クレアシンガポール事務所の所管国 「ASEAN・インド・スリランカ」の概況について

The Japan Council of Local Authorities for

International Relations, Singapore

2020年3月 一般財団法人自治体国際化協会 シンガポール事務所

1

1.所管国の多様性

2.所管国の可能性

目 次

2

ASEAN10か国 ＋ インド・スリランカ

インド

カンボジア

マレーシア

インドネシア

フィリピン

ベトナム

ラオス

タイ

ミャンマー

ブルネイ

シンガポール

シンガポール事務所所管国

3

スリランカ

＜出典＞人口は国連「2019 Revision of World Population Prospects（2019年推計）」、平均年齢は国連「2019 Revision of World Population Prospects(2019年推計）」、各国主要都市（周辺都市を含む。）のデータはブルッキングス研究所「http://worldpopulationreview.com/world-cities/）の2015年推計」、その他はJETRO資料及びIMF「World Economic Outlook Databases 2019(2018年分数値）」。

国名 人口 一人当たり

名目GDP(USD) 名目GDP(USD)

実質GDP 成長率

平均年齢

A S E A N

シンガポール 580万人 64,041 3,611億 3.2 39.7

ブルネイ 43万人 30,668 136億 0.1 29.9

マレーシア (ｸｱﾗﾙﾝﾌﾟｰﾙ)

3,195万人 (612万人)

10,942 (28,076)

3,590億 4.7 28.2

タイ （バンコク）

6,963万人 (1,557万人)

6,992 (19,705)

4,872億 4.2 37.9

インドネシア (ジャカルタ)

2億7,062万人 (3,218万人)

3,871 (9,984)

1兆224億 5.2 28.5

フィリピン (マニラ)

1億812万人 (1,286万人)

3,104 (14,222)

3,310億 6.2 24.1

ラオス 717万人 2,720 184億 6.5 22.8

ベトナム (ホーチミン)

9,646万人 (821万人)

2,590 (8,660)

2,452億 7.1 30.5

カンボジア 1,649万人 1,509 245億 7.3 24.0

ミャンマー 5,405万人 1,298 686億 6.7 27.5

小計 6億6,072万人 - 2兆9,447億 - -

インド 13億6,641万人 2,036 2兆7,187億 6.8 26.6

スリランカ 2,132万人 4,068 882億 3.0 32.3

合計 20億4,845万人 - 5兆7,523億 - -

参考 日本 1億2,686万人 39,306 4兆9,719億 0.8 48.4

1.所管国の多様性①

4

中国

18.7%

インド

17.7%

アフリカ

16.6%

その他アジア

13.0%

欧州

9.8%

ASEAN 8.6%

南米

8.6%

北米

4.8%

日本

1.7%

オセアニア

0.5%

＜出典＞ 国連「2019 Revision of World Population Prospects」

人口割合（ASEAN）

人口割合（世界）

1.所管国の多様性②

5

インドネシア

41.0%

フィリピン

16.4%

ベトナム

14.6%

タイ

10.5%

ミャンマー

8.2%

マレーシア

4.8%

カンボジア

2.5%

ラオス

1.1%

シンガポール

0.9%

ブルネイ

0.1%

ASEAN人口 6億6,072万人

＜出典＞国連「2015 Revision of World Population Prospects」を基にhttps://populationpyramid.net/が作成

1.所管国の多様性③各国の人口ピラミッド

インドネシア

マレーシア

フィリピン

シンガポール

タイ

ベトナム

ラオス

ミャンマー

カンボジア

スリランカ

日本

インド

6

ブルネイ

国名 主な言語 多数派宗教

インドネシア インドネシア語 イスラム教

マレーシア マレー語・中国語・タミール語・英語 イスラム教

フィリピン フィリピノ語・英語 キリスト教

シンガポール 英語・中国語・マレー語・タミール語 仏教、イスラム教、キリスト教

タイ タイ語 仏教

ブルネイ マレー語・英語 イスラム教

ベトナム ベトナム語 仏教

ラオス ラーオ語 仏教

ミャンマー ミャンマー語 仏教

カンボジア クメール語 仏教

インド 連邦公用語：ヒンディー語

※他に憲法で公認されている州の言語が21 ヒンドゥー教、イスラム教

スリランカ シンハラ語・タミール語・英語 仏教

＜出典＞ 外務省HP

1.所管国の多様性④

7

-7.5

-5.0

-2.5

0.0

2.5

5.0

7.5

10.0

12.5

15.0

2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018

国内総生産の実質成長率

インド フィリピン ベトナム インドネシア マレーシア タイ シンガポール 日本

＜出典＞ IMF「World Economic Outlook Databases 2019」

高成長期から 安定成長期へ ﾀｲ・ｼﾝｶﾞﾎﾟｰﾙ

人口増加を背景に 高成長を維持

ｲﾝﾄﾞ・ﾌｨﾘﾋﾟﾝ・ﾍﾞﾄﾅﾑ・ ｲﾝﾄﾞﾈｼｱ・ﾏﾚｰｼｱ

1.所管国の多様性⑤

8

＜出典＞Euromonitor 、みずほ銀行、 ASEAN10か国における対日世論調査（2018年）（外務省）

日本

30%

中国

14%

アメリカ

13%

サウジアラビア

4%

ロシア

4%

英国

3%

韓国

3%

インドネシア

2%

豪州

2%

トルコ

2%

その他

23%

分からない

12%

最も信頼 できる国は？

28%

35%

47%

65%

韓国

米国

中国

日本

この50年、どの国（地域）がASEANの発展に貢献してきたと思うか？（複数回答可）

2.所管国の可能性①

調査対象：ASEAN10ヵ国の18～59歳の男女 3,035名 調査期間:2018年3月

ASEANにおける富裕層・中間層の見通し ASEANにおける対日世論調査

億人

9

中国

30.1%

韓国

17.5% 台湾

15.3%

香港

7.2%

アメリカ

5.4%

タイ

4.1%

豪州

2.0%

フィリピン

1.9%

マレーシア

1.6%

ベトナム

1.6%

シンガポール

1.5%

イギリス

1.3%

インドネシア

1.3%

カナダ

1.2%

フランス

1.1%

インド

0.6%

その他

6.4%

総数 3,188万人

2019訪日旅行者国別構成 （割合）

2.所管国の可能性②

訪日旅行者数の伸び率

＜出典＞日本政府観光局（JNTO）

2012年 訪日旅行者数 （万人）

2019年 訪日旅行者数 （万人）

伸率 2012-2019

中国 142.51 959.43 6.73倍

韓国 204.28 558.46 2.73倍

台湾 146.58 489.06 3.34倍

香港 48.17 229.07 4.76倍

アメリカ 71.67 172.39 2.40倍

タイ 26.06 131.90 5.06倍

マレーシア 13.02 50.17 3.85倍

フィリピン 8.50 61.31 7.21倍

シンガポール 14.22 49.23 3.46倍

インドネシア 10.15 41.28 4.07倍

ベトナム 5.52 49.51 8.96倍

インド 6.89 17.59 2.55倍

総数 835.81 3,188.21 3.81倍 10

2.所管国の可能性③-１

＜出典＞外務省調べ、農林水産省推計 11

0 500 1,000 1,500 2,000 2,500 3,000

タイ

シンガポール

ベトナム

マレーシア

インドネシア

フィリピン

カンボジア

ミャンマー

インド

ブルネイ

ラオス

スリランカ

2,800

1,200

1,000

800

600

500

100

90

70

30

30

20

各国日本食レストラン数（2017年現在）

2.所管国の可能性③-2

＜出典＞ 農林水産省「二国間貿易実績」 12

0

20,000

40,000

60,000

80,000

100,000

120,000

140,000

160,000

180,000

2012年 2013年 2014年 2015年 2016年 2017年 2018年

日本からASEAN＋インド向けの農林水産物･食品の輸出額

ベトナム タイ シンガポール フィリピン マレーシア カンボジア

インドネシア インド ラオス ミャンマー ブルネイ

（百万円）

1,596億円

2.所管国の可能性④

13

ASEAN経済共同体（AEC:ASEAN Economic Community） ○2015年12月31日発足

○ヒト・モノ・カネ・サービス・投資の動きを自由化

特に関税の撤廃により活発な貿易を促進

（2018年1月時点の関税撤廃率：ほぼ100%）

○競争力向上で周辺の大国に輸出拡大、ASEAN域内のさらなる成長を目指す

〔参考〕ASEANと各国の自由貿易協定（FTA: Free Trade Agreement）締結状況 日本

韓国

中国

インド ASEAN

豪州・NZ

香港

2.所管国の可能性⑤

14

自治体のASEAN+インドへの渡航状況（地方公務員の海外渡航に伴う渡航通知ベース）

71

57 45

27

19

16

15 10 8 3 2

2018年度国別渡航件数ランキング

１位ベトナム 2位タイ 3位シンガポール 4位フィリピン 5位インドネシア 6位マレーシア 7位ミャンマー 8位インド 9位カンボジア 10位スリランカ 11位ブルネイ

5 7

1

19 18 14

21

50

14

34

25

17

12 15 15

36 37

8

25

46

18

25

18 19

0

10

20

30

40

50

60

4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月

渡航件数

月別渡航件数

2017年

2018年

71

57

63

23

20

57

55

65

30

20

45

27

51

16

11

19

24

23

12

5

27

14

25

12

4

16

13

26

7

11

10

13

13

3

4

8

9

12

0

15

8 14

2

5

1

3

0

1

2

2

0

3 2 0 1 8年度

2 0 1 7年度

2 0 1 6年度

2 0 1 5年度

2 0 1 4年度

2014～2018年度 国別渡航件数 ベトナム タイ シンガポール インドネシア フィリピン マレーシア インド カンボジア ミャンマー ラオス ブルネイ スリランカ

81件 106件

225件

296件

274件

人口の伸びと若者層の存在

経済成長と富裕層・中間層の増加

親日性の高い国民性

訪日旅行者数の伸び

日本食に対するニーズの高まり

一体化・統合へ向かう市場（AEC）

2.所管国の可能性⑥

15

ASEANへの注目度の高まり

E N D

～ ご清聴ありがとうございました ～

16