xendesktop構成サイジング -...

システムズエンジニアリング本部

リードシステムズエンジニア

ビルディングブロックで考える

XenDesktop構成サイジング

大串昌央

アジェンダ

•イントロダクション

•XenDesktop構成オプション

•XenDesktop設計サイジングアプローチ

•PVSを利用したディスク設計

•まとめ

イントロダクション

デスクトップ仮想化の課題

コスト

性能

XenDesktop構成オプション

クライアントハイパーバイ

ザー

オフライン、セキュア

ネットブート

ローカル、固定

VDI (仮想PC)

柔軟性、個人専用

サーバー共有デスクトップ

ベストTCO

リモートPC

即持ち出し可能図

モバイルワーカー

派遣学校教室

モバイル・リモート

タスクワーカー

ナレッジワーカー

仮想デスクトップオプション

VDI (仮想PC)

VDIサービス

サーバー共有デスクトップ

XenApp

サーバーサイドの仮想デスクトップ方式

大規模仮想デスクトップ

オプション

専用

プール

サーバー

デスク

トップ

VDI専用

イメージ

ユーザー

XenDesktop

VDIプール

イメージ

ユーザー

Provisioning

Services

XenDesktop

サーバー共有

イメージ

サーバー(VM)

ユーザー

XenApp

VDI専用 VDIプールサーバー共有

ユーザー自由度 ★★★ ★★ ★

コスト ¥¥¥ ¥¥ ¥

配分は企業により様々

三つのオプションのバランスによりコストを最適化

専用

VDIプール

デスク

トップ

XenDesktop設計サイジングアプローチ

大規模XenDesktop設計のあるべき姿？？大きな単位での設計はリスクを伴う

ビルディングブロックのアプローチモジュラー単位の積み上げ

参考ドキュメント

•XenDesktop –

Modular Reference Architecture ᵒ http://support.citrix.com/article/

CTX133162

XenDesktopハイレベルアーキテクチャー

アクセスレイヤー

NetScaler

Web Interface

コントロール

レイヤー

XenDesktop/XenApp

コントローラー

Provisioning Services

SQL Server

デスクトップ

レイヤー

仮想PC(VDA)

XenAppセッション

ホスト

モジュラーアーキテクチャーによる構成

デスクトップ

レイヤー

コントロール

レイヤー

アクセス

レイヤー

NetScaler Web

Interface

XenDesktop

コント

ローラー

プール仮想PC

XenApp

コント

ローラー

プールＸｅｎＡｐｐ

セッションホスト

プール XenApp

セッションホスト

共通コンポーネント

SQLサーバーCitrixライセンスサーバーなど

ポッド

ビルディングブロックによる構成サイジング

ユーザー

• 一人あたり必

要な

リソース

サーバー

• シングルサー

バーのスケー

ラビリティ

プール

• プールあたり

のサーバー数

ポッド

• 管理する最大

ユーザー単位

（＋コント

ローラー）

仮想デスクトップサイジングのベース

一人あたりに

必要なリソー

ＣＰＵ

メモリ

ディ

スク

ネット

ワーク

ユーザー

グループ

OS vCPU メモリコアあたりの

ユーザー数

Light Windows XP 1 768MB-1 GB 10-12

Windows 7 1 1-1.5 GB 8-10

Normal Windows XP 1 1-1.5 GB 8-10

Windows 7 1 1.5-2 GB 6-8

Heavy Windows XP 1 2 GB 4-6

Windows 7 2 4 GB 2-4

VDIシングルサーバースケーラビリティサンプル

１サーバーあたりのスケーラビリティ例(VDI) 下記想定で60ユーザー/サーバー

• CPU 16コア、128GBメモリ、ユーザーあたり1/7コア、2GB想定

ᵒ 最大ユーザー = コア − 1 𝑥コアあたりのユーザー数

= 15𝑥7

ᵒ 最大ユーザーメモリ

= サーバー𝑹𝑨𝑴 −ハイパーバイザーのオーバーヘッド

ユーザーあたりの𝑹𝑨𝑴

=𝟏𝟐𝟖 − 𝟑

= 𝟔𝟐. 𝟓

≒ 𝟔𝟎(丸め)

サーバー共有シングルサーバースケーラビリティ例 XenAppサーバーも仮想化した場合

• CPUオーバーコミットはしない

• HT=ハイパースレッド使用時

ユーザー

グループ

vCPU VMあたりの

メモリ

物理コアあたり

のユーザー数

Light 2/4(HT) 16GB 30

Normal 2/4(HT) 16GB 15

Heavy 2/4(HT) 16GB 7

１サーバーあたりのスケーラビリティ (サーバー共有) 下記想定で225ユーザー/サーバー 8VM/サーバー

• CPU 16コア、128GBメモリ、30ユーザー/VM想定

ᵒ 最大ユーザー = コア − 1 𝑥コアあたりのユーザー数

= 15𝑥15

ᵒ サーバーあたりの𝑉𝑀数

=サーバーあたり最大ユーザー数

𝑉𝑀あたりのユーザー

≒ 8(丸め)

XenServerにおけるプールサイズ

FlexCastモデル XenServerリソースプール(最大)

（w/プールPVS)

(w/専用)

サーバー共有 16

ポッドのサイズをいくらにするか例：2,500ユーザーVDIポッド中のプール数サンプル

• プール毎のユーザー

= 60 𝑥 12

• ポッド毎のプール数

=ポッド毎のターゲットユーザー

プール毎のユーザー数

= 3.47

= 4(切り上げ）

ポッドあたりのコントローラーのサイジング XenDesktop(VDI)構成サイジング

• XenDesktopコントローラー ᵒ 1VM 5,000ユーザーセッション

(4vCPU,4GB RAM) ᵒ N+1冗長化

• XenAppコントローラー ᵒ ゾーンデータコレクター

• 4vCPU,8GB RAM x 2 (ポッド単位)

ᵒ XMLサーバー(2,000ユーザーを超える環境には専用XMLサーバー推奨) • 4vCPU,8GB RAM x 2(10,000ユーザー)

何か忘れてないか？ストレージ。。。

IOPS(Input Output per second) 仮想デスクトップのディスクは容量だけでなくI/O性能が重要

仮想マシンのIOPS(VDIの場合)

起動ログオン通常ログオフ

ストレージ

•必要な総𝐼𝑂𝑃𝑆 =一人あたりに必要な𝐼𝑂𝑃𝑆 𝑥 総ユーザー

•総IOPSに見合うストレージが必要

ディスク構成とIOPS 必要なディスク構成はストレージベンダーに相談

• スピンドル性能、RAID構成、コントローラ性能、キャッシュなどが影響

RAID 書込コスト

1 or 10 2

回転数ランダムIOPS

15,000 150

10,000 110

5,400 50

ポッド単位での拡張例

15,000 10,000 5,000 20,000

PVSを利用したディスク設計

デスクトップレイアインフラ構成

仮想イメージハイパーバイザープール

ストレージアレー

Provisioning Services(PVS)を利用した場合汎用サーバーによるシングルイメージ管理を実現、XenAppでも使える

ハイパーバイザープール Provisioning Services

PVS概要:vDisk 仮想化抽出されたOSのマスターイメージ

PVS概要:ターゲットデバイスディスクレスの仮想マシンをネットブートにより起動

PVS概要:ストリーミング PVSサーバからvDiskイメージをターゲットデバイスにストリーミング配信

PVS概要:OSの集中管理 PVSサーバーでvDiskを世代管理

PVS概要:スケーラビリティシングルイメージにより数千ー万単位のデバイスに配信可能

x 100 x 1000 x 10 000

PVS概要:ライトキャッシュ差分はライトキャッシュに保存。再起動でキャッシュはクリア

PVS設計のポイント

ハイパーバイザープール Provisioning Services

N+1冗長化

メモリ

ネットワークライト

キャッシュ

ライトキャッシュをどこに置くか？

共有ディスク内蔵ディスク

VDIにおける可用性

一般的なVDI

ハイパーバイザーのＨＡ

共有ストレージが必要

PVS（プール）

ハイパーバイザーのＨＡ不要

（サーバー障害時は

他のマシンにログオン）

必ずしも共有ストレージは不要

VDIにおける共有ディスク

管理性

可用性

コスト

拡張性

共有ディスク時の構成

Provisioning

Servers

Web Interface VMs Controller VMs

Licensing Server

XenApp Server

VMs VDI

SQL Server VM

Active

関連セッションのご案内

• 7月17日（火）15:35 -16:20 TV1-14

「Citrix Consulting ベストプラクティスによる、公開/仮想デスクトップのインフラの設計と導入の実際」

• 7月17日（火）15:35 -16:20 TV1-23

「XenDesktopにおける事業継続アーキテクチャー」

• 7月17日（火）16:40 -17:25 TV1-10

「XenDesktop 仮想デスクトップのイメージ展開と管理の技術解説 : Machine

Creation Services と Provisioning Services」

• 7月18日（水）16:40 -17:25 TV1-10

「XenDesktop パーソナライゼーション解説：ユーザに自由度の高いデスクトップを、管理者にシンプルな管理を」

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