリティセキュリティセキュリティのののの分離分離分離分離)
� 導入ウィザードとプロファイル管理ツールに設定オプション追加- ファイルベースのリポジトリーを採用� ビルトインされたリポジトリーは、LDAPリポジトリーに統合可能� 管理コンソールからユーザーやグループを管理可能
• [ユーザーおよびグループ]→[ユーザーの管理]または[グループの管理]
- WAS導入後またはプロファイル作成後に管理セキュリティーは有効� アプリケーション・セキュリティー OFF- 内部プロセス通信に使用されるLTPAとServerID を自動生成
例)プロファイル管理ツール 管理セキュリティ有効後の管理コンソール管理セキュリティ管理セキュリティの有効にチェックONユーザー名とパスワードを設定WAS V6.1では管理コンソールのセキュリティ機能がWASのグローバルセキュリティと分離されました。グローバスセキュリティを使用しなくても管理セキュリティを有効にするだけで、管理コンソールの使用にユーザーIDとパスワードが必要になる管理セキュリティが有効になります。管理セキュリティの設定はWAS V6.1の導入時に行うことも可能になっており、ディフォルトは管理セキュリティはONになっています。
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セキュリティセキュリティセキュリティセキュリティ機能機能機能機能のののの拡張拡張拡張拡張(証明書管理証明書管理証明書管理証明書管理ツールツールツールツール)
ローカル・トポロジー階層(セル、ノード、サーバー、クラスターなど)に対するSSL構成を表示する証明書有効期限モニターを構成 注意:変更が、保管された後にSSL構成から動的に読み込まれ、ランタイムで更新
SSLスコープ構成証明書有効期限
WAS V6.1では証明書管理ツールが新規に提供されています。このツールにより、証明書の管理が簡便になりました。前のページで管理セキュリティについて説明しましたが、管理セキュリティを有効にすると自動的に有効期限が1年間の証明書が作成されます。証明書の有効期限は1年間ですが、「証明書有効期限の管理」の機能により証明書の有効期限が切れると自動的に新しい証明書が作成され、その証明書を管理セキュリティで使用されます。これによりWAS V5.0で問題になったDummyKey有効期限切れのような問題は発生しなくなりました。
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SIPサポートサポートサポートサポート
� WAS V6.1の管理コンソールから”SIPコンテナー”で設定可能- 管理コンソールから「サーバー」>「アプリケーション・サーバー」>「コンテナー設定」>「SIPコンテナー設定」で設定可能
WAS V6.1ではSIPをサポートします。SIPはSession Initiation Protocolの頭文字を取ったプロトコルの名前であり、リアルタイム通信を実現しています。IP電話やチャットなどで使用されているプロトコルです。管理コンソールから「サーバー」>「アプリケーション・サーバー」>「コンテナー設定」>「SIPコンテナー設定」で設定可能です。
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プロキシープロキシープロキシープロキシー・・・・サーバーサーバーサーバーサーバー・・・・サポートサポートサポートサポート
� 新しいプロキシー・サーバーをサポート- WAS V6.0.2/WAS V6.1からの新機能- HTTPとSIPをサポート- オンデマンド構成(ODC)によるルーティングの自動構成が可能- 汎用サーバー・クラスターへのルーティングを定義
WAS V6.0.2/WASV6.1では、新しいプロキシー・サーバーをサポートします。このプロキシー・サーバーはHTTPとSIPをサポートしています。管理コンソールから「サーバー」>「プロキシー・サーバー」で設定可能です。
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ポートレットポートレットポートレットポートレット・・・・サポートサポートサポートサポート
� ポートレットの実行環境を提供- JSR168サポート ポータルページポートレットウィンドウWAS V6.1からポートレットをサポートします。ポータルとは、1つのページ上に複数のアプリケーション(ポートレット)を配置することで、ユーザーにWebサイトのポータル(玄関)を提供するものです。ポータルを利用することで、ユーザーは必要な情報を1つのWebページから取得する事が可能なります。ポートレットは、ポータルに配置可能なアプリケーションです。ポートレットはポータルの画面を構成する部品と言えます。
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Webサービスサービスサービスサービス
JAX-RPC (JSR-101) 1.0 � New standard API for
programming Web services in Java
JSR-109 1.0� New J2EE deployment model for
Java Web services
SAAJ 1.1
WS-Security� Extensions added
WS-I Basic Profile 1.0� Profile compliance
UDDI4J version 2.0 (client)
Apache Soap 2.3 enhancements
The engine is a new high performance SOAP engine supporting both HTTP and JMS
JAX-RPC (JSR-101) 1.1� Additional type support� xsd:list� Fault support� Name collision rules� New APIs for creating Services� isUserInRole()
JSR-109 – WSEE 1.1� Moved to J2EE 1.4 schema types� Migration of web services client DD
moving to appropriate container DDs� Handlers support for EJBs� EJB Service endpoint interface (SEI)
is a peer to Local and Remote Interfacce
SAAJ 1.2 � APIs for manipulating SOAP XML
messages
WS-Security� WSS 1.0
WS-I Basic Profile 1.1� Attachments support
WS-TX AT (Atomic Transactions)
JAXR support
UDDI v3 support � Includes both registry
implementation and client API library
WS-I BSP (Basic Security Profile)
WS-N (Notification)
WS-BA (Business Activity)
WSRF (Resource Framework)
WS-Addressing
WAS V5.0.2/5.1 WAS V6.0 WAS V6.1
WAS V6.1では新たにWebサービスに関連した以下の5つの仕様が新たにサポートされました。・WS-I BSPWS-I Basic Profile の拡張仕様で、セキュリティ上の相互接続性を対象にしたプロファイルです。・WS-N(Notification)Pub/Sub形式のメッセージングをWebサービスで実現する仕様です。・WS-BA(BusinessActivity)WS-Transactionの構成要素であるWS-BA がサポートされました。その他の構成要素であるWS-Coordination、WS- AT(AtomicTransaction)はWASV6.0からサポートされています。・WSRF (Resource Framework)Webサービスにおける”Statefull Interaction”を実現する仕様です。・WS-AddressingWebサービスの場所情報を拡張するための仕様です。
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メッセージングメッセージングメッセージングメッセージング
� SIBus Messaging Engine機能- ファイルベースのメッセージ・ストア� WAS V6.1でデータストアにファイルを選択可能(WAS V6.0ではDBのみ)- バス・セキュリティの拡張� 管理コンソールでの「バス・セキュリティ」画面の提供- メッセージの順序性の設定� 「厳密なメッセージ順序を維持」オプションの追加
� 新しいWMQとの接続形態- WMQサーバー� 新しいWMQとの接続形態の提供
� WebSphere MQ messaging provider- キューマネージャー・グループ接続機能のサポートApplication Server
Messaging Engine
RDBMS
Schema[Data Store]
TableTable
TableTable
Application Server
Messaging Engine
File system
Permanent store file
Temporary store file
Log file
Message store typesData store File storeSIBus Messaging Engineの新機能として以下の3点があります。・ファイルベースのメッセージ・ストアメッセージング・エンジンが使用するデータストアとして新たにファイルがサポートされました。ファイルにはメッセージ・パーシスタンス、ステイタス情報、トランザクション・ログの管理に使用されます。WAS V6.0ではDBのみがサポートされていました。・バス・セキュリティの拡張WAS V6.1から管理コンソールからバス・セキュリティの設定が行えるようになりました。WAS V6.0ではコマンドで設定を行う必要がありました。・メッセージの順序性の設定宛先にメッセージの順序性を保証するための「厳密なメッセージ順序を維持」オプションが追加されました。WMQとの新しい接続形態として「WebSphere MQサーバー」が追加されました。この機能は、z/OS上のWebSphere MQとの接続をサポートします。既存のWebSphere MQ メッセージングプロバイダーの接続方法では、キューマネージャー・グループ接続機能の使用がサポートされました。
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まとめまとめまとめまとめ
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まとめまとめまとめまとめ
� 新しい仕様に対応- J2SE5.0対応- SIP、ポートレット、Webサービス� システム管理やセキュリティの新機能が充実
WAS V6.1ではJ2SE5.0に対応しました。その他にもSIPやポートレット、Webサービスといった新しい仕様をサポートしています。システム管理やセキュリティなど、非機能要件分野でも多くの新機能をサポートしています。
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