analysis software-20091109
TRANSCRIPT
![Page 1: Analysis software-20091109](https://reader036.vdocuments.pub/reader036/viewer/2022082812/55b9bef4bb61ebfd558b4677/html5/thumbnails/1.jpg)
大学間連携プロジェクト『超高層大気長期変動の全球地上ネットワーク観測・研究』解析ソフトウェアの調査
田中良昌 *1 、小山幸伸 *2 、堀智昭 *3 、阿部修司 *4 、林寛生 *5 、吉田大紀 *2 、三好由純 *3 、河野貴久 *3 、鍵谷将人 *6 、上野悟 *7 、金田直樹 *7 、岡田雅樹 *1 、能勢正仁 *2
+各機関の大学間連携プロジェクト参加メンバー
*1 極地研究所、 *2 京大・地磁気世界資料解析センター、*3 名古屋大学太陽地球環境研究所、 *4 九大・宙空環境研究センター、 *5 京大・生存圏研究所、 *6 東北大・惑星プラズマ大気研究センター、*7 京大・附属天文台
![Page 2: Analysis software-20091109](https://reader036.vdocuments.pub/reader036/viewer/2022082812/55b9bef4bb61ebfd558b4677/html5/thumbnails/2.jpg)
解析ソフトウェアの開発スケジュール
IUGONET 全体会議SGEPSS
現在はここま
で
![Page 3: Analysis software-20091109](https://reader036.vdocuments.pub/reader036/viewer/2022082812/55b9bef4bb61ebfd558b4677/html5/thumbnails/3.jpg)
既存の解析ソフトウェアの調査
各研究機関の解析ツールや可視化したファイルの提供サービス
各研究機関及び研究者が所有・使用している解析・可視化ソフトウェア
各解析・可視化ソフトウェアの比較 調査したソフトウェア 解析ソフト: IDL (+tdas), GDL, MATLAB, Scilab, Octave, SciPy
可視化ソフト: SPOTS, Dagik
![Page 4: Analysis software-20091109](https://reader036.vdocuments.pub/reader036/viewer/2022082812/55b9bef4bb61ebfd558b4677/html5/thumbnails/4.jpg)
解析ツールの提供の有無と使用ソフトウェア
解析ツールの提供は、ほとんど行われていない。 可視化ファイルの Web 公開は、何らかの形で、全ての研究機関で行われている。 解析ソフトウェアとして、 IDL が最も多くの研究機関で使用されている。
解析ツール提供可視化ファイル提供( Web 公開)
使用ソフトウェア
東北大 × ○ IDL, 他
極地研 △ (一部の観測装置のデータについて、提供あり) ○ IDL, MATLAB, 他
名大 △ (読み込みプログラムのみ) ○IDL, MATLAB ( IDL が主) , gnuplot, 他
京大(天文台)
× (但し、一般的な自己記述型形式のファイルを提供) ○ IDL, 他
京大(地磁気) △ (読み込みプログラムのみ) ○ IDL, gnuplot, 他
京大(生存研)
× (但し、一般的な自己記述型形式のファイルを提供) ○
MATLAB, IDL, GrADS, 地球流体電脳ライブラリ , 他
九大 △ (読み込みプログラムのみ) ○MATLAB, IDL ( MATLAB が主) ,
他
![Page 5: Analysis software-20091109](https://reader036.vdocuments.pub/reader036/viewer/2022082812/55b9bef4bb61ebfd558b4677/html5/thumbnails/5.jpg)
解析ソフトウェアの比較
普及状況 配布方法 価格対応している自己記述型ファイル
形式その他
IDL
大学間連携参加機関の多くで使用。(現時点でうユーザーが少ないのは RISH 、九大。)→ 過去に作ったプログラムを活用できる。
Virtual Machine を使えば、配布したソフトをクライアント側は無料で使える。
Virtual Machine を使う場合、配布されたプログラムは書き換えができない。
高い(フローティングライセンスで 25 万円)。
CDFnetCDF
FITSHDF4HDF5
ERG 衛星プロジェクトが採用予定のTHEMIS ツールは IDL で書かれている。→ 協力体制が取れる。
MATLAB
IDL に比べて、使用している大学間連携参加機関が少ない(主に使っているは九大他一部)。
世界的に普及している。
MATLAB コンパイラを使えば、配布したソフトをクライアント側は無料で使える。
MATLAB コンパイラを使う場合、配布されたプログラムは書き換えができない。
高い(インディビジュアルライセンス+toolbox で、約20 万~ 25 万円。 MATLABコンパイラはさらに高い。)
CDFnetCDF
FITSHDF4HDF5
SciPy, Scilab, Octave等のフリー
ソフト
大学間連携参加機関でこれまで使われていない。→ 一から新たにプログラムを作る必要がある。
日本では、あまり普及していない。→ 作成したソフトウェアがあまり普及しない可能性あり。
自由に配布できる。
配布したプログラムをクライアントが自由に書き換えられる。
無料。 SciPy については、上記 5つの形式に対応可。
Scilab, Octaveは、一部対応可能である事を確認。
![Page 6: Analysis software-20091109](https://reader036.vdocuments.pub/reader036/viewer/2022082812/55b9bef4bb61ebfd558b4677/html5/thumbnails/6.jpg)
IDL Virtual Machine (VM)
コンパイルした IDL スクリプトを実行する環境。これをインストールすれば、 IDL を購入しなくてもソフトを実行できる。
ITTVIS 社から各種 OS 向けに無償で提供 ( ライセンス必要なし ) 。
高度なソフトでも実行可能。
使用例: ASTRO-F 衛星の観測提案のターゲットリストを作成するための IDL ツール( iris_sky )
![Page 7: Analysis software-20091109](https://reader036.vdocuments.pub/reader036/viewer/2022082812/55b9bef4bb61ebfd558b4677/html5/thumbnails/7.jpg)
解析ソフトウェアのイメージ時系列データのスタックプロット
GUI による操作
画像データ表示
![Page 8: Analysis software-20091109](https://reader036.vdocuments.pub/reader036/viewer/2022082812/55b9bef4bb61ebfd558b4677/html5/thumbnails/8.jpg)
まとめ 解析ソフトウェアのベースとして、 IDL が
最も有力な候補である。→ 全ての研究機関で IDL を使える環境( Lin
ux 版)を整える。必要なところは購入する。 ERG 衛星プロジェクトチームと協力しなが
ら、解析ソフトを開発する。 フリーソフト( Scipy, Scilab, Octave 等)を
使った解析ソフトウェア開発についても、引き続き検討する。
![Page 9: Analysis software-20091109](https://reader036.vdocuments.pub/reader036/viewer/2022082812/55b9bef4bb61ebfd558b4677/html5/thumbnails/9.jpg)
今後のスケジュール 2009 年 12 月 2 日 ERG 衛星プロジェクトグ
ループとの第 2 回ミーティング @ 名大 STEL ~ 2009 年 1 月 各機関の要求仕様の収集 ~ 2009 年 3 月 仕様の検討
仕様第一段階決定(例:時系列データのスタックプロット)
基本システム設計サンプルプログラム作成
以下の作業を含む