“品質”から“価値”への パラダイムシフト · •...

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株式会社HBA “品質”から“価値”への パラダイムシフト ~システム、そしてデベロッパーの価値を探るワーク 安達 賢二 小楠 聡美 [email protected] [email protected] http://www.software-quasol.com/

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Page 1: “品質”から“価値”への パラダイムシフト · • カスタマージャーニーを、見込み客の感情の変化や一 連の行動を時系列でダイアグラムや記号、絵などを

株式会社HBA

“品質”から“価値”へのパラダイムシフト

~システム、そしてデベロッパーの価値を探るワーク

安達 賢二小楠 聡美 [email protected]

[email protected]

http://www.software-quasol.com/

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本ワークの概要

2

こんな経験ありませんか?

この機能、ホントに使われるの?

顧客に言われたとおりに作ったらやり直しになった。

もしかすると、依頼した顧客もあまり深く考えていないかも。そんなとき、もしみなさんが逆に顧客やユーザーも

気づいていない価値を提供できたら・・・

本セッションでは、システムの価値を探るワークを通して、顧客やユーザーに頼られるデベロッパーとなるためのヒントを共有します。

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本ワークの目的とゴール

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今回の目的 ゴール

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小楠 聡美 (おぐす さとみ) [email protected]

【所属】株式会社HBA 経営管理本部 経営企画室 共創推進グループ所属

【経歴】これまでシステム設計、開発と品質保証業務に従事しており、2017年4月にHBAに入社。同時に社外活動として、さまざまなシステムの品質保証活動に携わってきた。現在は、共創推進の活動の勉強をしつつ、コンテンツ作成中。

【社外活動】NPO法人 ソフトウェアテスト技術振興協会(ASTER)ASTER主催テスト設計コンテスト地域審査委員JSTQB(テスト技術者資格認定)技術委員JaSST(ソフトウェアテストシンポジウム)北海道実行委員TEF(Test Engineer’s Forum)北海道テスト勉強会所属(通称:TEF道)

ものごとの見かたを変える

http://ameblo.jp/tef-do/http://www.jasst.jp/

http://jstqb.jp/http://aster.or.jp/business/contest.html

http://aster.or.jp/

TEF道で、外部向けの勉強会やることもありますよ!

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安達 賢二(あだち けんじ) [email protected]

株式会社HBA 経営管理本部 経営企画室 共創推進グループhttp://www.software-quasol.com/

【経歴】1987年北海道ビジネスオートメーション(現HBA)入社システム保守・運用・開発業務、プロジェクトマネージャなどを経験後、部門品質保証担当、システム監査委員、全社品質保証担当、全社品質・セキュリティ・環境管理統括責任者、全社生産革新活動SLIM(スリーム)技術統括コーディネータなどを担当。2012年社内イントレプレナー第一号事業者として品質向上支援事業を立ち上げ。現在、関係者と一緒に価値あるコトを創る共創アークテクト・ファシリテータとして活動中。

【社外活動】NPO法人 ソフトウェアテスト技術振興協会(ASTER)理事JSTQB(テスト技術者資格認定)技術委員JaSST(ソフトウェアテストシンポジウム)北海道実行委員SEA(ソフトウェア技術者協会)北海道支部事務局SS(ソフトウェア・シンポジウム)プログラム委員ASTER主催テスト設計コンテスト本部&地域審査委員SQiP研究会レビュー分科会アドバイザーSQuBOK_Ver3プロセス改善研究Grリーダ(プロセス改善の黒歴史研究)TEF(Test Engineer’s Forum)北海道テスト勉強会(TEF道)お世話係 など

住勤

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本ワークの流れ

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講師紹介・ワーク概要説明10:10-10:15

説明10:15-10:30

コンセプト検討10:30-10:55 Work Shop

ペルソナ作成10:55-11:00 Work Shop

カスタマージャーニーマップ作成11:00-11:30 Work Shop

仕様書レビュー11:30-12:00 Work Shop

解説・まとめ12:00-12:20

:作業あり :発表あり

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ドメインの確認とお願い事項

•エンタープライズ系の方•Web系の方•組込み系の方•それ以外の方

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題材のドメインが異なる方もいらっしゃると思いますが、腕っこきのDeveloperとして柔軟に読み解きながら

進めてみてください!

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DeveloperとしてのScopeはどこ??

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システム

実利用

要求問題・課題/ニーズ

妥当性確認・検証

検証

検証

仕様

コード

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背景説明• あなたは、社内で頼りにされている、『できる開発者』と周りから思われています。

• 流通業の顧客から、自社で取り扱う商品をWeb展開したいのでWebサイトを作って欲しいとの依頼がありました。

某大手Webサイトみたいのを作って、取り扱い商品売りたいの!つくってー

開発担当設計さん、要件は伝えたから、

あとよろしくー

あ、(あなた)さん、仕様書できたんだけど、自信ないんだ。君できる開発者だからレビューしてくれない?

株式会社 MAMEZON社長さん

わが社営業さん

わが社開発設計さん

オッケー!

わが社開発(あなた)

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今ここ

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仕様把握

• まず、背景を考慮したうえで、ざっと仕様を把握してみてください。

10

時間 5分

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このまま実装してしまって大丈夫?

11

急遽仕様追加でなんとかリリースしたものの、以降の改修でデグレが頻発する。

顧客やエンドユーザーからの信頼を失う という事態に!

「言われたとおりに作ったらやり直しになった」という結果になりうる。その結果・・・

このまま作って本当にエンドユーザーに使ってもらえるのか探ってみましょう

(引っかかるけど)顧客がそう作ってと言ったみたいだし、いいよね?

仕様の不整合はレビューしたし、他はいいよね?

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その他、こんな理由で大事な指摘を見逃していませんか?

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今回のワークの目的を思い出してください・・・

作った結果、使われない。顧客に喜ばれない・・・そんなシステムつくる意味ありますか?

深く分析せずに依頼してくることも顧客も多い。

要件には出てこないが、顧客が気づいていなかったニーズを含めてよい提案をすることで、できる開発者と気づいてもらおう! 12Copyright © HBA Co-creation & collaboration Promotion Group , All Rights Reserved

中には、どうすれば売れるのか考えるのはそっちの仕事でしょ?と思っている顧客も・・・

ここ

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つまり・・・

顧客の状況・背景を踏まえて、より適切なアプローチをとり、目的・ニーズを満たすような手段を提案できるようになってください。

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では、どうすれば逆提案するレビュー結果をだせるようになる?

顧客も気づいてないから聞けないし・・・

新規開発だからどんな機能があれば使ってもらえるか、ユーザーに対してアンケート

とかもできないし

競合他社に聞くツテもないし・・・

自分たちだけで分析できる手段はないだろうか?

14その手段のひとつをこれから提案します。Copyright © HBA Co-creation & collaboration Promotion Group , All Rights Reserved

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(提案)マーケティングの手法を組み合わせる

• 商品開発にあたり、その商品の「コンセプト」を言葉で定義すること。

• 「コンセプト」の定義は人によって異なる。本ワークでは、「買う前に欲しいと思わせる「その商品の持つ特徴的な概念」 」というように定義する。

• コンセプトは、ユーザー向けに出来上がった新商品の魅力をお客様に伝えるために必要なのと、開発向けに、どのような新商品をつくるかを明確にするために必要である。

• つまり、「商品のコンセプト」を考えることは、ユーザーに対して魅力ある商品をつくるために必要である。

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コンセプト開発+カスタマージャーニーマップ の要素を使って、現状の仕様の問題点を分析してからレビューする

コンセプト開発とは

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コンセプト開発イメージ

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(提案)マーケティングの手法を組み合わせる

• 見込み客が購買にいたるまでに取る一連の行動や感情・意思の移り変わりをカスタマージャーニーという。

• カスタマージャーニーを、見込み客の感情の変化や一連の行動を時系列でダイアグラムや記号、絵などを使ってわかりやすく表現したものはカスタマージャーニーマップ(以下、CJMと記述)と呼ぶ。

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カスタマージャーニーマップとは

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CJMイメージ

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手順のイメージ

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■必要なもの・顧客の会社情報 1部・市場の動向調査結果 1セット・カスタマージャーニーマップのひな型 1枚・レビュー対象の仕様書 1部

■上記要素を使ったレビューの流れ①顧客の会社情報と市場動向から、今回の製品(システム)のコンセプトを考えます。(→ワーク1)

②コンセプトから、今回の製品のターゲットを決めて、ペルソナを作ります。(→ワーク2)

③ペルソナが、現状の仕様のシステムを使用して買い物すると仮定して、どこでつまずくかを分析します。(→ワーク3)

④仕様書をレビューして、③でつまずくと仮定した機能に対する指摘と、改善案を提案します。(→ワーク4)

手順コンセプト開発+CJM の要素を使って分析してからレビューする

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ワーク0 本ワークに入る前に・・・

チームビルディング

1人1分で自己紹介してください。残り1分で、以下を決定してください。

リーダー :ワークの間チームを取りまとめる係。

サブリーダー :リーダーをやさしくサポートするのと、リーダーが急病のときにチームを取りまとめる係。

書記 :字を書く場面で活躍する係。

タイムキーパー :ワーク時間内に目標作業が終わるように時間配分を決めて、みんなのおしりをたたく係。影のリーダーかもしれない。

チーム名 :カッコイイのお願いします。

時間 7分

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①製品(システム)のコンセプトを考える

製品のコンセプトを考えて戦略を立てる

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「会社の強み」と「生活者(市場)の動向」の重なった部分から製品のコンセプトを考える。

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ワーク1 コンセプト開発の要素を使って、製品のコンセプトを考える

①システムのコンセプトを考える

今回の市場動向の調査結果はすべてインターネットに公開されている情報です。

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配布した会社概要と、生活者の動向資料から、MAMEZONが作るべきWebサイトのコンセプトを考えてください。

時間 20分

コンセプトの意図・意味・理由

などを書く

ここにコンセプトを書く

補足

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②ペルソナ作成

時間 5分

普段の買い物について、困っていること、楽しんでいることを書いて

みよう

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ワーク1のコンセプトを基に、代表ペルソナ(架空のシステム利用者像)を1人作ってストーリーを作成してください。※今回は時間がないので、フレームワークを用意しています。

ワーク2 コンセプト開発とCJMの要素を使ってペルソナを作成する

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③ペルソナのシステム利用時の分析

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ワーク3 CJMの要素を使って、システムの分析をする

ワーク2で設定したペルソナが、配布した仕様のシステムを使って買い物した場合、どんなところで困るか、つまずくかを分析してみよう。分析後、その困りごとを解消する施策を考えてみよう。時間 20分

① 1~2フェーズを各チームで選んで、そのときの行動と感情を洗い出す。② 洗い出した感情を、時系列で曲線にする。③(今回のワークでは)感情曲線の下の頂点に着目して、その感情の低下となる要因を解消するような施策を考える。

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④仕様書レビュー

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ワーク4 ワーク3の結果を観点として仕様書をレビューする

ワーク3で出した改善策を考慮して、仕様書をレビューしてみよう。

改善策のうち、もっとも重要と思うところの関連仕様からレビューしてみてね!

時間 25分

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どんな指摘がでましたか??

何チームか発表お願いします!

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解説

自分たちで想定したシステムを使用した想定で分析する。○ ユーザーの不満解消につながる。

現存の他社システムを使用した想定で分析する。○他社との差別化につながる。

システムとは関係なく、ユーザーが商品を手に入れるまでの手段(何でもいい)を分析する。○ よりよい手段があるのであれば、それを提案してあげることで顧客との信頼関係の強化につながる。

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カスタマージャーニーマップで何を分析対象として改善ポイントを見つけるか、いくつか考えられる。

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解説

チーム全体でコンセプト洗い出しのワークをやると、いろんな意見が出て観点が広がる。○ さまざまな意見の中からコンセプトを探すと、より洗練される。○ チームで何度もワークを繰り返す。

ペルソナ分析も、時間をかけてやることで、詳細な背景が設定できて、CJMを作りやすくなる。○ 利用者の背景が詳しくわかるので、分析しやすくなる。

CJMの施策については、他の視点からも考える。○ 波の上の頂点に着目して、その感情をどうやって保つかの視点から考えるなど。

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本来もっと時間をかけてやる。時間をかけてやると、よりよい結果になることが期待できる。

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まとめ

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価値を生むのはシステムの外側

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システム

システムの実利用

要求問題・課題/ニーズ

妥当性確認・検証

検証

検証

仕様

コードValue価値

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Key Partner

Cost Structure Revenue Stream

Key Resource

Key Activity Customer Relation

Channel

Customer Segment

ValueProposition

機能的価値情緒的価値社会的価値

Value Map Customer Profile

CustomerJob

Gains

PainsPainRelievers

GainCreators

Product& Services

OurCustomer

OurMission

OurAchievement

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Value価値

Business Model Canvas

Value Proposition Canvas

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ビジネスは価値の提供で成り立つ

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まとめ「会社の強み」と「生活者(市場)の動向」から、製品のコンセプトを考えることができる。

今後、コンセプトの出し方を知ることで、今後コンセプトを提示された開発に携わる場合、どういう経緯でこのコンセプトが出たのか、想像しやすくなる。

コンセプトを把握してレビューすると、レビューの視点が変わってくる(設計でも同様)。

コンセプトをよく検討せずに、システムの開発を依頼してくる顧客には、逆にコンセプトを立ててあげることで機能を逆提案できるようになる。

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顧客の立場で考え、価値を設計・実装・評価→提供できる価値あるDeveloperに!!

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普段の仕事、ちょっとだけ見かたを変えてみませんか?

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